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サクサクの色白とんかつに出会ってしまった!! サクサクと色白は、同居しないと思っていたので、嬉しくなった。ご主人曰く、低温は低温ですが、それ程ではありませんよ、と言いながら、指先で丁寧に、揚がり具合を確認してた。 注文したのは、ロースかつとえびフライ両方が楽しめる、大えびロースかつ。それに、知人推薦の大山どりのささみかつ(一人1個限り)を追加した。大えびは+200円で天使のえびに変更できるとあったが、大と天使……マイ図体からして大の勝ちだったりした。 黒豆茶を飲みながら待つこと十数分、豚汁と漬物、それにお釜が並べられた。砂時計が置かれ、蒸し時間です、先ずは炊きたてを、そう言われた。砂時計の砂が全部落ち、蓋を開け、炊きたての白飯を軽く混ぜ、杓文字のまま口に運ぶ……。卓上の各種塩で全部いけそうだな、そう思った。と、言い頃合に揚げ物達がやってきた。ことごとく色白に仕上がってきた揚げ物達、黒々としたソースを掛けるなんて無慈悲なことはしないで、塩、お塩で召し上がれ……!?そう主張されているような気持ちになった。流石のどばどばソース&辛子派の私も、色白軍団に圧倒され、先ずは塩で味わった。で、悔しがる必要もないけれど、林SPFやるな、そう思った次第。大えびにはタルタル、ささみかつには梅ダレが添えられていた。が、それらも先ずは塩で食べてみた。知人の推薦通り、ささみかつはしっとりとして、旨味のジュースが口の中に溢れた。ささみらしからぬささみに驚いた。天使のえびは頭から全部食べられると言われたが、私のは大えび、頭が無かったので、尻尾に塩振って、食べてしまった。当然、ソース&辛子も満喫。揚げ物&ソースのバリエーション豊富で、お釜の青森県産の何やらというお米の白飯があっと言う間に空になってしまった! ご飯は一釜分という制限付きだが、私的には必要十分で、キャベツはお替わりしたが、美味し豚汁は残念無念、お替わりできなかった。……なので、豚汁のお替わりフリーなのかは分からない。
2022/05訪問
1回
実を言うと、18時から予約している店があった。が、その予約先の近くに岸田屋はあったのだ……。 久し振りの月島、ちょっと佃やリバーサイドでも散策して、お腹を空かせて18時の店へ……と、15時半過ぎに月島着。散策1時間半。17時ちょっと過ぎ、18時にはちと早い。足は自然と岸田屋の方へ!? 歩いたし、喉も渇いたことだし、ま、ビール一杯位ならと、同伴者を説得し、岸田屋イン! 運よく2席空いていた。当然、念願の煮込み&ポテトサラダを注文! 2人でこれ位なら、18時の店への影響はないだろうし、追加は絶対しない、そう思っていた。 散歩の後だけに、生ビールがやけに旨い! と、ポテトサラダ登場。ガツンと意外にも強いテイスト、ビールが進むクンだ。で、待望の煮込みが運ばれてきた。トゥルンと極限まで柔らかく仕上げられたホルモン各部位、味噌ベースの湯船にしっかり浸かって、ジャスト・マイ・タイプ! 豊潤なホルモンの旨味にネギが◎!! 軟骨のコリコリ感もあって、楽しさ満載だ。クゥ~、堪らん。と、ビールは空に……。時間は、17時35分。瓶ならいけるかも!? でもって、煮込みも遠慮の塊ひとつ、ネギはなし。すいませ~ん、瓶ビールと煮込みをお願いします、そう口走っていた。2皿目の煮込みも旨かった! 七味を振り、ネギと一緒にトゥルンと味わい、ビールで流し込む。ホルモン各部位の脂身と柔和した味噌ダレは、程よくねっとり、コラーゲンたっぷりで、パンに付けて、猫跨ぎ状態にしたいなぁ、そう思った。と、女将さんがマグロ、タコ、トリガイ、ネギ、ワカメの入ったヌタをサービスしてくれた、17時45分。何故サービスしてくれたかを記すと、更に長くなるので割愛。とにかくサービスして頂いてしまったのだ。これは残せない! 旨い! 瓶ビールを追加したいが、18時予約の腹&酔い具合も気にしつつ、何か妙な感じで完食、完飲。機を改めて、再訪し、煮込みを常備しつつ、書かれたメニューの右端から攻めていきたい! そう思った。
