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120 件を表示 571

焼鳥 京都橘

焼き鳥 WEST 百名店 2023 選出店

食べログ 焼き鳥 WEST 百名店 2023 選出店

焼鳥 京都橘

京都市役所前、烏丸御池、三条/焼き鳥

3.77

98

¥10,000~¥14,999

-

定休日
月曜日

夜の点数:3.8

京都市役所近くの焼き鳥屋さんに約1年ぶりに訪問です。 高坂鶏や梶谷農園さんのハーブを使い、日本料理ベースのクオリティの高いコースは当初から素晴らしく、外国人客も以前から見られていましたが、この春にミシュランガイドに掲載された事もあって、認知も人気も上がっている様です。 コース内容や流れは以前と大きくは変わりませんが、焼きに関しては以前よりもメリハリをつけており、しっかりと焼くものはしっかり、優しく火入れするものは以前と同様にという感じ。 更によく食べる方も多いのか、横浜の1000の様に〆の選択肢が増えて焼きおにぎりやラーメンも用意されています。 最近は客層は外国人が大半という事も多い様ですが、逆に日本人は以前よりも同伴の方や居酒屋と勘違いしている様な方も多い様で残念。東京の有名店に比べてリーズナブルな点も目立っていた事も理由かと思いますが、価格はこの春から上げてコースも一種類のみになった様です。これで客層のコントロールも出来ると良いのですがドリンクの種類も絞っていった方が良いのかなとも思います。 スタッフは増えていますが、一部はあまり慣れていない様に見え、出来ればワインなどに詳しい方が入ってペアリングの提供をするなどクオリティを上げていかないとミシュランなどでの評価もこれ以上、上がりづらいかなとも感じました。 こちらも同様に焼き鳥屋として季節感を出しづらい難点は感じますが、今後もひとつひとつクオリティを維持しながら頑張っていってほしい。 場所柄、大衆感はありますが、今後も進化しする余韻は感じられ、大きな変化が有れば、また機会を見ながら伺いたいと思います。 突出し おぼろ湯葉 じゅんさい お造り 砂肝 白肝 昆布締め 胸肉 タタキ 梶谷農園ハーブ ねぎま ささみ 梅肉 脛肉抱き身 柚子 丸オクラ 茶碗蒸し インカの目覚め グラノパダーノ つくね塩 筋膜 内腿 手羽元 醤油麹 生つくね ネギトロ巻き ホワイトコーン 皮 タレ 土鍋御飯 黒舞茸 西瓜 パイナップル 京都市役所からも程近い場所に約一年半ほど前に出来たばかりの焼き鳥屋さん。 地下の目立たない場所にも関わらず、徐々に人気が出てきている様です。 それもそのはず、数少ない貴重な高坂鶏を扱うお店で、カウンター10席程ですが、この日も満席。海外からのお客さんも居られ、女将が流暢な英語で対応されていました。 同じ高坂鶏を使っていても、結構、お店によって方向性や味わい、焼き方にも特徴が出て面白い。 こちらは生に近い食感や味わいを大切にされている様で、特に前半は優しい火入れでレアに近い。ささみもかなり柔らかく、ふわっとした食感。中盤に出てくるつくねも印象的で、中心は柔らかい生の様な仕上げ。最近はタレや卵につけているお店も多い中で、塩だけというのも自身の表れなのでしょう。 焼鳥はなかなか季節感を出しにくいですが、主人は日本料理店出身らしく、途中途中に入る料理も焼鳥屋らしさは残しながらも使う食材や仕上げにはセンスを感じさせる。 なかなか新規の仕入れは難しい梶谷農園さんのハーブやエディブルフラワー、さりげなくパテに使われているバゲットも風味もよく美味しいです。 更に〆は炊き込みご飯。出始めたばかりの筍が使われており、シンプルに塩や鶏の出汁の味わい、木の芽の香りも通常の焼鳥屋にはないワンランク上の上品さを感じる。 食後のデザートも旬のフルーツを出す感じも日本料理らしい感じ。 ドリンクはひと通り何でもある感じですが、ビールや焼酎などは年配の方が好む様な昔ながらのラインナップなのは若干、残念。この辺は客層の感じが現れているのだろう。その中でも古代米を使った日本酒や日本ワインなどもグラスで出されていたのはお店の食や味への拘りやセンスを感じさせる。 これまでは一回転のみの営業でしたが、徐々に週末から二部制での営業となる様です。まだまだ予約は取れますが、今後は人気ももっと出てくると思いますし、予約の取れる内にまた伺いたいと思います。 因みにソフトバンクの携帯だけは中継機があるものの繋がりにくいので注意です。代わりにUSENのフリーWiFiは使える様です。

2024/05訪問

2回

日本料理 研野

日本料理 WEST 百名店 2023 選出店

食べログ 日本料理 WEST 百名店 2023 選出店

日本料理 研野

神宮丸太町、東山、三条京阪/日本料理

3.99

149

¥20,000~¥29,999

-

定休日
月曜日、火曜日、日曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.2

定期的に訪問させて頂いている研野さん。 コースの大きな流れはかわりませんが、どの料理も何だかクオリティが上がったというか、全体的に安定感が増して、話題性よりも本質的にレベルが上がった様に感じます。 時期的には素材も難しいと思っていたのですが、五月らしい雰囲気も表現されつつ、夏らしい時季の素材や料理も取り込み、上手く仕上げているなと思います。 各月内では大きく料理は変えませんが、やはり月初めと終わりでは入手できる素材も変わってくるだろうに、以前よりも完成度も上がっている様に感じました。 次はまた季節が変わる頃にでも訪れたい。 来年には移転も予定されていますし、更なる進化も楽しみです。 うすい豆豆腐 雲丹 八寸 明石蛸 アスパラガス 唐墨 新生姜 胡麻和えなど お椀 揚げ茄子 鱧 水玉ぐじ 甘鯛 生姜 大葉 胡瓜 叉焼 ジャンボマッシュルーム 鰹 ぽん酢 四種柑橘 鮎 たで酢 胡瓜 清湯 冬瓜 土鍋御飯 酢橘 饂飩 ジュンサイ パイナップル パッションフルーツ マンゴー アイスクリーム すはま 今年初訪問です。 移転の予定がある様で、あと何回、現在のお店に伺えるかなと思っていましたが、準備に時間が掛かっている様で、来年以降に延ばした様です。 場所は今のお店よりも北のエリアになる様です。 さて、今回のコースですが、より青森愛も感じられるし、意図的に一部、石川の食材を使ったりもされていますが、また全体的にレベルアップされている事を感じられる内容でした。 いつもより食事に集中したせいか、いつもより時間もあっという間で、驚きました。 ドリンクは一杯目からおまかせで。 寒い日が続いていた事もありますが、一杯目から男山を熱燗で。意外と辛口過ぎず、甘みも酸味も感じられ美味しい。 一品目に出されたたっぷり食材の青森の郷土食らしい、けの汁も身体が温まるし、これまでのコースの流れとも異なりますが、面白いし、この熱燗ともよく合いました。 ほぼ一品ずつにグラスで日本酒を色々と合わせて出して頂き、よく飲んだし、どのお酒も美味しかったです。 けの汁 大根、牛蒡、椎茸、人参、蕗、蕨、高野豆腐、昆布 造り 明石鯛 鰆 焼豚 芹 加賀蓮根 白子御飯 お椀 新海苔 淡路 烏賊 ちぢみほうれん草 牛肉 自家製ウスターソース 鰯 塩焼き 青天の霹靂 焼豚丼 自家製唐墨丼 鮪黄身丼 鶏、豚、牛、金華ハム出汁 麺 苺 ソルベ ホワイトチョコ葛餅 数ヶ月ぶりの訪問です。 相変わらず、予約は深夜の争奪戦ですが、他の有名店に比べると頑張れば伺える感じなので、有り難い。 時期的なものもあり、コース内容はいつもより若干豪華だし、流れも少し異なります。 先ず贅沢にコッペ蟹の焼売。香りも素晴らしいですが、甲羅を外すと蟹肉も卵もたっぷりと使われていて、旨みが凄い。いつもの紹興酒ともよく合います。 いつもなら焼豚が提供されるタイミングで焼き河豚が出されます。食感的には鶏肉っぽいが、コース後半では更にフライドチキンに見立てた唐揚げも出されていて、こういう遊び心は流石です。 BGMも年末のスペシャルバージョンで、土鍋の蓋を開けるパフォーマンスもいつもと違う曲で、いつもとはまた異なる雰囲気を堪能できました。 また来年も定期的に伺えたらと思います。 甘鯛 かぶら蒸 八寸 カマス カワハギ こっぺがに 焼売 河豚 明石鯛 車海老 鱈白子 すり流し 鰹出汁 フライドチキン風 河豚 唐揚げ 青菜お浸し 焼豚 土鍋御飯 中華麺 鯛出汁 リコッタアイスクリーム 苺葛餅 今回も約3か月を空けての訪問です。 いつも予約枠リリース直後に一瞬で埋まってしまうので貴重な席。 今回は初めて早い枠の17時から訪問させて頂きました。 日にも寄るかもしれませんが、少しずつ地元の常連さんが多くなってきている様に感じます。 9月はまだ暑かったですが、結構、秋らしい食材も取り入れられていて、よくこの内容で1ヶ月続けられるなというのが、正直、驚きです。 それだけ内容もしっかりとしていて、流石という感じ。 結構、これまでは料理に食材、お酒、ミュージックと情報量が多すぎて、意識も分散してしまうし、集中して全ての情報を得ながらとなると疲れてしまう感じもありました。 今回は色々なものをスルーしながら、目の前の食事に集中。その分、食材など細かい情報は抜け落ちていますが、純粋に味わいを楽しめたと思います。 気楽に雰囲気でBGMは感じながらというのが良さそうですね。 また頑張って予約してみたいと思います。 茄子 揚げ浸し 大葉ご飯 叉焼 銀杏 芋 カマス セロリ 南蛮漬け お造り 真鯛 お椀 甘鯛 松茸 無花果 柿 揚げ物 鰆 なめこ 菊花 土鍋御飯 叉焼丼 へしこ茶漬け 稲庭うどん フルーツ 葡萄 ベビーキウイ すはま 約3ヶ月ぶりの訪問でした。 4月、5月はお子様の誕生もあり、一日一回転のみでした。6月からは2回転に戻されていますが、相変わらず人気で予約はなかなか難しい。 たまにキャンセルはある様なので、こまめにチェックするしか無いだろう。 この日はほぼ何度か訪れたことのあるお客さんばかり。会話の雰囲気を見ていても、以前からの常連さんばかりで、落ち着いた感じ。 少しスタッフも増えていて、全体的にも安定感が増している感じに見える。都内の某人気有名ラーメン店の店主がお店を閉じて、こちらに修行に入る予定とネットでも話題になっていたが、その方も最近からお店に入っておられる様。 コースの流れは大きく変わらず、旬のものを取り入れながら、定番の叉焼なども振る舞われる。 ドリンクは前回同様に合うものをペアリングで提案して頂き、ほぼ全ての料理にビール、ワイン、日本酒などを幅広く少しずつ頂いた。 また、今回は前回よりも注意深く音楽のペアリングも堪能させて頂いた。ネットで検索しながらであるが、掛かったタイミングも含めて、一部間違いもあるかもしれない。クラシックから、昭和歌謡、60年代のポップなども含めて幅広い選曲は年配の客層にもウケが良い様。土曜日だからかSaturdayに纏わる曲も幾つかあったが、意識して曜日ごとに変えているとしたら、かなり大変な作業だろう。トータルでは40曲ほど使われている様。 エビスビール 冷や汁 鮎一夜干し ベイ・シティ・ローラーズ Saturday Night 紹興酒 水割り もち豚 叉焼 井上陽水 自然に飾られて デンマークワイン 明石の蛸 ディル ヨーグルト ビートルズ オクトパス・ガーデン 田酒 お造り 黒メバル 肝醤油 大滝詠一 君は天然色 八仙 お椀 賀茂茄子 Charlotte de Rothschild Summer: When Summer Comes 豊盃 焼物 イサキ 唐墨 ビリー・ジョエル Piano Man (Live at Yankee Stadium, Bronx, NY - June 1990) 山本厚太郎 & ウィークエンド 岬めぐり ロワール シュナンブラン 玉蜀黍 葛豆腐 チーズ シーナ・イーストン Morning Train (Nine to Five) シードル 焚き合わせ うすい豆 オクラ 車海老 小蕪 吉幾三 酒よ ご飯 青天の霹靂 しらす黄身ご飯 鮪漬け へしこ茶漬け ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 & サー・ゲオルク・ショルティ "Pomp and Circumstance,", Op. 39: March, No. 1 in D 米米CLUB 君がいるだけで 冷麺 高橋真梨子 五番街のマリーへ 珈琲 パイナップル マンゴー パッションフルーツ ライチ 松田 聖子 SWEET MEMORIES 京都の平安神宮も程近い岡崎にオープン、間も無く二周年を迎える研野さん。 因みに苗字の様なお名前ですが、下のお名前が研野さんです。 以前から伺いたいと思っておりInstagramもチェックしていましたが、飛ぶ鳥を落とす勢いというか、あっという間にあらゆる評価で高い評価を得て、人気有名店の仲間入り。 近年の実績 「RED U-35 」2022 RED EGG(グランプリ) 「ミシュランガイド京都・大阪2023」1つ星獲得 「ゴ・エ・ミヨ2022」3トック獲得 ヒトサラ「Best Chef &Restaurant 2021-2022」 予約は取りづらい状況が続いていますが、更に奥様の出産予定もあり、4月、5月は二部制は取り止め、一回転のみの営業という事で予約は更に困難となっている様です。 話題のお店という事もあり、地元のお客さんよりも遠方からの客が大半。飲食関係の方もいらっしゃる様です。この日は一部のお客さんを除いては初訪問の様で、皆さん品も良いし、お酒もよく飲まれる。 お店の前に早めに着くと暖簾も出ておらず灯りも消えたまま。暫くするとお店の前で待たれている方もチラホラ。全8席程度ですが、狭い歩道で待つのは迷惑にもなるので止めましょう。5分前に灯りがつき、扉が開くので、それに合わせてお店の前へ。入店順にカウンター奥から席につきます。席数の割には若いスタッフが多く、流石の貫禄です。入って直ぐに店主の研野さんからもご挨拶。 お店は日本料理のカテゴリーではありますが、授賞経歴から見ても、もっとモダンな雰囲気も取り入れているのかなとも思いましたが、京都らしい中華料理のエッセンスも多く感じられますが、日本料理としてのベースの部分のクオリティも素晴らしい。 〆も自家製の卵麺を出されたり、純粋な日本料理というよりはトータルとして上品な香港や上海でも頂ける様な中華懐石の様な感じもありますが、京都の町中華のニュアンスも取り入れた研野さんのモダンな京料理の表現なのかもしれません。 ドリンクは客層的なものもあると思いますが、ビールや日本酒を中心に提供されています。 飲む方も多そうなので、普通にペアリングを提案されても良い気がします。若いスタッフはそこまでお酒には詳しく無さそうでしたが、研野さんにお願いして料理に合うものを組み立てて出して頂きました。 日本酒は基本的に御出身の青森のものを提供されていますが、超辛口に偏り過ぎてしまう客を気遣う様に甘みや酸味も適度にあったり華やかなものもあり好感が持てるラインナップ。何も言わなくても、グラスで日本酒を出してくれるのも素晴らしい。 ビールも比較的、味わいの強いものを提供されている感じです。 他にも予め水で割って一晩置いた熟成紹興酒なども提供されており、ノンジャンルですが、料理と合わせた際の精度は高くセンスは良い。ワインはどういうものがあるかは判りませんでしたが、グラスでも一杯出して頂けました。将来的には熟成した古いワインや少し酸化のニュアンスのあるもの、旨みの強い自然派ワインなども一部取り入れると更に評価も上がるのではと感じました。 さりげなく出して頂いていた水は食後まで口にしなかったのですが、一口飲んで不思議な旨みがあり驚きました。どこのものか忘れてしまいましたが京都市内の井戸水だそう。 予約が取りづらい状況は続きそうですが、夏以降にでもまた伺いたいと思います。

