実は謙虚で真面目な黒木さん : くろぎ

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2024年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2024 Bronze 受賞店

日本料理TOKYO百名店2023選出店

食べログ 日本料理 TOKYO 百名店 2023 選出店

この口コミは、頑張れ自分さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

5.0

¥100,000~1人
  • 料理・味-
  • サービス-
  • 雰囲気-
  • CP-
  • 酒・ドリンク-
2023/10訪問23回目

5.0

  • 料理・味-
  • サービス-
  • 雰囲気-
  • CP-
  • 酒・ドリンク-
¥100,000~1人

実は謙虚で真面目な黒木さん

10月下旬の土曜日に2名で伺った。前回と同じく一回転目(5時スタート)。岡部さんも元気そうで良かった。もちろん松茸祭りである。

この日頂いたお料理とお酒は下記の通り。

◯まず乾杯は黒龍の石田屋。いきなり高級日本酒である。
◯生ビール
◯京都の菊菜と京都のお揚げの温かいお浸しのようなもの
◯5種類のキノコのかき揚げ(キノコはすべて岩手県久慈市から)
◯日本酒(七本槍 純米 玉栄)
◯松茸の炭火焼き、シンプルに酢橘と醤油で。焼き栗(丹波の銀寄)がサイドに。松茸も岩手県久慈市からとのこと。
◯スペシャリテの半田素麵(キャビアとウニと生卵の組み合わせ)。最後にシャリを追加するのはいつも通りなのだが、今回はさらにイクラも乗っかってきた。
◯松茸と鱧の土瓶蒸し
◯お造りはボタンエビ、カツオ、マグロ。ボタンエビはとても大振りなもので、浜値(水揚げされた産地で最初につく値段)で4,000円するそう
◯八寸は6品。菊花かぶら、栗茶巾、子持ち鮎、ムカゴ、鶉の卵、サツマイモ堅揚げ
◯日本酒(写真を撮り忘れたので銘柄が記憶にない)
◯6種類の卵がズラリとカウンター上に並べられる。前回訪問時は好きな卵を選んですき焼きに使うという趣向だったが、今回は(ホテルの朝食のように)好きな卵を好きな調理方法で、という趣向。自分たちは出汁巻きをお願いした(卵の選択はお任せ)。また「全種類を茹で卵にして持ってってよ」と大将がおっしゃるので、せっかくなのでいただくことにした。茹で卵の固さも訊いて下さったので堅めに仕上げるようにお願いした。
◯お肉料理は近江牛のしゃぶしゃぶ
◯サンマの炭火焼き
◯ご飯は3種類。栗ご飯、松茸ご飯(白髪松茸を乗せて頂く)、鮭ハラミとイクラのご飯。
◯イカの塩辛、お漬物
◯味噌汁には大きなカニの甲羅が入っていた
◯デザートはいつも通り三択、自分はかき氷だけにしておいた。

松茸尽くしだったこともあるだろうが、お値段は初めて一人10万円を超えた。

下記はベース投稿
+++
このお店の存在を教えてくれたのはコントラストという荒木町にある日本料理屋さんであった。そのお店は当時は違う店名で(今はバー・エルラギートの入っている場所で)ご夫婦でやってらっしゃったのだが、そのご夫婦から「湯島に湯島121というお店があるんですが、凄いですよ、あのお値段であのクオリティはありえませんよ。」と教えてもらったのだった。2008年か2009年のいつかのことだったと思う。

すぐに伺ってみた。予約を取るのに苦労した記憶はない。初めて伺ったときは実は個室だったのだが、楽しいお料理だと思った。既存の日本料理の枠に囚われていなくて、ちょっとしっかりめの味付けで、牛タンシチューなんかだしてくれて。ワインをボトルでオーダーしたら抜栓されたボトルが個室に運ばれてきたときには面食らったが、今にして思えば女将もまだまだ初心者だったのであろう。そしてコースのお値段はなんと9,000円だったか9,900円だったのだからビックリだ。

すぐに再訪して今度はカウンターに。これまたとても楽しかったことを覚えている。滑舌良くお料理を説明する大将。二番手の岡部さんはカウンターの一番奥に陣取って(ある意味で)今と変わることなく不思議なコメントを飛ばしていたが、食事の最後で藪内流で仕込まれた帛紗捌きを披露しつつ薄茶を点ててくれた。

それからというもの、頻繁にかつコンスタントに通い続けた。多いときは月イチで通っていたのではないだろうか。徐々にお値段は上がったが2万円を超えるようなことはなく、食材もどんどん高級になっていったが、逆にお得感を感じていた。カウンターの上にズラリと松茸を並べたりというお馴染みのプレゼンも湯島時代の後半くらいからだったと思う。芸能人と遭遇することが増えたのもこの頃からだった。

その後のご活躍は皆さんご存知の通りであり、今や予約の取りにくさでは東京の飲食店の中でもトップクラスであろう。自分はここ数年は年に3〜4回しか訪問していない(できていない)が、よくよく考えると、通っている期間の長さだけだったら自分の行きつけのお店のなかではナンバー6であり、なんと銀座青空よりも長い(ちなみに上位5者は順にシュマン、アピシウス、カンテサンス、青山、日出鮓である)。

この10数年の間にお料理、お値段、そして客層は随分と変化した。前述の通り、初期の頃は一手間掛けたお料理をリーズナブルにいただくことができるお店だったが、その後に高級食材でグイグイと押してくる雰囲気が全面に出ていた時代があって、その後、大門に移るとそれがさらに高じて高級食材と高級食材とがぶつかり合うカオス的な時代があって、デザートのアイスクリームにディケムを掛けるような時代があって・・・一体どこまでやるつもりなのだろうと不安になり、もうそろそろこのお店から卒業しようかなぁと思うようにさえなったものだ。車力門ちゃわんぶの武澤さんが社長として参画してしばらくすると全体的に引き締まった感じのお料理になりつつも、最後にトンカツで〆るという理解しにくい(でも美味しい)展開になったりもした(その後に武澤さんは車力門ちゃわんぶに戻ってトンカツを始めたのは皆さんご存知のとおり)。

ところが最近は少し雰囲気が変わってきたことを感じる。2020年春に伺った際に特にそう感じた。その際に出していただいたボラの利休和えの適度な歯応えと上品な味わいは感動的だったし、雲丹・キャビア・天かす・玉子を使った半田素麺は最近は思ったほどゴチャゴチャしておらずスッキリと頂くことができる。鮪の握り寿司を一人一人に手渡ししたりという劇場的なことももちろん忘れておらず、楽しさを演出するというスタイルは一貫している。

お値段であるが、2023年の時点ではビールと日本酒2合だけで10万円を超えてきた。お値段の捉え方は人それぞれ。このお値段をどう捉えるかは、このお店に通うかどうかの判断に少なからず影響を与えるだろうと思う。

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2023/07訪問22回目

5.0

  • 料理・味-
  • サービス-
  • 雰囲気-
  • CP-
  • 酒・ドリンク-
¥80,000~¥99,9991人

実は謙虚で真面目な黒木さん

7月末の土曜日に2名で伺った。前回と同じく一回転目(5時スタート)。前回の客層はとても落ち着いていて50台半ばの自分たちが一番若いという感じだったが、この日は全体的に若いお客様が多く、自分たちが一番年配という感じであった。

この日頂いたお料理は下記の通り。

〇スルメイカの塩辛の飯蒸し、これに合わせて九頭竜の純米酒
〇ミルガイとアオリイカの陶板焼き、お酒は黒龍の「あどそ」なる純米大吟醸、2022年
〇マグロの漬け、濃厚な自然薯(とろろ)、下に茄子
〇天然物スッポンの唐揚げ、油が少なくて身が引き締まっているのだそうだ
〇お椀はハモ。お出汁もハモの骨を使ったもの。「ハモすき」をお椀にしたもので、お椀のなかにあるハモを大根おろしとポン酢のソースのなかに漬けて食べるというもの。京味で西さんが稀に提供したスタイルだそうで。こんなにハモの身がたくさん入っているお椀は人生で初めてかもしれない
〇ハモの肝と浮袋を煮たもの
〇スペシャリテの半田素麵(キャビアとウニと生卵の組み合わせ)。キャビアは米国サウザンド・アイランド湖で養殖されたオシェトラ。最後に寿司飯を入れるのもいつもどおり
〇ハモの焼き霜、氷、その上にキュウリ、そしてハモはキュウリの葉の下に ハモの腹骨を揚げたものがあしらいに
〇天然アユ、シンプルに塩焼きを一尾
〇アユの蒲焼の押し寿司
〇八寸はアサガオがテーマ。朝顔の葉が乗せられた竹格子のなかに朝顔の形を行灯風の器。お料理は、カボチャの摺り流し(中にウニ)、サツマイモ、モズク酢など
〇近江牛のすき焼き。6種類の卵のなかから好きなものを選ぶという趣向。お米はいつもどおり「龍の瞳」
〇トウモロコシごはん
〇近江牛を贅沢に使ったカレーライス、ご飯は「龍の瞳」とは異なる別ブランドのもの(名前は失念)
〇デザートの選択肢は三つ(かき氷、蓬餅、葛切り)。自分はかき氷と蓬餅を頂いた。

下記はベース投稿
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このお店の存在を教えてくれたのはコントラストという荒木町にある日本料理屋さんであった。そのお店は当時は違う店名で(今はバー・エルラギートの入っている場所で)ご夫婦でやってらっしゃったのだが、そのご夫婦から「湯島に湯島121というお店があるんですが、凄いですよ、あのお値段であのクオリティはありえませんよ。」と教えてもらったのだった。2008年か2009年のいつかのことだったと思う。

