春を感じるならやっぱりここ！ : 茜坂大沼

赤坂のお気に入りの和食屋さんで14回目の訪問。
土砂降りの平日夜にオヤジ2人で突撃です。

■感想
一言、春を感じる食材のオンパレードで今回も素晴らしい満足感！
スタートはもはや大沼さんの代名詞となった揚げ豆腐。
その中でもキングであり、この季節しか食べられない蕗の薹の揚げ豆腐でいきなりノックアウト！
そして天然虎河豚の白子で早くも昇天！
八寸ではホタルイカ、白魚、鉄板の筍と木の芽味噌和えなど分厚い攻撃の連打にフラフラ。
蕎麦に登場した花山葵のお浸しの苦味で目が覚める！
まるで山菜のような力強い苦味でこの蕎麦はマジ感動！
トドメは〆の菜の花とホタルイカの炊き込みご飯で、あまりに美味くて3杯食べて完食（笑）
ラストのとちおとめのアイス最中も文句なし！
更に大沼さんといろんな話ししながらくつろげるお店！
コレ以上何も求めません。また来まーす！

■本日の牡丹コース内容は以下の通り
❶先付け
蕗の薹の揚げ豆腐、山椒味噌

❷椀
九十九里産蛤の真薯

❸ お造りその1
長崎県産虎フグ、煮凝り、北海道与市のあん肝。

❹お造りその2
・皮目を炙った高知県産イサキ
・三重県のアオリイカ
桜塩、昆布醤油

❹焼物
島根県天然虎河豚の白子の炭火焼き

❺八寸
・鱈の白子の茶碗蒸し
・赤海鼠の酢の物、柚のジュレ
・ホタルイカの沖漬け
・干し柿、このわた、生クリーム
・三重県産白魚の天ぷら
・静岡県産筍と木の芽味噌和え
・岩手県産鰯の棒寿司

❻お凌ぎ
花山葵のお浸し、二八蕎麦

❼煮物
福岡県産筍、フキ、塩ワカメの餡掛け

❽強肴
山形牛カイノミの炭火焼き。

❾お食事
菜の花、ホタルイカの炊き込みごはん

10.甘味
とちおとめのアイス最中

13回目の訪問。
赤坂のお気に入りの和食屋さんで、今宵は食べ友さんお二人をお誘いして３人で平日夜に突撃。
ちなみに今年もミシュラン東京2024にて１つ星キープです。

■感想
一言、マジで凄かった！
今年最初の和食でしたが超〜強力打線！
これからの1年この感動を超える和食に果たして出会えるのかマジで心配になるほど凄かった！美味かった！
大沼さんに通って丸2年、3回目の大沼さんの1月のメニューでしたが定番メニューから新しいメニューまで登場し全て美味い。
敢えて上げるなら白味噌のお雑煮の出汁感が強烈！
八寸で出てくる干し柿とこのわたと生クリームの組み合わせは超〜ミラクルな食べ合わせでコレは傑作！
甘鯛と聖護院かぶの蕪蒸しのカブの何とも言えない苦味と甘味と旨味のバランスに感動！
〆の鰆と山形県産セリの炊き込みご飯のセリの歯応えと根の甘味に感動し3杯食べました！
上げればキリが無い！
あああ〜同じメニューをまた食べに来たい！（笑）

■本日のコース内容は以下の通り
❶先付
山形の春菊の揚げ豆腐、白味噌。

❷椀
炭火焼きの明石の鯛、白味噌のお雑煮。

❸刺身
山口県産天然河豚、煮凝り、与市のあん肝

❹焼物
横須賀産太刀魚の炭火焼き、大根とリンゴおろし、茗荷の甘酢漬け、酢橘。

❺揚げ物
山口県産天然河豚の唐揚げ

❻八寸
・鱈の白子の茶碗蒸し
・赤海鼠の酢の物、柚のジュレ
・豚の角煮、長葱のソース、くわいのチップ
・糸魚川毛蟹のコロッケ、黄身酢
・自家製松前漬
・実家の干し柿、このわた、生クリーム

❼ お凌ぎ
山形県ムキタケの蕎麦

❽ 蒸し物
萩の甘鯛と山形県産聖護院かぶ、銀杏の蕪蒸し、山葵。

❾お食事
鰆、山形県産セリの炊き込みご飯

➓甘味
酒粕のアイス最中

赤坂のお気に入りの和食屋さんで、12回目の訪問。
いつもの大食い野郎が来れなくて平日夜に久しぶりにオヤジ１匹突撃です。

■感想
今回も大沼さんと私の相性の良さを再確認！
通うほどに深まる大沼さんへの愛（笑）
しっかりした出汁感と輪郭のはっきりした味付けが好みの私にはどストライク！
そして本日のホームランは初っ端の胡桃の揚げ豆腐！
季節毎に変わる揚げ豆腐ですが、胡桃は初体験でコレがめちゃくちゃ美味い！
胡桃の風味と甘さが全開！
そして外側のカリカリに揚がった部分の食感と胡桃の香ばしさがたまらない。
あと八寸で出て来た栗。
昨日丹波栗を食べて感動したばかりの私ですが、わずか1日で上書きされてしまいました（笑）
栗を渋皮煮してから唐揚げしたもので、食べると甘味と引き出された栗の風味のバランスが良くてメタクソ美味い！

■本日の牡丹コース内容は以下の通り
❶先付け
胡桃の揚げ豆腐、白味噌

❷椀
新潟県産毛蟹の真薯、山形県産松茸、柚。
毛蟹の旨味と出汁感MAX！

❸お造り
・小田原産締めたてカワハギ、肝ポン酢。
ピンピンの肝の旨さに踊り出しそうになりました（笑）
・塩釜産本鮪、卵黄醤油
脂の乗った鮪を卵黄醤油で力づくで押さえ付けたような食べ方が最高！