2024/05訪問

6回

MOKO

丸太町(京都市営)、烏丸御池、二条城前/フレンチ

3.59

15

¥15,000~¥19,999

¥6,000~¥7,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.2

昼の点数:3.9

数ヶ月ぶりに訪問です。 前回、訪問時には既にミシュラン掲載がプリアナウンスされていましたが、正式に一つ星獲得が発表されてからは、更に反響が大きい様子。 元々、外国人観光客は早い時間帯か、かなり遅い時間帯の利用を好みますが、この日も最終入店時間に複数組の外国人が入ってきていました。 日本人の利用者も徐々に増えてきている様ですが、一般の方はよほど有名かリーズナブルなお店じゃないと難しいのかもしれませんね。 東京などの遠方から訪れる方も増えると面白いかなと思いますが、先日、こちらのお店が虎ノ門のアンダーズのダイニングでポップアップを5日間行い、反響も良かった様で多少は認知も上がった様です。 この日はディナーでの利用でしたが、メニュー構成や料理のクオリティも以前よりも良い方に向かっている。焼き物全般を任せられるスタッフが加わった事もあると思いますし、より積極的に国内の旬の素材を使っていることもありそう。 熟成庫には鴨が何羽も入っている。 遠目に見るとまるでローストしている様な色合いだけれど、実際には低温でドライエージングしており、生ハムなどに近い状態なのかもしれない。 この日はメインで数週間熟成したものを頂きましたが、レアに仕上げられた肉は食感も味わいも面白い。 他の前菜などの料理も以前より手間が掛かっているし、以前は奥のキッチンテーブルで仕上げていた料理もカウンター目の前で仕上げていて、より臨場感も増している。 まだまだ今後も進化する可能性を感じられ、今後も定期的に伺っていきたいと思います。 石川 桜鱒、大原の山菜 Ishikawa Cherry Trout, Ohara Mountain Vegetables ホワイトアスパラガス、甘海老 White Asparagus, Sweet Shrimp 北海道産帆立貝、ほうれん草 Hokkaido Scallop, Spinach 大分産子羊肉、茄子 Oita Lamb, Aubergine 茨城産鴨肉、スイートコーン Ibaraki Duck, Sweet Corn 'Mythese'チーズセレクション(別途料金¥1,500) 'Mythese' Cheese Selection (Supp. ¥1,500) パイナップル、マンゴーソルベ Pineapple, Mango Sorbett 多良間島産黒糖タルト、ジンジャーアイスクリーム Tarama Island Brown Sugar Tart, Ginger Ice Cream コーヒーもしくはティー Coffee or Tea レモン メレンゲ フィナンシェ 地下鉄丸太町駅からも歩いてすぐの古い町家を改築されて昨年オープンされたMOKOさん。 オープンから間もない昨年の夏前にランチで伺っていましたが、久しぶりに今回はディナーで訪問です。 年末にお店の前を通ったところ、以前にジャンジョルジュに居られたソムリエの方が気づいて、前まで出て来られて、少し立ち話をしていた事もあり、その後の変化や進化が気になっていました。 こちらのお店自体、間もなくオープンから一年を迎えますが、少しずつ認知度も上がってきていて、更に4月に出版されるミシュランガイドの先行発表で、掲載される予定である事が既にアナウンス。 まだ星の数などは判りませんが今後が楽しみ。 また、早速、目ざとい外国人の予約が増えてきているとの事で、ミシュランの正式発表後は予約も取りづらくなるかもしれません。 今回のディナーはランチに比べても品数は多いですが、以前からの進化も充分に感じられる内容。一週間ほど自前で熟成させた魚を使った料理も旨みが増していて素晴らしいですが、合わせる素材の組み合わせなども流石のセンスを感じさせる。 更にソムリエが加わった事で、以前よりもナチュラルワイン主体のペアリングとなり、料理の味わいを引き立てている。基本、クラシックなクリーンナチュラル系なので、自然派のクセが苦手な方でも充分に楽しめるセレクションだと思う。 夜遅くまで色々と話も伺えて、今後の進化も楽しみだし、また別の季節に伺いたい。 アミューズ ブリオッシュ、烏賊 Amuse 大分産天然鰤、人参 Oita Wild Amberjack, Carrot 北海道産帆立、カリフラワー Hokkaido Scallop, Cauliflower 三重産平目、ロマネスコ Mie Flounder, Romanesco 京都大原産鹿肉、キャベツ Kyoto Ohara Deer, Cabbage 熊本産黒毛和牛、菊芋 Kumamoto Black Wagyu, Jerusalem Artichoke "Mythese"チーズセレクション 'Mythese' Cheese Selection 林檎、ヴァニラアイスクリーム Apple, Vanilla Ice Cream ヴァローナグアナラチョコレート、オレンジ Valrhona Guanaja Chocolate, Orange コーヒーもしくはティー Coffee or Tea 京都地下鉄の丸太町駅からも程近い路地裏にオープンされたばかりのお店。 古い町家を改装されて、かなり贅沢でモダンなスペースを造り上げておられます。 店内に一歩入ると、意外と広いスペースと多くの席があるのに驚きます。 まだ認知が低いこともあり、予約はまだ落ち着いており、カウンターメインの営業の様ですが、将来的には逆に敢えて、カウンターは使わずに、テーブル席中心でのサービスにするのも、意外と雰囲気は良い気がする。 ただカウンター席に座って驚くのは、大きな一枚板を使われていること。かなり長い板なので、継ぎ目を探してみてが見つからない。どうやら元は8メートルもあるチェリーの板で、逆にこれを削ったり、端は棚など別の用途にも使われている様。 またキッチン脇にはドライエイジング専用の冷蔵庫が置かれている。熟成肉専門店ならわかるが、こういうレストランで見かけたのは初めて。上には肉、下には魚が綺麗に吊るされている。今後、ジビエなども提供したいとの事で、その季節が楽しみです。 全体的にすごくお金が使われていることが判るが、どうやらシェフの奥様の実家の会社がバックアップされている様。 シェフは元々、ロンドンなどでジャンジョルジュ系列のお店での経験が長い様子。この春に京都にジャンジョルジュの国内二店舗目が営業を開始しているが、そちらの準備などにも関わって居られた様子。そちらのオープンが遅れている間に独立し、こちらのオープン準備を進めていた様。サービス担当の女性も最近まで、ジャンジョルジュの開店に携わっていた様です。 この女性も海外が長いのか、シェフもそうですが、お二人とも綺麗な英語を話されていて、外国人客が多い京都ではかなりの強みになるだろう。 料理はランチコースだと、かなり皿数も限定されていますが、それでも海外出身シェフならではの料理を堪能できます。最近は海外のモダンな有名店で修行した日本人シェフも多いですが、酸味やハーブの使い方は外国人シェフの方が抜群に上手く、センスを感じることが多いです。 全体的に熟成もかけながら、うまく素材を活かした料理になっていると思います。予約が安定してくると更に進化が期待出来そうです。 最初に出されるパンは香りが良く、驚いたが、二階にベーカリースペースがあり、天然酵母を使った自家製との事。長時間発酵をされているので、サワードウに近い優しい酸味も感じられ、食事にもよく合う感じ。バターもフワッとしたホイップバターっぽい。 ドリンクは厳密にペアリングコースを提供されていないが、グラスでも色々と提供されており、泡、白、赤を料理に合わせて出して頂いた。現状、フランスのクラシック寄りのものが多い感じだし、ちゃんとしたソムリエが居られれないので、今後の課題だろう。 近くのKOKEさんとも仲良くされている様だし、モダンな料理にも合う、自然派ワインもうまく取り入れていくと面白いお店になりそうだと感じた。 蔵の中や個室なども食後に見させて頂いたが、かなりの拘りを感じられ、今後の展開も色々考えている様で、更なる進化が楽しみです。 また別の季節に訪れてみたいと思います。 明石産鯵のグリル、きゅうりの焦がしヴィネグレットと昆布オイル マリネした大原産トマト、トマトウォーターゼリー、湯葉、カモミールとレモンのオイル 和歌山産鰹、ズッキーニ、ソースヴィエルジュ オーストラリア産ラムロインと肉の白味噌煮込み、賀茂茄子、黒ニンニクと黒オリーブペースト “Miythese”チーズセレクション グアナラチョコレートのガナッシュ、ヘーゼルナッツとチョコレートのアイスクリーム コーヒーもしくはティー

2024/05訪問

4回

実伶

日本料理 WEST 百名店 2021 選出店

食べログ 日本料理 WEST 百名店 2021 選出店

実伶

丸太町(京都市営)、烏丸御池、二条城前/日本料理

3.86

140

¥20,000~¥29,999

-

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.2

京都駅からもアクセスの良い地下鉄丸太町駅からもすぐの実伶さん。数ヶ月ぶりに訪問です。 最近は定期的に訪問させて頂いていて、一年を通して、色々な旬の素材を使った素晴らしい料理をアラカルトで頂きました。 最近は基本的には新規予約は二部制になっていますが、常連さんは多少の調整は出来る様です。 早い時間帯から利用できる事もあって、相変わらず賑わっています。 この時期は京都でも旬の素材が限られて難しい様ですが、メニューは定番も含めて充実。 ビールを一杯頂きながら、メニューを眺めて何を頂くか頭の中で組み立てます。頂きながらも追加は出来ますが、品切れになる事もあるので、気になるものは早めに注文してしまうのが良さそうです。 毎回、〆には御飯を頂きたくなりますが、食べ切れない場合は御飯はお土産にも出来るので、頼んでも後悔はありません。 今期は特にジュンサイや鳥貝が美味しかった。 わらび餅も季節感や甘みや酸味のバランスも良く美味しかった。 また別の季節に伺いたいと思います。 先付け ゼリー寄せ 夏野菜すり流し 新順才酢 鳥貝酢みそ 丸茄子木芽田楽 あぶらめ順才椀 夏野菜かき揚げ 和牛ビフカツ 丸唐麺 桜海老もろこし 釜御飯 わらび餅 数ヶ月ぶりの実伶さん。 今年は初の訪問。最近は京都に入ると先ず伺うルーティーンになっています。 18時に伺うと既に何組かお客さんが入っていて、いつもより奥側のカウンター席に。 先ずはビールを頂きながら、メニューを眺め、食材が被らない様に頭の中で組み立てていきます。 旬の春らしい食材に加えて、以前に頂いた定番ものもあり、食べたいものが多すぎて、なかなか選ぶのが悩ましい。 色々と今回も頂きましたが、まさにどれも美味しく、驚きの連続。目の前でアスパラを薄く包丁でスライスしていく様子も凄いし、舌だけで無く、香りや、目の前のパフォーマンスでも楽しい。 ドリンクはワインと日本酒も頂いたが、自然派寄りのものも提供されていて驚いた。 日本酒は合いそうなものを色々とグラスで出して頂いたが、どれも有名銘柄だが、バランスよく、それぞれの料理にも合い、飲むペースも自然と早まってしまう。 ある程度、お腹はいっぱいになっているのだが、まだまだ、食べたいものもあり、ついつい頼みたくなってしまうが、我慢してデザートを頂き、店を離れる。 また数ヶ月以内には訪れたいと思う。 突出し 飛龍頭 苺白和え 新玉葱すり流し ほたるいか串 ふぐ白子 生麩ブルーチーズ 自家製京あげ 蛤アスパラしゃぶしゃぶ 甘鯛唐揚 丸唐麺 釜御飯 かき生姜 ぷりん  数ヶ月ぶりに訪問です。 少し前にメッセージを送って予約しました。 早い時間から開いているのも嬉しいですが、実際にフレキシブルに使える。前回もそうですが、数組が17時くらいから利用していて、19時前には帰られており、こういうお店で、色んな使い方が出来るのは面白い。 今回も席に着いて、先ずはビールを頂きながら、しばらくメニューを眺めます。 季節の贅沢な素材を使ったものが並び、同じ素材でも色々な調理法で異なる料理が多いので、ある程度被らない様に組み合わせを頭の中で考えます。 とりあえず気になるメニューをいくつか頼み、ある程度、頂きながら、他に気になるものを追加で頼んでいきます。 一品ずつは量も調整して出して頂けるので、本当にエンドレスに色々と食べたくなる。 どの料理も一工夫が見られて、素材の味わいを引き立てているのは流石。 今回、初めて頂いた丸唐麺は出汁が本当に美味しく、シンプルながらもかなり贅沢な味わい。 そのあとに頂いたコッペ蟹が丸ごと入った御飯も蟹の旨みに加えて、卵の風味や食感も良い感じ。一気に食べてしまいました。 ドリンクは日本酒も堪能。 ちょっと温燗も飲みたいなと話していると、大将がIWAも面白いと提案。実際に頂いてみると、元々、冷酒だとドライで味わいが強いイメージでしたが、香りも良く、優しい味わいで、もうこれだけずっと飲んでいたいと思える感じ。 値段は優しく無いですが、贅沢に頂きました。 また違う季節に定期的に訪れたいと思います。 先付け 海老芋すり流し 銀杏コロッケ 焼くもこ 柿なます 焼ふぐ 和栗天ぷら 小柱玉葱かきあげ カキフライ 甘鯛かぶら蒸 丸唐麺 (まるからめん) こっぺかに釜御飯 ぷりん 京都の地下鉄の丸太町駅からも程近い竹屋町通沿いの料理屋さん。 こちらの前はよく通っていましたし、以前から来たかったのですが、ようやく伺いました。 今回はInstagramからのメッセージで数週間前に予約。 意外とスムーズに予約が出来ました。 予約した時間に伺うと比較的、早い時間ではありますが、カウンターは半分ほど埋まっています。 更にもうほぼ食事が終わった方もいて、素早く食事を済ませて帰る方もいる様です。 奥には個室もある様ですが、席数の割にはスタッフも多め、皆さん、効率よく動かれていて、客への対応も素晴らしい。 カウンター前に座って、目の前のメニューに目を通します。アラカルトのメニューは所狭しと料理名が並び、まさに圧巻です。ゆっくりと順番に追っていかないと頭にも入りませんが、気になるメニューが多くて、どれから頼むか迷ってしまう、嬉しい悩み。 まずは生ビールを頂きながら、前菜をいくつか頼みます。 旬の季節を感じる素材を使ったメニューが並び、定番のアレンジをされたものも多い。 店員さんと話しながら、選んでいき、タイミングを見ながら、揚げ物や〆を追加で頂きますが、食べ進んでいくと、更に気になるメニューが増えて、エンドレスに頼みたくなる。 量も調整しながら出して頂けるし、テンポ良く出てくる事もあり、アラカルトながら、コース仕立ての様に好きなものを頂けるのは、かなり有り難い。 料理のクオリティも丁寧に仕上げられており、日本料理ながら、洋のニュアンスも取り込み、素材の組み合わせも含めて、唸りたくなるくらい素晴らしいし、センスの良さも感じられる。 食べていないメニューもまだまだ多くあり、毎日でも通いたくなる。 ドリンクはワインのグラスは提供しているものが限られているが、下手な一般的な安いワインを出しているのでは無く、きちんと料理との相性を考えて選ばれている感じ。 その他はオススメの日本酒を色々頂いたが、ハズレは無いもののもう少し尖ったものもあっても面白いかなと思われた。ただリーズナブルに良いものをという感じにも取れ、印象は良い。 人気のお店ではあるが、回転も良いのか、早めに予約すれば大丈夫そうなので、また違う季節に伺いたい。 和栗すり流し 実伶風ポテトサラダ ひしがに 生麩ブルーチーズ 天然うなぎ 子持鮎 鱧すき焼き 銀杏コロッケ 和牛フィレカツ 釜御飯 さんま新生姜 和栗わらび餅

2024/05訪問

4回

HONSEN

北品川、新馬場、品川/ワインバー、日本料理、洋食

3.17

14

¥8,000~¥9,999

¥2,000~¥2,999

定休日
月曜日、日曜日

夜の点数:3.0

昨年秋にオープン。北品川の旧東海道沿いの商店街の一角にあり、あまり目立たないスナックっぽい入り口のせいか隠れ家的なお店になっている様です。 若い三人の料理人が在籍している事でも話題になっている様で、金田中、ニューオータニ・トゥールダルジャン、HAL YAMASHITA出身と名店揃い。 お店は入り口は狭いものの中は意外と広く、キッチンを囲むカウンターには10名程度。 テーブル席や奥に個室もあり、かなりの席数。 波はあるものの平日でも満席に近い集客はまだオープンから半年も経たないお店としては珍しい。 あまり良い飲食店が少ない北品川周辺だとしても。 メニューはおまかせコースのみ。 だが、皿数はかなり少なく、絵柄で表現されたスープ、魚、貝、肉、パスタ、ブイヤベースの流れとなり、これにデザートとコーヒーがオプション。 頂いている途中からの印象だが、お店の内装が意外と安っぽい、料理のボリューム的にも少なめである事に加えて、古臭い昭和の雰囲気、本格的というよりはカジュアルなカフェやファミレスっぽい雰囲気を醸し出していて、バブル期以前のイタリアンカフェバーやデパートのレストランの様にトータルでは感じてしまう。 典型的なのがこの価格帯のお店にしては珍しいハンバーグをメインに出してしまう事。チーズを掛けてココットで焼いて出すのも、子供向けに見えてしまう。客入りが安定しないせいもあるのだろうが。 パスタもまるで冷蔵庫から出してきた様な冷製パスタなのも季節的にもコースの流れからも不思議だし、非常に残念。 調理に関しても、こういうオープンキッチンで全て客から見えるのに、ガスバーナーを多用して焦げ目を付けており、調理法や味わいよりも見た目重視なのも透けて見える。 老舗を辞めたシェフ達だが、あまり小規模のお店でちゃんとしたコースを作ることも食べた経験も少ないのだろう。まさに昭和のお子様定食の様な内容になっている。そういう懐かしさもあるのか、客の年齢層も異常に高い。ほぼ50代から60代以上なのは場所的な要因だけではないだろう。 ワインはペアリングも提供されているが、同じコースなのに、杯数が異なる複数のメニューがあるのが不可解。説明を聞いたが、明確な回答は無かった。それぞれのワインの説明に関しても自信がある感じでは無かったのも残念。グラスワインも銘柄の割には割高。何故かセラーには高級ワインが並ぶが、オーナーの道楽なのだろうと想像できる。 コース内容的にリーズナブルとは言えない支払いも含め、満足度は低い。

