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食べログ 和菓子・甘味処 TOKYO 百名店 2023 選出店
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店名 |
芋甚(いもじん)
|
---|---|
受賞・選出歴 |
和菓子・甘味処 百名店 2023 選出店
食べログ 和菓子・甘味処 TOKYO 百名店 2023 選出店 |
ジャンル | 甘味処、カフェ、かき氷 |
お問い合わせ |
03-3821-5530 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
・東京メトロ千代田線「根津駅」1番出口から徒歩5分 根津駅から362m |
営業時間 |
|
予算 |
~¥999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済可 (PayPay) |
席数 |
18席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 車椅子で入店可 |
料理 | 英語メニューあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、ベビーカー入店可 |
公式アカウント | |
オープン日 |
1912年 |
お店のPR |
創業1910年代 根津の老舗甘味処
大正初期に、創業者の甚蔵さんがお芋屋さんとしてスタートしたので「芋甚」。 |
初投稿者 |
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もうかれこれ20年ぶりくらいに訪ねてみる。
たしかそのときもアベックで訪れ、アベックアイス最中を歩きながら食べた記憶がある。
って、こんな場所だったっけ。そのシチュエーションだけは鮮明に覚えているのに、それ以外はまったく思い出せない。根津神社でつつじ詣での傍ら、たしかこの近くに瀟洒な教会があって。。。
アベックアイスとは、バニラと小倉2種類のアイスを男女に見立てたもの。
戦前戦中は敵性言語だった英語が戦後になって解禁され、猫も杓子もこぞって横文字を使いたがった。なので対になったアイスにアベックなんてつけちゃったんだろう。
明治45年に初代山田甚蔵によって創業された焼芋屋の正式な屋号は「尾張屋」。なのに芋屋の甚蔵だから通称「芋甚」。いつの間にか通り名が屋号になっちゃった。
関東大震災を機に焼芋屋からアイスクリームを売る甘味処に業態転換。冷蔵庫のない時代、冷たいアイスは庶民にとってご馳走だったに違いなく。
昼どきとあって空いていて、先客はご近所のマダムらが数人ばかり。
店内イートインにてアベックアイス@380を注文。
アベックって昭和だよね。死語だよね。今はカップルだよねと言い直したいところだが、出てきたのは年代物の器にこんもり盛られた小倉とバニラのアイスが2山だけ。あれ?男女の仲を取り持つ最中は?
聞けば最中は別途とのことで、追加したら即座に出てきた。これ、自分で盛りつけ。。。られないよ。最中が割れちゃう。
濃厚でリッチなフレーバーがもてはやされる昨今、さっぱりした淡白なアイスはかえって新鮮かも。その昔にあったアイスクリンというのがそれに近いか。。。
日本で初めてアイスクリンが売り出されたのが明治2年、横浜馬車道だとかで意外と歴史が古い。
テイクアウトすると自動的に最中にアイスを挟んでくれたはず。
パリッとした最中とさらっとした小倉アイス。当時の記憶なんかあやふやだけど、谷根千をそぞろ歩きながら頬張ったアイス最中は格別だったに違いない。
入り口脇のショーケースに飾られた食品サンプルがレトロでいい感じ。
あんみつやクリームソーダはもとより、昭和焼なんてのもあったんだ。。。