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これらの口コミは、訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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120 件を表示 1305

ALTER EGO

イタリアン TOKYO 百名店 2021 選出店

食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2021 選出店

ALTER EGO

神保町、九段下、竹橋/イノベーティブ、イタリアン

3.77

224

¥20,000~¥29,999

-

定休日
月曜日、日曜日

夜の点数:4.3

数ヶ月ぶりの訪問です。 つい先日、ミシュランの一つ星をミラノのお店についで、東京でも取られたので、今後は以前よりもメディアにも取り上げられるでしょうし、予約も取りづらくなるかもしれませんね。 今回も徳吉オーナーシェフがお店に立たれている際に訪問です。京都にも料理をプロデュースするお店 ERUTAN RESTAURANT BARが出来たばかりで、本当にお忙しそう。イタリアにはいつ帰っているのだろうと心配にもなります。 コースの方はスペシャリテのピザのデリバリーボックスに入った前菜から。この手のサプライズは初訪問時には良いですが、なかなか2回目以降の驚きは薄まるもの。 それでも、薄くスライスされた生ハムとチーズの旨みなど、これだけでも暫く飲めると思ってしまいます。 スタッフが以前に比べて増えており、その分、以前よりもテンポ良くコースが進みますが、若干、スープやワインを出すタイミングはズレることも。席数は少ないとは言え、サービスのタイミングなどは今後の課題かもしれませんね。 特に年明けからは現在の二部制をやめて、2階の個室も全て開放。よりゆっくりと過ごせる様にする代わりにサービス料を取るとの事で、調理のタイミングも複雑になるので、頑張って頂きたいところ。 トータルの席数は個室とカウンターを合わせると現在とあまり変わらないようなので極端に予約が取りづらくなると言うことはないと思いますが。 何度か同じ店を訪れていると、その分、感動は薄れて来るものですが、スープペアリングとワインペアリングの両方とも楽しめる事、フレッシュな食材に拘る料理やワイン自体も美味しくて、相変わらずレベルは高いなと感じました。 "Equilibrio" Pizza Delivery 鮪 生ハム (ケッパー 台湾胡椒) 白子 カリフラワー (パルミジャーノ 豆乳) クエ 発酵バター 文旦 (牡蠣 ミント) 伊勢海老 カチャトーラ (じゃがいも ローズマリー) 猪 秋刀魚 (紅玉 カカオヴィネガー) 卵かけご飯 毛蟹 九条ネギ (大山鶏 生ハム) レクチェ レンズ豆 (葡萄 スパイス) "Cannolo Siciliano" ミラノでミシュラン一つ星獲得された徳吉シェフが傳の跡地にオープンされたお店。徳吉シェフ来日中の貴重な席にお邪魔させて頂きました。 スープペアリングという新しい手法。素材の良さとそれを引き出す調理方法、素材の組み合わせが味わいを別の次元に引き上げています。どの料理もプレゼンテーションも素晴らしく、カウンターの向こうのオープンキッチンがまるで劇場の様。 更にイタリアだけに拘らない自然派ワイン中心のペアリングも彩りを添えていました。 シェフの話も興味深く、久しぶりに色々と感動することが多いお店でした。定期的に通いたいと思えるお店の一つです。 Pizza Delivery ピザ屋のデリバリーに見立てた箱に入った前菜。ポレンタとお米を使ったパリパリの生地。エディブルフラワーやハーブのトッピングも美しい。 鮪 生ハム (ケッパー 台湾胡椒) 程よく漬けた漬け鮪に非常に薄くスライスされた生ハム。脂と旨みの相乗効果。台湾胡椒を使ったスープの風味が料理にもワインにも深みを与える。 ニョッコフリットに生ハムを乗っけて頂く。やっぱりこの食べ方好きです。店内にあったスライサーは0.02mmまで薄くカットできるとのこと。貴重なスライサーでカットした生ハムは本当に美味しいです。 夏野菜 ケンサキイカ 帆立 (イカ アニス) ハーブがたっぷりと盛られた下には烏賊と帆立が隠れています。ハーブや花は広島の梶谷農園のものだそう。赤いハーブの花は初めて見ました。 烏賊の風味がほんのりするスープは主役ではなく、引き立て役として、良い仕事をしている。アニスの風味はリースリングともよく合います。 Gyotaku (サオール) ミラノでも提供しているというGyotakuと名付けられた一品。徳吉シェフ自ら目の前でスタンプを押し、皿に魚の頭の部分を描いていきます。 鰯の身はふっくらとして、柔らかく、コクもある味付けも素晴らしい。 合わせるスープはサオールという料理をベースにしたもの。ローストオニオンの様な風味と酸味を感じます。 トマト水 雲丹 賀茂茄子 (ズッキーニ オリーブ) 目の前で焼いた賀茂茄子をシェフが捌きます。食感も良いパスタは乾麺の様にも生麺の様にも感じます。雲丹の甘みも加わり贅沢なパスタです。 スープはオリーブらしい風味もちゃんと感じられました。 エゾ鹿 鮎 葡萄 (椎茸 山椒) 鹿肉の陰から鹿の顔が覗くシュールな一皿。笑 葡萄は鹿肉と合うのは判っていたけど、鮎のペーストを添えるのは斬新。 卵かけご飯 花咲蟹 (焼きトウモロコシ) イタリア人には不評らしいリゾット風卵かけ御飯。固めに炊いたご飯に白身、黄身、チーズの順に混ぜていきます。トッピングは花咲蟹の身と和牛の生ハム。 スープは甘い焼きトウモロコシの香りが。 ボネ 苺 (カカオヴィネガー ミント) Cannolo Siciliano 目の前でリコッタチーズを詰めて仕上げてくれます。 フレッシュハーブでいれたハーブティーも美味しかったです。

2019/12訪問

2回

徳ㇵ本也

鞍馬口、今出川/日本料理

3.85

32

¥20,000~¥29,999

¥20,000~¥29,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.2

御所の北側、鞍馬口の静かな住宅街に突如現れる、雰囲気の良い料理屋さん。 まだオープンから数ヶ月ですし、場所的にも本来なら難しい場所だと思いますが、平日のお昼でも、カウンター席は満席。大将が和久傳出身という事もあってか、早速、話題になっており、以前からのお客さんを含めて、既に何度も来られている方もいらっしゃる様です。 古い建物をリノベーションされたのかと思いましたが、普通の住宅が並ぶ裏路地に更地の状態から新しく建てたものだそうです。新築でも、ここまで雰囲気の良いお店が出来上がるのは流石、京都といった感じでしょうか。 この日は霙混じりの雨も降る天気で、寒い日でしたが、席につくと、先ずは温かい生姜湯を出して頂き、和三盆の優しい甘さもあり、身体が温まり、ほっこりとします。 料理は旬の素材を中心にしたおまかせコース。 もっと料亭っぽい内容かと思いましたが、日本料理の基本をベースにカウンターならではの見せる、目の前で出来上がったばかりを提供する素晴らしい料理が続きます。畏まり過ぎず、高級食材に偏らない、少し崩した京都らしさも感じられる、こちらでしか頂けないスタイルだと感じました。 炭火で焼いただけのモロコや伊勢海老も焼き加減は抜群で、シンプルに見えて火の入り方や食感を計算されて焼いているし、牛蒡や海老芋などは一度揚げてから焼き上げるなど風味や食感が高まる感じはよく研究されていると感じた。 〆のご飯前に提供された白子のコロッケには自家製のウスターソースをかけて提供されますが、見た目は普通の餡掛けなのですが、味わいはまさに野菜の甘さやスパイスを感じるウスターソースで、驚きました。 その後の麺やデザートも驚きが続き、最後まで楽しめました。 ドリンクは料理に合わせて、おすすめの日本酒などを出して頂きましたが、有名なだけで無く、きちんと辛口過ぎない旨みの強い銘柄を多く用意されているのも好感が持てた。 また、京都で定期的に伺いたいと思えるお店が増えました。 生姜湯 和三盆 恵方巻き 鰻 車海老 カリフラワー すり流し 蟹 鮪 赤身 中トロ 蕪 白甘鯛 白葱 煎り酒 お椀 鱈 真薯 バチコ コゴミ 菜の花 牛蒡 海老芋 本諸子 胡麻和え 芹 椎茸 独活 伊勢海老 人参 行者大蒜 河豚白子 自家製ウスターソース のどぐろ 一夜干し 土鍋ご飯 粕汁 鴨そば 苺 あきひめ あまおう 白茶

2024/02訪問

1回

ル・サロン・プリべ

神谷町、六本木一丁目、虎ノ門ヒルズ/フレンチ

3.19

18

-

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.2

日本人のトップパティシエの一人である成田一世氏。 以前は銀座にエスキスのデザート専門店があったので、比較的、気軽に彼のプロデュースするアシェットデセールを頂くことが出来ましたが、その後、閉店。なかなか彼のデザートを頂ける機会はありませんでしたが、昨年末に麻布台ヒルズのガーデンプラザAの二階にご自身のお店をオープンされました。 当初はランチ、ディナーのみでしたが、デザートのコースも始められたとの事で早速、伺いました。 場所は二階とは言え、屋根が無い、屋上テラスの通り路の様な場所。ブティックとレストランが並んで存在します。 場所的に天候の悪い日にはアクセスしづらいですが、神谷町駅側から直ぐのエレベーターで上がるとお店の入り口の目の前まで行けるので、雨の日でもほぼ濡れずに伺えます。 店内はカウンター席とテーブル席に分かれますが、カウンター席では特に目の前で成田氏が直接、お話をされながら、コースの説明をされたり、デザートを仕上げられて行く。 ここまで近くでコミュニケーションが取れるというのは、まさに圧巻で、身振り手振りをしながら語る彼の想いが強く感じられる。 こちらから聞かなくても、色々な説明が細かくあるのだが、彼自身もこういう機会なのでと、普段聞けない質問なども是非と促される。 そうじゃなくても、こちらからも色々と質問した事に対して、細かい点まで話してくださり、勉強になる。 目の前で仕上げられていくデザートは一見、クラシックの様で、旬の素材を活かした感じ。アルコールペアリングを推奨している通り、リキュールなどを上手くデザートにも取り入れて風味付けをしており、さりげなく香り付けをされたりバランスが良く、嫌味が無い。 ペアリングのロジックもしっかりと持たれており、センスも良いのだが、ちゃんと基本を勉強されていて、流行りの見た目だけのお店とは数段レベルが違う事を改めて感じさせる。 ペアリング一杯目に出されるスパークリングも最近のシャンパーニュなどではドライで酸が強い傾向にあり、デザートの甘さとは合わないが、それを補う為に甘口のソーテルヌを足して提供される。邪道な様ではあるが、理屈に適っている。 最後のデザートは成田さんらしい飴細工やムースを使ったもので、これも懐かしい。 ここまで、1時間ほどの所要時間だが、ハーブティーを頂きながら、色々と話を伺っていると、オマケで最後のデザートにも使われた「あまりん」という特別な苺を出して頂いたり、エスプレッソも提供して頂いたりと、かなり長い時間、その後も話を楽しませて頂いた。 これだけのクオリティ、レベルを感じさせるお店はなかなか国内でも無いと思うし、またランチやディナーなども頂きに伺ってみたいし、お隣のブティックでパンなども購入しに伺ってみたいと思います。