2024/01訪問

1回

RISPETTO

戸部、高島町、平沼橋/イタリアン、フレンチ、パスタ

3.58

84

¥10,000~¥14,999

¥3,000~¥3,999

定休日
水曜日

夜の点数:4.0

昼の点数:4.0

隠れ家で頂くモダンイタリアン

2024/05訪問

11回

喜久や

金沢、北鉄金沢、七ツ屋/天ぷら、居酒屋

3.49

48

-

¥1,000~¥1,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:3.7

昼の点数:3.8

今回はふらっとランチでの訪問です。 金沢駅西口のクロスゲートは入り口の案内では多くの飲食店が入る様に見せていますが、その半数くらいが、今では撤退や休業しており、中に入ると結構、淋しい雰囲気。 年末頃の様に蟹を求めて、外国人旅行客がおでん屋や寿司屋の前に並んでいる姿も見られません。 地震以降、更になかなか難しい状況だとは思いますが、やっぱり穴場なのはこちらかなと思います。 お昼は天ぷら定食をリーズナブルな値段で頂けますし、単品追加も可能。 この時期は白子の天ぷらも頂けたりします。 大根おろしたっぷりの天つゆで頂く天ぷらも久しぶりで美味しいですが、多分、在庫限りで、もう二度と入手出来ないであろう能登の粗塩も提供されていて、その塩で頂く天ぷらは絶品です。 能登での塩の生産が復活するのを期待したいけれど、今のところはかなり難しい様で、貴重なものになっています。 また近くに行った際には伺いたいと思います。 約一年ぶりに伺いました。 金沢駅前のクロスゲート内のエスカレーターで二階に上がった目の前のお店。 最近は海外からの観光客が増えていて、こちらのカウンターもいっぱいの事が多い様。 気軽に天ぷらを頂けるのが利用しやすい理由にもなっている感じ。 今回はランチタイムに伺いましたが、リーズナブルなランチメニューだけでなく、通常のアラカルトメニューも頼める様です。 値段だけを気にする方は普通にランチのセットで良いと思いますが、旬の素材を色々と頂きたいなら、やっぱりアラカルト。 こちらも値段は比較的リーズナブル。 更に素晴らしいのは、解禁されたばかりの香箱蟹も頂ける事。駅周辺の予約が要らない比較的カジュアルなお店は寿司店を中心にどこも普段よりも長い列が出来ており、明らかに蟹目当ての客が多い。 そんな中、こちらではお店で詰め直した香箱蟹をリーズナブルな価格で提供。サイズは小さいながら、卵も多く、身もしっかり。味わいは充分、堪能出来る。 他にも大きな白子の天ぷらや白海老のかき揚げも外せないし、加賀野菜などの天ぷらも素材も揚げ方もなかなかです。 天つゆ以外に、塩も三種類、用意されており、素材によって色々と試せるのも嬉しい。 ピーク時間帯を外さないと混む事が増えていますが、また機会をみて訪れたい。 金沢駅西口側のクロスゲートの二階にあるお店。 エスカレーターを上がると直ぐに大きな暖簾で仕切られたカウンター席のこちらのお店が目に入ります。 二階のフロアは夜はランチの時間帯に比べて人も疎ですが、奥の回転寿司屋さんと焼き鳥屋さんは早い時間から人気の様。 金沢は昔からあまり天ぷら専門店は無いイメージですが、こちらは20時前は静かな雰囲気でしたが、それ以降はそれなりに席が埋まっていました。 天丼の様なメニューもありますが、夜は飲みながら天ぷらを一品ずつ楽しむ感じ。オーダーしてから出てくるまでは早いので、数品ずつ、その都度オーダーして揚げたてを頂くのが良いと思います。 一品それぞれは比較的、リーズナブル。 白海老や加賀野菜などの地元ならではのものもお得に頂けます。 こちらでは胡麻油を使っていないとの事で、店内の匂いも、それほど油臭く無い。衣も色は薄く、揚げる直前に粉を溶いているので、かなりサクサクで揚げる温度も良い感じで美味しいです。 変わりダネも色々ありますが、意外と豚カツが凄く美味しくて驚きました。衣はパン粉ではなく、天かすを使っているとの事。元々、細くサクサクして油っこくない天かすなので、できる技かと。更に余熱で火を入れているそうで、中はピンク色で肉質も柔らかい。普通に豚カツ屋だけやっても人気になりそう。 どの品もワインやお酒とも相性がよく、気軽に頂ける感じも良いと思います。

2024/02訪問

3回

褒美 松翔

平沼橋/居酒屋

3.01

12

¥15,000~¥19,999

-

定休日
月曜日、日曜日

夜の点数:3.4

横浜の外れで質の良い肉を使いながらリーズナブルな焼肉店、松翔苑を成功させ、更に最近は二郎系ラーメンの豚仙人を流行らせた会社の集大成として、オーナーが最近、立ち上げた新しいスタイルのお店。場所は横浜の繁華街から外れた浅間下近くの裏通り、人気イタリアンのgoffoの向かい辺り。肉の卸の松翔の名前を使っており、肉が中心のコース仕立てにしているのかと思ったが、大きく裏切られた。 大将は居酒屋を目指した様だが、店の造りは京都にでもありそうなカウンター割烹という感じ。 居酒屋を目指しているという事で、出される料理は肉以外を使ったものが多く、高級感や品格も出しきれておらず、大衆的。得意分野とやりたい事の乖離があり、ただの大将の趣味のお店になっている。その為、内容的に肉割烹とは言いづらい。 大将は日本料理店での経験は全く無く、焼肉とラーメンの知識から、試行錯誤している様で、調理や盛り付け、サービスの様子を見ていても、お世辞にも手際が良いとは言えない。折角のカウンターなのに、調理中や提供時の料理や素材の説明やプレゼンテーションもちゃんと出来ていない。全7席だが、席数は半分くらいに抑えるか、よほど経験のあるサービススタッフを置かないと難しいと思われる。オープン直後という事もあると思うが、もっと全ての点で改善していかないと人気店にはならないだろう。 現状、大々的に宣伝はしていないので、客層的には松翔苑や豚仙人に通う人達や関係者がほとんど。中途半端に高級感を出すだけで、今の料理でも満足するのだろうが、食材が良いだけにコースの価格設定は客層的には高すぎて、難しいように感じる。 更にドリンクもあまり充実しておらず、狙っている客層がよくわからない。普段、有名高級店には行けないが、ちょっと背伸びしてという感じで年に一回くらい行くならという感じだろうか。 ただ、トータルとして、やはり得意の肉や麺を活かした本当の意味での集大成のお店に進化していって欲しい。 ・和牛カルパッチョ スライスした肉を炭火で焼いて、サラダにのせているものを何故かカルパッチョと呼んでいる。脂が多いので柔らかくて、判りやすい美味しさだが、肉屋が出すなら、もっと生に近い肉がメインの本来のカルパッチョを目指してほしい。 ・牡丹海老 ・アオリイカ ・金目鯛 ここで手慣れないお造りが続けて提供される。これまでこちらのグループとして魚を扱った事はなく、新しい試み。モノ自体はいいモノだと思うが、松翔として魚を出す意味はあるのだろうか?と疑問に感じる。お造りを求めるなら、本格的な割烹に行く方が数倍も増しだと思うし、肉屋らしく肉がメインのコースを貫いて欲しい。 ・毛蟹 クリームコロッケ 中身は塩っぱい。揚げたてで提供されるが、冷たい箇所と熱い箇所があり、冷凍されたものを揚げているのだろうが、残念。また、贅沢に蟹肉は使われているが、仕込みの際に手で触れば判るだろうに大きめの筋が入っていたり、食感も残念。 ・牡丹海老ミソ リゾット これも手間は掛けているが味は濃い。このタイミングで米料理を出す理由もよく判らない。ワインと合わせるには良いと思うが、下手な日本酒と合わせると苦味が際立ちそう。 ・鰆 西京焼 大きめの個体でしっかりとしているが、ここまで魚介が続き、やはり不思議な感じ。どれも本格的な日本料理や割烹が提供する料理に比べると見劣りは感じ、素材の良さだけが際立つ感じ。得意な肉を使った料理のバリエーションを増やした方が良いと感じる。良い素材だけに拘るのは系列のラーメン屋での経験からなのか? ・炭火焼き アスパラソバージュ 皿が冷えているのは残念。ナイフなどは提供されず、箸で食べさせるのに、アスパラソバージュをカットせず、そのまま出してしまうのも食べづらく残念。 やはり、ちゃんとしたお店での職務経験も、利用した経験も乏しいのだろうと想像してしまう。何の肉なのかの説明も全く無かった。肉質や火入れも日本人の大衆的な判りやすさはあるが、感動するほどでは無く、炭火の良さは出ていない。 ・漬け鮪 土鍋ご飯 ・そぼろご飯 脂の多い鮪に更にラーメンのかえしを基にした甘い出汁醤油を使っており、味わいの強さだけ感じてしまう。折角の素材を台無しにしており、上品さは無い。米は魚沼産コシヒカリ。土鍋で炊いている分、香りは良いが、若干、柔らかいのは残念。 ・アップルマンゴー これも素材だけを意識した感じ。 日本料理では〆にフルーツを出す事は多いが、このコースの流れでは何となく、物足りなさを感じられる。最後にお茶も提供されないのは更に残念。

2024/05訪問

1回

おみ乃 椿

京橋、宝町、銀座一丁目/焼き鳥

3.79

49

¥20,000~¥29,999

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.0

昼の点数:4.0

東京駅からも徒歩圏内。地下鉄京橋駅の出口の目の前なので、これからの雨の時期や暑い季節でも重宝しそう。 いつの間にかランチ営業を始められたという事で、伺える内に行っておこうという事で、久しぶりに数ヶ月ぶりに訪問です。 押上や神谷町のお店はスタッフに任せて、相変わらず親方はこちらで焼かれています。なので、本来のおみ乃の焼鳥を味わうなら、こちらのお店に伺うのがベストだと思われます。 押上の本店は以前から旅行客や外国人の利用が多いですが、こちらも最近はSNSなどで知ったのか、外国人の利用が増えている様。本店と間違えて予約しているケースもある様ですが、逆にラッキーなのかもしれません。ただ、スタッフは片言の英語でコミュニケーションをとっており、うまく伝わっていない点も多いと思います。またマナーやルールが解っていない外国人も多そうで、若干、雰囲気を悪くしているのは残念。コントロールの仕方は検討した方が良いかもしれません。 さて、コースの方ですが、伺う度に旬の素材を使った新しい料理が入ってくるのは流石というか、素晴らしい。 焼き鳥の方も、若干、仕立てが変わっているものもあるが、やはり、その火入れは凄いというか、完璧。火が入りすぎると硬くなりやすい肉だと思うが、ジューシーで食べ応えがある。 今回、追加では希少なハツモトとフリソデを頂いた。特徴的な食感や味わいは貴重な体験。 追加はしなくても今回はコース自体もしっかりボリュームがあり、〆のご飯の前に若干、お腹はいっぱい。お酒の飲む量が多いと食べ切るのは大変だったかもしれない。 この日もランチでも、ほぼ満席。少しずつ予約は取りづらくなってきているが、また、定期的に伺いたい。 旬菜サラダ 笹身 菜の花 春キャベツ うるい アスパラガス 比内地鶏 モモ肉 抱き身 鬼おろし 伊達鶏 レバー 砂肝 厚揚げ豆腐 ソリレス 新じゃがいも すり流し 薬研軟骨 スナップエンドウ レバーペースト トマトピクルス 丸ハツ レバー 蓮根 はさみ揚げ アスパラガス 京しろ菜 土佐和え 高原比内地鶏 胸肉 抱き身 手羽先 天豆 茄子 ハツ元 追加 つくね 塩 高原比内地鶏 振袖 追加 親子 そぼろ 丼 ハーフ&ハーフ 林檎ミルクアイス おみ乃さんの新店舗に数ヶ月ぶりの訪問です。 16時半と早い時間のスタートでも、ちゃんと席が埋まるのが凄い。 この場所とこの時間帯を選んで営業されているのには、それなりに訳がある様だし、客層的にも狙い通りと言える感じ。 グランドオープンから数ヶ月経つが、オープン当初と比較して大将がきちんと全体を見ながらも、オペレーションとして安定してきており、細かい流れまで、スタッフが理解して、動いている様に見える。それでも足りない部分は大将が客を見ながら、串を焼きながらも即座に対応しており、さすがと言える。 カウンター席は最大7名まで対応できるとの事だが、通常は5から6席で営業されており、それくらいがクオリティを維持するにも最適の様子。 焼き加減は流石という感じで、押上本店の弟子が焼いたモノを頂いた際に感じる安定感の無さや危うさは全く無い。 モノによってはじっくり焼く必要もあり、時間は掛かるが、食べる側としてはそれほどストレスは感じなかった。この日は前回よりもお腹がいっぱいになる感じがあり、頼まなかったが、追加分もスタッフがその日の在庫を把握して一斉に確認する様になっていて、以前よりもスムーズに。〆のご飯も同様。 元々、親子丼もそぼろ丼も人気で、両方食べたいという客が多かった様だが、最近は両方を一度に頂けるハーフアンドハーフを始めた様で、この日は全員がこれを頼まれていた。 ドリンクは日本酒はグラスで色々と頂けるが、オープン当初に用意したものは殆どが売り切れており、今後もラインナップをどう充実させていくかが課題だろう。ワインも同様に高級銘柄に頼らず、面白いものがグラスでも揃う様になってくると、色々な楽しみ方も増えるし、コースとしても流れも含めて、充実してくる様に思う。 また、タイミングを見ながら、定期的に伺いたいと思います。 茶碗蒸し 百合根 きのこ 捏 砂肝 銀杏 高原比内地鶏 鳥刺し レバー 砂肝 腿肉 南瓜 すり流し 白玉 食道 ぽん酢和え レバーペースト 薬研軟骨 合鴨 伊達鶏 飛龍頭 菜花 お浸し 赤茄子 春巻き 丸ハツ 椎茸 レバー 捏 親子 そぼろ ハーフアンドハーフ 安納芋 アイス 人気のおみ乃さんの新店舗。 京橋、宝町駅からも程近く、東京駅からも徒歩圏内の小さな雑居ビルの地下に出店されました。 場所は初めてだとわかりづらく、一階にカフェが入るビルの脇の細い路地を入り、脇の通用口の様な扉を開けて、エレベーターか階段で地下一階へ。ここに焼鳥店が入っているのは場違いな感じだし、店構えも高級感のある感じで不思議な感じですが、以前もこちらには焼鳥店が入っていた様です。 先月のオープンから間もないですが、既に予約困難になりそうな予感。オープン当初は関係者など招待客を中心に営業され、11月中はomakaseで予約リリースされた直後に予約が埋まっている状況で、貴重な席。 現在、16時半からと、19時半からの二回転されていますが、カウンター席は7席あるところに、まだ慣れないところもあり、各回4席程度の営業と更に絞っており、更に贅沢な雰囲気です。 また親方はこちらで焼かれており、高いクオリティーの焼鳥を堪能させて頂きました。こちらのお店のスタッフも2名から3名に最近、増やされた様で、そろそろ全開で営業される準備も整って来ている感じです。 押上や神谷町のお店ともコンセプトや雰囲気は異なっており、料理はおまかせコースのみ。こちらでも伊達鶏を中心に使っており、串は十数本程度で、一品料理がバランスよく間に入り、〆に親子丼、そぼろ丼、卵かけご飯が選べる感じ。 料理も空間も品もある雰囲気で、大人のための焼き鳥店に進化されています。 特徴的なのは焼き台が透き通っていて、炭火で焼いている手元が正面に見られるところ。煙を上から吸っていることもあって、実現出来たとのこと。 その分、親方は煙全て浴びて大変でしょうが。笑 ドリンクは有名銘柄の日本酒を多く用意。料理にも合わせやすい純米大吟醸がほとんどです。 ワインはグラスで提供されている種類は少ないですが、焼鳥や料理にも合いやすいもの。ボトルでは更に多く用意されていて、地下二階は倉庫兼、セラーにもなっており、色々と用意されているらしい。 この雰囲気なら客層的にもペアリングやグラスワインを充実されても良いと思いますし、料理も更に充実させていく様なので、今後の進化も楽しみです。 茶碗蒸し きのこ餡 胸肉 抱き身 大根おろし 新銀杏 南瓜すり流し 砂肝 かしわ もも肉 タレ レバーペースト やげんなんこつ 茄子 飛竜頭 レバー 丹波 本しめじ 手羽 蓮根 餅米 丸ハツ せせり ししとう うづら玉子 つくね 厚揚げ 食道 追加 赤 追加 親子丼 そぼろ丼 安納芋アイスクリーム

