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マイアミガーデン/流れ弾を抱えて
二天門から浅草寺の境内に入り、仲見世通りを漕いでいく。
こんな蒸し暑さの中でも観光客の活動は活発だが、今日はおしくらまんじゅうというほどでもないか。
この期に及べばニューヨーク/マンハッタンにも匹敵するほどの人種のウツボと化した浅草。遥か東方のオリエンタルマジックにもう興味津々のforeignerたちが、それぞれ思い思いの被写体にキャメラのレンズを向ける中、ぼくはというと半ば自分の庭のような浅草で彼らに混じってちゃっかりお上りさん面(つら)、ぼくにはぼくのphotogenicに向けて、何食わぬ顔でシャッターを切っていく
<R5.7.13>
「マイアミガーデン 浅草店」
かなり久しぶりに階段を下りてみた。
と思ったら去年の師走にも訪れていたようで、一新されたメニュウにもっともsimpleなものを、久々のこちらのspaghetti再評価にはちょうど良いだろうと注文してみれば、それも過去何度もやっていたことに気付くおバカな自分が、でも堪らなく愛おしい。
広めの地下フロアは端的に言って閑散としており、数組の先客の半分は外人客。
人差し指を一本立てたら今まで案内されたことのないボックス席に誘われるも、ボディタッチの為かボックス席を二人でベンチシート使いする外人アベックの真後ろに着いてしまったら、壁掛けミラーの中の彼と目が合ってしまっていけない (笑)
“ソーセージのペペロンチーニ” @1,000也。
こちらのお店も日本のスパゲッティ屋さん特有の、ソースを麺のおつゆととらまえるタイプのお店だったか、Oilの中でスパゲッティを元気よく泳がせる皿で、正直知り合いのイタリア人を連れていくなら、極端に言って「五右衛門」さんにしたほうが恥ずかしくないかも知れないと思う(笑/半分はほんとの気持ち)。
まあイタリア人の知り合いなんて、フランコ(ネロ)亡きあといないからいいけどね。
で、スパゲッティの尾っぽがときおり射出してくる殺傷力の高いオリーヴオイルの弾丸を、志那虎譲りの神技的ディフェンスで巧く躱しながら食べ進めていた、と思ったら !
「あのう、よろしかったらこれお使いください」
なんと流れ弾がぼくのズボンの一番恥ずかしいところに !
なので半狂乱で紙おしぼりで拭っていたところ、それに気付いたウェイトレスさんが染み抜きを持って来てくださった。
が、それを効果的に用いるにはズボンを脱いで裏地から表に向かって油染みを抜く必要があり、となると外国人のパーセンテージも高いこの国際的な(笑)お店の中で、パンツいっちょに靴下&革靴という、山本寛斎的アヴァンギャルドなスタイルをとらなければならず ……
となると、それを見た外国人たちに、侍とか忍者、芸者のように、それが日本人の標準的な服装だと誤解されても困るので、そのお気遣いは丁重に辞退させていただいた。
そしてカトラリーバスケットからあらためてスプウンを抜きとり、皿に残った塩ガーリック風味のOilを舐めはじめることは、これは発汗に依り奪われた塩分補給の為と、顔面からガマの油としてそのOilを滲み出させ、同じく吹き出る汗とのエマルジョンで上質な乳液を生成させての老化防止効果を狙ったもので、その魅力的な油を舐め干したいという欲望に駆られてのことでは、決して無いのだ
マイアミガーデン/浅草、地階のカーボーイ
何より嬉しいのは、ぼくの浅草の町に賑わいがまた戻ってきてくれたこと。
観光の外国人たちもそうだがとりわけ、修学旅行か知らないけれど、日本の子供たちの軍団の或る浅草寺境内の風景が良い。愛知県では実体のない第八波の襲来とやらで、一旦出掛けたにも拘わらず、途中中止で引き戻される修学旅行が相次いだというが、そもそもおれは他人のことなんか一切無関心な人間なのだけれどもそれでも ! これから日本を担っていってくれなければならない国の宝の子供たちの未来を、一体全体どう考えてんだよ ! という憤りを強く抱えていたので
<R4.12.2>
「マイアミガーデン 浅草店」
身長はさほど高くはないが、金髪のロシア嬢に出迎えられるとちょっと緊張する。
(すみません、ロシアかどうかは分かりません。でもアングロサクソンではないような気がするんだけど ……)
最近自分の中でチェーンのスパゲッティ屋さんは、その安定度において「トラットリアイタリア」さん、「五右衛門」さんで決まりかなぁとも思っているのだけれど、地上の喧騒に気圧される恰好で久々に階段を下りてみた次第。
「サラダとパンの両方もらうこと出来ますか ?」
極東の島国出身と思しきモンゴロイドの男性が、突然ぼく担当のロシアン美女を飛び越えて注文をとりに来るものだから(そんなの別に決まってないでしょ、誰担当とか !)、気が動転して余計なものを注文してしまった ……
PASTA Lunch SET
“ソーセージのペペロンチーニ” @1,000
“ガーリックトースト” @300
〆て1,300円也。
メニュウが一新されてこれはいいもの見つけた ! と意気揚々に注文してみたが、自身の電子日記を掘り起こしてみて既に同じものをしっかりと注文していたことには笑った。添えられた粉チーズとタバスコに異常な興味を示してたこともまた然り (笑)。
おれという人間は骨の髄までおれなのだという厳然たる事実に空恐ろしささえ覚えつつ、しかし気をとり直し、フォウクの画を3本指でチャッキングし、いつもどおりに80min-1でスピンさせ始めた頃には、もう気分もかなり落ち着きをとり戻していたけどね ……
その粉チーズを、スリップしやすいテフロンダイスのスパゲッティにソース(Oil)を絡める為のプライマーとして用いると、それは目論見通りに非常にうまく機能してくれる。ならば今度はタバスコをどう使いこなすかを考えて、でもちょっと思いつかず ……(笑)
スパゲッティの茹で加減はちょうど良い。
が、totalとしてはもっと早めに引き上げて、パン上でソース(Oil)を吸わせつつ仕上げるのがspaghettiというイタリア料理の真っ当な纏め方だと思うが、それをやり難い気持ちというのは、実は私にもよく分かる。
何故かというと日本というのは元々そば・うどん文化を持っているので、どうしてもその感覚を応用してしまいがちであるからだ。
具体的に言えば、スパゲッティを釜揚げうどんとしてとらまえてしまいがち、ということに他ならないのだが、ロングパスタをそうやってしまうとスパゲッティの醍醐味であるソースと麺との一体化、ということが殺がれてしまうからであって、その意味では麺として高い独立性を誇るそば・うどんという料理が、逆に凄いとも言えよう
ともあれ久々のマイアミは、足の遠のいていた私をこんなにも優しく受け入れてくれて ……
マイアミは男1人に対し女50人という楽園のような男女比を以て、女が男を買い漁る、男にとってはウハウハなところだとダスティン・ホフマンも言っていたが、今のところこの地階のマイアミにその気配がないというところだけが、ちょっと不服だけどね
マイアミガーデン/復刻版、ではなかった話
月曜日は「餃子亭」で“納豆”から“シーチキン”(ツナではない。あくまでもシーチキンである)をやったあと、“ウィンナー”で白いご飯をやって最高の気分に浸った。
それに味をしめ、昨夜も「餃子亭」で“納豆”から“シーチキン”をやったあと、何か変化をつけなければとおっかなびっくり“ざるラーメン”というのを注文してみた。その時点でもしも肉が入っていればお母さんが教えてくれると思うので、何も言ってこないところをみるとそれはないのかなと、一先ず安心してみたりして。
そして舞い下りた“ざるラーメン”とは ……
―― これは冷やし中華のタレを薄めたようなつゆを麺とともに冷やしてつけ麺としてるんだけど、なんだかなぁ。もう料理はいいから、白いご飯は美味しいんだからおにぎりの店にすればいいのに ……
(あっ ! またヒント与えちゃったかな !)
