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「本当にラーメンが大好きな方、どーぞ、お入り下さい」と、ヨレヨレの黄色い紙に黒い文字が擦れている。開店15分前。30人程の行列に驚いた! ふ~む、ラーメンが大好き人は多いんだな、改めてそう思った。みんな淡々&黙々と待っている。およそ1時間程で入店することが出来た。 下品の大盛を注文。100(醤油ダレ不使用)にはしなかった。牛骨をベースに、スッポン、赤エビ、あん肝、セイゴカニ、シャコ貝、夜光貝などなど、様々な素材で抽出するスープは、日々面白い! テーブルには醤油ダレが置かれているので、100でも心配はないのだが、何故か下品しか頼んだことがない。 悪魔肉(甘辛く煮込んである豚バラ肉)を避けながら、スープを一口。ガツンとくる旨味と、パンチの効いた塩味……旨塩っぱいが押し寄せてくる! コメカミに軽く響く程の塩っぱさなのだが、スープを掬う左手が全く止まらない後を引く旨塩っぱさなのだ! 下品ながらも、素材の複雑怪奇、ではなく、複雑快喜な力強い旨味に圧倒されるのである。 中太麺と力強いスープの見事なマリアージュを支えているのは、悪魔肉、厚切りチャーシュー、メンマなどの強力サポーター。それぞれの複雑快喜な力強さに圧倒されながらも、煮玉子でほっとするのは、私だけ!? 病みつきになるのは必然!?
1回
芳ばしい醤油の香りと、すっきり風味の優しいスープ……懐かしさが口いっぱいに拡がってくる。昔ながらの中華そば……の中の優等生! ってな一杯だなぁ、そう思った。 にしても、右手にサイ箸、左手に手持ちのザル。で、サイ箸1本で、鍋から1人前量の麺を掬い上げ、ザルに移し、丼に入れる。一連の見事な動き、ずっと見ていたい……。と、その麺、気持ちいい程にツルシコで、丼の縁まで注がれたスープを大量に纏って、なだれ込んでくる。1杯の丼全体が優等生で、さらに中身それぞれも個々に優等生! 小麦粉の甘味、風味の活きた麺、肉々しくしっとりと、歯応えのある焼豚、その厚みと、チャーシュー麺かと思ってしまう程のボリュームに、ニンマリが止まらない! で、存在感のあるメンマ……。そうそう、玉ねぎ中華そばだった。なので、玉ねぎが、生と揚げ玉ねぎの2タイプが入っている。生のシャキシャキと揚げ玉ねぎのシュンとした食感が楽しい! でもって、揚げ玉ねぎは、ジンワリとスープに滲み出して、コク増し味変、だ! 大盛りでもいけたな、そう思っていると、横の席の学生らしき若者に、焼豚どんぶり御飯が着丼した。ピンク色の焼豚と、小丼とは思えないボリュームに、次回は、大盛りではなく、焼豚どんぶり御飯にしよう、そう思った。
2021/08訪問
1回
中華そば 八五(東銀座) 人気の成せる事!? こんな偶然……○×△!? 12月某日、初対面の方と、12時半に歌舞伎座前にて待ち合わせと相成った。それはそれとして、せっかくの東銀座、話題の八五へ行こう! そう思った11時半過ぎ、八五の前に行列はなく、すんなりと店の中へ。すると、お召し上がりですか? 14時10分となります。1000円頂きます。そう言われて整理券を渡された。あと2時間余り……!? でも、啜れるということだ。 お腹は空いていたが、我慢して、銀ブラちょろりを約束の時間まで。で、滞りなく打ち合わせを済ませた13時45分、グッドな時間配分だ! と自分を褒めつつ、八五へ向かう。が、打ち合わせ相手の初対面だった人が、ず~っと、7~8メートル先を歩いている。で、花山うどんの前を通過して、その先の路地を左折。い、一緒だ。まさか八五じゃ……!? 店の角で振り向いた○○氏、びっくり眼&笑い眼で、14時10分ですか? と聞いてきた。思えば、1時前には打ち合わせ自体は終わっていてもおかしくはなかった。が、それから40分ほど、他愛もない世間話と、仕事のような話で盛り上がった風だったのは、こういうことだったのね。と、お互い気まずいような、照れっ恥ずかしいような……!? すると、ご一緒ですか? という店員さんの声。○○氏はきっぱりと、いいえ! だって。そりゃそうだ、とは思いつつ、6席だけという狭い店内、隣合わせになったら嫌だなと思ってしまった。が、幸い端と端、あ~良かった。 メニューは、中華そば(850円)、味玉中華そば(950円)、特製中華そば(1050円)、季節のそば(3000円)の4種類、各大盛は100円だ。それに白米と特製肉ご飯があった。が、季節のそばと特製肉ご飯は品切れのランプが点滅していた。最初はシンプルに! がモットーなので、中華そばを注文。敵(!?)はどうやら特製らしかった。敵では無いけれど、キッパリいいえ! を引きずっていたのかも。 中華そば 八五。まるで高級鮨店のカウンターに座っているような雰囲気、自然と声が小さくなり、丁寧にもなった。水の注がれたグラスは、薄張りのグラスだった。ほうじ茶のご用意もありますが……。当然、頂きます、だ。丁寧に水から抽出したというほうじ茶がしみじみと旨かった。中華そば前にお替わりしてしまった。ラーメン店らしからぬ厳かな雰囲気に、ちょっぴり緊張していたのかもしれない!? 喉か渇いていたのだ。 中華そば参上。澄んだスープの表面には、透明な丸い油膜がきらきらと輝き、1ミリ未満幅にカットされた青ネギの緑色が鮮やか! で、バラ肉のチャーシューの上にはペッパーキァビアという、貴重!? な野生の胡椒がバラパラと……。でもって、浅草、開花楼の細麺が櫛で梳かされたようにいい感じで沈んでいる。もう、啜る前から旨い! ってな具合にビューティフル! で、一口スープを……旨いッ! っていうか、マイタイプ。ストレートな細麺もスープに負けていない力強さがあり、バラ肉のチャーシュー、メンマも丁寧な仕事っぷりが垣間見えて、嬉しくなる。が、不思議なのが、全てが主張し過ぎてはいない感じがするのだ。特にスープ。和風の昆布なども、鴨や比内鶏なども旨い具合に姿を消して、中華そば仕様、テイストになっている……と、馬鹿舌が感じてしまったのだ。が、ペッパーキァビアは違った。ガツンと胡椒、胡椒以上の胡椒! 只者ではない。 ……とうだうだ啜っていたら、丼の底がはっきり、くっきり! と、誰かが軽く肩を叩いて通り過ぎた。お先って、負けた!?