2024/02訪問

1回

実伶

日本料理 WEST 百名店 2021 選出店

食べログ 日本料理 WEST 百名店 2021 選出店

実伶

丸太町(京都市営)、烏丸御池、二条城前/日本料理

3.84

137

¥20,000~¥29,999

-

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.2

数ヶ月ぶりの実伶さん。 今年は初の訪問。最近は京都に入ると先ず伺うルーティーンになっています。 18時に伺うと既に何組かお客さんが入っていて、いつもより奥側のカウンター席に。 先ずはビールを頂きながら、メニューを眺め、食材が被らない様に頭の中で組み立てていきます。 旬の春らしい食材に加えて、以前に頂いた定番ものもあり、食べたいものが多すぎて、なかなか選ぶのが悩ましい。 色々と今回も頂きましたが、まさにどれも美味しく、驚きの連続。目の前でアスパラを薄く包丁でスライスしていく様子も凄いし、舌だけで無く、香りや、目の前のパフォーマンスでも楽しい。 ドリンクはワインと日本酒も頂いたが、自然派寄りのものも提供されていて驚いた。 日本酒は合いそうなものを色々とグラスで出して頂いたが、どれも有名銘柄だが、バランスよく、それぞれの料理にも合い、飲むペースも自然と早まってしまう。 ある程度、お腹はいっぱいになっているのだが、まだまだ、食べたいものもあり、ついつい頼みたくなってしまうが、我慢してデザートを頂き、店を離れる。 また数ヶ月以内には訪れたいと思う。 突出し 飛龍頭 苺白和え 新玉葱すり流し ほたるいか串 ふぐ白子 生麩ブルーチーズ 自家製京あげ 蛤アスパラしゃぶしゃぶ 甘鯛唐揚 丸唐麺 釜御飯 かき生姜 ぷりん  数ヶ月ぶりに訪問です。 少し前にメッセージを送って予約しました。 早い時間から開いているのも嬉しいですが、実際にフレキシブルに使える。前回もそうですが、数組が17時くらいから利用していて、19時前には帰られており、こういうお店で、色んな使い方が出来るのは面白い。 今回も席に着いて、先ずはビールを頂きながら、しばらくメニューを眺めます。 季節の贅沢な素材を使ったものが並び、同じ素材でも色々な調理法で異なる料理が多いので、ある程度被らない様に組み合わせを頭の中で考えます。 とりあえず気になるメニューをいくつか頼み、ある程度、頂きながら、他に気になるものを追加で頼んでいきます。 一品ずつは量も調整して出して頂けるので、本当にエンドレスに色々と食べたくなる。 どの料理も一工夫が見られて、素材の味わいを引き立てているのは流石。 今回、初めて頂いた丸唐麺は出汁が本当に美味しく、シンプルながらもかなり贅沢な味わい。 そのあとに頂いたコッペ蟹が丸ごと入った御飯も蟹の旨みに加えて、卵の風味や食感も良い感じ。一気に食べてしまいました。 ドリンクは日本酒も堪能。 ちょっと温燗も飲みたいなと話していると、大将がIWAも面白いと提案。実際に頂いてみると、元々、冷酒だとドライで味わいが強いイメージでしたが、香りも良く、優しい味わいで、もうこれだけずっと飲んでいたいと思える感じ。 値段は優しく無いですが、贅沢に頂きました。 また違う季節に定期的に訪れたいと思います。 先付け 海老芋すり流し 銀杏コロッケ 焼くもこ 柿なます 焼ふぐ 和栗天ぷら 小柱玉葱かきあげ カキフライ 甘鯛かぶら蒸 丸唐麺 (まるからめん) こっぺかに釜御飯 ぷりん 京都の地下鉄の丸太町駅からも程近い竹屋町通沿いの料理屋さん。 こちらの前はよく通っていましたし、以前から来たかったのですが、ようやく伺いました。 今回はInstagramからのメッセージで数週間前に予約。 意外とスムーズに予約が出来ました。 予約した時間に伺うと比較的、早い時間ではありますが、カウンターは半分ほど埋まっています。 更にもうほぼ食事が終わった方もいて、素早く食事を済ませて帰る方もいる様です。 奥には個室もある様ですが、席数の割にはスタッフも多め、皆さん、効率よく動かれていて、客への対応も素晴らしい。 カウンター前に座って、目の前のメニューに目を通します。アラカルトのメニューは所狭しと料理名が並び、まさに圧巻です。ゆっくりと順番に追っていかないと頭にも入りませんが、気になるメニューが多くて、どれから頼むか迷ってしまう、嬉しい悩み。 まずは生ビールを頂きながら、前菜をいくつか頼みます。 旬の季節を感じる素材を使ったメニューが並び、定番のアレンジをされたものも多い。 店員さんと話しながら、選んでいき、タイミングを見ながら、揚げ物や〆を追加で頂きますが、食べ進んでいくと、更に気になるメニューが増えて、エンドレスに頼みたくなる。 量も調整しながら出して頂けるし、テンポ良く出てくる事もあり、アラカルトながら、コース仕立ての様に好きなものを頂けるのは、かなり有り難い。 料理のクオリティも丁寧に仕上げられており、日本料理ながら、洋のニュアンスも取り込み、素材の組み合わせも含めて、唸りたくなるくらい素晴らしいし、センスの良さも感じられる。 食べていないメニューもまだまだ多くあり、毎日でも通いたくなる。 ドリンクはワインのグラスは提供しているものが限られているが、下手な一般的な安いワインを出しているのでは無く、きちんと料理との相性を考えて選ばれている感じ。 その他はオススメの日本酒を色々頂いたが、ハズレは無いもののもう少し尖ったものもあっても面白いかなと思われた。ただリーズナブルに良いものをという感じにも取れ、印象は良い。 人気のお店ではあるが、回転も良いのか、早めに予約すれば大丈夫そうなので、また違う季節に伺いたい。 和栗すり流し 実伶風ポテトサラダ ひしがに 生麩ブルーチーズ 天然うなぎ 子持鮎 鱧すき焼き 銀杏コロッケ 和牛フィレカツ 釜御飯 さんま新生姜 和栗わらび餅

2024/02訪問

3回

馳走 啐啄一十

2024年Silver受賞店

The Tabelog Award 2024 Silver 受賞店

日本料理 WEST 百名店 2023 選出店

食べログ 日本料理 WEST 百名店 2023 選出店

馳走 啐啄一十

中電前、市役所前、袋町/日本料理

4.51

254

¥20,000~¥29,999

-

定休日
日曜日、祝日

夜の点数:4.2

半年と少しの期間を空けての訪問です。 前回訪問時は色々と驚かされる事も多かったですが、今回は色々と心の準備もしながらの訪問でした。 その為か、入店して直ぐに気づくのは、出汁の良い香りが店内に既に拡っている事。湿度や気温の違いもあると思いますが、これは気分も最初から上がります。 出汁は料理によって使う昆布も変えており、やはり拘りも感じますし、面白い。一品目から、出汁が素材を引き立てている事がよくわかりますし、それぞれの旬の素材も適切な下処理、調理がされて良さを最大に引き出されている事がよく解る。 全体的にコースの流れは変わりませんが、素材としては、若干、寒い時期の方が面白さはあるのかなと感じましたが、何度か訪れてそれぞれの季節の良さを感じてみたい。 お店によると5月から始まる潤菜はかなりオススメの様で、既に予約はほとんど埋まっているとのこと。来年は狙って訪れてみたい。 ドリンクは今回も日本酒を色々と合わせて出して頂きました。大将も変態だというくらい日本酒の知識を持つスタッフが拘って選んだものを二品に一杯くらいのタイミングで頂きましたが、出汁の強さをしっかりと受け止める感じで、食事とのペアリングをちゃんと考えられている。 日本酒単独では未だに淡麗辛口が一番だと思い込んでいる人も多いが、現在の楽しみ方ではやはり生酛造りなど、旨みや酸味があるものが良いと思う。 〆の煎茶まで、今回も楽しませて頂いた。 これだけの有名店、人気店でありながら、クオリティも高く、予約も比較的取りやすいのは奇跡的。また、タイミングを見ながら、訪れたい。 ただやはり、広島県内の客層の悪さは前回同様に感じられたのは残念。ここだけでは無く、県外から広島の有名店に訪れる方は気にし過ぎない様に注意して欲しい。 鮑 朝採れ白筍 羅臼昆布 鯛の子 京湯葉 平貝 雲丹 地中海の塩 甘鯛 利尻昆布 おこぜ 熟成2日 鯛 熟成2日 甲烏賊 熟成5日 白甘鯛 熟成1週間 桜鱒 おじや 紅瞳のどぐろ キャベツ 沼本ビーフ サーロイン 出汁しゃぶ 真昆布 鯛飯 筍 玉子 煎茶 一煎目 41度 お茶菓子 煎茶 二煎目 30度 広島市内の繁華街から少し離れた中央通りと平和大通りの交差点から一本入った富士見町にある日本料理店。 この周辺はこちらのお店の影響か隠れ家的なお店が増えていますが、人によっては馳走通りと呼んでいるらしい。 色々と噂は聞いていたものの、広島市内のお店としてはというか、全国的にもまさにトップクラスの料理店だと今回、改めて認識しました。 今回、普通にネットからの予約。 数日前に女将から携帯のショートメールでご挨拶と質問が。何故か県内か、県外からかの訪問か、聞かれるので不思議に思っていましたが、食事の中盤頃には、その答えが自ずと理解できました。 店内は現在はカウンターのみの利用で、目の前で大将が仕上げていく感じで、臨場感がある。 コースが始まる前にも大将や女将などとも色々と話が出来、その考え方には一部の人には抵抗もあるかもしれないくらい、繊細過ぎる程に拘りも強いが、自信の表れともいえるほど豪快さもあり、個人的には親近感も持った。 料理は日本中の信頼の出来る生産者から一番良いものを仕入れており、そのクオリティは素晴らしい。 見た事も無いくらい大きく肉厚の鯵を一番最初に見せられて驚きからコースが始まり、一品ずつ提供されるお造りも新鮮なものから、適度に寝かせたものも含め、どれも味わいも食感も驚かされた。 ぽん酢も美味しく、全て飲み干したくなるくらい。 肉にも拘りの高森和牛が使われ、適度にサシが入っている。焼いたものも味わいが素晴らしいが、しゃぶしゃぶも火が入り過ぎない様に銅鍋には氷から入れられて、低い温度で仕上げられていく。 器には出汁に浸かった状態で提供されるが、蓋を取った際の見た目にも適度に火が入った半生の状態で美しい。 出汁の味わいも素晴らしく、全て飲み干したくなるし、これで饂飩を頂きたいと思うほど。意外とそういう客は多いそうです。 出汁は使う昆布にも拘りがあり、2種類をコースの前半と後半で使い分け。水に関しても拘りを語っておられた。これがきちんと良い仕事をしているのが、どの皿を頂いてもはっきりと感じられる。 その後は〆の土鍋ご飯ですが、硬めに炊かれたものにイクラを混ぜて提供されますが、これがまた適度にイクラにも火が入って食感が楽しい。 最初から最後まで隙が無い、素晴らしいコースでした。 更にこの料理を支えるのが、合わせて出して頂いた日本酒の数々。こちらのスタッフの一人が唎酒師の資格を持っており、かなりの知識を持っておられる。大将曰く、変態との事。 自ら仕込んだお酒やアレンジを加えて提供されるものもあり、ここでしか経験の出来ない日本酒の世界を堪能出来た。 最後になるが、ここまで素晴らしいお店ではあるが、広島の客層の品の無さ、幼稚さを嫌になる程、感じさせられ、何故、最初の質問をされるのか実感させられた。 なかなか他の広島の高級店でも感じる事が無かった印象だが、年齢層の高い、成金の客が多いお店では、よくある光景なのかもしれない。 お店側も余程の事がないと注意はしないようだが、グループ客は最初から断るなど、改善はしていって欲しい。 客層以外は良いお店だと思うので、また機会を見つけて通っていきたいお店です。 雲丹 茄子 鯵 本ミル貝 お椀 甘鯛 お造り 虎魚 ミズイカ 金目鯛 鰆 鯵 煎茶 二煎 高森和牛 31ヶ月 無経産 焼魚 真魚鰹 和牛 サーロイン しゃぶしゃぶ 白胡麻プリン

