3回
2023/05 訪問
2時間半の鰻劇場
1年以上振りに池袋の『かぶと』さんを訪問。
鰻ってただでさえハレの日の食べ物という感じがするけど、『かぶと』さんは特にライブ感があってエンタメ性が高いからテンションが上がります。
2度目の訪問となる今回は時期的に運良く天然物が入っており、天然と養殖の食べ比べでお願いしました。
焼き台に面した席だったので、焼きの作業をする様をずっと目の前で眺めてられます。飽きない…
座る場所によっても色々な楽しみ方がありますね。
大将のお話では現在は15:00~と17:30~の2回転ですが、鰻の裂きを任せられる職人さえ見つかれば20:00~も加えた3回転にしたいそう。
そうすれば少しは予約も取りやすくなるかも。
◆有機大根
◆えりやき
◆塩のあたま
パリパリと香ばしく煎餅のよう
◆ヒレ焼き
炭火で香ばしく旨味が濃い
◆肝焼き
ふわっふわ♪
少し焦げてほろ苦い感じが良き
◆天然あたま
さっぱりした味
所々骨が残る
◆お新香
◆心臓
ぴくぴく動いてます笑
噛まずにお酒で丸呑み
◆バラ身
一串で10匹以上の鰻を使うのだそう
まるで中トロみたいに脂がのって
こってりねっとりで美味い!!
◆天然肝焼き
旨味が濃厚でしっかりしてら!
◆天然ひれ
炭火でぱりっとしてさっぱり
脂控え目で良い意味で鰻というより魚っぽい
ここで、切り落とされた鰻の頭(天然&養殖)が回ってきました~
まだぴくぴく蠢いておりますよ!!!
見た目も香りも結構違って、顔を近付けると噛まれそうでアセル
◆レバー
香ばしくて食感は柔らかい
旨味溢れる程よい苦み
◆養殖白焼き
養殖は白焼きでも結構脂がのってる
この脂のノリは養殖のが好み
塩をつけると脂が引き立ちます
塩以外に醤油もあってコレが何だか美味い
ただ、醤油の風味に全部もっていかれる気も笑
◆葉山の天然
香り、脂の質、食感
身がぷりぷり??
いやいや、ぶりんぶりん!!!
でも脂あっさり~
結構皮がしっかりしてて存在感あるわ
◆蒲焼き(天然・養殖)
ご飯の量が大中小と選べます(勿論「大」でw)
蒲焼きって本当にシンプルに美味くて好き♪
お皿に残ったタレは全てかき集め蒲焼きにかけてゆきます…
◆肝吸い
2023/06/01 更新
2022/02 訪問
人生最期の晩餐は鰻でもいいかも
前々からとても行きたかった池袋の『かぶと』さんの予約が漸く取れ、平日の昼間(15:00スタート)に行ってきました。
私ごときが改めて説明するまでもなく、泣く子も黙る鰻の超名店です。折角なので職場の鰻好きの後輩も誘います。
鰻は養殖と天然ものが有るそうですが、初めての人はまず養殖を頂くそう。
案内された席はカウンターのど真ん中!
目の前で活きた鰻を捌き、焼き、直ぐに食べるという体験が初めてで、その臨場感溢れるパフォーマンスに圧倒されます!
まるで厨房が舞台のステージみたいやん(笑)
この日のコース内容は以下でした。
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◆お新香
◆えり焼き(関東風)
◆白あたま(関西風)
関西風て普段食べ慣れないけど、身がふわっとして旨味が濃い!
◆ひれ焼き
しっぽ、背びれ、ばら身だそう。とにかく脂がのってて美味~
◆きも焼き
ほろ苦さと甘みが共存し香ばしい
◆ばら身
◆心臓
とくとくと動いててヒビリました!
◆身
◆レバー
ほわっ&ねっとり
◆しっぽ
炭火の香ばしさが半端ない
初めて食べました
◆お漬物(追加)
◆しら焼き
岩塩、藻塩、醤油で頂きます。
醤油が美味し♪
◆かば焼き(ご飯にのせて)
もうね、ロイヤルストレートフラッシュ!!!
◆お吸い物
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鰻の名店と言うとどうしても鰻重メインなイメージがあったのですが、かぶとさんは調理方法、提供する部位ともに新しい発見があり、本当に凄いなぁと思います。
それと鰻にかける情熱とお客を楽しませるエンタメ感も半端ない!普通の鰻屋さんじゃ壺に入った基本のタレと、蒲焼き焼いた後のタレの味比べなんて絶対させてくれないもんな~
人生最期の晩餐は鰻でもいいかも、と思える程の美味しさでした。
どうもご馳走様でした。
2022/03/04 更新
この日は池袋の『かぶと』さんへ。
5月に続き運良く予約が取れました。
17:30スタート予定が少し遅れての入店です。
今回は初めて小上がり席に案内して頂きました。
ちなみに勉強不足で今回初めて知りましたが、先代は新宿の思い出横丁で修行された方なのですね。新宿のカブトさんは未訪なので、いつか必ず訪問してみたいです。
しかし、この日も物凄く暑い!
こんな日にはまずは生ビ~ル!!
東京クラフト@800円をぐびぐびと飲んでゆきます。コースは天然と養殖の食べ比べでお願いしました。
◆アタマ(タレ)
ゴリゴリとした骨の食感が強いです。
通が好みそうな感じかな。
◆アタマ(塩)
同じアタマでも塩気が効いてて煎餅みたい。
個人的にはこちらの方が好みでバリバリ食べられる。
◆ヒレ焼き
表面カリッで中はとろとろで凄くジューシ。
やはり鰻と言えばコレですよ!という感じで旨味たっぷりで堪らない。好きだなぁ、これ。
◆肝焼き
ほろ苦さの中に仄かに甘さがある。
クリーミーでとろっとして日本酒に合いそうだねぇ…でも、日本酒は僕には少し重いからこの後はずっと金宮ソーダ割を笑
◆串まき
尻尾の部分。
◆尻尾
香ばしいのに身はめちゃ柔らかく蕩ける~!!!
タレの塩梅も抜群でヒレと同じ位好きな串。
◆心臓
小さいのにまだピクピクと波打って鰻の生命力を感じます。噛まずにお酒で丸飲み。
◆お新香
ちょっとお口直しに。新鮮で瑞々しい野菜の浅漬けで良い箸休め。
◆バラ身
今回は塩で頂きました。
◆天草の天然と養殖食べ比べ
天然は前回食べた葉山産より脂がのってます。
鰻も産地や個体によってかなり味わいが異なる事を改めて実感。塩でさっぱりと頂くのも美味しいですね。
◆徳島の天然と養殖の蒲焼き
と言いつつ、蒲焼きは断然養殖派だったりします。
たっぷり脂がのった鰻を何度もタレに潜らせ、炭火の強い火力で焼き上げて白飯で頂くうな丼は、人間の本能にダイレクトに訴えかけてくる美味しさ。
正に押しも押されぬ贅沢メシで、食べると誰もが思わず笑顔がこぼれてきます。
◆肝吸い
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小上がり席の感想ですが、カウンター席と比べると鰻の調理風景が目の前で見られない分、エンタメ性には欠けるかもしれません。反面、まるで自宅にでもいるような独特の没入感とまったり感を体験でき、とても寛げました。この独特の雰囲気がクセになる感じで新しい発見でした。