ベテランシェフの料理が絶品な人気タイ料理バル : タイ料理バル タイ象

新橋界隈には人気のタイ料理店がいくつかありますが、お酒も豊富で料理も抜群に美味しいお店と言ったらこちら。ベテランタイ人シェフ2人の料理実績を足すと、なんと76年！（2023年現在）
真の実力店と言えそうです。
お一人様で行ってきました。

2023年7月8日 土曜日 19:31
＊カオニャオ
＊ソムタムタイ
＊ラムヤーン
＊ホイヌンマナオ
＊カノムモーケン
＊ライチジュース

ホイヌンマナオ
ホイ＝貝、ヌン＝蒸す、マナオ＝ライムです。
ライムと香辛料で蒸し上げるので臭みは一切なく、味はとてもさっぱりしてピリ辛。
身が大きくて食べ応えのある貝で、甘辛酸っぱい味わいが美味。殻を手でつかんで、一口でパクっと食べると最高です。ちなみに、タイのライムは日本に輸入できないので、日本産のものを使っています。それでも十分美味しく頂けました。

ソムタムタイ　カオニャオ
スタンダードなソムタムタイです。
辛くしてもらいましたが、日本人が耐えられる辛さです。安心して激辛コールしてください。甘酸っぱさ強めでジューシーなソムタムなので、辛めで丁度良い塩梅になりました。辛くしなければ、非常にジューシーでフルーティーな、サラダ感覚で食べられるソムタムだと思います。

カオニャオは、お皿に盛り付けて提供するスタイル。これは好き嫌いがあると思います。もち米はすぐに固くなるので、籠に入れた状態で食べる分だけ手で摘まんで頂く方が、いつまでも柔らかいからです。でも、お箸を使って食べるなら、皿に盛った方が食べやすいですね。

ラムヤーン
人気のタイ料理「ガイヤーン」のラム肉バージョンです。めちゃめちゃお肉が美味しいです。甘辛なタレに漬け込んで香ばしく焼き上げているので、一口毎に美味しい香りが立ち上がって食欲リミッターが外れます。
そのまま食べても十分美味しいのですが、ナンプラーベースの付け合わせのタレで頂くと、塩味と旨味が増してパンチのある味に。ラムの美味しさがすごく引き立ちます。羊さん好きな人には、絶対食べて欲しいです。
めちゃくちゃ気に入った。

カノムモーケン
久しぶりのタイスイーツ。タロイモの温かいプリンです。ビジュアルはシンプルですが、これぞカノムモーケンな外さない美味しさです。まろやかな口当たりと優しい甘味は、刺激的なタイ料理を頂いた後に興奮した脳を落ち着かせてくれますよ。
料理もデザートも大満足。
美味しく完食いたしました。


2017年4月19日、新橋に「タイ象」はオープンしました。店名は、タレントの吉田サラダさんが命名。タイ象の味を一手に担うシェフは「ジットダムロン・ウイワット・ストン」氏。
16歳から姉の経営するレストランで働き、タイと日本合わせて46年間タイ料理を作り続けている超ベテランシェフです。そして、ストンさんと共に鍋を振るうドルさんも30年の実績を誇るベテラン。アップしたシェフのご紹介の写真は、メニューの一番最初にあるページ。古い投稿で確認すると、実績が少ない年数だったので、ちゃんと毎年更新しているようです。

新橋のタイ料理店と言えば、「クルンサイアム」系の「オールドタイランド」が圧倒的な人気を誇っています。クルンサイアム系は、非常に整った味わいに仕上げられており、ある意味日本人向きタイ料理のお手本。タイ料理初心者に最適です。「日本人向き」の枠内で、結構辛いし本格的なチューニングにしています。

タイ象も「日本人向き」ですが、ちょいちょいシェフのこだわりが見え隠れして、ちょっとした驚きとか感動があります。この日頂いたお料理はどれも、「へぇ～！いいね！」って感じ。
タイ料理の”面白いところ”、”らしい美味しさ”などが感じられるので、とても丁寧にこだわって作られている筈です。ストンさんとドルさん、なかなかすごいシェフなんじゃないでしょうか。
かと言って、現地系のタイ料理店ほどゴリゴリではないので、初心者の人でも安心して食べに行けますよ。
あと、お通しで頂いたスープもすごく美味しかった。
お店は「タイ料理バル」と謳っているので、タイ飲みに最適。しかし、お食事のみでもまったく問題ありません。カウンター席もあるので、お一人様でもゆっくり落ち着いてお食事できます。雰囲気も良く、お店の方の接客も丁寧。新橋でタイ料理が食べたいとき、タイ飲みしたいときは、まずはココですね。
とってもおすすめ。