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夜の点数:-
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¥8,000~¥9,999 / 1人
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原点に帰る『ル・ヴュー・ロジ』
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2014/12/11 更新
結局、一度しか行けなかったのに、とても思い出深いお店。もう5年以上経つのに、いまだにココの羊を超える羊料理に会えたことがないのも事実。もう食べることはできないのが、本当に、本当に残念です。もっといろんなフランス料理のお話、したかったなぁ…。
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この日のディナーは、コース(6,800円)もあったけど、メイン料理が鴨のマスタードだったのでアラカルトで。マスタードってあんまり好きじゃなくって・・・。豚肉のコンフィとかならまだイケるんですけどね。
・キッシュ・ロレーヌ
アミューズは定番っぽいこちら。香ばしく、シンプルに旨い。シャンパンはドゥラモットの’99。旨みがしっかりしたタイプでした。
パンにはやっぱりネオ…じゃなくて、バターでもなく、リエットでした。ここの料理には全体的に色濃く「フランス料理」がありますが、ちゃんとパンが温められているところは日本風(笑)
・海の幸のタブーレ(2,600円)
サービスの女性に「メニューでわからないことあったら遠慮なく聞いて下さいね」と言われ、最近知らないフレンチに行くことが少なかったせいでちょっと新鮮。だって、知ってる店だとみんな説明サボるんだもん(笑)(いや、ちゃんと聞けば答えてくれるんですよ。念のため)
まあ、そりゃ大概はわかるんですが、唯一わからないというか、タブレとわからなかったメニュー。悔しいのでコレに…というのは冗談で、せっかくオーソドックスな料理のレストランだから、普段食べないものを食べてみようかと。魚介は平目、しらさ海老、ホタテ、サーモン。タブレの中にムール貝も入ってました。この料理、海の幸は賑やかしというか、サブポジションだと思います。というか、シェフも「つまみみたいなもの」と言ってましたし。
実際、印象に残るのはタブレの方。トマトの爽やかな酸味が全体にしっかり馴染んでいて、さっぱりとしてるんだけど、馴染むことによる旨みもある。地味(失礼、だけど本当)だけれど、おいしかった。
・骨付き仔羊のロースト やさしいにんにくのソース(3,500円)
これも旨い!シンプルだけど、しっかりローストされてて、羊独特の風味を大切にしてます。ジューシーな部分、カリカリな部分がちゃんとある羊は久々かも。それでいて断面は芯まで見事な強めのロゼ。僕好みです。
最近、低温調理が流行ってますけど、味はともかく、風味という点では、ある程度の火の強さが必要だと思うんです。しっかりとした風味を持たせつつ、しっとりと仕上げたロースト。美味です。
ソースも本当にシンプルで、”やさしい”とついてるけど、ちゃんと重さがある。もっともオーソドックスであり、もっとも完成された料理だと思います。
・クレームブリュレ(1,000円)
ヴァニラビーンズが贅沢に使われ、滑らかさ、風味の点でも素晴らしい。久々においしいブリュレ食べたかも!ヴェルヴェーヌのハーブティーとプティフールで〆。シェフと久々のご歓談(笑)タイム。料理や素材の基本の話やら何やら。一つ面白かったのが、トリュフの香りが海苔の佃煮みたいと言ってたのが、僕が「磯じまん」の香りがトリュフに似てるって思ったのと一緒だったこと(笑)あ、僕だけじゃなかったんだと妙に嬉しかったり。
料理はまあ、正直なところ、時代に合ったものではないです。特に低温調理やモダンスパニッシュ至上主義の方には向いてない。でもね、派手さはなくても、おいしいものはあるんです。あると思うんです。この羊がいい例じゃあないかな。
綺麗な盛り付けももちろん好きだけど、料理にとってけしてマストな要素ではないのだと、思い知らされます。前菜・メイン・デザートでおなかいっぱい。この量も含めて、しっかりとフランス料理を感じさせてくれる。僕がフレンチを好きな理由って、こういう満足感に拠る所が大きいんです。
原点に帰る、という意味でももっと評価されて良いフレンチだと思います。