2024/05訪問

3回

ターブル ドゥ クドウ

三島田町、三島広小路、三島/フレンチ

3.26

10

¥10,000~¥14,999

-

定休日
火曜日、水曜日、木曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:3.9

昼の点数:3.8

三島の隠れた名店となっているクドウさん。 今の場所に移られて暫く経ちますが、地元でも認知度が上がってきている様です。 毎月、9日から13日までの期間だけディナータイムにオープンされ、月替わりのコースを提供されますが、今回もそれに合わせての訪問です。 こちらでも季節的に素材は難しい様で、何を使うか悩まれた様。 普段は使わないという烏賊も、普段の料理とは異なるモダンな仕立てでの提供。他の料理はいつも通り、クラシックですが、たまには全てモダンで仕上げたり、バランスよく取り入れられても素材が活きて面白いと感じました。普段はやらないスタイルでも、高いクオリティで仕上げられているのは流石だなと感じます。 ドリンクは今回もワインをグラスで合わせて出して頂きます。ちゃんと皿数に合わせたバリエーションを用意されているので、リーズナブルにペアリングを楽しめるのも嬉しいところ。 更に今回は貴重な日本ワインも提供されており、思わずニヤけます。 また、予約の取れる時にタイミングが合えば、わざわざ訪れたいと思わされる素敵なお店です。 2024 Mai Amuse 新牛蒡とベーコンのブランマンジェシフォンケーキを添えて Calmar アオリイカと空豆のサラダ仕立て Bourguignon つぶ貝とサンジョルジュのブルギニオン オランデーズソース Poisson 本日入荷の白身魚のコトリヤード Viande ピレネー産アニョー・ド・レのロティ Dessert 杏のクレームダンジュ Cafe お茶 夜の営業日になかなかタイミングが合わず、数ヶ月ぶりの訪問です。 三島に降りたっても感じますが、年が明けてから、街は人も車も少なく、連休が続いたせいなのか、年明けから暗いニュースが続いたせいなのか。 それでも、こちらは認知度も上がっているのだと思いますが、予約で満席。常連さんをはじめ、多くの方々が訪れています。 今年は三島も暖かい日が多い様ですが、古い建物という事もあってか、店内は冷えやすい様。以前にも寒い時期には訪れていますが、暖かい服装で伺うのが良さそうです。 コースは年始という事もあってか、いつもより贅沢な食材を使われて仕立てもクラシック。 全体的に白い雰囲気や淡い感じですが、味わいは食材の味わい活かした方向性。 ワインはいつも通りにグラスでペアリング風に。 最初のシャンパンが美味しかったし、以前に輪島で頂いたという奥能登の貴醸酒も提供されていた。これは確かにバランスも良く美味しい。 酒蔵は今回の地震で潰れてしまったが、仕込みも最盛期だったはずで、元通りになるのもかなり先だと思われますが、復活を祈りたいし、何らかのサポートは続けていきたい。 Amuse 毛蟹とカリフラワー、オマール海老のカクテル Huitre 岩手、牡蠣とアンディーブのグラタン Oreille de mer 蝦夷鮑のムニエル 牛蒡のソース Poisson 駿河湾、金目鯛の蕪蒸し 春菊のスープ Viande フランス、仔牛ロースのパイ包み ブランケットソース Dessert いちごのスープ仕立て ミルクアイスとティグレ Cafe お茶 前回はランチだったので、かなり久しぶりのディナー利用です。 今回は理由があってか、隠しテーマとして円形の料理が続きました。 毎回、もしかしたら裏テーマが実はあったりするのかも。 ワインは珍しく、メニューに載っているものを順番に頂くだけで、ペアリングが完成。 ワインを飲む方も増えているのかも。 また涼しくなった頃に伺いたいと思います。 2023 Septembre Amuse 馬刺しのタルタルと雲丹 ヴァンデ産フォワグラのコンフィとパンデピス Carpaccio 天然活〆ヒラメと和梨のカルパッチョ 酢橘のかおり potiron “恋するマロン”の温かいポタージュ かぼちゃのケークサレ添え Poisson 太刀魚のポーピエット ソースデュグレレ Viande 上州牛バラ肉のブレゼ 赤ワインソース 栗とジロール茸とともに Dessert シャインマスカットのタルト ミルクティのアイス Cafe お茶 約3か月ぶりに訪問。 本来は旬の月替わりの料理を頂きにディナータイムに伺いたいですが、なかなかスケジュールが合わなかったり、月に5日のみの貴重な席という事で、予約も最近は埋まりやすくなっている気がします。8月は既に満席の様です。 という事で、今回はランチでの初訪問。 メニュー内容はクラシックで通年、大きく変わらず、ほぼ同じ内容との事ですが、意外と夏らしいとも感じる内容でした。 値段の割には贅沢さも感じられますし、品数も十分。 更に素材の良さも、シェフの技術やセンスの良さも感じられる。 平日、昼でも満席なのも納得。 安いプリフィックスのコースもありますが、大半の方がおまかせコースを頼んでいたのも印象的。 のんびりと時間を過ごせる感じも嬉しいです。 次回はまたディナーでお伺いしたいと思います。 Menu Table Amuse アミューズ oursin ウニと人参のムース コンソメジュレを重ねて Kegani 毛ガニとアボカドのタルタル フレッシュトマトソース Soupe オニオングラタンスープ Poisson 白身魚のポワレ 季節の蒸し焼き野菜 バルサミコソース Viande 上州牛ランプ肉のステーキ Dessert クレームブリュレ Cafe 食後のお飲み物 今月もこちらのディナーへ。 月に数日だけの貴重な席。 三島駅から歩いて向かいますが、水辺が多いので、涼しさはありますが、陽は延びていて、春らしい感じ。 今月の料理も春らしさを感じる素材が多く使われていて、また素材の組み合わせや調理法からも季節を感じる。 ワインはいつも通り、オススメのものを少しずつペアリングして頂きました。 2023 Avril Amuse ポワローのブランマンジェ フリュイ・ド・メール (ボタンエビ、ウニ、毛蟹、ホタテ) Asperges ロワール産ホワイトアスパラのムニエル 生ハム添え ルッコラのジェノベーゼ Cocotte 赤イカとピエブルー、筍のココット 木の芽のかおり Poisson 須崎クロムツのソテー 蕗の薹のブールノワゼット Viande フランス産 仔牛フィレのシャルルマーニュ風 リドヴォーのヴォローヴァン Dessert いちごのタルトレット Cafe お茶 3ヶ月ぶりの訪問でした。 若干、日は長くなってきた感じはありますが、こちらのオープン時間には薄暗くなってきていますね。 メニューも少し春らしさを意識した感じに。 更に反射炉ビヤさんとコラボしたクラフトビールがなかなか印象的な仕上がり。 夏のモヒートを意識したもの、秋のスパイスクッキー、冬のクリスマス菓子に合わせたスパイスビールに続いて春のハーブを使った感じも面白い。 今回のメニューは比較的クラシックな仕立て。 しっかりとした味わいですが、自然派中心のワインともよく合いました。 今月もこちらのディナーへ。 毎月、9日から13日までの間だけディナー営業をされていて貴重な席。 12月は洋菓子の仕込みもあり、レストラン営業も限られており、この日が年内最後のレストラン営業だった様子。 メニューや店内の雰囲気も既に年末っぽさが出ており、早い時間からの予約も多かった様子。 料理は相変わらず流石のクオリティという感じですが、ワインのラインナップも貴重なものがグラスで飲めたり。 ほとんどのお客さんはあまり知識がない様で、有り難みはわかっていない感じですが、それでも年末らしくワインはよく出ている様でした。 2ヶ月ぶりの夜のKudoさん。 昼間は晴れると暑いのに陽が沈むと風は冷たい。さらにオープン時間はまだ明るかったのに、今はもう真っ暗。。 今月のメニューは秋らしい素材も入ってきながら、なんだか豪勢。 フレンチらしい料理はクラシックながら繊細。素材の良さを引き出す感じはやっぱり素晴らしい。 ワインはいつも通り、グラスワインをペアリングで。 Amuse スモークサーモンといくらのタルトレット Blanc-manger 落花生のブランマンジェ はまぐりと毛ガニのジュレ Terrine 秋刀魚と秋茄子のテリーヌ 2種のソース Soupe 栗とマッシュルームのカプチーノスープ 栗のニョッキ マッシュルームを使ったスープといえば、やっぱりラルジャンの加藤シェフのものや、 芦屋次郎の小久江シェフのものなどを思い浮かべますが、こちらのも風味が良く、なかなかのもの。 Homard オマール海老のソテー ビスクソース Viand イベリコ豚のロースト マスタードソース Dessert かぼちゃのプリン キャラメルくるみのアイス 今月も夜のKudoさんへ。 月に数日だけの夜営業の貴重な席。 夏祭りの雰囲気が漂う三島の街を歩きながら向かいます。 残暑は富士山と伊豆に挟まれた三島市内でも日差しの下では感じますが水辺の多い三島では小川沿いでは冷たい風を感じ気持ち良い。 この日は早い時間帯は静かな店内。 カウンター席は貸し切り。 コース内容は先月も夏らしい雰囲気でしたが、今月は更に夏らしい雰囲気。 ドリンクも夏らしいものが揃います。 2ヶ月ぶりの夜のクドウさんへ。 ディナーは月に数日だけのオープンで貴重な席。 街中に水路や川があり、比較的、涼しさを感じられる街ですが、日暮れの時間帯でもやっぱり湿度を感じる。 古民家の雰囲気はやっぱり素敵。 普段はランチや洋菓子も楽しめるので、涼しくなったら昼間も伺ってみたい。 この日は女性のお一人様も多く、気軽に一人でも予約出来る雰囲気。 以前から来たいと思っていたお店。 横浜からは新幹線で30分ほど、伊豆の玄関口である三島駅からは徒歩10分くらい。雰囲気の良い小さな川沿いの道を歩いて古い街並みの中を進みます。 古民家というか古いお店をそのまま使った雰囲気は本当に素敵です。 普段は洋菓子店、ランチの営業のみですが、月に5日間ほどだけディナーの営業をされており、非常に貴重なお席。 タイミングを見てと思っていましたが、ようやく訪問できました。 入ってすぐにはショーケースなどがあり、更にその奥へ入ると、テーブルが並び、奥にはカウンターが。どの席も比較的、ゆったりとした造りで雰囲気もいい。カウンター越しの大きなガラス窓の奥には裏庭の風景も臨めます。 シェフやマダム、スタッフも皆さん、常に丁寧で落ち着いた対応、雰囲気で、最初から最後まで居心地も良く、毎月、伺いたいと思えるお店です。 明確なペアリングのメニューはありませんが、今回はワインを料理に合わせて出して頂きました。 ラインナップは日本ワインや自然派ワインが中心。近くのLucaWineさんから仕入れているものが多いそうです。 マダムはあのタカヒコさんと同じ大学で学ばれた様でよくご存知な様。なかなかワインも詳しそうです。 料理も美味しく、旬の素材を適切に調理されており、センスを感じますが、ペアリングも特に明確に考慮していない様でメニューにあるものから、さりげなく提供されるものもよく料理と合っており、どれも美味しく頂きました。