すぐに伺ってみた。予約を取るのに苦労した記憶はない。初めて伺ったときは実は個室だったのだが、楽しいお料理だと思った。既存の日本料理の枠に囚われていなくて、ちょっとしっかりめの味付けで、牛タンシチューなんかだしてくれて。ワインをボトルでオーダーしたら抜栓されたボトルが個室に運ばれてきたときには面食らったが、今にして思えば女将もまだまだ初心者だったのであろう。そしてコースのお値段はなんと9,000円だったか9,900円だったのだからビックリだ。

すぐに再訪して今度はカウンターに。これまたとても楽しかったことを覚えている。滑舌良くお料理を説明する大将。二番手の岡部さんはカウンターの一番奥に陣取って(ある意味で)今と変わることなく不思議なコメントを飛ばしていたが、食事の最後で藪内流で仕込まれた帛紗捌きを披露しつつ薄茶を点ててくれた。

それからというもの、頻繁にかつコンスタントに通い続けた。多いときは月イチで通っていたのではないだろうか。徐々にお値段は上がったが2万円を超えるようなことはなく、食材もどんどん高級になっていったが、逆にお得感を感じていた。カウンターの上にズラリと松茸を並べたりというお馴染みのプレゼンも湯島時代の後半くらいからだったと思う。芸能人と遭遇することが増えたのもこの頃からだった。

その後のご活躍は皆さんご存知の通りであり、今や予約の取りにくさでは東京の飲食店の中でもトップクラスであろう。自分はここ数年は年に3〜4回しか訪問していない(できていない)が、よくよく考えると、通っている期間の長さだけだったら自分の行きつけのお店のなかではナンバー6であり、なんと銀座青空よりも長い(ちなみに上位5者は順にシュマン、アピシウス、カンテサンス、青山、日出鮓である)。

この10数年の間にお料理、お値段、そして客層は随分と変化した。前述の通り、初期の頃は一手間掛けたお料理をリーズナブルにいただくことができるお店だったが、その後に高級食材でグイグイと押してくる雰囲気が全面に出ていた時代があって、その後、大門に移るとそれがさらに高じて高級食材と高級食材とがぶつかり合うカオス的な時代があって、デザートのアイスクリームにディケムを掛けるような時代があって・・・一体どこまでやるつもりなのだろうと不安になり、もうそろそろこのお店から卒業しようかなぁと思うようにさえなったものだ。車力門ちゃわんぶの武澤さんが社長として参画してしばらくすると全体的に引き締まった感じのお料理になりつつも、最後にトンカツで〆るという理解しにくい(でも美味しい)展開になったりもした(その後に武澤さんは車力門ちゃわんぶに戻ってトンカツを始めたのは皆さんご存知のとおり)。

ところが最近は少し雰囲気が変わってきたことを感じる。2020年春に伺った際に特にそう感じた。その際に出していただいたボラの利休和えの適度な歯応えと上品な味わいは感動的だったし、雲丹・キャビア・天かす・玉子を使った半田素麺は最近は思ったほどゴチャゴチャしておらずスッキリと頂くことができる。鮪の握り寿司を一人一人に手渡ししたりという劇場的なことももちろん忘れておらず、楽しさを演出するというスタイルは一貫している。

お値段であるが、2023年の時点ではビールと日本酒1〜2合だけで9万円を超えてきた。お値段の捉え方は人それぞれ。このお値段をどう捉えるかは、このお店に通うかどうかの判断に少なからず影響を与えるだろうと思う。

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2023/05訪問21回目

5.0

  • 料理・味-
  • サービス-
  • 雰囲気-
  • CP-
  • 酒・ドリンク-
¥80,000~¥99,9991人

実は謙虚で真面目な黒木さん

5月のとある土曜日に2名で伺った。自分たちには珍しく一回転目(5時スタート)。そのせいかは分からないが、落ち着いた客層で、50台半ばの自分たちが一番若いという感じ。離れができたからであろうか、客数は7名でカウンターはゆったりとした雰囲気。

まずは本日の食材から拝見するところはいつも通り。近江牛、アカガイ、トリガイ、サザエ、スズキ、スッポン、巨大なクエなど。

日本酒(黒龍の龍)を最初のご挨拶で頂く。

そしてお料理の一品目は「京味」系のお料理人ならではの芋茎の吉野煮。味わいは生姜を効かしつつもシンプルで、シャリっとした食感を楽しむお料理。

二品目は大振りなトリガイ。熱せられた溶岩石の上に乗せられて供されるので、自分の好きなタイミングで食べる。

三品目はお椀。芳しい「 あおさ」、徳島の新レンコンを使った蓮根饅頭、その中には蒸したウニ。さらに蓮根饅頭の上には生のウニ。「くろぎ」さんらしいお料理。

ここで日本酒を頂く。黒龍の夏しぼり。すっきりしたお酒。

四品目はサザエの壺焼き。伊豆から来たというサザエは20センチはあろうかという巨大なもの。

五品目はスペシャリテの稲庭うどんの一品。まずはキャビアとウニと生卵の組み合わせ。うどんを食べ終えたところでご飯と海苔を投入。この日はマグロの投入はなかった。

六品目はスッポンの唐揚げ。調味料をつけたりもせずそのまま食べる。とてもシンプルだけど、食べ応えもあるし、お味も濃厚。

七品目はノドグロの酒蒸し。脂が乗りかたは見事。味付けもやはりしっかりめ。お好みでおろしポン酢(一味が振ってある)をつけてもいいですよ、というのだが、そのまま食べても十分。

八品目はお造り。クエしゃぶとアカガイである。醤油、辛子味噌、山葵で頂いた。クエは意外とスッキリとした脂。アカガイはさすがのクオリティ、香りも味わいも強い。

九品目は猪の串焼き。それに合わせて全員に赤ワイン。ロベール・ドウチェというネゴシアンのもので、自分も知らなかったし、ソムリエさんもご存知なかったとのこと。コート・ド・ニュイ・ヴィラージュの1985年。飲み頃のピークはもちろん越えていたけれど、それでもまだ健全な状態であった。

十品目は八寸。今回の八寸の器は初めて見るもので、ちょっとしたリングケースのようなもの。八寸の内容は、青梅、茗荷、卵豆腐、鯛の押し寿司、穴子を甘く炊いて揚げたもの(京味系のお料理人のスペシャリテのなかに海老芋を甘く炊いて揚げたものがあるが、あれに少し似たニュアンス)、アスパラと新じゃがの擦流し(その中にシカのロースト)。

ここまできってやっとご飯がやってきた。一つ目のご飯はいつも通り白米(岐阜県・飛騨の龍の瞳)。それと一緒にいただくのはもちろん近江牛。赤身中心で、最後の最後にいただくにはちょうど良かった。

二つ目のご飯はウスイマメご飯(甲殻類アレルギーのないお客様には桜海老とウスイマメのご飯)。

さらに三つ目のご飯が登場。滋賀県・近江の「夢ごこち」というものらしい。ゴマだれで和えた鯛(だったと思うのだが)を乗せてお茶漬けにして頂いた。ちなみに掛けたものは苦味の少ないお茶であって、お出汁などではない。

デザートの選択は三つ(かき氷、蓬餅、葛切り)。自分はかき氷と蓬餅を頂いた。

下記はベース投稿
+++
このお店の存在を教えてくれたのはコントラストという荒木町にある日本料理屋さんであった。そのお店は当時は違う店名で(今はバー・エルラギートの入っている場所で)ご夫婦でやってらっしゃったのだが、そのご夫婦から「湯島に湯島121というお店があるんですが、凄いですよ、あのお値段であのクオリティはありえませんよ。」と教えてもらったのだった。2008年か2009年のいつかのことだったと思う。

すぐに伺ってみた。予約を取るのに苦労した記憶はない。初めて伺ったときは実は個室だったのだが、楽しいお料理だと思った。既存の日本料理の枠に囚われていなくて、ちょっとしっかりめの味付けで、牛タンシチューなんかだしてくれて。ワインをボトルでオーダーしたら抜栓されたボトルが個室に運ばれてきたときには面食らったが、今にして思えば女将もまだまだ初心者だったのであろう。そしてコースのお値段はなんと9,000円だったか9,900円だったのだからビックリだ。

すぐに再訪して今度はカウンターに。これまたとても楽しかったことを覚えている。滑舌良くお料理を説明する大将。二番手の岡部さんはカウンターの一番奥に陣取って(ある意味で)今と変わることなく不思議なコメントを飛ばしていたが、食事の最後で藪内流で仕込まれた帛紗捌きを披露しつつ薄茶を点ててくれた。

それからというもの、頻繁にかつコンスタントに通い続けた。多いときは月イチで通っていたのではないだろうか。徐々にお値段は上がったが2万円を超えるようなことはなく、食材もどんどん高級になっていったが、逆にお得感を感じていた。カウンターの上にズラリと松茸を並べたりというお馴染みのプレゼンも湯島時代の後半くらいからだったと思う。芸能人と遭遇することが増えたのもこの頃からだった。

その後のご活躍は皆さんご存知の通りであり、今や予約の取りにくさでは東京の飲食店の中でもトップクラスであろう。自分はここ数年は年に3〜4回しか訪問していない(できていない)が、よくよく考えると、通っている期間の長さだけだったら自分の行きつけのお店のなかではナンバー6であり、なんと銀座青空よりも長い(ちなみに上位5者は順にシュマン、アピシウス、カンテサンス、青山、日出鮓である)。

この10数年の間にお料理、お値段、そして客層は随分と変化した。前述の通り、初期の頃は一手間掛けたお料理をリーズナブルにいただくことができるお店だったが、その後に高級食材でグイグイと押してくる雰囲気が全面に出ていた時代があって、その後、大門に移るとそれがさらに高じて高級食材と高級食材とがぶつかり合うカオス的な時代があって、デザートのアイスクリームにディケムを掛けるような時代があって・・・一体どこまでやるつもりなのだろうと不安になり、もうそろそろこのお店から卒業しようかなぁと思うようにさえなったものだ。車力門ちゃわんぶの武澤さんが社長として参画してしばらくすると全体的に引き締まった感じのお料理になりつつも、最後にトンカツで〆るという理解しにくい(でも美味しい)展開になったりもした(その後に武澤さんは車力門ちゃわんぶに戻ってトンカツを始めたのは皆さんご存知のとおり)。