2024/04訪問

2回

restaurant ecoutieres

七ツ屋、北鉄金沢、金沢/フレンチ

3.06

5

¥20,000~¥29,999

¥20,000~¥29,999

定休日
-

夜の点数:4.2

昼の点数:4.2

昨年11月以来、数ヶ月を空けての訪問です。 これまではディナーでの訪問でしたが、今回は初めてのランチタイムでの訪問。とは言え、コース内容や価格設定は変わりません。 いつも通り、駅前から歩いて向かいますが、駅からは数分の道のり。天気予報よりも早く雨が降って来ましたが、マダムが心配されてお店の前の道路沿いまで出て、傘を持って待っておられて、こういう気遣いが相変わらず素晴らしいお店だと思います。 一月の震災をうけて、御本人もお店や自宅も被害を受けておられますが、シェフは早くから二月末までの営業をストップして、被害が大きく、支援が遅れている奥能登、特に珠洲方面の支援を現地で行い、その行動力、発信力にも頭が下がります。金沢周辺だけで無く、全国のシェフも賛同され、協力されたり、メディアでも報じられて、影響力は大きかったと思います。 その際のお話も色々と伺えましたし、環境の素晴らしさに惚れ込み、ご本人も珠洲の方に移り住みたいと話されているほど。笑 今回のコースもかなり気合が入っていて、品数も多いし、食材も驚く様なものが続く。でもやっぱり、こういう料理を作っていると集中出来る事もあると思いますが、充実していて楽しいとも話されていました。連日お疲れの中、活き活きと料理を仕上げられて、更にコースが終わった後もずっと立たれたまま、夕方まで話に付き合って頂き、楽しい時間を過ごせました。 料理もワインも金沢ではトップクラスなのは、相変わらず、こういう雰囲気も含めて、ファンが多いお店なのだと思います。前のお店に続き、今回、こちらのお店でもゴエミヨに掲載されました。今後、認知も人気も上がってくると思いますが、また定期的に伺いたいと思います。 Soupe 一献 長野 ホワイトアスパラ Amuse-Bouche 出会い 人参 雲丹 新湊 ホタルイカ 金沢 鯵 七尾 浅利 フランス 仔羊 おわら 最中 フォアグラ Hors d'oeuver 始まり 金沢港 加能蟹 Noto 能登への思い 七尾 水蛸 Reconstruction 復興 岩手 石黒農場 ホロホロ鳥 Toyamagolfe 富山湾 岩瀬 ボタン海老 Montagne 山の幸 フランス アスパラ モリユ茸 白山 熊 Cadeau de la mer 海からの恵み 岩瀬 アラ 七尾 梅貝 Bouch'ees 休息 デコポン Plat prinipal 渾身 岩手 小鹿 Grand Dessert 饗宴 林檎 苺 Mignardise 小さなお菓子 Cafe au The コーヒーまたは加賀紅茶 夏以来、数ヶ月ぶりに訪問です。 涼しい季節は駅から歩いても、あっという間に感じます。 お店の入口まで来ると、今回もマダムが外まで出て来て、出迎えてくれます。何かセンサーでもあるのかな? 以前から18時半にコースはスタートでしたが、予約サイト上の時間が扉のオープン時間の18時になっていて勘違いして早く訪れる客が多かった様ですが、予約サイト上の表記は判りやすい様に変更されています。 また以前と異なる点として、息子さんがお店を離れられている様で、現在はご夫婦お二人で営業されています。 その為、席数はかなり絞っている様で、2組4名程度を限度にして、予約も早めに止めている様なので、早めに予約される事をオススメします。 シェフも出来る限り、ちゃんと美味しいものを食べに来てくれる方を大事にされたい様で、そういうお客さんに集中して料理を作りたい様です。 そういう訳でこちらのお店には出来るだけ少人数で訪れる事をオススメします。その方が料理の内容もアップするかもしれません。 今回のコース内容は解禁されたばかりの蟹も含まれる内容。最高級の大きなものは含まれませんが、その分、リーズナブルな価格設定。とは言え、他ではなかなかお目にかかれない美しい個体。こちらでは通常は市場からその日に使うものを仕入れている様ですが、市場が休みの日はお店の水槽で生かしたまま管理されている様で、目の前で生きた蟹を見せてくれます。 コースは以前と同様に品数も多く、旬の地元の素材も贅沢に使った内容。 どの皿も流石と言った感じだし、綺麗に盛られた蟹の一皿もフレンチらしさも感じられる仕上がりで、これだけでゆっくりと飲みたいとも感じられる。 目の前で蟹しゃぶを仕上げて頂いたり、おまけで蟹のブイヤベースをメインの後に作って頂いたり、少人数ならではの贅沢な時間を過ごさせて頂いた。 本当に隠れ家とも言えるお店だが、金沢では一番実力も経験もあり、新しいことにも挑戦されている素晴らしいお店だと思う。また違う季節に金沢に訪れる度に伺いたいと思えるお店です。 Soupe 一献 能登島蕪 原木なめこ Amuse-Bouche 出会い 人参 雲丹 金沢 甘海老 フォアグラ ノルウェーサーモン 蛤 おわら 最中 Hors d'oeuver 始まり 金沢港 香箱蟹 キャヴイア Traditions 父からの伝承 愛知 鰻 Saison 季節 穴水 牡蛎 Montagne 山 椎茸 兎 Cadeau de la mer 海からの恵み 金沢港 加能蟹 岩手 松茸 Bouchees 休息 ザクロ Plat prinipal 渾身 山鳩 Avent Dessert 余韻 押水 無花果 ジャスミンのプティポー Grand Dessert 感謝 カシス Mignardise 小さなお菓子 Cafe au The コーヒーまたは加賀紅茶 金沢駅西口から徒歩8分ほどの住宅街に数ヶ月前にオープンされたばかりのフレンチレストラン。 以前は同じく西口に自社ビルを持ち長く市内でも多店舗経営をされていたプレミナンスの川本シェフが自宅の一階を店舗にリニューアルし、家族で新たな挑戦を始められました。 以前のお店ではミシュランやゴエミヨにも掲載されていましたが、コロナの影響で会社は昨年、破産されていましたが、ようやく再出発という感じで、以前からの常連さんを中心に早速、話題になっている様です。 これまでの大箱の店舗とは異なり、カウンター中心で、シェフやマダムともコミュニケーションを取りながら、調理しているところも目の前で眺めながら食事が出来る劇場型のシェフズテーブルといった感じ。 キッチン奥には薪火の窯が設置されていて、火を使った調理はそちらで行われます。炭火や熾火を器用に使い分けられているのも流石という感じです。 全国的に一気に増えて来ている薪火を使ったお店ですが、金沢周辺ではまだまだ少なく貴重な感じ、更に火の使い方もなかなかです。 料理の食材や使われている器も地元の石川を中心に北陸三県の有名生産者や作家のものを贅沢に使われている点でもローカルガストロノミーとしての評価もできる。 最初から釋永岳さんやShimooさんのものなども贅沢に使われている。 料理は運ばれて来た瞬間から見た目にも美しく目を奪われるが、皿も適切な温度で香りも立ち、五感で楽しめる。 現在のおまかせコースを始められてから、「皆さん、食べるのが早くて驚いている」と話すシェフであるが、目の前で仕上げられて行く様子を見ながら待っているのだから、出て来た瞬間に料理に集中して食べ進めてしまうのは当たり前な感じもします。 皿数は比較的ありますが、居心地も良く、ずっと食べていたいとも思えるクオリティ。これまでとは違うスタイルのコースだと思いますが、最近のトレンドも抑えながら、しっかりと仕上げてくるのは経験も豊かなシェフならではだと思います。 またサービスは息子さんがソムリエとして在籍。ワインや日本酒を中心にペアリングも提供されており、きちんと格も合ったワインを提供されている。 若干、人と話すのは苦手なのかなとも感じますが、頑張っている姿は微笑ましく、サービスに関しても素晴らしい。 気になったのは、やはり、窯の側の席は若干、暑く、グラスのワインも温まってしまうので、調整は必要かもしれない。 また予約時間はディナーは18時となっているが、実際にはドアオープンが18時、ディナー開始は18時半という事なので注意が必要です。 シェフはコースが始まるとお客さんと話している暇がほとんどないとの事なので、早く来てくれる分には、ゆっくり話せて有り難いとの事でしたが。 サービスで冷たいハーブティーなども出して頂けたので、コース開始まではゆっくりと過ごせながら、あっという間に感じました。 直ぐに認知も人気も上がりそうですが、また、機会を見て別の季節に伺いたいと思います。 Soupe 一献 アボガド Amuse-Bouche 出会い 能登 サザエ 人参雲丹 白海老四十物昆布〆 おわら最中 金沢 カマス Hors d’oeuver 始まり 珠洲 岩牡蛎 Tetre大地 河北潟 川端 蓮根 Traditions 父からの伝承 愛知 鰻 Ete’ 夏 犀川 鮎 Montagne 山 鶉 Cadeau de la mer 海からの恵み 能登島 アラ 水蛸 Bouch'ees 休息 高農園 赤紫蘇 Plat prinipal 渾身 岩手 小鹿 Avent Dessert 余韻 高松 デラウェア Grand Dessert Arri’ere-gout 饗宴 黒部山羊 桃 Mignardise 小さなお菓子 Cafe au The コーヒーまたは加賀紅茶

2024/03訪問

3回

木山

2024年Silver受賞店

The Tabelog Award 2024 Silver 受賞店

日本料理 WEST 百名店 2023 選出店

食べログ 日本料理 WEST 百名店 2023 選出店

木山

丸太町(京都市営)、烏丸御池、京都市役所前/日本料理

4.37

421

¥20,000~¥29,999

¥10,000~¥14,999

定休日
-

昼の点数:4.2

京都の地下鉄丸太町駅からも程近い裏通りにある木山さん。風情のある一軒家と異なりマンションの様な建物に入っていますが、入り口を一歩入ると、かなり雰囲気のある造り。 個室もいくつかある様ですが、この日は全9席のカウンターへ。 最近は店内や料理の写真は撮影禁止の様ですが、特に明確な説明はありません。外国人の客などは知らないまま、普通に撮影もされている様です。 ただ、提供されるワインなどの撮影は良いようで、グラスでワインをいただきながら、そちらのボトルも記録に残させて頂きました。 ワインは全てコラヴァンを使用しており、この手の日本料理店にしては、かなり豊富なラインナップ。ジュラの自然派なども扱い、全て親方が選んでサーブもしてくださります。料理だけでなく、ワインにも詳しいのは流石といったところ。 また、初めてシャンパーニュなどスパークリングワイン向けのコラヴァンを拝見しました。普通スティル様に比べると色々と制限はある様ですが、充分にクオリティは維持できる様です。 ランチとはいえ、充分な数のワインをグラスでペアリングしながら楽しめるのはかなり贅沢で優雅な時間の過ごし方だと思います。 席につくと、まず、井戸水の白湯が提供されますが、近くのKOKEさんなども、まずは敷地内の井戸水を使ったスープを提供されていますし、やはり、京都は水を大切にされているのが感じられる。 この日の内容は、簡潔でうる覚えながら、以下の様な流れ。肉料理はありませんが、充分な内容とクオリティ。昨今のコースの値段高騰から考えるとかなりリーズナブルだと思います。また、〆のご飯ものはサイズや種類を選べますが、ほぼ全員が全種類を頂いている様でしたし、全て頂くことをオススメします。 先付け 胡麻豆腐 白海老 潤菜 揚げもの おつくり 縞鯵 一番出汁 本枯節 鮪節 粗節 昆布 お椀 万願寺とうがらし ヨモギダイ お造り 鳥貝 肝醤油 和え物 焚き物 賀茂茄子 ズワイガニ ご飯もの 4種 蛸 卵 ちりめん山椒 卵黄 煮麺 湯葉 イサキ お新香 味噌汁 水物 スイカ 和三盆ゼリー 抹茶 水菓子 木の芽

