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店名 |
ハルピン
|
---|---|
ジャンル | 中華料理 |
予約・ お問い合わせ |
03-3712-5664 |
予約可否 | |
住所 | |
交通手段 |
東急目黒線洗足駅から東急バス渋谷駅東口行き乗車 西小山駅から808m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
|
支払い方法 |
電子マネー不可 |
席数 |
40席 (4人がけテーブル×7、2人がけテーブル×3、カウンター×6) |
---|---|
個室 |
無 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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私が生まれ育った東京・目黒区は、都会だけに故郷(ふるさと)と呼ぶには語弊があるのですが、山や海というわけにはいかなくとも昔懐かしい景色というものもあるにはあり、そんなところと触れるとやはりノスタルジーと言うか愛着を感じますね。
日本人であれば、故郷の景色の一コマとして、地元の神社仏閣の類いをまず思い浮かべる人も多いと思うのですが、やはり流行り廃りのある各種施設や店舗などと比べると神社仏閣は長い歴史があるものが多いので、必然そうなるのだと思います。
私の実家周辺だと神社は、碑文谷八幡宮、寺は経王山円融寺ということになりますが、とりわけ円融寺については、小学校時代に所属していた郷土クラブの活動で、時の住職さんから色んな話をお聞きしたこともいい思い出になっています。
円融寺の本堂(釈迦堂)は室町時代中期の建立と伝わり、東京23区内では最古の木造建築と言われています。
この日、ランチに訪れた当店は、その円融寺のお膝元とも言える場所にある歴史ある中華料理店です。
店名のハルピンは、哈爾浜であり、中国黒竜江省人民政府の所在地で黒竜江省の政治・経済の中心でもある哈爾浜市から来ているのは明らかです。
ただ、ハルピンの郷土料理を出すお店ということではなく、恐らく、旧満州国時代を含めて、ハルピンと縁のある方が始められたお店ではないかと推測されます。
円融寺通りの円融寺の入口にあたる交差点から清水池の方へ道なりに100mほど進んだ左手にあるお店で、赤とミントグリーンの外観は閑静な住宅街にあるお店としてはやや異質な店構えです。
2階建てで外観からは収容力のありそうなお店に見えるのですが、新型コロナ禍以降は営業を縮小しているようで、現在、夜の営業は行っておらず、昼のみの営業になっています。
この日は11時45分頃の訪店になりました。
コックさんの人形が置かれた入口自動扉を開けて入店します。
店内は、やや薄暗い雰囲気ですが、カウンター席がゆったり6席とテーブル席が34席配置されています。
先客はおらず、接客係りの年配の女性から「好きな席へどうぞ」と言われましたので、4人用テーブルにゆったりと座らせてもらいました。
お店はこの女性と厨房にいる調理人(店主さん?)のお二人で切り盛りされている様子でした。
卓上にはメニューが置かれており、定食メニューのほか、飯類、丼類、麺類からカレーライスまであって、典型的な町中華のメニューとはちょっと異なるものの、概ね町中華のようなメニュー構成とは言えると思います。
前述の通り、ハルピン料理というのでは無いことも、メニューを見るとよく分かります。
その中で、引っ掛かったのが、麺類は、基本翡翠麺というオリジナルの麺を使っているとの記載。
説明書きによると翡翠麺とは野菜エキスやクロレラ入りの麺となっていますが、実は、私はこの翡翠麺には記憶があって、実家からほど近い補助26号線沿い(区画整理が行われているので正確ではないですが、現在は北空知蕎麦の専門店の「蕎麦 季」が営業している辺り。)で営業していた「大王」という中華料理店で何度も食べたことのある麺なんですね。
妙に懐かしさもあって、件の女性店員さんに「こちら、26号線沿いにあった大王と関係があるんですか?翡翠麺を見て思い出したものですから。」とお聞きしたら、「えっ、大王さんをご存知?それはそれは!実は縁戚関係は無いけれど、当店の先代店主と大王の店主は同じ組合の組合員ということもあって大の仲良しで、良く連れ立ってゴルフや詩吟に通ってましたよ。」との返事が返ってきました。
それで納得がいきました。
恐らく、この翡翠麺、気心の知れたお二人が共同で取り入れたものなのでしょうね。
その翡翠麺を食べたい気持ちもあったのですが、今回は、やはり定食系からチョイスすることにし、肉野菜炒め膳@830円を注文しました。
待つこと6~7分ほどで注文の肉野菜炒め膳が出来上がってきました。
ミントブルーに統一された器での提供で、メインの肉野菜炒めのほか、小鉢、漬物、味噌汁、ライスが付きます。
肉野菜炒めは、豚肉の細切れともやしやキャベツなどの炒めで、キャベツのシャキシャキ感が感じられます。
ただ、味付けは、それほど特徴が無く、塩と胡椒中心の家庭の味という感じの肉野菜炒めですね。
その分、変な混ざりもの、調味料の類いが使われていないと思われ、身体には優しい味付けなのだと思います。
美味さという点ではイマイチでしたけどね。
小鉢は、春雨をキケラゲやニンジンなどと酢で和えたもので、手作り感はありますが、こちらも美味しさという点ではもう一つです。
漬物は刻みたくわんと大根の桜漬けという弁当などでありがちな組み合わせ。
これも味はイマイチです。
味噌汁はワカメの平板な味噌汁でしたし、ライスも炊かれてからかなり時間が経過していると思われるベチャッとしたライスで、これらもお世辞でも優れているとは言えないですね。
翡翠麺で懐かしさが込み上げてきたこともあり、気持ち的には高く評価してあげたいのは山々なのですが、やはりそこは冷徹に評価すべきと考えました。
歴史のある町中華ではあることは認めても、この日の料理内容だとリピートする魅力には欠け、ランチのみ営業という営業縮小傾向も勘案すると退潮傾向にあるのは否めないかなというのが実感です。
復権のためには、小細工ではなくて、料理そのものを変えていかないとなかなか難しいように思います。
同じ中華料理店で言えば、当店からほど近い「三宝楼」が2年半前に半世紀の歴史に終止符を打ったところでもあり、当店にも頑張って欲しいのですが、現実は厳しいものがあると思わざるを得ませんね。