ところが最近は少し雰囲気が変わってきたことを感じる。2020年春に伺った際に特にそう感じた。その際に出していただいたボラの利休和えの適度な歯応えと上品な味わいは感動的だったし、雲丹・キャビア・天かす・玉子を使った半田素麺は最近は思ったほどゴチャゴチャしておらずスッキリと頂くことができる。鮪の握り寿司を一人一人に手渡ししたりという劇場的なことももちろん忘れておらず、楽しさを演出するというスタイルは一貫している。

お値段であるが、2023年の時点ではビールと日本酒1〜2合だけで9万円を超えてきた。お値段の捉え方は人それぞれ。このお値段をどう捉えるかは、このお店に通うかどうかの判断に少なからず影響を与えるだろうと思う。

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2023/01訪問20回目

5.0

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¥80,000~¥99,9991人

実は謙虚で真面目な黒木さん

1月の週末に2名にて訪問。新年の挨拶をすると「もう何回目のお正月になりますかね?」と訊かれ、通い出したのはリーマンショックのころだったんではないかとかなんとか、そんな話をしたりして。

いつもの通り食材のビューティーパレードを拝見する。大きなフグ、大きな白子、カニ、近江牛、塩釜のマグロ、鹿児島のタケノコなどなど。

黒龍の「龍」を華やかな盃でいただきつつ、この日の一品目はおめでたい意匠の器に入った炙りカラスミ(とても分厚い!)、子持ち鮎、菜の花、黒豆などの少しお節チックな酒肴一通り。この日は八寸がなかったので、その代わりにこの一皿目が八寸代わり。カラスミはすぐに食べ切らず、小皿を頂いてチビチビと食事のほぼ最後までキープ。

二品目は焼き白子。炊いた餅米の上に乗せられた白子、その上にチョンとワサビ。グチョグチョに混ぜて頂く。

ここで蒲焼にされた鰻を拝見する。鮎喰川という川の鰻だそうで。後半のお料理に登場するとのこと。アルミトレーではなく何らかのキチンとした大皿を使ったらもっといいのにと思いつつ。

ここで日本酒を1合お願いする。常心という知らないお酒の純米大吟醸であった。

お椀はシンプルに白味噌、その中にお餅と鰹節。京都の山利の白味噌、お餅も京都のものだそうだ。とても美味。

続いて焼いたカニ。少しレア目に焼かれていたようだ。身の部分と足の二つが時間差で。カニを回避した自分にはノドグロの焼き物とフグ(「かえる」というカマから腹にかけての部分)の唐揚げ。とても大きな唐揚げで満足度が高い。このタイミングでカニを手で食べるために出てきた懐紙に薄っすらと赤い「くろぎ」マーク。悪くないなぁ。

そしてスペシャリテの半田素麺。出汁を残しておいて、後からご飯、鮪、海苔を追加してもらう。半田素麺はもう長いこと続いているが、この「ご飯と鮪を足す」という趣向はいつから始まったんだったか。。。過去の投稿で確認する限り、実は昨年が初めてだったのかな?

先ほど拝見した鮎喰川の鰻の蒲焼を使った蕪蒸し。これは素直に美味しかった。

フグのアンキモ和え。ポン酢をたっぷりと掛け回して頂く。「くろぎ」さんっぽいお料理とも言える。

この日のカニには第2ラウンドもあり、「焼き」に続いてカニしゃぶ。自分にはとても大きなアワビを炊いたもの。やはり冬の「くろぎ」はカニだよなと思いつつ。

ご飯は三種類。①近江牛のシャトーブリアンステーキを白米で、②タケノコご飯、③そして(「お正月なんで少しお遊び入ってますけど」)と大将がおっしゃりつつ供されたのはフグ白子ソースが掛けられたカレー。分かりやすい美味しさ。

デザートはいつも通りかき氷。

完食できた自分の胃力に感謝しつつ、お店を後にした。

下記はベース投稿
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このお店の存在を教えてくれたのはコントラストという荒木町にある日本料理屋さんであった。そのお店は当時は違う店名で(今はバー・エルラギートの入っている場所で)ご夫婦でやってらっしゃったのだが、そのご夫婦から「湯島に湯島121というお店があるんですが、凄いですよ、あのお値段であのクオリティはありえませんよ。」と教えてもらったのだった。2009年のいつかのことだったと思う。

すぐに伺ってみた。予約を取るのに苦労した記憶はない。初めて伺ったときは実は個室だったのだが、楽しいお料理だと思った。既存の日本料理の枠に囚われていなくて、ちょっとしっかりめの味付けで、牛タンシチューなんかだしてくれて。ワインをボトルでオーダーしたら抜栓されたボトルが個室に運ばれてきたときには面食らったが、今にして思えば女将もまだまだ初心者だったのであろう。そしてコースのお値段はなんと9,000円だったか9,900円だったのだからビックリだ。

すぐに再訪して今度はカウンターに。これまたとても楽しかったことを覚えている。滑舌良くお料理を説明する大将。二番手の岡部さんはカウンターの一番奥に陣取って(ある意味で)今と変わることなく不思議なコメントを飛ばしていたが、食事の最後で藪内流で仕込まれた帛紗捌きを披露しつつ薄茶を点ててくれた。

それからというもの、頻繁にかつコンスタントに通い続けた。多いときは月イチで通っていたのではないだろうか。徐々にお値段は上がったが2万円を超えるようなことはなく、食材もどんどん高級になっていったが、逆にお得感を感じていた。カウンターの上にズラリと松茸を並べたりというお馴染みのプレゼンも湯島時代の後半くらいからだったと思う。芸能人と遭遇することが増えたのもこの頃からだった。

その後のご活躍は皆さんご存知の通りであり、今や予約の取りにくさでは東京の飲食店の中でもトップクラスであろう。自分はここ数年は年に3〜4回しか訪問していないが、よくよく考えると、通っている期間の長さだけだったら自分の行きつけのお店のなかではナンバー6であり、なんと銀座青空よりも長い(ちなみに上位5者は順にシュマン、アピシウス、カンテサンス、青山、日出鮓である)。

この10数年の間にお料理、お値段、そして客層は随分と変化した。前述の通り、初期の頃は一手間掛けたお料理をリーズナブルにいただくことができるお店だったが、その後に高級食材でグイグイと押してくる雰囲気が全面に出ていた時代があって、その後、大門に移るとそれがさらに高じて高級食材と高級食材とがぶつかり合うカオス的な時代があって、デザートのアイスクリームにディケムを掛けるような時代があって・・・一体どこまでやるつもりなのだろうと不安になり、もうそろそろこのお店から卒業しようかなぁと思うようにさえなったものだ。車力門ちゃわんぶの武澤さんが社長として参画してしばらくすると全体的に引き締まった感じのお料理になりつつも、最後にトンカツで〆るという理解しにくい(でも美味しい)展開になったりもした(その後に武澤さんは車力門ちゃわんぶに戻ってトンカツを始めたのは皆さんご存知のとおり)。

ところが最近は少し雰囲気が変わってきたことを感じる。2020年春に伺った際に特にそう感じた。その際に出していただいたボラの利休和えの適度な歯応えと上品な味わいは感動的だったし、雲丹・キャビア・天かす・玉子を使った半田素麺は最近は思ったほどゴチャゴチャしておらずスッキリと頂くことができる。鮪の握り寿司を一人一人に手渡ししたりという劇場的なことももちろん忘れておらず、楽しさを演出するというスタイルは一貫している。

ビールと日本酒1〜2合だけで5万円を軽〜く超えるお値段のお店というと(自分が訪問したことがあるお店のなかでは)青空、松川、嵐山吉兆、金田中、龍吟などごく少数。このお値段をどう捉えるかは人それぞれでしょう。

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2022/11訪問19回目

5.0

  • 料理・味-
  • サービス-
  • 雰囲気-
  • CP-
  • 酒・ドリンク-
¥80,000~¥99,9991人

実は謙虚で真面目な黒木さん

夏の予約を所用によりキャンセルしてしまったので、実に9か月ぶりとなった訪問。11月のとある土曜日の午後6時に訪問。

この日はいつもと何かが少しずつ変わっていたような。

まずメンツ。「はなれ」ができたのでそちらの方にそれなりの人数を割く必要があるのでしょう、この日は(少なくともカウンター内の見えるところは)比較的若いメンツでの展開。

この日の一品目は茶碗蒸し。鰹節を使ったしっかりしたお出汁、コノワタ、そして胡椒がしっかり。「くろぎ」っぽさのある茶碗蒸しなんだけど、今までこちらで茶碗蒸しをいただくことはそんなになかったし、まして茶碗蒸しを一品目にいただくことも初めてだったような。

この日はもちろんカニ。二品目に香箱蟹が登場し、その後もあちこちにカニカニカニ。

普段は一品目に出てくることの多い胡麻豆腐は三品目に。カニカニ攻撃の中でもスペシャリテの「天かすの稲庭うどん、トッピングにウニとオシェトラキャビア」は相変わらず健在。

その後にスッポンの唐揚げが来るも、やはり主役はカニ。甲殻類アレルギーの自分のためにお椀(本来であればカニ真薯)をホタテに代えていただいたりなど、気にかけてくださるが、とはいえ、この時季に甲殻類アレルギーの自分が来てしまったのはやはり失敗だったかなと思うほど、お店の方も対応に苦慮されておられた。

