相変わらず繁盛しています : 田代

以前はちょっと食べに行こうかと寄ることのできる気楽な店だったのですが、食べログ人気もあっていつの間にか朝から順番待ちする人気店になってしまい、昨年は１０時過ぎに行って予約を書き込もうと思ったら、すでに１４時しか空いてなかったのであきらめました。それを最後にしばらくご無沙汰していましたが・・・

今回は、恵那の帰りにカミさんが「瀬戸焼きそば食べたいモード」になったので、たまたま午後に深川商店街に来てひょっとして？と田代をのぞいてみたら、「３０分待ちで良ければ」と親父さんの返事！！！ラッキーにも食べることができました。

食べログ見ると２年ぶりでした。

いつもの上丼と肝焼きを注文し、先に出してくれる香の物でビールを飲みながら、焼きあがるのを待ちます。養殖でも肝焼きに変な臭みを感じないのはエサが良いのでしょう。相変わらず鹿児島産鰻を使っているのかな？皮が以前より柔らかくて、齧りつかなくても箸で切れたのには驚きましたが、春鰻のせいなのか若いのか？まさか産地を変えたかな？？？

昔から弾力のある鰻！は田代の魅力です。ワンクリック追加していただければ、下の方に長々と（10年前から）その魅力を解説してありますのでご覧ください(^^)

カミさんは並丼でご飯小盛。こちらも相変わらず５０円引きでした。

２０１7年４月

開店は１１時半ですが、１０時半に行ったら既に１３時の予約となりました！！！

凄い人気になりましたね・・・平日以外は難しくなったようです。

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昔から鰻が有名な瀬戸で、以前私が通っていた鰻屋は四店でした。美味しい鰻丼の「田代」と「河庄」、お値打ちの「三師団」、ひつまぶしも注文してから鰻を裂いて作る「鰻亭」・・・でしたが、他の三店は全て閉店し、現在でも残っているのはこの店だけです。

尾張瀬戸駅の少し奥。深川神社の地下商店街にあります。何故路面商店街なのに地下と言う名前がついているのかと思ったら、女将さんが教えてくれました。今はどこのお店も前に張り出していますが、最初に瀬戸市が作った時は、写真のように公園の縁の木の下で文字通り地下の部分に商店街が並んでいたので、このような名前になったそうです。

写真のように昔懐かしいというか、レトロと言うか、昭和の三丁目風と言うか・・・今時こんなお店が残っているのが瀬戸らしくてうれしいです(^o^)

本来は、今日の夜は鰻でも食べようか？じゃあ田代に行ってお持ち帰りを買ってくる・・・という感じで気楽に行けるお店でしたが、愛知地球博をきっかけに行列店となってしまいました。（念のためですがトイレもお世辞にも綺麗とは言えない男女共用ボットン公衆トイレです）

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２０１４年

冬に行くのは本当に久しぶりです。

少し遅れて１１時４０分に着いたらもう一時間半待ち。街をぶらぶらして１３時に戻ってくると三番目で、それからしばらくして鰻をさばき、結局店に入って食べたのは１４時になりました。凄い人気店になりましたね・・・鰻を食べるのも一日仕事です・・・(^^;)

冬は大きな暖房器があるので店の中は暖かいですが、その分外の空気と共に煙が室内に入ってくるので、店の中は目が痛くなる位に煙くなります。あまり高級な服は着ていかない方が良いですね。

こちら田代では昔も今も宮崎県産（＋鹿児島産）の養殖鰻を使っています。愛知県は当然三河産の鰻を使用しているお店が多いですが、宮崎県産の養殖鰻は薬臭い事もなく非常に質が良いのに値段もそれ程高くないようです。今年は鰻の稚魚が豊漁のようですので、少しは鰻の仕入れ値も下がったでしょうか？

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２０１３年

ちょうど一年前に二度目の値上げをして並鰻丼が旧１９００－２２００－現２５００円、上鰻丼が旧２５００－３０００－現３５００円となりましたが、鰻の量を考えると良心的な方だと思います。

今回は焼き場の写真中心にアップしておきます。

相変わらず、ぷりぷりと弾力のある身の厚い宮崎産の美味しい鰻が、１．５匹３５００円で食べられます。鰻丼は、器も、ご飯も、焼きたての鰻も、基本通り火傷をしそうになるくらい熱く、食べ終わった時の「ああ鰻を食べたぁ」と言う充足感、心からの満足感は東海地方では一番だと思います。

「イチビキ」や「川安」も悪くはないと思いますが、ここしばらく名古屋の養殖鰻丼は、私の中ではやや上だとランク付けの「木屋」と「田代」しか満足出来ません。（うな富士は値段が上がりすぎました。）

鰻の量を減らす店が多い中で、量を変えずに値段を比較的抑えてくれているのも嬉しいので、地元贔屓で☆を０．５おまけします。

Ｐ.Ｓ.
吸い物はインスタント、山椒はありません。二人で１．５匹３７００円（一人１８５０円）の鰻丼もあります。これでも名古屋の普通の鰻丼より鰻の量が多い位です。

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２０１２年４月

並鰻丼が１９００円から２２００円に、上鰻丼が２５００円から３０００円に値上げされましたが、他の店に比べても値上げ率は低く、相変わらず美味しいプリンプリンに焼かれた宮崎県産の養殖うなぎが、１～１．５匹乗った鰻丼をお値打ちに食べられます。

