ビーフシチューは流石の美味しさでした。 : 関口亭

2022年4月以来、久しぶり3回目の訪問。
過去にランチにしか来た事が無く、いつかは夜に来よう来ようと思っていたのですがなかなか来られず、今回やっと平日夜に突撃です。
実は最近予約を入れようとしたのですが、満席で2回振られてます。
振られると余計に行きたくなる私（笑）
今回は早めに予約を入れました。
9月頃Instagramの投稿をあさっていたら、当店のご主人様が8月にお亡くなりになった事を知ります。
ホームページを見ると1993年に先代の関口康シェフが創業し、2019年から２代目の息子さんの真太郎さんが引き継いでいると。
1回目の訪問時には先代と息子さんと二人三脚での営業でしたが、2回目の時は先代の姿はありませんでした。

開店10分前に到着すると、入口は空いてましたが、まだクローズドの看板が出てるので外で待つことに。
そして定時に開店。

■店内の様子
てっきりカウンターに案内されるかと思っていたら、亡き先代の写真と花が飾られ祭壇となってました。
店内は概ね6卓で私はいかにもお一人様向けの小さなテーブルに案内。
テーブルの半分は予約で埋まってましたが、半分は空いてました。
しかし開店早々にいかにも近所の家族であっという間に満席。
息子さんと先代の奥さん？と女性の3人のオペレーション。
夜のメニューとランチメニューは結構違います。
今回の目的はランチにないタンシチューかビーフシチューであり、どちらにするか迷っていたのでオススメを聞くと、本日はタンシチューはなく、ビーフシチューとテールシチューしか無いとの事でビーフシチューをオーダー。
それにしても6月には4000円だったビーフシチューが5200円に上がってます（笑）
洋食屋さんではいつも2品食べる私ですが、昼間に食べた門前仲町の某魚屋さんのダメージがデカすぎてビーフシチュー1品とライスで泣く泣く我慢。
サスエ前田さんのカツオのカルパッチョが食べたかった（笑）

■感想
まずは付け合わせのパスタとニンジングラッセとレタスのサラダが到着。
続いてビーフシチューの到着。
湯気が立ち上り、まるでフレンチのリエーヴルアラロワイヤルのような深い茶色。
てっきり細かい肉のビーフシチューかと思いきや、デカイ塊２個でした。
スプーンで簡単にほぐれるほどホロホロに煮込まれてます。
食べると塩気とギリギリの焦げ味を突いて来たような独特なデミグラスソース。
赤ワインを大量に使ってキレで勝負して来る感じではありません。
正直はじめのうちは私の好みでは無いかなぁと言う印象。
しかし食べ進むうちになんか癖になると言うか、私のツボをついて来て私の美味いのボルテージがドンドン上がっていきます。
結局最後には好きに変わってました（笑）
少なくとも浅草のグリル佐久良やグリルグランド、人形町の芳味亭、入谷の香味屋よりは美味い。
今のところ洋食屋さんのビーフシチューランキングトップは浅草のヨシカミかなぁ。
隣で食べてた、オニオングラタンや、チキンソテーも美味そうだったのだ、また来よう！

■私の洋食ランキング
★★★★★
木村洋食店(浅草ﾎﾟｰｸｼﾞﾝｼﾞｬｰ)※閉店
菱田家(東大駒場しょうが焼き)
ﾖｼｶﾐ（浅草20211110ﾋﾞｰﾌｼﾁｭｰ）
関口亭（代々木公園ﾋﾞｰﾌｼﾁｭｰ）
グリルK(千石20170528ハンバーグ)

★★★★
ｶﾂﾚﾂ四谷だけだ（ｶｷﾊﾞﾀｰ20201210）
ｷｯﾁﾝﾊﾟﾝﾁ(中目黒20170705ｴﾋﾞﾌﾗｲ)
ｷｯﾁﾝﾌﾟﾗｽ(自由が丘20161127ﾊﾝﾊﾞｰｸﾞ)
※閉店⇨ﾗﾄﾘｴﾌﾟﾘｭ
ｷｯﾁﾝﾎﾞﾝ(恵比寿ﾎﾞﾙｼﾁ、ﾊﾔｼﾗｲｽ)※閉店
葡萄亭（本八幡ﾋﾞｰﾌｼﾁｭｰ）※閉店
三節（大塚20210522生姜焼）
まるやま（蒲田20211227生姜焼き）
ﾚｽﾄﾗﾝｻｶｷ(京橋ポークジンジャー)
ｷｯﾁﾝﾀｶ(四谷三丁目20170826ﾋﾞｰﾌﾄﾏﾄ)
洋食屋Ｂ(池尻大橋20170816ﾊﾝﾎﾞｰｸﾞ)
グリル佐久良(ビーフシチュー)
古川(銀座20130223ｼｰﾌｰﾄﾞｼﾁｭｰ)
※閉店⇨鎌倉で再開
七絛(神田)ハンバーグ、ハヤシライス
ラトリエプリュ(自由が丘20180622)
味処いちむら(豊洲ｽﾃｰｷ20180515)
マルス(鴬谷ビーフシチュー)※閉店
たいめいけん（日本橋仮店舗20210710）ﾊﾔｼﾗｱｽ
銭場精肉店(ハンバーグ20171119)
ベア(新御徒町20180129ハンバーグ)