八寸は、相変わらずプレゼンは華やかだが、品数は思いっきり少なく、なんと三品ほど。その前後のボリュームが多いので、ある意味で妥当なアプローチかもしれないが。

ご飯は相変わらず「たっくさん」。ご飯の直前に牛カツと豚カツが供されたのだが、一口も食べることなくお持ち帰り宣言をするお客様もチラホラ。もちろんカニご飯も。

デザートはいつも通りかき氷。

下記はベース投稿
+++
このお店の存在を教えてくれたのはコントラストという荒木町にある日本料理屋さんであった。そのお店は当時は違う店名で(今はバー・エルラギートの入っている場所で)ご夫婦でやってらっしゃったのだが、そのご夫婦から「湯島に湯島121というお店があるんですが、凄いですよ、あのお値段であのクオリティはありえませんよ。」と教えてもらったのだった。2009年のいつかのことだったと思う。

すぐに伺ってみた。予約を取るのに苦労した記憶はない。初めて伺ったときは実は個室だったのだが、楽しいお料理だと思った。既存の日本料理の枠に囚われていなくて、ちょっとしっかりめの味付けで、牛タンシチューなんかだしてくれて。ワインをボトルでオーダーしたら抜栓されたボトルが個室に運ばれてきたときには面食らったが、今にして思えば女将もまだまだ初心者だったのであろう。そしてコースのお値段はなんと9,000円だったか9,900円だったのだからビックリだ。

すぐに再訪して今度はカウンターに。これまたとても楽しかったことを覚えている。滑舌良くお料理を説明する大将。二番手の岡部さんはカウンターの一番奥に陣取って(ある意味で)今と変わることなく不思議なコメントを飛ばしていたが、食事の最後で藪内流で仕込まれた帛紗捌きを披露しつつ薄茶を点ててくれた。

それからというもの、頻繁にかつコンスタントに通い続けた。多いときは月イチで通っていたのではないだろうか。徐々にお値段は上がったが2万円を超えるようなことはなく、食材もどんどん高級になっていったが、逆にお得感を感じていた。カウンターの上にズラリと松茸を並べたりというお馴染みのプレゼンも湯島時代の後半くらいからだったと思う。芸能人と遭遇することが増えたのもこの頃からだった。

その後のご活躍は皆さんご存知の通りであり、今や予約の取りにくさでは東京の飲食店の中でもトップクラスであろう。自分はここ数年は年に3〜4回しか訪問していないが、よくよく考えると、通っている期間の長さだけだったら自分の行きつけのお店のなかではナンバー6であり、なんと銀座青空よりも長い(ちなみに上位5者は順にシュマン、アピシウス、カンテサンス、青山、日出鮓である)。

この10数年の間にお料理、お値段、そして客層は随分と変化した。前述の通り、初期の頃は一手間掛けたお料理をリーズナブルにいただくことができるお店だったが、その後に高級食材でグイグイと押してくる雰囲気が全面に出ていた時代があって、その後、大門に移るとそれがさらに高じて高級食材と高級食材とがぶつかり合うカオス的な時代があって、デザートのアイスクリームにディケムを掛けるような時代があって・・・一体どこまでやるつもりなのだろうと不安になり、もうそろそろこのお店から卒業しようかなぁと思うようにさえなったものだ。車力門ちゃわんぶの武澤さんが社長として参画してしばらくすると全体的に引き締まった感じのお料理になりつつも、最後にトンカツで〆るという理解しにくい(でも美味しい)展開になったりもした(その後に武澤さんは車力門ちゃわんぶに戻ってトンカツを始めたのは皆さんご存知のとおり)。

ところが最近は少し雰囲気が変わってきたことを感じる。2020年春に伺った際に特にそう感じた。その際に出していただいたボラの利休和えの適度な歯応えと上品な味わいは感動的だったし、雲丹・キャビア・天かす・玉子を使った半田素麺は最近は思ったほどゴチャゴチャしておらずスッキリと頂くことができる。鮪の握り寿司を一人一人に手渡ししたりという劇場的なことももちろん忘れておらず、楽しさを演出するというスタイルは一貫している。

ビールと日本酒1〜2合だけで5万円を軽〜く超えるお値段のお店というと(自分が訪問したことがあるお店のなかでは)青空、松川、嵐山吉兆、金田中、龍吟などごく少数。このお値段をどう捉えるかは人それぞれでしょう。

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2022/03訪問18回目

5.0

  • 料理・味-
  • サービス-
  • 雰囲気-
  • CP-
  • 酒・ドリンク-
¥60,000~¥79,9991人

実は謙虚で真面目な黒木さん

春のくろぎ、土曜日の午後8時半に3人で訪問。

久しぶりにウスイマメの煮たものからスタート。甘やか。

そして兵庫のどこかのトリガイ。厚みも十分だし甘味も十分。

この日の焼き胡麻豆腐は蕗の薹を練り込んだ物で「ほんのりと蕗の薹の香りがするように仕上げた」とお店の方はおっしゃったけど、とってもしっかりと蕗の薹の香りとあの苦味を感じさせてくれるものでした。

ホタルイカの沖漬けは(昨年も思ったのだけど)浅めというか軽めというか、上品な漬け具合である。

スッポンの唐揚げ。とてもジューシーで熱々。とてつもないボリュームで、この時点でお腹具合の先が思いやられる感じに・・・。

スペシャリテの雲丹キャビア半田素麺を挟んで、お椀はグジ。道明寺と桜の花びらと葉が添えられて。

お造りは赤貝とメジマグロ。八寸は比較的控えめで、筍の木の芽和え、鴨肉、トマト、イカの印籠詰め(?)、そら豆。それだけかと思いきや、スッポンの肝の煮物、そしてカラスミ餅の磯辺揚げなどが追い討ちをかけてくる。

揚げ物は太刀魚、そしてタラの芽。

焼物は滋賀の黒毛和牛肉。驚くほど美味しかったのが付け合わせの沢庵のようなルックスのニンニクの漬物。女将曰く臭わないニンニクなのだそうなのだが、これが実に美味しくて、その後にやってきたご飯のいいお供となった。

〆のご飯は、ホタルイカと生姜の炊き込みご飯と筍の炊き込みご飯。そして後者にはさらにカレー(スッポンと牛筋で出汁をとったもの)を掛けて頂くというオプションもあった。

デザートはイチゴのかき氷。

さすがにお腹いっぱいである。

下記はベース投稿
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このお店の存在を教えてくれたのはコントラストという荒木町にある日本料理屋さんであった。そのお店は当時は違う店名で(今はバー・エルラギートの入っている場所で)ご夫婦でやってらっしゃったのだが、そのご夫婦から「湯島にある湯島121というお店があるんですが、凄いですよ、あのお値段であのクオリティはありえませんよ。」と教えてもらったのだった。2009年のいつかのことだったと思う。

すぐに伺ってみた。予約を取るのに苦労した記憶はない。初めて伺ったときは実は個室だったのだが、楽しいお料理だと思った。既存の日本料理の枠に囚われていなくて、ちょっとしっかりめの味付けで、牛タンシチューなんかだしてくれて。ワインをボトルでオーダーしたら抜栓されたボトルが個室に運ばれてきたときには面食らったが、今にして思えば女将もまだまだ初心者だったのであろう。そしてコースのお値段はなんと9,000円だったか9,900円だったのだからビックリだ。

すぐに再訪して今度はカウンターに。これまたとても楽しかったことを覚えている。滑舌良くお料理を説明する大将。二番手の岡部さんはカウンターの一番奥に陣取って(ある意味で)今と変わることなく不思議なコメントを飛ばしていたが、食事の最後で藪内流で仕込まれた帛紗捌きを披露しつつ薄茶を点ててくれた。

それからというもの、頻繁にかつコンスタントに通い続けた。多いときは月イチで通っていたのではないだろうか。徐々にお値段は上がったが2万円を超えるようなことはなく、食材もどんどん高級になっていったが、逆にお得感を感じていた。カウンターの上にズラリと松茸を並べたりというお馴染みのプレゼンも湯島時代の後半くらいからだったと思う。芸能人と遭遇することが増えたのもこの頃からだった。

その後のご活躍は皆さんご存知の通りであり、今や予約の取りにくさでは東京の飲食店の中でもトップクラスであろう。自分はここ数年は年に3〜4回しか訪問していないが、よくよく考えると、通っている期間の長さだけだったら自分の行きつけのお店のなかではナンバー6であり、なんと銀座青空よりも長い(ちなみに上位5者は順にシュマン、アピシウス、カンテサンス、青山、日出鮓である)。

この10数年の間にお料理、お値段、そして客層は随分と変化した。前述の通り、初期の頃は一手間掛けたお料理をリーズナブルにいただくことができるお店だったが、その後に高級食材でグイグイと押してくる雰囲気が全面に出ていた時代があって、その後、大門に移るとそれがさらに高じて高級食材と高級食材とがぶつかり合うカオス的な時代があって、デザートのアイスクリームにディケムを掛けるような時代があって・・・一体どこまでやるつもりなのだろうと不安になり、もうそろそろこのお店から卒業しようかなぁと思うようにさえなったものだ。車力門ちゃわんぶの武澤さんが社長として参画してしばらくすると全体的に引き締まった感じのお料理になりつつも、最後にトンカツで〆るという理解しにくい(でも美味しい)展開になったりもした(その後に武澤さんは車力門ちゃわんぶに戻ってトンカツを始めたのは皆さんご存知のとおり)。

ところが最近は少し雰囲気が変わってきたことを感じる。2020年春に伺った際に特にそう感じた。その際に出していただいたボラの利休和えの適度な歯応えと上品な味わいは感動的だったし、雲丹・キャビア・天かす・玉子を使った半田素麺は思ったほどゴチャゴチャしておらずスッキリと頂くことができる。鮪の握り寿司を一人一人に手渡ししたりという劇場的なことももちろん忘れておらず、楽しさを演出するというスタイルは一貫している。

ビールと日本酒1〜2合だけで5万円を超えるお値段のお店というと(自分が訪問したことがあるお店のなかでは)青空、松川、嵐山吉兆、金田中、龍吟などごく少数。このお値段をどう捉えるかは人それぞれでしょう。

