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1回
昼の点数:4.6
2011/02 訪問
昼の点数:4.6
丹波篠山にある関西お蕎麦界の至宝 (ノ*゚∀゚*)ノ
2011/09/28 更新
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■2訪記('11/02)
鳥のさえずりと、山々のみどりと、水のせせらぎ。
丹波篠山の心しみる風景とともに、お蕎麦の魅力を心行くまで堪能しました。
最近は、頂く機会が増えたお蕎麦。
そのきっかけを下さったのが、こちらのお店との出会いだったかもしれません。
以前はその値段の高さやお蕎麦の魅力自体あまりよくわからずにいましたが,この店に初訪問して以来,お蕎麦屋さんに伺う機会が一気に増えましたし,何よりお蕎麦の実,1粒1粒をお店の方が大事に扱われる理由がよく伝わってきます。
以前お伺いした際は,ご主人の松田さんのほかに奥様がサービス提供のご担当でお二人でお店を回しておられましたが,今は,かの娘さんと息子さんもご一緒にサーブされておられました。
前回お邪魔したときに十二分にその秘境ともいえる立地を把握していたため、今回は迷子にならず無事に到着。
前回と同じく、蕎麦ひとそろえというコースをいただきます。
・そば3種用メニューのような解説文
まず出てきたのはメニューとおわせて、お蕎麦へのこだわりと楽しみ方をあらわしている文章です。
この時点ですでに味わいがあって楽しいですね。
心の準備も、おなかの準備もばっちりです。
・黒豆茶
車だったので,お茶をお願いしました。
丹波篠山名産の黒豆の良い香りですね。
香りにセンシティブになるよう,嗅覚のスイッチが入りました。
・玄米スープ
前回はトマトジュースでしたが,今回は地元の米に梅の入ったスープです。
とろみの食感と,さっぱりさわやかな香りが,なんとも好対照なのに,違和感なくなじんでいました。
おだやかな気持ちになれる柔らかいスープ。
・野菜盛り合わせ 20種以上
前回も頂いた,お野菜の盛り合わせです。
ほうれん草がとくに印象的で,どれも低温調理で旨みが凝縮されていて,お野菜の濃厚な味と旨み,香りと甘みが味わえます。
そば板も良いアクセントです。
れんこんのみ味付けしていないそうです。
・八寸 13種
こちらも定番,八寸です。
1つ1つ,丁寧な調理がされていて,日本料理の魅力十分。
鹿が今回は使われていて,ローストとしぐれ煮と違う調理法で2度楽しめました。
・十割そば
「お早めにめしあがってください」とのことで、前回訪問時にそのおいしさは確認済みということで、しばし自分の世界へ。
お蕎麦は、香り、歯ごたえ、粉の味とうまみ、ほのかな甘み、のど越し、余韻残る香りと、何十層にも奏でられる楽しみが魅力たっぷりです。
ちなみにおそばは 盛りそば,あらびきそば,おろしそばの順ででてきますが、今のはその第一弾です。
・椀物
ロール白菜です。
とりにく、そば米入りで、まいたけもアクセントになっていました。
無農薬のみかんをつかったチンピが添えられています。
・そばずし
前回同様、軽いお酢の酸味がお蕎麦と意外とあっていました。
・そばがき
前回はいただけなかった蕎麦がきです。
ベースのおだしは白味噌のおだしで、白味噌は濃い目の溶き方でした。
同じお蕎麦とは思えない、独特の滑らかでしっとりと、また粘りのある食感です。
「美味しんぼ」で、「命と器」という話がありましたが、そのことも少し思い出しつつ、おいしく頂きました。
・あらびきそば
お蕎麦の第二段。
前回同様、かも汁(+1,200円)を1つ追加でお願いして、同行者と少しずつ楽しみました。
お塩(仙台の天日干し),出汁のエッジがたったおつゆと、何種類もの味でいただきます。
それぞれにお蕎麦の味わいが変化して、ありがたいですね。
・冷製野菜
レモン汁と蒸し煮されたお野菜です。
なかでも、むらさき色をしたサツマイモが甘みがしっかりと印象的でした。
・おろしそば
第3弾のお蕎麦。
同行者はからみ大根と、僕は山芋とあわせていただきます。
僕はこちらのおそばが一番好みかな?
