巨大なかぼちゃが幸せな具沢山で満足度の高いほうとう : 小作 河口湖店

＜料理＞
■鴨肉ほうとう…税込1800円
基本の「かぼちゃほうとう」に+500円で鴨肉が入ったのがこの「鴨肉ほうとう」。
ほうとうは幅1.5cm強の平打ち麺。
きしめんのようなピロピロ麺ではなく厚みもあるもちもち食感。
麺量は以前訪問時から変わっていなければ150g。
具は、
・鴨肉
・かぼちゃ
・じゃがいも
・里芋
・ごぼう
・にんじん
・白菜
・ねぎ
・しいたけ
・山菜
だったかなと。
鴨肉はぷりっとした食感の肉がそこそこ入っていましたが、肉の量の割にだしは出ておらず。
根菜類はどれも大ぶりで、特にかぼちゃが煮物レベルの大きさだったのは前回訪問時と変わらず。
この巨大なかぼちゃが幸せ。
鴨肉に関しては、個人的にはほうとうには鴨より豚の方が合うと感じましたが、そこは好みだと思います。
麺だけでは少々物足りない感あるものの、大量の具とスープを飲めばお腹いっぱいに。
やはり小作のほうとうは満足度高いです。


■豚肉ほうとう…税込1600円
基本の「かぼちゃほうとう」に+300円で豚肉が入ったのがこの「豚肉ほうとう」。
豚の脂の甘味が汁にしみ出ていて美味しい。
個人的には、ほうとうには豚肉が合うと思います。


■豚肉辛口ほうとう…税込1800円
基本の「かぼちゃほうとう」に+300円で豚肉が入ってさらに+200円で辛口になったのがこの「豚肉辛口ほうとう」。
辛口はキムチ系の辛さのスープで、トッピングとしても白菜キムチがのっていました。
辛くて食べられないような辛味ではなく、ほんのり辛味を感じる程度でイメージ的にはキムチ鍋。
寒い日にいただくと、冷えた身体が温まるほうとうです。

富士急ハイランドで遊んだ後、夕食にほうとうを食べようと思い、
候補に挙がったのがこちらの小作とほうとう不動。
どちらにするか最後の最後まで決めかね、地元の方の意見を参考に決めようと、
富士急ハイランドの係員さん達に聞いて回ったところ、小作派が多かったため小作に決定☆
（結局、食べ比べてみたくなり数日後にほうとう不動にも行ってしまいましたが…(⌒⌒;)）

土曜日の17時過ぎくらいに来店。
駐車場も広く、かなりの台数がとめられると思います。

入り口を開け、入ったところで靴を脱いで店内へ。
おっと…客席はビックリするくらい広いワンフロア！！Σ(￣□￣;)
ホテルの大宴会場と言うか何と言うか…とにかく巨大な畳スペース。
6名掛けの座卓が少なくとも30卓以上はあったかと思います。
しかもテーブル間隔が広いので、卓数が多くてもゆったりとしていますし、
どうらや窓際は掘り炬燵式の席のようです。
フロアの隅の方にはベビーチェアも沢山用意されており、乳幼児連れのお客さんも多く見受けられました。
そして、夕食にしては少し早めの時間帯であったにもかかわらず、その席の半分近くが埋まっていたのにまたビックリ。
うちもまだ夕食にはちょっと早いけど…なんて思っていたのに、もっと早い人がこんなにいたとは。
　
私は基本である「熟瓜（かぼちゃ）ほうとう」と「馬刺」が食べたかったのですが、
主人は馬刺は食べないと言うので、馬刺のハーフサイズはないものかとお店の方に聞いたところ、
馬刺メニューとしてはハーフサイズはないが、
2000円以上のコース料理で付いてくる馬刺は、単品で頼む「馬刺（1000円）」の半量とのことでした。
でもコース料理だと肝心の「ほうとう」のサイズも一回り小さくなるのでは…と心配したのですが、
メインのほうとうについては単品の「熟瓜ほうとう（1050円）」と全く同じものとのこと。
それならばと、私は2000円のコースをお願いすることにしました。
主人は、同じほうとうじゃつまらないし…と「豚肉ほうとう（1300円）」を注文。

注文後すぐに、馬刺や酢の物、漬物が配膳され、それから数分後、メインのほうとうがきました。
ほうとうは作るのに時間がかかるのかと思いきや、配膳されるまで早くて意外でした。