2024/05訪問

11回

うなぎと炭焼 久松

日ノ出町、伊勢佐木長者町、関内/うなぎ、日本料理、肉料理

3.63

90

¥15,000~¥19,999

¥8,000~¥9,999

定休日
-

夜の点数:4.1

昼の点数:3.9

数ヶ月ぶりに訪問です。 今回も日ノ出町側から歩いて向かいます。 開店後も入口は鍵が掛かっており、チャイムを鳴らして開けてもらう感じですが、夜は一斉スタートで、5分前に暖簾を出されるので、それが回転の合図な様です。 以前から伺う度に細かい変化や調整は感じられ、進化されてきた印象ですが、今回はこれまででもベストの体験でした。 夜は基本は鰻も提供する日本料理のコースというイメージですが、今回は良い意味で裏切られた。普段は浜名湖の養殖物をメインに使われていますが、この日は天然ものも入ったので、追加で白焼きはどうですか?という事。かなり大きめの個体で折角なので頂くことに。 コースは以前は先付け八寸からでしたが、老舗の料亭の古いスタイルで見た目重視という感じ。中には冷蔵庫からまとめて出してきたと思える様な前菜を提供するお店もあると思います。 そういう事もあるのか、最近はそれぞれの料理の温度感を重視して、八寸をバラして一品ずつ提供される事にした様です。その分、お酒もゆっくりと楽しめます。 今回もドリンクは大将のおまかせで合わせて出して頂きます。日本酒もワインもグラスで提供されるので、色々とリーズナブルに楽しめるのは、他の日本料理や鰻専門店でも珍しい。 旬の素材も適度に使われており、この値段のコースではかなり贅沢。 更に今回は鰻自体も色々な仕立てで楽しめるのと同時に白焼きでも天然と養殖の食べ比べと貴重な経験。これだけ贅沢に鰻を堪能できるお店は老舗の割烹や有名な鰻料理のお店でもなかなか無いと思います。 蒸しが入らない関西風の焼き方ですが、焼き過ぎて焦げ目がつき過ぎない様に火入れも丁寧。 時間を掛けてふっくらと仕上げているので、食感的にもバランスが良い。 また、鰻のお造りも他のお店では頂いた事はあるけれど、なかなか貴重な体験。鰻の血には毒があるので、生で頂く機会は少ないが、2日掛けて、丁寧に血抜きをされているとの事。薄造りにはしているが弾力のある食感を堪能できる。 〆のご飯も炊き込みご飯や鰻丼も提供されており、どちらも大きな土鍋で炊かれており、固めで粘りの少ない感じは鰻にも合っている。 鰻丼のタレは和三盆を使っている事もあり、優しい味わいだが、継ぎ足しで、ようやく円やかで味わい深くなってきたと感じる。 残った炊き込みご飯はお土産にもして頂き、帰ってから楽しんだ。 6月からはより旬の素材を使ったコースになる様で、値段は上がるが、これまでは安すぎという感じだったので、今後の更なる進化に期待したい。 胡麻豆腐 グリーンピース 雲丹 骨せんべい 平貝 筍 木の芽 春巻き お椀 甘鯛 筍 造り 鰻 鰹 藁焼き 稚鮎 白焼き 浜名湖 しんこ 白焼き 天然 四万十川 肝焼き 浜名湖 鰻ざく 椀 蓮根餅 炊き込みご飯 桜海老 鰻丼 赤出汁 嶺岡どうふ 無花果 今年初の訪問です。 数日前に予約して伺いました。 今回は久しぶりに日ノ出町から歩きましたが、バス通り沿いは意外と人が多くて、驚きました。とは言え、横浜の他の繁華街とは明らかに異なる客層なのは相変わらず。お店のある清正公通りに入ると、怪しい雰囲気の女性が出勤前っぽい感じで歩いてはいますが、人通りは少なく、危険をそれほど感じず、お店に到着。いつも通り、扉の脇のインターホンのボタンを押して、入店します。 カウンターも個室もそれなりに席は埋まっており、ほぼ満席。意外と地元の初訪問らしき方も多く、認知度が徐々に上がってきている様。日本料理というよりは鰻がメインで訪れている方が多い様で、横浜らしいと言えども、その辺はもう少し客層のコントロールをしていくべきかなとも思います。ただ夜の営業なので、日本酒を合わせて飲む方が増えているのは喜ばしく思います。 ドリンクは正式にアルコールペアリングの設定がメニューにも載り、大将のワインや日本酒の知識も上がっている証拠。今年はワインエキスパートやSAKEディプロマの資格にも本格的に挑戦される様で、今後の進化にも期待します。 料理は冬の高級食材を使ったコース内容から、より堅実な春に素材を使ったコースに変わって来ており、料亭レベルの料理がより気軽に味わえます。 八寸や前菜の料理のクオリティも一年前と比べても明らかに上がっている。忙しい時はスタッフも増やしており、安定感も増しているし、料理の温度感なども以前より気を遣っている感じ。 意図的に北陸の食材も必ず入れるようにしている様。 中でも鰻の白焼きの食べ比べは養殖とはいえ、大きさなども異なるが、味わいや食感も違いを感じられ面白い。 また鰻のタレも継ぎ足して使っているが、明らかに円やかになってバランスの良いタレになってきていて、普通に鰻丼だけでも満足感は以前より上がっている。 日本酒のペアリングも納得感がある感じでオススメだが、ワインも面白い。クラシック過ぎない感じで、もう少し幅が拡がってくると更に面白くはなりそうで、今後も楽しみ。 だんだんと予約は取りづらくなって来そうだが、また定期的に伺いたいと思います。 蛤 春野菜 八寸 浜名湖すっぽん 氷見 メジマグロ 白焼き 浜名湖 共水 肝焼き 浜名湖 横浜 大根 松坂牛 ヒレ 鰻 みぞれ煮 鰻丼 牛すじ丼 峯岡豆腐 とちあいか レモンシャーベット 今回は短いスパンでの訪問ですが、久しぶりの夜の訪問です。 改装後は昼は鰻重メインのショートコース。 夜はアラカルトの提供を止めて、季節の素材を取り入れたコースのみとなっており、以前より本格的な日本料理を頂ける様になりました。 この時期は大将が直接現地まで伺ったというズワイガニを取り入れており、蟹と鰻を楽しめるという贅沢なコース内容に。因みに年明けは河豚になるのだとか。 かなり品数も多い内容で、鰻も色々なスタイルで頂けるが、もっと鰻を使うのを減らしても、面白いコースになるのではと感じた。 味付け的には若干、関東風なのか、醤油が強く感じられるが、上手く素材も扱っていると感じた。 鰻重は量を選べるので、半身にしたが、コースの流れ的にはお茶碗一杯くらいでミニ鰻丼くらいをスタンダードにするくらいが一般的には良いかもしれないし、夜はそこまで鰻をメインにしない方が将来的には良い気もする。 現在、日本酒やワインの勉強中の大将だが、この日は日本酒を中心に色々とグラスで少しずつペアリングとして出して頂いた。ほぼ自動的に料理に合わせて出して頂いたので、かなりの種類を頂いたが、旨みや酸味のバランスが良かったり、味わいが強いものも多く、料理と合わせる事で、日本酒の味わいも引き立つ感じが多かった。 これだけ食べて飲んで、丁度、20,000円という値段も素晴らしい。 また違う季節に伺いたいと思います。 先付け 海老芋 セコガニ 八寸 鰻ざく 胡麻豆腐 アオリイカ 蟹クリームコロッケ 唐墨 骨せんべい 聖護院かぶ すり流し セコガニ メス 壱岐 本鮪 黄身醤油 焼き蟹 鰻 白焼き 肝焼き 和牛 炭火焼き 蟹 素麺 鰻蒲焼き 海苔巻き 鰻 スッポン 芹 鍋 鰻重 黒蜜 嶺岡豆腐 紅マドンナ 無事に店内の改装を終えて11/21から正式にリニューアルオープン。 早速、予約が結構入っており、夜はほぼ年内の予約枠は埋まっている様です。 という事で、先ずはランチでの訪問です。 いつも通り、お店に伺うと外観は特に変わっていません。暖簾が出ていますが、扉を開けようとすると、鍵が掛かっていて開きません。 よく見ると扉の左側にインターホンが。鳴らすと程なく、スタッフが扉を開けてくれます。 以前から話されていましたが、場所柄、変な客がいきなり入って来ない為の対策の様です。 お店に入って直ぐに気づくのは以前、テーブル席があった場所に壁が出来ていて、新たに個室が追加されています。 カウンターは若干幅を拡げ、向かいの壁は棚が無くなり、包丁が飾られています。 焼き場も以前より、大きな焼き台が設置されて、火加減などもしやすくなり、一度に焼ける量も多くなっています。 今回のランチは以前の内容と大きく変わりませんが、ひとつひとつのクオリティーは上がっている様に感じます。 白焼きも以前よりふっくらとしており、炭焼きだけでも表面はパリッと、中はふわっと柔らかい。 鰻重もまたタレがバランスよくなってきている様に感じますし、寒くなってきたせいか、身もしっかりとしている。 ドリンクも少しバリエーションを変えて、高級志向の客向けのものも取り扱いを始めた様。 店主さんは日本酒やワインの勉強も続ける様なので、今後も試行錯誤しながら面白いものが増えてくるかもしれません。 予約は取りづらくなっていますが、キャンセルも入る様で、また近々、今度は夜に伺いたいと思います。 前回の訪問から約半年を空けての訪問です。 基本的に鰻が痩せて美味しくない暑い夏の時期にはあまり鰻を食べたいと思わないし、食べることは、殆ど無いのですが、涼しくなって来たのと、こちらが来週から暫く改装の為に休みに入り、11月末以降はスタイルもまた変えられそうなので、今の内にランチで伺って来ました。(ランチ営業は無くなるかも。) 勉強熱心だし、常に少しずつ改善もされて来ていて、ランチのコースでも八寸の内容もクオリティも上がっているし、見せ方も上手くなっていると感じた。 鰻は活鰻を使っており、立派なものを先ず見せてくれ、カウンター内で捌き始める。 現在、カウンターの仕切りが高いので、直接、捌いている様子は見られないが、改装後は少し仕切りを低くするらしい。血が飛んだりするのは若干心配だが、上手く捌く自信はあるのだろう。 串に刺さった状態も美しい。 現在、コースには頭は入っていないが、頭も将来的には出して欲しい。 横浜市内ではランチのショートコースでも、ここまで鰻づくしで色々と頂けるお店はほぼ無く、貴重な存在ではあるが、元々は新橋の料亭出身という事もあり、他の料理にも定評があり、鰻を少し離れて季節ごとで変わる素材を使ったコースにシフトしていっても面白いと思う。 どうしても場所の悪さは指摘されがちだが、以前ほど夜も危険なエリアではなく、根岸道路沿いのセブンイレブンから清正公通りを入ってくれば、殆ど怪しさも危険さも感じずにお店に着けると思う。 店主は日本酒やワインの勉強もされていて、今後はより面白いものをペアリングの様に合わせて出してくれる様になると、より良い店になりそうです。 客層的にも上品な美味しいものを求める客も増えている様で、その分、お店の進化も続きそうで、今後が楽しみです。 年始以来、久しぶりに鰻重を頂きにランチで訪問。 遅めの時間帯でしたが、この日は他の予約は早い時間だった様で、お店に着いた頃には貸し切り状態でした。 最近は昼はのんびりしている事も多い様なので、昼はのんびりと飲むにも穴場かもしれません。 今まではお店に着くと既に鰻が捌かれている事が多かったですが、この日は立派な活きうなぎを捌く前に見せて頂きました。 本当に手際がよく、前菜を食べて、店主と話している内にいつの間にか、もう串に刺して焼き始めていました。 カウンターの仕切りが高いので向こう側が見えないのは残念。ただ、これより低くすると鰻の血が客側に飛んでしまうそうです。カウンターの奥行きも狭いので現状は難しい様ですが、将来的にはカウンターを伸ばしたいとも話されていたので、来年には全く違うお店になって、料理や客層も大きく変わっているかもしれません。笑 現在の客層を考えるとなかなかワインや日本酒も変わったものを置けない様ですが、ワインの勉強を始められた様なので、資格を取られる頃には積極的にワインのペアリングをされるお店になっている事を期待します。 料理の方も以前よりも進化や改善が感じられ、鰻のタレも以前は甘みが少なすぎて、醤油の焦げた香ばしさや苦味が強かったのですが、今回は和三盆の甘み、醤油の酸味も感じるバランスの良い味わいに変化していました。 タレの継ぎ足しの効果もありますが、以前よりも若干、和三盆の量は増やしているとの事でした。 若い店主でやりたい事も多い様なので、今後の進化が楽しみです。 前回はお昼の訪問でしたが、今回は夜に訪問。 前もって予約して、早めの時間帯に訪れました。 昼は鰻重が中心のメニュー構成ですが、夜はおまかせコースで、ちゃんとした日本料理や割烹をベースにした内容。若い店主ですがさすがは老舗料亭出身という事で丁寧な仕事がうかがえます。 鰻だけでは飽きてしまう事もあるのだと思いますが、鰻はところどころには使われているものの全ての料理に鰻が入っている訳ではありません。ただクオリティはどれもしっかりとしており高級店で頂ける様な雰囲気や味わい。出汁もしっかりと取られているのも判る。 まだお店を始められたばかりだし、若い事もあると思いますが、もう少し何か個性が出てくると面白いかなとも感じます。 現状は鰻が中心で、客層的にも鰻重目当ての方がほとんどだと思われるので、もう少し値段を上げつつコースのみの設定にするなど客層のコントロールが必要かなとも感じました。 怪しい福富町の裏通りにも関わらず、予約無しでふらっと訪れて扉を開ける客も多いし、営業中にも関わらず電話してくる客の多さを見ても、色々と変えて行く必要はありそうです。 ただオープンから数ヶ月も経っていないのに、この人気は今後の進化を裏付けるものでもあるかもしれません。 またその内、ランチなどでもゆっくりと伺いたいと思います。 横浜の福富町に昨年11月にオープンされた鰻をメインに扱っているお店。 最寄りは地下鉄ブルーラインの伊勢佐木長者町、京急線日ノ出町、JRの関内駅などになると思いますが、どちらからも同程度の距離。横浜市内の方はバスで向かうのが一番楽かもしれません。 こちらのお店はたまたまInstagramでオープン以前から投稿されているのを見ていました。以前のお店を譲り受けて、一旦スケルトンにしてからの改装リニューアル。数枚の投稿ですが、そちらと見比べると少し感慨深い。 場所的に横浜ではガラも悪いし、安さを求める客層も多く、難しいエリアだと思いますが、新しさもあって周囲に比べてもモダンで綺麗な門構えで浮いてるけれど、目立つ造り。 店主は若いけれど、お話を伺っていると、どうやら新橋の老舗料亭出身。そこをひけらかす感じは無く、親しみを感じる接客ではあるが、料理には料亭らしいクオリティや日本中から自分がベストと思える産地の素材への拘りもあり、なかなかのセンスを感じる。 あぐらをかいた経営を続ける名前だけの多くの横浜の老舗割烹などと比較しても、まだ粗削りながら、きちんと仕事をしていると感じさせます。横浜でお店をやる事に難しさを感じながらも、少しずつ自身も改善しながら、勉強、努力されている感じも好感を受けました。ワインや日本酒に関しても、今後、勉強しながら、もっと充実させたいとの事でした。 この日はランチでの訪問。 予め予約して伺いました。浜松から毎日仕入れる鰻の数が決まっている様で、若干の波があり、売り切れることもあるため、予約無しでも入れる場合もありますが、予約して伺う方が確実な様です。 席数はそれほどある感じではありませんが、焼き場が狭く限られているので、一度に焼ける本数も限られる事もあり、出来るだけピークを避けたり、少人数で伺う方が良さそう。混む事がわかっている場合には予め鰻は捌いて、白焼きの状態に下焼きして備える場合もあるとのこと。 蒸しが入らない焼き方ですが、この手のお店では強火で焼くお店が多く、プリッとした食感も感じる事が多いですが、こちらは直焼きでも、少し遠火でじっくりと焼かれている様で、ふっくらとジューシー。焼いている最中に漂う鰻自身の脂の甘い香りが漂うのも新鮮。 白焼きでは、その雰囲気と旨みを感じられるので、日本酒との相性もいい感じ。 蒲焼きはタレは甘さ控えめで砂糖を使っておらず、変なくどさは無い。醤油の焦げた感じの風味がしっかりとあり、味の濃さはあるものの山椒をかけて頂くと飽きる感じはない。どうしても旨みと苦味が中心の味わいになっている感じはあるので、若干、醤油の酸味も活かした感じに調整したほうが良さそうな気もするが、好みもあるだろう。 盛り付けは敢えてなのか、若干、尻尾がはみ出した感じで、この辺は、若い店主ならではのセンスな気がする。若干、下品にも感じるが、場所的には合っているかもしれないが、器も漆塗りの高級なものに変えるとの事なので、はみ出さない盛り付けに修正した方が今後の客層的には良い気がします。 ご飯は羽釜で炊いたものを炊きたてで。自ら訪れて選んだ佐渡のお米をこだわって使っているそう。粘りが出づらい固めの感じは鰻のタレとの相性もいい。 鰻重専門店や老舗などでもご飯を盛り付けてから時間が経ったものを提供しているところも多いので、こういうのは個人店ならではの拘りとも言える。 横浜でこのレベルの鰻重を頂けるお店はほぼ無く、流石の拘りとクオリティ。既に横浜の有名店以上のレベルには追いついていると感じます。また値段的にもかなりリーズナブルです。 夜はアラカルトで、鰻以外にも日本料理としても楽しめる様なので、また近々、ふらっと寄ってみたい。

2024/05訪問

8回

焼鳥 感呼鶏

桜木町、みなとみらい、馬車道/焼き鳥、居酒屋、鳥料理

3.16

34

¥10,000~¥14,999

-

定休日
-

夜の点数:3.9

桜木町やみなとみらいからも程近い紅葉坂下の焼鳥屋さん。オープン当初以来、久しぶりに訪問です。 当初は排煙がうまくいっておらず、集客を絞っておられましたが、ダクトを増設して、一度に焼ける量も増え、平日でも席が埋まるくらいに客が入っている様です。 焼きは基本的にガスですが、それでも炭の香りは付かないものの火入れは相変わらずなかなかです。ポーションも以前と比べて若干変えている様にも見えますが、一般的にも満足度は高いのでは無いかと思います。 内容や種類は大きく変わりませんが、提供する順番などコースの流れを変更したり、仕立ても細かい調整をして、よりワインと合わせて楽しめる感じに進化されている様です。 更に毎日では無い様ですが、ソムリエの資格を持つスタッフが入られており、より任せてペアリングを楽しめます。まだ元々の酒屋から仕入れた在庫が多く、ラインナップは変わらない様ですが、今後、このソムリエ中心でワインのラインナップも変わっていく様です。日本ワインやロゼワインも積極的に使いたいとの事。 焼鳥の仕立ても以前と比較して塩やシンプルなものから、タレや醤油の味わいがある串が多くなった様に感じ、白ワインだとどうだろうと思いながらも合わせてみると意外とよく合う感じで、面白い。 どうしてもこちらのお店含めて、横浜ではビールやハイボールを飲む客層が多いですが、こちらでは絶対にワインを飲まないと損だと思います。焼鳥自体もワインと合わせる事を考えての仕立てですし。その辺も考えた集客を今後もしていって欲しい。最初からペアリングのコースが基本のメニュー構成にしていっても良いのかもしれない。 若干、映え重視の料理もあり、味付けも単品では若干、濃く、素材を活かしきれていないと感じるものもありますが、少しずつ進化しているのが良くわかる。 今回、特別なのかタイミングが良かったのか、少しコースの前に鳥刺しを出して頂いたが、新鮮さが良くわかる美味しさで、出来ればレギュラーでコースに入れて欲しいと思う。 〆のデザートも固めの卵の良さを感じられるプリンで美味しく頂きました。 また、数ヶ月以内には訪れて、進化を見届けたいと思います。 串 赤茄子 漬けレバー 串 ササミユッケ 串 抱き身 茶碗蒸し 串 砂肝 串 ハツ サラダ 串 うずら 串 せせり 鶏レバーのムース 串 ネギマ 串 つくね 串 手羽先 串 ソリレス (追加) そぼろ親子丼 自家製デザート 横浜のJR桜木町駅からも程近い紅葉坂の登り口あたりに先週オープンされたばかりの焼鳥専門店。 ネットでたまたま情報を見かけていたので、予め予約をして伺いました。おまかせコースのみの設定ですが、横浜では有名店以外では比較的、高級な部類に入る値段設定です。 伺ってみるとビルの入り口やエレベーターには目立つサインや看板も付いておらず、まだまだちゃんと準備が出来ていないのかなとも感じましたが、話を聞いてみると、排煙設備が不調な様。一度に串を焼くと煙が室内に溜まってしまうとの事で、工事を再度計画しているとの事です。その為、それまでは予約を絞っているとの事です。 あまり宣伝もしていないので、これまでに来た客は全て関係者や知り合いとの事でした。 サクラっぽいレビューがネット上に多いのは、そのせいですね。 今後は炭も使いたいとの事ですが、焼いてる手元は見えませんでしたが、現状はガスで焼いているとの事。 ただ、かなり火入れは上手いし、ガスの香りも水っぽい感じも無く、焼き方は攻めていて、拘りも感じられる。 基本的に比内地鶏を使っているが、特徴的なしっかりとした歯応えもありながら、火入れのお陰か意外と食べやすいし、ジューシーで旨みも感じられる。 どの串も比較的、小ぶりで、若干、物足りなさもあるが、現在の焼き方で制限もあったり、比内地鶏らしさを表現するのにも適度なサイズなのだろう。 コースの流れや一品料理の温度感など、若干、調整は必要ながら、ポーションが小さい割にはちゃんとドリンクを頂いている分にはお腹もいっぱいになって満足度は高い。希少部位など追加でもオーダーは可能なので、この日も二本ほど追加させて頂いた。 旬の野菜も使ったり、フレンチやイタリアンっぽいテイストを足しているのも、横浜ではあまり見かけないスタイル。大将と話していると焼鳥専門店だけでは無く、他の業態でも働かれていたとの事で、その影響もあるのだろう。 その為、あまりメニューには載せていないが、かなりワインを色々と仕入れられている様で、グラスでも多くを提供されている。現在、厳密にペアリングは提供していないが、ペアリングの様に提案して頂けるし、今後、落ち着いてきた際にはペアリングのメニューも正式にできるかもしれないので、楽しみです。 面白い試みは他にもあり、また、落ち着いた頃に改めて伺いたいと思います。 鶏レバーのムース ササミのタタキユッケ 串 抱き身 串 砂肝 串 ホワイトアスパラ 百合根の茶碗蒸し 串 はつ 串 せせり 串 椎茸の詰め物 サラダ 漬けレバー~冷たいレバニラ風~ 串 かしわ 串 長茄子 つくね そぼろ丼 自家製アイスクリーム