<R1.12.18 その翌日/浅草>
「マイアミガーデン 浅草店」
正午の10分ほど手前。
アーケードから階段を落ちるときにその懐かしの芳香剤に包まれたなら、もうしばらくぶりとなるこちらの地階のフロアの雰囲気が鮮やかに蘇ってくる。
と言いたいところだが、現実的にはそれはフロアの奥行きとか雰囲気がこんなだったかな、という感覚程度のことで、とりわけランチメニュウの内容については、過去の変遷を細かく追えるほどに復元してはきてくれなかった。
早速品書きに目を通しはじめると、そのセット内容が昔に戻ったような錯覚に陥る。
もしや内容が昔のとおりに“復刻”されたのであろうか !? なのでその感覚のまんまウェイトレスさんに注文し始め、スパゲッティの種類と、ドリンクはアイスコーヒーで、そしてドレッシングは選べないようだな、と思った時点で無事注文を終えることが出来たと安心していたら、ウェイトレスさんが、「こちらから、何にいたしましょう ?」と、サラダとガーリックトーストと、あとなんかを選べと ……
―― えっ ! となるとドリンク別料金となっちゃうかも !
“ソーセージのペペロンチーニ” @1,000也
結果セット料金で収まったようである。
それにしてもペペロンチーノに粉チーズを添えるというのは、セオリー的にありなのであろうか。東十条のマスターもペペロンチーノにだけ粉チーズ付けてくるんだよなぁ。加えて今日は、タバスコまで添えられているではないか !(笑)
―― でも違う ! イタリアではどうか知らないけど、ここは何しろ“マイアミ”だから、だからこれで良いんだよ !! 危うく引っ掛け問題に引っ掛かっちゃうとこだったわ !
そのペペロンチーノは、皿の底にさらさらにソースをたっぷりと残すタイプで、これは私にとって、かさかさのやつよりはマシ。
塩っ気、及びスパゲッティのゆで加減はちょうど良く、そして一時期乱れたこちらのスパゲッティ乾麺の質(たち)は、元に(質の良いものに)戻ったと思う
隣の年嵩のおじさん二人連れは、これは出版業界の人たちであろうか。
それぞれ役割の異なる組織の人たちのようだが、校正、装丁などの単語を飛び交いさせつつ、そして向こうのテーブル席のおば様方四人チームと時折コミニュケイションを図っているところを見ると、これは地方のそういった業界の、比較的小さな会社の慰安旅行なのかなと勝手に想像してみたりして ……
そんなこんな、皿に残ったスープ(その実スパゲッティのゆで汁と、ガーリック風味のオリーヴオイルの分離したもの)をスプウンですくって舐め続ける作業に没頭する。
上野方向への帰り道、飛び乗った銀座線が昨今話題の復刻版車両で、内装木目“調”、掴まる棒が真鍮“調”、横書き右から左への“日本車輌會社”の銘板付きのやつで、そんなことでさえも、またそれにちょくちょく乗り合わせてもいるんだけど、ちょっと嬉しい ……
「デラべっぴん復刻してんじゃねえよ !」
※ 現在公開中の封切り映画、「ひとよ」より。
子供たちを守る為に家族への暴力の止まらない夫を轢き潰したお母さん(田中裕子さん)が、刑期を終えて戻ってくれば、それまで落ち着いていた家族がふたたび波立ち、吃音持ちの長男が心にもなくお母さんを責めてしまった言葉に腹を立て、お母さんは近所のスーパーマーケットでエロ本を万引きして子どもたちを困らせようとするのだが、そのエロ本こそが ! かつて中学生だった次男が同じ店でやったものと同じものの復刻版(笑)、デラべっぴん !
そのお母さんを、子どもたちが、スーパーの店長に平謝りして連れ帰ったあとで、長女(松岡茉優さん)が放った言葉、「デラべっぴん復刻してんじゃねえよ !」に呼応するように間髪を容れず、長男(鈴木亮平さん)が ……
「俺もそう思った !」
―― デラべっぴんさえ復刻されなければお母さんは万引なんかしなかったのに、ということだろうけど、でもそれは違うな(笑)
マイアミガーデン/だとしたら恐るべし
まだ正午に達していない、厚い雲に覆われた浅草。
これから盛り上がるのかも知れないが、観光客は未だぼちぼち。またこの辺りのお店屋さんはもしかしたら火曜日を定休日としているところが多いのか、ふだん使いする「東洋」や「満留賀」も、今日はシャッターを下ろしているよう。となるともう、いつもの階段を下りるしかない私である ……
<H30.11.13 浅草>
「マイアミガーデン 浅草店」
そんなに派手派手しさ、また毒々しさはないんだけど、店内を彩るXmasのデコレイションが、私の心をそこはかとなく圧し殺しにかかってくる。
修学旅行生であろうか、私の隣のテーブルに女子中学生と思しき六人組がやってきた。その中の一人が、いったい何を先回りしたのであろうか、おもむろに「あまり騒がないようにね」、と友達たちに注意を促した。でも私は安心してる。最近の年寄りの酷さに比べたら、学生のほうがはるかに秩序だった行動をとれるということは、既にいろいろな場面において実感していることであるから。
―― そのチームの友達同士での会話
「ねぇ、トマトソースって何が入ってるの ?」
何より子供の会話のほうが、年寄りのそれよりもはるかにインタレスティングであるし(笑)
“ツナとバジルのトマトソース” @920也
“スパゲッティ大盛り” @130
と思ったら、さっきトマトソースにはいったい何が入っているのだろうかと心配してた女の子を心の中で笑った私としたことが、今度は、このトマトソースの中の挽肉みたいなのなんだ ? って、にわかに不安に苛まれる。
で、少し考えたら、ああ、これツナじゃん !! って。何故ならば、ボクはツナのトマトソースを注文したのだから(笑)。
―― でもこれってもしかして、俺が作ったツナのトマトソースのほうが美味しいんじゃん ?