2023/06訪問

1回

ヴィラ・デラ・パーチェ

イタリアン WEST 百名店 2023 選出店

食べログ イタリアン WEST 百名店 2023 選出店

ヴィラ・デラ・パーチェ

笠師保/イタリアン、オーベルジュ

3.94

46

¥20,000~¥29,999

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.2

ちょうど1年ぶりに伺いました。 どんな季節でも、どんな天気でも、こちらの店内の大きな窓から臨む景色はまるで絵画の様。 内海なので、比較的、波は立たないのに比べて、雲は素早く流れ、鳥達が飛び交います。晴れた日は元々は海水浴場だったお店の周辺を散策し、この雰囲気を味わう為だけにでも定期的に伺いたいと思えるくらい、全てが調和したローカルガストロノミーらしい最高のシチュエーション。 料理の方は昨年と同じ時期にも関わらず、使う素材は被るものは殆どなく、考え方も少し変えてきている。 昨年は解禁されたばかりの香箱蟹を使ったメニューも組み込まれていましたが、昨シーズンもある思いから、早々に蟹を使うことを停止。実際、コースの流れ的にも違和感はあったし、客層をコントロールする上でも良い決断だと思います。 更に最近はメインの食材を地元の野菜と捉えて、以前は各メニューの最初に書かれた食材は肉や魚介になっていましたが、今回はすべて野菜が一番最初に書かれており、提供される際も手間に野菜が来るようになっている。北陸の存在感の強い貴重な野菜が主になる様に全ての面から組み立て直している感じ。 能登周辺の秋から冬にかけた食の移り変わりを感じられた気がする。 また以前よりもシェフが料理をダイニングの客の前まで運び、直接、料理の説明をしたり、コミュニケーションを取られているのも、好印象。前回よりもシェフの人柄を感じられた気がする。 ドリンクは以前と大きく変わらないが、ワインをペアリングで頂いた。この席数のドリンクをタイミングよく準備されているのは流石。 ワインは自然派寄りのものを中心に地元のワインなども取り入れた構成。厳密なペアリングとなっていない部分もあるが、熟成されたワインも含まれ、一般的には満足される方が多いだろうと思う。 通常はランチは大きなテーブルに2名ずつ、トータル6名程度の利用が多いし、それが限界の様。それでも3時間を超える内容となってしまう。利用人数が多い場合は更に長く掛かる場合がある様子。 基本的には3名を超えるグループでの訪問は避けて、時間に余裕をもって伺うのが良いと思われる。 金沢からの電車の接続はあまり良くないので、途中の七尾や和倉温泉で時間を調整して前後1時間は余裕を持っておくのが、慌てなくて済むと思います。 また違う季節に伺ってみたい。 “霜月” 自然に寄り添い、窓から見える景色や人の営みの一部となれるような心地良さ 感じて頂けることが、私たちの目指す料理の形です。 アミューズ 銀茸 南瓜 春菊 白インゲン豆 アオリイカ なめこ汁 熊 里芋 万願寺 秋鮭 畑 蕪 柚子 マハタ 沢野ごぼう 猪 雑苔 黄金芋 柿 郁子 ここ最近は能登半島の僻地にありながら、地元の食材を使うローカルガストロノミーが増えており、ミシュランやゴエミヨも注目しているみたいです。 こちらもそういうお店の一つですが、主要駅からもまあまあ遠く、近隣の「のと鉄道」の駅からも歩くと10から15分位。和倉温泉からも車で10分程度ですが、金沢市内から特急を使っても1時間掛かるし、それなりに訪問するには難易度が高い場所です。 そういう事もあり、オーベルジュとして宿泊施設も備えており、一日一組ですが、車で行ってもかなりのんびりとした時間を過ごせると思います。 今回は一番近い笠師保駅まで電車で向かい、よく晴れて風も清々しい事もあり、徒歩でお店まで向かいました。 途中は本当に何もなくというか、日本の古い田園風景といった感じ。内海なので海面は穏やか。その辺も雰囲気が良いです。 場所は以前は古い海水浴場、塩津海水浴場の跡地。 そちらの地元の集会所などに使われていた古い建物をリノベーション、宿泊棟を建て増ししてオープンされた様です。こちらに移転前は七尾の比較的、山間のエリアで営業されていたので、その頃に比べて、周囲の雰囲気を含めてお店の環境はかなりおもしろい感じになったと思います。 店内からは湾の風景を切り取った様な大きな窓越しのリアルタイムに変わる風景が印象的。 元々、能登や北陸の風景は変わりやすいですが、雲の動きや日の陰り、水辺の波紋、風に揺れる草もずっと眺めていられる。 ランチタイムは12時に一斉スタート。 数組が訪れていましたが、皆さん、地元ではなく、都内など遠方からの訪問の様。この感じは石川や富山などのミシュラン獲得店と同様の客層だと思われます。 その為、食や食材、ワインなどに詳しいというよりは、有名店に行く事を目的にしたグループ客が殆どの印象です。 これはMakino ncîでも感じた事で、地方のミシュラン獲得の有名店の難しさなのだろうと感じます。 サービスとして前面に出てお客さん達と接するのはソムリエの塩士氏。なんとなくどこかのお店でお見かけした柔らかい雰囲気の接客だが、多分、初対面。 キッチンスタッフはこの規模のお店では比較的多いと思うが、シェフの平田氏も含めて客とのコミュニケーションがキッチンスタッフはあまり無いので、シェフの素顔や人柄が見えにくい。 コースの途中や最後にはシェフからの挨拶をちゃんとした方がいいのではとも感じた。 その辺もあってか、地元の食材や器も贅沢に使っているが、その情報が伝わりにくいし、料理の味わいからも感じにくいのが残念。まとめてメニューの裏には生産者のリストが載っているが、各皿ごとの説明を記述して欲しいと感じた。 料理自体はどれもクオリティが高く、変に高級食材を中心にした料理ではなく、地元の食材を贅沢に丁寧に使っている感じ。素材の味わいを活かしてワインとも合う感じに仕上げている。 ドリンクはワインペアリングをお願いしたが、たまたまという事であったが、ほぼ自然派ワインのラインナップ。 これはお店の雰囲気にもあっていると思うが、良いものが有れば能登周辺のワイナリーや酒蔵のものをもっと取り込んでも良いと感じた。 またランチの所要時間は3時間弱、本数の少ない特急電車の時間を考えるとかなりギリギリ。朝食や夕食の時間の都合もあり、難しい様ではあるが、30分開始を早めた方が電車で来る方には親切な気がする。 予約も取りづらくなっているが、次回は泊まりでも来てみたい。

2023/11訪問

2回

Restaurant Koke

烏丸御池、丸太町(京都市営)、二条城前/イノベーティブ

3.79

88

¥20,000~¥29,999

¥15,000~¥19,999

定休日
月曜日

夜の点数:4.3

昼の点数:4.1

今回は3ヶ月をおいての訪問です。 前回はディナーでしたが、今回はランチでの利用で、ショートコースですが、内容的にも充実しているし、満足度も高いと思います。 京都市内でもピークよりは落ち着いたものの外国人観光客は多くなっている印象ですが、こちらでも最近は半数は外国人の様。 ミシュラン掲載店は特に外国人が増えている様。隣の席の外国人の方と少し話ましたが、RED u-35の賞を獲得されているシェフにも注目されている様で、他の国内のREDでグランプリを獲ったお店にも伺う予定との事でした。 今年はこちらの中村シェフもSilverまで残っており、来年の決勝、グランプリ発表も楽しみです。 ドリンクは前もってペアリングをお願いしましたが、前回同様にノンアルコールも含めたミックスで。マダムがかなり真剣に作り上げており、素材も味わいも面白く仕上がっている。ワインと同時に頂くとワインがどうしてもフレーバーの強さで負けてしまう感じはありますが、アルコールのボリューム感がない分、どうしても味わいは強く仕上げないと料理とのペアリングは難しいので、これは仕方ないかなと思います。 逆にワインはそれだけ繊細な味わいのバランスで出来上がっているし、それでペアリングを行っているというのは、凄い事なんだなと改めて思います。 こちらのソムリエの大山さんには今回も幅広いラインナップでワインを出して頂き、どれも高いレベルでペアリングが成立していたと思います。 料理内容に関してですが、以前と似た素材を使っている部分もありますが、それぞれは仕立てが違ったり、別の素材を組み合わせたり、味わいとしても進化しているなと感じさせます。たった数ヶ月をおいての訪問ですが、一気にイメージが変わった部分も多くありました。 今後の進化にも期待し、また、定期的に伺いたいと思います。 Water 水 Snack スナック Abalon あわび Tapas タパス Smoked beetroot 燻製ビーツ Redbanded grouper アカハタ Pigeon 鳩 Sweets 小さなデザート Chestnut 栗 前回から約半年を空けての訪問です。 今回はディナーでの訪問。京都の街は少し前に比べると、学生や外国人などの観光客も落ち着いているが、こちらのお店は明らかに客も増えており、その半数は外国人。世界的にも認知が上がって来ているのは嬉しいところ。 最近、こちらのお店では自家製ノンアルコールドリンクのペアリングにも力を入れていて、Instagramでも情報を発信されている。 https://instagram.com/nona_koke_drink 担当されているのはMarutaなどでも職務経験のあるマダム。訪問前から相談して、ワインとのミックスペアリングにしようかとも話していましたが、折角なので、ハーフサイズでのワインとノンアルコールとのダブルペアリングでという事に。 全ての皿に2脚ずつのグラスとボトルが並ぶのは圧巻です。 全てのドリンクが自家製で、素材の組み合わせもよく考えられている。またよくノンアルコールやティーペアリングで失敗しがちなボリューム感の欠如で完全に料理の味わいに負けてしまったり、余韻が短く、後味が残りづらいという点もしっかり対策されていて、かなり勉強や研究もされているのがよくわかる。 元の素材は発酵なども取り入れており、アルコール発酵が起きない様に注意もされているが、素材の風味や香りがちゃんと活きる様に工夫もされているし、季節の素材を色々と発酵させて保存させたりもしている様子。 今後も進化発展も楽しみです。 どのドリンクも上手く甘み、酸味などバランスを取っており、味わいに厚みを持たせているのは流石。実際に料理に合わせるとそれぞれ単体では感じにくい風味を感じられたのは面白いと思いました。 今回ダブルペアリングにした分、逆にワインが単調な味わいに感じられ、ノンアルコールの方が風味やボリューム感も強く、そちらに負けてしまった感じが出てしまったのは残念ながらも面白いと思いました。ワインはそれぞれ単体でも料理とシンプルに合わせると、どれも素晴らしいものではあるのですが。それでも後半はワインもノンアルコールに負けてはいませんでした。 料理は全体の流れや構成はこれまでと大きく変わらず、ソースや味わいなどもオープン以来のスペシャリテらしいものが続きながらも変化や進化もしている感じ。この時期は素材的にも難しいところはあるが、上手くまとめられている。 料理もワインもノンアルコールもと贅沢かつ我儘に堪能させて頂きましたが、次回以降も楽しむべき要素が増えてしまい大変ですが、また違う季節にのんびりと伺いたいと思います。 Water 水 Snack スナック Spot prawn 牡丹海老 Mozuku もずく Tapas タパス ROOT BEER ルートビア Smoked beetroot 燻製ビーツ Longtooth grouper クエ Duck 七谷鴨 Arroz caldoso おじや Hops ホップ Hibiscus ハイビスカス Sweet treats 茶菓子 前回訪問から2ヶ月ちょっと空けての訪問。 前回は週末のランチでしたが、今回はディナーでの訪問です。 これまでは庭の紅葉が綺麗な時季の訪問でしたが、葉が落ちた冬らしい樹々のライトアップされた感じも印象的です。 入り口に近づくと今回もこちらがドアを開ける前にマダムが扉を開けて出迎えて頂きました。 早めに伺ったつもりでしたが、他のお客さん達は既に席に付かれています。波はある様ですが、ディナーの時間帯も京都市内や外国からを含めた観光客も戻ってきている感じ。 大きめの幅広のカウンターはそれでもゆったりとして居心地がいい。 料理は一部のものは被るものの仕立てや印象が異なり、新鮮。ペアリングされるワインの味わいの影響もあるのかもしれないが既視感がある料理はほぼ無く、面白さや驚きも感じられる。 薪火を使ったお店は全国的にも、京都でも増えているが、さりげなく薪の香りを付けたり、バランスよく使われている感じ。 ドリンクは今回もワインペアリングでお願いした。クラシック寄りのものも一部あるが、クリーンナチュラルが中心でうまく組み立てているのは流石だと感じられる。料理の味わいの方向性に合ったものをワインのフレーバーも見ながら合わせており、ワイン単体でも面白いと感じるものがいくつかあった。 あっという間の2時間半でコースは終了したが、この日は比較的、早い方らしい。テンポよく他の客も食べ終わっていたけれど、バー営業もすれば良いのにと思える雰囲気の良い空間。 またゆっくりと別の季節に伺いたいと思います。 約1年ぶりにKOKEさんへの訪問。 烏丸御池からすぐの裏通りの井戸を中心とした施設内にあり、庭の紅葉もこの時期は綺麗。 昨年より少し紅葉は遅れている様ですが、夜はライトアップもされていて、より綺麗に見えます。 今回はランチでの訪問です。 夜に比べると短いコースですが、エッセンスは十分に感じられる内容だと思います。 前回、訪問した際にも料理もワインペアリングも素晴らしいと感じましたが、完成度が高い分、コースの流れや内容的に変化は少ないかなと感じていましたが、それを覆す、料理。 全体的なイメージは変わらないものの、ひとつひとつは初めての感じ。和の要素もありながら、味付け的にはスペイン料理っぽい。 ワインペアリングもおまかせでお願いしましたが、自然派ワイン中心のペアリング。前回の様にオーストラリアやカリフォルニアのものは入って来ませんでしたが、一般的にも受け入れられやすく面白いと感じるラインナップ。国際的なワインリストの評価でもアジア1位を得ており、今後も楽しみ。 スタッフが減って、若干、大変そうではありましたが、以前よりもサービスは安定感を感じました。 トータルでも今回伺った京都のお店の中でも満足度は非常に高い。 次回は是非、ディナーで伺いフルのポテンシャルを再確認したい。 京都で4月にオープンされたばかりのお店。 最近、どこのお店に行っても噂に上がるのは此方のお店でした。グルメなお客さんだけでなく、飲食店の方からもオススメされたり。 オープンから一年経たずにミシュランで星を取られたことも最近は話題ですが、実際に訪れてみると、そんなことはどうでも良いと思えるくらいに魅力の多いお店でした。 シェフとソムリエは神戸の有名店カセント出身。東京の薪火料理で有名なマルタを経て独立されました。 お店はIDOという名称の建物の中。京都らしい細い通りの奥にライトアップされた庭木が先ずは目を惹きます。 大きなお店ではありませんが、カウンター越しのオープンキッチンとテーブル席。比較的ゆったりと距離感を保った席も好印象。 適度な距離感を保った客への接し方も最初から最後まで居心地の良さを感じました。 洗練された丁寧に調理された料理はどれも美味しいですが、ワインもクラシックからモダンなクリーンナチュラルな自然派まで幅広く扱われており、ワインもかなりツボ。星付きの名店でここまでペアリングでもハマるお店は日本では滅多になく、本当に毎月でも伺いたいと感じるお店です。