シンプルで、お蕎麦の魅力そのものと、職人の腕とをじっくりと堪能する時間でした。
ここで蕎麦湯も頂き、最後まで楽しませていただきました。
・おつけもの
東北名物のいぶりがっこ,お漬物で頂いたのははじめてのヤーコン,僕の苦手な・・・うめ。
さっぱりとしたお漬物とその塩分で、さきほどまでのお蕎麦の柔らかい味わいをきゅっとしめてまとめます。
・そばの実のたくさん入ったそば茶と甘味
最後にお部屋を移動して、お饅頭と蕎麦茶をいただきました。
今回も終始、お蕎麦三昧のコースを堪能させていただきました。
ちなみに初訪時のレビューでご紹介した対談集を持参しました。
勇気を出して松田さんにサインをお願いしたところ、快くサインしていただけました。
今回は、(僕たちの)前回のような緊張もなく、ご主人ともお話できました。
意外と?楽しい方で、物腰柔らかく、笑顔でお話をお聞かせくださいました。
立地や予約のとれ具合の関係で頻繁にはおじゃまできませんが、これからも毎年、年に1度はおじゃましたいです。
1年の自分へのご褒美と、次の1年への活力を頂きに。
- - - - -
■初訪問('10/07)
みなさんは北川一成さんというデザイナーの方をご存知ですか?
いまや日本を代表する有名なグラフィックデザイナーさんですね。
その北川さんが、『変わる価値』という対談集をお書きになられています。
北川さんが何かしら共感される方たちとの対談集で、深澤直人さん、三宅一生さん、養老孟司さん、岡野雅行さんなど僕も尊敬する方たちとその思いを探りあっている本です。
その対談集の中に、ただ一人、料理人の方がおられました。
和食か、フレンチか、中華か、イタリアンか、どのジャンルのどの料理人の方だと思われますか?
意外にも?意表をついて、お蕎麦うちの「松田文武」さんという方なんです。
北川さんが原点回帰の対談集で選ばれた、その料理人の魅力とは?
■ □ ■ □ ■
以前はいただく機会があってもあまりその魅力を理解できずに食べていた食べ物の1つに、お蕎麦があります。
お蕎麦を1枚いただいて、高いお店では1,000円近くもとられるということが全く理解できないでいました。
香川で本場のさぬきうどんをいただくと、200円でおつりが返ってくるお店がたくさんあるということを知っているが故に、ものの値段とはなんともわかりづらいものだと感じていました。
その一方で、逆にお蕎麦の魅力を知ることができるまで、むしろ、あきらめずにいたいという気持ちも一方ではありました。
なので、芦屋のむら玄さんでいただいたお蕎麦のおいしさと出会ったときの衝撃はすごいものでした。
遅ればせながら「芦屋川むら玄」さんでお蕎麦開眼して以降、おそばの魅力をもっと知りたいと思い、機会があれば是非お邪魔したいと思っていたお店がありました。
今回、おうかがいして、噂にたがわぬお料理とお店のご主人夫妻のプロフェッショナリズムに感動すら覚えました。
それがこちら、「ろあん松田」さんです。
お店の場所は、兵庫県丹波の篠山。
西からでも東からでもまずは中国自動車道で吉川ジャンクションを目指します。
吉川から舞鶴若狭自動車道にのるのですが、この舞鶴若狭自動車道、6月から高速無料化の対象道になっているので、若干おとくになりました。
さて、そのままさらに北上し、丹南篠山口でおります。
篠山城跡・篠山市役所をへて544号線を大賣神社を通り過ぎ、一本道をえんえん進みます。
同行者と「これって、やっぱり道まちがってるんちゃうん? 山中で迷子になってもたんかな?」と不安になること、10回近く・・・。
途中、車1台しか通れないような道も通りつつ、民家をみつけて安心したりもしつつ、なかなか機会のないサバイバルな道をすすみ・・・。
そろそろ道の最後とおぼしきところに、きれいで大きい、お宅が見えました。
時速数キロほどのスピードで、お店の前を通り過ぎるとき、入り口に「ろあん松田」の表札をみつけました。
あとでお店の方にお伺いしたところ、こちらのお店が「舗装されている道の最後」なのだそう。
香川のおうどんツアーでたいがいサバイバルなお店探しはしてきたつもりでしたが、いやはや甘かったです・・・。
お店に行くためには、予約の前に、まずはカーナビの準備をおすすめします。
お店は、11時30分~、14時30分~、夜~、の3部制とのこと。
僕たちは11時30分からの部で予約をお願いしました。
平日だったということもあり、な、なんと、客は僕たちだけでした。
結果的にあの「ろあん松田」さんを貸しきり状態だったとは、なんと言う贅沢!
