【所沢】日本料理EAST１００名店☆啓蟄の季節料理を満悦いたしました(⌒▽⌒) : 日本料理 みや

啓蟄（←二十四節気の一つで、土中で冬ごもりをしていた生き物たちが目覚を覚ます、春の訪れを感じさせる季節のことだそうです）の今日この頃。
普段は正直、◯◯百名店とか目指して行くタイプではないのですが(^_^;)
せっかくお誘いいただこともあり、たまには名店の味に舌鼓を打とうと所沢へ。
2023年、食べログ日本料理EAST100名店に初選出された会席料理のお店でございます(^^☆

〈日本料理みや〉

完全予約制で１日３組限定。
個室もありますが、カウンターの前で板前さんが醸し出す臨場感が好き。
広々７席を２人で使わせていただきました。

コースは10品18,900円、12品24,900円、16品36,900円と3つ用意されてまして、今宵は奮発16品のコースでございます(⌒▽⌒)

一品目が始まる前に、今日のメイン素材を見せていただきました。

透き通った透明感のある車海老！
立派な大きさで活きよく動いておられます島根の松葉ガニ！！！
伊勢海老もガタイがよく存在感がすごいの！！！

今目の前でこんなに元気に生きている生き物さんをいただくことにちょっと哀しさを感じつつ、ありがたくいただきましょうm(_ _)m

○愛知知多半島平貝 愛媛車海老、高知の徳谷トマト、黄身酢
まず器にびっくり。
お皿というか、大きな平貝の殻がお皿代わり。
海鮮の旨味、トマトの酸味、山菜の苦味、そして黄身酢のトロトロ感が相まって。
一品目から、見た目も味も、テンション上がるーーー！！！

○鹿島大はまぐり薄衣揚げ、自家製カラスミ
二品目、何とも酒飲みの心が揺さぶられる逸品。
これは日本酒が欲しくなりますよねってことで、早速おすすめの日本酒をお願いしました。
蛤の旨味、カラスミの塩味が一気に引き立つーーー。

○鹿児島新筍、三陸の新若芽、しゃぶしゃぶ
春は新筍、若芽があればなお良し。
シンプルに素材だけの出汁でしゃぶしゃぶ。
春の至福の香りと食感を堪能いたしました。

○静岡天然とらふぐ、白子の裏ごしポン酢
繊細なトラフグはもちろん。
林檎と白菜のシャキシャキ食感の付け合わせ。
囲うのは白子の裏ごしポン酢のねっとりさっぱり感。
惚れてまうやろーーー。

○富山湾蛍烏賊の石焼き
ほたる烏賊の沖漬け。
普段だったらそのままいただくのだけど、今宵は石焼で。
沖漬けを焼く発想はなかった。
だけどジュージュー焼ける香りだけでも飲めるよ。

○島根松葉蟹焼きしゃぶ
最初に見せてもらった、活き活き新鮮な島根松葉蟹。
映えはないけど、これがシンプルに一番美味しかったかも。

○喉黑炭焼寿司、海苔で巻いて
最高級のノドグロを、炭火で焼いているそうです。
海苔で巻かなくても良いのではと思うけど。
やっぱり海苔の香りをまとった喉黒が艶やかで美味しいのです。

○銚子の金目鯛 根室無添加の雲丹 鯛と酢橘のジュレ
中盤、爽やか艶やか逸品かな逸品がおいでなすった。
トロトロ食感の雲丹ともっちり食感の金目鯛って、意外と相性が良いんですね〜。
そこに酢橘の酸が橋渡しをしてくれるのがさらに素敵なお味なのですよ。

○静岡産鰻白焼き
パリパリの皮目とホクホクの白身をリバーシブルに楽しめる逸品。
またシンプルにお塩でももちろん。
食べ易く7つにカットされているので、酢橘や柚子胡椒、梅や山葵などとも相性を確かめ合いながらいただきました。

○ふぐ白子焼き
この日一番感激したお料理の一つ。
普段、鱈やあんこうの白子は食べることがあるけど、河豚の白子はなかなか在り付けない最高級な白子。
とろとろ濃厚クリーミー、こんな贅沢な白子はまたと食べれないでしょう。

○松葉蟹焼き飯蒸キャビア
目の前でに焼き台が置かれて、焼き色づいていく松葉蟹さん。
盛り付けには少量のご飯とキャビアがお隣に。
シンプルに素焼きされた松葉蟹の甘味をキャビアの塩味がグッと引き出す。。。高級素材の強固なタッグが感じました。

○伊勢海老石焼、伊勢海老ソース・山葵
まだまだ続くよ季節の海の幸のパレード。
こちらも目の前で、今度は石焼き。
先ほど元気に動いていた姿を見たこともあって、愛おしい気持ちでいただきます。
伊勢海老のソースがとろっと身を包んで、和食の極みなエビチリでございました。

○近江牛シャトーブリアン、和牛のコンソメ、九条葱
ここでおいでなすったお肉さん。
近江牛の旨味をお出汁と九条ねぎできゅっと包んだ、後半にも嬉しい逸品でした。

○白ご飯・鰻
釜炊きご飯は石川産、蛍の里白山の綺麗なお水と空気、無農薬の田んぼで作られたお米です。
鰻ももちろん美味しいのだけど、この白米も何とも美味でして。
さらにタレがかかるとこの上なく幸せなハーモニーでございました。

○蛍烏賊と空豆と筍ご飯
鰻丼で終了かと思いきや、だめ押しのご飯ものがもう一品！
蛍烏賊と空豆と筍がこれでもかとたっぷり乗っておられる。
ご飯というより具を食べるのがメインのやつです。
炊き立てほっこり春の香りと味をかみめて、残りはおみやで包んでいただきました〜。

○せとかのソルベ、クリームチーズ、クッキーペタセタ
最後はさっぱりデザート。
ソルベの冷たい酸味に、クリームチーズとパリパリのクッキー、そしてパチパチ弾けるペタセタキャンディーが面白い。
デザートまでユニーク楽しくご馳走様でした。

全16品、品数が多くて食べ切れるか心配しましたが、何のその。
一品一品、丹念籠もったお料理で、終始美味しく楽しくいただけました。
また料理だけでなく亭主や仲居さんの気張らない、アットホームな雰囲気にも癒されました(●´ω｀●)

あっ、あと忘れちゃいけないのが日本酒。
お料理に合わせてお任せでおすすめの日本酒を頼んだのだけど、プレミア銘柄。
「醸し人九平次」「飛路喜」「而今」etc.. プレミア銘柄かつ珍しい種類のスペック酒。
日本酒好きにはたまらない。
ちなみに一緒に行った相方はお酒を飲まないので、お酒は終始私が独占しておりました（笑）

所沢はあまり来ることないですが、同じ食材とお料理を都内でいただこうとすると倍のお値段がするのではないでしょうか。
たまには郊外の百名店でゆったりまったり至福の極みに浸るのも良いですね〜。
ご馳走様でした(*^^*)