平日のお昼に なんて贅沢なんでしょう。 : 煉瓦亭

会社のお盆休み最後の２日間も都内へ だから自宅で休養は１日だけ
東京に来る前に私の住んでる埼玉の地元で父の法要を済ませてきて

わたし長男ですしそれなりに正装、白ワイシャツにシック色のパンツ姿
それでそのまま都内へ来て 夜飲みに行く時はアロハ 行きと帰りは正装

せっかくの正装だしこんな時こそ高級店でも入ろうかと
洋食が食べたかったので最初は赤坂の某店はと

でもなんか違う

それで煉瓦亭のこと頭に浮かんでこなかったのも可笑しい話し
東京の洋食っていったら自身、煉瓦亭しか思いつかないのわかっているんだし

訪れるの １４年ぶりです！

今年の春に行ったら大行列していたからあきらめて帰って

３月に首相の岸田さんと韓国のユン大統領
煉瓦亭で２次会した数日後だったからなおのことですよね。

銀座に来るとちらほらビジネスマンの姿
都会の経済はすでに回っていた平日、わずか６人ほどお並び

お店の人 テーブル席のほうがいいですか？ ではちょっとお待ちを
座敷があるなんて知りませんでした。３階まで客席あるのは知っていたけど。

ハンバーグ　ステーキ　オムライス　カキフライは冬季だけかぁ〜
初めて来たときに食べた裏メニューのカツカレー

迷っううううう！

ハンバーグにはライスは付かないから別なので ちょうどお米
オムライスとハンバーグに決めました。

オムライスはごはんと玉子をいっしょに溶いて焼くやつと
私のケチャップ王道なの２種類あります。

こちら明治誕生オムライスは お米なんだか醤油色
マッシュルームとお肉もたくさん包み込まれています。

旬のトウモロコシを添えているなんてうれしい
少量ながら添えのナポリタンも濃厚太麺で他の存在感を脅かしてそう

よけいな味つけをされていない肉の 肉だけの味なハンバーグ とても柔らかく

肉山にのった白身厚い半熟目玉焼きにナイフ入刀
肉の断面に流れこむ黄身トロトロと王道な。

深刻な人手不足の世の中 キッチンスタッフ募集の張り紙で少し不安でも
勤続年数も長いシェフ見え隠れするとても丁寧に調理

見て味わい食べて味わう 料理１つ１つ よくわかります。

正装正装とは申しましても別に私服でOK 行かれる方の気持ちの問題
私にはファンの池波先生が通っていた事実な特別のお店なので

銀座にありながら気軽に入れるお店なんです。

それそうとうなお値段はしますけど、高級と庶民派のちょうど中間な雰囲気
肩ひじ張らず私らヒラの会社員でも緊張感なんてまったくもたないし

創業１２５年ですか 素晴らしいですよね。

池波先生の訪れた店を巡る、「マイブームでの訪問」　シリーズ
今回は言わずと知れた銀座の有名老舗洋食店　「煉瓦亭」　です。

池波先生は少年時代に父親に連れられてきたのを最初に、
晩年まで通っていらっしゃいました。
若い頃は　「大カツレツ」　を３人前平らげていたそうです！　（著書参照）

私は２００１年の８月以来、実に８年ぶりに来ました。
店の前は何回も通ってるのですが、特に土曜日に行列しているのをよく見ます。

ランチタイムが終わるころ午後２時に店内へ。
入口には、にこやかな笑顔のこしの低い三代目のご主人が、
（この方、今までの人生１度も怒ったことないんじゃないの？　というくらいの方です）

「２時１５分がラストオーダーになりますがよろしいでしょうか？」
「では地下へどうぞ」　と案内していただく。　

煉瓦亭は、地下と１階～３階が客席になっていて、
私が初めて来た時も地下で食事しました。
赤いギンガムチェックのテーブルクロスが可愛いくて、
地下の感じがあまりしない客席です。

まず、食前にビール　（小瓶）　で喉を潤し、（昼ビーの影響も池波先生です・・・）

今回も最初に来た時と同じ、「カツカレー」　２０００円、　を、
メニューにある他の洋食には目もくれず即、注文しました。　
「カツカレー」　は、裏メニューですが、注文すると出してくれます。

池波先生は、「カツレツ」　「ハヤシライス」　が特に好きだったそうで、
私も最初来た時、この２つ　（カレーだったかな？）　を注文したら、
女性の店員さんに　「カツカレーがございますがいかがですか？」
と言われて頼んで食べてみたのが最初です。

老舗洋食屋さんなのに意外とカレーが、
普通の家庭的なトロッとしたカレーに驚いたのです。

カレーにも大きめの豚バラ肉が入り、キャベツの千切りも盛られていて、
ご飯とカレーに混ぜて食べても美味しいです。
上からソースをかけてもいいですね。

肉汁溢れる豚肉とラードの風味のサクッとした衣のカツは
カレーに合って美味しいです。

１００年以上続く老舗でいて、意外とお値段もリーズナブルだと思います。