1回
大分前から、行ってみたかったお店に初訪問。羊香味坊と書いて、ヤンシャンアジボウと読むそうな。で、字の如く羊だらけの、カテゴリー的には、中華料理……らしい。さて、酒類提供が19時までという事で、16時スタートと相成った。 先ずは、推薦人のお勧め、ラムフレンチチョップ、骨付羊肉肩ロースの塩煮をお願いした。そして、干し豆腐の冷菜、老虎菜(青唐辛子とパクチー、キュウリのサラダ)のサラダ系を2品注文して、生ビール……となったら、やっぱり餃子は外せない! で、ラム肉入り焼き餃子、ついでに、本日のスペシャリテ、ウェールズ産ラム肉の串焼きも追加した。 当然ながら、生ビールが一番便。喉を潤していると、老虎菜&干し豆腐、程なくして、ラムフレンチチョップがやってきた。老虎菜、通称パクチーのサラダは、緑色の保護色に紛れた、青唐辛子が絶妙に刺激的で、ビールが旨い! ラムフレンチチョップ……ジューシーこの上なく、ジャスト・マイ・タイプ。干し豆腐の冷菜は、しっとり薄味の楽しいボソボソ感、究極の箸休め、だ。ラムフレンチチョップ、老虎菜、干し豆腐の三角食べだけで、一生飲めるかも、そう思った。 ビールからウーロンハイに切り替えた頃に、餃子&塩煮が運ばれてきた。塩煮はビニール手袋付きだった。素朴感満載の羊の肩ロース肉の塊。付けダレは2種類、花ニラ&胡麻ダレで喰らうのだ。花ニラダレはガツンと塩味が強く、胡麻ダレは優しい……。が、ビニール手袋越しでも、最初はかなり熱いので要注意だ。しかし、骨の周りの肉は、スルッと簡単に外れるので、ビニール手袋要らずかも!? 箸で簡単にほぐれた。ビニール手袋は、ラムフレンチチョップにこそ必要!? で、焼き餃子、香辛料の効いたアンとモチモチの皮、しかもパリパリの羽根付きで、しっかりと強い味。小さくても食べ応え十分だ。 まだまだいける!? と、本日のお勧めボードを眺めても分からない。こんな時は、店員さんに聞くべし! と、ラムモツの煮込みスープ&麻辣羊肉を勧めてくれた。2品は多いかもと思いつつも、聞いた以上は、頼む責任がある!? と、ウェールズ産ラム肉の串焼き参上。すっかり忘れていたが、お店特製のスパイスを纏った、柔らか香ばしい一串は、一瞬で胃の中に消えた。 麻辣羊肉。名前通り、歯応え◎の薄切り肉は、羊肉? っていうくらい羊肉っぽくない! 麻辣まみれで刺激的なので、ビールに合う合う。で、ラムモツの煮込みスープ……。粗野というか、素朴過ぎるシンプルな風味は、不慣れでもあり、懐かしいようでもあって、口に含むと、行ったこともない、モンゴルの大地やゲルが思い浮かんできた。ま、中華料理ではありますが。ビールで口中を洗い流して、再びレンゲで掬って流し込む。パクチーが紛れ込んできた。パクチーを噛み拉く。フワァ~と清涼感! モンゴル、否、中国の大地に春が来た! 直ぐさま、追いパクチーを発注。たった50円で小皿パクチーを追加できるのだ。前方の席で、一人羊香味坊していた中年親父の前に、何度も小皿パクチーが運ばれていたのを思い出した。前半戦は、老虎菜(パクチーサラダ)が控えていたので、気にならなかったが、その皿が空になってしまった後半戦には、パクチーがあった方が、より満喫できるのかもしれない……。 フ~ッ、大満足! 何か、ジンギスカン以上に、羊だらけになった気がした。メェ~!? って、山羊か!? 羊は何て鳴く!?