❹焼物
・鰆の炭火焼き。
相変わらずりんごとだいこんのおろしが秀逸！コレだけで立派な一皿になる。
・カワハギの頭の唐揚げ。
凝縮した旨み！

❺八寸
・タラの白子と香茸の茶碗蒸し
・山形の栗を渋皮煮して唐揚げ
・富津産カマスの棒寿司
・シャインマスカット、カシューナッツ白和
・サツマイモのレモン煮
・自家製カラスミ餅の炭火焼き
・イクラの醤油漬け
・食用ホオズキ

❻お凌ぎ
駿河湾産桜海老、食用菊、二八蕎麦。
素揚げした桜海老の食感と素晴らしい出汁感！

❼煮物
加賀蓮根のはす蒸し、長崎県産甘鯛、銀杏。
山葵の苦味が素晴らしい存在感！

❽強肴
山形牛カイノミの炭火焼き。
甘くてまるで時雨煮を食べてるような美味しさ！

❾お食事
与市の天然ぶり、大根、ネギの炊き込みご飯。
ブリ大根の再構築！
初めて食べる炊き込みご飯で出汁で炊いた大根が米とブリの橋渡しをしてるようなメニューで激ウマ！

➓甘味
山形県産柿と白ワインのアイス、求肥の最中。
文句無しの安定感！

赤坂のお気に入りの和食屋さんで11回目の訪問。
平日夜にいつもの大食い野朗と突撃です。

■感想
11回も通いもはや私の和食の基準店となってしまった大沼さん。
私の好みの和食屋さんはズバリここと神谷町の『おかもと』さんのみです！
食べてて気持ちも胃袋も落ち着くし、何を食べてもしっくり来る！
もう何も言う事はありません（笑）
それほど美味しい！
それにしても間も無く10月だと言うのにこの暑さは何でしょう。
昨今の気候変動で日本の四季もおかしくなり、食材の旬も狂ってきました。
この先日本の食材はどうなるのでしょうか。

■本日の牡丹コースの内容は以下の通り
❶先付け
新レンコンの揚げ豆腐、白味噌

❷お椀
岐阜県長良川天然鮎の炭火焼き、冬瓜、たでの葉、柚子、鮎の骨から取ったお出汁。

❸お造り
・大分県産天然カンパチ
・福岡県産白イカ
・稲取産金目鯛、炙り

❹焼物
鳴門のマナガツオの炭火焼き、酢橘
サツマイモのレモン煮
茗荷の甘酢漬け

❺八寸
・函館産ウニ、山形県産ミニトマト、沖縄県産もずく、大葉のジュレ。
・新潟県産毛蟹のコロッケ、黄身酢
・藁で燻した京都舞鶴産の〆鯖、胡麻酢タレ、セリのお浸し。
・石川小芋（里芋）と自家製カラスミ
・新銀杏の素揚げ
・佐島のタコの柔らか煮

❻お凌ぎ
群馬県産ナメコの二八蕎麦

❼煮物
駿河湾産桜海老のひろうす（がんもどき）、生姜。

❽強肴
山形牛カイノミの炭火焼き、山葵

❾お食事
秋鮭と奴ネギの炊き込みご飯、いくら

10.甘味
桃とアールグレイのアイス最中、求肥

10回目の訪問。
赤坂のお気に入りの和食屋さんです。
平日夜に久しぶりに大食い野郎と突撃。

■店内の様子
本日はなんと私達以外全員外国人！
流石はミシュラン１星の本領発揮です。
そして全員、静かな客層で良かったです。
ちなみにお造りについてる花穂紫蘇の食べ方の説明に英語で苦戦する大沼ご主人なのでした（笑）

■感想
いや〜今回もマジで素晴らしい感動と満足感！
食べてて随所で細かいところで私のツボを突いて来ます。
例えばスタートの枝豆の揚げ豆腐の山椒味噌や、鮎の炭火焼きに付いてくる蓼酢やモロッコインゲンのカシューナッツ和えや茗荷の甘酢漬けなんか脇役なのに主役以上にブッ刺さります（笑）
あと八寸のワタリガニのコロッケのキビ酢なんか本日1番感動したかも。
酢橘の二八蕎麦の酢橘は味付けしてるのかわかりませんが、苦味と酸味が絶妙で強烈に美味かった！
トドメは締めの炊き込みご飯。
玉蜀黍の甘味が半端なくて3杯頂きました。
もう私の通う和食屋さんは大沼さんと神谷町のおかもとさんだけでいいやと改めて誓うのでした（笑）

■本日の牡丹コースの内容は以下の通り
❶先付け
焼津産枝豆の揚げ豆腐、山椒味噌

❷お椀
天草産鱧と梅肉、柚の皮、秋田県産潤菜

❸お造り
・高知県宿毛産天然縞鯵
・愛知県産障泥烏賊
・皮目を炭で炙った佐世保産伊佐木

❹焼物
岐阜県長良川産天然鮎の炭火焼き、蓼酢、モロッコインゲンのカシューナッツ和え、茗荷の甘酢漬け。

❺八寸
・ミニトマトの甘酢漬け、沖縄のモズク、酢橘のジュレ
・ミガキニシンとナスの炊き合わせ
・天草産鱧の鱧の卵の煮凝り
・対馬のアナゴ、胡瓜
・佐島のタコの柔らか煮
・函館産ワタリガニのメスのコロッケ、外子、きび酢