2023/12訪問

5回

サエキ飯店

2024年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2024 Bronze 受賞店

中国料理 TOKYO 百名店 2023 選出店

食べログ 中国料理 TOKYO 百名店 2023 選出店

サエキ飯店

目黒、恵比寿/中華料理

4.15

138

¥15,000~¥19,999

-

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.2

2ヶ月半ぶりの外出は、3ヶ月ぶりのサエキ飯店さんでした。 自宅から一歩も出なくても仕事も生活も出来るのは、以前から何度も試していましたが、ここまで長期になるのは初めてでした。それでも社会貢献も出来るし、経済を回す事も可能だし、暫くは今の生活は続けていくかもしれません。 元々、4月、5月は休みを取られて海外に行かれる予定でしたが、結局、休みは取れない状況に。。 料理の内容は若干変化がありましたが、丁寧な仕事で素材の良さを引き出されていました。 一品目から蛙を出される冒険もされていましたが、日本では中華でも、あまり使わないハードルの高い素材ですが、普通は鶏の手羽の様に感じる素材ですが、火の通し方が上手く、白身魚や河豚の様にも感じます。脚だけでは無く、肩も使ってるのもあまり見かけないと思いました。 相変わらずの人気店で、お客さんも入っていますが、常連さんも増えてるせいか、余裕も出てきたのか、サービスのタイミングや愛想などは以前よりも格段に良くなったのではと感じました。 2ヶ月ぶりの訪問でした。 最近は以前にも増して予約が難しい。 それでも常に3割程度は新規の方が訪れる機会は作られてるようです。 どうしても予約が取れないお店に行く事がステータスになってる方もいたり、自分が食べたいものだけ食べたいという様な変わった方も一部にはいる様ですが、何度か訪れてる方は全てを理解して美味しいものに対して情熱を持ってる方が多そうですね。 まずは珍しく香港のクラフトビールから。 結構、ちゃんと造っていて美味しい。上海とか香港とかは世界的にも外国人が多い都市なので、クラフトビールもクオリティ高いですよね。 ワインは色々並べて貰って、それでもやっぱりムツヴァネが良いと思い、顔が描かれたラベルが印象的なDOREMIを選択。 香りも味わい結構しっかり。タンニンもあり酸も控えめなので、幅広くペアリング出来ると思います。コルクのデザインもなかなか凝っています。 ・前菜 鴨肉、鶏レバー、豚耳 どれも相変わらずの美味しさ。臭みは全くない甘みと旨味が押し寄せる鶏レバーは流石。素材の良さ、新鮮さ、丁寧な仕事が前菜の一口目からよくわかる。 ・前菜の揚げ物 優しい大根餅の味わいも相変わらず。 ・鳩の紹興酒漬け 鳩の肉と紹興酒の味わいの相乗効果で素晴らしい旨みよ美味しさ。解剖図を見てる様な鳩の頭は、小さな脳みその美味しさに感動しました。 ・烏賊のスパイス煮 イカの美味しさに感動。 こういう出汁にするとイカの臭みが出そうだけど、全くない。 イカの火の通り具合も絶妙で柔らかい。 味はしっかりだけどじゃが芋とパクチーのお陰で意外と軽く食べられる。臭みは素材が新鮮なら出ないとの事でした。 クミンが効いているので、人によってはカレーの様に感じるかも知れませんが、個人的には出汁の旨さ甘味が印象的でした。 ・スープ スープで一息ついて。 シンプルですが優しい味わいに驚かされます。 ・大山鶏 じっくり油を掛けながら火を入れた大山鶏。 脂が落ちてパリッとした皮にふっくらとした身が凄く美味しい。優しい鶏肉の旨みはそのままで、まるで北京ダックの様な皮の感じは新鮮。 ・小松菜の菜花と筍の煮物 春らしい苦味と旨味が良い感じです。 ・牡蠣 表面が艶々に輝き、ふっくらとして、見るからに美味しそうな牡蠣。ハタとかの魚料理によく使うソースですが、牡蠣とも相性は抜群。御飯にのっけて頂くのもありですね。 ・担々麺 以前に頂いた時から、麺が変わっていました。スープの美味しさと山椒の効きは相変わらず。 麺は刀削麺を意識したと言い、長さは刀削麺より長いけど、似た様な食感。生麺の良い感じが出ており、麺の中央が少し厚く、端の部分が薄くヒダの様になってる面白い形状。いつか自分でも再現してみたい。 ・上湯麺 今回は2種類、両方とも頂きました。 細麺の卵麺の食感がとても良いです。乾麺ではなく、生麺の様。食べ慣れない方はゴムの様な食感に好き嫌いが別れるそう。スープも相変わらず優しい味わいですが旨味もしっかりで美味しいです。 ・デザート。 いつものアイスだけで無く、フルーツも付いてちょっと贅沢。 食後に遅くまで色々と話す機会もありましたが、どんな想いでお店をやられてるのか感じられる機会になりました。 どのお客さんが以前に何を食べているのかも、きちんと記録し、把握もしている様で、新しい料理や旬のものも入れながら、繰り返しでも食べたいと思えるものも入れる工夫もされているそう。 二度と同じものは出さないとか、高級食材ばかり使う様なお店では無く、本当に美味しいものが食べたいというお客さんに気軽に何度も長く来て頂ける様なお店を目指しているのがよく分かり、人気が出過ぎてしまうと難しいところはありますが、今後も頑張って欲しいと思いました。 昨年春にオープンして以来、常に話題のお店。夏には予約困難店となっていましたが、ようやく数ヶ月ぶりの訪問です。 以前に比べても知名度も上がったし、予約の方も相変わらず取るのが大変。。 今回は初のテーブル席で、また違った雰囲気です。そんなに大きなテーブルではありませんが、カウンターよりもゆったりかもしれません。 でも、カウンターだと目の前の調理の様子が見られるので、初めてだとカウンターの方が良いかもしれませんね。 ということで、新年早々、貴重な席で、クオリティの高い丁寧で優しい料理と自然派ワインを堪能しました。 ワインは以前に伺った際にも特にジョージアに拘っている訳ではないとの話でしたが、イタリアやフランスの自然派ワインも少しずつラインアップが増えている様子。 ただ有名なものや高級なものでは無く、きちんと優しい中華料理の味わいにも合うものを選ばれているのには好感が持てます。 予約が取れないことで、特に美味しいものが本当に食べたくて来ているのか疑問を感じる客も増えていると思いますし、ワインもあまり飲まない方も多そうなのは残念ですが、やっぱり評価され過ぎるというのもお店としては大変なのでしょうね。 料理に関しては相変わらず丁寧で基本に忠実に作られた優しい味わいの広東らしい感じの料理だと思います。とりわけここが凄いとかモダンな要素も無いので、その分、本当に真面目に料理されているのが強く感じられます。今後、予約が取りづらいことへの対策と、料理にもう少し遊び心が入ってきたりしたら、ミシュランの星も取りそうかななどと思います。 またタイミングよく予約が取れたら、伺いたいと思います。 念願のサエキ飯店さんへ。 特に拘ってるわけでは無いらしいけど、広東料理とジョージアワインのお店です。 4月にオープンされてから、話題のお店で、既に予約困難店に。完全にお一人で営業されているので、なかなか大変だし、現在の予約が取れないお店という状況も不本意なところもありそうな感じもします。 9月の予約は開始から一時間ほどで埋まってしまった様で、今回は本当に貴重な機会。 ただ、そういう事は関係なく、本当に優しい味わいで料理は美味しいし、最近は中華と自然派ワインのお店は増えていますが、ジョージアのオレンジワインとの組み合わせもなかなか素晴らしいと感じました。 10月は、ほぼお休みを取られるそうなので、次は11月以降か。。また、機会があれば、予約取ってみようと思います。 以前はアラカルトも提供していた様ですが、最近は一人8000円のおまかせコースのみの提供です。 コースはまずは、蒸し鶏の紹興酒漬けから。印象的な食感のコントラストと味わいが素晴らしく、一気に期待が高まります。 そして、見た目にも美しい、豚耳と豚足の煮こごりと、鶏レバーのソースと続きます。 揚げ物は3種類。腐乳煮付けた豚肉、大根餅などを五香粉と塩で頂きます。 つぶ貝の麻辣煮込みは、食べにくいけど、火の通り方も絶妙でスープも美味しいです。 続くスープも優しい味わい。烏賊の炒め物はワタの旨味も感じる濃厚な味わいです。 目の前では、鳩に油を掛けながら火を通していく姿が。 現れた二羽の鳩は輝く美しさ。頂くと若干クセのある部分もありますが、大変美味しいです。 ハタの蒸し物も中華ではよくある料理ですが、これもセンスを感じる良いバランス。 どの料理もワインを飲みながらでも、やっぱりご飯も欲しくなる味わいですね。 〆は担々麺。爽やかな山椒の香りと味わい。かなりフレッシュな感じがしたので、生のものを使っているのでしょうか?結構、食べ始めはしびれを強く感じたので、辛いのが苦手な人にはキツかった様です。ただ、時間が経つと旨味が前面に出てくるので、スープも全て飲み干しました。 最後は紹興酒のアイスで終了。 紹興酒感もありますが、トータルでは昔懐かしいコーヒーアイスクリームの様な風味も感じました。 ワインはジョージアのものが中心ですが、最近は拘らずにイタリアのものなども入れている様です。 比較的、綺麗なジョージアワインが多く、ジョージアのペットナットも初めて頂きました。 なかなか予約は取れないと思いますが、このスタイルのお店はまだまだ貴重ですし、ぜひ、また伺いたいと思います。