誰もが思うことだがそれは概ね、要は自分で作れば自分の思い通りの塩加減に調整出来るから、ということに依ってのみ支えられている思い込みに過ぎないということを、私は知っている。
そしてこないだのマッチョなイケメンの彼が、少女たちに料理を運んでくる為に、初めて姿をみせた。
今日も逞しい上腕二頭筋を見せつけるようなタイトなTシャツ姿なんだけど、如何せん、女子中学生たちは未だそんな彼を性の対象としてはとらまえられないようで、さすがの彼も思うような注目を得ることが出来ず、心持ち寂しそうに見えた(笑)
「ね~、お土産買っていくの ?」
「私お母さんからはいらないって言われたけど、お父さんに買ってきたい」
「私も買ってかないよ~」
「どうせまた来るんだからいらないでしょ、お土産なんか」
どうも修学旅行じゃなくって、都内か近郊の学生が、その装備から見て体育系ではないのだろうが部活か何かで訪れただけなのかな、と予想を切り替えた。
食事を終えて立ち上がれば、すかさずマッチョマンの彼がレジに回ってくれ、お金をぴったりと出した私に何故か限りなく最高に近い笑みを送ってくるではないか ! もしや彼もGayなのであろうか …… ? もしや、先ほどの少女たちは彼のことを一瞬でGayだと見破り、ああ、私たちの対象じゃないなと見極めて、ああいった素知らぬ素振りのレスポンスとなったのであろうか。
―― だとしたら恐るべし ! 女子中学生たち ……
マイアミガーデン/地階のバイブル
東十条。午前二時。
「お腹空いた」というSちゃんの呪文をトリガーとして、強引に押さえ込もうとしていたのだが、酒に依って箍(たが)の外れた食欲が暴走。といってもこの時間、東十条で営っている飲食店、とくにご飯処というものがほとんどなく、いつもの「富士そば」に二人して突っ込む。
その翌日、曇り空の浅草。
午後一時を過ぎて、それでも賑わう界隈の飲食店。もう一度国際通りのほうまで戻ってみるか、それともいつものアーケードの界隈で腰の落ち着ける場所を見つけるか。どちらかというと、もう歩くのは御免である。となると、もうこの地下にしか縋るところのみつけられぬ私であった
<H30.10.19>
「マイアミガーデン 浅草店」
午後1時20分。久々のマイアミガーデン。
最近どうもこちらのスパゲッティの質(たち)にはたと疑問を感じてしまったのが、しばらく足が遠のいていたことと無関係と言ったら嘘になろう。それはさておきおもむろにランチメニュウに目を通しはじめたが、自分に許容出来る範囲では、概ねそれらをやり尽くしてしまった感あり。
なので禁断のグランドメニュウに手を伸ばした。
いつも恨めしく遠巻きに眺め置くことしか出来なかったこの領域に、ついに今日、足を踏み込むことになるのか !
恐る恐るそのバイブルを広げる。果たしてそのスパゲッティはランチセットのものと同様のものなのか ? 初めて見るホールの若き爽やかマッチョマンに、満を持して注文を敢行した
“茄子と挽肉のアラビアータ” @1,000
“大盛り” @130
大盛りは1.5倍と書いてあり、それを誇示するかのように深皿でその蠱惑のRossoは舞い降りた。
一見してランチセットでチョイスできる大盛りよりもボリウムがあるように思えるのだが、そのランチセット自体、更新されてからそれほどの回数注文していないので、いまいちよく分からない。
器はこれじゃなかったような気がするんだけどなぁ ……
料理そのものに着目すると、先ず塩化粧された艶々の茄子がパープルのグラデイションも鮮やかで、なんとも艶めかしい。
早速フォウク一本で立ち向かえば、これはグランドメニュウからやったということによるプラシーボ効果ではないと思うんだけど、紅き茹であげの調子も上々 !!
半分食べ進むまでは、目の前のパルメザンチーズの封印を解くわけにはいかないと誓う。
アラビアータに粉チーズをふって良いかどうかの問題があるかも知れないが、その前にこのアサツキのような万能ねぎのようなのがまかり通っているからには、隣のテーブルにイタリア人ファミリーが着いてでもいない限りは気にする必要はないだろう(国際色豊かなこの店なので、実際有り得るから恐い)。
ぷりっとしたマッチョの彼のお尻に微睡みつつ、それはやり過ごし(笑)、お水をもらおうとホールの女の子をつかまえる。
この娘は果たして、いつか見た恐ろしく可愛い娘だろうか。最近個体判別能力が殊更に落ちてきているような気がする。でもそれをまた忘れたとしたって、逢うたびに初めてのときめきをちゃっかり享受しちゃえばいいじゃん ! なんて、地階にして前向きな気持ちになれるのも、この茄子の塩のおかげかな ……
―― 茄子はお飾りみたいで味付いてない使い方が多いけど、やっぱこうやって味付けてくれたほうが嬉しいよね ! 何故ならば、塩が美味いから。冷奴が醤油が美味いから美味いように ♪
還ってSちゃんとの昨夜の「富士そば」にて
「みてみて !! ほらこれ、田舎そばみたいなの。これこの店と、他に何店舗しかやってないレアなやつなんだって !!」
「うるさいなぁ、もう何度も聞いたそれ ! 今度言ったらもう口聞かないよ !」
―― くっそ~ !! 富士そば来てラーメン食ってるやつに言われたくないわ ……
マイアミガーデン/sapiens がなければ
晴れてるんだか曇ってるんだか分かんないような天気。
目的地まで歩けばちょうど都合良く午後一時に達しそうだったので、先に用事を済ませることができ、そして悩みつつメトロの降り口をアバウトに目がけて戻ってくるんだけど、いつもどうしても、持ち前のフロンティアスピリッツを発揮させる勇気がここでは湧いてこない。
それを何故かと考えるんだけど、なんでだろう。
外人に占拠されてたらどうしようとか、観光の一見客相手に逃げているダメ二代目のやっつけ仕事を喰らわされないだろうかとか、老舗を装って実は新進のチェーン店のビジネスライクに騙されないだろうかとか、そんなこと考えちゃうのだろうか ……
<H30.7.30>
「マイアミガーデン」
独りっきり、そしてまた煙草はやらないと告げると、いつものエマニエル婦人の椅子に誘われる。
今日も、トップレスでもないのにこの椅子に着く資格があるのかどうか、ホール係のお姉さんに確認する勇気は出なかった。ふと、シルヴィア・クリスティルに値する女優を何故現代において見つけられないのか、という憤りが爆発しそうになるが、デイヴィッド・ハミルトンと中島ゆたかと聖霊の御名によって、ぎりぎり理性をキープし続けた。
隣に着いていた男女がお互い敬語で話してるんだけど、出会い系みたいなので出会ったばかりなのかなんなのか、内容が女性の私生活の話に及んでいるので、採用面接ではないと思うんだけど (笑)
“ソーセージのペペロンチーニ” @1,000也。
今日のサラダはちょっと葉っぱが固めな気がしたけど、その分ドレッシングが無駄に効いていたことは良かった (笑)。
そして今日のスパゲッティは、これは銘柄を変えたのか茹で方の変化か分からないんだけど、ちょっと小麦の味が希薄に過ぎて、ということはスパゲッティとして致命的なことだと思うが、またそれを誤魔化しの利かないシンプルなオイル系で食らってしまったということに、軽い人身事故をもらっててしまったかのようなショックを受ける。
先ほどのドレッシングで舌が麻痺したわけではないんだけど、はっきりと味が薄いということもそれに輪を掛けて ……
こちらのお店の構えが、先般のメニュウの変更から、はっきりとコストダウン方向へと舵取りを切ったように確信出来る材料が揃ったことには哀しみを覚えるが、それも時代の趨勢なのだと自分を納得させつつ、ふたたび階段を這いあがる
隣の男女が血液型の話で盛り上がるのを、質の悪い science fiction を観るような気持ちで傍観していたことを思い出しつつ、運命のメトロ銀座線に堕ちる。
今まさにこの記事を纏めているその前日に、職場のお盆休みの納会があったのだが、そこでも皆、血液型の話で盛り上がってて。無論俺はその光景を、なるたけ、これは海の向こうの世界の話なのだと自分に言い聞かせるように傍観していた。そうしなければ頭がおかしくなりそうだったので。
さっき science fiction という言葉を使ったが、こんなもん SF ですらないだろう。何故ならば、そこに“science”が無いから。
人間の性格が血液型でカテゴライズできるというオカルト (誰も言わないんで、敢えて俺が言ってやった) を日本人に信じさせるものとはいったい何だろう。
そして人間個々の性質が血液型の種類だけに振り分けられると信じるということは、これは大きく言って人類の知的活動そのすべてに対する冒涜じゃないかと !