2021/06訪問
1回
野毛と、みさきとA5ランクの串焼きの日々……。 だるまは、都橋を渡り、野毛とは川を挟んで向かい合わせの吉田町にある。先代の頃は、日の出町駅のすぐ近くにあった。今も野毛とは目と鼻の差ほどなので、野毛ということで……。 先代の頃は、お酒は、瓶ビールと日本酒、それに、甲類の焼酎しかなかったが、今や各酒取り揃えられていて、嬉しい限りだ。 ぬか漬けをアテに、瓶ビールをグビッていると、1串目が焼き上がってきた。名物、みさき。みさきは、ぼんじりの根元の部位で、ぼんじりはあっても、みさきは無い! という店が殆どという珍しい……と、このフレーズ、先代からも、二代目からも、合わせて10回以上は聞かされている。確かに、他店で食べたことは無い! で、上品なオイリーさは勿論、ぼんじりでは味わえない、歯応えと食感が堪らない。2串目は、ラム。千鳥じゃないけど、クセが凄い! が旨い! ってな訳で、以前なら、甲類焼酎にいく頃合いなのだが、本日は、グラスワイン赤にしたりなんかしたりして……。串休め、その1。丸ごとピーマン焼き。甘味噌ダレが仕込まれている。これも定番だったなぁ……。そう言えば、先代が、ピーマンは種ごと、丸ごとがいいんだよと言ってたのを思い出した。3串目は、タ~ン! しっかり目の焼き加減だが、これはこれであり、と思いつつ、黒七味を利かせて◎! 4串目。限りなくレバ刺しに近い、焼き加減! で、納得。タンの焼き加減とのバランス……。やるな、二代目、と偉そうにも思ってしまった。レバーは胡麻油のタレで……と、言葉が出てこない、幸せ過ぎて。串休め、その2。キノコの和え物的なヤツ。すると、二代目から、どうします!? もう少し焼きますか? 豚バラ串と、牛肉を用意してますが……。今日のは大分産のA5ランクを……と言いながら、巨大な、それはそれは見事なサーロインの塊を取り出して、見せてくれた。……見ちゃったならば、頼むしかない。両方下さい、だッ! と、思い出した! 先代の言葉。ウチは、牛串を食べなきゃ、そんなに高い店じゃないんだけどね、でも、食べるんだよ、と笑っていたのを……。 先ずは、豚バラ串。カリカリに焼かれた香ばしさに、山椒の刺激がベストマッチ。で、極上の大分産A5ランクの牛串は、表面を、サッとながら、丁寧に炙った焼き加減。で、山葵とともに……。それぞれの旨味と、焼き加減という必殺技に、感無量!
2021/04訪問
1回
随分と古い話ではあるが、2005年頃に、ある方から教えてもらった、ちゃんこ鍋の店、玉勝に、15年以上の時を経て、初めてイ~ン! 幸運にも(!?)緊急事態宣言の発令で、酒類の提供NGとなる、2日前の予約だったので、多少の後ろめたさも感じつつ、入谷へGoした。このご時世、玉勝の営業時間は、18~20時で、酒類の提供は、19時までとのことだった。2時間というお尻の決まった鍋料理……大丈夫か!? と焦る気持ちと不安はあったものの、おかみさんらしき人から、大丈夫、普段も18~21時の営業で、大体2時間ほどですよ、そう言われて、ちょっと安心した。が、取り敢えずのビールを注文するのと同時に、冷酒の確保もさせて貰った。 玉勝にメニューはなく、ちゃんこ鍋のコースのみと、気風がいい。但し、野菜と肉(伊達鶏)の追加はあるとのこと。テーブルには細切り昆布のアテが既にスタンバっていて、瓶ビールとほぼ同時に、蓮根の肉詰めが運ばれてきた。揚げらた蓮根は、辛子とベストマッチ。早速、ビールで軽く乾杯していると、ちゃんこ鍋登場。おかみさんらしき人がテキパキと、鍋の蓋から野菜がはみ出ないようにしながら、蓋をして、鍋に火を付けた。直ぐさま、タレが運ばれ、タレをよく混ぜて、野菜からお先に召し上がれ、と優しく言われて気が付いた。あ~写真撮る前に蓋されてしまった! 鍋の中身は、白菜と豆腐、その上にたっぷりの伊達鶏。で、それらを覆い隠すように緑の野菜(春ニラ、ホウレンソウ)が山盛りとなっていた……らしい。 