特別な日のランチコース。上品なお料理の数々にウットリ。 : シノワ 渋谷店

訪問日:2023.12.23(土)

クリスマスイブイブのランチで利用しました！

ディナーコースよりも品数が少し減って、少し安くなるランチコース。
本当はイブに予約を取ろうと思ったのですが、予約がいっぱいだったため、
日にちをずらしてイブイブの土曜に予約しました！

お店は建物内の最上階。エレベーターで上がります。
12時に予約をし、こちらのお店は12時オープンだったため、
12時ちょっと前に来店したら、すぐには案内されず、エレベーター前で少し待ちました。
私たちは、たまたまフロア内の階段を上がった、4人がけの席に座りました。
装飾や小物は何もありまでんでしたが、他のお客さんのテーブルが見下ろせる席でした。

このお店のコース料理は、一品一品間隔を空けて運ばれてきました。
どうやら、この時間帯に来た人たちと、同じタイミングで、
コース料理が提供されているようでした。

また、ランチのクローズは15時までのため、食べ終わった後は15時までなら
いつ退店しても良いようでした。

最初に乾杯ドリンクを聞かれ、私たちはノンアルコールをお願いしました。
ノンアルコールメニューより、私達はブラッドオレンジを頼みました。
このブラッドオレンジ、グラスにシュワシュワがついている様子から搾りたてのようで、
ゴクゴク飲めてしまい、何と追加料金でおかわりまでしてしまいました笑

なお、アルコールで頼んでいたら、シャンパンだったようです。

〜アミューズ〜　シャンパーニュと共に…
一口サイズのマスの卵とチーズのタルトでした。
小さくて、とても可愛らしかったです。
とびこよりも細かい魚卵は、歯で潰せないほどでした。
魚卵とチーズとタルトという組合せがオシャレでした。
私は2口に分けて食べましたが、旦那さんはひと口で食べてしまい、
儚い料理だね、と表現していました。

〜冷前菜〜　オマール海老と聖護院かぶ　洋梨　アボカド　ハーブのサラダ仕立て
全体を通してこれのオマール海老が一番気に入りました。
オマール海老のブツ切りが、3つも入っていました！
オマール海老の身をちゃんと味わったのは初めてで、食べてみると、
海老より弾力があり、味わいは海老なのですが、
後からカニのような風味や味わいがしました！！
食べている間に味が変化することと、カニに近い味がしたことに驚きました。
かぶ、洋梨、アボカド、ハーブと、女性が好きな食材を使っており、
大きめにカットして素材の味を楽しめて、私好みのとても嬉しいサラダでした。

〜魚料理〜　北海道キンキの松笠焼き　帆立とカニのガレット添え
〜シャンパン風味のブールブランソースとアメリケーヌソース〜
これはお料理として、完成度が高かったです。
まず、北海道キンキ(金目鯛)は、家で食べる干物と違って身が厚く、
鱗を逆立つように焼き上げていて、パリパリの食感を楽しめました！
次に、帆立とカニのガレットは、ローストしたミニバケットにカニのほぐし身のペーストが塗られ、
さらにその上に帆立の身が乗っていました！
ソースに浸されていたにもかかわらず、バケットがサクサクで、
帆立の身もミディアムレアで柔らかかったです。
カニは、味が分かりづらかった。
最後に、これらの食材を引き立てる、ブールブランソースとアメリケーヌソースが
ベースの白地に赤が加わり、とってもオシャレでした！
味も、グラタンのようなチーズクリームに、甲殻類の風味や旨みが加わって、
食材との相性も良く、ずっと味わっていたいくらいでした笑
ロイヤルホストのシーフードグラタンは、
ベシャメルソースの上にアメリケーヌソースをのせて二層構造であるのに対し、
こちらのお店ではアメリケーヌソースを細がけしているため、
自分で混ぜて食べる視覚的に楽しめる要素が加わっていたことが発見でした！
また、身が大きいため、グラタンではなくてあくまで食材がメインなのですが、
その引き立て役のソースがめちゃ美味しい笑ので、素晴らしいお料理でした。

〜主菜〜　山形産“米沢牛”内モモのロティ　〜ボルドレーズソース〜
ミディアムレアの牛肉は厚みがあって、コース料理にしては大きめでした！
ソースですが、マクドナルドのバーベキューソースのような味で、
決してチープではないのですが、それにしか感じられず、
お料理でいただくには、やや酸味が強いように感じました。
ワインとの組み合わせでより美味しく感じられるのかもしれませんが、
料理単体として味わうのであれば、もう少し酸味の抑えたソースが良かったです。

〜デザート〜　オペラ・フリュイ・ルージュ
オペラは層状のチョコレートケーキの名称、フリュイ・ルージュはベリー系の果物。
ベリーのオペラのプレートには、苺のカットが何個か載っており、
ベリーの甘酸っぱさが効いていたので食べやすかったです。

1人前だけ追加料金でデザートを特別プレートにしており、
予約時に伝えたメッセージをチョコペンで書いて下さり、
また、オペラフリュイルージュに加え、リンゴのシブーストもついてきました。
シブーストは上がカラメリゼされていて、フォークでパリッと割ることができて嬉しかったです。
リンゴの身もたくさん入っていたのですが、
私達は2人とも、コース料理のデザートであるオペラフリュイルージュの方が気に入りました。

乾杯ドリンクに加えて、デザートの前にドリンクを頼むことができたので、
+300円でハートのレモンティーにし、
生のスライスレモンをハート型にカットしたものが出てくるかとワクワクしたのですが、
予想を外して、ハート型にして乾燥させたレモンが出てきました。
旦那さんは、ナントカベア　というお花の紅茶を頼んでおり、
ひと口いただいてみたところ、意外なことに酸っぱかったです。
(ローズヒップやアサイーの入った紅茶もありました。
こちらが酸っぱそうだったので、お花の紅茶は酸っぱくないものを予想したのですが、
酸っぱかったです笑)

お手洗には、個包装された小さめの歯間ブラシやマウスウォッシュの用意がありました。

ワインに合わせていただくことを想定されて作られてるであろうお料理たちは、
とても美味しかったです。

普段食べに行かない価格帯だったため、素晴らしいお料理の数々を堪能することができました。
ごちそうさまでした！
来店前に検索した際に出てきた、
ウニが球状に丸く盛られたスパゲッティがとても気になったので、
次回来店時に食べてみたいです。