2020/06訪問

4回

イナカーザ

イタリアン EAST 百名店 2023 選出店

食べログ イタリアン EAST 百名店 2023 選出店

イナカーザ

神奈川、京急東神奈川、東神奈川/イタリアン

3.74

85

¥15,000~¥19,999

¥10,000~¥14,999

定休日
-

夜の点数:4.2

昼の点数:4.1

隠れ家で頂く、常に進化を続けるモダンイタリアン

2024/04訪問

23回

Florilege

神谷町、六本木一丁目、御成門/フレンチ

3.64

80

¥20,000~¥29,999

¥10,000~¥14,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.1

昨年以来、数ヶ月ぶりの訪問です。 今回もランチでの利用ですが、ディナーコースを選択。麻布台ヒルズに移転以降、メインに野菜を選ぶ事も可能ですが、今回も肉を選ばせて頂きました。 この日は12:30からのスタートを選びましたが、ほとんどの方は12:00からのスタートの様で、自分がダイニングエリアに入った際には9割がた席が埋まっている感じ。また、相変わらず、外国人観光客らしい利用客も多く、7割くらいが外国人に見えます。 ただ、この日は、比較的、節度のある雰囲気の方々が多かった様に思えます。 また、日本人の利用客もそろそろ二度目以降の方も多いのか、伺ってみるとこの日は全員がメインを肉にされていた様です。実際、プラントベースが売りになった事で、オープン当初はメインを野菜にする方も多かった様ですが、最近は落ち着いているのかもしれません。ただ、伺ってみると、今でも半数が野菜を選ばれている日もあるとの事でした。メインを野菜にされると、それ以外の料理も自動的にプラントベースの料理だけになる様で、ビーガン対応になる様です。 海外では敢えて、ビーガン向けのコースを頂くこともありましたが、国内では、味わいも含めて面白いと思えることは、個人的にはなかなかありませんでした。 今回のコースでもメインが肉の場合でも、いくつかプラントベースの料理が含まれましたが、以前よりも品数は減って、より自由に旬の食材が使われていて、バランスが良くなった様に感じます。 季節的なものもあると思いますが、以前よりもプラントベースの料理も味わい的にも上手く旨みを引き出し、利用していて、より最近のビーガン向けの料理の世界的なトレンドに近い味わいになっている様に感じました。 そういう事もあり、次回は一度、野菜のメインも試してみようかなと思います。 また前回は客席で料理を仕上げる事は皆無でしたが、今回はプレゼンテーションが増えており、少しずつ、新しいお店でも改善はされてきている様です。 ドリンクは今回はワインとノンアルコールをミックスでペアリング。料理次第でおまかせで出して頂きましたが、やはり、以前のお店でも感じた様にノンアルコールのペアリングの方が面白いし、料理の良さを引き出している様に感じました。 とは言え、ワインペアリングも今回はレベルが高かったと思います。ただ、お店のコンセプトや料理の味わい的にも、もっとナチュラルワイン寄りに攻めても良いのかなとも感じました。 また、ターブルドットというコンセプトに関しては、それを感じられる部分が少ないのは相変わらず。共通のメニューを分け合って、同じテーブルをシェアしている感じがより出る様にして、スタッフがより客同士のコミュニケーションをリードする様な雰囲気になれば面白いのかなと思います。 先日、Asia's 50 best restaurantsでアジア2位に選ばれた事もあり、更に人気も上がりそうですが、今後も進化を続けて頂きたいと思いますし、また、予約が取れれば伺いたいと思います。 蓬 フェンネル 蕗のとう 百合根 白菜 花山椒 さより 長芋 茶葉 トリュフ 大豆 山菜 稚鮎 行者大蒜 大豆 ホワイトアスパラ スナップエンドウ 帆立 干瓢 モリーユ ひじき ホロホロ鳥 菜の花 蕾菜 えごま 桜オイル トマト トレビス もちきび 芹 ホロホロ鳥 米 全粒粉 蕎麦粉 和三盆 チコリ レモン 茶菓子 外苑前から麻布台ヒルズに移転されたフロリレージュ。麻布台ヒルズの中でも離れの様なビルという事もあってか、以前からプレオープンとして営業されていましたが、11/24から正式オープン。先の予約枠を絞っているのか、既に以前よりも予約が難しい様にも感じます。 訪れている客層は以前よりもアジア系外国人観光客が多く、この日のランチの様子を見ていると約8割が外国人で、移転前と比較しても異常な割合に感じます。 更にランチタイムとはいえ、かなりカジュアルな格好で訪れている方が殆どで、襟なしのシャツやパーカー、スニーカーという方などばかりで驚いた。まるでホテルのカフェに朝食でも食べに来ている様な雰囲気なので、これはお店の方からも予約時に注意を促すべきだろう。 お店のフロアへはエレベーターのみでアクセス可能で、地下や一階の他の店舗があるフロアからは直接エスカレーターでは行けず、一般客は通常は入って来ない様になっている。 お店のエントランスを入ると正面にレセプション。 待ち合わせスペースが脇にあり、ダイニングエリアには更に通路を通っていくが、どこかで見た様な鉄柵の扉が設置されているのはアプローチとしては面白い。 店内は以前のキッチンを囲むカウンター席という感じとは少し異なり、横長のキッチンの向かいのカウンター席を中心に両端が大きなテーブル席的に繋がって設置されている。ある意味、横並びのカウンター席が両端で折り返して設けられている感じ。 その為、一部の席は直ぐ向かいに別のお客さんがいる相席的な雰囲気になってしまいます。多少の間隔はありますが、場合によっては気になる方もいるかもしれません。 ターブルドットが新しいお店のテーマの様ですが、一斉スタートでは無く、各席がバラバラに進むので、料理の説明などもバラバラで隣同士や向かいの席とのコミュニケーションは取りづらく、海外のお店の様に一つのテーブルを皆でシェアする感じとはかなり異なります。 キッチンは目の前で、移転前の遠くで調理しているのを眺めるという感じではなく、大半の席がシェフズテーブル的に目の前で調理している様子を感じられますし、席によってはキッチンの直ぐ脇で横から全体を覗ける感じで面白い。 ただ、以前の様に目の前でスタッフが仕上げる様なパフォーマンスが一切無くなったのは若干残念。タイミングによってはシェフが直接、料理の説明もされるので、シェフとの距離は近くなったが、同じく最近移転されたラルジャンの様に全てシェフが直接説明される程の近さは感じにくいかもしれない。 また以前同様に、メインが出し終わるとシェフは裏に隠れてしまわれるのも若干残念なところ。ターブルドットを謳うのであれば、全ての客が帰るまで見届けて欲しい。 因みにトータルの席数は以前よりも若干増えている様です。ただ、もう少し、席数を抑えた方が全体のクオリティは上がる様に思います。 料理は以前のコースの流れや内容ともかなり異なる印象を受けた。前菜はほとんどがプラントベースとなっている事もあるが、甘み、旨みの重なりと発酵による酸味が中心で表現されている料理が多く、若干、味わいが単調に感じてしまう。料理を二種類ずつ提供して、口直し的に味わいの変化が出る様にはしているが、それでも海外で頂く一昔前のローフードやビーガンっぽい雰囲気を感じてしまい、海外の最先端のビーガン料理とも味わいは少し異なる。一品一品は美味しいと思うのだが、続いてしまうと、もう少し味わいのメリハリが無いと飽きてしまうし、疲れてしまい、魚料理に辿り着いて、漸く少しホッとする感じ。疲れさせない為にはどの皿もポーションをもっと少なくしても良いのかもしれない。 ワインペアリングは上手いと思うが、もう少し攻めても面白いし、そうしないとこの料理の味わいを補完出来ない様にも思える。多分、ノンアルコールの方が以前同様に面白いかもしれない。 今回は国産のマッコリも使われていたが、この酸味が良い感じで、一番、料理と合わせても落ち着く感じで口直し的にも良かった。 他にも残念な点はいくつか。 - 移転前と同様に相変わらず、コースに限らず料理と料理の間隔が長く空くことがある。これは皿数が少ないランチコースの方が手持ち無沙汰なことが多いかもしれない。遅めのスタートでもメインが出し終わるタイミングはどの席もほとんど変わらなくなるので、テンポよく頂きたいなら遅めのスタートが良さそう。トータルでランチコースでも2時間半から、3時間程度掛かる感じ。 - 以前より料理のバリエーションが減っているのか、ランチコースとディナーコースでの素材や料理の違いは見られるが、客によって全く別の内容という様な感じは無かった。 - サービススタッフは以前は正面からの対応だったが、現在は後ろや脇からの対応となり、コミュニケーションが取りづらい場合が多くなった様に感じる。 移転前にも感じた事だが、最先端というよりは、海外に比べて十年くらい遅れて模倣している様に感じる。 今後も修正しながらの進化を期待したい。 卵 米 ムース 菊芋 お焼き フロマージュブラン ビーツ トマトコンソメ 切干し大根 唐辛子オイル 茄子 ラビオリ 昆布 発酵白菜 クッキー 蕪 パイ包み 百合根 トリュフ 豆乳フラン 根ほっけ 小松菜 トンブリ キャビア 海老 恵鴨 舞茸 椎茸 ほうじ茶 アイス クッキー 五郎島金時 林檎 パイ 茶菓子 四種

2024/04訪問

2回

ラルジャン

虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、国会議事堂前/フレンチ

3.51

39

¥15,000~¥19,999

¥10,000~¥14,999

定休日
木曜日

昼の点数:4.1

銀座の一等地から霞ヶ関/虎ノ門に移転されたばかりのL’ARGENTさん。 銀座の雰囲気があまりにも凄かったイメージがありますが、場所的に客層も全体的な雰囲気も以前のSublimeの頃と比べ、少し違うかなという雰囲気もありました。 最高の立地での営業を止めてまで、この場所に移ったのは、どんな理由があるのかなと思いましたが、単純に契約更新のタイミングだった様です。 とは言え、今の場所は周辺地域に比べてもまともな飲食店も少ないし、官公庁や日本企業が多く、昼も夜も食にはお金を掛けない人達が多いエリアで、集客は難しいと思われ、以前からの常連やミシュラン至上主義の外国人観光客じゃないと利用は無いようにも思えます。実際に、最近の利用客は外国人が半数との事でした。 今回はランチでの訪問です。 居酒屋なども入るオフィスビル内の立地で、入り口は別に設けているとは言え、銀座やsublimeなどと比べて、また違ったモダンな雰囲気。 比較的、大きなガラス張りの明るい雰囲気で、カウンター中心の客席。 キッチンは奥にありますが、加藤シェフが前面に出て、直接、客の目の前で料理を仕上げたり、料理の説明をされるので、銀座の頃に比べると、かなり距離感が近く、色々な話を伺えて、良い方向に変わった様に感じました。 料理は相変わらずフレンチベースの北欧感を感じますが、若干、クラシック寄りになったかなとも感じます。 相変わらず、発酵マッシュルームのスープは有名で人気ですが、最近は地元静岡の抹茶を使ったフォアグラの一品をスペシャリテに位置付けている様で、ランチでも提供されています。 全体的に日本の食材にフォーカスしたコース内容になっていますが、より静岡の食材には注目していきたいそうです。また、サステイナブルな食材にも注目をされている様です。 味わい的にも、どの料理も上手く酸味を効果的に使われているのは流石。そこに苦味が以前より入る様になってきている印象です。苦味は抹茶や春菊などの自然な要素もありますが、焦がしバターの風味も比較的多く使われていた様です。 途中で出されるパンは広尾のbrodさんのもの。酸味のあるサワードウなど、食事に合うものを選ばれており、自家製のバターとも相性が良い。 ランチはショートコースになりますが、ディナーでも訪れてみたくなりました。メニューは季節毎くらいのタイミングで変わる様です。 ミシュラン発表直前の訪問で、移転時期が微妙だった事もあり、心配されていましたが、無事に一つ星を維持。おめでとうございました。 銀座の頃の様に高級感だけ期待する客層では無いと思われ、冒険もしやすいと思うので、今後の更なる進化を期待します。 宮城 畠山さんのムール貝 ムール貝 茄子 エスプーマ スウェーデン産キャビア 愛媛 シマアジ 縞鯵 柚子果汁 ミント ディル 静岡 掛川茶✕フォアグラ フォアグラ 掛川茶 ラタフィア ピスタチオ ブリオッシュ 愛媛 白甘鯛 白甘鯛 春菊 柑橘 京都 弥栄の七谷鴨 七谷鴨 芋 青森 はつ恋ぐりん 青リンゴ エルダーフラワー オゼイユ 静岡 ミニャルディーズ 和紅茶 シークアーサー 抹茶 二郎柿 サトウキビ

