ビーフンは焼きも汁もどちらも旨し : ビーフン東

結構な年齢まで、インスタントのビーフンしか知らなかった私は、出会ってからは妙にはまったのが新橋の当店。焼きビーフンは、真っ白いプレーンなビーフンのまま、具材がかかって出て来て、汁ビーフンに至っては、食べたことさえありませんでした。

そんなビーフン屋さんに、まるで樹液に集まるクワガタのように、今夜ものこのことお邪魔してしまいました。

○エンツェン（台湾風腸の肉詰め）
○八宝菜
○台湾風黒酢の酢豚
○蟹肉と玉子の炒め
○五目ビーフン・焼き
○五目ビーフン・汁
○アサリの紹興酒漬け
○バーツアン（中華ちまき）
○ザーサイの浅漬
○ハイボール

オープンキッチン的な厨房から、調理する音が心地よく聴こえて来ます。周りの満員のテーブル席からは、かなり盛り上がった客たちの弾んだ会話が。活気のある店の雰囲気も大好きな理由のひとつとなっています。

今夜も汁と焼き両方のビーフンを頼みながら、豊かな火力で仕上げられた台湾料理をいくつか。総じて外れなし。そこらへんの中華屋さんとは明らかに違うラインナップに、同行したメンバーも旨い！旨い！と次々とお皿を平らげます。

我々のテーブルもご多分に漏れずかなりの盛り上がり。あっと言う間に時間は過ぎて、必食のバーツアンが漏れてしまいました。ただ腹パン状態は否めず、持ち帰りをお願いしました。１個がかなりボリュームがあるので、中盤までにいただくのをオススメします。

新橋駅前ビル１号館は、駅直結の便利で美味しいお店がいっぱい入ってる商業ビル。名店揃いの中で、ひときわ活気のあるお店が、２階の奥に陣取ってる「ビーフン東」さん。

○蒸し鶏よだれ鶏ソース
○あんかけビーフン（焼き）
○五目ビーフン（汁）
○バーツァン
○ハイボール

今夜三軒目なので、注文は抑えめに、主だったラインナップで。当然、ビーフンの焼きと汁を一品ずつ。そしてもう１つは、ビーフン以外の代表メニューであるバーツァンをひと山。

店名にも使われているビーフンは、焼きは食べるけど、汁は関しては、滅多にどころか、私はここ以外で食べたことのないメニューです。ご一緒した☆planetlove☆さんもお初だったみたい。

ここの焼きビーフンは、麺自体に味付けするのではなく、プレーンなまま炒めて、五目やら蟹玉やらの具材をかけるタイプ。汁についても同様です。この感じが家庭で食べるインスタントのビーフンとは別物、別次元。もちろん段違いの旨さ。

今夜の締めはバーツァン。中華ちまきのことですが、食べる前から絶対に旨いことを確信する茶色い風貌。もち米を崩すと中からうずらの卵や豚の角煮などがボロっと出て来ます。旨味がギュッと詰まったボリュームのある逸品です。

個人的に、この店の活気が大好きなんです。オープンな厨房で繰り広げられるお見事な仕事ぶり。それにつられるように、和やかに賑やかに宴を楽しんでる客側の盛り上がり。ますますビーフンが美味しく感じてしまいます。

我々は、０次会から一次会を経てのここが二次会という三人組。なぜか最初からメンバーが同じなので、それなら三次会じゃないか！とのツッコミはごもっともなご意見。一応予定してたのが一次会で、その前の予定外なのが０次会、流れた当店が二次会という解釈です(^^)

一軒めの酒場でいい具合に呑んだのに、仲間がビーフンが食べたいと言い出した。前の店でさんざん焼鳥を食べたのに、移動中笑いすぎたら何となくお腹が空いちゃった。

紹興酒は瓶で頼んだ方がお得らしい。セールストークにいい具合に乗せられて、ここでも結構飲んじゃいました。

◆五目ビーフン（焼き）
◆海老ビーフン（汁）
◆エンチェン
◆バーツァン

焼き＆汁ビーフンを肴に紹興酒を飲む。焼きがやっぱり王道な気がするけど、汁もまた良くて、じわっと胃に染み込んで行きます。

ビーフンに引き続き頼んだエンチェンがまた酒に良く合う。最後はお決まりのバーツァンで締める。豚の角煮やらうずらの卵が中に埋められている中華ちまき。ボリュームもたっぷりで、２つに切ってもらい、シェアしました。これは必食です。

こんな素晴らしいお店があるのが新橋。なんとも懐が深いよなぁ…

久しぶりの新橋駅前ビル１号館に入り込みました。サラリーマンのワンダーランド新橋にあって、名店が軒を連ねる至極の空間。

相変わらずポンヌフから懐かしいケチャップの香りが漂います。エレベーターを昇りつつ２階を見ると、いつも通りの「七蔵」行列数メートル。ちょっとグラッとしましたが、本日の気分はビーフンなのだ。

連れ二人は焼ビーフンの五目。
私も五目のスープとバーツァンひとつ。

薄味のスープに、小細工せずに普通に乗せられた五目（豚肉・海老・椎茸・筍・玉子）とプレーンなビーフン。これがいいのだ。
バーツァンはけっこうなボリューム。中からは、蒸された豚肉と玉子とピーナッツが掘り起こされる！まるで福袋のようです。

12時ジャストに群れをなしてお昼に出てくる人・人・人。それをあっさりと吸収してしまう東京とは恐ろしき街です。ビーフン東にもバババっと来て、さささっと撤収していく様は、やっぱり恐ろしき風景であります。

讃岐うどんをこよなく愛する私に、同僚が都内の美味しいうどん屋さんに行きたいとリクエストしてきた。お昼に「丸香」に連れて行く。夜も赤羽の「すみた」に向っても私的には何ら問題はないし、私にとってはむしろ当り前の流れなのだが、さすがに一般人には無理があるようなので、台湾料理の名店「ビーフン東」に連れて行く。

店の名前にビーフンが付くぐらいなのでビーフンはさすがに旨い。考えてみればラーメン○○という店が成立しているのだから、店名にビーフンと付いたって不思議でも何でもないのだが、とにかく美味しい。

五目焼きビーフン
パーツァン
腸詰め
スープビーフン
などなど注文する。すべて旨い。

この店が入っている新橋駅前第一ビルは、私にとっての桃源郷。無理なこと承知の上で、なんとか土日も開けといて欲しいです。