全てが相変わらずの大衆洋食。3.6 : クロンボ

サービスランチ(750円)、ライス大盛り(50円)

定点観測の日。
店内に入ると開店すぐだったのか先客はいない。そもそも当店は何時から開店するのか、知ってなかった。
お父さんにサービスランチをオーダー。

この日はハンバーグ、茄子はさみ揚げ、白身魚フライ、目玉焼き、ハム。
テイストは変わっていない。

早い時刻だが、後から来たお客は皆、高齢の人たち。いつもは若い人たちで混み合っていたので、幅広い人達に知られた店なのだと再認識。

Eセット(880円)

随分、久しぶりの高円寺はやはりクロンボ。いつもは何も考えずAセットとかBセットをオーダーしてるが、改めてメニューを見るとEというのがある。当店では一番の高価格だ。これは試してみなくてはならない。

コロナを経て、全体的に値上げされているようだが、そもそも高コスパなので、気にはならない。
Eはナポリタンスパがメインのようで、鉄板とは別皿で、キャベセンと共に提供される。鉄板はいつものデミグラハンバーグ、目玉焼き、スパゲティ。ライスにふりかけをかけて頂く。
ナポスパ、典型的なケチャップスパゲティで、このようなスパが好きな者にはタマラナイ一品だ。メニューにはナポスパもあるが、Eセットのように半分だけというのがいいバランスかもしれない。
ハンバーグもクロンボらしい一品で、ここでしか味わえない。高級ハンバーグとは完全に一線を画した、庶民のハンバーグだ。デミグラとの相性は申し分なく、スパゲティにからめて締めるのが所作だ。

久しぶりにやってきたが、お父さんが若干、年をとった気がする。益々頑張ってほしい。

高円寺に来たのでクロンボのお父さんの様子を見なくてはならない。
別に親戚でもないが、そんな心持だ。

14:00をまわって幾分、店も忙しくないだろうと思っていたらほぼ満席。
いやぁ、繁盛店。

Aセット、ライス大盛り。
いつものハンバーグとポークソテー。
これにデミソースがたっぷりかけられる。
その下にはスパゲティ。
もちろんキャベ千。
このうちどれがかけてもダメだろうと思える献立だ。

あっという間に完食して「ご馳走さま」
いつものように「ありがとね」の声。

Bセット・ライス大盛り(650円)

高円寺の高出席率の食堂。
Bセットはハンバーグ、クリームコロッケ、目玉焼き、スパゲティという構成だ。
ライスにはふりかけをかけて頂く。

ここはいつも定食ばかりなので、いつかカレーを食べたいと思っているが、食券を買ってカウンタ～について、先客がカレーを食べているのを見て気付く。

お父さん、お元気そうで何より。

Bランチ・ライス大盛り(650円)

久しぶりの定点観測。お父さん、お元気そうだ。
この日はBランチ。Bはハンバーグにクリームコロッケ。これに目玉焼き、スパゲティが付く。デミソースに少しだけソースを加えていただく。
高円寺の大衆ハンバーグはこことニューバーグだが、その味わいは少し違う。クロンボのほうがやや肉々しいあじわい。ニューバーグのそれは穏やかなテイストで、予め焼いたものをレンチンで温めて提供する。
個人的には当店の方が好みだが、その差はほぼ無い。

Bセット＆ライス大盛り(580+50円)
高円寺にやってきて、さて昼飯は何を食おう、となる。高円寺は安い飯を食わせてくれる店は数多い。だからといってネットで検索するのも面倒だ。
こうなると何度も利用している安心の店が第一候補となる。
それで当店。
12時過ぎ。ランチの最盛期だけあって、席は一つだけ空いている。いつものようにご主人お一人でのオペレーションだ。しかし「Bセットの大盛りね。ちょっと待ってね」と声をかけてくれる。食後、店を後にする客には「ありがとね！」と声をかける。さすがだ。

Bセットはハンバーグ、それにデミグラソースをかけ、傍らにクリームコロッケ、目玉焼き、スパゲティが添えられる。味噌汁、ライス。カウンターにあるふりかけもいつもの通り。
できたてを鉄板に載せて、提供された。
いつものように美味い。
いつものように満足する。

