2回
2009/04 訪問
アンデルセンのケーキやパン
カミラさんのレモンケーキは、パンなどと一緒に販売されていたケーキ(一般的なケーキはケーキ専用のディスプレイケースに陳列されている)。
アンデルセンのケーキはかなり値上げされてしまっているが、このケーキは210円と、やけに安い。
ケーキではあるものの、パンとして販売されているかららしい。
構造的には、きめの細かいパウンドケーキにレモンクリームをコーティングし、レモンピールをあしらっている。
甘さ控え目の、シンプルな、素朴なケーキ。
上述したように、最近のアンデルセンのケーキは割高なので、こういう安目のケーキもどんどん出してほしい。
アジサイのトルテは、期間限定商品の1種。
アジサイをモチーフにした、6月に相応しいケーキ。
「カシスとヨーグルトの爽やかな味わいのクリームがポイントです」となっている。
内容的には、カシスケーキとプレーンのスポンジケーキを半球状に重ねあわせ、ヨーグルトクリームで覆い、ブルーベリーやピスタチオをあしらっている。ヨーグルトクリームはほんのりと紫色に染まっていて、アジサイそのもの。
ルバーブパフェは、当店が提供するパフェの1種。
ルバーブ(rhubarb)とは、欧米で食べられる植物。葉柄の部分を食用する。食用部分は、パッと見には赤味がかかったセロリーの様で、野菜っぽく見える。が、欧米では甘く煮詰めて、ジャムやジュースしていただく。健康食として知られている。
今回のパフェは、ルバーブの甘煮、バニラアイス、ルバーブ風味のフローズンヨーグルト、ソフトクリーム、ケーキ生地から成り立っていた。
ルバーブの甘煮は、とろける食感の中に甘さと微かな酸味を感じられ、自分的には懐かしい味(そう頻繁に食べていた訳ではなかったが)。全く味わった事がない人からすると、野菜を無理矢理甘く味付けした、と感じてしまうかも。
2011/01
うさぎのクリームパンは、正月期間限定の菓子パン。
2011年の干支のウサギを模っている。目はレーズン、鼻と口はチョコで描かれている。
POPにもあるように、外側はサクサク、中はしっとりを柔らかく、この食感のコントラストが非常に良い。
新鮮な玉子を使ったと思われる甘さ控え目のクリームもたっぷり入っている。
全体的な形や、目鼻口は、個々によって異なり、可愛く見えるのから、不細工に見えるのまである。少なくとも、機械で作ったのでないのは分かった。耳の部分は破損し易いので、成形にはかなり苦労する筈である(だから小さめなのか)。
それなりの大きさはあるが、目を見張るほどではない。
2011/01
スイセンのトルテは当店が提供するケーキ。
「お花のトルテ」シリーズの1種で、これは1月のもの。
「口どけのよいスポンジにライチのムースをサンド、スイセンをイメージしたトルテです」となっている。
パッと見には、ごく普通の半球状のショートケーキだが、口に含むとライチの香りがふんだんに。これまで様々なフルーツのケーキを食べてきたが、ライチのケーキは初めて。新鮮に感じた。
スポンジケーキは何層にも分かれ、その間にライチムースを挟み、全体を生クリームで覆っている。ホワイトチョコでスイセンの花を形作っている。
清楚な感じのケーキ。
2011/02
アネモネは当店が提供するケーキ。
「お花のトルテ」シリーズの1種で、これは2月のもの。
ラズベリーとヨーグルトのムースを、真っ赤なラズベリーゼリーで覆い、イチゴとブルーベリーをトッピングしたもの。
ラズベリーゼリーのお陰で、どきつく感じる程赤い。
ラズベリーの甘酸っぱさを存分に味わえる。
全体を覆っているラズベリーゼリーは意外と厚みがあり、弾力もあるので、気を付けて剥がせばムースとゼリーを分離出来そう。
直径は6センチあり、比較的大きい。ホールは直径12センチあった。
ハートサンライズ(ピンク)は、期間限定商品。
ハートの形を浮き上がらせたサンライズ。
苺っぽい風味が若干する。
食感的には、最近のメロンパンそのもの。外はさっくり、中はしっとり。
小振り。
バレンタイン期間の商品らしい。バレンタインには男子にチョコを渡すのが一般的だが、男子は必ずしも甘い物が好きとは限らない(自分からすればにわかに信じ難いが)。こうしたパンの方が、喜ばれるのではないか。
2011/03
はるみのタルトレットは、当店が提供するケーキ。
季節のタルトレットの1種で、これは春のものらしい。
タルト生地の中に、スポンジ生地、カスタードクリーム、生クリームを詰め、ミカンを彩り良く盛っている。
ミカンは上に乗っかっているだけなので、フォークで個別にいただく事も、クリームと一緒にいただく事も可能。個別に食べるとミカンの純粋な甘酸っぱさを味わえ、クリームと一緒にいただくと甘酸っぱさが若干抑えられ、ジューシーさを味わえる。
それなりのボリュームがあるが、値段も張る。
