笠原チャンネルを観て伺った 港や。アタリ : 居酒屋 港や 大森店

居酒屋 港や 大森店
食べログ3.12

（長文注意）

『栄光と挫折、そして不死鳥へ』


私は、ピカレスク小説が大好きだ。

自分もそうなりたいと願い、四方八方に隙なしで人と人との繋がりやサービスとはそのようなものだと思いそれを信条に、毎日を生きている。

男は、目標高く、その高みを目指して頑張って、それを成し遂げて 結果を出さなければいけない生き物だと思ってる。


義務と権利は右足と左足だ。

義務を果たしてない男が、権利を主張する昨今の社会常識の意味が分からない。歩けない。

いわゆる、「おまゆう」だ。

お前が言うなと、言われないような完璧な人間っているんですかねー。
少なくとも、見たことがない。


政府や日銀もそう。

円高で庶民は苦しんでるのに岸田政権が弱腰なのは皆が言わないから言うと、アメリカ国債を世界で一番保有してるのは日本だ。

円高になれば国の借金は少なく見える。

銀行は法人税を殆ど払ってない、大企業どもが頑張れば良いだろと言う政策は、嫌いだ。

ハリボテの蜃気楼が先進国だなんて鼻で笑われてもおかしくない。
自力で円安にしてこそ、さすがニッポンとなる。


芸能界もそう。

ジャニーズがああなっても、やはり平野紫耀や永瀬廉はかっこいい。


現在はターゲットメディアであるマス媒体は弱い。SNSがあるからだ。

私が新卒で広告会社に就職した時の志望動機は、雑誌や新聞ならページをめくった瞬間に、TVはタイム30秒、スポット15秒の僅かの間でいかに人の心を惹きつけ奪い、購買まで持って行くかのプロフェッショナルな仕事に惹かれたからだと言った。

今では、報道になりすまして、野球で言うところの「ボールが届く」範囲で投げるのがマスコミ。

バッターは打ち返す必要がないのだが、SNSでは、あいつはあの球も打てないんだとなる。

文春新潮がボールを投げると、Twitterやヤフコメが騒ぎ出すのを待って、クロージングでウェブ記事を出す。なんて楽な仕事。人気もなくなる。


お笑い芸人もそう。

島田紳助や松本人志、美食家アンジャッシュ渡部建がどうなっても、私は彼らの番組が好きでありファンに違いない。

誰も超えられない壁を、足元すくって下から勝手に上がってきた芸人よりも、男なら実力で這い上がる魂が欲しい。


前置きが長くなりましたが、YouTubeの笠原チャンネルに広告スポンサーで入ってたのでモノは試しに個室を予約して伺ってみた、港や。


笠原将生と言うピッチャーに興味があった。

中学時代に全国制覇して巨人のドラフトに高卒ルーキーとして入団したサラブレッドだ。

中継ぎとして最速154キロを出し、阿部捕手と二人三脚を組んでた笠原選手。

毛並みが私とは違う。

あのような不祥事を起こしたが、完璧な人間に近いと思い、チャンネル登録をしていた。


港やは関内と大森で新鮮な魚を出す居酒屋として芸能界や格闘技界をスポンサードしてる。

興味はますます湧いてくる。


金曜日の夜だけあって満席だ。
さっそく看板メニューをいただくことにした。


頂いたメニューは下記の通り。

○四日前に採れたてのクロマグロの大トロ。
居酒屋のレベルじゃない。オーナーさんのこだわりがよくわかる。

○牛肉とうふ
めちゃくちゃ美味かった。

○じゃがトロ
これも旨い

○生牡蠣
新鮮でいいですね、海のミルク。

○胡麻鯖の昆布締め
ほんとに美味いです。

○活〆ひらめ、かんぱち刺し
完全に鮮度が良い

○長芋明太子チーズ焼き
酒が進みます。

○厚焼きたまご
甘くてちょうどいい

○蟹炒飯
〆は蟹炒飯


私は広告上がりなのでクライアントと広告代理店の立場の違いをよく知っている。

世間で言われてるような花形ではなく、広告主には逆らえない。

食べログが素晴らしいのは、様々なお店がクライアントではなくパートナーとして良好な関係を築けているからだろうと思う。

私が経営するなら、アメブロのように自社でコンテンツを作り広告代理店の役割を果たして成功した、アベマの運営会社をモデルにするだろうが、
食べログは我々のようなレビュアーを大事にして育ててる部分が多いにリスペクト出来る。

私が雑誌の部署にいる時に、当時No.1の写真週刊誌を休刊にしたことがある。
担当としては不甲斐ない思いだったが、表紙回りに大手自動車の広告を入れたのに海外のリコール問題を同じ号で取り上げなくて良いじゃ無いか、というのが裏話で。

出版社はドル箱だった雑誌を廃刊にして、ケジメをつけてくれた。
私にもっと力があればと言う思いだった。今となっては、の話。

そこから這い上がるのが人生だ。

若手社員が全国のクライアントに土下座営業してこそ、大企業も映える。


さて、そこで、店主の根本純樹さんに初見なのに無理を言ってみた。

「笠原選手は来てくれないんですかね？」

根本店主は、チャキチャキの威勢の良い横須賀出身の気合いの入った人だった。

我々が食事中に、笠原選手が来てくれた。
「お疲れ様です。」
店主も男なら笠原将生も流石だった。
体育会の鏡ですね。

どんな世界にいても、一度実績を出した人間は一度も結果を出したことない人間より遥かに強い。

いくつもの予定をハシゴしてでもスポンサーを大事に走り回る。これですよ。

人柄も、とても良かった。


店内には多くのスポーツ選手のサインでいっぱいだ。
大森駅からすぐの居酒屋だが、オーナーさんの熱い思いも芯から伝わる。


サービスとは、このようなものなんです。
最後は記念撮影までしてくれた。

そして、私のようなファンが増えて行く。


とても美味しかった。
また必ず伺います。

大満足でした。
楽しかったなぁ！お店ぐるみで一見客をもてなしてくれて、嬉しかったです。

不死鳥 笠原将生を見てみたい。


ご馳走様でした。
ありがとうございました。