食後、「ごちそうさま！」と言って席を立つと、「ありがとね。今日はバタバタしてたけど、またよろしくね」と返してくれる。
ご主人の言葉もここのご馳走なのだと思った。

Bセット(580円)、大盛り(50円)
高円寺に所用。ここは格安のランチ店が多い。その中で利用頻度が高いのがクロンボだ。店の前にバイクを止めることが出来るのがありがたい。当店はハンバーグの専門店で、高円寺にはニューバーグもあるが、カウンター越しにお父さんの調理の模様が見られる臨場感もいい。
手作り感満載の皿は、背伸びしない洋食屋の美味しさが演出されている。

久しぶりの高円寺。所用を済ませた後の遅い昼飯は、久しぶりの高円寺の老舗。店頭に行くと。何と、コロナでしばらく休業、という貼り紙。
時刻は1500を回っており、そうなるともうラーメン屋か牛丼しか残っていないだろうと思われた。駅前にもどると「そうだ、クロンボがあるじゃないか」
だがクロンボも休憩時間だろう。一応、近くまで行くと開いている。ここは通し営業の店であることを初めて知り、入店。
Aセット＆ライス大盛り(630円)
お父さんではなくお母さんがいる。
遅い時刻なので客は自分だけ。そりゃそうだ、もうじき夕方だもの。
と考えているうちに次から次へと客が来店、あっという間に満席となった。
恐るべしクロンボ。

サクッと食って店を出る。名店だ。

本日は高円寺でランチ。時間があまりない。混み合った場所は困る。だがコロナのせいでどこも人がまばらだ。それでくろんぼ。カウンターには先客２名、店のためにはならないが、個人としてはホッとする。
メンチカツ＆ライス大盛り(630円)
ライスが先に登場。カウンターののりたまをふりかけ、メインを待つ。メンチは小ぶりなものが３個。キャベセン、付け合せのスパゲティ。それに味噌汁。メンチにはデミソースがかかっている。なかなか美味い。
630円は税込み。正味は500円台だ。学食・社食と同じといえる。非常にありがたい。

A定食(580円)、ライス大盛り(50円)
高円寺に久しぶりにきた。昼前の時刻なので何か食おう。この街は食う店に事欠かない。そして安い店に事欠かない。何処に行こうかとしばし考えるが、オーソドックスなものにしよう。
クロンボはJR線高架下の洋食食堂。ハンバーグがウリなのだと思う。但し肉汁溢れる分厚いハンバーグではない。食堂のお父さんが作った素朴なものだ。
A定食は小ぶりなハンバーグと小ぶりなとんかつにデミがかけられ、キャベセンとスパゲティが盛られる。これにライスと味噌汁。これを割り箸で食う。カウンターにはふりかけも用意されている。都会に生きる男は、時にこういった素朴なものを欲する。
予想通りの味に満足して店を辞した。お父さんの「どうもありがとねぇー」の声が耳に残った。

2018.11某日。
久しぶりに利用。
さて今日は何にしようかな、と食券機を眺めるが「これでいいや」と決めた。クロンボの自身のログを見て呆れた。前回と同じ。進歩無し。まぁ、それでもいいや。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

Aセット(¥580)、大盛り(¥50)
高円寺には激安ハンバーグ店が３軒あるが、そのうちのひとつ。
Aセットはハンバーグ、ポークカツ、スパゲティ、サラダ、味噌汁。ライスは大盛りとしたが、それほどの盛りではない。ハンバーグとポークカツはデミソースがかかっている。
この激安洋食、美味いとか不味いとか、そういった視点で見てはいけない。この金額で、この内容の皿を提供する主人の心意気に拍手を送りたい。その上で美味い。松屋のセントラルキッチン製のハンバーグよりは好感が持てる。
カウンターにある高菜とふりかけも心意気のひとつだ。ふりかけなんぞ！ と思うが、殆どの客はライスにかけており、つられて自分もかける。
主人の接客も好感が持てる。
食べログの評価は、料理の純粋の美味さではないと思うのだ。廉価でそこそこ美味しいものを提供する、そんな店こそ評価に価する。金を出せば、そりゃいいモノが食える。だがたかが昼飯に2000円とか、3000円を払う気概は、一般市民にはないのだ。