7月に入ってすぐの出来事でしたが、今年後半の幸運をすべて使い切ったのではないかなとやや心配です・・・。
通されたのは奥の間で、6畳間2間に6人掛けテーブルが2つわけて配されています。
1間に1テーブル。
なんとも贅沢な使い方ですが、お二人でお店をされておられること、上質なお料理とサーブのバランスを考えると、ちょうど良いキャパかと思います。
大きく開放的な窓があり、その向こうにはお庭が広がっていました。
お庭には丹波の季節感溢れる自然と、山から流れてきた水が心地よい静かな音とともに流れています。
ベタな表現ですが、「都会の喧騒を忘れさせてくれる」癒し空間です。
「森林浴」のヒーリング効果、まさにそのもの。
席に通していただき、まずはお茶を出していただきました。
・ドクダミ茶
庭でとれたドクダミを使っているそうで、かならずしもこのドクダミ茶がいつでもいただけるということではないようです。
くせはなく、さっぱりあっさりとしたお茶でした。
お昼のお料理は、「蕎麦ひとそろえ」(6,000円)というコースのみのようで、そちらをお願いしました。
・揚げ蕎麦
続いて出てきたのは,おそばをあげたもので,イタリアンでいうところのグリッシーニのような感じですね。
パリッポリッ、といただきます。
結構しっかりと揚げられているので,プレッツェルのような感じでしょうか。
あとにつづくおそば料理を思いつつ,あげたおそばの風味をしっかりと味わいました。
もちろん無理にこのときに食べきる必要はなく、お料理の進行にあわせ口直しで少しずつ頂きました。
・トマトのジュース +黒塩
つづいて、「トマトのジュース」を頂きました。
「トマジュー」といっても、いわゆるトマトジュースとは異なり、かなりとろみのつよいものでした。
ジュースというよりも、新鮮なトマトをいただいているような感じです。
これに細かい黒ゴマのようなルックスの黒い塩を好みでパラパラと振りかけていたただきます。
スイカに塩をかけるのが理解できない僕ですが、野菜にお塩をかけるとその甘みとうまみをよりはっきりと味わえますね。
ちなみに、高知県のイメージキャラクターが「黒潮くん」というらしいのですが、みなさんご存知ですか?