サクラのトルテは、当店が提供するケーキ。
「お花のトルテ」シリーズの1種で、これは3月のもの。
「サクラ」となっていたので、サクラの塩漬けがトッピングされているのかな、と思いきや、イチゴムースやラズベリーソースを使っている為、見た目や名称とは異なり、ベリーのケーキとなっている。イチゴムース、ホワイトチョコのお陰で、全体的に優しい甘さ。その中でラズベリーの甘酸っぱさをほんのりと感じられる。
2011/04
ダークチェリーは、当店が提供するペストリーの1種。
「Darkcherry Pastry」とも表記される。
「デンマーク直輸入のマジパン(アーモンドペースト)が隠し味。まろやかなカスタードクリーム、甘酸っぱいダークチェリー、おいしさを重ねました」となっている。
ペストリーの中心にとろける柔らかさのダークチェリーが四つもあり、カスタードクリームの甘さと共演している感じ。
更に、シュガーフロスティングがアクセントに。
ペストリーを日本で先駆けて提供し始めたアンデルセンとあって、ペストリーは風味深く、サクサク。
ミモザは、当店が提供するケーキ。
「お花のトルテ」シリーズの1種で、これは4月のもの。
「ミモザは春に咲く黄色のお花です。口どけのよいスポンジにオレンジマスカルポーネクリームを何層に重ねました」となっている。
オレンジとクリームチーズの風味抜群のケーキ。
外側をふんわりしたスポンジケーキで覆い、ミモザの花畑を表現している。ピスタチオがミモザの葉っぱを表現していて、これがポリポリした食感を加えている。また、この構造のお陰で、全体的にしっかりとしたケーキに仕上がっている。
見た目も、春らしさを感じさせる、華やかな一品。
アイスカプチーノは、当店が提供するドリンク・デザートの1種。
チョコレートソースを垂らしたコップに氷を入れ、アイスカフェラッテを注ぎ、ソフトクリームをトッピングしたもの。
氷のお陰で、ソフトクリームが沈まない様になっている。
カフェラッテ自体は甘くないが、チョコレートソースやソフトクリームのお陰で全体的にはかなり甘い。
アイスの量が多いので、ドリンクとしての量はそれ程でもない。
ドリンクとして見ると安くはないが、パフェ系のデザートとして見ると、安い方かも。
2011/05
バラは、当店が提供するケーキ。
「お花のトルテ」シリーズの1種で、これは5月のもの。
「レッドカラント(赤スグリ)のムースに、洋梨のムースを重ね、洋梨で作ったバラの花をあしらいました」となっている。
レッドカラントのムースの甘酸っぱいムースと、洋梨のまったりしたムースのコントラストが絶妙。ムースはしっかりとしていて、食べ進んでもたわんだり、崩れたりしない。
全体を覆うレッドカラントのゼリーも色が淡く、見た目もホッとする。優しい感じのケーキ。
薄ピンク色に染めた洋梨で作ったバラも、適度なシャキシャキ感があって良い。
BLTサンドは、当店が提供するサンドウィッチの1種。注文を受けてから作り始める。
その名の通り、ベーコン、レタス、トマトのサンドウィッチ。
石窯食パンの間に、ベーコン、ベビーリーフ、レタス、トマト、卵、サウザンソース、バターを挟んでいる。構造的には「パン・具・パン・具・パン」になっている。
BLTとはいうものの、ミックスサンドに近い。
最近はマヨネーズが使われるが、このサンドウィッチではより風味の高いサウザンドレッシングを使っていた。他のサンドウィッチもマヨネーズばかりではなく、こうしたドレッシングを使えばいいのに、と思う。
単品で注文すると、サンドウィッチが提供されるだけで、添え物は一切ない。これはちょっと残念。添え物はボリューム感を演出する面でも重要なので。
2011/07
ひまわりのトルテは、当店が提供するケーキの1種。
「お花のトルテ」シリーズの1種で、これは6月のもの。
ココナッツのババロア、スポンジケーキ、そしてパッションフルーツムースを半球状に仕上げ、マンゴージャムのロールケーキで覆ったもの。更にココナッツスライスをあしらっている。
火打ち箱の犬は、期間限定商品として提供されているパン。
アンデルセンの童話をモチーフにしている。
説明通り、「箱」の部分はペストリー生地、「犬」の部分はブリオッシュで出来ていて、それらをチョコクリームで接着している(店で販売されているものの中には、接着が弱く、犬が外れてしまっているのもあったが……)。
2011/08
半熟卵とローストチキンのサラダは、当店が提供するサラダ。
当店が提供するサンドウィッチを同じ材料が使われる。
サラダといっても、長州鶏のローストチキン、半熟卵、クルトン、プチトマト、ブロッコリー、ぷ利トマト、黄ピーマン等、野菜や肉類が盛り沢山。立派なメインに成り得る。
フレンチドレッシングでいただくが、ドレッシングの味付けは濃くないので、野菜本来の味を味わう事になる。