でもって、故・志村けんやビートたけしさんら数々の著名人が、ありそうで無い、クセになると言わしめた、独特のつけダレ……、醤油ベースのタレに、卵、ネギ、青海苔、柑橘系の伴った唐辛子……。一見、濃厚で強そうに思えたが、春ニラは香り高く、甘かったし、ホウレンソウはほんのりほろ苦く、素材感が極だっている。白菜がしんなりと好みのクタクタさになった頃合いが、伊達鶏の食べ頃……。うっすらと、柑橘系の香りを纏ったタレとの相性バッチリで、伊達鶏が旨いのか、タレとの相性がそう思わせてくれるのか、分からない……。この鶏、ずっと食べていられる、無限ループのような気がした。タレは次第に薄まっていっているはずなのに、出汁の強みとの行って来いで、旨味は増している。しかも、最後にうっすらと感じる唐辛子のピリッとした辛味と、青海苔の爽快さが心地いい。時折、ビールと冷酒で口中を洗い流し、また、無限ループに突入していくのだ。 ゴング開始から、およそ35分。鍋の中が空になった所で、第1ラウンド終了。野菜(春ニラ、ホウレンソウ、白菜)と、新たなタレ、〆のきしめん&餅が運ばれてきた。肉と野菜は追加できますが……。野菜はそれなりの量が運ばれていた模様なので、伊達鶏を1人前追加し、念のためビールもオーダーした。再び、おかみさんらしき人が、出汁を加えながら、追加の伊達鶏と野菜を鍋に閉じ込め、蓋をした。タレをよくかき混ぜ、待つことしばし、第2ラウンドは滞りなく開幕した。第1ラウンドで熟成した鍋中と、新たなタレとの出会いで、満腹中枢がマヒしたのか、満腹加減が分からない! きしめん&餅の〆まで、一気に駆け抜けてしまった! で、一滴も残さずに、鍋は空になった。猫跨ぎ……!? って猫はちゃんこ鍋、食べないか……。 終了時間、19時15分。他のテーブルは、まだ戦っていた。
2021/04訪問
1回
野毛と焼きとりの日々……。 開店前の行列は、もはや野毛のいつもの情景……。並んでいる方々を眺めながら、アンタも好きねぇ、と一人ゴチつつ、角の電柱以上に並んでいる時は諦め、その前後だったら、急いで列に加わるのだ。アンタも……じゃなく、ワチキも好きなのだ。 で、開店第一弾で入店し、チャチャっと呑んで、次の店に行く……江戸っ子だねぇ、ならぬ、立派!? な野毛オヤジなのだ。 ワチキの好きの代表格は、塩なんこつ&タレのもつ(鳥レバー)。ジューシーで、コリガリななんこつ、甘辛ダレにねっとり濃厚なレバーの旨味が口一杯に拡がって……。で、ワンオーダーで2本なのも嬉しい。後は気分次第で、1、2種類。お酒は、ビールの小瓶で喉を潤したら、神の河のマイボトルで麦焼酎を1、2杯で、サッと勘定を済ませて、店を出る。ビールの後にたぬきの白鷹を呷ったら、ちょっと長くなる場合もある。 〆は蕎麦か、寿司か、ラーメンか!? チャチャっとでれば、まだ、6時だったりする。野毛の夜はまだまだ始まったばかりだ。
2021/01訪問
1回
★2月某日、ご馳走とんかつ物語 実は2度目の食べ比べ参戦だ。最初は、2年前だったと思う。6種類の部位を食べ比べた。確か、最後に串かつを追加した記憶がある。で、2度目の今回は、予約した折、漢方豚の部位食べ比べは、6&8種類の2コースがあり、更に銘柄豚の食べ比べのコースもあるとのことだった。私の心は即決したが、有吉散歩を見て、行ってみたいとリクエストしてきた、同伴者のチョイスが最優先なので、確認すると、見事に一致した。当然!? 全部位食べ比べ8種に決まったのだ。今から記すのは、その全記録である。長くなってしまうが、仕方がないのだ! ご容赦の程。因みにカッコ内はお店のご意見である。 ・先ずはビールで喉を潤し、付き出しのきんぴらゴボウを一口。これが意外としっかり目の味付けで、小瓶のビールは直ぐさま空になった。お替わりし放題のキャベツもリクエストした。程なく、本日の漢方豚の全部位の生肉の盛り合わせがド~ンと目の前に! ①リブロース(何も付けずに、後は塩で)→脂身と赤身の見事なミルフィーユ! 何も付けずに半分。上品な甘みの脂がソースになって、とろけるような食感! 口中口福! 