予約が取りにくいって、なんの“その” : 日本橋 蕎ノ字

【再訪③】
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お昼ごはん

【食べログブロンズ2021】

■おまかせ ¥20,000くらい？

「天ぷら食って　蕎麦で〆る」を
コンセプトにした人気天ぷら店『日本橋 蕎ノ字』。
いま、東京でもっとも予約の取りづらい
天ぷら店のひとつ。今回で3回目の訪問。

1.蕎麦の実

2.あさりと蕎麦出汁の吸い物

3.車海老①

4.車海老②

5.車海老の頭①

6.車海老の頭②

7.そら豆　※アラカルト追加

8.キス

9.アオリイカ

10.ズッキーニ

11.春人参　※アラカルト追加
年に2回収穫されるという春人参。
お芋みたいなふわっと、
ホクホクとした食感で今回出色のひと品。

12.玉取茸
この椎茸が相変わらず絶品。

13.そばがき

14.コシアブラ
高級山菜のコシアブラをまるっと揚げて。
独特の風味がクセになる美味しさ。

15.胡桃の新芽
噛めば噛むほどに胡桃のような味わいに。
コシアブラに続く、この山菜の流れがおもしろい。

16.めごち

17.蛤
半身はそのままお塩で。
もう一方の半身はカエシをつけ海苔巻きで。

18.雲丹大葉巻き

19.穴子
豪快にまるっと一匹。
このへんでおなかも毎度いい感じに仕上がる。

20.とうもろこし

21.桜えびのかき揚げ

22.蕎麦
〆のお蕎麦は、もりそば大で。

23.黒大奴
甘味は、こし餡を羊羹で包んだ和菓子。

以上、ひとり¥22,000ほど。
相変わらずの美味しさですが、
なんせ予約が取れない。
予約のタームと時間帯が変えられないので、
正直面白みに欠けてきた。
要するに同じ時期の同じ時間帯にしか
予約枠を空けてくれないのだ。
お店の事情はあるにせよ、
なんだかモヤッとする部分だ。
今回で一旦予約を取るのを止めさせていただいた。

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お昼ごはん

■コース¥18,000くらい？

“天ぷら食って蕎麦で〆る”をコンセプトにした人気天ぷら店、『日本橋 蕎ノ字』へ、約半年ぶりの2回目の訪問。今回もお昼に伺った。というか夜の予約が取れない笑。
前回は、ややお高い感を感じてしまったが、今回の再訪で覆りました。いや、食材のこだわり、その食材を活かす揚げの技術に感動。めちゃくちゃ旨かった！

1.蕎麦の実

2.しじみとあさりのお吸い物

3.車海老
天ぷらがスタート。一本めはレアで、二本めはしっかりとした火入れで。

4.頭
味噌入りの海老の頭をいただく。一本めは塩で、二本めは天つゆに直接入れて。

5.きす
千葉県富津産。身が厚くふっくら。

6.スミイカ
千葉県富津産のスミイカ。げそは、茹であげて。

7.蓮根
蓮根は、2番目の節しか使わないという徹底ぶり。2番目の節が一番美味しいのだそう。ホクホクで、繊維の伸びがすごい！

8.そばがき
そばの香りが華やか。濃い目のそばつゆにつけて。そのまま食べてももちろん美味しい。

9.めごち
柔らかい、とろけるような食感。

10.牡蠣
旬な牡蠣が登場。宮島にある無人島の牡蠣だそう。生活排水が入らないエリアでクリアな水で育っているため、味も非常にクリア。

11.大浦ゴボウ
今回の驚きは、この大浦牛蒡。千葉県匝瑳市大浦地区でのみ生産される巨大な牛蒡。香りが強く、甘味があって、柔らかい。とはいえ、牛蒡の土っぽさはなく、唸る美味しさ。牛蒡で唸るなんて笑！

12.白子
北海道産の真鱈の白子を天ぷらをおろし醤油とともに。臭みがなく、口に入れると甘みが広がり、とろける。旨くないわけがない。

13.雲丹大葉巻き
スペシャリテの雲丹の大葉巻き。つくづく思うのだが、こういうところの雲丹の大葉巻きを食べると、そこらへんのお店が出す、この手の雲丹の大葉巻きがチープに感じてしまう。。それほどまでに、火入れが絶妙で旨い。

