ニボバタご飯(現金追加200円)、食べてみた！ : 煮干し中華そば のじじR 本所吾妻橋

盛夏の浅草通り。
汗だくで歩きながら、さて、こんな状況でも食指が動く昼飯はないか・・
思いついたのは「のじじ」さんの煮干しラーメン。
半地下のようなお店の階段を降りていくと、空席待ちが２人。
こんな暑さだから、早く座って冷たい水がごくごく飲みたい！

最初に食券を買うのだけど、此処はPayPay支払いに対応しているから使ってみよう・・
ランチタイムは引き落としが実質２割引きになるからね・・
先ずは、750円のラーメンの値段を入力して、スタッフさんに支払うのところを押してもらったら・・

いやはや、何と全額キャッシュバックが大当たり！
代金がまるまるタダになりました。
バーコード決済システムの天下取りって、そんなに魅力的なのかなぁ？
こっちはタダにして貰ったり２割引いて貰ったりで嬉しい限りなのだけど、世の中なんだかちょっとおかしい。

さて、旨いラーメンをじっくり堪能して、ああ美味しい！
ポリポリとしっかり芯がある麺の食感が、煮干しの旨さと良く合います。
だいいち、此処のラーメンは一杯の量が腹八分で丁度良いのです。

でも、折角タダになったんだから、今日は念願のニボバタごはんを奮発しちゃおう！
こんなことして、身体に悪いことこの上ないわけだけど・・・
PayPayは罪なものです。

チャーシューや葱が旨そうに盛り付けられたご飯に、煮干しの粉が練り込まれたバターが２つ。
よーくかき混ぜて・・
さて、お味なのですが、これが旨い！
煮干しの旨味とバターのコクと香り・・
これがチャーシューご飯の味を引き立てることと言ったら！

そう言えば子供のころ、雪印のコマーシャルで、角切りバターをほかほかご飯にのせて、溶けた頃合いで醤油を垂らしてかき込むやつがあって、あまりに旨そうだから真似したら本当に旨かったことがあって・・
その時以来の美味しさとの再会に、聊か感動した次第です。
ごちそうさま！

真夏のような陽射しが容赦なく照りつける、下町、墨田。
本所吾妻橋駅に近い浅草通りにある、煮干しラーメン「のじじR」さんへ。
このお店、宇都宮に何店舗かある人気店。
この浅草通りには、東京進出店として２年ほど前にできました。

歩道から、少し階段を降りていく、半地下のような変わった区画。
カウンター席だけのこじんまりとした作りで、 切り盛りするのは男性が２人。
席に着く前に券売機でチケットを買います。

此処のラーメンは、出汁の煮干しの濃度によって、マイルドが700円、基本のノーマルが750円、そしてエクストラが800円という３段刻み。
宇都宮もそうなのだけど、出汁の濃さによって値段を変えるというのも、考え方としてアリなのかな？
濃いやつも気前良く同額にしてくれると嬉しいんだけど、煮干しにそんなにも原価や手間がかかっているというなら、まあ、仕方ないか。
最初に食べる人はノーマルから試してほしい、との注意書きがあったので、素直に従います。

手早く調理され、白磁の逆円錐形どんぶりに盛られた煮干しラーメンが目の前に。
この丼のかたち、結構容量がありそう。
現に食べ進めてみると、意外にボリュームがありますね。

たっぷりの粗刻み玉葱と、厚切りバラチャーシュー２切れ、それに拍子木メンマをキューブ状に刻んだやつ、上から白髪葱。
美味しそうだなあ！

麺は中細ストレート。
別に硬茹でをお願いしたわけでもないのに、良い意味で粉っぽい突っ張った茹で上がり。
煮干し風味と絡んだときに、これは旨い！
噛むたびに旨味が溢れてくるし、パツンパツンの小気味良い食感が得られます。

煮干し出汁は、煮干しの癖がそのままストレートに出ている旨さ。
魚らしい野趣をしっかり感じる、こういう煮干しが好きですね・・

チャーシューは厚みがあるから、肉の旨さ、脂身の甘さがもろに訴求してくる。
この旨いチャーシュー、拍子木メンマ、玉葱、それぞれとても良い仕事をしています。

これ一杯でもかなりお腹はいっぱいになりますが、替え玉、追い玉の類がとても美味しそうなので、思い切って追い玉(200円)も頼んでみます。
この追い玉という奴、他店では和え玉などと呼ぶ、プチ油そばみたいな感じのものですね。

単なる替え玉(半玉50円)より少し値段は高いけど、旨さを２度楽しめるようなもの。
本番と同じく、プリプリの硬茹で。
魚粉、細かく切った先ほどのチャーシュー、そして 長葱の刻み。
しょっぱめのタレと、油は鶏油なのかな？
かき混ぜると、いやはや旨い。
これ、スープに浸してしまっても良いし、そのまま食べてもいいのだけれど、あまりに旨いから、そのまま全部食べちゃいました。

美味しかったなぁ！
これは、さほど間を置かずにまた来ることになりそうです。