19回
2019/03 訪問
ちょいと寄り。丸岡二八と栃木在来十割食べ比べ。
空いている時はリピーターに限りアラカルト可能なじゅうろく。初めての方はお任せのみの縛りがあるが、ある意味客層を良くしたいが為の踏み絵なんだろう。
実際浅草らしからぬ人ばかり。
金町の仕事が早く終わったので車を走らせる。
8時にイン。先客四名。ガラガラでかわいそうだが今日は車で来ているので、ノンアルにふきのとうの焼き味噌。ホタルイカのヌタ。蕎麦前はシンプルだが蕗味噌絶品。ヌタは庄内ネギに地物であろう高価なホタルイカを奢る。酒飲めないのが辛い。蕎麦は十割と二八を一枚づつ。
今日から打ち始めた栃木在来の十割はやばいでき。
サンプルだそうだが正式採用らしい。
常陸秋の十割も少しだけサービスで頂いたがこれも突き抜けたか。丸岡の二八は田舎。と言っても細うちのいつもの二八。個人的には都内ではずば抜けているような気がする。栃木在来は来週半ばからだそう。
都内の蕎麦好きや旨い旨い蕎麦のてっぺんを味わうなら今だと思う。出産してから更に磨きがかかった蕎麦。
栃木在来十割は、丸岡二八に並ぶ旨さ。ここはやはり蕎麦屋なのである。食べ終わり即レポート。
2019/09/30 更新
2019/01 訪問
昨日は本当に良い夜だった。妻と横浜の蕎麦屋さんと一緒に訪問。蕎麦が素晴らしい出来。喉越し、風味、甘味、奥行き、腰、長さ何もかなり高い水準に。
蕎麦前は地味な品だが黒豆やれんこんのきんぴら。
ニシンは玄人が唸る出来。大将曰く試行錯誤しながら定番を磨いていきたいとの事。同行した蕎麦屋さんは鴨鍋の出汁にも凄さを感じたらしく三人前の鍋のスープの半分以上は彼が飲み干した。じゅうろくの柱は蕎麦だが蕎麦前の柱は出汁。これに尽きるだろう。
海老芋の柚子餡掛けの出汁。これまた違うテイストだし、色々な料理に使う出汁が一つじゃないので食べ飽きない。今でも十分だと思うがまだ味は上がるはずといつも言う。 お造りは昨日はヒラメとウニ。造りもいつも素晴らしい。鍋少なめの刺身追加。日本酒3合で15000円弱。大満足な内容。豆腐も穴子もハイクオリティ。
高級というより上質が似合うシンプルな蕎麦前。
究極に近づいている蕎麦。そして高級とは無縁な朗らか接客。気取りたいカップルには不向きだが、楽しく上質な三時間は中々体験できないと思う。当日お任せも始めたようだが、これは逆に初期のメニューみたいな感じなので次回はこれだね。
2019/01/20 更新
2018/11 訪問
鴨鍋も良いが蕎麦が良い。
久々じゅうろく。いや、本当に蕎麦という食べ物は嗜好品だなと思う。私はここんちの蕎麦が好きだ。横浜に越した今中々行けなくなっているが、それでも仲間内でも蕎麦は一番良いよねという話になっている。
今日は三人利用で一人15000円。
ワインや日本酒をたっぷり頂き刺身を追加しての値段。
八寸に穴子寿司。穴子寿司最高。湯葉に鴨鍋。
揚げ物は究極のキスフライ。天然フグ皮。蕎麦に甘味。
今日は満席。変わらないクオリティ。安定度を増した全ての料理。品を変えるのも試みてるみたいだが、蕎麦メインの美味いもの屋で良いと思う。今日は鴨の寝かせ方がベスト。蕎麦は永平寺の黒。白が好みだが黒も旨い。
2018/12/01 更新
2018/09 訪問
台風のじゅうろく
先客一人。場所が悪いと大変だ。
今日は流石に何処も暇だろうが。
常連の寿司職人と談笑。結局そういえば、彼の働いていた店には行ったが彼の握りは食べれず仕舞いここほど素材が良い蕎麦屋は無いのに中々ムラがあるのはとやはり場所の話になる。
今日は、八寸に造り穴子の天ぷらに蕎麦。
今日は車なので抹茶でしめて6800円。
蕎麦はまだ新蕎麦は使っていないそうで、この香りと甘み。本当に唸る旨さ。
近隣の人はあまり来ないと言っていたが、フルの8500円でもかなりリーズナブルだと思う。ありえないコスパ。