だから俺はいっつも言ってんの。
人間、即ちホモ・サピエンスっていうのは、サピエンス (知性) がなきゃ人間じゃないんだよって
マイアミガーデン/その艶めかしいヴェルデ
昨日、いつもの居酒屋に、赤羽 ecute 内の、これは常設店ではなくって期間限定の店の、スペシアルな、まるでホットドッグのように細長いシュークリームを差し入れたら、女子大生アルバイトの Yが大変気に入ってくれたようで、美味しかったと。
こういうときに私がほかのおっさんたちより長けているなと思うことは、ほかのおっさんたちはこういうことすると常に、「美味しかっただろ !」をやっちゃう。そんなこと言ったって貰ったほうからしたら、しかも相手は一応お客さんなんだし、それほどでもなくったって美味しいとしか言いようないじゃん。一方で私はそんなこと聞かないから、だから向こうから美味しいって言ってきたときには、それはほんとに美味しかったんだなって、そう判断がつくわけよ
―― 俺とそういったおっさんたちとの決定的違いは、飲み屋の女の子への差し入れなんて行為は、ぎりぎりのところでは結局独り善がりの“エゴ”でしかないってことを、俺は理解してるってこと
すこぶる良い天気の浅草、雷門。
風は些か強いが、羽織っているスーツの上着を脱ぎ捨てたいくらいに気温も温かい。というか、汗ばむくらい
<H30.4.19>
「マイアミガーデン 浅草店」
今日は、前回の超かわいこちゃんの姿無し。
“ジェノベーゼ” @1,000也。
麵の一本一本までがオイルでコーティングされて濡れ光る、艶めかしいジェノベーゼ。
私はふだん、どちらかと言えばポピュラーに他ならぬこのスパゲッティを注文することはあまりないんだけど、タバスコと粉チーズが付いてきて、ジェノベーゼって粉チーズ“あり”なのかなぁと半信半疑。
でもまずはそれは温存し、“素”のままに堪能する。すると私には気持ち、塩っ気が足りないか
向こうの若いカップルの彼女がとてもキュートで、激しく羨ましい。
自分の成績をこれ以上上げることが難しい段階となったとき、今度は他人を蹴落とす (他者の成績を落す) ことを考えていくのが受験のセオリーというが、私もそれに倣い、私自身が幸せを掴めないのであれば、他者、即ち目の前のカップルを不幸に陥れる方法を考えてみるんだけど、なかなか良いアイディアが思い浮かばない (おいおいおい !)。
満を持してチーズを、単調なヴェルデに彩られたスパゲッティに投下。
チーズの塩分を借り味 (塩っ気) そのものはちょうど良くなったが、これを極上の相乗と呼ぶには、ナポリタンと粉チーズとの魔性のマッチングを知っている身として、些か辛いかな ……
マイアミガーデン/地階の出逢い
いつもの居酒屋で飲んでいると、そこのバイトの男の子が気にしている可愛らしい女の子が臨場。いつものように女子一人飲みの体制に入る (笑)。
お店のほうは、残念ながらそのバイトの男の子は今日はシフトに入っていなく、店長、社員の男性スタッフに、私の好きな Sちゃんを加えた三人体制。で、年齢確認をする店なので未成年ということは絶対にないんだけど、それでも明らかに女子大生であろう彼女の、若いくせその確立された飲みのスタイルには、いつも感服させられるばかり。
具体的にはいつもレモンサワーとやって、私もそういうドリンクのやり方よく分かんないんだけど、ジョッキに箸一本突っ立てて一人黙々と、周囲にそこはかとなく話しかけるなオーラを醸しつつ (笑)、こういった一杯飲み屋にしてはけっこう長っ尻 (私のほうが更に長っ尻だけど)を貫く。服装がいつもオーバーオールとか、その手のばくっとした幼く見えるものなので、この酒飲みとして堂々の貫禄とのコントラストが非常に際立って映えてみえるのである。
―― ああ、今日のおすすめなんだとかこの酒の銘柄なんだとか、いい年ぶっこいて自分の飲む酒、つまみさえ決められないおっさん連中に対し、この女の子から放たれる圧倒的な威厳はなんなんだ !!
その女の子が帰りしな、その夜初めて気付いたことになんだけど、大きな一眼レフを吊る為の太いストラップを、それに対してほんとうに小さな頭に回しつつ、『お会計』と。
“お愛想”とやらずに、ちゃんと“お会計”と言えることも凄い。これもおっさん連中にしてよくよく間違えて使ってしまう言葉だが、それを女子大生がいとも簡単に。
女の子が去ったあと、私は鞄から愛用の FUJI FILM 製コンパクトキャメラをとり出して Sちゃんに翳しながら ……
「もうカメラからして完全に負けてるわ ……」
「ねっ ! あの娘 (の一人飲みに徹する姿勢が)すごいね。私なんかこないだふと気付いたら、知らないおじさんたちに囲まれてカラオケ熱唱してて、あれ~ ? って ♪ ふと気付いたら、いろいろリクエストされちゃってて ♥」
―― まあ、俺の隣に寄り添って同じお皿の餃子がんがん突(つつ)くような娘なので ♪
翌日。
風は強く、若干冷たいような気もするんだけど、それを溢れんばかりの陽射しが完全に凌駕する勢いの浅草、雷門。
ここ数年くらいのことだろうか、いつの頃からか和装の着付けをやる店ができて、そこから海外の方、また日本の観光客含め、とくに若い女性の着物(浴衣?)姿の闊歩が目立つようになった。そのカラフル一辺倒の柄は、これには些かチープな気がして、本来の日本女性の謙虚な佇まいを上手く表現できているとは言い難い気もするんだけど、このたださえスペクタクルな浅草の街並みにそこかしこ、非常に華やかなアクセントを与えてくれていると言って、もはや間違いないだろう
<H30,4,9>
「マイアミガーデン 浅草店」
最初、例のアーケードの下の「東洋」を狙っていったんだけど、珍しく15分ほどお待ちいただきますとなって。
で、雷門通りを渡るか一寸迷って、いや、やっぱり“いつでもゆったり”の保証されるこちらへの階段を、縋るように下りていってドアを引けば、今まで見たことのない図抜けて可愛らしい女の子が出迎えててくれて ……
―― ああ、「東洋」の満席って、神様がこの娘と俺を引き合わせる為に仕組んでくれことだったんだ !!
そんなバナナ !
“明太子としらす/パスタ大盛り&サラダセット” @1,000也。
最初オーヴァボイルにみえた麵は、それほどでもなかった。
明太子をうまく分散させることに多少の神経を使ったが、あとはふつうの明太子スパゲッティとしてやっていけば良い。こちらのランチメニュウが新しくなり、ドリンクが付かなくなった分 (というかドリンクを付けてサラダをやめるというチョイスもできるのだが)スパゲッティ大盛り、ということをスタンダード化するにあたって、もしやスパゲッティのグレードをちょっと下げてきたんじゃないか、という気がしないでもない。
もしくはボリウムが増えたことによって、今までは健在化しなかったネガの部分、要は“厭き”ということが表面化しはじめたか ……
と、! 私は今日もいつもの居酒屋のカウンターに憑き、愛用のちびっ子ワープロでこの原稿を荒書きしてるんだけど、ドアが開いたと思ったらまた冒頭のチャーミングな女の子が一人、カウンターの端っこに着いたわよ (笑)。今夜もジョッキに端一本、当然のようにおっ立てて !