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2021/12訪問17回目

5.0

  • 料理・味-
  • サービス-
  • 雰囲気-
  • CP-
  • 酒・ドリンク-
¥60,000~¥79,9991人

実は謙虚で真面目な黒木さん

2021年12月、この年の最後の訪問。とある土曜日の二回転目である。主役はもちろんカニなわけですが・・・。

頂いたお料理は、間人の蟹、鮑の唐揚げ、京味ご出身ならではの海老芋(とついでに牛蒡)の揚げ物、蟹真薯と天恵菇のお椀、スペシャリテの稲庭うどんとオシェトラキャビアのコンビネーション、ヤイトカツオのお造り。

クリスマスを意識した八寸は、フライドチキンの代わりにフグの唐揚げ、鴨の治部煮、柿の白和え、柚子釜の中に平目、蒸し寿司など。

お肉料理は1週間熟成させたという近江牛、それを脂が抜けるまでじっくりと炭火で焼き上げて赤身のような仕上がり。山葵、柚子胡椒、お塩などを使って頂く。

〆のご飯は相変わらずのボリューム。お米は岐阜県の龍の瞳、まず1杯目は白米を前述のお肉と一緒に頂き、2杯目は鮭ハラミとイクラをオン。3杯目は安納芋ごはん。少しお塩を振ってさらに甘さを引き立たせる。

デザートはかき氷。紫芋ベースの餡掛け。さらにローソンとコラボして作ったという「Uchi Cafe みたらしさつまいもアイスバー」まで乗っかっちゃって。

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このお店の存在を教えてくれたのはコントラストという荒木町にある日本料理屋さんであった。そのお店は当時は違う店名で(今はバー・エルラギートの入っている場所で)ご夫婦でやってらっしゃったのだが、そのご夫婦から「湯島にある湯島121というお店があるんですが、凄いですよ、あのお値段であのクオリティはありえませんよ。」と教えてもらったのだった。2009年のいつかのことだったと思う。

すぐに伺ってみた。予約を取るのに苦労した記憶はない。初めて伺ったときは実は個室だったのだが、楽しいお料理だと思った。既存の日本料理の枠に囚われていなくて、ちょっとしっかりめの味付けで、牛タンシチューなんかだしてくれて。ワインをボトルでオーダーしたら抜栓されたボトルが個室に運ばれてきたときには面食らったが、今にして思えば女将もまだまだ初心者だったのであろう。そしてコースのお値段はなんと9,000円だったか9,900円だったのだからビックリだ。

すぐに再訪して今度はカウンターに。これまたとても楽しかったことを覚えている。滑舌良くお料理を説明する大将。二番手の岡部さんはカウンターの一番奥に陣取って(ある意味で)今と変わることなく不思議なコメントを飛ばしていたが、食事の最後で藪内流で仕込まれた帛紗捌きを披露しつつ薄茶を点ててくれた。

それからというもの、頻繁にかつコンスタントに通い続けた。多いときは月イチで通っていたのではないだろうか。徐々にお値段は上がったが2万円を超えるようなことはなく、食材もどんどん高級になっていったが、逆にお得感を感じていた。カウンターの上にズラリと松茸を並べたりというお馴染みのプレゼンも湯島時代の後半くらいからだったと思う。芸能人と遭遇することが増えたのもこの頃からだった。

その後のご活躍は皆さんご存知の通りであり、今や予約の取りにくさでは東京の飲食店の中でもトップクラスであろう。自分はここ数年は年に3〜4回しか訪問していないが、よくよく考えると、通っている期間の長さだけだったら自分の行きつけのお店のなかではナンバー6であり、なんと銀座青空よりも長い(ちなみに上位5者は順にシュマン、アピシウス、カンテサンス、青山、日出鮓である)。

この10数年の間にお料理、お値段、そして客層は随分と変化した。前述の通り、初期の頃は一手間掛けたお料理をリーズナブルにいただくことができるお店だったが、その後に高級食材でグイグイと押してくる雰囲気が全面に出ていた時代があって、その後、大門に移るとそれがさらに高じて高級食材と高級食材とがぶつかり合うカオス的な時代があって、デザートのアイスクリームにディケムを掛けるような時代があって・・・一体どこまでやるつもりなのだろうと不安になり、もうそろそろこのお店から卒業しようかなぁと思うようにさえなったものだ。車力門ちゃわんぶの武澤さんが社長として参画してしばらくすると全体的に引き締まった感じのお料理になりつつも、最後にトンカツで〆るという理解しにくい(でも美味しい)展開になったりもした(その後に武澤さんは車力門ちゃわんぶに戻ってトンカツを始めたのは皆さんご存知のとおり)。

ところが最近は少し雰囲気が変わってきたことを感じる。2020年春に伺った際に特にそう感じた。その際に出していただいたボラの利休和えの適度な歯応えと上品な味わいは感動的だったし、雲丹・キャビア・天かす・玉子を使った半田素麺は思ったほどゴチャゴチャしておらずスッキリと頂くことができる。鮪の握り寿司を一人一人に手渡ししたりという劇場的なことももちろん忘れておらず、楽しさを演出するというスタイルは一貫している。

ビールと日本酒1〜2合だけで6万円を軽く超えてくお値段のお店というと(自分が訪問したことがあるお店のなかでは)松川、嵐山吉兆、金田中、龍吟などごく少数。このお値段をどう捉えるかは人それぞれでしょう。

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2021/10訪問16回目

5.0

  • 料理・味-
  • サービス-
  • 雰囲気-
  • CP-
  • 酒・ドリンク-
¥60,000~¥79,9991人

実は謙虚で真面目な黒木さん

四度目の緊急事態宣言が明けた後の10月、とある土曜日の二回転目。

この日はまさに黒木節の日であった。胡麻豆腐からスタートし、秋の照り葉を一杯に散りばめた八寸が供され、松茸のフライをウスターソースで頂き、肉厚なトンカツと松茸すき焼きを3種類のご飯と共に同時に頂く。いつもながら豪快で楽しいお料理ではあるが、比較的大食いな自分であってもかなりお腹が苦しくなった次第である。

下記はベース投稿
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このお店の存在を教えてくれたのはコントラストという荒木町にある日本料理屋さんであった。そのお店は当時は違う店名で(今はバー・エルラギートの入っている場所で)ご夫婦でやってらっしゃったのだが、そのご夫婦から「湯島にある湯島121というお店があるんですが、凄いですよ、あのお値段であのクオリティはありえませんよ。」と教えてもらったのだった。2009年のいつかのことだったと思う。

すぐに伺ってみた。予約を取るのに苦労した記憶はない。初めて伺ったときは実は個室だったのだが、楽しいお料理だと思った。既存の日本料理の枠に囚われていなくて、ちょっとしっかりめの味付けで、牛タンシチューなんかだしてくれて。ワインをボトルでオーダーしたら抜栓されたボトルが個室に運ばれてきたときには面食らったが、今にして思えば女将もまだまだ初心者だったのであろう。そしてコースのお値段はなんと9,000円だったか9,900円だったのだからビックリだ。

すぐに再訪して今度はカウンターに。これまたとても楽しかったことを覚えている。滑舌良くお料理を説明する大将。二番手の岡部さんはカウンターの一番奥に陣取って(ある意味で)今と変わることなく不思議なコメントを飛ばしていたが、食事の最後で藪内流で仕込まれた帛紗捌きを披露しつつ薄茶を点ててくれた。

それからというもの、頻繁にかつコンスタントに通い続けた。多いときは月イチで通っていたのではないだろうか。徐々にお値段は上がったが2万円を超えるようなことはなく、食材もどんどん高級になっていったが、逆にお得感を感じていた。カウンターの上にズラリと松茸を並べたりというお馴染みのプレゼンも湯島時代の後半くらいからだったと思う。芸能人と遭遇することが増えたのもこの頃からだった。

その後のご活躍は皆さんご存知の通りであり、今や予約の取りにくさでは東京の飲食店の中でもトップクラスであろう。自分はここ数年は年に3〜4回しか訪問していないが、よくよく考えると、通っている期間の長さだけだったら自分の行きつけのお店のなかではナンバー6であり、なんと銀座青空よりも長い(ちなみに上位5者は順にシュマン、アピシウス、カンテサンス、青山、日出鮓である)。

この10数年の間にお料理、お値段、そして客層は随分と変化した。前述の通り、初期の頃は一手間掛けたお料理をリーズナブルにいただくことができるお店だったが、その後に高級食材でグイグイと押してくる雰囲気が全面に出ていた時代があって、その後、大門に移るとそれがさらに高じて高級食材と高級食材とがぶつかり合うカオス的な時代があって、デザートのアイスクリームにディケムを掛けるような時代があって・・・一体どこまでやるつもりなのだろうと不安になり、もうそろそろこのお店から卒業しようかなぁと思うようにさえなったものだ。車力門ちゃわんぶの武澤さんが社長として参画してしばらくすると全体的に引き締まった感じのお料理になりつつも、最後にトンカツで〆るという理解しにくい(でも美味しい)展開になったりもした(その後に武澤さんは車力門ちゃわんぶに戻ってトンカツを始めたのは皆さんご存知のとおり)。

ところが最近は少し雰囲気が変わってきたことを感じる。2020年春に伺った際に特にそう感じた。その際に出していただいたボラの利休和えの適度な歯応えと上品な味わいは感動的だったし、雲丹・キャビア・天かす・玉子を使った半田素麺は思ったほどゴチャゴチャしておらずスッキリと頂くことができる。鮪の握り寿司を一人一人に手渡ししたりという劇場的なことももちろん忘れておらず、楽しさを演出するというスタイルは一貫している。

ビールと日本酒1〜2合だけで5万円を超えるお値段のお店というと(自分が訪問したことがあるお店のなかでは)青空、松川、嵐山吉兆、金田中、龍吟などごく少数。このお値段をどう捉えるかは人それぞれでしょう。