2020/12訪問
1回
吉野町方面の散歩が楽しみになるワケ……その一番の理由は、あさりのっけご飯だったりするのだ。で、あさりのっけご飯に有り付くには、らー麺がマストアイテムとなる。これまたハッピーなことである。で、後は、鶏の醤油、鶏と鰹の醤油、塩らー麺の中から気分次第で選べばいい。で、特製か、ノーマルか、味玉トッピングか……大盛はない。今回は、手書きの特製最高! というポップに絆されて、特製鶏と鰹の醤油らー麺に決定! 勿論、あさりのっけご飯もオーダーした。 先ずは、あさりのっけご飯参上。一年中、何時でもあるので、旬のあさりという訳でもないのに、この心地いいオイリーさと、控え目な塩味のサッパリ爽快感! と、らー麺着丼。ガツンと鰹、じんわり鶏! 豊潤濃厚で懐かしい……。小麦粉感芳ばしく、ツルモチの麺と全ての具材の丁寧な仕事ぶりに圧倒されてしまうのだ。で、あさりのっけご飯がらー麺をグレードアップさせるのか、らー麺があさりのっけご飯をもっと旨くさせるのか!? よくは分からないが、大正解と叫びたくなるのだ。 ような気がする……。定休日でもないのに開いていない。ご時世だから!? 寂しいなぁ、そう思った散歩の途中、営業時間外ながらも、店のシャッターが半分開いていた。やってる!? そう思ったら啜るしかない。翌日の散歩の目的は、啜ることとなった。 翌日。並ぶのは本意ではないので、開店直前の到着を目指して、テクテク歩いた。が、ハヤル気持ちがそうさせたのか、15分前に着いてしまった。大正解! 既に数人並んでいたので、最後尾に並び、開店と同時にインすることができた。 さて、何を啜るか、だ。鶏喰では、鶏の醤油、塩、鶏と鰹の醤油の3種のテイストから決めなくてはならない。で、通常の盛り付け、味玉がプラスされたもの、特製盛り付けの3タイプのチョイスがある。今日は、久しぶりなので、お得感っぽくもある、Wスープの鶏と鰹の醤油で、特製最高と自画自賛されている、特製に決めた! と、忘れちゃいけない、マイ必須メニューである、アサリのっけご飯も注文。ぷりぷりのアサリに、塩ダレのいい塩梅が堪らない! のだ。 鶏と鰹の醤油……。ほんのり芳ばしい醤油香にガツンと鰹の風味が押し寄せてくる。で、鶏の甘く豊潤な旨味が拡がってくる。……にしても、丁寧に仕上げられた、各具材の素晴らしいこと! 更に、麺! 春よ恋ほか数種類の国産小麦をブレンドしている麺!! しみじみと旨いんだよなぁ~。
2022/04訪問
2回
★滅多に訪れることのないエリアだったのに……!? 所用で港南台辺りへ。滅多に訪れることの無いエリアだが、昼は啜りたい! そう思ったら、思い出した。らーめん森や……近いはずだ。メモで確かめた。本郷台。ナビに住所を入れたら、5分程で着く近さだった。しかも専用駐車場有り。滅多に訪れることの無いエリアでは、駐車場探しに右往左往することも多いので、嬉しい。 と、暖簾を見て、驚いた!? 店名の森やの森の字は、木が3つの森ではない。木と水と土が合わさっていて、森のように見えているだけだった。自然の素材、大地の恵みを大切に、というポリシーからだそうだ。当然、化学調味料は不使用、砂糖も使っていないとのことだ。 ともあれ、幸運にもすんなりとカウンターに座れた。で、手書き!? のメニューを手に取った。何やら沢山書かれているので、悩ましい……。そんな時は左上。で、左上には、らーめん、細麺(北海道産4種類の小麦のブレンド)、ストレート麺、黒富士農園の放牧丸鶏のスープ&自然卵使用、塩、醤油、味噌……などと書かれていた。何やら旨そうならーめんは、塩、醤油、味噌の3タイプがある。なら、先ずは醤油だと思っている。……ご飯ものは無さそうだなぁと勝手に思い込み、細麺の醤油らーめん、大盛にして、チャーシュー2枚をトッピング。チャーシューは、そこかしこに貼ってある、手書きのポップに書かれていて、目に付いたので、注文できた。どうやら、北海道のカリフリ農園で飼育された、豚肉を使用しているらしい。 