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店名 |
PATISSERIE TATSUYA SASAKI(パティスリータツヤササキ【旧店名】ル・リベラリスム・シーオー パティスリー・タツヤ・ササキ)
|
---|---|
ジャンル | ケーキ、パン |
予約・ お問い合わせ |
042-665-8528 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
JR西八王子駅 南口 歩8分 西八王子駅から307m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー可 |
席数 |
2席 (席も2つあるが、基本は店頭販売 ・ テラスにベンチシート有り) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 店の裏手に2台 |
ドリンク | ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2011年9月 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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市の中央図書館に行ったついでに、八王子お店大賞に選ばれたこともあるこちらのお店に立ち寄りました。
お店の正式名称は「ル・リベラリスム・シーオー パティスリー・タツヤ・ササキ」と長いので、どう略して呼んでいいのか悩んだことがありましたが、今は「タツヤ・ササキ」で通じるようで、舌ったらずな私も安心(笑)
実は以前にも一度入店したことはあったのですが、当時は焼菓子にあまり心を惹かれなかったので、何となく買わずにそのままお店を後にし、それっきり数年が経っていました。
それが去年札幌の焼菓子の名店「菓子工房あん」の出会いをきっかけに、フランス伝統焼菓子に興味が出始め、今回の訪問となりました。
お店は、外観からも少し特徴があるのですが、DIYされたと思われる手作り感溢れる内装で、素朴な温かみを感じます。こういった気取らない雰囲気がとても好感度大です。
午後3時過ぎの訪問でしたが、かなりのメニューが品切れ状態になっていて、とても人気のあるお店だということが伺えます。
とりあえず私は、図書館での調べもので脳疲労MAXで、、、
頭が糖を求めているのか全てを買い占めたい気持ちに駆られたものの(笑)
ぐっとこらえて1つ1つじっくり商品を拝見させていただきました。
するとお店の方が現れ、商品について一つ一つ丁寧に説明してくださいました。
シェフのお母様かな?素敵なお人柄です^^
いろいろと興味深いお話を伺いましたので、以下、他店とは違ったこだわりを列挙してみます。
◆こだわりその1「コンフィチュールの種類にこだわる」
壁側にずらりと並んだ美しいコンフィチュールの瓶たちが、とても色鮮やかで目を奪われます。
「トマト&ラズベリー」「キウイ&ココナッツ」など、変わったフレーバーのものが多いなと思って眺めていると、
「フランスの人たちは、こういったジャムをお料理のソースに使ったり、パーティ用オードブルのディップとしても使うんですよ」と教えて下さいました。
なるほど、日本ではジャムというとパンに塗るかヨーグルトに添えるくらいしかしないですけど、鶏もも肉のソテーなんかにフルーツソースとして使ったら、すごくお洒落なフレンチに変身しそうですね。今度試してみようと思います。
◆こだわりその2「普段使いのスイーツを目指す」
こちらのお店の特徴的な商品として、マカロンとシューケットがあります。
マカロンは、ジャムが挟んであるものと、メレンゲ生地だけのものと2タイプあって、メレンゲタイプのものは焼成時の敷紙がくっついた状態のままラッピングすることもあるのだとか。普通は敷紙を剥がすものだけれど、あえてそれをしないのが現地流とのこと。
シューケットは、中にクリームを入れないシュー皮生地だけのスイーツ。日本ではシュー生地にクリームを詰めるのがごく一般的ですが、現地ではシュー生地にパールシュガーをまぶして焼いただけの状態のものを、日常のおやつとしてよく食べているそうで、それをここで再現したとのことです。
日本でいうと麩菓子のようなカジュアルな感覚で食べるのでしょうか。とても面白いです。
◆こだわりその3「使う油脂はバターのみ」
一般的なケーキ屋さんだと、コスト面の問題だとか口溶けを良くする関係で植物油脂を使うことが多いのですが、こちらのシェフはやはり現地の味にこだわりたい…とのことで、油脂はバターのみだそうです。