2024/05訪問

2回

TIELS TEA&TAPS

三島広小路、三島田町、三島/ビアバー、カフェ

3.22

23

¥2,000~¥2,999

-

定休日
火曜日、水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:3.8

三島のブリュワリー併設のタップルーム。 かなり久しぶりに訪問です。日中しか開いていないカフェが多い三島では、夕方17時からのオープンで、ディナー前の時間調整には使いやすい。 平日は観光客が少なめだし、乗り継ぎでしか降りない方も多い土地柄、難しいのかもしれませんが、もう少しフレキシブルに使えるお店も増えたら良いのになと思います。 こちらでは相変わらず、多くの自家製のビールがタップに繋がっていて、以前よりも種類も豊富だし、一見同じものでもバッチが変わると素材が変わっていたりと楽しいめる。 この時期だからということでは無い様だけれど、地元の柑橘を使ったものが多く繋がっていて飲み比べも楽しそう。その中でも摘果を使ったヘイジーIPAがバランス良く美味しかったです。 おつまみは人気のものを少しずつ頂けるスターターセットを。相変わらずのリーズナブルさで、クオリティも以前よりも上がっている。 また機会をみて伺いたいと思います。 少し久しぶりに伺いました。 17時から営業されているので、フレキシブルに使いやすい。 元々、静かな通りだし、地元の方の利用が多い様ですが、週末は昼間から混み合うものの、平日は特に早い時間は比較的、空いている事も多い様です。 ビールはタップに繋がっているものは、ほとんどが自家製のもので、以前よりも種類が結構増えています。 この日も繋がっていたのは12種類がこちらで造られたもの。 アメリカ西海岸、オレゴンっぽいスタイルのビールが多いですが、アルコールも高過ぎず、飲みやすいものが多い様です。 また時間がある際に寄ってみたいと思います。 三島広小路からも程近い鎌倉古道沿いにあるブリュワリースペースのあるお店。 まだ昨年オープンしたばかりで、もうすぐ1周年を迎える新しいお店です。 まだ実際に醸造免許がおりて、自前のビールを提供し始めてから浅いですが、お店では10種類もの自家製のビールを頂くことが出来て、どれも出来栄えが素晴らしいです。 清潔感のある店内、カウンター席は17時のオープンから間も無くほぼいっぱいに。若い方が多く、三島の数少ないお洒落なお店の中でも人気の様です。 店員さん達もフレンドリーで、早くから訪れる客も常連さんが多い様子。 料理はある程度、種類が限られますが、ビールを飲みながら摘むにはちょうど良い感じ。 気軽に飲むならちょっとしたオツマミを少しずつ頂けるスターターセットがいい様。自家製のものが多く、どれも美味しいし、こちらのビールにも合う感じ。 ビールはこういうお店だと意外と提供温度が微妙だったり、バランスの悪い味わいのビールが多かったりしますが、素材を活かし、甘み、酸味、苦味もバランスが良い。IPAは比較的、苦味は抑えられていると感じましたが、美味しかったです。 ディナー前のちょっとした時間潰しにも使えるし、また伺いたいと思います。

2024/05訪問

4回

1000

焼き鳥 EAST 百名店 2023 選出店

食べログ 焼き鳥 EAST 百名店 2023 選出店

1000

関内、馬車道、日本大通り/焼き鳥

3.92

303

¥10,000~¥14,999

-

定休日
日曜日

夜の点数:4.0

約3ヶ月ぶりの訪問です。 焼鳥という性質上、なかなか季節感は出せないと思うので、数ヶ月から半年おきくらいの訪問が良いのかなと思いつつ、訪れる度に何か新しいものを取り入れているのは流石だと感じる。 予約が取りづらい状況なのは相変わらずですが、常連が増えている様で、地元の客よりも遠方の客も増えていて、客層的にはお店のスタイルもありますが、若干、洗練された雰囲気から離れてきている様にも感じます。もう少し落ち着いた雰囲気が出てくると良いお店になると思いますがコントロールは難しいのかもしれません。 コース自体はオープン当初よりも値段は上がっていますが、色々と工夫も見られます。 黒トリュフが入手しづらい時期なので、つくねはタレ焼きにして、トリュフをかけなくしたり、その分、鳥刺しにサマートリュフを使ったり。ただ、個人的には今の黄身醤油は味が濃すぎるので、もう少し鶏自体の味わいを活かして欲しい。折角の京都高坂鶏なのだし。 モノ自体は高坂鶏ではありませんが、最近はハツは開かず提供したり、手羽元を串で提供したり、スタッフが増えたせいか、以前よりも仕込みにも手間を掛けている様に感じる。 また新しい変化としては〆にバーミキュラを使った炊き込みご飯が追加された事。炭を最後に入れてスモークしており、ご飯にもしっかりと風味が付いている。新しいパフォーマンスが増えた感じもあり、ほとんどのお客さんがオーダーし、写真や動画も撮られていました。 ドリンクは今回もペアリングで。 最初から貴重な新政が提供されたり、豪華に。全体的にラインナップはこれまでと大きく変わらないのは残念ですが、今後、旨みの強いオレンジワインなども入ってくると面白くなるかなとも思います。値段的に提供できるものも限られるのかもしれませんが。 次は短いスパンでの訪問予定。 大きな変化は無いと思いますが、次回も楽しみにしております。 前回、年末の訪問はかなりイレギュラーだったけれど、今回は元々、予約を持っていた枠での訪問です。 それほど頻繁では無いものの当日キャンセル枠などで滑り込む客もいるので、よほど運が良いか、頑張れば、新規でも訪問は可能な様子。 とは言え、常連客でも次の予約は半年後となかなか厳しい状態が続きます。 焼鳥という性質上、季節でそれほど変化は感じられないし、意図的にコースの流れや内容を変えていかないと流石に数ヶ月おきの訪問でも既視感があり、飽きが出てくる。 なのに、1000さんは短いスパンでも、細かい調整やブラッシュアップが見られる。今回は久しぶりに刺身や〆の焼おにぎりなどでも変化が見られ、新鮮に感じられた。 ドリンクは今回もおまかせでペアリング。 いつもよりスローペースでお願いしたが、こちらが飲んでいる様子を串を焼きながらも常に見ていて、さりげなく次のドリンクを準備するのは流石だなと感じる。 今年も数ヶ月に一度は訪れ、進化を見届けていきたい。 なかなか新規予約は難しく、次に伺うのは数ヶ月先の予定でしたが、急遽、席が空いたとの事で、伺いました。 大きな流れは変わりませんが、短期間でもちゃんとブラッシュアップして微調整してくるのは流石のセンス。 年末の営業という事あって、仕込みや仕入れも難しいところはあると思いますが、きちんとクオリティも維持しながら仕上げてきている感じ。 客層的には相変わらず、シメジというとブナシメジしか知らないので、本シメジを見て驚く感じの方が多いのは不思議に感じ、横浜はやっぱり食に興味がある方は少ないんだなと感じてしまうのは残念。 その分、どうしても派手さを演出しないと、なかなかトップには辿り着けないのだろう。 ドリンクは今回もペアリングで。 さりげなく、こちらの飲むペースをちゃんと見ていて、次の料理のタイミングで合うものを何も言わなくても出してくれるのは、やっぱり凄いなと思う。 〆のラーメンもシンプルになって、美味しくなっていた。もっと鶏出汁を全面に出しても良い気はするけど。 お土産も色々と頂いて、支払いは過去最高記録でした。 また、数ヶ月後に伺いたいと思います。 3ヶ月ぶりの訪問です。 ある程度、定期的に伺えるのはありがたい。 相変わらずの人気店で、omakaseからの予約は3ヶ月先までになりますが、ほぼ新規の予約は困難な状況が続いています。それでも初めて訪れている客も少なからずいて、皆さん頑張って予約しているのだろうなと思う。 今回のコースですが、大きな流れは変わらないものの、味わいや焼き方もブラッシュアップされているのだろうなと感じたり、季節感の感じにくい焼き鳥屋にも関わらず、栗や芋を取り入れ、秋らしい雰囲気も出している。 メニューは見ずに、今回もドリンクはおまかせで合わせて出して頂いていますが、ワインも日本酒も結構一新されていて、こちらでは初めて飲むものも。 KAZU WINEやDOMAINE KUHEIJIなどは、客層的にはハマる方も多そう。 京都高坂鶏に変わってから暫く経ちますが、焼き自体は以前よりもしっかり目になっている気がします。脂がのって来ているのもあるかもしれませんし、大きめの個体も増えているのかもしれません。 仕入れの羽数も以前より増やしている様です。 〆の麺もまた短期間でリニューアル。 元々、魚粉を飼料に使っているせいか、出汁を取ると魚っぽい風味がしていましたが、今回は帆立などの貝系の風味がしており、少し使っている感じ。 醤油の風味や酸味もあるので、鶏自体の風味は弱まっていましたが、これはこれでバランスの良いスープ。横浜ではあっさり系の醤油ラーメンが好まれるので、その系統ではあるが、個人的にはもっと焼鳥屋らしさを出して欲しい。 パツパツの中華系卵細麺に鶏出汁スープは素朴な中国で食べる中華麺っぽい感じで、〆には合う気がする。 オープンから2年半で横浜でも一番に評価されている人気のお店となって、予約も取りづらい状況が続くが、年に数回でも伺って、進化を見届けていきたいと思う。 最近は続けて、色々な方を紹介がてらお連れする機会が増えています。 縁あって、今回は珍しくかなり短いスパンでの訪問です。 コースの流れは大きく変わらない感じですが、いつもより、一つ一つの味わいが塩のせいだけでなく、濃く感じられる気がしました。 意外とこの時期は鶏自体も旨みが増すのかもしれません。 京都高坂鶏になって、しばらく経ちましたが、多少の変化もあるのでしょうか。全ての部位が京都高坂鶏を使っているわけではありませんが、何か食べ比べできる機会があると面白いかもしれません。 同じ料理でも毎回、少しずつクオリティが上がっていたり、変化を感じられ、まだまだ伸びしろを感じさせる。 いつもより、ペースは落として飲んでいるものの、おまかせでワインや日本酒も出して頂きました。最初の一杯が十四代に戻っていたり、日本酒は変化があるものの、そろそろワインはラインナップを一新して、鶏肉の旨みに合わせて自然派も多く取り入れても良い気がする。 次はまた数ヶ月後に伺えるかな? 1ヶ月半ぶりに訪問。 今回もドリンクはおまかせで合わせて出してもらっています。 コースの概要は変わりませんが、串も少しずつ、仕立てが変わっていたり、変化も見られます。 久しぶりに〆で麺も頂きましたが、全体的に完成度が高くなっていました。 今回も約2ヶ月を空けての訪問です。 5月から、おまかせコースの値段が少し上がって、12,500円に。こちらでも物価高騰の煽りを受けているとの事です。 その分、コースの大きな流れやクオリティは変わりませんが、いくつか変化が。 まずは先付けで箸休め的な皿が追加されていて、最初からお盆にのせられています。これも意外とよく出来ていて、日本酒が進む感じ。 以前訪問時にもプリンを出したいと話されていましたが、食後に焼きプリンのデザートが追加されています。しっかりとした容器に入っていて、お持ち帰りで購入も可能です。 更に数量限定で、準備できる日も限られている様ですが、弁当の購入も可能な様です。結構人気な様なので、希望される場合には訪問前に取り置きをお願いした方がいいかもしれません。 既に予約枠を持っているので、今回は特に新規予約の確認はしていませんが、ネットで受付ている7月までは完全に埋まっており、新規は時間帯にもよりますが8月、9月以降じゃないと難しい様です。まだ年内の予約が可能な分、うまくコントロールしている印象です。 次に伺う際には更なる進化を期待します。 ありがたい事に今回は短いスパンでの訪問。 内容的には大きくは変わりませんが、クオリティは少しずつ上がっていると感じます。 特に他の高坂鶏を扱うお店で焼き鳥を頂いた後にこちらに戻ってくると、難しい高坂鶏の火入れを突き詰めているのがよく判る。 今回、すぐにわかる変化は皿が一新されている点。 可愛いアンティークの様なひと昔前っぽい絵柄が目を惹きますが、どうやら一つ一つ手描きだそう。 カウンターに置かれたものは座っていると気づきにくいですが、こっそりと1000の文字が。。ちゃんとオーダーメイドの様です。笑 店主の千田さんは、相変わらず、焼き場を見ながらも、写真写りも含めて客とのコミュニケーションを満遍なく取っていて上手い。 ワインや日本酒もおまかせでお願いすると合うものを客の飲み進み具合を見ながら、タイミングよく出してくれる。ついつい飲み過ぎてしまう客も多そうです。 ワインはそろそろ新しいラインナップは欲しいものの、どれもちゃんと食事や焼き鳥にも合うものを揃えている感じ。あまり頻繁には来れないし、これはこれで大半の客層のニーズには合っていそう。 現状、omakaseで公開されている5月分までは満席。次に予約が取れるのは6月とか7月以降の様ですが、年に数回でも伺えるだけで有り難い。 ますます人気店となっていますが、次回も楽しみにしています。 なかなか新規予約を入れづらい状況が続いていて、予約サイトからの予約は公開されて数分で全て1ヶ月分が埋まる状況。その為、今回は前回から3ヶ月以上空けての訪問です。 ただ、大きなコースの流れの変化は最近は無かったので、まあ良いかなと思っていましたが、実際に訪れてみると、目に見えない仕立てや火入れの変化があり、以前とは印象が異なるものも複数ありました。 鶏だけに素材を絞ると、どうしても季節感の出づらい焼き鳥ですが、それでも野菜の串を挟んだり、茶碗蒸しの素材を変えることで変化は見られます。ただ、一部の常連客は毎月訪れている方もいる様で、よく飽きないなとも感じます。 ドリンクは少し新しいものも入れたりもしていますが、グラスワインのラインナップは大きくは変わらないのは若干、残念。客層的に高級感を求める方も増えているせいか、グラスワインは余程普段から色々試していないと難しく、どうしても有名なものに頼ってしまうのも頷けますが。 次はまた数ヶ月先になると思いますが、また伺いたいと思います。 2ヶ月半ぶりの訪問。 なかなか予約が取りづらい状況が続いており、少しずつ訪問するインターバルが伸びてきています。 常連さんも増えていますが、初めての方々も少しいる感じ。 ただ、以前の様に微妙なワインをボトルで飲み続けたり、ほとんど飲まない方は見られず、ほとんどのお客さんがメニューにも載ってないのにおまかせでワインペアリングを頼んでいるので、このスタイルが認知されて、浸透して来ているのが嬉しい限り。 ただ今回は最初からなかなかのペースでペアリングされたので、いつもより飲んだかも。 焼きの方ですが、またレベルが上がった印象。 以前は神戸高坂鶏に合わせた焼きを模索している感じでしたが、違和感が無くなって来たし、下処理も安定した感じ。食感も風味も良くなっている。 次回、訪問はまた数ヶ月先になりそうですが、また新しい変化も感じられそうで、今後の進化も楽しみです。 今回は3ヶ月近く空けての訪問でした。 サイトからの予約も難しくなっており、次の2ヶ月は満席の状態が続き、貴重な席。 初めて訪れる方もいますが、特に遅い時間は大半は常連さんになりつつある気がします。 いつものおまかせコースにワインをいつもの様にペアリングで出して頂きました。コースの流れは大きく変わりませんが、焼き方や一品料理にも進化は見られ、食べ歩きしながら色々勉強されているのもよくわかります。 この日の鶏は内臓系はどれもいつもより大きく食感も良い。たまたまとの事でしたが、食材的には当たりだった様です。 サマートリュフが出回っており、トリュフの使用も復活していました。 今回驚いたのはサラダの盛り付けも変わって、チーズの風味がワインともよく合った事。ワインとのペアリングは是非、こちらでは試してみてほしい。 追加も含めて、今回は今までで一番食べたし、飲みました。この日は1回転目のお客さんが追加が多く、遅い時間ではあまり残っていなかった様ですが。 ワインもほぼ自動的に出して頂いたのでワインも10杯ほど頂いていました。 その分、支払いも過去最高でした。。。 次はまた数ヶ月後に。 今回は短いスパンでちょうど1ヶ月ぶりに訪問しました。 ただ、次回の予約はかなり難しい状況で、ネットからの予約は2ヶ月先までいっぱいで、貴重な席。 今回もおまかせコースにドリンクもおまかせでペアリングをお願いしました。様子を見ながら、ほぼ自動的にワインが提供されるのは嬉しい。千田さんは焼きながら、こちらの状況をほぼ全て見られて、さりげなく指示を出しているのが、やっぱり凄い。 今回は常連さんが多く、手間が掛かる状況だったのか、コースの流れはほぼ同じものの、以前よりも若干、提供が全て終わるのが遅くなっており、一回転目、二回転目共に2時間半以上掛かっている感じだったのは気になりました。 料理はトリュフの入荷がない時期のせいか、つくねにトリュフをかけないこと以外は、エディブルフラワーの使用や冷製茶碗蒸しへの移行を除いて、ほぼ変わらないが、神戸高坂鶏に合わせた焼き方を模索しているのが感じられる。以前の高坂鶏に比べるとやっぱり柔らかい食感のものが多いが、唯一、手羽元はしっかりとした肉質を感じられた。 ワインの方は、以前よりも日本ワインが多めの構成。若干の偏りはあるが、鶏の旨みや脂には合っている酒質だと感じました。 次回はいつ行けるか判りませんが、また機会があれば伺いたいと思います。 約2か月ぶりにこちらに訪問。 前回、訪問時は予約サイト上でも少し空いてる日があり、予約は難しいもののなんとか取れたのですが、その直後から予約サイト上での空きは無く、予約が開始されても直ぐに満席。たまにInstagram上で当日にキャンセルは案内されるものの完全に予約困難店となってしまいました。 先月から以前より使用されている高坂鶏から神戸高坂鶏にグレードアップ。今月はちょっと贅沢なコースになっている様です。 高坂鶏に関しては以下参照。 http://takasakadori.co.jp/ 実際に頂いてみると肉質が異なるのか、ジューシーさや柔らかさが異なり、以前よりも肉質は優しい雰囲気。 伺ってみると、焼き加減がかなり通常のものより難しいそうで、火が入りすぎると固くなりすぎてしまう様で、じっくりと火を入れているとの事。 篠原さんで頂いた際にも味わいの違いは感じていましたが、焼き方も変えないといけないほど難しい鶏なんですね。 コースの流れや内容は以前とほぼ同じながら、どれも以前頂いた際の高坂鶏とは異なるイメージで面白いと感じました。 ドリンクは今回もおまかせでペアリング。 ワインも隠し球も含めていつもより早いペースで飲んでおり、飲み過ぎました。 自然派ワインだけ、日本ワインだけでもないのに、上手く鶏肉の旨みと合わせており、若いながらもセンスの良さは相変わらず。少しずつ勉強もされていると思いますが、また幅広いワインのラインナップが通常のメニューにも反映されてくると面白いかなとも思います。 なかなか予約が取りづらい状況は続きますが、定期的に今後も伺いたいと思います。 約1ヶ月半ぶりに訪問。 早くも予約困難店の仲間入りをしており、今、予約が取れるのは約2ヶ月後。まだ、予約が取れる分、良いですが。。平日でも都内から訪れる方も多いし、まだまだ初めて訪問という方も多いので、しばらくは今の状況が続きそうです。 それにしても横浜は焼き鳥バブルなのか、今年も独立や新店オープンが続きそうです。 1000さんですが、コースの流れや内容はあまり変わらないものの、確実に少しずつ、改善、進化をされている様です。 新しいスタッフも増えており、サービスも安定。 焼き鳥以外の料理温度も一部、以前は気になる部分がありましたが、全て改善されており、安心して全ての品を楽しめると思います。 客層的に派手でわかりやすいワインや日本酒を出さないといけない様に見えますが、より本格的でクリーンな自然派ワイン、日本ワインを勉強しながら置くようにしていってほしい。 今年オープンされたばかりの1000さんへ。 こちらのビルは以前に今は無き別のお店に数年前に伺ったことがありますが、高級感は無いので、ちょっと怪しさ満載。笑 美鶏で以前に千田さんの焼き鳥は頂いたことがありましたが、独立されて、以前よりも自由にやられている感じ。 まだ20代でお若いですが、ソムリエやSAKEディプロマなどの資格も取られ勉強熱心。 そのおかげで出来たばかりなのに神奈川では少ないOMAKASEにも掲載。早速の人気店となり、連日満席の様です。 現在、おまかせコースのみの二部制での営業。早い時間は場所柄、同伴っぽい方たちも。 基本的には一日で捌いて提供するのは2羽分のみとの事で、それで16人分出されている様。 新鮮な鶏肉を炭火で焼いて提供される焼き鳥はかなり久しぶり。横浜ではここ数年で独立や2号店などかなり焼き鳥屋は増えましたが、一串目から心を奪われてしまうくらい焼き加減絶妙な焼き鳥でした。 おまかせコースのみの料理ですが、お願いするとドリンクもおまかせで合わせて出して頂けます。メニューにもグラスやボトルも載っていますが、載っていないものも含めて、自然派ワインからクラシックワイン、日本酒まで色々と出して頂けるし、たっぷりと大きめのグラスに注いでいただけるのもありがたい。 以前の美鶏でも自由にワインを選んでいて数少ない自然派ワインも出している焼き鳥屋でしたが、その方向性は変わらない様。うまく焼き鳥に合うものを幅広く選ばれている感じでした。