注文し終えてニンマリ、ウエイティング……。と、二人連れが二組と男性一人が続けて入ってきた。常連さんらしく、最初の二人連れは、ゆめはるかの醤油と味噌、それにチャーシューご飯。男性一人は、ゆめはるかの醤油とチャーシューご飯。若そうな二人連れ、ゆめはるかの醤油と細麺の……後は聞き取れなかった。 チャーシューご飯だって!? ご飯ものはなかったはず? ……メニューを裏返すと、載っていた。まさかの裏メニュー!? 気付かなかった。それよりももっと気になったのは、ゆめはるかの注文率の高さ……。メニューをよ~く見ると、ゆめはるか100%。中太。縮れ麺……などと書かれている。ゆめはるかという小麦は、よく耳にするのだが、100%ってのは初めてかもしれない……!? で、縮れ麺!? 縮れには弱いタイプな上に、滅多に訪れることの無いエリア……。が、今さら変更は出来るはずもなく、気を取り直して待つこと数分、着丼! 事前情報の多さのせいで、啜る以前から、旨そうな匂いが漂ってはいるものの、スープを一口……香ばしい醤油の優しい風合いは、思っていた以上。細麺……、歯応えのあるしなやかなコシと、ほんのりとしながらも際立つ、小麦粉の香り……大満足! 大正解の細麺! なのだが、それ故に、益々、ゆめはるか100%への想いは強くなってゆくのは、否めなかった。 更に、卓上のスパイスが追い打ちをかける。スパイスは4種類。一味、胡椒、四椒粉(醤油)、黒胡麻カレー(味噌)だ。一味以外をすべて試したが、お店のお薦め通り、四椒粉(胡椒、山椒、一味と、あと一つは教えてもらったが、忘れた)は、抜群にマイタイプ! ならば、ゆめはるかの味噌らーめんに黒胡麻カレーは、いかなるものなのか!? が頭から離れなくなってしまったのだ。 数日後、滅多に訪れることのないエリア……今度はナビに住所を入れる必要は無い。履歴でGoだ。で、ゆめはるかの味噌で、ワカメトッピング。当然、やみつきチャーシューご飯もオーダー。味噌はもちろん、醤油のモロミ香もガツンと感じる味噌らーめん。で、中太の縮れ麺、ゆめはるかはというと……○×△。滅多に訪れることのないエリアだったのだが、たまに訪れるべきエリアとなっていた。
2021/03訪問
1回
とにかく久し振りの吉村家だ。今まで半年以上空けたことはなかったのに、大凡1年振りとなってしまった! 何故か!? それは驚異的な行列のせいだ、そう思っている。土日祝日は特に凄まじい。なので平日の15時位を狙い目に啜っていたのだが、最近、自身の品行方正ぶりも相まって、その時間帯にお腹が減らなくなってしまったのだ。だが、ついに吉村家欲がピークとなり、平日の14時少し前に、覚悟を決めて行列に並んだのだ。大凡50番目位だろうか、1時間は覚悟した。が、行列の進行はかなりスムーズでスピーディー。35分程で、奥のカウンターに着席することができた。行列に並んで気が付いたのだが、店内に案内される人数と、新たに行列に加わる人数は、ほぼ同じか、新たに加わる人数の方が多かったりするのだ。なので、傍目から眺めていると、行列は少しも減らずに却って増えているように見える。が、15~20人ペースでいい感じに回転しているのだ。 長年の定番オーダーは、中盛チャーシュー、キャベツトッピング。先ずはスープを確かめ、太麺を啜り喰らう! 何となく長年擦り込まれたお陰で、他の家系との違い云々はよく分からないが、安心感と馴染み感は相当なもんなんだなぁ、そう思ったりする。で、とりあえず、ひと啜りしたら、備え付けの行者ニンニクをたっぷりと入れるのが、マイ・スタイル。ニンニクを入れたら、あまり掻き回さず、自然とスープに馴染んでいく感じで啜り喰らうのだ。 海苔は早めに麺とスープを巻き込んで啜る。程よく歯応えのあるチャーシューも、箸休めにはもってこい、だ。何となく、一緒にカウンターに座った人たちに遅れを取らないよう気を配りながらの後半戦、ちょいと辛味を加えて、一気にフィニッシュ! 仕上げは生姜。スープに浮かべて、共に喰らってジ・エンド。 吉村家は楽しいぜ!