★★★
ミート矢澤（五反田)ハンバーグ
芳味亭(人形町)ビーフシチュー
ビモン(東京駅)ハンバーグ
香味屋（入谷）ビーフシチュー
三浦亭(武蔵関20170702ハンバーグ)
吾妻(浅草)アスパラ、コキール、オムライス
伊勢屋食堂(大久保しょうが焼き20170603)
そよいち(人形町ポークソテー)
ｷﾀﾞﾁﾝﾏｶﾍﾞ（祖師ヶ谷大蔵20210505生姜焼き）
ｷｯﾁﾝｸﾞﾗﾝ(神保町20170505ﾊﾝﾊﾞｰｸﾞ)
ｷｯﾁﾝﾁｪｯｸ(池袋20170606エビフライ)
欧風カレーソレイユ(麹町20170608牛タンカレー)
ウチョウテン(池袋ハンバーグ)
小春軒(人形町カキバター)
グリルグランド(浅草20131019)
厳選洋食サクライ(上野20130225オムレツ)
洋食キラク(人形町ビフカツ20160213)
蜂の子（新富町20230215）

★★
エリーゼ(四谷)カニクリーム※閉店
キッチン竹ノ子(秋葉原20170830)
三匹のこぶた(門前仲町20140320)
松栄亭(淡路町20160513洋風カキアゲ)
グランモ(東京20131220ハンバーグ)
津つ井(茅場町20121203)ハンバーグ
菩提樹(水道橋20111120)ハンバーグ
黒船亭（上野）ハンバーグ
小川軒（御茶ノ水）ハンバーグ
停車場(本八幡20120208)
銀座スイス(カツカレー)
牛和歌ﾊﾝﾊﾞｰｸﾞ(門前仲町20130524)
祭りや(市ヶ谷ハンバーグ20131023)
キッチン南海(高田馬場ヒラメフライ)
ｷｯﾁﾝﾁｪｯｸ（池袋ﾎﾟｰｸｿﾃｰ20201213）
洋食バルウルトラ（経堂20230729）
ｸﾞﾘﾙﾋﾞｸﾄﾘｱ(鶯谷20181222)生姜焼
トマト(荻窪カレー20161203)
ﾗｲﾑﾗｲﾄ(市ヶ谷ハンバーグ20170624)
アヒル(銀座20170430バンバーグ)
ｷｯﾁﾝ大正軒(有楽町20180724ﾊﾝﾊﾞｰｸﾞ)
レストランツムラ(春日20181021ハンバーグオムライス)

★不味い
煉瓦亭（銀座20220319）ﾊﾔｼﾗｲｽ
旧たいめい軒一階（日本橋）※移転前
グリルエフ(五反田ハヤシライス)
精洋軒(上野)

2019年11月以来、2回目の訪問。
土曜日、朝から野暮用で笹塚へ。
昼前に用事が終わりBMしていた笹塚の洋食屋さん『ロビン』に向かうと、なんと2階に続く階段の入り口から既に行列。
これはアカンなと補欠で考えていた下北沢のインスパイア『ラーメン玄』へ歩いて向かいます。
こちらの店主は元ラーメン二郎目黒店のアシスタント。
Twitterとかやってないようで、歩いてる途中で電話入れると、何と今日は夜からの営業だと(T . T)
マジかー。
仕方なく食べログで下北沢で検索するとラーメン屋さんとカレー屋さんしか出てきません。
とりあえず『中華そばこてつ』、『麺と未来』に向かうとなかなかの行列。
両方とも一瞬並ぶも、どうも好みに合わなさそうなのと、そもそも洋食腹になってしまった私であり、行列を離脱します。
久しぶりの昼飯難民。
いろいろ探すもなんか、モチベーションが上がりません。
結局、せっかく下北沢まで来たのに下北をスルーすることに（笑）
そして久しぶりに代々木公園の『関口亭』に向かう事に。
しかし小田急が遅れていて全然電車が来ない。
昼飯を探し始めて1時間経過した12時40分、やっとの思いで関口亭に到着すると、待ち人9人に接続。
12時50分にカウンターに着席。