ローストチキンは香ばしく、単品としても出せそうだった(当店の惣菜コーナーで販売されているのかも知れない)。
マリーゴールドは、当店が提供するケーキの1種。
「お花のトルテ」シリーズの1種で、これは8月のもの。
内容的には、薄い円形のスポンジケーキにマンゴームースとレモンカードクリームを重ね、マンゴーゼリーで覆い、刻んだアプリコットをトッピングしている。
鮮やかなオレンジが、まさにマリーゴールド。
マンゴーの甘酸っぱさと、レモンの酸っぱさが同時に口に広がる。
2012/01
スイセンのトルテは、当店が提供するケーキの1種。
「お花のトルテ」シリーズの1種で、これは1月のもの。
オレンジとライチの粒入りムースとスポンジケーキを重ね、マンゴーゼリーで覆っている。
スポンジのしっとり感と、フルーツの甘酸っぱさが口の中でとろける。
小振りながらも、上品に仕上げられたケーキ。二周り大きいホールタイプも販売されていた。
昨年も同じ名前のを食べているが、見た目も内容も全く異なっている。
毎年変えるのか。以前の写真を見る限りでは、同じの筈だが……。
ピーターさんのバナナケーキは、当店が提供するケーキの1種。
ケーキセクションではなく、パンのセクションで販売されていた。
シンプルな、家庭的なケーキだが、バナナ、チョコ、オートミールと、内容には凝っている。
甘さは控えめで、ぺろりと平らげられる。
バナナとチョコはよく合うな、と改めて感じた。
2012/03
おひなさまのペストリーは、当店が提供する菓子パン。
暇祭期間限定商品。
カスタード入りのペストリーに、おひなさまとおだいりさまの顔を描いた別のペストリーを立てたもの。
おひなさまとおだいりさまの顔はチョコで手書きされていて、作り手の絵心によって顔や表情がまちまちなのが面白い。
ボリュームもそれなりにある。
タルト オ シュークルは、当店が提供するケーキ。
ケーキセクションではなく、ベーカリーセクションで販売されている。
英語名は「Custard Cream Tart」と、やけに素っ気無い。
フォークを突き刺せる程しっかりしているものの、とろける食感はスイートポテトに近い。が、味はカスタードクリーム。何も言われずに出されたら、「ポテトっぽくないし、チーズでもない。これは一体何のケーキ?」と不思議に思われるかも。
器となるタルト生地はペストリーがベースで、しっかりとしたものになっている。
2012/09
王子のぶたは、当店が提供する菓子パンの1種。
期間限定商品。
四角いデニッシュ生地に、ブタを模ったパンが乗っかっている感じ。
ブタとデニッシュの接着にはチョコレートが使われている。接着力を強める為か、チョコレートはかなりたっぷり使われていて、チョコレートパンに近い。
ブタの頭部にはマジパン、胴体の中にはカスタードクリームが。
手作りで整形されている為、ブタの顔は個体によって異なる。
コスモスのシャルロッテは、当店が提供するケーキの1種。
「お花のトルテ」シリーズの1種で、これは9月のもの。
内容的には、イチジク・ラズベリームースを、細長いケーキ生地とラズベリージャムを挟んだもので巻き、ラズベリーと、削りピンクチョコレートをトッピングしている。
ラズベリーの甘酸っぱさと、しっとりしたケーキ生地との相性が良い。
2012/10
イガグリは、当店が提供するケーキの1種。
「Andersen Harvest Fair」の商品の1種。
外側がカリカリに焼き上げられたパイ生地の中に、マロングラッセが1個丸ごと入っている。
パイ生地のサックリ感と、栗のホクホク感と甘さを同時に味わえる贅沢な一品。
ダリアは、当店が提供するケーキ。
「お花のトルテ」シリーズの1種で、これは10月のもの。
内容的には、マスカルポーネとりんごのムースを重ねたものを、りんごベースの真っ赤なゼリーで覆っている。
上のダリアの花は、細かいりんご、オレンジ、ピスタチオから作られていて、芸が細かい。特に、りんごはシャキシャキ感を存分に味わえ、見た目だけでなく、食感も味も楽しめる。
2016/06/25 更新
ベーコンと半熟卵のサンドイッチは、サンドウィッチの1種。
トーストしたイギリスパンに、ベーコン、薄くスライスした玉子、レタス、トマトを挟んでいる。
料理名から、ベーコンと玉子のみのサンドウィッチと思っていたが、実際にはBLT+エッグになっていた。
パンは薄めにスライスされているので全体的に薄いサンドウィッチに仕上がっている。
アンデルセンらしく、具材は申し分なし。
元の本店を取り壊し、新たに建て直した新本店を初めて利用。
以前の本店は吹き抜けがあり、天井が高い事から開放的で、広々と感じた。が、新本店は1階と2階が完全に分かれており、天井が低く感じ、広々している様に感じない。
2Fのアンデルセンも、奥行きはあるが、幅が狭くなった感じ。席数が増えたのか、減ったのかも不明。