2022/11訪問
1回
八雲とくれば、ワンタン麺! そう思っている。肉ワンタンか、海老ワンタン!? と迷ったら、両方だ。後は白だし、黒だしのチョイスで、白黒付ければいい。前回とは違うテイストにしようと、記憶を掘り起こす。確か黒だしだったような、2019年……秋。あれまぁ、お久しぶりだったのね!? 等々思いつつ、特製ワンタン麺の白だしのボタンを押した。残念ながら、切り落としチャーシューには、品切れの赤ランプが点いていた。 着丼。淡麗の聖地とも称される、澄んだスープは、優しくふくよかで、力強い! 肉ワンタン、海老ワンタンの具材の存在感と、トゥルンとした皮の食感が楽しい。麺はツルンとしながらも心地よい歯応え……、程よく厚切りのチャーシューは2枚、しみじみと旨いなぁ、そう思う。つくづくと、切り落としチャーシューのゴツゴツ感、品切れだったのは残念だ。 白だしの一杯を啜りながら、黒だしの記憶を呼び起こそうとしたが、思い出せない。となると、日を置かず、再訪するしかない! そう思った次第。
2021/10訪問
1回
★釜揚げしらすご飯はいつ食べる!? それが問題だ。 先ずは、特製 醤油らーめん&釜揚げしらすご飯を券売機で購入。席について、いきなり目に付いたのが、びぎ屋のこだわり……。 ・チャーシュー→バラ肉は、秘伝のタレに漬け込まれた、煮豚。肩ロースは、やはり秘伝のタレに漬け込まれてから、丁寧に焼かれた焼豚……が、豚名は不明。それと、実際は、こだわりに書かれていない、鶏肉のチャーシューが2枚入っていた。何か得した気分になった。個人的には、豚バラの煮豚がマイ・タイプ。最初の一口と、スープに馴染んだ別の顔にグッときた。一方、焼きの肩ロースは、スープは纏っても、馴染まないけんね、という頑なさと、しっかりとした歯応えが対照的で面白い。 ・スープ→逆浸透膜で濾過しているという水が使用されているという。よくは分からないが、何か良さげ。で、大山鶏のガラ、丸鶏、豚骨、煮干し、さば干し、さば節、宗太鰹節、本節から丁寧に出汁を挽く。塩は沖縄、粟国の塩とベトナム産の天日塩。醤油も2種類。御殿場の天野醤油の丸大豆と、甘露しょうゆ……と、飲む以前に、見ただけで、もう美味しい。で、それぞれが調和されたバランスの良さに、明日も啜れるな、と思わせてくれるのだ。 ・麺とその他→国産小麦100%の中細ストレート麺。ほんのりとした甘さを感じる麺は、歯応えというか、コシというか、最後までしっかりしていて、嬉しかった。メンマは、穂先&細切りの2種類。煮玉子は何も記されてはいないが、濃厚半熟◎! 因みに丼は有田焼だそう。 ……と、釜揚げしらすご飯である。らーめんより先に着丼したものの、甘露しょうゆを回し掛けた所にらーめん参上。となると、後回し。らーめんが先になる。白飯だったら、ワンバンしながら、楽しむことができるが、釜揚げしらすご飯である。ワンバンはしちゃいけない気がして……。で、麺を全部啜り終えてから、スープと共にマウス・イン。なので、釜揚げしらすご飯とらーめんとの相性……は、スープとはバッチ・グー! としか言えない。
2021/01訪問
1回
★こうしてタンメンに辿り着いた……。 はつね(西荻窪) はつねデビューは、ラーメンだった。寡黙に仕事をこなすご主人が、最初に始めるのは、チャーシューの丁寧な切り出しからだ。しかも、2~3の塊から切り出している。が、全く脂身のない、チャーシューだったので、マイタイプではない、そう思った。が、啜って食べてびっくり! 次回の注文は、チャーシューメンとなった! のだ。チャーシューメンの発注を繰り返している内に、はつねでは、タンメンの注文率が高いという事が分かった。およそ半分以上の確立だ。ならば、啜らないという選択肢はない! ある日、意を決してタンメンと発注したのだ。この時、4人分の注文を作り始めたのだが、タンメン3、ラーメン1だった。野菜を丁寧に炒め、スープを注ぎ入れ、味見を数度繰り返し、タンメン着丼。透明度の高いきれいなスープにたっぷり野菜……が、残念な事にチャーシューがない! 愕然としながら、チャーシューを追加しても……と、ご主人に頼んだ。もちろん、気持ちよくチャーシューを切り出してくれて、ホッとしたタンメン初日だった。以来、タンメン、チャーシュートッピングが定番となり、チャーシューメンの登場回数はめっきり少なくなった。醤油ベースのスープとチャーシューの相性もさることながら、塩味の効いた、野菜スープと、ほんのり醤油の香ばしさが漂うチャーシューとのマリアージュ、堪りません!