2023/12訪問

1回

Lito

久屋大通、高岳、栄町/イタリアン

3.73

48

¥20,000~¥29,999

¥10,000~¥14,999

定休日
-

昼の点数:4.1

年が明けて、1月からメニューが変わったこともあり、約二ヶ月を空けての訪問です。 名古屋も1月に入ってから、街は若干静かな感じで、お店も暇なところは多い様ですが、こちらは平日のランチでもほぼ満席です。 地元の方々もいらっしゃいますが、遠方から訪れるグルメな方々も増えているとの事。 素材を活かしたモダンな雰囲気は名古屋市内では、まだまだ少なく地元の客層には受け入れられづらいと思いますが、周辺地域にはaruの様なお店も増えており、実際にaruにも通われているお客さんが訪れるケースも多い様です。料理の方向性は若干異なりますが、旬の素材を活かして、器にも拘る感じを含めて、遠方からわざわざ訪れる客層の好みは被る様です。 新しいコースですが、流れは似た感じで、どの料理にも発酵が使われている点は同様です。上手く素材の風味や旨みは高めていますが、トータルの味わいとしてはさりげなく発酵が使われている様に感じます。一部、前回と同じ料理や素材もありますが、定点観測的な意味合いもあるのでしょうか。〆のスープドポワソンはオープン時から継ぎ足している様で、メイラード反応の影響もあるのか、以前よりもかなり濃厚に感じる味わい。柚子オイルが若干のリフレッシュ感を加えますが、普通に柚子果汁を加える方がサッパリと頂けるのではと感じました。 全体的には冬らしく高級食材も使われているものの嫌味の無いバランス感。 今回もランチでディナーのコースを頂きましたが、一部の素材の違いと数品が間に追加される感じ。 量的には前回とあまり変わらないと思いますが、肉料理に到達する前にはまあまあお腹が膨れてきます。 ランチで飲みながらなら、通常のランチコースでも十分に満足感を得られると思います。 料理やワインの説明は以前同様にシェフが全てテーブル毎に行っており、調理も進めながら、熟す姿はやっぱり圧巻。 口頭での料理の説明も紙のメニューの数倍におよぶ素材の数や情報量があり、なかなか全てを記憶したりメモするのも大変。料理を味わう事に集中する為、細かい情報の記録は途中から諦めてしまいました。笑 ドリンクは今回もワインペアリングでお願いしました。ワインも日本ワインや自然派ワインに理解のある方には十分に面白いと思うし、高級ワインに偏らない感じは良い。ただ、発酵も取り入れた自家製のノンアルコールのペアリングも興味深い。 ミックスペアリングやワインと半量ずつのハーフサイズでダブルペアリングという事も可能との事なので、次回は両方試してみたい。 Lunch ヴィーナス 蛤 牡蠣 白海老 甘鯛 猪 白子 龍の瞳 ブラータチーズ アマゾンカカオ 名古屋の久屋大通駅からも程近いオレンジビルの二階にオープンされたばかりのモダンイタリアン。 予約の取れない軽井沢のNazの立ち上げメンバーであった事などもあり、早速、名古屋では話題になっている様です。 お店の入口は通りに面した階段から直接つながる感じで、他の二階フロアからは直接行けないので、注意が必要です。 今回はランチでの訪問。 店内に入ると、小さなお店ですが、多くのスタッフが迎えてくれます。 キッチン前のカウンターには4席。 店内奥にはテーブルが二つ。通常は8名程度を限度で営業されている様です。 席に着いて、先ず目に付くのが、席にセッテイングされた皿が田中信彦さんのもの。国内の有名作家さんの物を多く取り揃えられた様で、最初から拘りを感じます。最近はもっと高額なものを使うお店も増えていますが、有名で人気な割にリーズナブルな作家さんでもあるので、親近感も湧きます。 空間設計にNodeさんが携わっている様で器のセンスの良さも納得。 客が揃うと一斉スタート。 昼でも夜のコースを頂けるので、自分は夜のコースを頂きますが、ランチコースは若干、素材は異なる物もある様ですが、夜の内容から抜粋した感じです。全席、ほぼ同じペースでコースは進むので、異なるコースでもテンポよく進む感じで、もう少し時間が掛かるかなと思っていましたが、2時間程度で終了する感じでした。 メニューはシンプルにメイン食材が書かれている。 旬の高級食材が目立つので、こちらも名古屋らしい高級食材を押し出した派手好きな傾向の客層をターゲットにしているのかとも想像したが、コースが進むにつれて、その想像を覆された。 ほぼ全ての皿に発酵を取り入れており、それも異なる形で使っている。 最近は国内でも発酵をメインテーマにしているお店は増えているが、日本人が苦手な酸味が残り過ぎていたりするケースはよくあるが、風味や香りがさりげない感じで上がる様に使われていて、出汁にしたり、パウダーにしたりと使い分けている。 味わい的にもモダンな雰囲気をバランスよく取り入れている。最初の皿が目立つ様に高級食材を使いシンプルに旨み中心の構成で温度も低すぎる感じだったので、一口目は正直ガッカリしたが、ワインを一口頂くとその酸味が旨みを引き立てる様に計算されているのがよくわかり、驚かされた。 シェフは調理もサービスも全て前面に立って動いており、若いスタッフ3名はそれを補う感じで、既にチームとしてよく出来ている。最近はソムリエとして他のお店にも立っていたシェフの胸元にはソムリエバッジが輝いている。ワインペアリングは料理からもワインからも考えられており、味わい的にもペアリングがあってこそ完成される感じで、ペアリングを頼んでない客はこちらのお店を正しくは評価出来ないし、そのポテンシャルの半分も楽しめてはいないだろう。 使っているワインは国内外の自然派ワイン。センスを感じるセレクションで、変にフランスの有名生産者に偏っておらず、モダンなスタイルの果実感をバランスよく持つワインが多い印象で、食事を引き立てている。普通のお店なら白ワインを出すであろう料理にも醸したオレンジワインを提供し、敢えて一切、白ワインを出されていないのもシェフの拘りを感じさせる。ノンアルコールも発酵を取り入れて作っている様で、こちらも気になる。 また〆に出して頂いたご飯は一瞬、カレーの様に見えるけど、スープドポワソンを大粒の地元の品種の米にかけたもの。濃い魚介の風味がまるで濃厚魚介系つけ麺のスープの様で、新体験。ご飯も粒が立って美味しい。カレーを出されてしまうと流れを破壊してしまう感じがあるが、こういうのは面白い。 メニューは季節毎に変えていく予定との事。 名古屋では珍しいスタイルで素材を活かしたモダンな雰囲気は最近は世界的にもトレンド。有名店での経験が評価されがちではあると思うが、シェフのセンスの良さやサービスも調理もこなす姿は圧巻で印象的。 シェフは元々、知多の出身という事で、今後は地元の食材をもっと積極的に使いたいとの事で、ローカルガストロノミー的な進化も期待できる。 また年明け以降にでも予約の取れる内に伺いたいと思います。 発酵カリフラワー 寒鰤 天然きのこ 発酵マッシュルーム ホッキ貝 仙鳳趾 牡蠣 発酵フランボワーズ パプリカ 生クリーム ンドウィヤ ドライトマト 自家製パン チャバタ 生醤油 長時間発酵 高加水 素麺 白海老 発酵トマト 赤スグリ 大葉オイル 九絵 ほおづき 金時人参 発酵青レモン おかひじき 短角牛と黒毛の掛け合わせ 蝦夷鹿 黒ニンニク 紅はるか 発酵ジュニパーベリー アツシマささげ 烏賊墨タリオリーニ 甲烏賊 芹 カラスミ 龍の瞳 スープドポワソン ブッラータ 柿 マルドン塩 松の実 お茶菓子 松ぼっくり蜂蜜

2024/01訪問

2回

寿司つばさ

寿司 WEST 百名店 2022 選出店

食べログ 寿司 WEST 百名店 2022 選出店

寿司つばさ

平和通、旦過、小倉/寿司

3.91

159

¥20,000~¥29,999

¥20,000~¥29,999

定休日
火曜日、水曜日

昼の点数:4.1

北九州市、小倉の駅前から続く、アーケード街の魚町銀天街沿いにある寿司店。 ビルの中に日本風の建物がそのまま入った様な感じで不思議な造りです。 雨の多い九州ですが、行きも帰りもずっと屋根の下を通れるし、駅からも徒歩圏内なのは嬉しいところ。 ビルの二階にエレベーターで上がり、店内へ。 内部も贅沢な造りです。 ランチの開始時間は12時からと13時からになっていて、入れ替えでは無く、時差スタートという感じ。 基本的には親方が握り、女将がサービス。更に弟子っぽい方が裏方にいる様です。 基本おまかせコースで、昼とはいえ、なかなかの品数。 最初は一部握りも入りますが摘みが続いて、その後は握りにという流れ。 最近、頂いた寿司店の中でも驚きが多く、ネタだけで無く、薬味など食材の組み合わせや、仕上げにもセンスを感じられます。 小倉にも有名な寿司店はいくつもありますが、小倉のポテンシャルの高さを十分に感じられるお店だと思います。 ドリンクは様子を見ながら、日本酒を合わせて、おまかせで出して頂きましたが、こちらもセレクションの良さを感じます。 また九州を訪れた際は小倉周辺の寿司店をもっと探索したいと思います。 鱧 ノドグロ 握り 蛸 真魚鰹 酢橘 茶碗蒸し 槍烏賊 河豚 白甘鯛 キス 柚子胡椒 漬け 鮪 トロ 車海老 鰹 鯵 小肌 雲丹 穴子 いぶりがっこ トロ 稲荷