2024/05訪問

18回

AKAI

2024年Silver受賞店

The Tabelog Award 2024 Silver 受賞店

AKAI

広電宮島口、宮島口、広電阿品/イノベーティブ

4.38

170

¥15,000~¥19,999

¥15,000~¥19,999

定休日
-

夜の点数:3.9

昼の点数:4.1

半年以上を空けて、久しぶりの訪問です。 今回もランチでの訪問です。 夜は周辺は街灯も無く真っ暗で、心細いと思うし、迷いやすいと思うので、初めて伺う方はランチでの訪問がオススメです。 とは言え、何のサインも無いので、地図を見ながら進むしか無いのですが。 今回は久しぶりに宮島口から歩きましたが、タクシーを使うなら、予め予約したり、アプリで呼んでおかないと宮島口駅前からタクシーを捕まえるのは非常に困難です。 広島から向かうなら一つ手間の阿品駅前にはタクシー会社もあり常駐されているので、阿品で電車を降りて向かうのが良い様です。 お店の予約は波がある様ですが、人気店の割には直前でも予約は取りやすい様です。日によって、ランチがいっぱいだったり、逆にディナーがいっぱいだったりという事もありますが。 コースの流れ以前と同様。 旬の素材を使いながら、まずは米料理から始まり、前菜が続いた後、肉を途中に挟んで、魚、その後、肉、〆の料理と続きます。 ドリンクは今回もペアリングでお願いしましたが、こちらも途中で赤ワインが入って、白に戻ったりするので、違和感を覚える方も多い様です。 今回は見ていると、ペアリングを選択されている方は少ない様でした。 季節的に春から初夏は広島は食材的に難しいのかもしれませんが、こちらでもそう感じます。 実際に6月は通常の営業はお休みして、スタイルを変えて、惣菜屋さんとなるようです。 その間に今後のコース内容やスタイルも模索されるのだと思います。 7月以降、どういうコース内容で再開されるのか、今から進化が楽しみです。 山菜 煮えばな 平貝 山菜 黄身酢和 牡蠣 柑橘ジュレ 豚 肩ロース 玄米麹 甘鯛 原木椎茸 がんもどき 猪 ハンバーグ ご飯 グリーンアスパラガス 黄身醤油漬け レモン アイスクリーム 約半年ぶりに広島の宮島に程近い場所にあるAKAIさんへ。 前回は寒い時期の夜に訪問しましたが、今回は昼間に。 夜は周囲には何も無く真っ暗で、看板も無いので、不安になりながら向かいましたが、今回は一度行った場所だし、周囲も明るいので安心。とはいえ、真夏の炎天下に駅から歩くのはきつく、宮島口の駅前からはタクシーで向かいます。最近は駅前にタクシーがいない事が多いので、Uberで地元のタクシーを呼ぶのがリーズナブルだし便利な様です。大抵は数分で来てくれます。 お店に着くと前回同様に直ぐにスタッフの方が表まで出てきてくれます。 今回もおまかせコースにアルコールのペアリングを付けて頂きました。 前回の年始のコースに比べて、素材の良さを感じられ、相変わらず和の要素は強いが、AKAIさんらしい料理。 今回、驚いたのは鮎をおろして、ほぼ生で洗いにして出していて、小骨も気にならないし、厚みのある身も食感が良かったこと。 鮎は焼いたりコンフィにするお店が多いが、骨の処理と苦味をどうするか難しい食材。特にワインと合わせるなら苦味や生臭さはどうしても気になるが、こちらではそれらを全く感じず、上手く鮎の旨みを引き出している。 ペアリングもワインと合わせても面白かったかもしれない。 年末年始のコースは日本酒も多いペアリングでしたが、今回は一部のものに限られる感じ。お米と生に近い魚には日本酒を合わせている。比較的、味わいも強く、最近の造りではあるので、食事に合わせやすいものを選ばれている印象。 ワインも味わいはクラシックだが、自然に近い造りのものが多く、和食にも合わせやすいものが多い様に感じられた。 ただやはりクラシックなセオリー通りに近いペアリングとなっており、驚きはすくない。ソムリエが入るか、何らかのコンサルティングが入ると、より一段、良いお店になる気がする。 なかなか来れないお店ですが、また違う季節に訪れたいと思います。 広島駅から電車で30分ほど、郊外の宮島、厳島神社の玄関口の宮島口駅から更に徒歩で10分ほどの距離にあるお店。 少し高台の裏道の奥にある古民家をリノベーションされた雰囲気のある佇まい。 ただ、実際に歩いて向かってみると、ネット上の地図の通り、踏切を越えて、車一台が通れるくらいの細い道に入っていくのだが、あまりにも真っ暗で、そこに道があるのかもよくわからない。18時45分からの一斉スタートであるが、この時期は既に辺りは暗く、初めての訪問であれば、昼の訪問をお勧めしたい。 街や大通りからもそれ程、離れてはいないが、山奥に入った様な静けさと暗さは、よくこの場所を見つけたなという感じで、街灯も無く、更にお店の看板なども無い事から、正しいルートで向かい、実際にお店の前に着いても本当に合っているのか、どこからお店に入るのかもよくわからず不安になる事だろう。 お店の入り口は敢えてなのか、勝手口や茶室の入り口の様な狭くて低い造り。 実際に中に入ると古民家らしい雰囲気などは残しながら、カウンター中心の贅沢な造り。 敢えてなのか、店員さんは客側の方には入らず、荷物や上着なども預からず、客自らが管理して席の側に置く感じ。 客が全員揃うとドリンクやペアリングの確認をして、コースが始まるが、季節柄か、年始だからか、日本酒のペアリングが非常に多い設定であったが、お店側からも日本酒が多く入るけれど良いですか?との確認もあった。 なので、普段のコースの感じとは若干異なるのかもしれず、面白さはあるが、不思議な感じも若干、感じられた。 この辺は別の季節に再訪してみないと判断は難しいが、和のニュアンスが全面に出ており、都内周辺などでもよく見られる日本料理とクラッシックな洋食の部分が調和した料理に感じられた。貴重な食材はふんだんに使っているが、目立つ高級食材は使用しておらず、一般的な年配の客層が多いお店の様だが、そういう層には解りやすい内容だと感じられた。 また、料理に相当な自信があるのか、白い皿を敢えて使っているのは、最近の高級店の多くが有名な窯の作品を使っている中で好感が持てる。 ドリンクは日本酒とクリーンナチュラルなワインが半々くらいで、かなり日本酒比率が高いペアリング。質が高いものばかりだし、決してペアリングも下手では無いが、流れや特別感などで不思議に感じるものも多くあると感じられた。 料理は最初に〆の様な温かい米を使った料理から始まるのは面白さもあるが、季節的に次に冷菜が来るのはコントラストが激しく感じられた。 更に広島では流行りなのか、こちらだけでは無いが、ペアリングでコースの中盤にスパークリングワインを入れるのは、あまり納得感も無く、流れ的にも疑問に感じた。 コース中盤で魚料理の前に肉料理が出たり、合わせて赤ワインが出たりもするので、一部の年配のお客さんは戸惑っている様にも感じられた。 店主はかなり自身にも客にも素材にも真剣に向き合っている様に最初の挨拶から感じられたが、目の前で火入れする様子を見ても、何度も焼きの工程を繰り返して、仕上げる感じは、なかなかの真面目さも強く感じられ、トータルとして好感を持った。 丁寧に仕上げている事もあるのか、トータルで十品のコースであるが、店主自らが淹れるコーヒーを飲み終わるまで、ほぼ三時間の所要時間。 飲む事を考えると大半の客が電車で伺うことになると思うが、夜は30分おきにしか電車は走っておらず、タイミングを逃すと大変なので、ゆっくりとした余韻の時間を楽しみたい気持ちはあるが、オーベルジュでは無いので、終了時間はもう少し気を遣われるか、敢えて辺鄙な場所を選んだのだから、駅まで送迎するくらいはしても良いのではと感じられた。 なかなか人気も上がってきており、今後は予約も困難にはなるだろうが、別の季節に今度は明るい時間に訪れて、お店の周囲の雰囲気もまた感じてみたい。

2024/04訪問

3回

CHILAN

阿品、広電阿品、阿品東/ベトナム料理

3.58

11

-

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.0

昼の点数:4.0

このお店の為だけに広島に行きたいと感じるお店

2024/04訪問

5回

鮨なか乃

関内、馬車道、日本大通り/寿司、日本料理、海鮮

3.27

30

¥15,000~¥19,999

¥8,000~¥9,999

定休日
月曜日

夜の点数:3.0

数日前にオープンしたばかりのお店。 以前は磯子のほうで長年、営業されていた様ですが、若干、お店の名前も変えて、関内に移動されて来ました。 オープン週という事もあり、普段よりも値段を下げて、記念価格でおまかせコースを提供されています。 お客さんは大半は以前のお店の常連さんや、以前のお店を何らかの形で知っていた様。 お店の前に着くと、お祝いの花が沢山並んでおり、看板は隠れています。 店の扉は閉まったままで、鍵がかかっており、皆さん、雨の中、歩道でずっと立ったまま待ってらっしゃいます。慣れた感じなので、以前もこういう対応だったのでしょうね。なんだか少し異常な光景です。 オープン時間を少し過ぎた頃に扉が開いて、一組ずつ店内へ。 高級感は若干乏しい造りのものの白木のカウンター。席の間隔は少し狭いですが、10人ほど座れる感じ。 奥には個室のテーブル席もある様です。 紙のドリンクメニューを見せられますが、ビール、ワイン、日本酒などの選択肢はありますが、ワインはボトルのみでグラスの提供は無し。日本酒もワイングラスでの提供で半合程度でしょうか?有名銘柄含めて1000〜1500円程度で価格的には平均的な感じ。 コースの方は前半はツマミ主体で、比較的、古いクラッシックなスタイルの構成と流れ。 まだオープン仕立てで機材や環境に慣れてないせいもあるかもしれないが、ネタもシャリも、一品料理の生ものも全体的にかなり温度が低め。室温も低めのせいもあるかもしれないが。ただ冷蔵庫やネタ箱内の温度は調整した方がいい気がする。口に入れた際に寿司店というより、冷蔵庫から出してきたばかりの安っぽい居酒屋の料理の様な雰囲気がするので。料理は炙りも含めて温かいものは、裏で処理しているので実際に何を使っているかわからないが、火入れや焼けた香り、風味が不自然な感じで、その辺も残念だった。 シャリは全て赤酢の様であった。若干、硬めに炊いている様には思うが、ふっくらとした感じもあり、粒に締まりがない。温度が低いせいもあるが、赤酢の風味は感じにくい。せっかく赤酢を使うなら、グラスワインのラインナップを充実させるべきな気もするし、シャリの温度ももう少し気を使った方がいい気がする。 握りのシャリの量自体はかなり少なめ。ただ、トータルとしては満足できる量。 ネタの仕込みや処理もあまり高級感が無く、ネタの良さを引き出せていない様なものもいくつかあり、塩加減や酢の加減が全体的に下手だと感じた。 また、なんだか、古臭い部分と流行りを真似ている部分が混在している感じである。関内に移ったことで、模索している部分もあるのだろう。以前のお店では赤酢も使っていない様だし。 また気になったのはガリが握りの中盤まで出てこないし、少し水っぽく、美味しくない。 全体的に握りの品数も多い点は好感が持てるが、連休中や季節的な要因もあるとは思うが構成としては途中で飽きてしまう感じだったのは残念。商店街の中の寿司店としては良いのだろうが、関内の他の同価格帯の寿司店のレベルには達していない様に感じる。 コースの最後も盛り上がりも無く、呆気なく終わる感じ。デザートも少し寂しいし、お茶もこちらから頼むまで出て来ず、ドリンクのラストオーダーのみ告げられる。 今後、改善しながら頑張っていってほしい。