奄美の粗塩で残りを……と、別の顔出現!? たった一振りで、の驚きに冷や酒が滲みる。 ②ロース(オリーブオイルと塩で)→赤身の方にオリーブオイル&インカの天日塩を付けてみた。品性すら感じる王道の旨味、とんかつとはこうありたいってな感じ。脂身にはこっそりとんかつソースと辛子で……。何か、久し振りの実家みたいで、嬉しくなった。ま、こっそりする必要は無いけれど。③肩ロース(サラサラソースと辛子で)→肉々しい! 漢方豚香というか、野生香というか、豚肉好きには堪らないだろうな、そう思った。 ④ひれ(トリュフ塩で)→カットされた表面に、漢方豚のスープが浮いていた。正にこれこそ純正豚汁。でもって赤身の王道だぁ! トリュフ塩と相まって、気品すら感じる赤身肉。 ⑤シキンボ(トリュフ塩で)→恐らくだぼだぼソースで食べたら、ひれだと思っていたはず。ホタテと平貝程の差は無いけれど、歯応えと肉々しさはシキンボの勝ちって思った。 ⑥いちぼ(とんかつソースと辛子で)→脂身と赤身のメリハリが効いた感じの肉質。堂々とだぼだぼソース&辛子で味わえた幸せが先行してしまった。 ⑦らんぷ(そのままがお薦め)→漢方豚の肉々しい赤身の旨味が◎。個人的に牛でもらんぷが好きだったりする。 ⑧とんとろ(ワサビ&サラサラソースで)→噛んだ瞬間、ジュースが如く、肉汁が溢れ出してくる。口一杯に広がる豚ジュース。その脂は、とてもすっきり爽やか! リブロースで脂身がソースになり、最後のとんとろでは、ジュースになる。辛子じゃなくて、ワサビ。とんかつソースじゃなくて、サラサラソース……、グッジョブ! と、8種類の部位を食べ終え、お口直しにと、グレープフルーツが出された。グレープフルーツはそんなに得意な方ではないのだが、目の前に置かれると、ついつい食べてしまう、やきタイプ。で、驚いた! 特別なグレープフルーツのようでもあり、何かしらのひと手間が感じられて、口中すっきり爽やかになった。何なんだという顔をしていたら、スタッフの方がポツリと教えてくれた。八角です……。まったくの想定外! 丁寧な仕事ぶりに感服した次第。 で、〆は、豚汁と特製一口ソースかつ丼&香の物。しみじみと豚汁が胃の腑に沁みて、自家製の漬物の塩梅と歯応えが嬉しくなった。で、ソースかつ丼である。満腹ではあるのだが、たった1切れのソースかつ丼!? 口には出さないが、ちと寂しさを感じていた。同伴者もそんな風に思っていたみたいだ……。先ずは、たった1切れのリブロースとんかつを味わい、脂とソースのご飯を口に運んだ。で、思わず同伴者の方を見た。で、箸で丼を指した! 同伴者は、笑いのツボにハマッたらしく、が、黙食は守りつつ、肩を震わせていた。たったのもう1切れではあるが、幸せのとんかつが丼の底に隠されていたのである。ひなたのソースかつ丼は、上等とんかつでサンドされているのである。満腹&満足。
2021/02訪問
1回
腸詰めソーセージ、餃子、モヤシが必須アイテム。缶ビールで喉を潤しながらアテを待つ。モヤシと腸詰めの到着は比較的早い。ほんのり甘い腸詰めに辛味を付けて、ビールを流し込む。 そうこうしてると、餃子がこんがり焼かれてやってくる。野菜の旨味をしっかりと包んだ皮のカリッとした歯応えと、ツルッとしたもちもち感、餃子の醍醐味ここに有り! だ。〆の香湯ラーメンは必須なので、その分の腹さえ残しておけば、後は野となれ山となれ! だ。甘くジューシーなシュウマイ、コリコリミミガー、しっとり柔らかチャーシュー……、缶チューハイ、缶のウーロンハイ等々、缶しばりの飲み物を楽しむ。屋台っぽい感じが、酒やそのアテを加速させるのだ。 〆はラーメン。香湯、シャンタンと表される、香り高く、澄んだスープに醤油ベースのタレ……優しくてほんのり甘く、揚げネギのコクが堪らない! なんの気取りもない、シンプルな盛り付けも素朴で、心地いい。最後は、胡椒と酢で味変しながら、完食! だ。
1回
