12月のカサマイヤは、カタルーニャ地方のクリスマスに想いをはせた料理が並んだ : カタルーニャ厨房 カサマイヤ

久しぶりに玉川学園前のレストラン、『カサマイヤ』にやってきました。
こちら、スペインの東北部の州「カタルーニャ」でパティシエをされていた女性が、現地で食べられていた料理を再現して提供しているレストランです。

年の瀬も迫ったこの日、久しぶりに食べ友さんとの食事にやってきました。お店の目印は、玄関にかかっている黄色と赤のストライプの旗。これはカタルーニャ自治州の旗。扉を開けると、階段を数段降りた所に広がるカウンターキッチンとホール。久しぶりなので懐かしい気持ちになります。

今日はカウンターでシェフの料理の仕上げを目の前で楽しみながら、お任せコースをいただきます。12月のこの日は、クリスマスにカタルーニャの家庭で食べられる、シェフの思い出が詰まった料理でした。

▫️前菜
　ビンチョス：カリフラワー、アンチョビ、オリーブ
　ブルスケッタ：鶏のレバーとドライプルーン
　パプリカで巻いたらのペースト（ブランダード）

　つまみと共にCAVAを飲むのがサマにになります。

▫️サラダ
　軽くスモークされた牡蠣が添えられたサラダ。牡蠣が予想を裏切って柔らかい食感で美味しい。
　真ん中の野菜はニンジン、紫大根、紅芯大根などをラペ状にしたもの。
　おつまみになるサラダです。

▫️ソパ・トラーダ
　カタルーニャ地方ではクリスマスシーズンに飲まれるスープだそうです。
　トーストしたパンをツナギにしたスープに、鶏の肉団子が入ってます。
　素朴な旨味で心も体もあったまります。

▫️カネロニ
　こちらは、12月26日に食べる料理とのこと。
　クリスマス本番の25日に食べたお肉の残りを生かした料理だそうです。

▫️メイン　鶏料理
　鶏にドライフルーツやりんご、ソーセージなどを詰め物にして焼いた料理。
　旨味、甘味、酸味が渾然となって美味しい！

▫️サングリアのソルベ
　これは嬉しいお口直し。

▫️私を狂わせるフラン（プリン）
　シェフは元々、カタルーニャでパティシェをされていたとのこと。
　デザートは5種類の中から予め選んたものが供されます。
　久しぶりなので、オーソドックスなプリンを頂きました。濃厚で滑らかです。

▫️カラヒージョ（エスプレッソ＋ブランデーなど）
　最後はエスプレッソに、と思ったらちょっと変わったのがあったので、こちらに。

カタルーニャの料理自慢のご家庭に招かれたような、気さくで温かみのある料理を満喫しました。
また季節を変えて訪れたいお店です。

東京都の緊急事態宣言も解け、久しぶりに家族で食事をしようと玉川学園前にある『カサマイヤ』にやってきました。こちらスペイン料理でも「カタルーニャ地方」に思い入れの深いお店。可愛らしい内装と対比的に大人の雰囲気で落ち着いて食事ができるお店です。

思えば、4月上旬に緊急事態宣言が出て、家族で楽しみに予約していた青山のフレンチを急遽キャンセルしてからほぼ２ヶ月。久しぶりの家族での外食となりました。
この日はじっくり食事を味わおうと、シェフのおまかせコースを予約しての訪問です。

店内は事実上、ほぼ満席。やはり緊急事態も解けて、週末に外食をというご家族は多いようです。

コースはCAVAを片手にビンチョスを摘むところから始まり、野菜と魚介を中心とした前菜、ショートパスタのパエリアを経て、メインの牛肉の煮込みと続きます。
久しぶりのコース料理のせいか、運動不足のせいか、結構お腹いっぱいになりました。

しかし、デザートは別腹。
こちらデザートの種類が豊富で、どれも美味しいのですが、この日は前回迷った挙句食べなかった「私を狂わせるフラン」に。ついでにツレのギブアップしたチェリーのタルトも半分。
幸せなシメとなりました。

ご馳走様でした。

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＜この日のコース＞
▫️　ピンチョスの３点盛り
　　マッシュルームの詰め物焼き、鶏レベーのバゲット、鯛のコロッケ
　　一口ずつの料理。酒飲みにとっては嬉しい盛り合わせ。

▫️前菜１：　ホタテのマリネのサラダ
　キャロットラベと合わせて、さっぱりした味わい。

▫️前菜２：ラタトゥイユ
　　ラタトゥイユの上にタラの焼き物、その上に温泉玉子が乗ってます。
　　南仏の郷土料理の定番ですが、スペイン らしさも添えて。

▫️フィデウア
　定番のショートパスタのパエリヤ。イカスミの味をパスタが吸い込んで濃厚です。

▫️牛肉の煮込み　
　シチューのように柔らかいお肉。（写真悪れたのが痛恨の極み）

▫️赤ワインのソルベ

▫️デザート：私を狂わせれうフラン
　滑らかでナチュラルな味わい。
　一定のレベルのものを作ろうとするとシェフが狂いそうになるという意味だとか？

玉川学園前にある『カサマイヤ』さんのイベントに参加しました。

イベントはカサマイヤさんとカタルーニャワイン専門インポーターのal puenteさんとの合同企画。
スペインのワイナリーから輸出担当のエステルさんが来日されたタイミングで開催され、カタルーニャ州の文化やお祭りについてお話しを聴きながら、かの地の料理とワインを楽しむというもの。