❻お凌ぎ
酢橘の二八蕎麦

❼煮物
萩の甘鯛の鱗揚げ、芋茎の餡掛け

❽強肴
山形牛カイノミの炭火焼き、ワサビ

❾お食事
玉蜀黍、ジャコ山椒、万願寺唐辛子の炊き込みご飯

➓甘味
宮崎マンゴーのアイス最中、求肥

赤坂のお気に入りの和食屋さんで、3月以来9回目の訪問。
本日はフォロワー様2名との楽しい会食です。

■感想
5月の大沼さんは初体験で果たしてどんなものが出てくるのかワクワクしながらの突撃。
蓋を開けるとなんと山菜と初夏を感じさせる食材の登場。
特に大沼さんのスペシャリテの揚げ出し豆腐はなんと3月に食べて感動した蕗のとうの揚げ出し豆腐で、出てきた時は一同大興奮（笑）
シーズンに2回も『アレ』を食べられる喜びで、これはスーパーウェルカム。
蕎麦では今シーズン初のジュンサイも登場。
そして〆の炊き込みご飯はなんと桜海老と山菜の炊き込みご飯！
タラの芽、こしあぶら、フキ、赤コゴミの山菜の苦味と桜海老の風味の最強タッグでこれはマジでやばかったぁ〜。
あと太刀魚の炭火焼きも美味かったなぁ〜。最高の脂の乗りとネットリ、フワフワの最高の火入れで脳天を直撃する美味しさ。
八寸も相変わらずノックアウト。
特にヤングコーンとこのわたと生クリームのソースは傑作でした。
3人とも会話を忘れてひたすらう〜ん！と唸り声を上げるしか無い程、相変わらずどれも美味かったぁ〜❗️
次回も楽しみ〜。

■本日の椿コースの内容は以下の通り
❶先付け
蕗のとうの揚げ豆腐、山椒味噌

❷お椀
萩の甘鯛、山形のわらび、木の芽、花山椒。

❸お造り
・佐世保産イサキ
・アオリイカ
・稲取産金目鯛

❹焼き物
・竹岡産太刀魚の炭火焼き
・山形県産赤コゴミのカシューナッツ和え
・茗荷の甘酢漬け。

❺八寸
・富山県産白海老、うるいのお浸し、スダチのジュレ
・ホタルイカの沖漬け
・ヤングコーン、このわたと生クリームのソース
・宮城県産アカガイ、わけぎぬた和え、カラシ酢味噌。
・アカガイの肝
・渡り蟹コロッケ

❻お凌ぎ
秋田県産ジュンサイの蕎麦

❼煮物
アイナメ、わらび

❽お食事
桜海老、タラの芽、こしあぶら、フキ、赤コゴミの炊き込みご飯、赤出汁
ミズの糠漬け

❾甘味
パッションフルーツのアイスモナカ

赤坂にあるお気に入りの和食屋さんで8回目の訪問。
いつも一緒に来てる大食い野郎が忙しくて久しぶりにオヤジ1匹で突撃です。

■感想
衝撃の蕗のとうの揚げ出し豆腐！
大沼さんのスペシャリテである揚げ豆腐は季節毎に変わるのですが、その中でもご主人が1番自信を持っているのがこの蕗のとうの揚げ出し豆腐。
昨年に続き2回目でしたが、昨年の記憶を更に超える感動の美味しさ！
一口食べた瞬間、蕗のとうをそのまま食べるよりも濃厚な香りが口から鼻を突き抜けていき、春の山の香りにもう完全に思考停止。
更に山椒味噌が加わりもうノックアウトです。
この蕗のとうの揚げ出し豆腐は絶対食べるべきメニューであり、大沼さんに行った事ある方も、まだ行かれて無い方にも絶対オススメ。
本日はその他も全て感動的な美味しさの連打。
旬のサクラマス、筍、菜の花とホタルイカの炊き込みご飯など口の中で春が爆発する食材たちばかりであり、改めて日本人である事に喜びを感じる内容でした。
そして仕事の疲れやストレスを忘れリラックスできる雰囲気であり、純粋に美味しさを堪能できる。
なんと言う満足感でしょう。
あ〜同じメニューをもう一度食べたいくらい最高でした。

■本日の牡丹コース内容は以下の通り
❶先付
蕗のとうの揚げ出し豆腐、山椒味噌
ご主人の山形の実家で生えてる天然物。
どんだけ使ってるのか分かりませんが、物凄い濃度です（笑）

❷お腕
九十九里産蛤の真薯、佐島の新わかめ、木の芽。
真薯が旨味爆弾（笑）
新わかめの食感も最高！

❸お造り
皮目を炭で炙った稲取金目鯛、三重アオリイカ、千葉県竹岡サヨリ、昆布醤油、藻塩で。
相変わらずアオリイカのネットリした食感と旨味がたまらない。

❹焼き物
北海道産サクラマスの炭火焼き、山ウドのきんぴら、茗荷の甘酢漬け、レモン。
アブラの乗りが絶好調。

❺八寸
・宍道湖産白魚の茶碗蒸し
・鹿児島県産筍、蕗の目の味噌和え
・明石産イイダコ、そら豆
・自家製カラスミとお餅の炭火焼き
・彦根産稚鮎の天ぷら
・大沼さんの実家で作っている干し柿、このわた、生クリーム
大沼さんに来たら、この八寸の入ったメニューを絶対に食べて欲しい。
大沼さんの技術を1番感じ、全て感動レベル。

❺お凌ぎ
山形県産庄内アサツキのお浸しと冷やかけ蕎麦。
アサツキがめっちゃ甘い。

❻煮物
山形鶴岡産ズワイガニのガンもどき、京都産菊菜、生姜。
これも旨味爆弾（笑）

❼強肴
山形牛カイノミの炭火焼き、わさび。
脂の乗ったカイノミとワサビのカウンターがよく合う。

❽お食事
富山県産ホタルイカの菜の花の炊き込みご飯。
実は火の入ったホタルイカがなんか生臭くて好きでは無い私。
しかしこのホタルイカは違いました。鮮度がいいのか臭みゼロで肝の甘味しか無い。そして菜の花との相性が抜群。こんなにホタルイカで感動したのは初めてかも。

