望月さん、暫く会わなかった間に腕を上げられましたね : 日本料理 太月

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2019/06

　”太月” の望月さんから、”はっこく” の佐藤さんとのコラボで３日間限りの「鮨割烹 銀座ひろひで」と云うイベントをするとのお知らせを頂きました。

４８,０００円ですので家内と伺うと１０万円以上です、初めは躊躇しましたがイベント名が ”ひろひで”、佐藤博之さんの ”博” と望月 英雄さんの ”英” で ”ひろひで”（博英）、これでは私が行かなくてはなりませんね、佐藤さんとも望月さんともお会いするのは、本当に久しぶりです。

暖簾をくぐり中に入ると、佐藤さんと望月さんの優しい笑顔が迎えてくれます。

それにしてもスタッフの数が半端ないです、聞くとお客さん１２名に対して２１名だそうです、超豪華クルーズ船のシーボーンがお客５００人に対して乗員・乗務員５００人、１対１のサービスです、今回はそれ以上、超超豪華ですね(笑)。

まずは、「Rococo Tokyo White」 で乾杯です、非熱処理 生ビールで、超高級店のみ扱っているドイツスタイルのビールです、美味しいですね。

今日、頂きましたの次の通りです ：（写真は望月さんの料理のみです）

「先付　①」・・・・・フカヒレ丸仕立て　しのび生姜、ヨシキリザメのフカヒレをスッポン仕立てにしてあります。
フカヒレと云うと中華ですが、これは完璧に日本料理の味付けです、素晴らしい一品でした。

「先付　②」・・・・・煮アワビ　肝ソースで、千葉県産の黒アワビの柔らか煮、肝ソースが美味しかったので、ご飯を少し入れて貰いました。

「一番出汁」・・・・・今日使う出汁を望月さんが出してくれます、上品な味と良い香りです。

「隆　純米大吟醸　播州山田錦　火入れ」

「鮨　３貫　①」・・・・・鮎魚女（木の芽と山椒の葉と一緒に握ってありました）、春子（鹿児島県産の稚鯛）、鯵（島根県産）

「煮物椀」・・・・・鱧葛たたき　小メロン　じゅんさい　柚子、天草産の鱧と秋田県産の蓴菜、先程の一番出汁。
上品の味、そして素晴らしい香り、この数年で腕を上げましたね。

「焼物」・・・・・山口県産の甘鯛の興津焼き、興津焼きと松笠焼きと同じなのでしょうか、それとも違うものなのでしょうか、そんなことを考えていたら、写真を撮るのを忘れてしまいました(笑)、美味しかったですよ。

「竹鶴のダブルのハイボール」

「鮨　３貫　②」・・・・・江戸前の小肌、北海道余市産の鮟肝、墨烏賊

「煮物」・・・・・茄子田舎煮　牛ヒレしゃぶしゃぶ、茄子は和三盆で炊いてあります、牛ヒレはシャトーブリアンです。
先程、望月さんが見せてくれたシャトーブリアンです、茄子は肉の下に隠れております、牛ヒレしゃぶしゃぶの美味しさは勿論のこと、茄子田舎煮の上品な甘さが素晴らしい、歳を取ると美味しい煮物を食べると幸せになるのです。

「強肴」・・・・・フルーツトマトすり流し　毛蟹とキャビアのせ、毛蟹は勿論北海道産、キャビアはラトビア産です。
何と優しい味なんでしょう、和風ガスパチョです、ある意味、次のお鮨に向かうお口直しでもあります。

「鮨　鮪３貫　③」・・・・・赤身、中トロ、大トロ、鮪は新潟県佐渡産で、定置網漁のです。

「進肴　①」・・・・・からすみ飯蒸し
「進肴　②」・・・・・鶏出汁玉〆　生うに、生うにのせ茶椀蒸しです。
「進肴　③」・・・・・牛もろみ西京焼き　柚子胡椒餡、牛肉は仙台牛のザブトンです。
強肴が４品出されました、ちょこちょこと出されるのが良いですね、少食の私でも、この様に出されると知らず知らず食べちゃいます。