私は飲まないとあまり食べないので今日はこの位で大満足。サービスで出してくれた抹茶羊羹もかなりレベルが高い。暇な日があるのは場所だよなと思う。
もうすぐ鴨鍋。女将も明日あたりから復活みたい。
2018/10/01 更新
2018/06 訪問
天然鮎始まりました。美味すぎる。
継続が決まったようで、お祝いを兼ね訪問。
昨日は高津川の鮎の炭火焼。
焼きの技術が昨年より上がり、又進化している。
山女魚や岩魚焼いていた甲斐があったのではないかな。
恐らく都内一、安く鮎の炭火塩焼きを食べられるお店な気がする。コース2000円計算みたい。
鮎は高津川。素晴らしい焼き上がりで頭から尻尾までガブリ。八寸もいつも通り素晴らしく、昨日はカニに、山形牛タタキまでついていた。天ぷらはキス。厚みがありサクサクふわふわ。いやいや参りました。
蕎麦は出産ギリギリまでやるみたいだが、店に立つのは中旬までとの事。無理はしないで欲しい。
2018/06/04 更新
2018/05 訪問
この蕎麦屋は待った無し。休業前に行くべし。
満を持しての娘との16。
連休なのに刺身の美味い事、山女魚の美味い事。
煮物はコーチンを使った、鴨汁風。
上品ながらキノコの香が凄い。
相変わらず、素材はピカイチ。
山女魚の塩焼きは新型の焼き台で綺麗な焼き上がり。六月からやるであろう天然鮎も楽しみだ。
だが、いつまで蕎麦が打てるかはお腹次第と。
八寸のピクルス、黒豆は絶妙な味付け。
揚げ物はヒレカツだったが、これ又美味い。
そばは、バージョンが変わって面白い食感。
白に星が綺麗に飛んでいる。
自家製の水羊羹は相当美味いと思うが、まだ旨くすると意気込んでいた。
閉店する可能性もあるようで、かなりショック。
天才女将の蕎麦は残して欲しいが。
まだ未達のマイレビューアーさんには是非行って欲しい。うちの娘も大満足。ご機嫌だ。
2018/05/09 更新
2018/02 訪問
平日夜の一人蕎麦屋酒
久々にお任せフルで。
彩も更に良くなった八寸には、黒豆 明太子燻製 京板わさ ほうれん草胡麻和え 湯葉刺 モロコ山椒煮 玉子豆腐 胡麻豆腐。鴨汁に銀鱈西京には筍があしらわれる。造りは、定休日前で豪華。鰆藁焼きに雲丹。きんめの昆布はパーフェクト。ふぐ皮ポン酢に蕎麦前ヒレカツ。
直球ばかりの料理は名旅館のあさばにも似た感じ。蕎麦前や和食から外れるのはヒレカツ位か。久々フルに食べるとしみじみ満腹。
お酒は、中屋と栄光富士。定番だが蕎麦前には好み。
蕎麦は、あり得ない位美味い。
昨日は追加でかけも作ってもらう。
手打ちそばで、この腰。汁が絶品。
昆布を真昆布に今回だけ変えたらしく昆布感が薄いかもと言われたがいやいや美味いよ。
締めの白せいろは永平寺と信濃一号のブレンド。甘く香る今まで一の蕎麦でした。
永平寺在来が凶作らしく大事に使ってると。
究極のというと安っぽいが、喉越し甘味、香り共に素晴らしい出来栄え。
昨日は半分位の客入り。このラインナップで追加込み8500円は… 蕎麦が美味すぎる、
都内の蕎麦好きは急いだ方が良いと思う。
2018/02/28 更新
2017/11 訪問
ミシュラン逃したが無冠の帝王だよ。
元気づけに3人で励ましに。
何と近所の二つ星店で見かけた若い衆が。
今日はあまり時間がないので豪華八寸と、ヒレカツ、蕎麦二枚。八寸の黒豆、カラスミ、明太子燻製は絶品中の絶品。ヒレカツは都内一でしょ。
圧巻は手挽き十割せいろと二八白せいろ。
鴨鍋に合わせ返しは夏より少し薄いが出汁の重さは満点。蕎麦は本当に凄い。個人的には二八が好きだが同行者はこんな旨い十割は初めてと。喉越し良く、薫る十割。香るじゃない。TOMITさんが絶賛していたかけを食べたかったがネギも出汁も売り切れとの事で残念。
色々ずば抜けてると思うんだけどな。頑張って欲しい。
今日のお客さんの帰りの満面の笑みが実力だからね。と思う。ここまで笑顔を提供できる蕎麦屋さんは沢山はない。
栄光富士も最高だったよ。