2020/10訪問
1回
そばと概ね称されるラーメンを食べると、 ①低温調理された豚肉をトッピングする権利をゲットできる! これでビール1本。 ②各種、和え玉を注文する権利をゲットできる! ハーフも可。で、ビールもう1本。 以上! 思い返せば3年ほど前、ノ貫にドハマリ、週2、3回のペースで半年位啜ったことがある。これ程までに長い間、啜り続けたのには理由がある。定番の煮干しそば以外のスペシャルメニューが超絶充実していること。和え玉もしかり。黒酢&アサリの和え玉が定番。なので、ほぼほぼ同じそばや和え玉を啜ったことはないのだ。 本日はというと、定番以外のスペシャル3種(寒平目そば、イリコの島の伊吹塩そば、渡り蟹そば)と、定番以外の和え玉2種(ホタテ、蟹味噌)だった。で、渡り蟹そばとホタテの和え玉をセレクト。何故ならば、寒平目とイリコには、大好物の低温調理のお肉が付いていないからだ。ま、追加すればいいのだが。で、蟹に蟹味噌の和え玉では芸が無さ過ぎる! という訳で、2麺を啜ることにした。ノ貫では必ずそばと和え玉、2麺を啜るのがマイ・ルールなのだ。 先ずは、渡り蟹そば参上! で、先ずはスープから……とはならないのがノ貫スタイル。先ずは、アルデンテ以上バリカタ未満(!?)の小麦粉感すら感じる麺を掬い啜る! と、ノ貫のそばスープは、大概粘着性のあるトロリものなので、細麺ながらも大量にスープを纏って口中に飛び込んでくる。今回の一品は、渡り蟹だか○○ガザミだかの蟹が縦横無尽に走り回って……!? 蟹は縦には動けないので、横ばいまくってくる! 箸休めは、低温調理肉。何ともかんとも、好きなんだなぁ! たまに、ビールのアテに肉増し、別皿にしてもらうと、程よく塩胡椒されて◎。ウズラの玉子もアテには最適だ。 そばを4分の3ほど啜ったら、和え玉をお願いするタイミングだ。そばを啜り終える頃合いに、バッチリ登場してくれる。今回は、ホタテの和え玉、しっかり混ぜ混ぜして味わうと、ほんのりとホタテの甘さと旨味が口中を優しく駈け抜けていく。相変わらず細麺は、バリカタ以上アルデンテ未満(逆だった!?)の存在感で心地いい。やっていいのか、いけないのか!? 1、2回ほどそば汁に浸して啜ったりしている。 因みに、ノ貫のスペシャルシリーズに甲殻類の登場頻度は高い! 煮干しの濃度、産地のこだわりものも多い。個人的にはソーキ系も好きだったりした。 2019年、半年余りで30数回! 私が『ノ貫』にハマッた理由(ワケ)。 ・その1 低温調理のチャーシューにグッときてしまったから! 以来、チャーシュー別皿でビールが定番となってしまった。 ・その2 極細、バリ硬のストレート麺。最初はフムッ!? お次はムムッ! 終いにフ~ム……と、大納得。定番、煮干しそばにベストマッチだった。 ・その3 日替わりの限定メニューが驚くほどに充実。カレー風、オリエンタル風、沖縄風に加え、海老や蟹各種、魚貝類などの濃厚なフレーバー、さらに味噌、醤油、塩というスープベースの違い等々、バリエーションの豊富さは半端ない! 半年余りで30数回ハマッた際、同じメニューを頼んだ事はなかった。 ・その4 和え玉という混ぜそばの存在。黒酢の和え玉は常備品。浅利の和え玉が準常備品。さらに限定品も充実! ほぼほぼ日替わりペースで展開されている。 そばと称されるラーメンに大盛がない。なので、リーズナブルな和え玉は、満腹感を得るのに欠かせないのだ。また、和え玉は、麺自体の旨味をより強く感じられるのだ。 ・その5 定番の煮干しそばのバリエーションもすごい! 煮干しそばは常にある。でもって、限定に度々、頻繁に煮干しが登場する。ニボプレッソ、灰汁中華、特濃、怒特濃等々、煮干しの濃さや引き出し方などで差別化されている。和え玉でも然り、煮干しフレーバーが度々登場する。 以上、ハマッた理由! でした。 ※ラーメン専門店『ノ貫』は昼のみ。夜の『ノ貫』は、神奈川の地酒『雑草蓬莱』を楽しむ日本酒BARとなる。
2022/11訪問
2回
塩そばが一番人気らしいが、醤油も味噌も、魚介白醤油も何でも、相当旨いなぁ、そう思っている。で、毎回、スープや具材に施された丁寧な仕事ぶりに嬉しくなってしまうのだ。しみじみとした塩、香ばしくほんのり甘い醤油、キリリと魚介白醤油、ガツンと奥深い味噌……気分次第で何れを選んでも間違いなし! さらにホレてまう! のが麺。春よ恋や、きたほなみ等の北海道産小麦100%使用という、ツルっとシコっとした麺が喉越し&歯応え共に超絶マイ・タイプだったりするのだ。蕎麦とラーメンは大盛にしない、そう思ってはいたが、地球の中華そばでは迷わず100円の大盛券を購入してしまう。麺は、細麺と平打ち麺、何方を選べるのも嬉しい。