―― あ~、酌み交わしてみて~、酒。この娘と ……
マイアミガーデン/地階のカラフル
昨日、朝からの、本日は日中の気温が急上昇し絶好のお花見日よりとなる、との予想が大きく覆り、東京は日中も薄曇りの冷え込んだ状態が続いた、というのが私の偽らざる感想。
なんだけど、ある報道ヴァラエティ番組の中、上野公園の花見客を摑まえて、言うほど快適じゃないはずなんだけど、無理矢理春爛漫みたいな顔をつくらせての作為的演出が見られたことには、でもこれはもう昔っからのこと。事実をありのままに伝えるということは青臭い建前であって、その実、こう見せたい ! って作り手の作為に添った演出なり編集というものが、彼らの常套手段なのである。
―― ああ、なんかふと思い出したなぁ、「破線のマリス」 ……
<H30.3.23 翌日一転、でもその時だけの快晴の浅草>
「マイアミガーデン」
ちょうど正午。
浅草というところは、これは観光地ということだからであろうか、十二時をトリガーとして瞬間的に混み合うこともないと思っていて、しかし、やはり一抹の不安が拭えずに、広々としていつでも着席できることが約束されているこちらへの階段を、またしても下りてしまった。
店内に先客の姿はまだ疎ら。
そしていつものように籐の椅子へと誘われ、いつもと変わったことは、ランチ新メニュウのセカンド体験。飲み物が付いてこなく、でも同価格でスパゲッティは大盛りとなるという。
―― それが果たして以前のものよりも得になるのか損となるのか、俺にはにわかに分からないけどね ……
“明太クリーム/大盛り&サラダ” @1,000也。
意外にも、たらこスパゲッティなのに粉チーズとタバスコが付いてきた。
東十条のスパゲッティ屋さんも同じことをやるのだが、そこのおじさんのやることを私は、今まで間違いだと思っていた。しかしこちらでもそれをやられるとなると、ちょっと真剣に調査してみようかなという気にもなる。
新メニュウとなってから、前回は、目見当だとしても明確に測ることができなかったんだけど、前のセットの時と比べて明らかにボリウムUPしていると思った。スパゲッティのアイヴォリィに、明太子のピンクが謙虚に、しかしカラフルに映える。フォウクを突いてそれをひき擦るときの指が伝えてくる官能的なフィードバック (抵抗感)に、そこはかとなく興奮を覚えた。海苔のかわりに刻みバジルというのが、案外これが正解なのかも知れない
そしておもむろに、マルチェロ・マストロヤンニの提唱する“料理は科学”という教えに従って、明太子スパゲッティに粉チーズを振るという冒険的エクスペリメントを実施。
果たしてその実験結果は、劇的に相乗するものではないんだけど、思ったよりはふつう (笑)。
因みにその“劇的”って言葉に値すると私が思っているのは、まあスイカに塩って究極的なのも当然そうなんだけど、木村家の“餡&バター”とか、そんなやつ。
また余談ながら、明太子スパゲッティとしてのクゥオリティは、王子「そふりっと」のものがこちらを明らかに圧倒しているが、それは価格、及び立地を考慮すれば当たり前のことだと了解している
マイアミガーデン/地階からボンジョールノ !
「ここは私の店なんだから !」
「俺だってこの店のステークホルダの一人だよ。何よりあなたがランドセル背負ってる頃から、俺はこのカウンターに着いてたんだから、そういう意味では俺の店でもある !」
―― どういう理屈だよ !! (笑)
いつもの Bar でゴネていたら、オーナーの女の子がここは私の店なんだからって私を責めてくる。あなたは大人しくフェットチーネだけ茹でてりゃあいい人なんだけど ……
<H30.1.30 浅草>
「マイアミガーデン」
午前十一時半。久々の訪問。
広い近いのフロアに一番のりと思ったら、続き男性一人が下りてきたよう。例のエマニエル婦人の籐の椅子に着いてやおらメニュウを広げれば、何かランチセットの内容が更新されている模様。
今まではサラダ、ドリンク付きで千円だったものが、サラダ or ドリンク or パン付きでそれぞれ同価格、で、スパゲッティが大盛りになるらしい。そのスパゲッティも種類に変化が見られると思うのだが、さんざん食ってきて従来のそれをこれっぽっちも正確に記憶していないことは、これは私の欠点でもあるが、同時に個性、なかんずく生き様。
結局セットはサラダ付きのものを注文したが、前のようにドレッシングの種類を聞かれることはなかった
“ソーセージのペペロンチーニ” @1,000也。
サラダのドレッシングは自動的にイタリアンとなるのか。
まさか、お店の人が私がイタリアンしか頼まないことを覚えていてくれているとは考えにくい。ほどなくしてラウンドのカラフルな皿が臨場。“大盛り”と見せかける為に (おいおいおい !)、器に前よりも深い皿が使われているようである。
早速フォウクを突き立てて、その状態を確認。
ソースはやや弛く、多めに残されている模様。これは私としてはそれほど悪くはないことながら、フォウクをスピンさせて口に放り込んでみると、気持ち、もうちょっと塩っ気が欲しいか。
―― ペペロンチーノで塩が利いてないのって、些か寂しい気持ちになっちゃうんだよね。同時にとんがらしも控えめだし。でもそれ差し引いてもまだまだ及第点いってるけどね、この店のスパゲッティは ♪
「ボンジョールノ !!」
イタリア人 (かは知らないけど)を手慣れた様子で、イングリッシュで捌く綺麗なお姉さん。メニュウは変わったけど、このお姉さんには、いつまでも不変でいてほしい。
その時きみは、今と同じように若く、美しく ……
―― 「冬の華」かっつ~の ……
マイアミガーデン/沁みるとき
快晴の浅草。
夏の残り香。張りぼての雷門。日陰を探して歩く観光客の群れの中、自分だけは日なた日なたを歩いてゆきたい。何のアヴァンチュールもなく夏を終えた者としての、ひとつの意地を貫くため
<H29.9.26>
「マイアミガーデン」
外国人チームが「Hello !!」と下りてくる。
心の中で「Darling ?」と返すのが精一杯だったが、いつもの細身のお姉さんはその一行を堂々頼もしく、クィーンズイングリッシュで捌いているようだ。
見かけない、何かスペシアルを予感させるメニュウを開いたら、ヴァニラアイス付きのナポリタン & ミートソース。非常に興味を惹かれたのだが、千四百円超のお値段に気圧されて、泣く泣く注文を諦める。
―― 胃も疲れてるし、こんなときはいつもの間違いないやつでいこ ……
「ボロネーゼと ……」
「すみません、ボロネーズがまだ出来るかどうか、確認してきますね ♥」
やはりボロネーゼは出来なかったとのことで速やかに他のものを注文し、暫しボロネーゼとボロネーズとの違いを考えたが、それは到底、私の手に負える問題ではなかった
“トマトとバジル” @1,000也。
トマトのRossoにバジルのVerdeのアクセントが映える。
