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伊勢藤飯田橋、牛込神楽坂、神楽坂/居酒屋、日本酒バー
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夜の点数:5.0
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¥3,000~¥3,999 / 1人
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料理・味 4.2
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|サービス 4.6
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|雰囲気 5.0
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|CP 3.8
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|酒・ドリンク 3.8
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[ 料理・味4.2
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| サービス4.6
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| 雰囲気5.0
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| CP3.8
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| 酒・ドリンク3.8 ]
静かな夜に静かに自分を見つめなおして
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縄暖簾
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客席の有様
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江戸指物師の業物
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2005/09/22 更新
「鍵屋」が古さと昔からの変わらなさでその存在感を示すとすればこの「伊勢藤」は格調の高さときりっとした緊張感、また佇まいの美しさで双璧の一つであり、因みに野毛の「武蔵屋」が居心地の良さで有名で、この三店を関東の「三大居酒屋」と言うことに反対の酒呑みはそういないでしょう。
JR飯田橋駅の新宿寄り出口から神楽坂を上がり、毘沙門天の前の路地を入るとすぐに右手にそのすばらしい佇まいを見つけることになる。木造の建物が如何に美しいものであることを皆ここで気が付くことになるでしょう。
開き戸を開けて中に入ると右手に座敷、向かいに囲炉裏を囲む椅子席、そして入り口左の小さなテーブルのみのそれほど大きくない店内ですが、誰でもその格調に身がすくむはずです。
かなり早い時間に満席になるので、6時半前に入店可能でしたら予約する方が良いかもしれません。
さて、一番良い席はこの囲炉裏を囲む椅子席ですが、できれば一番奥の白鷹の樽の前で店の方は「樽前」と呼びます。そこに座ると目の前には正座したご主人と直面することになりますが、一見取り付くしまもなくもしかしたら怖いと感じるかもしれませんが、意外と話し好きで、いろいろ意見を交わすこともできるようになるでしょう。
つまみは昔ながらの一汁四菜が並べられ、それが一人前、それで足りなければ烏賊の黒作りやいなご、芥子明太など11種のメニューから選ぶだけですが、十分四菜で酒が飲めます。
酒は白鷹の上撰のみで燗ならば徳利に満たした後、囲炉裏に埋め込まれた銅の桶?で湯煎し温度を直接手で確認した後長い朱塗りの徳利乗せ?で目前まで差し出されます。なお常温も選べますがこの店では夏であっても燗のほうが趣があるようです。
注意は白鷹以外アルコールは何もありません。
うっかりビールを注文する客もいるのですが、そのときは「鉄管ビールしかありませんがよろしいですか?」と言われるでしょう。(嘘)
ご主人は囲炉裏場で正座のままその姿を崩しません。この店はそういったように自分のいい加減さを正す場でもあるのです。
大きな声を立てる客には主人から直接「お静かに願います」との注意が入り、それが一晩に何回にもなることもあります。
以前は女性一人客は断っておりましたが、今はどうなんでしょう。
このようなこの店の有様を心得ていれば、別に堅苦しい店という訳でもなく、背筋を伸ばして燗酒を味わってみようという時など最適な店と私は思っております。