帰りがけ感激した隣席の人が二回分の忘年会を入れていった。こんな蕎麦屋中々無いと思う。
2018/02/21 更新
2017/11 訪問
沈黙する蕎麦。
駆け込みで蕎麦だけでもと入店。
座敷は若い団体が。黒木の板前さんがいた。かなり騒がしく女将が諌めても収まらない。日曜日なのにかなり飲んでたな。
直近一度振られてるが何故目指したかと言うと、手挽きを始めたと。しかも丸抜き粗挽き十割と。
二八じゅうろくじゃないがまずまずの蕎麦と言う。
これは食べなあかんと。
群馬の常陸秋なのかな。野趣を感じる。
甘みは福井や長野に劣るが、穀物感がすごい。
好みはやはり福井の丸岡系なんだが、蕎麦マニアにはかなりうけるだろう。山葵は御殿場。相変わらずダメな蕎麦屋だ。高価すぎです、どうみても。粘り、色味、辛味、甘み、最高すぎ。
閉店間際だったので、今日はアテは試食してと出されたお通し代わりのカラスミ。
築地最高値の最高品質だそう。仕入れて信頼できる人に作って貰ったらしい。ほぼ売り物にする気はないらしい。今まで食べたカラスミの中で一番美味かった。
素晴らしい目利きと技術。絶妙な塩分と深み甘み。
蕎麦は以前の方が好きだが帰りの車の中まで蕎麦の余韻があった。新しいトライ。進化。二八は売り切れていたのが残念。
因みにあれだけ騒がしかった団体が、蕎麦を食べたとたん無言に。その後旨いと唸っていた。黒木の板さんだけじゃなく飲食関係者の集まりだったみたい。
シーンとなり女将のしてやったりの表情が忘れられない。黙らせる蕎麦。頑張ってると思う。
2017/11/23 更新
2017/09 訪問
何を食べても旨い。
久々夜じゅうろくだが、急いで帰らなければいけないので予め料理は頼んでおいた。
小さめの八寸。胡麻豆腐や穴子煮こごりは完全に蕎麦屋じゃない。良い意味で。
穴子の肝やら栗やら皆丁寧な仕事。
信州鹿のローストは素晴らしい出来。仕上げは炭火で焼く。中心部は温まっており玉ねぎとオリーブオイルの和のソース。
で、締めのせいろは何時もと違う粗挽き蕎麦。
赤城の夏新らしいが良く出来ている。汁も相変わらず旨し。日本酒一合は鍋島。さらっと一時間弱の滞在だったが本当に皆ちゃんとしている。感心するのはジャンル問わずきっちり基本の仕事をしてる。奇を衒わず至って全う。
ジュレやらエスプーマやらに頼らない良質な素材の味を最大限活かす料理と蕎麦。
この界隈に留まらずやっぱり都内トップクラスだと思う。会計は鹿をスモールポーションにしてもらい7000円。あり得ない安さ。
2017/09/29 更新
2017/08 訪問
日曜昼のお任せ
ちょっとした事件?が店内であり、食べ手のマナーについて深く考えさせられた。
色々なお客が来て飲食店は大変だなぁと。
そんな事件があっても、いつもながら丁寧に作られた八寸。ホシガレイの刺身は絶品。 豆腐も旨し。蕎麦は正直風味は落ちてるが、この時期なのを勘案すると上出来だと思う。この蕎麦を大したことないと形容するのは100歩譲って判るが、まずいと言うのなら舌バカか味音痴なのだろう。 まぁそれでも工夫する二人。まだ浅草に残務整理で日曜日も仕事できたら寄るのはここ。 4800円のしみじみコースだが、まぁよくできてると思う。(夜と違い天ぷらか刺身が片方になる)最近ようやく忙しくなってきたそうだがバイトは入れたほうが良いと思う。夜は福竹さんの予約で、じゅうろく→福竹のリレーはある意味贅沢だ。キャラが濃いお店リレー。
2017/08/31 更新
2017/07 訪問
都内の鮎好きは急げ
二周年にお邪魔しました。最近ろくな食生活を送っていないので、ちゃんと来れなかったが何とか時間を作って駆けつけた。
おめでとうございます。