何となく、塩には細麺、他は平打ち麺にしていたりする。味噌&白醤油には手もみの平打ち麺という選択肢もある。個人的には、味噌には手もみのゴツゴツ感がいいと思う。 で、最近、中華そばのベストフレンドはチャーシューネギご飯(小)ではあるまいか!? と思っている。ゴロゴロとサイコロより大きく角切りされたチャーシューがたんまりと入っているご飯物だ。香ばしく、柔らか過ぎず、硬過ぎず、しっとりとした歯応えがグッドなのだ。+50円で普通サイズのチャーシューネギご飯が買えるのに、何故(小)か!? 麺の大盛券を購入したからでは、決してない! 普通サイズを食べたことはないので定かではないが、+50円という金額ではご飯の量は増えても、角切りチャーシューの量は同じではあるまいか!? そう思っているからだ。ご飯より角切りチャーシューが多いんじゃねぇ!? そう思える贅沢に浸りたいからなのだ。ご飯と角切りチャーシュー、塩ダレの絶妙なバランスは(小)でなければ……!? 普通サイズを食べたことはないのではあるが、思い込んでいる。 知り合いに、この辺で美味しいラーメンありますか? と聞かれて、近い事もあり、地球の中華そばは!? で、塩も醤油も、担々麺も好きだなぁ、そう応えた。実は余程親しい間柄ではない限り、旨いよとは言わないようにしている。後々、滅多にはないけど、やんわりと違うと否定された際、ちょっぴり傷ついたり、ムカついたりするのが嫌なのだ。 数日後、その知り合いと再会。地球の中華そば、行きましたよ。美味しかった、味噌ラーメン。それは良かった……ンッ!? 塩も醤油も担々麺もとは伝えたが、味噌!? エッ!? 味噌があるの!? という訳で、地球の中華そばへGoだ。久しぶりだけあって、何かメニューが増えた&変わった気が。白醤油そばも初めてのような……。が、今日は味噌ラーメンだ。で、正しくは味噌そば。手揉みの平打ち麺と細麺が選べるとのことで、当然!? 平打ち麺を選択。何となく、プラス100円の食券を買い足して、大盛にした。 待つこと数分、大盛の味噌そば参上! 2切れの大振りのチャーシューがデンと載って、白いネギには花山椒がパラリ……。シナチクと揚げカスのような物の横に鮮やかな緑色の……ニラ、だ。スープを掬った瞬間、魚介系の香りが漂い、ガツンと味噌! でありながらも、丸く優しい。そして、ほんのりと甘い豊潤な風味が口中を駆け巡る。で、揚げカスのような物がスープに滲みてシュンとなり、香ばしい。手揉みの平打ち麺で大正解! 縮れて更にスープを纏って滋味深い。麺は、小麦粉の淑やかな甘さと香ばしさに包まれている。で、ニラがグッドジョブ! っていうか、最近、ハマっている、胡麻油で豚バラ肉を炒めただけの熱々味噌汁に、生ニラをたっぷり入れた、自称な~んちゃって豚汁に似た感じが嬉しかった。当然、味噌そばの奥深さには叶わないが……。一味唐辛子でもあったらなぁ、とも思ったが、スープも完飲、大満足。次回は白醤油……だな。
2022/08訪問
2回
餃子バンザイ かれこれ30年あまりのお付き合い。百軒棚の喜楽の看板が目に入ると、間違いなく入りたくなる。で、中華そばを頼む。と、シャキシャキもやしに辣油を効かせて……く~っ、もやしそばにすれば良かったと後悔してしまう。しかし、もやしそばを選ぶと、次は焦がしネギの効いた醤油ベースのスープ、シンプルな中華そばにしよう! と、もやしそばを啜りながら、中華そばを思う、優柔不断な自分が常にいる! が、だ! 餃子は違う、迷うことなく、必ずラーメン丼の前後左右にいつも、常に! 鎮座している。つまり、喜楽に行く=餃子を喰らう事だったのだ。ニンニクの効いたパンチのある、超オーソドックスなラーメン屋さんの餃子らしい餃子! なのだ。自家製辣油も旨いが、最近は酢胡椒もなかなかっ! ビールが進むクンだぜ。 ※蛇足だが、8割方、ニラレバ炒めもオーダーする。
2021/01訪問
1回
ここ1ヶ月の間に3度も暖簾を潜ってしまった! 1度目は、中盛チャーシューメン。手切りとマシン切りの違いはあるものの、小気味良い歯応えと、香ばしくジューシーなチャーシューは、本家、吉村家を彷彿させてくれるなぁ、そう思って、滋味深く、濃厚なスープに負けてない太麺を啜り喰らう。と、横の席には青ネギがたんまりの1杯と、何やら旨そうな丼が……。こうなると、青い九条ネギと、丼物が頭から離れない。が、腹いっぱいだ。 数日後、普通のラーメンに青ネギトッピング、当然、まぶし丼の食券も購入した。チャーシューの枚数は減ったが、青ネギが嬉しい! 青ネギは1度スープに沈めてがいい。家系スープに青ネギの相性の良さに感無量! だ。まぶし丼参上。玉ねぎと豚肉が甘じょっぱく、すき焼き風に煮込まれたものが白飯に乗せられている。