連日のアルコールにやられた胃が、果たしてトマトの酸味に耐えられるかということだけが唯一の心配事だったが、それは嫌味なほどキツくはなく、大蒜ととんがらしの風味とも巧みに相乗されており、まずは大丈夫なようで一安心。
テーブルに添えられるはタバスコとパルメザンチーズ。
タバスコは今の私にとって不要。そして蠱惑的な粉チーズだが、まずは温存しておくことにした。フォウクの歯の2/3を使って引き上げる時の抵抗だけで、既に最適な茹で加減ということが手にとるように伝わってくるこのスパゲッティに、後半、味覚に変化を与えるべきその時までは
続いて下りてくるアナザー外人チーム。
直後、重大なことに気がついてハッとなった。
―― ああっ ! チーズかけ忘れてぜんぶ食べちゃうとこだったよ~ 危機一髪だったわ。ハッとしてグッときたわよ
白昼の浅草にはお似合いの、薄い庶民御用達のカフィ。微かに流れるムーディなBGM。スクエアで高密度、そして小さめなアイスをかんまして、彼らのコップへのアタックが奏でるスタッカートのつぶてがやけに心に沁みるとき ……
マイアミガーデン/浅草クリーミー
蔵前橋通りを東へ進んでいた。
春の交通安全週間がはじまったか、歩道に張ったテントの傘の下からクルマの流れを見守る警察官たち。一人、警官とも市民ともつかないんだけど、妙にふてぶてしくて、目つきが悪くスーツがぱつんぱつんの好感度ゼロのやつがいる (笑)。
そういえばやけに白バイが多いなと思った ……
で、隅田川の向こうで所用を済ませ、ふたたび言問橋から隅田川をこちらに還る途中の橋の上、そういえば今年、というか毎年のこと、橋から見下ろした川岸の桜いっぱいの画に、あえて花見なんかやらない俺(とか高倉健とかクリント・イーストウッドとかカート・ラッセル)だけど、やっぱりちょっといいかなって ……
<H29.4.10>
「マイアミガーデン 浅草店」
正午のちょい過ぎ。
いつもすぐに着席出来ることに絶対の信頼を置く店(おいおいおい !)への階段を下り(実際今日も滞り無くそうなったけど)、人差し指を一本たてればおじさんとおじさんの間の席へ。ちょっと不服だったが俺も紛れもなく完成されたおっさんなので、もう観念して例のエマニエル婦人御用達の籐の椅子に、全盛期のシルビア・クリステルにまったく引けをとること無き私の数多きチャームポイントのひとつである自慢のぷりぷりおけつを収めさせていただいた。
そしてこれは分かっていたことながら、飲み物とサラダ付きランチメニュウの中に、私の許容範囲の中での未体験ゾーンはもうない。なので、昨日ママ(の作る恐ろしいまでに濃い水割り)にやりたい放題陵辱された胃に最適なものを見繕っての注文となった
“ツナと野菜/クリームソース” 1,000也。
恨みはないが先ずブロッコリを一突き、トドメをさした。
フォークの歯は常に四本。スパゲッティ屋さんにこの基本だけを崩して欲しくない私であるが、こちらに限ってその心配は無用。そしてクリーム系ソースはその塩加減も然ることながら、緩さ、逆に言えば固さ(ソースの粘度)、また口当たりの粒状感の調子をことさらに要求されると思うが、その辺りまったく良好で期待通りの優しい表情との再会に、暫し微睡んだ。
ちょっと落ち着いてあたりを見渡せば外国人パーティとおばちゃんパーティとの、一見ほのぼのとしているように見えるんだけど、その実一触即発のような気がしなくもない(笑)危うい綱渡りのようなコミュニケイション
そんなヒューマンスクランブルを横目にアイスカフィをブラックでちょっと啜った。何故ならば、ミルクとガムシロップをより多く注ぐ為。
カフィの nero にミルクの bianco がとろける科学現象を他人事のように傍観しつつ、この瞬間私が最も気にしていることとは無論、よりその現象を観察し難(にく)いガムシロップとカフィとの均等な混合は果たして成ったか、ということについてであった
マイアミガーデン/白昼の潜行
【 平成28年6月/またしても再訪録追記 】
雷門通りを歩いてきたら、改修工事か何か、雷門がすっぽりとシートで覆われてしまっている。
―― 普段からこの界隈が回遊コースの俺はいいけど、こりゃ可哀想だわ、遠くから観光でやってきた人たち ……
そしていつもの階段を降りた。
こないだやってきた時に貸し切りとなっていたことが、雷門通り沿いの蕎麦屋と迷ってこちらが打ち勝ったことに少なからず作用していると思う。
フロアに降りると、いつものことながら今日も海外勢力の勃興。真っ赤なポロシャツの男性の背中に大きな“LONDON”のロゴを見つけることが出来たが、それを以て単純に彼をイギリス人ととらまえて良いのであろうか。
―― もしそうだとしたなら、理論上、私が海外にでるときには紅白のシャツを着て、背中に“TOKYO”のロゴを背負わなければならないというのであろうか。そしてそれは果たして恰好の良いことなのか ……
“ほうれん草とベーコン/クリームソース” @1,000也。
私がスパゲッティをやるとき、“ベーコン”というのにいつも注意を払わなければならないが、そんなの注文して料理が出てくるまで分からないことなので、結局のところいつも運任せとなってしまう。
今日のベーコンはまさに私の理想のものであった。
ほとんど完全に赤身で、ざっくりと立体感のあるもの。それがペッパーと非常に上手く相乗しており、最初うす味かなと思ったがそれもベーコンの塩っ気を考慮したものであったようで、結果非常に上手く纏まっていた
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【平成28年1月/またまたまた再訪録追記】
冷たい雨の金曜日。
今日が金曜日だという希望を、いや、そうなると必然的に明日土曜日だという希望を、冷たい雨という“絶望”が容赦なくキャンセルしに掛かってきていたが、これからお昼ご飯だというまたぞろの“それ”に助けられ、私の中では、まだ少し希望のほうが勝っていた。
雨の日、アーケードに沿って歩けるこの一角に、楽なほう楽なほうを安易に行くことはいけないことだと思いつつも、今日もついつい頼ってしまう
“キャベツと挽き肉/醤油ソース” @1,000也
挽き肉は、肉門外漢の私にはよく分からなかったが、脂の排除された硬質のもの。ツナでもそうだが、こういった皿の上において熱を入れられたそれらからは、香りという領域を飛び越えて、もはや臭みを発散しまうことがありがちだが、それは巧みにかわすことに難なく成功している。
私とかマルチェロ・マストロヤンニとかジャン・レノになると(おいおいおい !!)、スパゲッティをやるのにまさかスプーンなど使わないが、残ったこの“キャベツ & 挽き肉スープ”を飲み干したくって、禁断のそれに思わず手をつけてしまった。
―― こうして今日も、血圧もケツ(尻)圧もMax !! でもそれが生きてる証拠 !!
