二八と十割、各々の良さを堪能できる秀逸店 in 保谷 : 一喜

この日は諸々の用事があるので午前半休〜。思いがけず早く用事が終わったので、保谷にある某蕎麦店に訪れてみるも、又も臨休・・・。これで二度目です(T . T)・・・。
でも前回もそこから探して未体験のうどんに出会えた訳で、何事もプラス思考！
と言いつつ頭の中は蕎麦で一杯だったので、そこから蕎麦店を探してヒットしたのがこちら。

結論から言うと、思いがけず素晴らしい穴場蕎麦屋さんに出会えました！
元々蕎麦は大好物なので、かなりの良店を巡ってきているつもりではありますが（まだ「通る人」の段階ですが）、ここはその中でもかなりのレベルです。

平日11：30開店と同時に伺い、一軒家の一階をお店にした小じんまりとした、しっかりと感染対策を施されたテーブル席のみの店内にはまだお客さんはいません。
壁一面に色々な貼り紙があって、店主さんの拘りを感じます。

メニュー自体はシンプルですが、文字数が多いのでやや解読に時間が掛かります。
イチオシは天せいろとの事なのですが、十割と二八の二種盛りも食べたいので、「二色(980円)」と「天せいろの天ぷらのみ(1470円)」と頼んでみると、「天せいろを二色にも出来ますよ」と。
なるほどー、じゃあそれで！
良くメニューを見てみると、上に＋120円で二色に変えられるとありますね。
（実際天せいろ1890円に二色＋120円で2010円の明朗会計でした〜。）

まず蕎麦汁がやってきましたので、少し舐めてみますと、なるほど、どちらかというと濃口ですが鰹の出汁をしっかりと感じることのできる、美味しい蕎麦汁です。
思わずネギ浸してつまんだりしちゃってました(^◇^;)。

さて、まず来たのが二八のせいろと天ぷら。
天ぷらも大ぶりの海老が2つ、蓮根、椎茸、南瓜、烏賊と万全なラインアップで食欲をそそりますが、せいろの見た目が久々に見る、とーっても美しい仕上がりだったので思わずせいろから。

こちらは挽きぐるみですね。そして水分の度合いが完璧過ぎます。
ざるの下には一滴も水が滴ってない、にも関わらず、蕎麦自体は瑞々しい！
まず居ても立ってもいられず、そのまま数本啜ります。
かなり最高レベルに美味しいです！！！！！
風味もちゃんと残しながら二八ならではのつるんとした喉越し感、超ゴキゲンな塩梅です。
塩でも、蕎麦汁につけても当然美味しいわけですが、あまりに蕎麦が美味しいんで、あまり薬味は付けずに、蕎麦汁もちょこんとで頂いて一瞬で平らげてしまいました(^◇^;)〜！
いやぁ、これマジで久々に美味い蕎麦を食べました！

おっと忘れるところだった、ということで天ぷら。
これも熱いうちに頂きましょう。
蕎麦屋の天ぷららしく、衣は厚め、なのですが、こちらの衣がメチャクチャサクサク。天かすをお箸でつまむと弾け飛ぶくらいのサクサクっぷりです。
そしてほんのり味がついてる気がします。だから塩つけなくてもそのまんまで十分に美味しい！
おぉ、これあったかい蕎麦でも頂きたいてみたいですねぇ。すごい研究された、お蕎麦屋さんとしての、温かい汁に入れても崩れないし、そのままで食べても美味しい、秀逸な天ぷらでした。

さて、最後に十割がやってきます。
見た目にも明らかに二八とは違ってより黒っぽい土色っぽい感じで、こちらも挽きぐるみですね。
お箸で持った瞬間に弾力の違いがはっきりと分かります。
こちらはゴワゴワしてて、歯応えも二八に比べて圧倒的にあって、ギューって噛んで十割ならではの風味を楽しむ仕上がりになってます。
ここまでいい感じのコントラストで味わえる二色は最高過ぎます！
で、こちらは風味も食感も強いので、薬味がまた活躍するわけですが（薬味の味に蕎麦が全く負けない）、とりわけ辛味大根、これがメチャクチャ合います！

蕎麦湯はサラっとタイプ。
飲み干したいものの、蕎麦汁は塩分が強いから医者に止められてるんですよね・・・。泣く泣く半分だけにしました。

いやぁ、それにしても、いくら蕎麦が美味しい季節とは言え、メチャクチャ美味しいお蕎麦でした！
ここまで「おぉ！」ってなったの久々です。
お目当てのお店の臨休も捨てたもんじゃありませんね。
もちろん三度目の正直にもトライはしますが、仮にまた臨休でももう無問題、速攻でこちらにやってきますので(^◇^;)！いや、こちら目当てでまず来て食べて、ついでにあっちのお店がやってるか見てみる、そんな心持ちでいいのかもしれません！

素晴らしいお蕎麦でした！
とっても美味しかったです！
ご馳走様でした！