麺ファースト、先ずは麺を啜り終えてからご飯もの、がマイ・ルール。でも、気になって、時折つまみ食いしつつ、大満足。想像以上にボリューミーで、最後はスープを入れて流し込んだ。と、横の席のキャベツトッピングに目がいった。盛り沢山の茹でキャベツか……。 で、数日後。ラーメンに青ネギとキャベツをトッピングした食券と相成った。まぶし丼は自分にとって、ちょいとボリューミーというのは学習済みだ。茹でキャベツが家系スープに合うことは知ってはいたが、青ネギと相まって、このスープ&太麺とのベストマッチに感無量! にしても、キャベツ、青ネギ、それに家系の定番、ホウレンソウ、ニンニク、生姜……野菜たっぷりで、何とヘルシーな一杯なんだろう、そう思った次第。で、腹八分目よりも満足感があったような気がした。
2022/06訪問
1回
大豚から小豚と、啜る量こそ減ったが、二郎ではラーメン、野菜マシマシ、ニンニク一筋! を凡そ40年貫いてきた。が、だっ!! 汁なし二郎命という輩と出合ってしまった! 酔いに任せて喧喧諤々言い合って、最終的に食べてもいないのに邪道とは何たることか!! と怒鳴られ、金は出すとまで言われ、啜ることとなった次第。 とある日、ラーメン二郎、横浜関内店の行列に輩と一緒に並んだ。奢るよ、そう言われたが、自分の腹は自分でと断った。輩は、汁なしにチーズとキムチ、ネギをトッピング。私は、ネギのみをトッピング。小ラーメンに汁なし券とネギを別途購入して列に戻った。聞き耳を立てていると、何となく半々の割合で汁なし二郎ファンがいるらしかった。 待つこと15分ほど、席は離れていたが、二人同時に案内された。お好みは? と聞かれ、野菜マシ、ニンニクでと応じた。着丼。ふ~む、確かにスープがない! 汁なしだ。先ずはよく混ぜてから、啜り喰らうらしい。何となく玉子の黄身を最初から潰すのは嫌だなと思いつつ、エイヤーとかき混ぜ、口の中に放り込んだ。二郎だぁ、がファースト・インプレッション、玉子の黄身感は滑らかさとなって、薄かった。で、ラーメンより強く二郎感がある。塩味が効いているのではなく、ガツンと強い二郎、そう思った。途中、一味唐辛子で味変し、一気に喰らってしまった。いつもの二郎滞在啜り時間の凡そ3分の2ほどだった。フ~ッと店を出て、邪道は言い過ぎた、ありだよなぁ、そう輩に呟いた。が、最後まで飲みきれなかった、タレ!? 汁!? にスープ割りをしたかったなと思ったのも事実だった。 汁なし二郎、濃くて強かった。 2022年、初二郎! だ。年に数回訪れる、超絶二郎モードがやってきた。実は、1月にもあったのだが、長女と孫に、いい加減止めとけば!? 絶対最年長だよ、店内じぁ! で、渋々我慢したのだ。だから、当然、内緒での訪問だ。オーダーは、ここ20年以上、小豚の野菜マシマシ、ニンニクだっ。ク~ッ、至福のキャベツとモヤシのチョモランマ! 先ずは、丼の底の方から、自家製の極太麺を引っ張り出し、茹で蒸された野菜マシマシを二郎汁に浸す、ドボン返しが最初の作業だ。とにかく、溢れこぼれ落ちないように、細心の注意が必要。で、ニンニクを全体に散りばめ、二郎汁をガツンと一口。再会二郎をスープで確認するのだ。お次は当然、極太麺、啜るというより、噛み拉き、かっ喰らい、小麦を味わうのだ。で、マシマシ野菜で何となくヘルシーかも!? 的気分になり、豚の塊肉で野生を取り戻す! とにかく、箸を止めてはいけない! 動かし続けて、半分ほどになったらならば、一味唐辛子で味変だ。で、店先の自動販売機で事前に買っておいた、黒ウーロン茶を回し開け、口中を洗い流し、辛みマシマシの二郎を喰らい尽くすのだ。 大概、どういう訳か、汗ばんでいる。で、周囲を見渡して、やはり最年長か……と、多少焦燥する。で、こんな日は、夕飯を頑張らなくてはいけない……のだ。
2022/09訪問
2回
頼むべき一品は、既に決まっている。チャーシューメンだ。後は、並か中盛かのチョイスだけ、大盛にはしない。特に理由はない。ただ、大盛だと、極太の麺の存在感で、スープが少なくなってしまうかもという不安感が、あるような気が……。 さて、何故チャーシューメンかというと、カウンター越しに見える景色のお陰なのである。見事なまでに、程よく薄切りかつ、大振りに、手切りされていく、豚の肉塊を目の当たりにするからである。で、この光景、とにか見入ってしまうのだ。で、丼の縁を覆うように、チャーシューの絨毯を敷き詰めたくなるのだ。今回は、海苔もトッピング、襟巻き状にしてみた。 マイ家系ラーメンの楽しみ方は、大体決まっている。先ずは、そのまんまを味わい、行者ニンニクをたっぷり入れて、楽しむのだ。さて、大振りのチャーシュー。大振りならば、薄切りではなく、もう少し厚く……と欲張るなかれ! 食べて、程よい薄切り加減に納得する。薄切りながらも肉感と、いい感じの歯応えが心地いい。襟巻き状の海苔は、スープに溶けない内に、麺を巻ながら口に放り込む。麺を啜り終えたら、仕上げは、生姜! 豚骨醤油のスープと、生姜のマリアージュ、堪らない! のだ。