14.玉取茸
みずみずしくて、ジューシー。

15.穴子
長崎県対馬産の穴子。この穴子がどでかく、おなかがいっぱいになる。

16.サツマイモ
静岡県産の紅はるかを使用。ほぼスイートポテト笑。

17.桜海老かき揚げ
からっと揚がった上質なかき揚げ。重くないんだな〜。

18.そば
締めのそば。量は普通盛りで。するするっと胃に入ります。

19.甘味

締めて、ひとり約¥21000ほど。飲み物は、蕎麦茶をいただいた。これを高いかどうか思うのは個人の主観によるが、蕎ノ字のタネは、個性にあふれ、“蕎ノ字ならでは”。先述したとおり、今回は大浦牛蒡に感動。これもまた、蕎ノ字でしか味わえない。当たり前のことだが、蕎ノ字の天ぷらは、蕎ノ字でしか食べられないのだ。

お昼ごはん

■コース¥16900〜（おそらく）

食べログブロンズ2019.2020

予約をしたのは、半年ほど前。「天ぷら食って蕎麦で〆る」をコンセプトとした超人気天ぷら店。ミシュランガイド東京2020では一つ星。もともと静岡で蕎麦店を営んでいた父を受け継ぎ、天ぷら店へとシフト。江戸の食文化の代表の地でもある日本橋で勝負をしたいとお店を移したそうだ。

5月中旬、新型コロナによる緊急事態宣言中の最中であったが、念願過ぎて非常に警戒心を保ちながら1名で訪問。ちなみにお店は、入店時の消毒、常に換気、除菌マシンを設置、9席→7席へ変更など、コロナ対策をされていた。

お昼12時からの一斉スタート。
コースは「軽め」と「フルコース」の2コースから選択可能。軽めだと3品抜かれるそうだ。もちろん「フル」をチョイス。おそらくこれが¥16900〜。このへんの金額感の不透明感さはややある。
食材は、大将の出身地である静岡の地物が中心。駿河湾の魚介や静岡の野菜が並ぶ。

・蕎麦の実
お通し。蕎麦の実を使ったおひたし的なものからスタート。

・あさりと蕎麦出汁のお吸い物
やさしいお吸い物で胃を整える。

①空豆
天ぷらスタート。初物のそら豆から。ふっくら柔らかく、美味しい。期待があがる。

②車海老
火入れの違いで、2種類車海老を出すとのこと。まずは半分ほどの火入れ。

③車海老
続いて、しっかり芯まで通った火入れの車海老を尾付きで。熱々だ。

④頭
頭もそれに合わせて2種類。まずは味噌入り。そのままいただく。

⑤頭
続いてはおつゆにつけて。アツアツな頭がジュワッとおつゆに溶け込んでいく。

⑥きす
　
⑦太刀魚
駿河湾産の太刀魚。駿河湾のお塩とレモンでさっぱり。肉厚、ジューシー。

⑧ズッキーニ
こちらも静岡産。なんとみずみずしいズッキーニ！　かなりの驚き。しっかりとした火入れなのに、みずみずしさが失われていない。印象的なひと品。

⑨こしあぶら
初めて食べたこしあぶら。結構な濃厚な葉っぱ。

・蕎麦がき
お口直しの蕎麦がきが登場。粗挽きで、ねっとりとした食感。濃い目のそばつゆにつけていただく。もちろんこちらも静岡産だ。

⑩ 若鮎とたで
苦味がやや濃い。たでが油っぽさを感じる。

11 とうもろこし　
静岡産。蕎麦のカエシが　甘味があり、ズッキーニに続くみずみずしさ。めちゃくちゃうまい

12 ハマグリ
ハマグリの食感を損なわない火入れ。ぷりっぷりで美味い。

13 玉取茸
椎茸の一種。ジューシーでこれも美味い。

14 うに大葉巻き
中までしっかり火入れ。ほくほくで、雲丹の甘さはほんのり。大葉のほうが強さが残る。　

15 穴子
ふっくらとした味わい。普通に美味い。

16 さつまいも
三島の在来種だそうだ。甘味が強く、そのままでも十分。

17 桜海老のかき揚げ

・〆の蕎麦
静岡産。「かけ」か「もり」を選べる。私はもり蕎麦で。十割ではない。喉越しも良く美味しいが、正直普通。とはいいつつ、おかわりできるので、もう一杯おかわり。

・甘味
「黒やっこ」と呼ばれる、静岡のあんこの和菓子。黒豆みたいな出で立ちで、食感もそれに近い。

以上、〆て¥22,180。ちなみに飲み物は、ビールと冷たい蕎麦茶一杯ずつの計2杯。思っていたより高い。このへんの金額感の不透明さは、否めない。昔はお昼であれば¥10,000以下でコースを楽しめたというから、それであればかなり満足度は高いだろう。

天ぷらのラインナップは、野菜のが印象的。全体として美味しかったが、食べログの評価や著名グルメレビュアーたちほどの感動はなかった。「元吉」のほうが感動は覚えたかな。天ぷらはまだまだビギナーなので、まだまだ訓練は必要だが。