鮎コース(8500円)を3人で利用。八寸、豆腐4種重、星鰈お造り、鮎炭火塩焼、野菜の焼びたし、フグ皮ポン酢、江戸前穴子と野菜の天ぷら、せいろ、甘味な構成。蕎麦の味が落ちる時期で昨年の出来の悪いと言われた長野産の二八だったのだが、全然長野で食べるよりも旨い。何で?という感じ。良い玄蕎麦使っているお店は本当に少ないのにとても美味しい。これは、藤岡さんもがぜん楽しみに。圧巻は島根は高津川の天然鮎。マイレビュアーさんの書き込みを見て旨いとは思っていたがこれほどとは。京都で食べた美味しかった記憶の鮎と全くそん色なし。聞けば一時間半以上かけて紀州備長炭で焼いているとの事。頭から尻尾までぱくぱくいける。
これは、凄いね。汗だくになって焼いてる気合の皿。美味しかったなぁ。鮎も新鮮そのもの。顔も獰猛。
炭火でじっくり焼いてこの値段で一通り食べる事の出来るお店は中々無いと思う。都内の鮎好きは是非。
竹岡の星鰈も旨かったなぁ。この値段で、4~5切れついていたような。ありえない価格設定。
合わせる酒は鍋島の生原酒。素晴らしい日本酒だった。これも必飲。
2017/07/26 更新
2017/06 訪問
十割もちゃんと美味しい。のど越し抜群の十割。
蕎麦の香りが落ちてくるこの時期、美味しいと言われる蕎麦屋さんはどこも苦心して味と香りを残してるんだろうなと思われる。この間伺った東長崎の名店じゆうさんもそうだった。ちゃんと美味しかった。ここじゅうろくさんも、何と微粉混ざりの粗びき10割で打ってるそう。2×8の16じゃないという突っ込みをしながら頂く。 流石にこの時期は薫り高いとは言わないが、ちゃんと美味しい。配合は丸岡7割を粗挽きで益子の常陸秋を3割微粉で使っているそう。ここ最近美味しいお蕎麦屋さんは、益子の常陸秋を使っている蕎麦屋さんが多い気がする。遅い時間の訪問だったが仕事の愚痴をちょっと言ってさくっとビールと旨い旨い豆腐を摘み、蕎麦で〆。しめて2500円。さくっと使いもこのお店は良い。蕎麦も肴も酒もかなり頑張ってるけど場所が悪すぎるよね。この時期鮎を炭で焼いてるそうなので、これは必食必至。
2017/06/30 更新
2017/05 訪問
いちいち美味いしみじみ旨い
暇だとフェイスブックで見かけ、お任せで予算を伝え急遽お任せ的な。空いていたので写真を撮ろうと。遅い時間だったので省略美味コースで。今日は酒はビールのみ。ちょっと飲みすぎが続き今日は控えめに。
皿は全部じゃないが写真撮りそこねが在来種朧豆腐の冷奴。前回絹は食べたが絹のほうが好き。でも、中々旨い豆腐。
新じゃがの煮っころがし。これが素晴らしく旨い。お酒だけで下煮。しかも日高見らしい。優しい甘みはザラメだそう。後は星がれい。小さい安納いも。江戸前蛸のヌタ。(ここのヌタは非常に好ましい。酢がまろやか。これ以上のからし酢味噌はそうそうないと思う)名古屋コーチン山椒焼き。江戸前穴子。コシアブラ。アスパラ天ぷら。せいろは白。
黒せいろは追加注文。山葵は富士宮真妻。シンプルな味付けながら糸をとおすようなベストな塩分が各料理。特に新じゃがの煮っころがしは食べなれたメニューなんだが全然違う。じゃがいもの旨味が押し寄せる。せいろはいつもながら普通の究極。ビールもうまいし。日本酒持ち込みは3000円と良心的。正直な感想を言うと暇な時にはすさまじく丁寧な料理だが忙しい時は普通に丁寧位。割烹じゃなく蕎麦屋なので致し方が無い部分もあろうが、この先はどうなっていくんだろう?と大将にも聞いた。満席でも天ぷら油が持たないと油を変えお客を待たすお店。私は全然待てるけれど、もっと値段を上げても良いので客数を絞った営業もありなのではないかと。でも、蕎麦屋だし蕎麦もとんがっている今流行の蕎麦ではなく普通の極めを出し続けたいと。故に蕎麦屋の体は保っていきたいんだとの回答。上の急きょお任せで6500円でやってくれた。こんなお店はそうそうないと思う。食材に真摯に向き合っている場所が悪いお店はこの間の九龍酒楼さんもそうだが応援していきたいと思う。
2017/06/01 更新
2017/05 訪問
来る所まで来た永平寺のせいろ