1回
8月の後半、2週間で3度も啜ってしまった、時雨。東京、荏原中延の行列店、多賀野を卒業したという、ご主人の作る中華蕎麦は、ほんのり甘くて、長年、多賀野の行列に並んできた輩には、懐かしくて堪らない1杯だ。 と、卓上のポップ、つけ蕎麦の美味しい食べ方、というのが目に入った。1.先ずは、麺そのものを味わう為、そのまま or 卓上の塩で、小麦(はるゆたか)の風味を味わって下さい。とあった。 2.は、つけだれに付けて。 3.出汁割り。つけだれを、様々な魚介系の出汁で割る、言わば、蕎麦湯のようなもの……。 2.はともかく、1.3.が気になって、仕方がなかった、醤油ベースの中華蕎麦ながら……。 数日後、散歩の途中で時雨にイン。ホロホロ南蛮つけ蕎麦の大盛を発注。当然、そのまま&塩で、はるゆたかを堪能……ふ~む、小麦の繊細な風味は多少、感じたような気がする。が、分かる大人的なことをしている自分に、酔っているだけかも……!? ツルシコな麺、シコはともかく、ツルは半端ない! 超絶、滑らかに喉を駈け抜けていく。で、大盛! 麺の啜り応えも相まって、何とボリューミーなことか。満腹、満腹、大満足だ。さて、お次は出汁割り、だ。飲み干す自信はなかったが、つけだれが全く別物に大変身! 究極の味変! しかも、超マイ・タイプ。特製の七味(中華蕎麦にも合う)も楽しみつつ、完飲! 満腹の胃袋の全ての隙間は、出汁割りで埋め尽くされたのだ。 と、さらに数日後。同じ感動よ、再び! とばかりに、時雨イン。青唐辛子酸辛つけ蕎麦、多少辛めであるならば、更に刺激的な自家製辣油の辛メンマも追加して……以下同様、でした。
1回
初とらきち家。ようやく、啜るくんだ。と、厨房の中に見覚えのある、恰幅のいい男性を発見。確か、家系総本山の吉村家で、以前、見かけたぽっちゃり少年だった。が、すっかり貫禄のついた立派なオヤジになって……何か嬉しい。もう、啜る前からラーメンが旨い! で、中盛チャーシューメンを注文した。これは、吉村家でのマイ定番オーダーだったりする……。知った顔に出会って、引っ張られた!? 数分後、着丼。何か、吉村家よりスープの色が濃い感じ……比べても仕方が無いけれど、今日は吉村家を引きずってるなぁ。と、中太麺もスープもホウレンソウも海苔も、ザッツ・家系! となれば、家系でのマイ・楽しみ方を貫くだけだ。出されたまんまで、3分の1。で、行者ニンニクたっぷり回し入れて3分の1。辛み少々で麺を啜りきる。残ったスープに生姜を入れて、ジ・エンド! そうそう、海苔はスープに溶けない内に、麺を巻いて喰らうべし! だ。……と、チャーシュー! 吉村家のシュンと、噛み応えのあるジューシーなチャーシューとはまったく違う、ナイスなチャーシュー。吉村家のも好きだが、とらきち家のチャーシューは、低温調理っぽく仕上がっていて、超グッド! 中盛チャーシューメンで大正解だった。 店を出る際、吉村家にいたよね、そう小声で聞いてみた。と、はい、若い頃ね、そう笑ってくれた。若い頃……かぁ、何か歳を感じてしまったぜ。
1回
特製鶏つけそば&和え玉 国産小麦使用の中細ストレート麺は、昆布水とも、TAKANO WATERとも書かれた、よく冷やされたスープの中に入って提供される。麺と一緒に盛り付けられているのは、穂先メンマ、とろろ昆布と、三ツ葉だ。昆布水は、しっかりと味付けされている。 まずは、そのまま啜ってみた。コシというより、硬めのプッツリとした歯応えの麺は、たっぷりと昆布水を纏って、胃の中に落ちていく。あれ!? これだけでイケる! が、器ごと温められた熱々のつけ汁が待機している。 つけ汁は、信玄鶏から丁寧に抽出した鶏ベースのスープに、4種類の醤油や魚醤をブレンドした、タレを合わせたもの。鶏胸肉のチャーシューが器に添えられ、底には炙った鶏チャーシューが沈められていた。つけ汁は、以外としっかりとオイリーで、麺によく絡んでくる。当然だが、昆布水とは全く違った味わい! なので、そのまま啜って、付けて啜っての無限ループ! あっという間に完食、丼と器は空になった。 和え玉登場! 刻みチャーシュー、キノコ風味のソースとタレ、ネギをよく混ぜて、一気に啜る! 濃厚でクリーミーなソースに、プッツリと硬い麺の歯応え……堪りません! ハーフタイムにレモンで、爽やかに味変! 和え玉、貴方も主役! そう思った。