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2021/04訪問
1回
並ぶのが兎に角嫌いで、普段なら諦めてさっさと他の店に行ってしまうのだが、ここは並んで食べて、味わえて良かったと思う店だった。 皮はパリとして、タレの塩梅も良く全くくどくない。 ワサビは風味だけを足すためなのか、辛いものではなかった。そういう物を選んでいるのだろう。 そのままぱくり、香味を添えてぱくり、ダシぶっかけてズルズルと。 一食の中でこれだけ変化し、異なる味わいを見せるのがひつまぶしの醍醐味。 よく考えられていると思うし、食わせ方として肩を並べる海外の料理はどれだけあるだろうか。 食べ終わる頃には、90分も待たされたことを忘れ、また食べに来るな、と確信していた。 熱田神宮散策もあわせて。
2021/10訪問
1回
1.5匹重6000円。 2時過ぎに寄って1時間待ちとのことだったが、30分程度。 古い3層屋敷の階段を上がり座敷へ。途中、司馬遼太郎の写真を拝む。 タレ、脂とも不自然なキツさが全くない。 ふわふわの身とタレと米が純然一体となって口の中に拡がる。 半分頬張ったくらいに、味変で山椒を散りばめると、またそれはそれで。 店を上がったあとにも続く余韻、口福である。 うなぎは昔に比べて値は上がったと思うが、うなぎを食うならこうでなくっちゃならない。 軒を出たあとは広小路沿いに三島大社へぶらり。
2023/01訪問
1回
パエリア、アヒージョしか思いつかない自分にはいい勉強になった、スペイン料理の創作割烹みたいな。 前菜がピンチョス。 牛スジ、ブッタネスカ、カンパチのカルパッチョとスープ、生ハムを煎餅にしたようなやつ。 サラダにはカリッとした細切りと肉厚のベーコン。 土地柄なのか野菜も旨い。スパニッシュオムレツもパエリアも良い。 「ホラ、お前らこういうの食べたいんだろう?」って言われてるような味付け。ハイ。
2022/11訪問
1回
連れとトッピングを分け合って丁度よい。 スタンダードに美味しかった。
2022/12訪問
1回
薄口醤油ラーメン。 麺 細くやや平。ぷつぷつと噛みごたえがよい。 汁 醤油にコクあり、雑味なく旨い、後味がよい。 量 成人男性は腹ペコだと足したほうが良い、女性は丁度よいかな 値段 850円。 780円だとなおよい メンマがメンマ臭くなくてよい、バランスよく旨い。
2020/12訪問
1回
例えば鯛やら鱸やら黒毛和牛やらを想像する。 百合根、鱈の白子、ラムなど、この店は必ずしも高価な食材を使っているわけではない。 が、料理という技術で「こんなにも」という一皿に昇華させている。 ひとつやふたつは中だるみがありそうなものだが、サーブされる皿全てがうならされる。 その真髄は塩梅にある、加減が絶妙。 気がつけば、内装や店員のサービス、価格も満足させるギリギリのラインを見極めているように思えた。
2024/02訪問
1回
成田山の参道の坂道を緩やかに下り、ひしめく古いうなぎ屋の界隈は、もくもくと鈍い残光が今日も人を惹き寄せている。 この店は重文指定で歴史もさることながら、整理券を配布し、QRコードからリンクされるページで今何番まで呼び出されているかわかるシステムを入れている。 土曜の11時に取り、呼出1時間後と言われ、寺にお参りして戻ると極めて丁度良かった。 上¥3900に肝吸い¥200。 重の蓋を取れば、嬉しくてにんまりと。 鰻で米が見えない。いい意味でメニューの写真と違う。 一口頬張れば、二口、三口と欲張ってしまう。 やや進めたところで山椒、これもまた。 そこからの肝吸いも上物。 コスパもタイパもとても良い。
2024/03訪問
1回
イギリスやアイスランドの羊肉を中国の人が東京で食わせる。クセがないがスパイスは妙味。 パクチー入りの羊肉餃子などもさることながら、それだけではない。 豚三枚肉と発酵白菜の蒸し物、 発酵させた白菜はザワークラフトのような味わい。 これが蒸し肉と、またデロデロの春雨と融合して、今まで知らない味覚の世界を広げる。 ラム肉と白身魚のスープは、博多のちょっといい水炊き屋で最初に飲ませるアレと言えば近いかも知れない。 味変の追加調味料、山椒醤油も必須。醤油とゴマ油を合わせてるようなヤツ。 この1年では1番印象に残る味。 この界隈に来たら、思い出し、きっとまた足を向けるだろう。
2023/09訪問
1回
私の持論だが、 旨いものを分解すると、脂、塩、出汁とスパイスの旨味、甘味、酸味と少々の苦みで構成され、それに土地土地での名産が掛け合わされる。 様々な味の方向性を体験してきた上で、まだ知らぬ旨い軸を発見できるのは嬉しい。 この日はスリランカ料理。 エスニックのランチを探していたらこちらに。 少々辺ぴな場所にあるが、旅好きにとってはその土地を訪れる口実にもなる。 プレートの食材は多種で、そのままでもよし、混ぜても良し。塩見食材ととスパイスソースでガツン、酸味とまろやかソースで柔らかにも楽しめる。 スパイスが利いていて、汗だくになってしまったが、未体験の味わいに夢中になってしまった。 本格的なので、まるで異国に来たような旅気分も楽しめる。 ほんの少し足を伸ばすだけで、多様な食文化を体験できる。そして旨い。 受容性が高いからなせるのか、日本はお得な国だ。
2024/01訪問
1回
この日はクラシックコンサートの後(と、言ってもドラクエ。) 日曜のディナーを早目の時間、カジュアルに。 個性あり、味もサービスも値段も非常に丁度よい。 また気軽に使いたい。
2023/06訪問
1回
極みとは、ある1つの価値に真っ直ぐで無駄のないこと。