❾甘味
とちおとめアイスモナカ。
その辺のスイーツ屋さんで出てくるいちごのアイスなんか相手にならない程美味しいとちおとめアイス。
最後まで駄目押しの感動でした。

赤坂のお気に入りの和食屋さんで7回目の訪問になります。
今年最初の和食屋さんであり、平日夜にいつもの大食い野郎と訪問です。

■感想
2ヶ月毎に通ってますがまるで遠距離恋愛のように待ちきれない。
この日をどれだけ待ち焦がれたか（笑）
今回は昨年2月に初訪問して衝撃を受けたメニューから、初体験メニューまで、冬で更に美味しくなった食材を生かした感動の連打。
あ〜もう月1で通っちゃおうかなぁ。我慢できない（笑）

■本日の牡丹コース内容は以下の通り
❶先付
堀川牛蒡の揚げ豆腐、白味噌。
昨年2月に初訪問し、その時の一品目で食べたのが大浦牛蒡の揚げ豆腐でした。
あまりの衝撃に通う事を決意した一品。
あれから1年ぶりの再会で、コレはやっぱり美味すぎる！
これは大沼さんで絶対食べるべきメニュー。

❷お椀
稲取の金目鯛、白味噌のお雑煮。
炭火焼きした金目鯛の香ばしさと白味噌の甘味、柚子の香りのハーモニーがたまらん。

❸お造り
・皮目を炭で炙った稲取の金目鯛
・青森県産天然の平目
・三重のアオリイカ
藻塩と昆布醤油で。
全てマッタリと舌に絡みついてくる美味さ。

❹焼き物
明石の鰆の炭火焼き、大根リンゴおろし、茗荷の甘酢漬け。
私の知っている鰆とは別物でした。、
まるでハンペンのようなプリンプリンの食感と強烈な脂の乗り。
そしてその脂を中和する大根リンゴおろしの組み合わせが最高過ぎる！

❺八寸
・山形県産香茸、鱈の白子の茶碗蒸し
・赤ナマコの酢の物
・自家製カラスミとお餅の炭火焼き、クワイの素揚げ
・松前漬
・干し柿、このわた、生クリーム
毎回楽しみにしている大沼さんの八寸。
本日も凄かったけど中でも干し柿はやばかった。自然界では絶対出会う事のない組み合わせですが、説明聞いてるだけでコレはやばそうとビビビーンと来ました。
そして食べると想像をはるかに超える味のハーモニーと爆発力！
例えるならブータンノワールのような食べ合わせでした。
コレは傑作で素晴らしい。
あと憧れのカラスミ餅を初めて食べましたが、コレも期待を裏切らない滋味深い味わい。日本人で良かったと感じる美味さ。

❻お凌ぎ
冷たい鰊蕎麦。
昨年食べて感動したメニュー。
甘いニシンと濃口のお出汁、エッジの効いた蕎麦の三重奏。
喉の奥が痛くなるほど美味い（笑）

❼煮物
甘鯛と聖護院かぶの蕪蒸し。
本日1番の感動メニュー。
まずお椀の蓋を開けた瞬間、その香りだけでイキそうになる。
食べるとかぶ独特の苦味と甘味、そしてワサビの辛味、銀杏のエグ味が口の中で大爆発。
途中から涙が溢れる（笑）
感動の涙なのかワサビの涙なのかもう訳がわからなくなるくらい美味い。
ザ和食的なメニューですが、物凄いパワフルな味と香りの塊でした。
カブは何と大沼さんの実家のカブとの事。

❽強肴
山形牛カイノミ、あん肝味噌。
あん肝味噌は初めて食べたかも。

❾お食事
氷見の寒鰤と炊き込みご飯。
コレも美味かったぁ〜。
ブリの香りと味わい、ネギのシャキシャキ感がたまらない。
大盛り2杯完食です（笑）

❾甘味
金柑のアイス最中。
求肥が和菓子屋さん顔負けの美味さ。

赤坂のお気に入りの和食屋さんで、今年の2月から通い始めて何だかんだ6回目の訪問。
平日夜にいつもの大食い野郎と突撃。
ちなみに2022年に続き、ミシュラン東京2023の１つ星をキープ。

■感想
他の和食屋さんと何が違うのか。
本日も心の底からくつろげて、そして心の底から美味しい。
細かい仕事の積み重ね、ご主人のおもてなしの心、一皿一皿イチイチ私の琴線に触れて来ます。
本日1番は、セイコガニの真薯の椀。
フワッフワでセイコガニの風味がとにかく凄い。濃厚でいてエグ味無し！
これをお腹いっぱい食べて帰りたいくらいでした。
聞くとご主人のスペシャリテとの事。
あとキンキの塩焼きについて来た大根とりんごのおろしも良かったなぁ。
物凄い脂の乗ったキンキにりんごの甘みと酸味の効いた大根おろしが素晴らしいハーモニーで、フレンチのような印象を受けました。
それから相変わらず八寸も素晴らしい！
あ〜美味かったぁ！
もう大沼さんと年間契約したい（笑）

■本日の牡丹コース（税込19800円）の内容は以下の通り
❶先付
山形県産栗の揚げ豆腐、白味噌。

❷お椀
新潟県産セイコガニの真薯。

❸お造り
皮目を炭で炙った稲取の金目鯛、宮城県産天然ヒラメ、氷見のアオリイカ。
昆布醤油、藻塩。

❹焼物
北海道羅臼産キンキの塩焼き（炭火焼き）、大根とりんごのおろし、茗荷の甘酢漬、キンカンの赤ワイン煮、キンキのキモ醤油。

❺八寸
・香茸と真鱈の白子の茶碗蒸し
・佐島のタコの柔らか煮
・里芋の揚げ物、岐阜県長良川の天然の子持ち鮎を山椒煮してから揚げたもの。
・山形県の春菊と食用菊と原木ナメコのお浸し
・富津のカマスの棒寿司