参加されたのは１５人ほど。まるでちょっとリッチなホームパーティに招かれたかのような雰囲気の中で、美味しい料理とワインを楽しむことができました。

最初にエステルさんからカタルーニャ地方の伝統的なお祭りの紹介。
カタルーニャの夏の祭り「フェスタ・マジョール」、ベルガのお祭り「パトゥム」、メノルカ島の「馬祭り」など。
どれも特徴的ですが、特に気になったのが人間の塔（”castell” 、カタルーニャ語で城の意味）。
https://www.youtube.com/watch?v=Tdk8_Ji8avs
これは盛り上がりそう。　

お祭りには酒と料理はつきものということで雰囲気を想像しながらいただきます、
ビッフェ形式の料理は、最初のラウンドは山羊のチーズやサラミ、ブルスケッタなど冷たい前菜。
ついで、クロケットや春巻きのような暖かい料理が出て、シメはやはりカタルーニャ名物のフィデウア（パスタのパエリア）。　
カタルーニャのワインと合わない訳がない料理の数々でした。

気がつくと、あっという間の２時間半。
スペイン好きの人だけでなく、ワイン好きの人にもたまらないひと時でした。

玉川学園前にあるスペイン料理の店『カタルーニャ厨房 カサマイヤ』。
スペイン現地の料理のエッセンスを洗練された形で楽しめる素敵なレストランです。

食べログで見つけたこちらの店。レビューの評判も良く、久しぶりにスペイン料理、しかも昨年行ったバルセロナの辺りの料理で期待できそう、と出かけてみました。

駅から歩いて数分、清潔感の溢れる扉を開けるとオープンキッチンのカウンターが広がっています。
料理の最後の仕上げはお客さんの前で行う形で、オーナーシェフの設計なのでしょうか。お客さんとのふれあいを大切にした店内の仕様です。

この日は、シェフのお任せコース（¥5400）で予約していました。

まずはCAVAで乾杯。
付き出しが出されます。
▫️付き出し
・鶏レバーとプルーンのテリーヌ
　　普通の鶏レバーのテリーヌと比べて柔らかく、豊かな味わい。　
・カタルーニャ産のローストアーモンド
　　口さみしい時にポリポリ。

◽️ホタテのマリネのサラダ
　グラスの白ワイン（Estratego REAL)と共にいただきました。
　新鮮なホタテのマリネに酸味も感じるフレッシュなワインのバランスは良好。
　
◽️メカジキのソテーと焼きネギ（カルソッツ）
　メカジキはともすれば淡白になりがちですが、これはふっくらした食感。
　下にマッシュが引かれているので、よりしっとりした味わいで楽しめます。
　付け合わせは、ロマネスコと下仁田ネギの焼き。

　この焼きネギはカタルーニャ地方の冬の風物（カルロッソ）とか。合わせるソースはクリーミーなソース（ロメスコソース）。炭火でじっくり焼かれたネギは柔らかく、甘〜く仕上がっています。
　素朴な料理ですが、その土地に根ざした食文化なのでしょう。興味深いです。

▫️フィデウア
　パスタのパエリア。これも定番のカタルーニャ料理とか。
　イカのうまみを吸ったパスタが濃厚な味で美味い。
　合わせた２杯目の白ワイン（VIA EDETANA）は少し厚みのあるシャルドネにも近い味わい。

▫️牛肉の赤ワイン煮こみとひよこ豆
　柔らかく煮込まれた牛肉。ワインの酸味も感じられ濃厚な旨味です。
　慌てて白ワインを飲み干し、赤ワイン(Boig per Tu 2015)へ。
　こちらのワイン濃厚かつ渋み柔らかめで上品な味わいでした。

▫️サングリアのソルベ
　
▫️デザート：チョコレートケーキとラム酒のジェラート
　チョコレート濃厚。これはチョコ好きにはたまりません。

▫️デザート（ツレ）：アップルパイとバニラのジェラート。これはシェフの一押しのようです。
　少し味見しましたが、しっかり焦げ目のついた深みのあるアップルパイ。シェフのこだわりを感じます。


スペイン料理というとバル風の店を思い浮かべてしまいますが、こちらは洒落た雰囲気の中でタパスをうまく取り入れたコース料理をゆっくりと楽しめるレストランでした。
オープンキッチンをうまく使いこなした店内の雰囲気や料理、デザートの優しい美味しさに女性シェフのセンスを感じます。