って、「黒塩」とはもちろん何の関係もありません・・・。
失礼しました・・・。
・山椒のオイルドレッシングをつかった野菜サラダとそば板
地元のお野菜を中心に季節を感じるお野菜ときのこがたくさん盛られています。
1つ1つの量は少なく見た目にも地味なお野菜ばかりですが,10数種類以上と非常に種類が多く,1皿に盛られたものを全体的に眺めると,見た目にも色とりどりですごく華やかな感じ。
それと,若干熱を通した程度とのことだったので,素材の味,うまみが非常に濃厚で,おいしく頂きました。
フレンチで低温調理という調理法がありますが,それと同様の,うまみの濃縮を感じます。
ドレッシングも,主張が控えめで,だからこそ,素材の味というのがよく伝わってきました。
さっきのトマトジュースといい,素材を活かすための過不足のない,丁寧な調理を思うに,そばの魅力の引き出し方に,すごく期待できますね。
蕎麦板は薄いもので、そのままパリパリといただいても結構ですし、細かく割り、お野菜と一緒に頂いても良いです。
お酒などドリンクを注文しないでいたら、お茶(番茶)をだしていただきました。
おそばにお茶。
安心、確実な組合せです。
・竹かご盛り 12品
季節を感じさせる食材と調理の基礎・味付けのベースを、1口ずつ頂くことができる、いわゆる八寸です。
竹かごに笹葉をひき、その上に12品もられています。
鹿肉があったり、酸味の強い木の実ののった酢の物があったり、黒豆や、もろ味味噌、おだしまきもあったりで、あきのこないバラエティです。
初夏を感じる小鮎の煮物もありました。
鮎の口がカーッとあいていて怖かったですが・・・、おいしかったです。
・十割そば
ここで、いよいよ、おそばの登場。
お蕎麦は都合3回、挽き方や太さをかえて登場とのこと。
まずは、細そばの十割りでした。
すごーく細かいつぶが残っていて、弾力のあるコシに加えて、変化に富む食感でした。
これぞお蕎麦というさっぱりとした味わいですね。
ぜひ1口目は、麺のみで味わいたくなるおそばです。
ちなみにお蕎麦は徳島の祖谷のものを使われているとのこと。
・ふきの紅梅煮
続いて椀物です。
ふきをうめと一緒に優しく炊いたものです。
おだしもおいしくいただきます。
僕はわさび同様、梅も苦手です・・・。
なので梅は1口だけ頂き、おだしとふきをおいしく頂きました。
・そばがき
こちらは非常にふわふわモチッとした食感でした。
とろとろとしていて,お上品なわらびもち(本わらび粉100%使用のような本物)を頂いた時のような食感ですね。
おしょうゆに少しつけて頂くのですが,個人的には,そばつゆにつけていただいた方がよく合っているように思いました。
好みの問題ですが,醤油は塩気も香りがかなり強くて,そばの風味をたのしむにはちょっともったいないかなと。
わさびが添えられているので,わさびが好きな方は,やはりお醤油の方が合うかと思います。
僕,わさびが全く駄目なもので・・・。
・そばずし
次は、そばずしでした。
お蕎麦をごはんに見立てて、手巻き寿司風に巻いています。
蕎麦自体にややお酢がきいているのと、あまからい味のついたえのきを中心に、味がついていますのでそのままがぶりつけます。
が、またしてもわさびがだめな僕は、のりを一度開いて、わさびをとりとり、頂きました。
なぜお寿司風なのかとはじめはわからなかったのですが、のりとお蕎麦の相性、かなりよかったです。
そういえば、お蕎麦屋さんでお蕎麦と一緒にのりを頂くことがありますが、手巻き寿司風で頂くと、その相性のよさが引き立ちますね。
・粗挽きそば +鴨だし(1,200円)
次に3回でてくるおそばの2回目で、太い粗引きのお蕎麦でした。
今度は、粗挽きということで、食感と香りが先ほどとは明らかに違います。
野性味ある、ごつごつとした太麺です。
塩、つけつゆ、ゆずこしょうと一緒に出されますので、麺のみ、塩をつけて、ゆず胡椒、つけつゆと、いろんな味わい方を楽しめます。