近いし美味いしでレビューに上げていない日のほうが多いじゅうろくさん。最近暇な日も増えてきたと愚痴も聞いていたのだが、日曜日昼はそこそこの入り。ただ、味はもう二八ではこれ以上の蕎麦を私は知らない。この時期に奇跡的な甘みと香り。喉越し。 そしてザラ感。細さ。汁の旨さ。
秀逸なつまみも沢山あるし、美食飲みには最高の店だと思うが蕎麦の新しい旨さ。開店から美味かったが約二年で格段の進歩をみせた。都内トップレベルにまで成長していると思う。良い蕎麦は柔らかくしなやかでコシがあり喉越し良く香、甘みに秀でている。と私は定義している。日によるバラツキもなくなった。場所は最悪レベルな所。近所の人は価格で来ないと言っていた。この蕎麦のクオリティだと安いんだが。
蕎麦を知らない人は価格で3.5位の評価になるのかもだが、蕎麦好きを自負する方は是非にと思う。この時期なのにを全く感じさせない素晴らしい蕎麦だ。
2017/05/16 更新
2017/04 訪問
蕎麦4連発四件目
茨城の蕎麦巡りとドライブを楽しみ大満足な休日の締めはホームのじゅうろくさんに。お昼に結構食べたし明日は早出なので酒も控えめにお任せながらポーションは少なめに所望。八寸は最近推しのヒレカツがついてる。絶品。明太子の燻製も稚鮎山椒も完璧。造りは江戸前のマコガレイ。ふぐ皮ポン酢に、天ぷらは一品だけキスを所望。八時半に近い来店でも嫌な顔せず対応してくれ感謝。蕎麦は安定丸岡の白しか残っていないが、香、味ともに満足。汁は黒に合わせて濃口になってるが寧ろ好ましいと思う人が多いのではないだろうか。行ってもレビューも書かない日が殆どだが、4連発で最後だけはしょるのも何なのでたまに書いた。茨城のお蕎麦屋さんも良いが、この都内の僻地で奮闘している蕎麦屋さんは、もっと評価されても良いのではないかと思う。ここの一品料理は蕎麦屋のレベルを超えているし、又蕎麦に合う。全ての素材が吟味され丁寧に仕上げられている。心のこもった蕎麦屋だと思う。
2017/04/25 更新
2017/01 訪問
じゅうろくの正月コース
おせちに負けるなと、1日2日と営業するとの報を受けて予約して訪問。いやいや大満足な正月となった。
雑煮が絶品。餅も素晴らしく、出汁も何なんだ?と思ったら、比内鶏のガラベースに蕎麦つゆや大分のドンコやら利尻昆布やら色々らしい。これが半端なく旨い。
じゅうろくの定番から、これが蕎麦前?という八幡ソースウスターをかける信州鹿のカツとか絶妙な締め加減の青森のヒラメとか。料理自体はオーソドックスだが何かかなり良い意味で手間を掛けて独自の味を出しているような気がしている。
海老芋なんかも、京都の料亭で食べるより美味かったりするし。この日は予約のみだったが、多分に皆常連さん。和気藹々と楽しい時間が流れていく。
市場が休みとは思えない刺身のコンディションに、名古屋コーチンやら、信州鹿やら続いたが圧巻は蕎麦。いつもは信濃一号をブレンドしてるそうだが今日は丸岡在来の28。完璧な28。どれも旨いがこの美しく甘い甘い蕎麦は比類無き物。更に完成度を高めて2017年も楽しませてくれるんだろう。
デザートが蕎麦がきのデザートに変わっていた。
隙がない。
2017/01/20 更新
2016/11 訪問
理想のせいろそば。
再訪 今日は暇との大将のつぶやきを見て、昼は宮川さんで外し、夜は8時からやはり今ひとつの店での会合なので立ち寄った。
去年も冬に出していたわかさぎの山椒と明太子燻製を。この辺の蕎麦前が実はこの店のレベルの高さとセンスを物語る。本当に酒に良く合う。蕎麦は今更ながら旨い。信濃一号に今は丸岡在来と。香りも十分甘さは抜群の蕎麦は個人的好みもあるがどの店とも違う蕎麦。
氷見のブリ刺や大間の赤身に後ろ髪を引かれながら向かわなきゃが辛い。
再訪5 近所なので月2では顔を出しているが今日は一人だったのでたまに写真を。
そば撮り忘れ。お通しは自家製栗の甘露煮に、レバーの煮物。天ぷらは特大キス。
子持ち鮎のたいたん。せいろで締め。