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2021/09訪問15回目

5.0

  • 料理・味-
  • サービス-
  • 雰囲気-
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  • 酒・ドリンク-
¥60,000~¥79,9991人

実は謙虚で真面目な黒木さん

今回は四度目の緊急事態宣言の最中、土曜日の二回転目。

まずはいつも通りに本日のメイン食材をみせてもらうところからスタート。鮪は吉岡(?)の延縄だそうで。

初秋ということで、綺麗な紅葉柄の酒盃に日本酒を頂きつつお料理スタート。

まずは若狭のグジの飯蒸し、その上にカラスミ。

二品目はナスのお料理。若手の子が「サドワラナスです〜」というのだけど、サッパリ分からない。よく聞くと、宮崎の佐土原という地域のナスらしく、その揚げ浸し。そこに京都のつくね芋をトロロにして卵黄とお出汁で伸ばしたものを掛けたもの。

そしてお得意の胡麻豆腐の陶板焼き。

すっかりスペシャリテとなった感のある「雲丹とキャビアの半田素麺」、今回は少し趣向を変えて、出汁のかき氷、その下に半田素麺と冬子椎茸、その上にキャビアと雲丹。

キュウリの葉の下に鱧の皮めだけを炙ったもの。シンプルに醤油で。

お椀も鱧。鱧の骨を出汁に使ったもの。梅肉、そしてまるで天汁に大根おろしが入ったようなものが付属していて、鱧の身に梅肉をたっぷり乗せてお汁に漬けて食べてほしいと。しかもお出汁は飲み切らずに取って置いて欲しいと。というのも、その後に揚げた鱧が追加されたわけです。

鮪と白身(なんだったっけ?)のお造り。卵黄ソースと醤油で。

八寸。花火をイメージ。黒木さんの故郷である宮崎のチキン南蛮を彼なりにアレンジしたもの(タルタルに京都の酢茎漬けと柴漬けを加えたもの)、冷製南京豆腐、鱧の卵を鶏卵で閉じたもの、牛タンの煮込み(その上に辛子)、鱧の骨煎餅。牛タンの煮込みは(よく考えると)湯島時代の特に初期の頃にいただいていたような気がする。

鮎はシンプルに塩焼き。一 

その後に茶蕎麦。長野の鬼胡桃をベースに使ったトロリとしたスープに漬けて頂く。イメージとしては小諸にある「草笛」の「くるみそば」に近い感じか。

ここからガンガンとご飯が出てくる。まずは岐阜県の「龍の瞳」というお米の白米。たっぷりの牛カツ。9名客に対して大きなカツが7つ・・・。いつも通り自家製ウスターソースに大根おろしの入ったもので頂く。次いで京都の「夢ごこち」というお米の白米。そこに冷や汁がやってくる(これがなかなか美味で随分と終わりに近づいていたのにご飯が結構すすんでしまった)。そして栗ご飯。さすがに満腹、女将が「ごはんはともかく、栗だけでも」と。

最後に最近お得意のかき氷。

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このお店の存在を教えてくれたのはコントラストという荒木町にある日本料理屋さんであった。そのお店は当時は違う店名で(今はバー・エルラギートの入っている場所で)ご夫婦でやってらっしゃったのだが、そのご夫婦から「湯島にある湯島121というお店があるんですが、凄いですよ、あのお値段であのクオリティはありえませんよ。」と教えてもらったのだった。2009年のいつかのことだったと思う。

すぐに伺ってみた。予約を取るのに苦労した記憶はない。初めて伺ったときは実は個室だったのだが、楽しいお料理だと思った。既存の日本料理の枠に囚われていなくて、ちょっとしっかりめの味付けで、牛タンシチューなんかだしてくれて。ワインをボトルでオーダーしたら抜栓されたボトルが個室に運ばれてきたときには面食らったが、今にして思えば女将もまだまだ初心者だったのであろう。そしてコースのお値段はなんと9,000円だったか9,900円だったのだからビックリだ。

すぐに再訪して今度はカウンターに。これまたとても楽しかったことを覚えている。滑舌良くお料理を説明する大将。二番手の岡部さんはカウンターの一番奥に陣取って(ある意味で)今と変わることなく不思議なコメントを飛ばしていたが、食事の最後で藪内流で仕込まれた帛紗捌きを披露しつつ薄茶を点ててくれた。

それからというもの、頻繁にかつコンスタントに通い続けた。多いときは月イチで通っていたのではないだろうか。徐々にお値段は上がったが2万円を超えるようなことはなく、食材もどんどん高級になっていったが、逆にお得感を感じていた。カウンターの上にズラリと松茸を並べたりというお馴染みのプレゼンも湯島時代の後半くらいからだったと思う。芸能人と遭遇することが増えたのもこの頃からだった。

その後のご活躍は皆さんご存知の通りであり、今や予約の取りにくさでは東京の飲食店の中でもトップクラスであろう。自分はここ数年は年に3〜4回しか訪問していないが、よくよく考えると、通っている期間の長さだけだったら自分の行きつけのお店のなかではナンバー6であり、なんと銀座青空よりも長い(ちなみに上位5者は順にシュマン、アピシウス、カンテサンス、青山、日出鮓である)。

この10数年の間にお料理、お値段、そして客層は随分と変化した。前述の通り、初期の頃は一手間掛けたお料理をリーズナブルにいただくことができるお店だったが、その後に高級食材でグイグイと押してくる雰囲気が全面に出ていた時代があって、その後、大門に移るとそれがさらに高じて高級食材と高級食材とがぶつかり合うカオス的な時代があって、デザートのアイスクリームにディケムを掛けるような時代があって・・・一体どこまでやるつもりなのだろうと不安になり、もうそろそろこのお店から卒業しようかなぁと思うようにさえなったものだ。車力門ちゃわんぶの武澤さんが社長として参画してしばらくすると全体的に引き締まった感じのお料理になりつつも、最後にトンカツで〆るという理解しにくい(でも美味しい)展開になったりもした(その後に武澤さんは車力門ちゃわんぶに戻ってトンカツを始めたのは皆さんご存知のとおり)。

ところが最近は少し雰囲気が変わってきたことを感じる。2020年春に伺った際に特にそう感じた。その際に出していただいたボラの利休和えの適度な歯応えと上品な味わいは感動的だったし、雲丹・キャビア・天かす・玉子を使った半田素麺は思ったほどゴチャゴチャしておらずスッキリと頂くことができる。鮪の握り寿司を一人一人に手渡ししたりという劇場的なことももちろん忘れておらず、楽しさを演出するというスタイルは一貫している。

ビールと日本酒1〜2合だけで5万円を超えるお値段のお店というと(自分が訪問したことがあるお店のなかでは)青空、松川、嵐山吉兆、金田中、龍吟などごく少数。このお値段をどう捉えるかは人それぞれでしょう。

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2021/06訪問14回目

5.0

  • 料理・味-
  • サービス-
  • 雰囲気-
  • CP-
  • 酒・ドリンク-
¥60,000~¥79,9991人

実は謙虚で真面目な黒木さん

今回は金曜日の二回転目、本日ももちろん満席。

この日は夏のお料理。トリガイの陶板焼、とうもろこし(ドルチェ・ドリームというベタなお名前のとても甘いもの)のかき揚げといった夏の定番。鱧は焼き霜、湯引き、葛打ちのお椀で、合計3回登場。お椀の出汁も鱧から取ったもの。定番の痛風半田素麺などを挟んで、お造りとして出てきた真子鰈が絶品だった。少しだけ脂がありつつも身がしっかり引き締まっていて良い食感。一緒に出された塩竈のマグロの存在感がなくなっていた。

牛カツも良かった。レアめで供されたのだが、実に柔らかく、しかもしっかりと食べ応えがあった。

下記はベース投稿
+++
このお店の存在を教えてくれたのはコントラストという荒木町にある日本料理屋さんであった。そのお店は当時は違う店名で(今はバー・エルラギートの入っている場所で)ご夫婦でやってらっしゃったのだが、そのご夫婦から「湯島にある湯島121というお店があるんですが、凄いですよ、あのお値段であのクオリティはありえませんよ。」と教えてもらったのだった。2009年のいつかのことだったと思う。

すぐに伺ってみた。予約を取るのに苦労した記憶はない。初めて伺ったときは実は個室だったのだが、楽しいお料理だと思った。既存の日本料理の枠に囚われていなくて、ちょっとしっかりめの味付けで、牛タンシチューなんかだしてくれて。ワインをボトルでオーダーしたら抜栓されたボトルが個室に運ばれてきたときには面食らったが、今にして思えば女将もまだまだ初心者だったのであろう。そしてコースのお値段はなんと9,000円だったか9,900円だったのだからビックリだ。

すぐに再訪して今度はカウンターに。これまたとても楽しかったことを覚えている。滑舌良くお料理を説明する大将。二番手の岡部さんはカウンターの一番奥に陣取って(ある意味で)今と変わることなく不思議なコメントを飛ばしていたが、食事の最後で藪内流で仕込まれた帛紗捌きを披露しつつ薄茶を点ててくれた。

それからというもの、頻繁にかつコンスタントに通い続けた。多いときは月イチで通っていたのではないだろうか。徐々にお値段は上がったが2万円を超えるようなことはなく、食材もどんどん高級になっていったが、逆にお得感を感じていた。カウンターの上にズラリと松茸を並べたりというお馴染みのプレゼンも湯島時代の後半くらいからだったと思う。芸能人と遭遇することが増えたのもこの頃からだった。

その後のご活躍は皆さんご存知の通りであり、今や予約の取りにくさでは東京の飲食店の中でもトップクラスであろう。自分はここ数年は年に3〜4回しか訪問していないが、よくよく考えると、通っている期間の長さだけだったら自分の行きつけのお店のなかではナンバー6であり、なんと銀座青空よりも長い(ちなみに上位5者は順にシュマン、アピシウス、カンテサンス、青山、日出鮓である)。

