モッツァレラチーズバーガー＋フライドエッグ＠WAKIE WAKIE : ウェイキー ウェイキー

JR中央線・京王電鉄井の頭線吉祥寺駅から徒歩3分。公園口の改札を出て前の道を左に進み、井の頭線の高架を潜ってすぐの信号を渡りヤマダ電機の脇の道へ入りすぐ右側のビル2階に店がある。

入口に看板が出ているがちょっと目立たないというか…。ここの2階でハンバーガーが食べられるとはあんまり思えないテナント構成で…。

こちらは2018年開業のハンバーガーの店。新宿1丁目のいつも行列が出来ている人気店「CHATTY CHATTY」（改装のため休業中）の支店とのこと。

「CHATTY CHATTY」は「FIRE HOUSE」で働いていた方が独立して始めた店。ハンドチョップ（なのかな？）の極粗挽きのオージービーフをクレピネット（豚の網脂）で包んで焼き上げるという欧風の手法を使った肉々しいパテと、他の店ではあまり見ることのないふわもち食感のホワイトバンズを合わせたオリジナリティのあるハンバーガーが特徴。

1ヶ月ぐらい前に「洞くつ家」の手前のビルにハンバーガーの店があるのを発見していて、この日はパン系のランチを食べたいと思ってお伺いしてみたら、3/15でクローズの告知。うーん、もう少し早く来れば良かったかしら？

13:10頃訪問。先客4名、後客3名（たぶん）。

階段を上がって扉を開くとすぐ厨房で客席は左右に振り分けのレイアウト。右は窓際にカウンター、左はテーブル席。女性店員さんに案内されて2人掛けテーブルへ。厨房に男性店員さん2名、フロアに女性1名の3名体制。

注文はメニューを見ながら口頭で、代金は後払い。

メニューはハンバーガーが40種類ぐらい、ホットドッグが12種類。サイドメニューもいろいろと揃っている。ちょっと目移りするぐらいのバリエーション。チーズバーガーだけで6種類もある。

あと、こちらは月替わりの限定メニューがあり、これが尋常じゃない。1月は餅あんこバーガー、2月はチェリーパイバーガーだったらしい。味の想像がつかない…。

いろいろと思案を重ねた結果、モッツァレラチーズバーガーにエクストラでフライドエッグをオーダー。ランチタイムはドリンクがサービスというので、ジンジャーエールをお願いする。＋100円でフライドポテトが付くと言われたが、どのぐらいのボリュームなのか分からなかったので、今回はパス。

6分程でモッツァレラチーズバーガー＋フライドエッグが提供される。

小さめの皿の上にバーガー袋に入った状態のハンバーガー。白胡麻がトッピングされているバンズは白っぽくふんわりした見た目。上部が薄く下部が厚いというのがちょっと珍しい。

中は上から、フライドエッグ、溶けたモッツァレラチーズが乗っているビーフパテ、レタス、トマト、玉ねぎ。

パテは赤身主体。挽き肉というより細切れの肉といったほうが良いかも。そのぐらい肉が粗い。こんなに粗い肉でも散けないのはクレピネットのおかげなのだろう。適度な歯応えと赤身肉の旨みもしっかりと感じられるし。

モッツァレラチーズはハンバーガーにはちょっと淡泊なのかも。チェダーとかペッパースモークとか、他の種類のチーズにしたほうがインパクトがあったかもしれない。でも、逆に肉の味を引き立てるような感じもある。フライドエッグとの相性も良い。

ホワイトバンズはもっちりとした食感で、ハンバーガーバンズとしてはちょっと異質。湯種製法なのかしら？でも、厚みがそれなりにあって肉汁やソースをよく受け止めてくれるので、食べ終わったときにハンバーガー袋の中にソースが大量に残るようなことがない。なるほど、これは良いかもしれないと思った。

生野菜はしゃきっとしていて良い歯応え。マヨネーズとかケチャップとかの味付けはわりと薄めで、黒胡椒が強めに効いている。素材の味を分かりやすくするために、こうしているのかしら？

さくっと全部食べ切ってしまったが、それなりにお腹いっぱいに。フライドポテトを付けなくて良かったぐらいの充足感。いや、フライドポテト食べようと思えば食べられたかも。

こちらのハンバーガー、オリジナリティの強いスタイルでなかなか良いし、バンズとかクレピネットとかもとても理に適っていて美味しさに貢献しているという。ちょっと希有なタイプのハンバーガーを頂けてとても良かった。

閉店前にお伺いすることができれば、もう一度訪問してホッドドッグを頂いてみたい。間に合わなかったら、新宿の本店がぼつぼつ再開ということなので、そちらへ行ってみようかしら？