「鮨　３貫　④」・・・・・車海老、穴子、突先、そして玉子焼

「甘味」・・・・・抹茶プリン、そば粉クレープ、青梅白ワイン煮、クレープの中身はクリームチーズと餡子です。

　圧巻の２時間半でした、色々なコラボがありますが、このコラボは最高の１つでしょう、２人とも凄いです、そして、久しぶりにお二人にお会い出来たのが嬉しく、とても楽しかった。

佐藤さん、望月さん、今日は本当にありがとうございました、来年もこのコラボをやって下さい。

2014/01

昨年の夏に開店のお知らせを頂いたのですが、伺わなくては、と思いつつ今日となってしまいました。

原宿方面から行きましたので、”TODS” と ”アルマーニ”の入っているオーク表参道ビルの間の道から入って行きました。
セントグレース大聖堂を左折して１本目を右折、花屋さんの隣、「太月」 は直ぐに分かりました。

”太月”の看板の所の階段を下りて行くと、壁は打放しのコンクリートですが、なかなか良い雰囲気ですね。
途中、店案内の名刺等が置いてありますが、これも可愛いですね。

では、お邪魔しましょうか。

店内はカウンター席とテーブル席の個室が２つ、それと、個室のお座敷。
隣り合わせのテーブル席の２つの個室は、壁を取り外すと、１０人の入れる個室となります。
今度、ゴルフ仲間と一緒に来てみましょう。

素敵なグラスで、まずは、「生ビール」を。

今日のコース料理は：

「舌切り（青柳）、田芹、独活の酢味噌がけ」・・・・・私の大好きな陶芸家、岡さんの器ですね。
勿論、味も良いですよ。

「前菜」・・・・・菜の花の胡麻酢和え、なまこ酢　海鼠腸のせ、鰯の梅煮、とこぶしの柔らか煮、蕗の薹の当座煮、芽キャベツの海老真薯包み、鱈の子の含ませ煮。
これはお酒がすすみますね、大好きな「宗玄」がありますね、この前菜だけで、３合は飲めます（笑）。

「お椀」・・・・・ヒゲ鱈のおぼろ巻きに玉子豆腐、焼椎茸、下仁田ねぎ、うぐいす菜がも一緒に入っております。
良い味を出しております、良いですね。

「お造り」・・・・・京都舞鶴 の 本鮪 と 千葉の 鯖、これは家内のです。

「アイナメの出汁蒸し　柚子のポン酢で」・・・・・ご主人の望月さんは、私が刺身を好みではないことを知っておりましたので、刺身の代わりにこれを。
この様な心配りって嬉しいですね、美味しいから、さらに嬉しい（笑）。

「北海道産 キンキのタレ焼　蓮根の酢どり添え」・・・・・素晴らしい、実に美味しい。
”酢どり” とは酢漬けのことですが、漬けると云うより潜らせると云う感じですか。

「枡大根の空豆、大豆、帆立詰め　粟麩添え　振り柚子」・・・・・枡に見立てた大根の煮物に、大豆 等々の煮物を入れ、節分に出されます。
そう言えば、もう直ぐ ”節分” ですね。

「対馬産 穴子の飯蒸し」・・・・・嬉しいですね、こう云うの、私、大好きなんです（笑）。

「千葉県産 地蛤の白扇揚げ」・・・・・通常、白扇揚げは片栗粉を使用しますが、”太月”では白玉粉を使用するとのこと。
表面はパリパリ、中はジューシー、蛤の旨味が口中に迸ります。　

「九州 鹿児島産 筍の炊き込みご飯」・・・・・筍の良い香りが堪りません（笑）。

「香の物」

「赤だし」・・・・・具は新ジャガでした。

「デザート」・・・・・抹茶プリン　キャラメルソース、葛餅　黒蜜ときな粉、小豆のアイスクリーム。
日本料理屋さんで、これ程のデザートが出されるなんて良いですね。

どれもが安定した美味しさ、何方が伺っても満足するに違いありません。
予約の取り難い人気店になるでしょうね。

ご主人の望月さん以外に、板場には若い男性と女性が、サービスは、勿論、素敵な女将さんと可愛い女性が。

次は、ゴルフ仲間を連れて伺いましょう、皆、絶対に気に入るでしょうから。