健康オタクの自分としては、これは非常にありがたいことでして、、
というのも、現代人の植物油脂(オメガ3、オメガ6といったPUFA(多価不飽和脂肪酸))の過剰摂取が慢性病、肥満、老化の元凶というのがサイエンスの最前線なので、こういった姿勢は私たちの健康にも寄与する素晴らしいポリシーですね。
◆こだわりその4「包装は至ってシンプル」
テイクアウト専用のお店なので、型崩れしないように包装はしてくれますが、高級パティスリーによくある過剰包装はありません。日本ではケーキは「贈答用」というコンセプトが強いので、とかく大げさなラッピングになりがちですが、ヨーロッパでは、基本ケーキは自宅のおやつとしてカジュアルに食べるものなんだとか。そういえば、ドイツなんかではケーキを買っても紙袋に入れて渡されることも多いという話を聞いたことがありました。
こちらのお店ではそこまではしないようですが(笑)、贈答用を希望する場合には有料のギフトボックスを数種類から選べるようです。
さて、今回購入したのは焼菓子を数種類と、タルト1種類です。
「パルミエ」
いわゆる源氏パイの元祖ですね。
ハート型に折り込まれて焼かれたパイは、サクサクしたデリケートな食感で、甘さ控えめ。
おそらくゲランドの塩を使われているのかな?風味の良い塩味が軽く効いていて、全体の味を引き締めています。
「フロランタン」
クッキー生地にキャラメルコーティングしたスライスアーモンドを乗せて焼かれたお菓子で、一口かじるとアーモンドの香りが広がります。生地の間にはさくらんぼの砂糖漬けがサンドされていて、そのねっちりした食感がアクセントになっています。キャラメルもさくらんぼも粘性が強いので、歯の裏にくっつく系のお菓子です(笑)
「サブレオショコラ」
カカオニブがトッピングされたチョコレート味のサブレです。
なんとなくハードな見た目ですが、口に入れるとバターの香りを強く感じます。そして思ったより柔らかくしっとりとした食感なのが意外。甘さ控えめで、カカオニブの苦味が大人の風味を醸し出しています。
「おまけの焼菓子(マカロン?)」
そして、おまけの焼き菓子をサービスで1つ頂きましたが、おそらくマカロンのミニ版かな?
こちらのマカロンはフランスの田舎の伝統的なマカロンを再現しているとのこと。
焼き色からしてフィナンシェのような感じにも見えますが、かじってみると確かにマカロンの味です。ホロっとした口どけの良い食感がクセになりそうですね。
「ブラックベリーとクリームチーズのタルト」
ショーケースに並ぶ色とりどりのタルトの中で、迷いに迷った結果、こちらを選びました。
タルト表面には、艶出しで塗られたアプリコットジャムの上にシュトロイゼルがトッピングされており、わずかに粉糖がかかっています。この粉糖のかかり具合のバランスには「センスあり!」と唸ってしまいますね。
固すぎず柔らかすぎず…の絶妙にサックリした食感のタルトに流し込まれたクリームチーズのフィリングは、なめらかで上質な味わい。
フィリングの中に混ぜ込まれたブラックベリーがクリームチーズと馴染んで、爽やかな酸味が口の中に広がります。
トッピングのシュトロイゼルも変に甘すぎず、タルト生地やフィリングとうまく調和しており、完璧に美味しいタルトです。素晴らしい!!!
フランス現地で学ばれただけあって、味のクオリティは流石としか言い様がありません。
個人的な感想としては、やはりクッキー系よりもタルト系が、タツヤササキさんの真骨頂といえるのではないかと思います。
既に品切れになったタルトメニューの数々を見ていても、「ライチとほうじ茶のタルト」など、味の想像がつかない変わったフレーバーのものも多く、フランス伝統スタイルを維持しつつも、創作意欲に溢れる研究熱心なシェフということが伺えます。
最近オープンされたという阿佐ヶ谷店には、阿佐ヶ谷限定のタルトもあるらしく、両方の店舗に通いたくなってしまう心憎い作戦(?)にまんまとハマってしまいそうです(笑)
そして、ただ美味しいスイーツを提供するだけでなく、現地の空気と文化も一緒に届けてくれるという、異文化に触れることが大好きな私には大変に魅力的なお店でした。
ここまでのこだわりを見せているお店はそうありませんので、多摩エリアでは間違いなくトップクラスと言えますし、個人的には京王堀之内で同じくフランス菓子を営んでいるモンテリマールさんと双璧をなすスイーツの名店だと感じました。
季節限定のタルトを味わいに、定期的に訪問したくなるお店ですね。個人的にリピート必至です。
ごちそうさまでした!