しかし養殖鰻の値上がりはひどいようで、５月から再度値上げするそうです。

Ｐ.Ｓ.
土日は一時間待ちが普通ですが、順番がどうこうと気にしない鷹揚な方は、名前と人数を言ってその後は店を離れて瀬戸の街をブラブラすることができます。

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２０１１年

瀬戸の美味しいうなぎ屋は、河庄、鰻亭、等次々と閉店して、結局残ったのはここだけになってしまいました。

一年を通じて鰻の質は良いですし、ゴムまりのように弾力性を残した独特の焼き方は見事です。最近しばらくTVに取り上げられてないせいか平日はそれ程並ばずに食べられます。

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１０年７月追加

関東の鰻は蒸しが入っているので、柔らかく口の中でとろけてご飯と一体になり・・・陶酔！

東海地方の鰻は直焼きで、たまりや味醂など濃いタレで「皮パリ身フワッ」の食感が・・・ああっ

さてここ「田代」のうなぎはタレは濃いですが、食感は全く違います。

箸では切れない弾力性のある鰻の蒲焼き！

こう言えば、蒸した柔らかい熱々の鰻重に慣れた関東の方に分かって戴けるでしょうか？池袋の「かぶと」をご存じの方は、あそこの天然鰻の蒲焼きに近いと言えば分かってもらえるかもしれません。

今の時期の鰻は脂ものって皮も厚く、焼いている大将が途中で何回か鰻を「ギュッとわしづかみ」するのですが、見事にゴムまりのように元に戻ります。

出てきた鰻は真ん中から縦には箸で割けますが横には絶対無理。したがって大きな鰻を箸で持ち上げて「かぶりつく」以外に食べる方法はありません。小さく切るなんて面倒な事はしていません。

この豪快さが「田代」の魅力です。（写真参照）

いつも行列ですが、今回は１１時半開店前に並びました。それでも一回り目に入れず。親父さんに

「２０－３０分で空くからその辺回ってきて！」

と言われ、半信半疑で戻ってみると見事に空いていました。

１５分で焼いて１５分で食べるといった感じでしょうか？お店は３０分で回転するようです。白焼きは養殖独特の匂いがあり、私はお勧めしません。豪快な「上鰻丼」がお勧めです。

関東の鰻が好きな方も、一度は味わってみてください。

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２００９年

以前瀬戸で私が通っていた鰻屋は四店でした。[ 田代]と[河庄]、それから「移転前の！三師団」、もうひとつ 「先代が亡くなる前の！鰻亭」でしたが、今でも昔通りに美味しいのは、たった一つ田代、このお店だけです。したがって店の作りがどうであっても、落ち着けなくても、たまに立ち寄るのですが・・・

いつも行列なので、通りがかって空いているときだけラッキーとばかり中に入ります。

以前は注文すると目の前で発泡スチロールの箱から鰻をつかんで、釘でさして裂いてその場で焼いてくれましたが、マスコミに何度も取り上げられて地球博の頃から超有名店になったせいでしょうか？扱う鰻の量も相当多くなったのでしょう。箱の代わりにプラスティックの桶が重なって、緑っぽい色の鰻がにょろにょろと身をくねらせています。

店の正面でいつも道に向かって鰻を焼いているので、お店の付近は鰻の油と甘辛いタレの焦げる匂いでいっぱいになっています。もちろん蒸さない直焼きで、裂いて串を刺して仕上がるまで１５分程度なので、皮はそれほどパリッとしていませんが、身は熱々でふっくら焼き上がっています。

弾力性さえ感じさせる熱々で厚い身に「ガブッ」とかじりつくと、皮はややもちもちした感触で、前歯でしっかりかみ切らなければなりません。さらに甘辛いタレと熱いご飯のコンビネーション・・・あぁ、直焼き丼の魅力です！！！

蒸しが入った溶けるような鰻と熱々ご飯の鰻重！関東風とどちらが美味しいかなどと言う比較は、すること自体がこれもう無理です。野暮、いけずと言われます。

鰻丼（上２５００円）は、うなぎ１．５匹分で、丼からはみ出しています。今の時期は身の厚い食べ応えのある鰻ですが、抗生物質の臭いなどしない良質の養殖鰻を使っています。それでも山椒が必要な方は、持参ですので・・・(^^;)

メニューには鰻丼と長焼き、ビール、酒しか書いてありませんが、あれば肝焼き、暇なときは？白焼きなども作ってくれます。あてに出てくるキュウリの粕漬けが無くなると追加してくれたり、ご飯少なめは１００円引きとか・・・心が暖まる瀬戸のお店です。

Ｐ．Ｓ．
トイレは商店街のはずれ神社側にあり男女共通です。お店の裏に駐車場があり２時間無料です。昭和の雰囲気が色濃いですね(^o^)

Ｐ．Ｓ．２
以前瀬戸には「河庄」と言う、素晴らしい名店があったのですが、ある日突然更地になっていました。忘れられない素晴らしい鰻屋さんでした。