6回
2019/05 訪問
やはり親方の実力はハンパない!
毎度の定点観測。
季節の変化はもちろんですが、海、市場、従業員、お客様等々その日の状況による味の変化がとても勉強になります。
そしてこの日はまた新たな変化がありました。
スタートはマコガレイ
銚子のキンメ
さいとうさんには珍しいカンパチは個体の良さが出るようにゆっくり見極めて漬けで
和歌山那智勝浦産168キロのマグロは、漬け、中トロ、大トロ
アオリイカ
エビ
三重産のトリ貝は軽く湯引きして
白エビ
この日一番驚かされたのが岩手産のサクラマス
弟子の俊治さんが研究した漬けを初めて握られたのですが、これが完璧な仕上がり
やはり師匠の腕は凄かったです
美味しくなってきた煮ハマ
青森産のウニ
穴子はまだまだの季節ですが
ざく切り風にされたトロたく巻きがまたたまりませんでした
2019/05/31 更新
2017/04 訪問
最高に研ぎ澄まされた時代の最先端を行くお店
全国に24,000店舗以上あるというお寿司屋さん。
回転寿司から超高級店まで多様なお店がありますので序列などつけようもないかと思いますが、ミシュランはもちろんこの食べログ等、好き好きだけでは片付かない関心があるのもまたお寿司というジャンルなのかもしれません。
「鮨 さいとう」さんに行くたびに感じるのは、その研ぎ澄まされた完成度の高さにあるように感じます。
好きなものを自由につまむお寿司屋さんとは対極にありますが、握りがスタートしてからのリズムとハーモニー、ノーブルな美しさなど、卓越したミュージシャンのと同じ種類の感動を得られるのが、さいとうさんならでは、唯一無二の世界です。
*今年は鰹の不漁が伝えられていますが、こちらの鰹はいつも変わらず別世界の美味しさ。
臭みもえぐみも一切無い、爽やかな味と香りにうっとりさせられます。
*いよいよ寿司の美味しい季節
魚のパワーが上がってきました
パーフェクトな握りが引き立ちます
*つまみに水貝なんてちょっと新鮮な感じ。
鹿児島と愛媛の赤ウニの食べ比べもたまりません。
*ツマミに出た唐津の赤ウニ、先月に続いて鯛の酒盗は酒飲みにはたまりません。
何て事無いはずのイサキやシマアジの握りがびっくりするほど旨く、技で時期の悪さをカバーしてむしろ印象に残るコハダ。
そして、いつもの様に全てが美しい。
*さいとうさんには珍しい、マグロの炙りがつまみに。
夏の素材の旨さ爆発なのは当然として、マグロのヅケが印象的な夜でした。
*冬の黄金期からはすっかりお寿司の季節も変わり、花が散った桜の若芽のような淡い味わいを想像して出かけたのですが、そんな浅はかな私の想像などあっさり蹴散らされ、凄いお寿司の連続でした。
季節の魚が旨いのはもちろん、ビックリするくらいの鮪、まだまだ季節が早いはずの蛤や鯵の凄さ、最初から最後まで今日一!って言わされ続けでした。
*季節の変化に合わせた技の凄さを、見せつけられました
マグロは高知で上がった300キロ
部位の違いと寝かせ具合に合わせて繊細な包丁を入れられ、赤身、中トロ、大トロそれそれが、全く別の味わいに変わっていました。
コハダが更に美味しく感じたのは気のせいで、今日の天気のためかもしれません
*季節それぞれ日々刻々と変化する最高の素材を、繊細な香りや味わいを生かしながら研ぎ澄まされた味へと変え、
ぎりぎりの強さをもつシャリと合わせ凛として美しく握り、最高の流れで楽しませてくれます。
木枯らし一番の吹いた今週、冬に向かってピークを登り始めた魚の旨さを感じました。
2017/05/10 更新
緊急事態宣言の影響で定点観測も予定が狂いまくっていますが、この日のさいとうさんは凄かった!
旬ではあるけど普段は使わないホウボウからスタート
ヒラメの昆布締め、サワラの漬けそしてコハダへとつなげる心憎い展開
なかなか良い個体に当たらない昨今のマグロですが、この日の下田産はすばらしく、絶妙な赤身漬けから中トロそして大トロへとウットリする流れ
スミイカ、車海老、白エビといったネタがどれも旨く、
最後のアナゴ、珍しく炙ったサバ寿司、トロタク巻きでしっかり満足感も高まり
いつものように太巻、玉子で終了
流石としか言いようがありません