この10数年の間にお料理、お値段、そして客層は随分と変化した。前述の通り、初期の頃は一手間掛けたお料理をリーズナブルにいただくことができるお店だったが、その後に高級食材でグイグイと押してくる雰囲気が全面に出ていた時代があって、その後、大門に移るとそれがさらに高じて高級食材と高級食材とがぶつかり合うカオス的な時代があって、デザートのアイスクリームにディケムを掛けるような時代があって・・・一体どこまでやるつもりなのだろうと不安になり、もうそろそろこのお店から卒業しようかなぁと思うようにさえなったものだ。車力門ちゃわんぶの武澤さんが社長として参画してしばらくすると全体的に引き締まった感じのお料理になりつつも、最後にトンカツで〆るという理解しにくい(でも美味しい)展開になったりもした(その後に武澤さんは車力門ちゃわんぶに戻ってトンカツを始めたのは皆さんご存知のとおり)。

ところが最近は少し雰囲気が変わってきたことを感じる。2020年春に伺った際に特にそう感じた。その際に出していただいたボラの利休和えの適度な歯応えと上品な味わいは感動的だったし、雲丹・キャビア・天かす・玉子を使った半田素麺は思ったほどゴチャゴチャしておらずスッキリと頂くことができる。鮪の握り寿司を一人一人に手渡ししたりという劇場的なことももちろん忘れておらず、楽しさを演出するというスタイルは一貫している。

ビールと日本酒1〜2合だけで5万円を超えるお値段のお店というと(自分が訪問したことがあるお店のなかでは)青空、松川、嵐山吉兆、金田中、龍吟などごく少数。このお値段をどう捉えるかは人それぞれでしょう。

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2021/03訪問13回目

5.0

  • 料理・味-
  • サービス-
  • 雰囲気-
  • CP-
  • 酒・ドリンク-
¥60,000~¥79,9991人

実は謙虚で真面目な黒木さん

今回は土曜日の一回転目、本日ももちろん満席。自分はカウンター席であったが、お客さんは常連さんばかりで全組が男女カップル(おそらく夫婦)、落ち着いた雰囲気。

まずはホタルイカの沖漬けからスタート。柚が軽く振られていて。浅く漬けられた感じ。個人的にはもっとハッキリした漬け方がされた方が好みなのだが。ついで、久々に胡麻豆腐の陶板焼が登場、蕗の薹が練り込まれたもの。三品目の氷魚が良かった。生姜酢を掛けてあっさりと頂いた。

お造りは鯛に赤貝。八寸は、部屋を暗くしてぼんぼりの乗った大皿で供するというプレゼンではなく、桜が乗せられたお弁当箱の中に酒肴が入っているという可愛らしいプレゼン。

スッポンのタレ焼き、がんもどきを経て、ご飯は白米(牛カツに花山椒と木の芽を振りかけたものと一緒に)、鮭ハラスご飯、そして筍ご飯の三種類。

下記はベース投稿
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このお店の存在を教えてくれたのはコントラストという荒木町にある日本料理屋さんであった。そのお店は当時は違う店名で(今はバー・エルラギートの入っている場所で)ご夫婦でやってらっしゃったのだが、そのご夫婦から「湯島にある湯島121というお店があるんですが、凄いですよ、あのお値段であのクオリティはありえませんよ。」と教えてもらったのだった。2009年のいつかのことだったと思う。

すぐに伺ってみた。予約を取るのに苦労した記憶はない。初めて伺ったときは実は個室だったのだが、楽しいお料理だと思った。既存の日本料理の枠に囚われていなくて、ちょっとしっかりめの味付けで、牛タンシチューなんかだしてくれて。ワインをボトルでオーダーしたら抜栓されたボトルが個室に運ばれてきたときには面食らったが、今にして思えば女将もまだまだ初心者だったのであろう。そしてコースのお値段はなんと9,000円だったか9,900円だったのだからビックリだ。

すぐに再訪して今度はカウンターに。これまたとても楽しかったことを覚えている。滑舌良くお料理を説明する大将。二番手の岡部さんはカウンターの一番奥に陣取って(ある意味で)今と変わることなく不思議なコメントを飛ばしていたが、食事の最後で藪内流で仕込まれた帛紗捌きを披露しつつ薄茶を点ててくれた。

それからというもの、頻繁にかつコンスタントに通い続けた。多いときは月イチで通っていたのではないだろうか。徐々にお値段は上がったが2万円を超えるようなことはなく、食材もどんどん高級になっていったが、逆にお得感を感じていた。カウンターの上にズラリと松茸を並べたりというお馴染みのプレゼンも湯島時代の後半くらいからだったと思う。芸能人と遭遇することが増えたのもこの頃からだった。

その後のご活躍は皆さんご存知の通りであり、今や予約の取りにくさでは東京の飲食店の中でもトップクラスであろう。自分はここ数年は年に3〜4回しか訪問していないが、よくよく考えると、通っている期間の長さだけだったら自分の行きつけのお店のなかではナンバー6であり、なんと銀座青空よりも長い(ちなみに上位5者は順にシュマン、アピシウス、カンテサンス、青山、日出鮓である)。

この10数年の間にお料理、お値段、そして客層は随分と変化した。前述の通り、初期の頃は一手間掛けたお料理をリーズナブルにいただくことができるお店だったが、その後に高級食材でグイグイと押してくる雰囲気が全面に出ていた時代があって、その後、大門に移るとそれがさらに高じて高級食材と高級食材とがぶつかり合うカオス的な時代があって、デザートのアイスクリームにディケムを掛けるような時代があって・・・一体どこまでやるつもりなのだろうと不安になり、もうそろそろこのお店から卒業しようかなぁと思うようにさえなったものだ。車力門ちゃわんぶの武澤さんが社長として参画してしばらくすると全体的に引き締まった感じのお料理になりつつも、最後にトンカツで〆るという理解しにくい(でも美味しい)展開になったりもした(その後に武澤さんは車力門ちゃわんぶに戻ってトンカツを始めたのは皆さんご存知のとおり)。

ところが最近は少し雰囲気が変わってきたことを感じる。2020年春に伺った際に特にそう感じた。その際に出していただいたボラの利休和えの適度な歯応えと上品な味わいは感動的だったし、雲丹・キャビア・天かす・玉子を使った半田素麺は思ったほどゴチャゴチャしておらずスッキリと頂くことができる。鮪の握り寿司を一人一人に手渡ししたりという劇場的なことももちろん忘れておらず、楽しさを演出するというスタイルは一貫している。

ビールと日本酒1〜2合だけで5万円を超えるお値段のお店というと(自分が訪問したことがあるお店のなかでは)青空、松川、嵐山吉兆、金田中、龍吟などごく少数。このお値段をどう捉えるかは人それぞれでしょう。

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2020/11訪問12回目

5.0

  • 料理・味-
  • サービス-
  • 雰囲気-
  • CP-
  • 酒・ドリンク-
¥60,000~¥79,9991人

実は謙虚で真面目な黒木さん

今回は土曜日の二回転目、午後8時半の席。本日ももちろん満席、3階個室は6名客だそうだ。

グジと昆布を炊いた飯蒸しのようなものからスタート。最近すっかりスペシャリテとなってきた半田素麺が今回も登場、くろぎブランディングのキャビアはオシェトラで日本の塩で漬けたものだそうだ。

本日の白眉は「うざく」。徳島・鮎喰川の天然鰻。三杯酢はちょっと強めな味わいで肉厚な穴子ともよくマッチしていた。松茸土瓶蒸しはスッポンと合わせたもの。

鮪は大間の250キロ超えの大物、フグはあん肝ちり酢に混ぜ混ぜして頂き、松茸フライは大根おろしの入ったウスターソースで頂くという感じで、黒木節は相変わらず健在だ。

八寸のテーマはもちろん秋。過去最大の唐墨大根は愉快であった。

焼き物は鰆。体脂肪率表記されており、自分よりも遥かに低い16%だが、とても脂が乗っていた。

ご飯前の一品、普通であれば炊き合わせの位置にシャトーブリアンの好き焼き。豆腐と白滝、それとお肉とは別々に調理されて最後に一緒にされているので、たしかに炊き合わせではあるが、この時点で一口も食べることができないお客さんがちらほらと。

ご飯は白米、鮭ハラスご飯、そして栗ご飯の三種類。自分はなんとかコンプリート。同伴者は白米まで、他のお客さんも一人を除いて(つまり12人中10人が)白米でギヴアップ。もちろんオカズも含めてお土産にしてもらうので、翌日の食事もこの時点で確定だ。

二人でビール2杯、日本酒2合で14万円越えのお値段をどう評価するかは(CPを考慮に入れるのであれば)難しかろうが、今回も素晴らしい素材に楽しいひとときであった。

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このお店の存在を教えてくれたのはコントラストという荒木町にある日本料理屋さんであった。そのお店は当時は違う店名で(今はバー・エルラギートの入っている場所で)ご夫婦でやってらっしゃったのだが、そのご夫婦から「湯島にある湯島121というお店があるんですが、凄いですよ、あのお値段であのクオリティはありえませんよ。」と教えてもらったのだった。2009年のいつかのことだったと思う。

すぐに伺ってみた。予約を取るのに苦労した記憶はない。初めて伺ったときは実は個室だったのだが、楽しいお料理だと思った。既存の日本料理の枠に囚われていなくて、ちょっとしっかりめの味付けで、牛タンシチューなんかだしてくれて。ワインをボトルでオーダーしたら抜栓されたボトルが個室に運ばれてきたときには面食らったが、今にして思えば女将もまだまだ初心者だったのであろう。そしてコースのお値段はなんと9,000円だったか9,900円だったのだからビックリだ。

