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店名 |
閉店
牛骨らぁ麺マタドールANNEX
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---|---|
ジャンル | ラーメン |
住所 | |
交通手段 |
JR常磐線・メトロ日比谷線・つくばエクスプレス 南千住駅から300m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
駐車場 |
有 |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 |
オープン日 |
2017年4月26日 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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「日本一の牛骨ラーメンの3号店は商業施設内で牛骨スープの鶏塩ラーメン」という謎のコンセプト。
立川「ららぽーと立飛」の「鏡花」の例を引くまでもなく、こだわりの名店が幅広いお客さんとの出会いを求めてマニア向けではない立地のところに店を出す挑戦は素晴らしいと思っています。
さらに、周囲に入っているのは定食の大戸屋、無添くら寿司、焼肉おもに亭、など。もう、日高屋が入っているのが最も似合う場所に、マタドール3号店はありました。
店内も、特に気合いを入れた装飾はなし。
自動券売機でチケットを購入する際に、「塩らぁ麺」と「黄金の鶏塩」の違いを尋ねると、しいて言えば前者が本店風、後者がここ3号店の完全オリジナル、とのこと。
「味噌味専門」の2号店の塩とも、メニュー写真の見た目からして違うので、鶏塩にしました。
席に着くと、やはり本店同様、卓上にコショウなどの調味料は一切無し。ファミリーやご老人もいらっしゃるでしょうに、曲げないところは曲げない、ということでしょうか。
そして出てきた僕のラーメン。
丼は見た目は小さめで丸みを帯びています。
が、「人相」ならぬ「麺相」は、「間違いなくおいしい」と語りかけてくるようです。
スープ表面に浮いた鶏油のきらめき方が尋常じゃない感じ。うっすら見える麺も、「中華そば」という料理名はあてはまらないであろう、と思うほどの見たことがないルックス。
さらに、乗っている肉は牛のバラ肉。「鶏塩」という料理名はどこに行ったんだ、という牛推しっぷり。
スープからいただいてみますと……わかりやすいっ‼︎ 本店の「塩」が、重層的立体的に緻密に組み上げられたオーケストラによる交響曲のようだとすると、これは秋元康プロデュースによる「どこにでもありそうな気がするのに実は唯一無二」のポップミュージックのよう。
おそらく、「マタドール」というお店が国内でも稀有なこだわりの名店であることをご存知ない方が召し上がっても「普通においしい」と感じるくらいなのではないかと思います。ただし、食べ終わった瞬間に「今度は誰かを誘ってまた来よう」となぜか思ってしまっている、というような感じ。
麺も、見た目通り唯一無二。平打ち気味なのでやわらかそうでいて硬さを感じることもなくすいすい入ってきてしまうくせ者。
食べ終えるまで「伸びてきた」と思わせない謎の茹で加減。
「鶏塩」と名付けられているにもかかわらず、間違いなく牛骨スープもブレンドされていると思われる厚みあるスープがメインディッシュで、麺や具がおかず。
本店や2号店が「並んででも食べたい一杯」だとするなら、この黄金の鶏塩は「毎日食べたい一杯」です。