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スパイシー中洲ブラック:シャア専用ブラック拉麺!最早やレッド拉麺!激辛系辣油の一色のレッドオーシャン!
知らないスタイルがありました・・・背脂ありな博多?
【ほんまに久しぶりに・・・一風堂系にご挨拶ですわ!】
おそらく、東京に居を移してから初めての九州ラーメンとなります。ここ「shiromaru-base」の訪問理由は、コレから関西へ旅立つ前の腹ごしらえのためです。品川起点ですから、品達でも良かったのですが、ちょっと冒険もしてみたいため、大森にまでちょいと足を延ばしました。
「一風堂」・・・・実は、関西時代に訪問し、「ふーーーん・・・・そうなの・・・」な印象だったため、それから訪問しなくなったのですが、ちょっと面白いシステムでオーダーを通す店があるとの情報で突撃したら、そこにたまたま、「一風堂」のデカい赤提灯があった次第。それやったら天下一品へとも思ったのですが、まぁここまで来てそれはないやろということで入店です。最初は、ネガティブなスタートやったんやね・・・・。
【紙に印をつけて渡すシステム】
もう少し凝った用紙かなと思ったら、案外普通でんな・・・。肩すかしな気分が先行しますが、腹いせにTOEICの解答用紙みたいに、全部塗りつぶしたろか・・・とも思いました。が、やめときます。一応、「バリカタ」と、100円トッピングから、味玉と海苔をチョイスいたしました。ニンニククラッシャーも、ニンニク本体も、清潔そうに装備されてますし、これは、新幹線で嫌われてもいいから、プンプンと匂うほどに、パンチを効かせてやりたくなりますわ!
【知らないスタイルがありました・・・背脂ありな博多?】
がら空きで、しかも博多麺ゆえに配膳があっという間に・・・と言いたいところですが、結構まったぞ6分間。その一杯はやって来ます。麺顔見て一言(心の中で・・・)
「背脂でっか! 博多湾に浮遊物が浮きまくっているような図式ですな・・・・」
これまで、博多はシャバ系豚骨で、どちらかというとエグ味を旨しと逆説的に食う代物と理解して来たため、この背脂こってり感は誠に意外でありました。こんな博多ラーメンもあったんやね・・・・。博多一風堂? 久留米一風堂? どっちやったっけ??? ・・・などと少し脳処理が混乱するのを覚えます。スープをごくり・・・。その印象は・・
「ジャバ系豚骨とも、オイリー豚骨ともまた違う・・・・クリーミィー豚骨!」
そんな豚骨分野はないのですが(勝手に言ってるだけやから)、その舌へのまとわりつく感覚からそう覚えますよ!味は、しっかりと濃厚スタイルでして、豚骨の旨味とともに塩気も相当引き連れて舌の周りで遊びます。これは、生卵を投入して、マイルドに仕上げるか、またご飯といっしょにすすっておかずとして食いたい分野の味わいですわ! なんや・・・・個人的には、スタイル追い求め系な一風堂と思ってたんですが、こういうガッツリ?こってりな豚骨もできるんやと少し見直している自分を認めます。
獣感覚が少なく滑らかな点も「クリーミィー」と感じさせるのに一役かってます。そして溶けた背脂が出汁のように旨味をエスカレーションしているのも感じます。そう・・・・豚骨も塩も脂もそれぞれが補完し合って出汁の一体化となっているところに、生ニンニククラッシュ2個が、スパーーーーーッと風味とエッジングを決めて、幕を引く感じがナイス!個人的に見直しましたぜ・・・一風堂~。
※味のグラデーション:豚骨コク>背脂マイルド感>塩分>ニンニクのエッジング>生姜&ネギの苦み他
【次回から・・・ハリガネに変更じゃい!】
手早く写真撮影を終えたつもりが・・・・時間というのは残酷なのでして、バリカタをあまり感じ取ることができなかった次第です。でも、普通の固めで食する事ができて満足ではありますが・・・。個人的には、バリカタ基準がアタクシの基準と合ってないだけだと思うので、あまり参考になさらないでくださいね~。
「博多麺は、一番美しい麺かも・・・・」
とにかく流れるラインが美しいので、どのラーメン店でも博多麺を見てがっかりということはまずありませんね。極細ピッチな見栄えが女性的ですし、芯が感じることができるのも気丈な女性をイメージします。
とにかく、スパスパと前歯で噛み切るときの、極細麺の「絡み付き→断ち切り」の一瞬が、ぶちぶちぶち~!と切れて快感・・・・。断髪式というか、ちょんまげにはさみを入れるのを一回で全部やり遂げたような快感を覚えますわ・・・。その後は、小麦の風味感を楽しみ、また熟成した乾いたようなグルテンなどを楽しみながら、嚥下し、胃に落としこむ作業の繰り返しです。旨し~♪
※麺の感覚:博多麺以外のなにものでもない。
※麺の形状:博多麺以外のなにものでもない。
「博多麺」とは?:極細、ストレート、低加水で、かん水極力控えめで、麺密度(潰し込み)が高く、風味豊か!