❻お凌ぎ
原木椎茸の蕎麦。

❼煮物
萩の甘鯛と加賀蓮根のはす蒸し、銀杏、ワサビ。

❽強肴
山形牛カイノミ、栗茸の味噌和え。

❾食事
奴ネギ、桜海老の炊き込みご飯、赤出汁、漬物。

➓甘味
カキと赤ワインのアイス最中。

今年の2月から通い始めてなんだかんだ５回目の訪問。
お世辞抜きに、来るたびにどんどん好きになる赤坂の和食屋さんです。
お盆休みに母の誕生日祝いで来て以来で、1か月しか経ってませんが、そろそろ秋の食材が出てくるかなぁ〜と、ワクワクしながらの訪問です。
本日はいつも一緒にフレンチ食べ歩いてる大食い野郎をエスコート。
平日夜にオヤジ2人で突撃です。

■店内の様子
金曜日の夜と言うこともあり、満席です。

■感想
今宵もスンゲ〜美味かった❗️
兎に角お世辞抜きに美味い。
これ以上言いようがないし、余計な形容は不用。
期待通り松茸など秋のキノコやご主人の実家の野菜の数々も登場し、最近疲れ気味の私の胃袋が求めていた味がここにありました。
料理にはその人の人柄が現れる事の典型のようなお店。
真面目でギラギラしてなくて、グイグイ来ない人当たりの優しいご主人。
しかしその味からは一生懸命に客をもてなし、満足させたいご主人の熱意に溢れてました。
素晴らしいお料理の数々に、心も胃袋も満たされました。
初訪問の友人も予想通りどハマり（笑）
当然次回も来るとの事なので、次回も2人で予約を入れるのでした。
また来ます❗️

■本日の牡丹コース（税込19800円）の内容は以下の通り
❶山形県のだだちゃ豆の揚げ出し豆腐、白味噌。
月毎？に変わる大沼さんのシグネチャーメニュー。今回はだだちゃ豆で枝豆感200%でこんなの美味いに決まってる。

❷お腕
天草のハモ、岩手県産マツタケ、柚子。
蓋を開けた瞬間、ヨダレ全開の旨そうな香り。
素晴らしい出汁感とハモの食感に悶絶。

❸お造り
・五島列島の黒クロムツの炙り
・五島列島カンパチ（５日熟成）
・五島列島アオリイカ
岩塩か昆布醤油で。相変わらずネットリしたイカが美味い。

❹焼き物
・マナガツオの西京漬けの炭火焼き
・サツマイモのレモン煮
・茗荷
私が今まで食べてきた西京漬とは何か違う。
味がとんがって無いけど深い旨味が咀嚼するたびに口の中に広がりメタクソ美味い！
これをオカズに白飯3杯いけるヤツでした（笑）

❺八寸
・カマスの炙り、出汁で炊いた焼きナス、スダチのジュレ、刻んだ茗荷。
・ツルムラサキとミズの実のお浸し
・佐島のタコの柔らか煮、ボッチャンカボチャの煮付けの炊き合わせ。
・青森県天然マスタケの天ぷら、スダチ。
・新銀杏
・イチヂク、カシューナッツの白和え
最近、私が大沼さんに1番期待している八寸。
今回も感動の連打。どれも美味かったけど特にイチヂクとカシューナッツの白和えが私の好みにブッ刺さりました。
なんとも言えない曖昧な甘味と優しいテイストに唸りました。

❻青森県産桜シメジの蕎麦。
お出汁にもたっぷりとキノコの出汁感全開。
そしてシメジのシャキシャキした歯応えとエッジの立った蕎麦の食感のハーモニー。

❼山形かも茄子と桜海老、にしんの炊き合わせ。
ナスと桜海老がこんなに合うとは。
そこにニシンの旨味がダメ押しで旨すぎる。

❽山形牛カイノミ、イチヂクと白味噌。

❾北海道日高のブランド鮭『銀聖』、万願寺唐辛子、いくらの炊き込みご飯、赤出し。

以前から肉と米を一緒に食べたかった私ですが、なんとカイノミと炊き込みご飯を同時に出してくれました❗️
カイノミだけでも十分下味ついてるのですが、季節毎に変わるソースが毎回秀逸。
今回はイチヂクと白味噌でこれがやばい。
甘ーい感じで私の好みにドンピシャ。
そして炊き込みご飯と食べると予想通りメタクソ合う〜❗️
そして銀聖と言う鮭ですがとにかくしっとりとしてます。そして鮭と言えば皮でこれが旨過ぎた。
当然大盛りでおかわりしてフィニッシュ。

➓桃と赤ワインの最中
一つの和菓子として、味のトータルの完成度が完璧。これだけで売れます。

7月以来4回目の訪問。
お盆休みを利用して趣味の登山に行く予定でしたか、天候不良なので中止する事に。
予定がガッポリ空いてしまい、先週台風の影響で流れた鰻屋さんでやるはずだった母の誕生日祝いを急遽やる事に。
70歳過ぎであり、フレンチやイタリアは当然厳しく、ジャンルは和食に絞ります。
そうなると私が和食で1番信頼する茜坂大沼さへ母を連れて行く事になるのでした。
ちなみに大沼さんのランチは初訪問です。
まだお盆休みなのか、平日なのかわかりませんが赤坂に着くと、いつもよりも人気がかなり少ない。やっぱりまだお盆休みモード？

■感想
7月にも来てるので、被るメニューもありましたが、それでも全然ウェルカム。
どれも相変わらずしっくり来る美味しさでした。
そしてマシンガントークの母の口撃に大沼さんの手が止まらないか心配でしたが、大沼さんも相手をしてくださり、本日主役の母もその味と大沼さんの人柄に母も大喜びで大満足。
やっぱり連れてきて良かった（笑）
ほっこり落ち着く和食屋さんであり、居心地も最高。
味、ホスピタリティ、コスパ全て良し！