2022/05訪問

1回

馳走 啐啄一十

2024年Silver受賞店

The Tabelog Award 2024 Silver 受賞店

日本料理 WEST 百名店 2023 選出店

食べログ 日本料理 WEST 百名店 2023 選出店

馳走 啐啄一十

中電前、市役所前、袋町/日本料理

4.51

260

¥20,000~¥29,999

-

定休日
日曜日、祝日

夜の点数:4.2

半年と少しの期間を空けての訪問です。 前回訪問時は色々と驚かされる事も多かったですが、今回は色々と心の準備もしながらの訪問でした。 その為か、入店して直ぐに気づくのは、出汁の良い香りが店内に既に拡っている事。湿度や気温の違いもあると思いますが、これは気分も最初から上がります。 出汁は料理によって使う昆布も変えており、やはり拘りも感じますし、面白い。一品目から、出汁が素材を引き立てている事がよくわかりますし、それぞれの旬の素材も適切な下処理、調理がされて良さを最大に引き出されている事がよく解る。 全体的にコースの流れは変わりませんが、素材としては、若干、寒い時期の方が面白さはあるのかなと感じましたが、何度か訪れてそれぞれの季節の良さを感じてみたい。 お店によると5月から始まる潤菜はかなりオススメの様で、既に予約はほとんど埋まっているとのこと。来年は狙って訪れてみたい。 ドリンクは今回も日本酒を色々と合わせて出して頂きました。大将も変態だというくらい日本酒の知識を持つスタッフが拘って選んだものを二品に一杯くらいのタイミングで頂きましたが、出汁の強さをしっかりと受け止める感じで、食事とのペアリングをちゃんと考えられている。 日本酒単独では未だに淡麗辛口が一番だと思い込んでいる人も多いが、現在の楽しみ方ではやはり生酛造りなど、旨みや酸味があるものが良いと思う。 〆の煎茶まで、今回も楽しませて頂いた。 これだけの有名店、人気店でありながら、クオリティも高く、予約も比較的取りやすいのは奇跡的。また、タイミングを見ながら、訪れたい。 ただやはり、広島県内の客層の悪さは前回同様に感じられたのは残念。ここだけでは無く、県外から広島の有名店に訪れる方は気にし過ぎない様に注意して欲しい。 鮑 朝採れ白筍 羅臼昆布 鯛の子 京湯葉 平貝 雲丹 地中海の塩 甘鯛 利尻昆布 おこぜ 熟成2日 鯛 熟成2日 甲烏賊 熟成5日 白甘鯛 熟成1週間 桜鱒 おじや 紅瞳のどぐろ キャベツ 沼本ビーフ サーロイン 出汁しゃぶ 真昆布 鯛飯 筍 玉子 煎茶 一煎目 41度 お茶菓子 煎茶 二煎目 30度 広島市内の繁華街から少し離れた中央通りと平和大通りの交差点から一本入った富士見町にある日本料理店。 この周辺はこちらのお店の影響か隠れ家的なお店が増えていますが、人によっては馳走通りと呼んでいるらしい。 色々と噂は聞いていたものの、広島市内のお店としてはというか、全国的にもまさにトップクラスの料理店だと今回、改めて認識しました。 今回、普通にネットからの予約。 数日前に女将から携帯のショートメールでご挨拶と質問が。何故か県内か、県外からかの訪問か、聞かれるので不思議に思っていましたが、食事の中盤頃には、その答えが自ずと理解できました。 店内は現在はカウンターのみの利用で、目の前で大将が仕上げていく感じで、臨場感がある。 コースが始まる前にも大将や女将などとも色々と話が出来、その考え方には一部の人には抵抗もあるかもしれないくらい、繊細過ぎる程に拘りも強いが、自信の表れともいえるほど豪快さもあり、個人的には親近感も持った。 料理は日本中の信頼の出来る生産者から一番良いものを仕入れており、そのクオリティは素晴らしい。 見た事も無いくらい大きく肉厚の鯵を一番最初に見せられて驚きからコースが始まり、一品ずつ提供されるお造りも新鮮なものから、適度に寝かせたものも含め、どれも味わいも食感も驚かされた。 ぽん酢も美味しく、全て飲み干したくなるくらい。 肉にも拘りの高森和牛が使われ、適度にサシが入っている。焼いたものも味わいが素晴らしいが、しゃぶしゃぶも火が入り過ぎない様に銅鍋には氷から入れられて、低い温度で仕上げられていく。 器には出汁に浸かった状態で提供されるが、蓋を取った際の見た目にも適度に火が入った半生の状態で美しい。 出汁の味わいも素晴らしく、全て飲み干したくなるし、これで饂飩を頂きたいと思うほど。意外とそういう客は多いそうです。 出汁は使う昆布にも拘りがあり、2種類をコースの前半と後半で使い分け。水に関しても拘りを語っておられた。これがきちんと良い仕事をしているのが、どの皿を頂いてもはっきりと感じられる。 その後は〆の土鍋ご飯ですが、硬めに炊かれたものにイクラを混ぜて提供されますが、これがまた適度にイクラにも火が入って食感が楽しい。 最初から最後まで隙が無い、素晴らしいコースでした。 更にこの料理を支えるのが、合わせて出して頂いた日本酒の数々。こちらのスタッフの一人が唎酒師の資格を持っており、かなりの知識を持っておられる。大将曰く、変態との事。 自ら仕込んだお酒やアレンジを加えて提供されるものもあり、ここでしか経験の出来ない日本酒の世界を堪能出来た。 最後になるが、ここまで素晴らしいお店ではあるが、広島の客層の品の無さ、幼稚さを嫌になる程、感じさせられ、何故、最初の質問をされるのか実感させられた。 なかなか他の広島の高級店でも感じる事が無かった印象だが、年齢層の高い、成金の客が多いお店では、よくある光景なのかもしれない。 お店側も余程の事がないと注意はしないようだが、グループ客は最初から断るなど、改善はしていって欲しい。 客層以外は良いお店だと思うので、また機会を見つけて通っていきたいお店です。 雲丹 茄子 鯵 本ミル貝 お椀 甘鯛 お造り 虎魚 ミズイカ 金目鯛 鰆 鯵 煎茶 二煎 高森和牛 31ヶ月 無経産 焼魚 真魚鰹 和牛 サーロイン しゃぶしゃぶ 白胡麻プリン

2024/04訪問

2回

Restaurante No²

野町/スペイン料理

3.10

2

¥15,000~¥19,999

-

定休日
月曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:3.8

鱗町近くの通り沿いに先日、オープンされたばかりのモダンスパニッシュ。 金沢では少しスペイン料理がブームになりつつあったりするのでしょうか。 ただ、こちらはその中でもかなり本格的。バルセロナの超有名店、今は無きエルブジの直系の流れをくむEnigma出身の若きシェフが始められたお店。 現在は多くのお店で使われる様になったエスプーマを始め、分子ガストロノミー的な手法の多くが開発されたエルブジ、更にEnigmaではスターチを使った透明なクリスタルチップスなども有名。 非常に多くのスタッフがいる事でも有名なお店ですが、オーナーシェフの野々村氏はそちらで一部門を任せられるくらいだったそうです。 こちらをオープンされる前は金沢市内の別のモダンなお店を手伝われたりしていたそう。 今回のお店は自身の名前をもじったNo²という店名。明確にはどこにも記載はありませんが、スペイン語読みだそうです。 場所的に若干、繁華街から外れている事や、オープン仕立てで認知が上がっていない事もあり、かなり客入りは安定しない状況。季節的な要因もありますが、この日もキャンセルがあった様。 ただ、今後、金沢市内よりも遠方から訪れるグルメな客層にはウケそうな雰囲気で、ちょっとしたキッカケで、一気に人気店になりそうです。 オープン直後と言う事もあり、現状、仕込みから調理、サービス、片付けまで全てお一人で熟しており、なかなか大変そう。おまかせコース一本の内容ですが、提供には3時間程度掛かるので、余裕をもっての訪問をオススメします。 入店すると入り口付近のウエイティングエリアっぽいローテーブルのソファ席に案内され、ウエルカムドリンクと前菜が提供されます。海外のお店っぽい面白い趣向ですが、お一人で営業されている間は直接、カウンターに案内された方がお互いに楽かなとも感じました。 コースの途中からカウンターに移ります。 料理は目の前のキッチンで仕上げられていきますが、若干、遠いせいか臨場感には欠ける。奥の見えないエリアでの準備も多いせいもあるかもしれません。 使われているお皿は、その殆どが地元の高級メーカーのseccaさんのもの。シンプルですが、モダンな料理を更に映えさせています。 どの料理もモダンスペイン料理らしい感じで、皿数も多い。発酵や分子調理的な手法が多く使われており、大半の日本人には見慣れない料理が多いと思います。どれも面白いし、美味しいのですが、酸味が上手く取り入れられているもの以外は甘みや味の濃さがワインと合わせても強すぎる様に感じられ、トリュフも多用され過ぎていたので、もう少しメリハリを出された方が良いかなとも感じました。 ただ盛り付けやプレゼンテーションも素晴らしく、もう少し落ち着いてきて、季節感も出てくると、より面白いお店になると感じました。 ペアリングされているワインもリーズナブルな割にはクオリティが高いものが多いですが、専属のソムリエやコンサルティングなどが入って、よりモダンなものやナチュラルなものを取り入れていくと世界的にも先進的な雰囲気が出てくると感じます。 次回はノンアルコールペアリングも試してみたいし、今後の進化を見守っていきたいお店です。 ピニャ・コラーダ piña colada クリスタルパン Pan de cristal 白海老・トルティージャ Tortilla de Cmarones ホワイトアスパラガス Tartaleta de Esparragos blancos ロメインレタス・サラダ Ensalada Liquida César 平目・ティラディート Tiradito de Hirame パン・アンチョア カンタブリコ pan con Anchoa アホ・ブランロ Ajo Blanco 淡路島・タマネギ La Cebolla ブリオッシュ・サマートリュフ Brioche con Trufa 心臓・アンティクーチョ Anticucho de corazon オマール海老 Bogavante オマール海老・米 Arros con Bogavante ”ブラッディ・メアリー” “Blady Marry” SUKIYAKI Mel i Mato 苺・ドウルセデレチェ Helado de Dulce de Leche y Fresa エディブル メタル The Metal

2024/04訪問

1回

ORIGO

北鉄金沢、七ツ屋、金沢/創作料理、イタリアン

3.18

8

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定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.0

金沢駅からも徒歩圏内の笠市町にあるモダンイタリアンのORIGOさん。 もっと来ていたつもりでしたが、ちょうど一年ぶりの訪問でした。 イタリアンをベースに地元の食材に拘ってモダンな感じに仕上げられた料理は徐々に認知されてきている印象。隠れた名店となっていますが、市内の飲食店のシェフなどには、ほぼ知られている様に感じます。 日本人シェフ以上に金沢周辺の食材を積極的に以前から使っており、発掘もされている。能登の古い食材である巻鰤を復活されて料理にも使用されている事でも話題になっている。 シェフはこの2月、3月とイタリアに戻って、田舎の農園レストランで修行し、チーズ造りをメインに学んできたらしい。定期的に日本や海外の有名店で研修され、常にブラッシュアップされているのは相変わらず素晴らしい。 昨年と同じ時期の訪問だったので、食材は被るが、同じアスパラを使った皿も印象が大きく異なる仕立てで、面白い。 発酵を使った素材、料理も増えているし、魚も適度に熟成させている。 今後、能登の牛乳を使った自家製のチーズを提供したり、ワインを自前でイタリアから輸入もされるそう。 以前はシェフとは英語でのやり取りだったが、今回は敢えて日本語でコミュニケーションを取ったが、こちらの話していることは理解されていた。 少しずつ、金沢周辺での認知は上がっているが、今後は遠方からのお客さんも増えそう。日本人スタッフも増えて、英語やイタリア語が出来なくても訪れやすい雰囲気になってきていると感じた。 予約が取りやすい内は、また違う季節に伺おうと思います。 アスパラガス チーズ 黄身 カルパッチョ こごみ きゅうり コンブチャ 猪パンチェッタ 鱈 グリーンピース リコッタ 自家製パン 豚ラード 蛍烏賊 白海老 たけのこ 甘海老 パスタ 菜の花 アンチョビ 桜鱒 ホエイ ジャガイモ 春キャベツ 猪 牛蒡 椎茸 ミルフィーユ キャロットケーキ 金沢の隠れた名店となっているORIGOさん。 約半年ぶりの訪問です。 以前よりも認知度は上がっているのか、他にも数組の利用がこの日は見られましたが、金沢でも全国的にも、もっと評価も認知も上がっても不思議では無いと感じます。 実際に関西などの有名店での経験も重ねた事で、以前のCASAの頃よりも数段レベルが上がったと思わされます。 地元の食材も以前よりも珍しいものも含めて使われており、日本人でもなかなか頂いたことの無いものもあり、金沢周辺の生産者との結びつきも強くなっている様です。 どの料理もしっかりとしたイタリアンのベースがあり、現地の料理を日本の食材を使ってアレンジしている感じ。 ただ既存の日本人が作った日本人の舌に合うイタリアンとは大きく異なる。きちんと食材やイタリア料理にもリスペクトを感じられる。 今回は猪の脂から自ら作ったバターや、能登の巻鰤、高岡の筍、地元の山菜などが特に面白さを感じられました。 また、相変わらずチーズの使い方は上手く、さすがはイタリア人だと思わせます。笑 最近はイタリア語も堪能な日本人女性がサービスに入られている様で、ワインやサービスの知識は若干微妙な部分はありますが、シェフとのコミュニケーションがしやすくなった事で全体的に安定感は増している様に感じますし、英語やイタリア語ができない方も客として訪れやすくなっている様にも感じます。 最初は気付かなかったのですが、どうやらこの女性、こちらのお店でも使われているオリーブオイル TESORO D’ITALIA の輸入販売をされている方との事。自分も以前からたまに購入していました。金沢近郊の会社なのは知っていましたが、こんなところで会えるとは。どうりでイタリア語も堪能で食材の知識もあるわけです。 今後、客入りがもっと安定して、マーケティングもうまく出来ると、もっと評価も認知も上がるだろうし、今後の進化も楽しみです。 あとはワインペアリング込みのコースにするなど、ワインを飲む客が増えれば、もう少し珍しいものやクオリティの高いワインを中心に提供できる様になるだろうし、もう少しナチュラルよりのワインや日本ワインも合わせて出すと彼の今の料理にもよく合って相乗効果が出そうに感じます。 ペアリング込みでも2万円以内という価格設定も以前から変わっておらず、まだまだリーズナブルでかなりのお得感もあります。 金沢駅からも歩いて行ける距離にあるこちらのお店。 浅野川にも近い裏通りの古民家の一階に2年前にオープン。 以前はこちらからも程近い此花町にCASAというお店を営まれていましたが訳あって惜しまれつつ閉店。その際もセンスの良い造りのお店でしたが、こちらもそれにも優るし、店舗スペースが格段に大きくなっています。 入口近くは別のカフェ、上の階は長期滞在も出来るスペースとしても使われています。 客席部分は非常に屋根の高い造りで、以前は漁に使う網を吊るすのに使われていたとか。歴史的にも貴重な町家となっています。 オーナーシェフはイタリア出身。満を持しての再オープンでしたが、それまでは皆さんの支援、応援を受けながら準備を進めつつ、La CimeやINUAなど日本国内の有名店でも経験を重ねられた様です。 その為、料理も以前よりクオリティが上がっている様子。ワインペアリングも一部、ナチュラルワインも取り入れながら精度も上がっていると感じました。 今回は特に一皿目から驚かされた。 ブッラータを使った料理ですが、ソースもブッラータも適度に温められており、これが良い風味と食感を出している。日本ではブッラータは冷たいまま出される事が多いですが、全く別物と思えるくらい絶妙な感じ。これはイタリア人ならではの感性もあるのかもしれない。 更にサステイナブルを意識した海苔の切れ端をまぶして風味も食感もアクセントをプラスしている。 他の詳細は省きますが、是非、現地で経験してもらいたい。 シェフは日本語はまだまだ片言ですが、以前よりは上達している感じ。現在、アシスタントは香港出身の若い方が入っているが、日本語は日常会話レベルでコミュニケーションは特に問題無い。お二人とも英語の方が得意な様なので、英語でのコミュニケーションも楽しめ、日本にいながら海外の雰囲気も感じられる不思議なお店だと思います。

2024/04訪問

3回

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