僕は鴨だしも追加でお願いしました。
これがこの粗挽き蕎麦によく合うおだしでした。
鴨出汁に入っている具の、鴨、つみれもおいしく頂きました。
はずかしながら、鴨だし、さいごまで飲み干しました・・・。
・野菜の冷やし酢漬け
にんじん、じゃがいも、だいこん、ズッキーニ、ごぼう
こちらは,どちらかというと,和製ピクルスといった感じで,お漬物とはちょっと違いました。
同行者と,じゃがいものピクルスって珍しいねと言いながら,それぞれおいしく頂きました。
お野菜って,味や香りにくわえて,やはり食感が大きな魅力ですよね。
こちらの酢漬けはポリポリ,ざくざくという食感を楽しめるものでした。
・細そば
そして、いよいよ3回目のお蕎麦です。
今回は細蕎麦で、粒子がややあらいモノでした。
最初の十割もよいですが、やはりこちらのほうがまとまりが良く、つるつるっといただけました。
この細蕎麦は、山芋、かぶおろし、だいこんおろしから1つえらびあわせていただきます。
僕は山芋、同行者はかぶおろしを選択。
少しおそばだけの部分を頂き、その後山芋とあわせていただきます。
こちらも、食感、味わいともに、相性のよさは言うまでもありません。
同行者のかぶおろしも1口頂きました。
こちらはさっぱりとして、清涼感あるおいしさでした。
徐々に気温も上がってきたので、ありがたいさっぱり感でした。
ちなみに3回のお蕎麦は、すべて異なる蕎麦猪口で頂きました。
・香の物
いぶりがっこ他、4~5種類。
ぷっくらとした大き目の梅干もついていて、「蕎麦湯にいれていっしょにどうぞ」とのことでした。
さっぱりとしそうですよね・・・、僕が梅が食べられればぜひ楽しみたいところですが、僕の分の梅も同行者が楽しんでくれました・・・。
・そば湯
香の物と一緒に蕎麦湯を頂きました。
まずは蕎麦湯の入った器をできるだけ揺らさないようにして、上澄みのあっさりとしたところを注ぎ、さっぱりといただきます。
次に大きくゆすり、そこにたまった濃い目のトロトロした蕎麦湯を注ぎいれます。
前者はそばつゆが立ち、後者は蕎麦の香りと味が立ちます。
ちなみに、1番最初のそばつゆで頂くことをすすめられました。
さて,この蕎麦湯を頂く際,そばつゆの種明かしをしていただけました。
1番目の十割り蕎麦の際のつゆはかつおをより濃い目にとったつゆで,2番目の粗挽きと3番目の細蕎麦とは同じつゆだったとのこと。
たしかに,最初の細そばのときのつゆの方が,ピーンとはった,かつおらしい尖った風味が強く感じられました。
蕎麦湯をいれている器は金属製で,確認したわけではないのですが,おそらく錫(スズ)製。
いつまでも冷めずに温かく頂けます。
つゆとそばのうまみの出た蕎麦湯とがあわさった,濃厚なスープをずっと,ずっと味わっていたくなります。
・そばまんじゅう
上の実、かわ、あんのすべてにそばが使われているそうです。
上品な甘みのもちもちとした食感でした。
都会なら、これだけでも、行列のできる甘味やさんができそうです。
蕎麦饅頭と一緒にそば茶も頂きました。
蕎麦の実がびっしりと沈んでいて、飲みすすめていくと、おちゃを吸ってやわらかくなった実がおいしく膨らんでいました。
もちろん最後の1粒までいただきます。
お食事後,御主人の松田さんと少しお話しました。
非常に穏やかそうな方で,物腰も柔らかく,にこやかにお話し下さいました。
奥様も,お食事を出していただいている間,終始,感じよく,1品1品,丁寧なご説明をして下さいました。
話が「お蕎麦」に及ぶと,お蕎麦の魅力を語ってくださいました。
まだまだ僕の知らない世界がはてしなく広がっているのだと,お料理を通して教わることができたような気がします。
これからもお蕎麦,また店の方との対話の時間に,思いを馳せつつ,帰路につきました。
関西,兵庫に行くならここに行くというのではなく,おそばを食べたいからこのお店に行くという価値のある素晴らしいお店です。
自信を持って,強く,強く,おすすめします。