■本日の税込11000円のコース内容は以下の通り
❶焼津産枝豆の揚げ豆腐、白味噌。
もはや大沼さんの看板メニュー。
季節毎に旬の野菜を使った揚げ豆腐で、今回は枝豆。
枝豆の風味がギュッ凝縮していて激うま。

❷ 腕
天草ハモ、ご主人の実家のカモ茄子。
相変わらず輪郭ハッキリのお出汁が美味い。

❸お造り（まさかの写真を撮り忘れる）
・稲取産金目鯛、炭で皮目を炙ったもの
・五島列島のアオリイカ
・長崎産イサキの炙り
前回に引き続き、やっぱりイカが美味しい。

❹焼き物
岐阜県長良川の天然鮎の炭火焼き、蓼酢。
今シーズン、これが最後の鮎かなぁ。
何回食べてもやっぱり鮎の肝の苦味はたまらない。

❺つる紫、手打ちの二八蕎麦
相変わらずお出汁が美味くて、つる紫がお浸しのようでたまらない。

❻鹿児島産天然のすっぽん、冬瓜な煮物
本生姜がビンビンに立っていて、野生味溢れるすっぽんを見事に押さえ込みます。
またすっぽんの旨味を吸い込んだ冬瓜が激うま。

❼トウモロコシ、ジャコ山椒、万願寺とうがらしの炊き込みご飯。
先月も食べましたが、今回改めて感動。
なんか更に美味しく感じました。
トウモロコシの甘味と実山椒のピリ辛のハーモニーがたまりません。母も絶賛しておかわり（笑）
私は3杯目おかわりしようか悩みましたが我慢（笑）

❽赤肉メロンの最中

2月に初訪問して大浦牛蒡の揚げ豆腐で感動し、４月には蕗のとうの揚げ豆腐を食べて感動し、すっかりどハマりしてしまった茜坂大沼さん。
本日で3回目の訪問です。
前回来た時に7月は夏野菜、鱧を食べられるとの事で予約を入れさせて頂きました。
そして今回はなんと食べログ大先輩の大御所の皆様にお声がけ頂き、初対面する事に。
平日の夜、緊張の中ハゲアタマオヤジはお店に向かうのでした（笑）

■感想
毎回の事ですが大沼さんに来ると今まで食べて来た物が根本的に覆される感じ。
本当の味とはこう言うの物なんだよと、目から鱗の旨さです。
例えば本日出てきたスペシャリテの揚げ豆腐や、身欠きニシン、そして蕎麦がき。
どれも誰でも食べた事のある普通の食べ物。
がしかし大沼さんの手にかかると、名前は同じでも別物の食べ物のような旨さ。
熱意、技術、素材でこうも変わるのでしょうか。
その他のメニューも、大満足。
人気和食店＝3万オーバーが当たり前の中、高級食材じゃなくても、十分感動させてくれるお店です。
また普段オヤジ1匹で食べ歩く私。
食べログを通じてのフォロワー様とのお食事、今回が初めてでしたが、食に対して同じ熱量を持った方達との会食はとても楽しかった〜。
食べ歩きをする中での同じ悩みやディープな裏話など（笑）
今回は3ヶ月ぶりの訪問でその間にいろいろ食べれなかったメニューがあったので、次回は2ヶ月後に予約を入れさせて頂きました。

■本日のコース内容は以下の通り
❶トマトの揚げ豆腐、大葉味噌
大沼さんのスペシャリテの揚げ豆腐。
初回の大浦牛蒡、前回の蕗のとうに続き今回はなんとトマト！
食べるとまるでフルーツを食べてるような爽やかな甘味と大葉味噌のハーモニー。
素晴らしい。

❷碗
天草の鱧、秋田の潤菜。
輪郭クッキリのお出汁が、美味いです。

❸お造り
金目鯛の炙り、三重のアオリイカ、宇和島のイサキ。
どれも美味かったけど、アオリイカに悶絶。
ネットリとした歯応えと旨味甘味全開。

❹焼き物
岐阜長良川の天然鮎の炭火焼き、蓼酢、土佐酢で和えたキューリ。
大沼さんの実家のキューリと蓼の葉から作った蓼酢。

❺八寸
・身欠きニシン、ナスの炊き合わせ
・富山の白エビ、黄身酢和え
・対馬のアナゴの棒鮨
・佐島のタコの柔らか煮
・ゴールドラッシュ（トウモロコシ）の天ぷら
・ミニトマトの甘酢漬け
・鱧の煮凝り、鱧の卵、浮袋入
・山形の佐藤錦（さくらんぼ）
毎回感動させてくれる大沼さんの八寸。
どれも美味かったけど、ミニトマトの甘酢漬け、油断して食べたら足元を掬われました（笑）

❻叩きオクラの冷かけ蕎麦
鰹出汁がビンビンに効いたエッジの立ったお出汁が最高。

❼蕎麦がき
当然ですが、その辺のお蕎麦屋さんの蕎麦がきとは別物。
山芋のようなフワフワ感と、濃厚な蕎麦の風味とお出汁の味に感動。

❽煮物
冬瓜と干し椎茸の煮物、鱧の出汁の餡仕立て、茗荷。
椎茸の旨味を冬瓜がすべて受け止めます。

❾肉料理
山形牛カイノミの炭火焼き、ニラ味噌。
某銀座肉割烹の但馬牛よりも、全然私には刺さる！
肉はやっぱりこう言う風に食べたい（笑）
いつかこのお肉と白飯と漬け物、赤味噌で食べたい（笑）