伊勢佐木モールの入口近くに、ず~っとあり続けている町中華……。 たま~に訪れてはいる。大概、注文するのは、ニラレバ炒めと、ビール。違うのは、餃子が加わったり、ニラレバ炒め単品か、定食かだったりする事くらいだ。恐らく、ニラレバ炒めと餃子以外を頼んだ記憶が無い。というのも、品のいい女店主の作るニラレバ炒めは、薄ら醤油ベースの優しい味わいで、しみじみとホッとするのだ。そんなとき、ふと周りを眺めると、常連さんらしき、昔は女店主目当てに通ったんだろうなぁ、憶測ではある。そんな男性客を数人見かけたりするのだ。 会計を済ませ、外に出て、いつも思う事がある。それは、キムチラーメン、キムチチャーハンと書かれた大吉亭の看板である。キムチラーメンとキムチチャーハンが看板メニューなんだと、後付けで気が付かされることなのだ。で、次回は食べてみようと思うのだが……、久しぶりに暖簾を潜ると、条件反射的にニラレバ炒めと口にしているのだ。ま、それでもいいか、と思ったりする今日この頃ではある。
2022/08訪問
1回
先ずは、インカのめざめの自家製ポテチ、トリュフ塩で生ビール。これだけで永遠に飲めそうな気分になり、前菜の鯵&ヤリイカのカルパッチョが登場する前に、ビールは2杯目に……。で、カルパッチョ2品の登場で、白ワインと二足のワラジと相成った。 で、一見ピザのような白海老のオムレツ。トロ~リ半熟具合が白ワイン&ビールの減りを超進める。こうなったら赤ワインも頼むしかない。フルボディな一杯をお願いしたところに、名物カチョカヴァロのブルスケッタが仕上がってきた。このチーズは、注文した時から、炭火の上に遠火でブラブラと吊されていた。でもって、香ばしいブルスケッタを覆い隠してやってきたのだ。カチョカヴァロは濃厚ではなく、すっきりシンプルな味わいなのに奥深い……。 そして、炭火で丁寧に焼かれた牛の赤身肉が運ばれてくる頃には赤ワインは2杯目に突入した。赤身肉とほぼ同時にタルタルステーキも仕上がってきた。このタルタルステーキは、生肉ではなく、炙られて細かく刻まれている。赤身とはうって変わって、小粒なのにオイリーでジューシー! 赤ワインにもビールにも合っている!? って、アルコール類なら何でも良かったりもするのだ。 仕上げは、ミートスパゲッティ! 目の前でのパフォーマンスも楽しい一品だ。先ずは、凡そ20分程アルデンテに茹でられた、2.4ミリのパスタの上に、炭火でコンガリと焼き上げられたハンバーグ(和牛の首周りの肉らしい)が乗せられて登場。で、オリジナルのデミグラスソースが掛けられ、ハンバーグをソースと絡めるようにザックリと潰し、更に極太パスタと丁寧に混ぜられていく。しっかりパスタとハンバーグ、ソースが混ぜられたら、仕上げはパルミジャーノレッジャーノ! たっぷり削り振りかけられていく。で、2人分にシェアされて、追いパルミジャーノ! 見て美味しい! 食べて心地よいアルデンテ、パスタもハンバーグもソースも◎! パスタのお替わりしようかと思ったが、時すでに遅し。2時間程が経過しており、次のゲストの時間と相成ってしまいましたとさ。
2022/06訪問
1回
階段を上がり、漆黒の扉を開けると、そこはバーのようで、お鮨屋のカウンターのようで……とても焼き鳥屋とは思えなかった……。 が、焼き鳥にはビールだ! と、生ビールをオーダーしたら、フランス産フォアグラのコロッケを塩で、が一口サイズで登場した。衣サクッ中味とろりクリーミー、トリュフ塩の優しさが拡がってボンジュール。そして、三ツ葉の香りと歯応えが嬉しい、季節の茶碗蒸しが運ばれてきた。お次は手作りレバーペーストに自家製パンだ。カリカリのパンに、鶏レバーのねっとり濃厚でクセになる旨さ、スプーンも綺麗に舐め尽くして、ビールが空になった。まだ、焼き鳥を一串も食べていないのに、だ。当然、焼き鳥に備えて生ビールはお替わり。で、何となく日本酒もあったらと、辛口の冷酒1合を大将というか、マスターに選んでもらった。お次は鶏スープ。鶏油が浮いたスープは熱々が止まらない。豊潤ながらも優しいスープと辛口の冷酒が◎、冷酒は大正解だ。 焼き鳥はまだか!? とお品書きを見る。が、黒地にグレーの小さな文字で書かれたお品書き。