【選べるトッピングシステムが、ここの特徴ですな!】
「2つで100円」というシステムで、9つの中から選ぶシステムです。また、1つで200円という高級トッピングもありまして、この組み合わせ悩ませるところが、遊び心と申せましょう。まぁ・・・・個人的には、鬱陶しいと思うところがありますが、そこまで切り捨てては可哀相(すみません)。家族連れなども、結構入っているようですし、こういうものも楽しそうと受ける客層もいることは確か! アタクシは、何の芸もなく、半熟煮玉子と海苔という・・・・オマエはお役所仕事かい!とも思える発想でチョイスしてしまいました。しかし後からよくよく考えて見ると・・・・このスープには「玉ねぎ」が面白く響くかも。また、あえて「生卵」に「黒醤油」というのも玉子かけご飯じゃないけれど、ベストマッチな予感すら覚えます。
さて、デフォのとっぴんぐは、チャーシューですが、薄切りで柔らかいカエシに包まれた味わい。ま・・・・・それなりに旨しと申しておきましょう。味玉は、半熟とわざわざネーミングするだけあって、鮮やかなオレンジ色と、トロミが絶妙な上に、「作り置きの冷たさがない!」のがナイス!!白身部分における味の染み込みも中々でして、これはおすすめトッピングかもですな!
海苔も悪くなかった!しかし、最近・・・・家系の海苔増を食って、良質の海苔を爆食いした余韻を引きずっておりますので、感動がそこそこということで、ご容赦ください。それと最後になりましたが、ネギ・・・・・。乾いた感じが少しするのが気がかりでしたが、そういうものですかな・・。
※具のおさらい:薄切りチャーシュー2枚、海苔、半熟煮玉子、薬味ネギ、ニンニククラッシュに、紅ショウガ
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総じまして、一度もったネガティブを跳ね返すような実力は持ち合わせておりまして、ナイスな印象!そういう意味では収穫ございました。そして、一風堂の良い点も新たに発見できました。「たくさんの人にできるだけ良質な博多豚骨を楽しんでもらいたい」というようなシンプルなコンセプト! これまで関西に限ってですが、そこそこ食い慣れた方や九州出身でないと近寄らないような旨い店はそ食って来たけど・・・・、やはり感じた敷居の高さ・・・。店側としてははからずもそうなってしまったところがあるのですが、気軽に家族や、女性でも食べたいときは食べたいねん!というニーズを上手にゲットしてるのが、ここ一風堂さんでして、功績はたしかにありまんがな・・・・。ミーハーな博多系という認識を明確に変えさせていただきます。ポピュラーな博多系ということで!なので、詠います!