また繰り返しになっちゃうけど、この手のソースって塩っ気いっぱつ勝負ってところがあるんだけど、この皿もそのあたり、どんぴしゃであったことに今回も感心 ♪
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今年初めて、外套を羽織って外へでた。
先週までは早々にコートに頼る連中を馬鹿にしておっさん呼ばわり、対して俺は“子供は風の子”なのだと息巻いていたが、とうとう力尽きてしまった。
【 平成27年12月/またまた再訪録追記 】
昼近くになって、朝方の空気が少々温んできた気がする。
気がかりなことがひとつあった。さっき財布の中を確認したら、野口英世が一人もいないのだ。その上、小林旭の姿もない(そんなお札はない !)。
いっそ○屋デパートのレストラン街に上がってしまえば、野郎一人ご飯程度で一万円札を出すことも許されるかも知れないが、あそこも高いだけで、概ねろくなものを出す店がないと分かっているので、些か腰が引けた。
仕方なく浅草通りを渡り、まずお金を引き出すことにした
「マイアミガーデン 浅草店」
いつものお店。
“明太子” 価格失念。いつものランチセットと同価格だと思うんだけど ……
こないだ入ったときにはえらく時間が掛かっていたが、今日は適切な時間をもってスパゲッティがやってきた。元々注文都度の茹であげの為、時間が掛かる旨は最初からアナウンスされているのだが、それにしてもこないだは尋常ではなかった。
いっくら乾麺茹であげスパゲッティでも三十分待たせるのは完全にNGだと思うが、さすがにここ“観光地浅草”では、心の中で思ったとしても、あからさまに態度に顕して抗議を試みるお客は皆無だったと記憶している。
―― もし神田だったら絶対に許されないことだろうが
舞い降りた純白の皿。
色温度とRa値の吟味されたLED灯に浮かび上がったそれは、殊更マゼンタが強調されて、もはや些か毒々しいくらいの蛍光レッド。最初っから全開でセックスアッピールを振りまいていた。
サラダのドレッシングは“イタリアン”。セットのドリンクは、“アイスカフィ”にミルクとガムシロップを、与えられたポーションすべて使い切ることに決めている。
その症例が良く言ってハードヴォイルド、しかしその実軽度のアスペルガー症候群だと痛いくらいに自覚していたとしても ……
お会計を済ませて階段を上がった。
今日は、それほど寒くはない。でもそれも、“今日は”の話である。浅草通りで懸命に営業を続ける、太股逞しき人力車の引き手たち。私はバイクに乗るが(いや、今や“乗っていた”と言ったほうが正確か)、これからの季節の、日本の四季が醸し出すその“暴力性”というものを皮膚に刻み込む者として、彼らの“衣装”にこれっぽっちも“防寒性”というものの垣間見えないことにつき、他人事ながら、あぁ、これから大丈夫なのかなぁこの人たち ……
と、心底心配になった。
―― いや、人のことよりまず自分の心配だ。この人たちの逞しい太股に対し、毎晩ウィスキィボトル半分飲んで果たしてあとどのくらいで手足切断になるのかを、それを俺は真剣に心配しなきゃいけないんだ ……
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雨が降ると、なぜ心が憂鬱になるのか。
昔っから考えているのだが、未だに分からない。雲が、厚くなったり薄くなったりを繰り返していた。歩きはじめは傘のいらないくらいだったが、突如、一陣の風とともににわかに加速しはじめる雨足。
<H27.6.19>
針の道かピンの道か ……
こんな時、いつも楽な道楽な道を選んでしまう自分を嫌悪すると同時に、たまらなく愛おしいとも思う。
だからもう、安直にアーケードの下を漕ぎ、いつものスパゲッティ屋さんへと逃げ込むことしか出来なかった
「マイアミガーデン」
何故か今日は、フロアに外人客の姿が見えない。
雨に怯む日本人を横目に、厳しい気候風土の中で培った適応力を武器に、フル活動を余裕で継続中だというのか。
そんなどうでもいい物想いに耽りながら、ランチメニュウに目を通した。セットメニュウの中に何故ナポリタンが無いのか、そのことだけがいっつも不満である。
―― 同じことをいっつもいっつも。恐ろしく学習能力の無い奴だ、俺ってオトコは ……
“自家製ボロネーズ” @1,000也。
買い物で“美味い”ミートソースと自家製で“不味い”ミートソースの話も、もう何度も先述させていただいている。
それは、子供時代に不二家や不二泉の二階のパーラーで出逢った初恋の人のように、鮮やかなRossoをアイボリィのスパゲッティの上にマウントさせるという、限りない様式美を纏って舞い降りた。たっぷりの挽肉にドキドキしつつ、少々焦りながら、右手のカセットアームをスパゲッティ食べ用アームに装着しなおして先端のスピンドルにフォークをチャッキングし、20,000 min-1の速度で魅惑の皿に一気に突き立てた。
そして一息ついたところで、今度は目の前にあった粉チーズとタバスコを拝借。今度は30回転まで速度を落し、ゆっくりとその余韻を楽しんだ。頭上に観光客犇(ひし)めく雷門があるとは想像もできない、落ち着き払ったひととき。過不足なく洗練された仕事っぷりを見せるホール担当の方々。
べつに雰囲気に引き摺られているわけではないが、久しぶりにまともなミートソースを食った気がする
ふと、ひどい“自家製”ミートソースを出すスパゲッティ屋さんに対する私の思いの丈を表現するにこれ以上ない言葉が天から降ってきまして、まことに僭越ではございますが、それをもって結びの言葉とかえさせていただきます
―― 作れないんだったら出すなっつ~の、ミートソース ……
(ちゃんとした既製品を使っているお店は除く)
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雨の落ちてきそうな空模様。
お昼ご飯処捜索を開始したのは、午後一時を二十分ほど過ぎた頃だったろうか。しかしそのまま刻一刻と過ぎる時間。とうとう観念して、松屋デパートのエスカレータをいらいらしながら昇っていったらまさか、もう午後二時に迫ろうかというのにどの店も満タン。よほど並んで待とうかと悩んだが、生来の気の短さで再びエスカレータを下りた。
そんなヤケクソの判断で、過去何度も更に深みに嵌まる羽目に陥ったことを、決して忘れているわけではない。しかし分かっていてそうせざるを得ない性というものが、ほんとうの気の短さというもの、その正体なのであろう。
<H27.4.1>
で、松屋を出たら完全に雨が落ちてきていた。
信号を渡ってアーケードに飛び込んで、期待の蕎麦屋の前にも行列。はたと思いついたが、もしかしてこの現象は隅田川のお花見の影響か。とすれば半ば諦めモード、私のブログにてお昼ご飯ジャングル(ジャンル)初投稿となった、記念すべきお店への地下へと続く階段を下りていくと、「お煙草はどうされますか ?」の言葉とともに今度はやけにあっさりと席に案内していただいた。
―― これも何かの罠なのか …… ?