★ほうとう2000円コース（熟瓜ほうとう、馬刺、酢の物、漬物）…2000円
・熟瓜ほうとう
コースのこの熟瓜ほうとうと単品の「熟瓜ほうとう（1050円）」は、味もサイズも同じものだそうです。
ほうとうはもちもちっとしたコシのある幅1.5cm強の平麺で、
ほうとう不動と比べるとこちらの方が麺が長く、約20cm程。
（…と言うか、ほうとう不動の麺が短すぎなのかな？）
茹でる前の状態で150gですので、茹でた状態では300g弱くらいでしょうか。
結構ボリュームがあります。
ほうとうと言うものは、
箸で持ち上げようとすると途中で切れてしまうくらい柔らかく煮込まれているものだと思っていたのですが、
こちらのほうとうは持ち上げても切れるようなこともなく、弾力性もあって個人的には好きです。
もっちりとしていて、この太さの食べ応えのある麺…私の味覚ならぬ食感覚にピッタリ♪(/ω＼*)
逆に言うと、しっかりと煮込まれた柔らかい麺が好きな方には向かないかもしれません。

つゆは味噌ベースに醤油も少し入った味付け。
少し塩分が強いですが、昆布や鰹節、煮干しの出汁が効いておりとても美味しいです。
なので、かなり満腹だったにもかかわらずつゆも飲みきってしまいました。　

具はほうとう不動と比べるとかなり多く、

　・かぼちゃ（熟瓜）
　・じゃがいも
　・里芋
　・ごぼう
　・にんじん
　・白菜
　・ねぎ
　・さやえんどう
　・しいたけ
　・山菜

…だったかな？
とにかく具だくさんで、一つ一つの具も大ぶりでボリューム満点☆
特にかぼちゃはかなり巨大な塊が2つも入っていて食べ応えがありました。
つゆはしっかりと煮込まれているようなのに、具は煮込みすぎてつゆに溶けてしまっていることもなく、
野菜の角がちゃんと残っていたので、別茹でにして最後につゆ、具、麺を合わせるているのでしょうか。
総合して、とても大満足なほうとうでした。

・馬刺
単品の「馬刺（1000円）」の半分の量だそうです。
鮮やかな赤色（桜色）で、私が地元の居酒屋で今まで食べていた馬刺とは見た目からして全然違います(⌒⌒;)
いただいてみると、とても弾力性があり（≠硬い）、もちろん臭み等はなく美味しい♪(/▽＼*)
やはり、本場（？）のものは違いますね。
それとも、脂がのっていて一番美味しいと言われる桜の季節にいただいた馬肉だからなのでしょうか。
とにかく、予想以上に美味しい馬刺で、これは食べる価値ありです。
山梨の馬刺はみなこれくらい美味しいものなのかわかりませんが、頼んで正解でした。

・酢の物
こちらは日替わりなのかわかりませんが、この日は「もずく酢」でした。
コースを選んだのは少しだけ馬刺が食べたかったからで、「酢の物」には特に期待もしていなかったのですが、
思ったよりももずくの量も多く（推定100g強）美味しかったです。

・漬物
大根、きゅうり、にんじんのぬか漬けでしょうか。
これまた全く期待していなかったのですが、よく浸かっていて美味しい漬物でした。


★豚肉ほうとう…1300円
「熟瓜ほうとう」に豚バラ肉が入ったのがこの豚肉ほうとう。
なので、「熟瓜ほうとう」に入っている具は同じ物が同じ量、この「豚肉ほうとう」にも入っています。
てっきり、

・基本のほうとう＋かぼちゃ＝熟瓜ほうとう
・基本のほうとう＋豚肉　　 ＝豚肉ほうとう

なのだと思っていたのですがそうではなく、

・基本のほうとう＝熟瓜ほうとう
・熟瓜ほうとう＋豚肉＝豚肉ほうとう

なのだそうです。
最初、巨大なかぼちゃの塊が2つも入っているのは私が頼んだ「熟瓜ほうとう」だけだと思ったら、
主人の頼んだこの「豚肉ほうとう」にも巨大なかぼちゃの塊がちゃんと2つ入っていました。
「熟瓜ほうとう」とこの「豚肉ほうとう」を食べ比べてしまうと、
やはりこちらの豚肉入りの方が豚バラ肉の甘みや旨みが出ていて美味しく思えましたが、
基本の「熟瓜ほうとう」でも十分に美味しいほうとうだと思います。


店員さんもみなさん親切で子連れ客にも優しく、居心地も良いお店でした。
お座敷席なので、のんびりゆっくりと食事をするのにも向いており、
伺った時は観光客よりも地元のお客さんと思われる方が多かったように思えます。


ほうとう不動も麺は短いもののこちらの麺よりもコシが強くムチムチとした食感で美味しかったのですが、
具の量を比べると小作の方が断然多く食べ応えもありましたので、個人的には小作の方が好きかな…。

小作さんでは、甲斐市の郷土料理である「おざら（冷やしほうとう）」というメニューもあるようなのですが、
こちらの店舗では取り扱いがないとのこと。
このもちもちの太平麺を冷やしで食べたら、さぞ美味しいに違いないので、
機会があったら取り扱っている店舗に伺っていただいてみたいです。