黒丸を
認識あらため
白丸へ
広め届けよ
旨さを世界へ (・・・いまいち)
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
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店名 |
閉店
一風堂 SHIROMARU-BASE 大森店(シロマルベース )
|
---|---|
ジャンル | ラーメン |
住所 | |
交通手段 |
JR大森駅西口出て左折、徒歩1分 大森駅から141m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、Diners) 電子マネー可 (交通系電子マネー(Suicaなど)、nanaco、WAON、iD) |
席数 |
26席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 |
オープン日 |
2010年9月1日 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2021/05/18/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/ud_d7-P76VI
<2021.05> スパイシー中洲ブラック + 煮玉子 + 替玉
一時期はあちこちで見かけた一風堂系の「SHIROMARU-BASE」ですが、急に見なくなりましたね。調べてみれば大森と大阪梅田の2展開のみとか。関西転勤時代には、大阪-東京を出張で往復して時間がないときは、少しお世話になったような記憶。実に10年ぶりに大森店にやって参りました。なぜかって?へへへ・・・何とこちらに「中洲ブラック」と呼ばれるブラックラーメンがあると知ったからです。横浜・川崎方面には当番出勤の機会があるので、大森は実に好都合。さっそくその機会を利用させてもらった流れでございます。
しっかし、この一杯は2度驚かされました。一風堂系と言えば豚骨で有名。そんなブランドの黒バージョンと言えば、フツー頭に浮かぶのは「マー油」の黒さ。博多系とは違ってくるがマー油豚骨かと思って訪ねたら、しっかりと醤油系のブラック拉麺だったのね。中洲ブラックと言うから、豚骨醤油かと思えど・・・分類としては醤油系に見えました。
<全体> ブラック拉麺と言いつつ最早やレッド拉麺!激辛系辣油の一色のレッドオーシャン!
スパイシーと冠が付くブラックがあったのでそいつをチョイス!どうせ食らうなら刺激を求めてみるのがブラック好きと言うもんですよ。そんな気軽な感覚で待ち受けた一杯はこんな一杯!それはこんな麺顔!。
おおお!どこがブラックじゃ!まっ赤っ赤!一面レッドオーシャンじゃないか。マジでメニュー表サンプル写真を見返したが、別の一杯と勘違いしていたか見落としてたかです。まぁ、中洲ブラックに辣油を溶かしたというシンプルな展開らしいのですが、その辣油の層が分厚くて、どうみてもレッドラーメンにしか見えん。レンゲで出汁を揺らしてみると、下層には漆黒のスープが展開・・・・。実に赤と黒の二層展開なるブラック拉麺なのであった!。
<スープ> 黒醤油に特製辣油で真紅の展開!更にまるでレッドカレー風スパイシーで意外な展開!
意外性はまだ止まらない。見た目から一味唐辛子系のヒリヒリキレキレ系の鋭い刺激かと思いきや(そんな部分も少しあるが)、味わってみるとイメージ的には「レッドカレー」のようなスパイシー感で、何となく白飯を誘うような辛さの展開です!スパイシーと言うことで、ブラックペッパー系だと決め込んでた私は気持ち良く裏切られて痛快!。
[背脂量も相当なもの!特製辣油をガッツリ吸込み全体をコーティング]
へへへ・・・メニューサンプル写真では、少しばかり背脂が浮くってな展開ですが、実物はかなりの量です。これがレッドオーシャン一面に浮かび尽くすので、まるで全体の蓋になっているような様子。ここに同じく浮いている特製辣油がガッツリの入り込み、背脂を赤く染めているような存在感です。全体が背脂コーティング状態。これが激辛をマイルドに調整するだけでなく、ベースの旨さをコク深く感じさせるような働きをしますね。
[円やか輪郭の黒醤油に豚骨清湯のサッパリした甘味!辛さに旨さ埋もれず!]
ベースが分かりにくいが、辣油と背脂の層をのけると漆黒の動物系濃厚醤油です。濃口醤油の強めなパンチのない塩気。醸造を感じる酸味もない感覚だが、円やかな醤油の輪郭が悪くない。澄んだ豚骨の旨味ともマッチしてる感覚です。ただ中盤以降はすっかりと辣油スパイシーに舌が支配されますので、序盤のみの味風景と言えましょう。
<麺> ご存知博多系低加水極細ストレート!円やかスパイシー出汁を纏っても素地の風味良し!