「マイアミガーデン」
錦糸町のロシアンパブのように、ワンピースドレスにハイヒールの美女がずらり壮観に並んでいるわけではなかったが、外人多し。向こうのガイドブックにでも載っているのだろうか。隣の卓には、マイアミを名乗る店でフランス人がPizzaをやっている姿があったが、それはヴィスコンティの描くヨーロッパとはあまりにもかけ離れた光景であった。
「(季節おすすめの品書きを指して)これはセットですか ?」
「そちらは単品になります」
「じゃこっちの明太子と何とかとアンチョビの ……」
「それは、それぞれ別の料理ですね ♥」
「そしたらぁ ……」
またしても、わけわかんなくなって適当に指さし注文してしまったことは言うまでもない
―― 子供か俺は ……
“ツナと野菜のクリームソース” @1,000也。
サラダ・ドリンク付き
マイアミを名乗る店で、自称英国紳士の中年モンゴロイドがスパゲッティにとりかかった。
指三本でフォークの柄を丁寧にチャッキングし、歯の端で乾麺茹で上げのスパゲッティを適量引っかけて正確にスピンさせれば、美しいさざ波模様がクリームソースの水面(みなも)ににわかに沸き立った。“赤い”ソースにはインパクトで少々劣るかもしれないが、グリーンの野菜、とりわけブロッコリでデコレイトされたそれがアクションし始めた画は、それでもなかなかに魅力的と言えた。
雷門地下のこちらの店は、一旦階段を下りてしまえばけっこうにゆったりとしたフロアが広がって、着席出来さえすれば周囲に急かされる雰囲気を一切感じずに、世界一の(って言い切ってしまうけど)観光地にいながらにして、けっこうにゆったりとした時間を享受することが出来るだけでも非常に有り難い
けっこうに忙しいことに間違いはないはずだが、黙っていても食後にとお願いしていたアイスカフィが適切な間を以て出てきて、黙っていても、少なくなったコップのお水が注がれた。
例えそれがお店の人であっても、綺麗な女の人に、今まさに一挙手一投足を補足されているということは、悪い気分じゃない。そこはかとない心地の良さを享受しつつ、私は何時(いつ)の地点から、日本の食卓に“ブロッコリ”というものが上りはじめたのがを考えはじめた
【以下、酔っ払いの戯言に聞こえるかも知れませんが、まったく酔っているつもりはございません。ただウィスキィの水割り四つ目くらいの、私のありのままの心象風景です】
確か足立区の庶民にとっては、カリフラワーというものがまずあって、それからブロッコリというものが台頭してきたと ~~
<以下“口コミガイドライン”ってやつに適合させる為、ディレクターズカットします>
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マイアミガーデン 浅草雷門店
「今」を初めて書く。
本日7月12日、猛暑の中、所用で浅草へと出掛け、仕事を済ませたあとの昼食に、ここマイアミガーデンの階段を降りた。この店の利用は3度目くらいか。
特に選んだ訳ではないが、とにかく灼熱の太陽と、それに焼かれたアスファルトとの板挟みから一刻も早く逃れたかっただけだ。
時刻も午後1時半をはるかに越えたところ、客の入りも疎らであった。
席に通されるとすぐに、お勧めらしきパイロットメニュウの中にこれを見つけ、お水を運んできた店員さんに即注文した。
「昔ながらのナポリタンセット」\1,180也。
待つこと暫く・・・・・・
「昔ながら〜」な筈だったが、まさか注文ごとに茹でてるのか? まあ、どっちでもいい。斜め前のボックス席では観光客のアメリカ人達が気分上々で話を弾ませている。
果たして目の前に運ばれてきたスパゲッティ・ナポリタンは期待どおりの鮮やかなrosso。茹であがりは予想どおりの茹で上げで、炒めをおさえた仕上がりであった。
そんな訳で、私はイタリー製のドレスシャツにケチャップが飛ばないよう、最大限の注意を払い、そしてこれもイタリーの流儀に従い、セットされたスプーンは使わずにフォーク一本で、このスパゲッティ・ナポリタンなどという、余りにもいかがわしい名前のついた国籍不明の料理を食した。
昔ながらに合致していない茹で加減ではあったが(けっしてこれはこれで悪くない)、それは、マッシュルームこそ入っていなかったものの、二日酔いの胃をぎりぎり刺激しない程度に適度なケチャップの酸味に溢れ、心地よいものであった。
気づけば斜め前の外人チームは、伊丹十三監督の「たんぽぽ」そのまんま、スパゲッティをズルズルと美味そうにやっている。もしこの場にイタリアのマンマが居たとしたなら、確実に張り倒されていたであろう。
ますますエスカレートするこの無国籍。
食事が終わり席を立とうとしたところ、すっかり忘却していたが、セットに付いてくるアイスクリームがウエハース付きでやってきた。
あと少し、私を冷却して地上に帰るとしよう。
どんなにイタリアに憧れようと、あくまでも私は英国紳士。
それが、沖雅也を限りなくリスペクトした者の宿命なのだ
こちらの口コミはブログからの投稿です。?
記事URL:http://blog.livedoor.jp/scotch_fishman/archives/52517202.html
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Jackie_m
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「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
マイアミガーデン 浅草店
|
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ジャンル | イタリアン、パスタ、ピザ |
予約・ お問い合わせ |
03-3845-6395 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄銀座線浅草駅 徒歩0分/地下鉄都営浅草線浅草駅 徒歩1分/東武伊勢崎線浅草駅 徒歩1分 浅草駅(東武・都営・メトロ)から73m |
営業時間 |
|
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX) 電子マネー可 |
席数 |
100席 (近隣最大級の席数です) |
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個室 |
有 (30人以上可) |
貸切 |
可 (50人以上可) |
禁煙・喫煙 |
分煙 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間 |
ドリンク | 日本酒あり、ワインあり、カクテルあり |
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利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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サービス | お祝い・サプライズ可 |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
備考 | |
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午前11時過ぎから浅草の街をかなり高範囲にまわり、結局11時半開店のお店が狙えるような時間になってしまって、さっき“準備中”でpassしてきた店に戻りたくなったってもう、その元気もなく。
仕方なく通りの向こうに見えている「香港亭」さんの前まで行ってみるも、幸か不幸か、営ってんだか営ってないんだか分からない微妙な雰囲気だったので、松屋前の大きな交差点をまた雷門側まで戻り、結局はスタート地点とも言える(笑)、フロリダ発祥のスパゲッティ屋さんへの階段を下りざるを得なくなってしまった
<R5.12.26>
「Miami garden 浅草店」
久々の訪問と思ったが、実はそうでもなかった。
おもての喧騒が嘘のように平和な空間。ラテン系の女子が2名でホールを守っているが、「香港亭」に香港人などいないように、そしてまた特捜刑事にも見えないことからマイアミ人ではないだろう。
いずれにしても明らかに外国人旅行客をターゲットとした布陣と思うが、雷門通りのハンバーグ屋さん「モンブラン」さんように、外国人に完全にのっとられるまでには至っていない、というよりもまったく盛り上がっていないということは、海外から浅草までやってきてスパゲッティなんか食うか !? ということなのだろうか ……
(でもその理屈では、一方のハンバーグ屋のあそこまで盛り上がりを説明できないけど)
もしもその打開策に繋がるキーがあるとしたなら、日本人が独自に、そして究極的なまでに発展させた例のナポリの郷土料理にあろうと思うが、果たして ……
“ソーセージのペペロンチーニ” @1,000
“ガーリックトースト” @200
こちらのセット価格はもう20年変わっていない気もするが、東十条「草月」さんの銘菓、“黒松”が何十年同価格を守りながらどんどん小さくなり続けているように(笑)、セット内容を“〇〇&〇〇&〇〇”ではなく、“〇〇or〇〇or〇〇”として逃げているような気がしないでもないが、今は突き詰めて考えないことにしておく。
北千住に引き続き、分離されてoilに泳ぐspaghetti。
ソーセージ入りとは言え、お金をとってペペロンチーノを出すなどイタリア人からしたら考えられないことかも知れないが、日本そば屋での料理最高峰が“もりそば”だということを知っている日本人にとって、何ら違和感を覚えるものではない
そんなことよりも寧ろ、レジスタカウンタに立って突如1,300円になったお会計のほうが気になる。
もしやスパゲッティだけ外税だったりするのであろうか ……