すぐに再訪して今度はカウンターに。これまたとても楽しかったことを覚えている。滑舌良くお料理を説明する大将。二番手の岡部さんはカウンターの一番奥に陣取って(ある意味で)今と変わることなく不思議なコメントを飛ばしていたが、食事の最後で藪内流で仕込まれた帛紗捌きを披露しつつ薄茶を点ててくれた。

それからというもの、頻繁にかつコンスタントに通い続けた。多いときは月イチで通っていたのではないだろうか。徐々にお値段は上がったが2万円を超えるようなことはなく、食材もどんどん高級になっていったが、逆にお得感を感じていた。カウンターの上にズラリと松茸を並べたりというお馴染みのプレゼンも湯島時代の後半くらいからだったと思う。芸能人と遭遇することが増えたのもこの頃からだった。

その後のご活躍は皆さんご存知の通りであり、今や予約の取りにくさでは東京の飲食店の中でもトップクラスであろう。自分はここ数年は年に3〜4回しか訪問していないが、よくよく考えると、通っている期間の長さだけだったら自分の行きつけのお店のなかではナンバー6であり、なんと銀座青空よりも長い(ちなみに上位5者は順にシュマン、アピシウス、カンテサンス、青山、日出鮓である)。

この10数年の間にお料理、お値段、そして客層は随分と変化した。前述の通り、初期の頃は一手間掛けたお料理をリーズナブルにいただくことができるお店だったが、その後に高級食材でグイグイと押してくる雰囲気が全面に出ていた時代があって、その後、大門に移るとそれがさらに高じて高級食材と高級食材とがぶつかり合うカオス的な時代があって、デザートのアイスクリームにディケムを掛けるような時代があって・・・一体どこまでやるつもりなのだろうと不安になり、もうそろそろこのお店から卒業しようかなぁと思うようにさえなったものだ。車力門ちゃわんぶの武澤さんが社長として参画してしばらくすると全体的に引き締まった感じのお料理になりつつも、最後にトンカツで〆るという理解しにくい(でも美味しい)展開になったりもした(その後に武澤さんは車力門ちゃわんぶに戻ってトンカツを始めたのは皆さんご存知のとおり)。

ところが最近は少し雰囲気が変わってきたことを感じる。2020年春に伺った際に特にそう感じた。その際に出していただいたボラの利休和えの適度な歯応えと上品な味わいは感動的だったし、雲丹・キャビア・天かす・玉子を使った半田素麺は思ったほどゴチャゴチャしておらずスッキリと頂くことができる。鮪の握り寿司を一人一人に手渡ししたりという劇場的なことももちろん忘れておらず、楽しさを演出するというスタイルは一貫している。

ビールと日本酒1〜2合だけで5万円を超えるお値段のお店というと(自分が訪問したことがあるお店のなかでは)青空、松川、嵐山吉兆、金田中、龍吟などごく少数。このお値段をどう捉えるかは人それぞれでしょう。

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2020/09訪問11回目

5.0

  • 料理・味-
  • サービス-
  • 雰囲気-
  • CP-
  • 酒・ドリンク-
¥50,000~¥59,9991人

実は謙虚で真面目な黒木さん

この日は最後まで食べきれなかった(^^;; かなり食べた最後の最後で(炊き合わせの代わりのように)お肉が出てきて美味しく炊かれた白米と一緒に好き焼き風にいただき、その後にお得意の鮭ハラス・イクラご飯、そして玉蜀黍ご飯・・・残念ながら玉蜀黍ご飯は頂くことが出来ずお土産にしてもらった。その後にカキ氷が出てきたがこれは初めて。今まで茶釜があった場所にカキ氷機が鎮座していた・・・岡部さんがお抹茶を立ててくれることはもう本当になくなったようだ。

***

このお店の存在を教えてくれたのはコントラストという荒木町にある日本料理屋さんであった。そのお店は当時は違う店名で(今はバー・エルラギートの入っている場所で)ご夫婦でやってらっしゃったのだが、そのご夫婦から「湯島にある湯島121というお店があるんですが、凄いですよ、あのお値段であのクオリティはありえませんよ。」と教えてもらったのだった。2009年のいつかのことだったと思う。

すぐに伺ってみた。予約を取るのに苦労した記憶はない。初めて伺ったときは実は個室だったのだが、楽しいお料理だと思った。既存の日本料理の枠に囚われていなくて、ちょっとしっかりめの味付けで、牛タンシチューなんかだしてくれて。ワインをボトルでオーダーしたら抜栓されたボトルが個室に運ばれてきたときには面食らったが、今にして思えば女将もまだまだ初心者だったのであろう。そしてコースのお値段はなんと9,000円だったか9,900円だったのだからビックリだ。

すぐに再訪して今度はカウンターに。これまたとても楽しかったことを覚えている。滑舌良くお料理を説明する大将。二番手の岡部さんはカウンターの一番奥に陣取って(ある意味で)今と変わることなく不思議なコメントを飛ばしていたが、食事の最後で藪内流で仕込まれた帛紗捌きを披露しつつ薄茶を点ててくれた。

それからというもの、頻繁にかつコンスタントに通い続けた。多いときは月イチで通っていたのではないだろうか。徐々にお値段は上がったが2万円を超えるようなことはなく、食材もどんどん高級になっていったが、逆にお得感を感じていた。カウンターの上にズラリと松茸を並べたりというお馴染みのプレゼンも湯島時代の後半くらいからだったと思う。芸能人と遭遇することが増えたのもこの頃からだった。

その後のご活躍は皆さんご存知の通りであり、今や予約の取りにくさでは東京の飲食店の中でもトップクラスであろう。自分はここ数年は年に3〜4回しか訪問していないが、よくよく考えると、通っている期間の長さだけだったら自分の行きつけのお店のなかではナンバー6であり、なんと銀座青空よりも長い(ちなみに上位5者は順にシュマン、アピシウス、カンテサンス、青山、日出鮓である)。

この10数年の間にお料理、お値段、そして客層は随分と変化した。前述の通り、初期の頃は一手間掛けたお料理をリーズナブルにいただくことができるお店だったが、その後に高級食材でグイグイと押してくる雰囲気が全面に出ていた時代があって、その後、大門に移るとそれがさらに高じて高級食材と高級食材とがぶつかり合うカオス的な時代があって、デザートのアイスクリームにディケムを掛けるような時代があって・・・一体どこまでやるつもりなのだろうと不安になり、もうそろそろこのお店から卒業しようかなぁと思うようにさえなったものだ。車力門ちゃわんぶの武澤さんが社長として参画してしばらくすると全体的に引き締まった感じのお料理になりつつも、最後にトンカツで〆るという理解しにくい(でも美味しい)展開になったりもした(その後に武澤さんは車力門ちゃわんぶに戻ってトンカツを始めたのは皆さんご存知のとおり)。

ところが最近は少し雰囲気が変わってきたことを感じる。2020年春に伺った際に特にそう感じた。その際に出していただいたボラの利休和えの適度な歯応えと上品な味わいは感動的だったし、雲丹・キャビア・天かす・玉子を使った半田素麺は思ったほどゴチャゴチャしておらずスッキリと頂くことができる。鮪の握り寿司を一人一人に手渡ししたりという劇場的なことももちろん忘れておらず、楽しさを演出するというスタイルは一貫している。

ビールと日本酒1〜2合だけで5万円を超えるお値段のお店というと(自分が訪問したことがあるお店のなかでは)青空、松川、嵐山吉兆、金田中、龍吟などごく少数。このお値段をどう捉えるかは人それぞれでしょう。

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2020/03訪問10回目

5.0

  • 料理・味-
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¥50,000~¥59,9991人
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2019/09訪問9回目

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¥60,000~¥79,9991人
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2019/07訪問8回目

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2018/10訪問7回目

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2018/09訪問6回目

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2018/06訪問5回目

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2018/04訪問4回目

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2017/10訪問3回目

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2017/09訪問2回目

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2017/06訪問1回目

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  • 料理・味-
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とても楽しいお店

湯島121時代から「楽しいお店」でしたが大門に移ってもそれは変わらず!

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頑張れ自分

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店舗情報(詳細)

店舗基本情報

店名
くろぎ
受賞・選出歴
2024年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2024 Bronze 受賞店

2023年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2023 Bronze 受賞店

2022年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2022 Bronze 受賞店

2021年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2021 Bronze 受賞店

2020年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2020 Bronze 受賞店

2019年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店

2017年Silver受賞店

The Tabelog Award 2017 Silver 受賞店

日本料理 百名店 2023 選出店

食べログ 日本料理 TOKYO 百名店 2023 選出店

日本料理 百名店 2021 選出店

食べログ 日本料理 TOKYO 百名店 2021 選出店

ジャンル 日本料理
予約・
お問い合わせ

03-6452-9039

予約可否

完全予約制

住所

東京都港区芝公園1-7-10

このお店は「文京区湯島3-35-1」から移転しています。
※移転前の情報は最新のものとは異なります。

移転前の店舗情報を見る

交通手段

JR 浜松町駅 北口
都営浅草線 大江戸線 大門駅 A6出口

大門駅から201m

営業時間
  • 火・水・木・金・土

    • 12:00 - 14:30
    • 17:00 - 23:00
  • 月・日・祝日

    • 定休日
予算

¥50,000~¥59,999

¥50,000~¥59,999

予算(口コミ集計)
¥100,000~ ¥100,000~

利用金額分布を見る

支払い方法

カード可

電子マネー不可

席・設備

席数

10席

個室

貸切

不可

禁煙・喫煙

全席禁煙

駐車場

特徴・関連情報

利用シーン

知人・友人と

こんな時によく使われます。

ホームページ

http://www.kurogi.co.jp/

備考

*しばらくの間は電話での予約は昼のお席のみの案内となります
*昼も夜のコースと同じ食事 1人様¥50,000(税サ別)~

初投稿者

matu4matu4(1665)

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    鮨 浩也 (寿司、日本料理)

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