ryo3408さんが投稿したレ セゾン(東京/日比谷)の口コミ詳細

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レ セゾン日比谷、内幸町、銀座/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.6

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.6
      • |雰囲気 4.6
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2017/09 訪問

  • 昼の点数:4.6

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.6
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

王道は革新する

初訪

日本のグランメゾン,クラシカルレストランです。帝国の迎賓館として設立されたホテルの歴史は今尚、何ら変わることはありません。

過日はランチの来客ひとりで訪問。

帝国ホテルの2Fに構えます、当店。本館のフロントロビーから2Fに上がったそこは、正に迎賓館の威風堂々足る佇まい。

【ランチ】
過日は、飲食サイトを通じてネット予約。
前菜,魚,肉,デザートのプリフィクススタイル 12,100円(税/サ込)。

ペアリングに、グラスで白2杯と赤1杯,サンペレグリノをオーダー。白はロワール,ヴーヴレのシュナンブランを、赤はボルドーのカベルネを。

白は早摘みの、グレープフルーツの柑橘味が特徴。香り高くはないものの、若々しい酸を感じる果実味が、食事一口一口のリセットに適解。
赤は、ライチの香りが鼻に抜け、口に含むと胡椒のスパイス感が拡がる。酸とタンニンの余韻が長く、肉料理のイチボとビーツ,ソースに調和した。さすが、ボルドーの赤。

熟練と思しきソムリエが、気さく且つ丁寧に説明いただき嬉しい限り。

◆アミューズ
スプーンで掬って食べる。青海苔を混ぜたソースに、白身の刺身が細切れに隠れる。食感と風味のアクセントに、ピスタチオが小気味好い。

◆前菜
仔羊のタジンを冷製のプレッセで 薄く仕上げたタルトにジロル茸を添えて
仔羊と野菜を煮込んだタジン料理を、テリーヌ型に詰めて圧搾した。仔羊は筋繊維のしなやかな弾力から、噛むほどに旨味が伝う。思いの外、獣香を感じるがトマトのムースが爽やかに中和する。

ジロル茸のタルト。きのこは香りを楽しむもの。薄いタルト生地に適合する、バランスのとれた水気と食感のキノコを引き合わせたシェフに感動。座りながらオベーションです。

◆パン
天然酵母のパン,ヒマワリのタネとゴマのパン,四万十川あおさ海苔のパン
3種とも美味いなあ。特筆はあおさ海苔のパン。魚料理とのパンペアリングを推奨されましたが、本当美味いじゃないの。料理のソースと合うんだな。

◆魚料理
ラングスティーヌのポワレを大根と共に 桃とベルベーヌを合わせて
ラングスティーヌは赤座海老のことです。ポワレした赤座海老は朱色の身が美しく、大根と桃のムースとの色彩コントラストが、印象的な一皿。赤座海老が、ねっとりした濃厚な旨味を湛えており、大根と桃の瑞々しさを感じるムースが爽やかに包み込む。

濃厚さを打ち消さずに爽やかな口当たりを生み出すので、来客のナイフとフォークは止まらない。桃と大根と海老を、どうして配役できたんだろう。ひとり心で万雷の拍手です。

◆肉料理
和牛イチボの炭火焼 ネズの身を香らせた塩窯焼きのビーツを付け合せ みかん胡椒をアクセントで
シグニチャーな一品。お重で出てきた。
イチボを炭火で焼き、塩窯焼きにしたビーツが付け合わせ。脂と赤身が神の配列をなすイチボは、骨格がしっかりしたボルドーの赤が似合う。ビーツのみずみずしくも豊かな味わいと、みかん胡椒がテイストチェンジに適解。

◆デザート
マンゴーにライムのジュレとカレーのアイス
カレー粉を混ぜたアイスは、しっかりカレー味。ただ、辛いというより甘い。カレーは辛いのだが、マンゴーとライムのジュレの甘味と爽快感が、香辛料で引き出された感覚。デザートもシグニチャーだなあ。

エスプレッソとプティフール,ショコラ盛りでコンプリート。

フレンチの王道と豪華な食材の共演は、まさにグランメゾンの成す豊かさであります。しかし、過日のランチには、それだけに留まらないシェフの創意性と革新性をみたように感じる。

モダンフレンチやイノベーティブなど、敢えてカテゴライズせずとも、料理とは倦まず弛まず創意と革新を続けるもの。一皿一皿が表現しているようおもえます。

迎賓館のフレンチは、食材,もてなし,創意の贅すべてを尽くして来客を迎える。
王道は革新する
帝国ホテル レセゾン である。

2017/09/07 更新

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