■店内の様子
以前いた年配のご主人の姿はなくて、目つきの鋭い若い男性と年配の女性のアシスタント。
それに多分元ご主人の奥さまと思われる年配の女性の接客。この奥さまの接客が素晴らしく親切。と言うか、長年のお客に対する考え方が滲み出ていると言うか。
奥様にディナーメニューのビーフシチューが可能なのか聞くと、やっぱりランチメニューのみだと。
客の８割はハンバーグをオーダーしてますが、ハンバーグは前回食べたので、今回は宮崎県産トンテキ1800円に挑戦。あとご飯大盛りをオーダー。
20分近く待って到着。

■感想
食べると豚肉が柔らかくてメタクソ美味い！
ソースは、ニンニクバターみたいな味を期待していたのですが、ケチャップのような酸味の効いたものでちょっと好みに合わなかったけど、それを補って余りある豚肉そのものの旨さ。
特に脂身は甘くて最高で飯がススム。
付け合わせのパスタとほうれん草は無味（笑）
ご飯大盛りは、そんなに多くない。
味噌汁はちゃんと美味い。
いや〜妥協して変なお店に入らなくて良かったです。
一食入魂。
久しぶりの関口亭の味に大満足でした。
土曜日でも一時を過ぎると待ち無しで入れるような印象。
帰り際にご主人について奥さまに訪ねると今はディナーだけ出てると。
昼間の男性は、孫ほど歳が離れてるようでしたがやっぱり息子さんでした。
と言う事で今度は夜来て、ビーフシチューを食べに来よ。

日曜日の夜から無性にハンバーグが食べたくなり、三連休の最終日の月曜日の朝、何処に行くか迷っていたところに、マイレビ様からのハンバーグの口コミが飛び込み、もう我慢ができなくなります。
いろいろ検索して、最終的にこちらと表参道の『リトルリマ』で迷いましたが、代々木上原の『アステリスク』に梯子することを考えて、こちらを訪問することに。
当日朝、予約するために電話するとランチの予約は受け付けてないとのことで、開店11時半を目指して出発。
代々木公園駅は初めて降ります。一番出口を出るといきなり目の前に大行列が。調べると『スパイスポスト』と言うカレー屋さんです。カレーに興味のない私には知らないお店です。
開店5分前に到着すると、6人並んでる？というか、正式には並んでおらず誰が最後尾なのか分かりません。
二郎のマナーにすっかり染まってしまっている私には、ちゃんと並べばいいのにと、少しいらっときます。
11時半ジャストに開店。
お一人様の私はカウンターに。
オーダーですが当然ハンバーグ1200円は注文するとして、人より多少大食いの私は、洋食屋さんでは一品では物足りないので、もう一品何にするのか迷います。
メニューを見ると、長崎県産アジフライと、じっくり煮込んだハヤシライスにひかれます。
しかしハヤシライスは、ハンバーグに被るので、アジフライ1800円の単品をチョイス。ご飯は大盛で。聞くとご飯と味噌汁は、おかわり１回オーケーとのことでした。
店内は、年配のご主人様と思われる男性と、息子さん？お孫さん？と思われる20代の若い男性と、ご主人の奥さんと思われる年配の女性と、ご主人の娘さん？の計4人です。
店内の雰囲気は、ビストロと言うよりは、昔からある洋食屋さんという感じです。
11時35分には外に待ち発生。かなりの人気です。
基本的にハンバーグは、若い男性が手でパチパチこねて空気を抜いてひたすら焼いてます。
数分してミモザサラダ風の到着。
レタスは、作り置き感のないしゃきしゃきです。
そしてハンバーグの登場。
手ごね感バッチリのいびつなハンバーグです。食べてみるとかなり細かくミンチにされている模様でひき肉感が殆どなく、トロッとしたその食感驚きます。
正直私は歯ごたえのある肉肉しいハンバーグの方が好みなのです。しかし噛み締めていると口の中でしっかり肉の旨味らしきものが広がり、地味な味ですがじわじわきて、正直旨い。デミグラスソースの味よりもハンバーグそのものの味で十分満足できる旨さです。
付け合わせのパスタ、ブロッコリー、ニンジングラッセもちゃんと旨い。
ハンバーグが食べ終わり、少し待ってからアジフライの登場。
見た瞬間その身の厚さに驚きます。
何も付けずに食べると、身の厚さを裏切らない脂ののったた旨さです。
タルタルソース、ソース、いろいろつけても、鯵本来の味が勝るくらいの旨さでした。アジフライは、開店して数分で売り切れ御免になってましたので数が少ないと思われます。
久しぶりに、旨い洋食屋さんにヒットしました。
その他の料理も旨そうなので、また訪問しようと思います。
ちなみにアジフライ単品は300引きでした。
以前、単品にしてもセットと同じ金額を鶯谷で請求された経験があるので、良心的なお店でしょうか。更に私はハンバーグに味噌汁がセットで出てくるのが、ポイント高いでしょうか。
これから代々木公園を散歩して、アステリスクに向かいます。