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お揚げの少ないきつねに撃沈
上々の仕上がりのカツ丼
初入店で、カツ丼にチャレンジ。
カツ丼は、多分に自分の好みから外れるリスクはあるが、開拓者魂をもって、そのようなリスクを顧みず、初入店でカツ丼を注文する。そして、「お店、かつどーん‼︎」と心地よく響く声で、調理場に注文が通る。
カツ丼の味を構成する要素である、豚カツの肉質、厚さ、衣、つゆの味と量、玉子の混ざり具合と半熟の加減、玉ねぎの仕上がりなどが複雑に絡み合い、自分にフィットするかが決まることになる。
更に器が磁器製か塗りか、また彩りに載せる三つ葉やグリンピースの有無、お新香や味噌汁あたりも、実は味に影響を及ぼす。
ここのカツ丼、磁器の丼で供されるのはマル。卵はよく混ぜてあり、煮込み時間は長めなので、玉ねぎがクタクタで味が染みているタイプ。ツユは甘さ控えめで、この手の味が一番好きという方も多いと思う。
卵は白身を残す感じに混ぜて、もう少し半熟な方が望ましく、ツユはもう少し甘めの方が好きだが、カツのクォリティや衣、つゆの量も上出来。お新香は、胡瓜、沢庵、柴漬けとバリエーション豊かだが、味噌汁は付かない。
近隣の蕎麦屋と比べても、こちらのカツ丼は、お値段も800円とリーズナブルで合格。
江戸の蕎麦屋の三大系譜といえば、藪、更科、砂場。そして、ここの店名は「やぶ砂」。藪と砂場を合成したような店名だが、実際は藪睦会々員と看板に表示がある。
やぶ砂という蕎麦屋は、首都圏に数軒あるが、こちらのご主人が藪と砂場双方で修行をなさったことが屋号の由来らしい。
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Toru_310
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店名 |
芝二丁目 やぶ砂(やぶ砂)
|
---|---|
ジャンル | そば、丼 |
予約・ お問い合わせ |
03-3451-7801 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
芝公園駅から452m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
(1階はテーブル席2人用×2卓、4人用×8卓、2階は未確認) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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ランチは軽めに済ませたく、やぶ砂できつねうどん。それだけだと少し寂しいので、卵を落として月見にしてもらう。蕎麦よりうどん派。その中でも甘辛に煮た油揚げが好きで、子どもの頃はきつねうどん一択。
そして運ばれてきたきつねうどん、甘辛に煮た油揚げの存在感が際立つ姿を想定していたが、 刻んだ油揚げが地味に見える程度。このような見た目のきつねうどんは、初めての出会いだったので、少し戸惑う。
油揚げの総量が少な過ぎるなと思いつつも、つゆの味は自分好み、うどんに卵を絡めて食べば、美味しさアップ。
メニューを見れば、きつねとたぬきは550円、かけは500円だから50円の違いしかない。東京の蕎麦屋の場合、このように、きつねとたぬきは同額であるのが一般的。
きつねの油揚げに対して、たぬきは廃物利用の揚げ玉だから、そもそも原価率が違い過ぎるが、かけとの価格差が50円と考えると、油揚げの量が少ないのは仕方ないのかもしれず、ベロンとした油揚げは望むべくもない。
きつねうどんとしては、不完全燃焼ながら、卵の力も手伝い、それなりに満足。卵追加で600円。お値段相応かなと思いつつ、地味にランチを終える。
この蕎麦屋できつねうどんを食べるのは、今日が最後になると思うが、かけうどんとの価格差を100円にしてもいいから、立派な油揚げを載せて欲しかった。