薄暗い中で老いの目力では全く見えない。でも、最近は携帯が大活躍、撮影して画像を指先で拡縮自由自在だ。それで確認すると、焼き鳥登場まで後2品。野菜の和サラダとカチョカバロチーズ焼きだ。野菜は春キャベツで桜エビが艶やかで、カチョカバロって何かな!? と思いつつも、生ビールが旨しだった。 お待ちかねの焼き鳥は5串。ねぎま、ささみ、手羽先、つくね、セセリの順に焼き上がってきた。塩味は極々控え目で、火入れ加減も絶妙! 素材感、鶏そのものを満喫し、生ビールを楽しめた。タレの甘味も塩味も奥ゆかしく、繋ぎに豚の脂を使用したというつくねは滋味深く、セセリは中々の筋肉質、鞭打ち症知らずの鶏だろうな、そう思った。焼き鳥屋で焼き鳥、盛り上がってきた。クライマックスは、ピンチョススタイルで4本、砂肝、ハラミ、ハツ、ボンジリと、本日の稀少部位の2本、フリソデ(手羽元と胸肉の中間の肩肉)&ソリレス(腿、足の付け根部分)。続け様に野菜、トマト、ズッキーニ、なす、マッシュルームの4本が丁寧に焼かれて、お任せのコースはジ・エンド。 当然ながら、色んな部位を楽しめた! 中でもフリソデとハツが気に入った! で、最後はデザートかと思いきや、親子丼、カルボナーラ、らーめん、玉子かけご飯の〆を勧められた。2人で2品、シェアできるとのこと。で、チョイスしたのは、カルボナーラ&親子丼。濃厚でクリーミーなカルボナーラ、鶏肉は香ばしく、濃くてトロトロの親子丼、満腹だったのに飲み干せた。で、玉子料理は飲み物だ! そう思った。
2022/04訪問
1回
いつまでもあって欲しい! 無くなって欲しくない! と思うほどマイ・タイプなタルタルステーキに出会ってしまった! 牛肉のねっとり豊潤な旨味と、ほんのりとした甘味に、濃厚ながらもサッパリとした、香味野菜やスパイスなどの絶妙なバランス……。ビールとの無限ループに陥りそうな気がした……。思い起こせば、コースメニューのスタート時、カルパッチョか、タルタルのワン・チョイスだと言われ、同伴者が早々にタルタルを決めた! これが大正解だったのだ! が、和牛のカルパッチョも気になるなぁ……。 コースは、キクイモのスープからスタートし、梅山豚のパテ ド カンパーニュ(撮り忘れた)なる、メイシャントンの肉々しさ満開の逸品だ。で、大満足の和牛のタルタルステーキへと相成った次第。 で、次に、豚足と椎茸のカリカリトロトロテリーヌ。鶏皮をカリカリに揚げ焼いたように豚足の表面を仕上げて、その内側はトロトロで、丁寧に焼かれた椎茸が、香り豊かにしっとりと同居している……。コラーゲンの旨さって、こういうものなのかと、納得させてくれた。お次は、またもや写真を撮り忘れた、ホワイトアスパラの金柑ソースなる一品。芽キャベツやミニトマトを従えて、デ~ンとホワイトアスパラが香ばしくグリルされている。甘酸っぱい金柑ソースがホワイトアスパラの甘味を更に際立たせてくれる……。 メイン・ディッシュは、完全放牧牛、2種のステーキ。しっかりと熟成された肉の旨味爆発! だ! にしても、牧草の品種が違うのか!? 2種の肉の違いが分かる男になってしまったかもしれない。で、牧草だけで育った完全放牧牛って、肉を喰らいつつ、ベジタリアン的気分を味わっているような不思議!? 牛は基より草食なのに……。 デザートは、プリンと牛乳寒。大満足!! でした。
2022/03訪問
1回
オイスター・バーで、全種盛り合わせ! の醍醐味。って、最初は、産地を気にしつつ、やれ甘いだの、濃厚だの、さっぱりだの、瑞々しいだの、ミルキーだの……いちいち違うフレーズを並べて、楽しむ……。で、その内ど~でも良くなってきつつも、アンデスの岩塩が、藻塩が、レモンが、スパイシートマトが……とか、牡蠣そのものよりも、タレに云々言うように変化する。が、本当は、何も付けなくてもグッドだとも感じてる。こんなに新鮮だったら、何個でもいける!? って、言いながらも、当然、1人じゃ絶対に無理な事は分かっている……。でも、こんなんは、幸せだなぁ! 牡蠣フライじぁ味わえない! かもしれない。