私の一番表現が苦手な博多麺。博多麺そのものは大好きで、低加水の極細というイメージが先行しがちだが、しっかりと生でも食えるような熟成感があるのが印象的で好き。フツーで言う粉感覚とはちょっと違うとこのタイプでは思うのですよねー。カタ麺主義者としては、カタさを選べるところも好きになるポイントです。以前はハリガネとかコールしてイチビってたのですが、カタメが十分に旨いと思えるこのごろです。さて、表現が苦手と言うのは、店や製麺によって違いが分かり難い?殆ど分からない?と言うこと。代替、上述のことをただ毎回繰り返しておりますよ・・・・。
ただ、今回のようにブラック醤油で、しかもレッドカレーにも感じるスパイス風に混じる博多麺と言うのは初めての体験!。今回は新鮮に楽しかった。極細麺のスキマに入り込む辣油混じりの背脂の粒。軽くブラック醤油に濡れて薄褐色な麺地肌。持ち上がる出汁のスパイシーさ。それらが混然一体となった旨さが、博多麺で楽しめたのは実に痛快でした。
<チャーシュー> 豚バラの煮豚スライス!辣油背脂塗れで薄味にスパイス刺激が浸透!
完全にスープのインパクトに飲まれた感がありますが、定番の煮豚タイプの豚バラスライスです。超大判をハーフカットして2枚にした風貌。きっとフツーの豚骨出汁だったら、豚同志の旨味を補完しあい、出汁塩気と脂身甘味が融合した旨味なのでしょう。今回はスパイス&辣油感に少しそれらが飲み込まれた展開ですが、フツーに旨い!
<他具材> メンマや青ネギはすっかり特製辣油が浸透し別の旨さに昇華?
豚バラ肉でもある程度、スープのインパクトに飲まれるのだから、メンマや他の薬味はすっかり染まってしまったかな。それもまた、その味わいを楽しむのだが、特に辣油塗れのメンマは酒のアテとしては最適と思える変化で楽しませてくれます。そこに少しネギが絡むので更に最適化。
<味玉にハズレなし!> スープとは対極に感じる濃厚マチュアな甘さ!出汁の刺激にビクともしないコクの濃密さ!
一方で、スープのインパクトにビクともしなかったのが味玉です。優しい出汁が実に深く浸透し白身と卵黄の奥に届いて熟したような濃密さを発する。まさに濃厚な甘みを発する卵黄で、ネットリ感とトロリさが最高潮!。スープに沈めてもその甘味は突き抜けて伝わるから凄いよね。嗚呼、やっぱり味玉はハズレない旨さ!。蛇足だが・・・スパイシー中洲ブラックには、生卵か温玉の方が合うのかもしれません。少しカレーに似た風合いがあるのでそう妄想しましたが、後で写真メモを整理してたら、店側からもそう紹介してあったではないか:汗。
<替玉> 中洲ブラック!どこか中洲を感じたくてやっぱり替え玉!
正直言って、今回は白ごはんを丼に投入するかマジで迷いました。カレー系なら間違いなく白ごはん。ただ博多麺なら替玉は自分の中では鉄則。激しく葛藤した結果、カレー系と言い切れない要素もあるので、白めしは取り下げて替玉をしょかんです。バリカタにしてみました。これはいいね。汁多めの混ぜそばのような感覚で、クシクシ感が最高に楽しめる。替え玉にタレをかけなくても十分な味の濃さ。クシクシな素地風味と、少し刺激が落ち着いたスパイシー感で調和が楽しめました。何となく10年前を思い出して、3玉目!とも頭をかすめましたが、このあと仕事が迫っていたので自重することができましたー。
総じまして「豚骨と思えば醤油!ブラックと思えばレッド!意外性の旨さ!スパイシー中洲ブラック!」と言う感動の嵐!。当初は固定観念があって少し舐めてたかもですが、予想を超える展開続きでちょっとハマったかも。むしろもっと早く食っておくべきだったと感じるほどです。次はスパイシー抜きの方も試したいと感じてる。看板メニューの一角は確実にゲットかと。駅から非常に近いに多忙なタイミングでは非常に有効かと!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
麺顔に
赤と黒との
せめぎ合い
新たな旨さ
中洲ブラック
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!