➓お食事
トウモロコシ、ジャコ、万願寺とうがらしの炊き込みご飯。
出てきた瞬間をまるで何処かの国の国旗のような、鮮やかなコントラスト。
トウモロコシの黄色と万願寺とうがらしの緑、ジャコの白色の美しい対比です。
そして食べるとトウモロコシの甘味と米の甘味の完璧なハーモニー。
そこにキリリと山椒が効いてて、これはメタクソ美味い！

11.甘味
パッションフルーツ、求肥の最中。
毎回、トリを飾る最中。
今回はパッションフルーツ。
やっぱり求肥がめちゃくちゃいい仕事、つなぎ役をしてます。
これだけで銀座に一坪のお店を出せる美味しさ。

2回目の訪問。
2月に初訪問してその味に感動。
私の好みにドンピシャの和食屋さんであり、こんなワクワクしながら再訪する和食屋さんは久しぶり。
店主の大沼さんは山形出身であり、4月には山形の山菜が入るとの事で、今回予約を入れさせて頂きました。
しかし訪問1週間前に予約の確認を入れると、なんと今年は大雪の影響で山菜が間に合わないかもと。
まあそれはそれで仕方無く、とりあえず何でもいいから大沼さんの和食が食べたくてしょうがない私でした（笑）
平日夜にオヤジ1匹で突撃です。
2回目ですが、とりあえず建物の入り口で看板の写真を撮影していると、隣のビルのガールズバーの呼び込みのお兄さんに勘違いされて声をかけられます（笑）

■店内の様子
エレベーターで3階に上がりお店に入ると、前回はいなかった女性のお出迎え。
そしてめっちゃ美人❗️
もう一度言います。
めっちゃ美人です❗️
NHKの和久田アナにクリソツです❗️
てっきりバイトの女の子と思いきや、なんとご主人の奥さんとのことで、更に驚き‼️
ちなみに前回はコロナ第6波のピークでキャンセルが相次ぎ、まさかの私だけの贅沢な貸切でしたが本日はそんな事は無く、個室も含めてほぼ満席。
どうやらほとんどのお客さんは何回か来てる感じでした。

■感想
残念ながら狙っていた山形のコシアブラは間に合わなかったとの事でしたが蕗のとうなどは登場し、期待を裏切らない内容でした。
特に感動したのが蕗のとうの揚げ豆腐。
前回の牛蒡の揚げ豆腐も衝撃でしたが、今回の蕗のとうの揚げ豆腐もメタクソ美味い。
実家山形から送られて来た蕗のとうを大量に使ったとの事で、この苦味の濃厚さと純度は感動モノであり、相変わらず初っ端からノックアウト。
そこから最後の桜海老の炊き込みご飯まで、日本の春を感じさせるお料理のオンパレードで、素晴らしい満足感でした。
今月は『だでの葉』『おかもと』『茜坂大沼』さんと訪問しましたが、やっぱり春の和食は美味いっス。
どうやら再び和食に目覚めた予感。
次回は、夏野菜、うなぎ、鱧などが堪能できるとの事なので7月に予約を入れさせて頂きました。

■本日のコース内容は以下の通り
❶先付け
蕗のとうの揚げ豆腐、白味噌
大沼さんの揚げ豆腐は相当自信があるのでは。
名刺がわりにしてはあまりに強烈な旨さであり、絶対1ラウンド、ノックアウトします（笑）

❷腕
青森県クリガニの真薯、うぐいす菜、木の芽
相変わらず真薯が美味い。

❸お造り
・稲取金目鯛、皮目の炙り
・鳴門めじ鮪
・三重アオリイカ
・昆布醤油、桜塩
ネットリしたアオリイカも良かったですが、特に金目鯛の炙りが美味かったでしょうか。

❹焼き物
青森県サクラマスの西京焼き、木の芽、ウドのきんぴら、酢どり茗荷
物凄いアブラのノリで、コレは激うま。
しかし白飯無くてコレは拷問レベル（笑）

❺八寸
・山形県庄内アサツキのお浸し
・イイダコの旨煮、黄身酢
・京都白子タケノコ、木の芽味噌和え
・ホタルイカの沖漬け
・そら豆のツヤ煮
・このわたと生クリームを干し柿に詰めたモノ。
・琵琶湖稚鮎の柿ピー揚げ
全部美味かったけど、稚鮎の肝の苦味と柿ピーのハーモニーが良かったでしょうか。

❻ 二八蕎麦
花わさびの冷やがけ蕎麦。
蕎麦は大沼さんの手打ちとの事。エッヂが立っていて私好みでした。

❼煮物
京都産白子筍と宮城県産ワカメ、ふき、花山椒の若竹煮、アサリの出汁
ワカメの歯応えが素晴らしい。更に筍との相性200%。

❽肉料理
山形牛イチボ、行者ニンニク味噌
これはちゃんとしたステーキ屋さんで食べるよりも美味い。
肉がそもそも美味いけど行者ニンニク味噌がヤバすぎる。
これも白飯食べたくてたまらないメニュー（笑）
これは肉1切れでお茶碗１杯行ける。

❾お食事
桜海老とやっこネギの炊き込みご飯、赤だし
桜海老の香ばしさが素晴らしい。
あまりに美味いので、3杯食べました。
残りはお土産に。

➓甘味
パッションフルーツのアイス、求肥の最中
前回も感じたけど和食で出てくる甘味って、つまらないところが多いですが、大沼さんの甘味は前回同様、一捻りしていてそして美味い。
更に練りたての求肥も激うま。