せいろはレラ?のかおりに、丸岡在来。
七割が新蕎麦みたい。ここより旨い蕎麦を逆に教えて欲しい。鮎も秀逸。八時間煮てるとの事。日本酒一号と、このラインナップで5000円弱。高いと思うなら行かない方が賢明。
キスは今まで食べた中で一番旨かった。
追記4 日曜日昼に訪問
常陸秋蕎麦の田舎をさっと手繰る。
この時期にしては十分な香りも甘さも。
昼アラカルトが復活したのは喜ばしい。
滞在時間15分だったが、十分に楽しめた。
が、やはりここの真骨頂は夜だなと。
時間がなくパッと使いにはもったいない。
追記3
新しいせいろ。
今時期だと全く言う事のない完璧なせいろ。粗挽きで挽く28だそうだ。
蕎麦前は、天然稚鮎山椒と天麩羅を幾つか。中身は書かない。いつもながら、丁寧な仕事。しかし、せいろの美味さは新蕎麦のような香。対して新しい乱切り田舎は及第点ではあるが、まだ未完成との事。完成を待たれる。
追記2
先般鴨鍋を食べにじゅうろくに。
至って真っ当なきりたんぽ風な鍋で驚いた。なんのアレンジもしてない正当な出汁。きりたんぽが、そばたんぽ?に変わってるのと比内鶏が鴨になってるというだけのもの。締めの粗挽きは相変わらずの旨さと美しさ。刺身はオオモンハタが絶品。
鴨鍋一人前からできればよいなとは思った。アラカルトだと意外に高くつく。
色々食べたいからコースにすればよかったと後悔。
追記。じゆうさん他、数件の蕎麦屋をまた最近回ったが、蕎麦も汁もここがやはり、一番美味い。相対評価で点数を上げた。
五点をつけてもよいんだけど、まだまだ伸びしろに期待したい。
隠しきれなくなってきたので簡単にレビュー。蕎麦は浅草界隈で抜けて美味いと思っている。信州の蕎麦を端正な細打ちで打つ技術。端切れも殆どなく、喉越し抜群な十割?と思わせる風味がある二八そば。
聞けばせいろも実はあらびきなんだそうだ。汁も辛口ではないが、万人に受けるタイプを狙ったタイプの最高峰ではないか。
じゆうさんに近いと言えば蕎麦好きにはわかりやすいか。ここは、肴も素朴ながら秀逸。刺身は下手な寿司屋より余程美味い。せいろ1000円 天せいろ2000円の値ながら他の料理はかなり安いのと、真妻山葵を使用してるので、致し方ないんだろう。
最近平日昼の営業をやめたのが残念。
2016/11/26 更新
このコロナ渦の中、投稿を大分控えていたし以前のような辛口レビューは一切やめた。それはどこの飲食店も生き残りに必死で大分苦労してると想像するから。ここの直近のレビューを見ると大将不在の影響でもろに辛辣な心を傷つけるようなレビューが散見された。まぁそれはそれで実力だからしょうがないよ。とも思うし。でも、ちょっと気になって応援がてら行ってみた。以前より量は食べられないので、八寸と鰻、刺身、お蕎麦を頂いた。日曜日少しだけ時間をずらして簡易的なお任せで。 結論から言うと蕎麦は極めの域だし料理も素晴らしい完成度は相変わらず。 何でこんなに酷評が続いたのかのアラ探しをしてみたが全くアラは見つからなかった。が、女将に聞くと反省材料はそれなりにあるらしい。何はともあれレベルは大将不在でも落ちてはいないし、仕入れの関係で急の予約の時にやはりベストなものが出せないケースがあったそうでそれは早急に改善したとの事。 蕎麦はもうずば抜けてると思う。年老いた凄いうち手が味を落とす中繰上りランキング一位でしょ。ここの蕎麦は。因みにコロナ禍では私は何か進言があればその場で言うようにした。点数を付けていないお店のほうが多いしレビューも大分書かなくなった。今の方針。でもね。だよな。
因みにお刺身は今日も抜群に美味しかった。利尻の平目の2キロ。この白身の味が判らないようではね。因みに安いコースでも出しているらしい。もう値段でしか判断できない人も増えてるんだと思う。
こも苦労してるから。レビュー書く人のスタンスにもよるけれど、まずは自分のレベルを疑う所から自分自身もコロナ禍の中では色々見直してみた。