1回
中々予約が取れない上に、年に7カ月程しか営業しないという、あんこう鍋専門店の予約が取れてしまった! で、お時間は!? と聞かれ、開店は!? と聞き返し、18時から……。当然、予約した。で、開店と同時にあんこうまみれになってやる! と勝手に意気込んだ。お店は、月島、もんじゃ焼きだらけの路地裏に、見落としそうに、ひっそりと佇んでいた。 先ずは、刺し盛りと酢の物(和布蕪)が運ばれてきた。もう飲んで下さい的な品揃えに、生ビールを当然オーダー。と、飲み物メニューを見てみると、瓶ビールが何と!? 1500円!(2021年11月現在)とあった。あまりのプレミアム感に驚いた。結局、瓶ビールは1度も頼まなかったが。 あんこう鍋参上! あ~っ、正真正銘のどぶ汁! その肝いりの肝っ玉加減に、もう旨い&幸せ!! で、店員さんが優しく蓋をして、火を付けた。時折、店員さんが、煮込み具合を蓋に手を当てて、確かめてくれた、蓋は開けない、触れるだけ……。3度目の蓋タッチで、大丈夫ですと、蓋オープン! あん肝の山は、見事に均され、溢れんばかりのどぶ汁が沸々と煮えたぎっている。いつの間にか、丼が用意されていて、直ぐさま取り分けてくれた。当然ながら、見た目以上に熱い! ヒーフーしながら、どぶ汁を啜る。凄、甘、旨! の三拍子の上に、濃厚、豊潤が押し寄せてくる! 野菜、主に白菜、豆腐があん肝まみれになって、只者でなくなっている。あんこうの身は正身よりもアラが好き。骨身をしゃぶり、トゥルンとした皮にかぶり付く! 〆は、雑炊と分かっていても、どぶ汁が止まらない。味変は七味……。アッと言う間に丼は空。2杯目に突入。残った汁加減が雑炊に程よいなぁ、そう思いつつ、あんこうまみれになっていった。第2戦目を闘っていると、雑炊の準備が整っていた。茶碗に取り分けられ、更に濃厚さを増した、肝いり雑炊に勝負を挑んだのだ。濃厚さをサッと和らげてくれる、漬物が嬉しい。満足……、胃袋は限界……だ。
1回
とにかく焼き鳥だっ! で、ビール&日本酒だ! な訳で、久しぶりの鳥よし中目黒本店へ。予約できないし、並んで待つのも×……。なので、開店間もない16時15分過ぎにイ~ン。既に半分近く席は埋まっていた。いい年齢のカップル2組と常連さんっぽい男性客2名、男、女同士のペア2組だった。で、丁度、常連さんの一人がスタッフ全員にビールを振る舞って乾杯している最中だった。その乾杯には間に合わなかったが、生ビールを2杯注文して、お任せで焼いてもらうことにした。 お口直しの漬物とウズラの玉子入りの大根卸しが手際よく運ばれてきた。そこにササミと香の野菜のさっぱりとした一品が……。ク~ッ、ビールが沁みる! で、1串目。タレの血肝、レバー。ねっとりとろける極上の頃合! ビールが進む、そう思ってたら、横の相方は2杯目を注文していた。2串目は王道のカシワ。焼き立て、絶妙な焼き加減、堪らん! で、銀杏を挟んで、つくね……焼き鳥のストレート攻撃だ。で、稀少部位が気になった。売り切れる前にと、大好物なソリとハツ元はお願いした。すると、ウズラの玉子と厚揚げの後に、早速焼き上げてくれた。以心伝心なのか、ゲストファーストなのかは分からないが、嬉しくなった。ソリとはモモ肉の付け根、ハツ元は字の通り、ハツ周りの一品で、ハツとホルモンを同時に楽しめる感じ。ソリはモモ肉より肉々しくジューシーな気がする。と、ここで日本酒、銀盤を追加した。その後、手羽元、砂肝、ヒザ軟骨、胃袋、手羽カワと様々な部位を喰らい、野菜系もジャンボナメコ、トウモロコシ、シシトウなどなど、2人で40本近くを平らげた。 相方からはギブアップの声は聞こえない。が、こちとらは腹一杯だ。なので、店の方に焼き物はもう……と伝えると、背肝、焼いてますが、そう言われた。焼き鳥の〆は背肝と相成った。名物のそぼろご飯はもう無理だった。なので、〆の〆は、スープ。体の隅々まで鶏が染みこんでいく……そんな感じだった。帰りの道すがら、せせりも手羽先も、ボンジリ、皮も食べなかった、そう相方が呟いた。何、んっ!?