初訪問。
ちゃんとした和食屋さんに来るのは、恐らく昨年春に『銀座しのはら』を訪問して以来。
昔はそれなりに和食も食べ歩いていた私ですが、現在フレンチの世界にどっぷりハマってしまい、和食に対するモチベーションが無くなってしまいました。
こちらは昨年辺りから多数のマイレビ様が絶賛されている和食屋さんであり、とうとう昨年末にミシュラン2022の１つ星も獲得。
そんなに美味いのか？と言うフーディとしての好奇心と、この波に乗り遅れては行けないという野次馬根性で、慌てて予約を入れる私でした（笑）
ランチの鯛茶漬けが有名みたいですが、平日昼間に赤坂に来るのは難しいので、平日夜にオヤジ一匹で突撃です。
ちなみに今は鯛茶漬けのみのランチは無くコースのみとの事です。
場所は千代田線赤坂駅から徒歩5分。
この辺で来た事があるお店は和食では『詠月』や、チキン南蛮が美味い『でんでんでん』、坦々麺で有名な『希須林』、天丼の『天茂』くらいでしょうか。
赤坂にありがちなシチュエーションで、スナックなど入った雑居ビルの3階。
久しぶりの和食なのでワクワク感半分、そして勝手にアウェー感を感じて緊張しながらエレベーターで上がります。

■店内の様子
店内に入ると目の前にカウターそしてご主人の大沼さんが笑顔で迎えてくれます。
しかしなんか様子が変です。
カウンターど真ん中にお盆が１つだけ。
なんとコロナの影響でキャンセルが続出し、本日は私1人の貸切になってしまいました。
店内はコの字カウンター2＋4＋2の8席で間隔は広め。後個室１つで想像していたよりはこじんまりした感じです。

■感想
久しぶりに自分の好みにドンピシャの和食屋さんに遭遇で再訪確定。
スタートの大浦ゴボウの揚げ豆腐を食べた瞬間、強烈なゴボウの風味全開で昇天。
まるでフレンチの濃厚なゴボウのビスクのようなパンチ力であり、この時点でノックアウト（笑）
本日の勝利を確信します。
以降、オーソドックスなザ和食的なメニューですが、どれも細部までご主人の技術の高さを感じさせる内容の連打。
更に全体的に輪郭がはっきりしたテイストであり、濃いめが好みの私にはドストライクな和食でした。
ラーメン二郎のアブラやフレンチのフォアグラまみれの私の舌には、久しぶりに和食って美味いよなぁと感じるお店でした。
あと最近3万円前後の有名和食店が主流の中、ミシュラン1つ星でこのお値段とはお安いと思いましたね。
そして何より本日はこの大人気店を私1人で独り占めすると言う最高の贅沢感。
お店には申し訳ありませんでしたが、その分ご主人の大沼さんとは3回は来たくらいいろいろお話しする事ができて、ご主人のグイグイ来ない実直なお人柄にも惚れ込んでしまいました。
４月になるとご主人の出身地である山形の山菜を使ったメニューになり、私の大好きなコシアブラも出て来るとの事で、これは再訪確定です。
このようなお店、私のアンテナでは見つけることが出来ず、やっぱり持つべきは素晴らしいマイレビ様と改めて感じるのした。

■本日の税込16500円のコース内容は以下の通り
❶大浦ゴボウの揚げ豆腐、ゆず味噌
ゴボウの風味全開で、いきなりのカウンターパンチ。野菜の中で1番ゴボウが好きな私にはドストライクで、この一皿でこのお店に惚れ込んでしまいました（笑）

❷セイコガニの真薯、内子、外子
真薯が美味いのなんの。更にお汁も最高でグビグビ行っちゃいます。

❸青森県産天然ヒラメ、京都舞鶴産アオリイカのお造り、昆布醤油、藻塩
凝縮したヒラメの旨味と、まったりと舌に絡みつくアオリイカ。

❹明石産サワラの炭焼き、そら豆の餡
炭火焼きならではの味の凝縮感。特にちょっと焦げた皮が美味くて、白飯食べたくなりました（笑）

❺八寸
・せりの胡麻和え
・ウドのきんぴら
・赤ナマコ、トロロ
・北海道産ワカサギ、柿ピーのフライ
・三陸広田湾産カキの燻製、ネギアブラ
・実家の干し柿、このわた、生クリーム
・クワイのチップ
どれも美味かったけど、特に印象に残ったのはワカサギのフライ。そもそも身の味そのものが力強いのか、それとも柿ピーの衣が効いてるのか、厚みのある味わいでした。
またカキの燻製、ネギアブラ。これは美味いのわかって食べても、その期待を超えて来ましたね。

❻にしん蕎麦
実はニシン蕎麦に全く興味が無く蕎麦屋でニシン蕎麦を食べた事の無い私であり初体験（笑）
お汁から飲むとまるでフレンチのコンソメのような力強さ。聞くとサバ節だのいろいろ出汁を取ってるとの事。
そしてニシン自体も美味いし、お汁、大沼さん手打ちのエッジの効いた蕎麦、ニシンのハーモニーにはマジで感動しちゃいました。

❼氷見のぶり大根、聖護院大根、菊菜
自分が今まで食べてきたぶり大根とは、段違いの旨さに感動。
火の入ったブリ独特な臭さみたいなのが苦手な私ですが、これは別物でした。

❽山形牛カイノミの炭火焼、下仁田葱のソース
このカイノミも感動レベル。肉が甘いのなんの。

❾ホタルイカ、菜の花の炊き込みご飯
お〜まるで山菜のような力強い菜の花の風味で、思わず春を感じてしまいます。
聞くと菜の花は一回素揚げして味を引き出してると。
実は火の入ったホタルイカがどうも生臭くて苦手な私でしたが、この炊き込みご飯はそんな匂いは皆無。
そしてしみじみ美味しい。正に日本の春（笑）
当然ご飯おかわりして、残りはお土産に。
家に着いて又食べたくなりましたが我慢しました。

➓酒粕のアイス最中
これだけで、売れるような素晴らしい完成度。
炭火で焼いた香ばしい皮と酒粕の完璧なハーモニーで、最後まで感動。

今月で開店2周年との事であり、まだまだこの先が楽しみな和食屋さんでした。