2023/09訪問

1回

手打蕎麦 こより

そば WEST 百名店 2024 選出店

食べログ そば WEST 百名店 2024 選出店

手打蕎麦 こより

金沢、北鉄金沢/そば、日本料理

3.77

64

¥8,000~¥9,999

¥6,000~¥7,999

定休日
月曜日、日曜日、祝日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

昼の点数:4.1

震災の影響で、客足の低下や食材の仕入れなども考えて、1、2月はコースの提供をやめて、席は予約制ですがアラカルトメニューのみを地元の方々を中心に提供されていました。 3月からは少し状況も落ち着いた事もあり、コースメニューを復活。ただアラカルトの方も暫く続ける様で、時間帯によってアラカルトとコースを頂いているお客さんもいて、店主さんは以前よりも忙しそう。 今回は早めの時間にコースを頂きました。 最初から蕎麦がきを揚げたものなど、あまり他では見かけない料理も提供され、クオリティは以前以上で、どの料理を頂いてもなかなかの感動レベルです。 かけ蕎麦のつゆも鰹や昆布の風味の良い香りがして、季節によっても調整されているんだなと感じられる。トッピングにも菜の花が使われて季節感もしっかりと出されている。 鴨ロースの付け合わせの蓮根餅も素晴らしいし、蕎麦粥のしじみの出汁も美味しい。 これらに合わせてオススメの日本酒をグラスで出して頂いたが、適度に華やかで甘さを残したものが多く、料理との相性もいい。更に食材の産地と酒の産地を合わせてみたり、ワインやペアリングの知識もかなりあるのかもしれない。 最近、能登牡蠣を含め、大ぶりの牡蠣を頂く機会が多かったが、ワインとの相性は難しいなと感じられる事が多かったが、岩海苔も使い磯臭さが強くなりそうなのに、日本酒では全く嫌な風味も出ず、改めて牡蠣には日本酒のペアリングが良いなと再確認させられた。 〆はアラカルトメニューから今だけの胡麻だれで頂いた。胡麻の風味も柑橘の風味も非常に良く、蕎麦の風味とも良く合って美味しく頂いた。 これで大体、一年を通して、異なる季節に訪れたが、また機会を見つけて訪れたい。 また、これだけ食べて飲んでも支払いがリーズナブルで毎回、驚かされる。コースの値段はもっと上げても良い様に思う。 蕎麦がき 揚げ出し 盛り合わせ かけ蕎麦 菜の花 鴨ロース 蓮根餅 行者大蒜 蕎麦粥 うるい しじみ 天ぷら 能登牡蠣 岩海苔 蛍烏賊 蕗のとう 胡麻だれ蕎麦 苺大福 はるひ 季節が変わって涼しい風が吹く時期の訪問。 新蕎麦も始まったばかりで、蕎麦にとっては新年に当たるのだそう。 お店に伺うと新しい鮮やかな蕎麦玉が店頭に飾られ目を惹きます。 最近は週末を中心に夜の営業もされており、本当は夜に伺いたかったのですが、今回も昼の訪問。真夏の暑い時期に比べて、店内は天井が高いせいか、冷えやすい様ですが、個人的には過ごしやすい。日差しも、店内奥まで入り、木漏れ日も美しい。 今回も料理は蕎麦懐石といった感じのおまかせコース。合わせてメニューに載っていない日本酒を中心に店主さんのおまかせをグラスで頂きます。半号で600円程度なので色々と試しやすいのも嬉しい。 先ずは蕎麦粥から。 蕎麦の実が優しい味わいで最初から気分が和らぎます。 続く蕎麦がきは新蕎麦に合わせてか、いつもよりふんわり。湯もいつもより濃く、とろみも強く、蕎麦の優しい味わいをしっかりと味わえる。 季節も感じられる盛り込みの後は、温かい蕎麦。十割蕎麦でも相変わらず極細。綺麗でコシもあり、風味も旨みも強い。更に今回はいつもより出汁の酸味が強く、それが更に蕎麦の旨み、甘みを引き立てている。どうやら蕎麦に合わせて、いつもより昆布を強めにしているらしい。こういう細かい点にも拘りが感じられるし、よく蕎麦を研究されているなと思う。 鴨ロースは藁焼きの香りや風味も良く、絶妙な火入れ。一品も良いが、一緒に蕎麦も頂いてみたい。 気を使って頂いたのか、実家近くの里芋を優しく調理して出して頂いたり、続く天ぷらも白子やムカゴが入り、季節の変化を更に感じられた。 冷たい蕎麦は普通の盛りか、戸隠ならではの水を切らないぼっち盛りが選べるとの事だったが、十割蕎麦の香りを堪能するなら、普通の盛りの方が店主さんはオススメとの事で、そちらを頂いた。 十割蕎麦らしい風味はしっかりとあるが、しっかりとした食感もあり、難しいだろうに極細に仕上げているのは凄い技術者だと思う。戸隠の蕎麦の品種的な特徴もあるとの事だが、やはり素晴らしいと思う。 最後の栗のお汁粉も優しい味わいで、あっという間にコースが終わってしまったのが名残惜しい感じ。 日本酒を色々と頂いても、一万円で収まるのも凄いし、また直ぐにでも伺いたいと思えるお店です。 蕎麦がゆ 丸いも とんぶり 蕎麦がき 新そば 盛り込み 出汁巻 柿白和え 大根 サワラ にしん 五郎島金時 銀杏 十割蕎麦 昆布 自家製 藁焼き鴨ロース 加賀蓮根 クレソン 南砺産 里芋 大和 きのこ餡掛け 天ぷら 天使の海老 白子 ムカゴ 大黒しめじ 下仁田葱 十割蕎麦 もり 利平栗お汁粉 蕎麦粉白玉 前回訪問から約2か月を空けての訪問です。 金沢駅西口からは徒歩だと10分程度ですが、真夏のこの時期は日差しが強く、日陰も少なく大変なので、近いですがタクシーでの訪問が良いと思われます。 季節を感じられる素材や料理が最初から続き、味わいだけでなく、運ばれて来た瞬間から香りや見た目の美しさにも心を惹かれます。 こちらの蕎麦は極細で、その豊かな風味、旨みに加えて、食感も印象的。 何故か、どういう理由からか、蕎麦は喉越し、啜って食べるのが通と、思い込んで、自身も通ぶって啜っている方をこちらのお店を含め、蕎麦専門店ではよく見かけますが、こちらの蕎麦を啜って頂くと多分、こちらの蕎麦の魅力の半分も感じていないと思われ、勿体ないと思います。きちんと噛み締めながら、食感と甘み、旨みを味わって欲しい。 この時期は更に素晴らしいのはトロける食感の水羊羹。丁寧に作られていて、その美しさにも感動する。盛り付け自体もかなり大変だと思われる。 また8月からは夜の営業を開始されていて、週末はディナーでも同様の素晴らしいコースを頂けます。 次は涼しくなってきた頃にでも訪問したいと思います。 金沢駅西口から少し離れた、歩くと10分ほどの住宅街にある古民家を利用した蕎麦店。 かなり古い造りで外観も内側もしっかりとしており、どこかから移築してきたのかと思ったら、どうやら奥様の御実家だそうで、元々どういう謂れの建物なのか気になります。 以前から気になっていたお店ですが、この3月からは昼間のコースのみの提供となっていて、今回、ようやく伺いました。 予約はInstagramからのメッセージでも可能な様です。 平日の利用者は遅い回だと比較的空いていることが多い様ですが、コース料理のみになったことを知らずに店の前まで来られている方も複数おられました。 店内に入ると郊外や田舎のレストランの様にゆったりとした造りで、大きなテーブルが並ぶ待合室があり、しばらくすると、更にその奥のスペースに案内されます。 庭側に向かう二人席と小上がりの大きなテーブル席。更に座敷もあり、そちらでの食事も大丈夫とのことでした。 コースは蕎麦や旬の食材、出汁を使った料理が少しずつ出されます。かなり上品な味付けや内容で金沢というよりも京都っぽい味付け。食材的にも金沢では使わないものもあり不思議でしたが、ご主人は京料理の経験もあるとか。 蕎麦は御出身の長野の戸隠そばをモチーフにしたもの。 蕎麦はかなり細く味わいも優しく風味も良い。その分、麺の弾力や食感は乏しく感じますが、新しい蕎麦の体験が出来た気がします。 温かい蕎麦はコースの前半で提供され、優しい鰹と昆布の出汁だけで頂く感じは風味豊か。中盤に出される蕎麦がきは、これまで頂いたことのある蕎麦がきの印象を覆すほどに、ふわっとした感じ。 〆の蕎麦は敢えて水切りをしないザル盛りで、これが風味を豊かにしていて塩と薬味で頂くと良い感じ。日本酒ともよく合います。 関東などでは醤油の風味が強いツユやスープで頂く事が多いですが、こちらでは自然な出汁で頂けて、蕎麦の旨みをよく感じられる。 蕎麦湯も優しい味わいで、蕎麦湯だけで頂ける様に別途お猪口も提供される。 蕎麦粉はその日に直前で挽いたものを蕎麦がきなどには使っているそうで、風味や香りが豊かなのも頷ける。 現在、奥様は出産などで休まれており、スタッフは二名いらっしゃいましたが、基本的にはご主人が全て蕎麦も料理も仕込みをされており、なかなか多くの客を一度に対応されるのは難しそう。コース一本にした事で客層も絞れて、単価も上がって多少は負荷は下がっていると思うが、人気も上がっているので、平日昼間だけの営業とはいえ、予約も取りづらくなりそうで、若干心配もある。 トータルとして新しい経験が出来た感じがして、金沢らしさはないが、観光客よりも地元や遠方から、本当に美味しいものを追求する方に訪れてほしい感じのお店だと感じた。

2024/03訪問

4回

日本料理 研野

日本料理 WEST 百名店 2023 選出店

食べログ 日本料理 WEST 百名店 2023 選出店

日本料理 研野

神宮丸太町、東山、三条京阪/日本料理

3.99

143

¥20,000~¥29,999

-

定休日
月曜日、火曜日、日曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.1

今年初訪問です。 移転の予定がある様で、あと何回、現在のお店に伺えるかなと思っていましたが、準備に時間が掛かっている様で、来年以降に延ばした様です。 場所は今のお店よりも北のエリアになる様です。 さて、今回のコースですが、より青森愛も感じられるし、意図的に一部、石川の食材を使ったりもされていますが、また全体的にレベルアップされている事を感じられる内容でした。 いつもより食事に集中したせいか、いつもより時間もあっという間で、驚きました。 ドリンクは一杯目からおまかせで。 寒い日が続いていた事もありますが、一杯目から男山を熱燗で。意外と辛口過ぎず、甘みも酸味も感じられ美味しい。 一品目に出されたたっぷり食材の青森の郷土食らしい、けの汁も身体が温まるし、これまでのコースの流れとも異なりますが、面白いし、この熱燗ともよく合いました。 ほぼ一品ずつにグラスで日本酒を色々と合わせて出して頂き、よく飲んだし、どのお酒も美味しかったです。 けの汁 大根、牛蒡、椎茸、人参、蕗、蕨、高野豆腐、昆布 造り 明石鯛 鰆 焼豚 芹 加賀蓮根 白子御飯 お椀 新海苔 淡路 烏賊 ちぢみほうれん草 牛肉 自家製ウスターソース 鰯 塩焼き 青天の霹靂 焼豚丼 自家製唐墨丼 鮪黄身丼 鶏、豚、牛、金華ハム出汁 麺 苺 ソルベ ホワイトチョコ葛餅 数ヶ月ぶりの訪問です。 相変わらず、予約は深夜の争奪戦ですが、他の有名店に比べると頑張れば伺える感じなので、有り難い。 時期的なものもあり、コース内容はいつもより若干豪華だし、流れも少し異なります。 先ず贅沢にコッペ蟹の焼売。香りも素晴らしいですが、甲羅を外すと蟹肉も卵もたっぷりと使われていて、旨みが凄い。いつもの紹興酒ともよく合います。 いつもなら焼豚が提供されるタイミングで焼き河豚が出されます。食感的には鶏肉っぽいが、コース後半では更にフライドチキンに見立てた唐揚げも出されていて、こういう遊び心は流石です。 BGMも年末のスペシャルバージョンで、土鍋の蓋を開けるパフォーマンスもいつもと違う曲で、いつもとはまた異なる雰囲気を堪能できました。 また来年も定期的に伺えたらと思います。 甘鯛 かぶら蒸 八寸 カマス カワハギ こっぺがに 焼売 河豚 明石鯛 車海老 鱈白子 すり流し 鰹出汁 フライドチキン風 河豚 唐揚げ 青菜お浸し 焼豚 土鍋御飯 中華麺 鯛出汁 リコッタアイスクリーム 苺葛餅 今回も約3か月を空けての訪問です。 いつも予約枠リリース直後に一瞬で埋まってしまうので貴重な席。 今回は初めて早い枠の17時から訪問させて頂きました。 日にも寄るかもしれませんが、少しずつ地元の常連さんが多くなってきている様に感じます。 9月はまだ暑かったですが、結構、秋らしい食材も取り入れられていて、よくこの内容で1ヶ月続けられるなというのが、正直、驚きです。 それだけ内容もしっかりとしていて、流石という感じ。 結構、これまでは料理に食材、お酒、ミュージックと情報量が多すぎて、意識も分散してしまうし、集中して全ての情報を得ながらとなると疲れてしまう感じもありました。 今回は色々なものをスルーしながら、目の前の食事に集中。その分、食材など細かい情報は抜け落ちていますが、純粋に味わいを楽しめたと思います。 気楽に雰囲気でBGMは感じながらというのが良さそうですね。 また頑張って予約してみたいと思います。 茄子 揚げ浸し 大葉ご飯 叉焼 銀杏 芋 カマス セロリ 南蛮漬け お造り 真鯛 お椀 甘鯛 松茸 無花果 柿 揚げ物 鰆 なめこ 菊花 土鍋御飯 叉焼丼 へしこ茶漬け 稲庭うどん フルーツ 葡萄 ベビーキウイ すはま 約3ヶ月ぶりの訪問でした。 4月、5月はお子様の誕生もあり、一日一回転のみでした。6月からは2回転に戻されていますが、相変わらず人気で予約はなかなか難しい。 たまにキャンセルはある様なので、こまめにチェックするしか無いだろう。 この日はほぼ何度か訪れたことのあるお客さんばかり。会話の雰囲気を見ていても、以前からの常連さんばかりで、落ち着いた感じ。 少しスタッフも増えていて、全体的にも安定感が増している感じに見える。都内の某人気有名ラーメン店の店主がお店を閉じて、こちらに修行に入る予定とネットでも話題になっていたが、その方も最近からお店に入っておられる様。 コースの流れは大きく変わらず、旬のものを取り入れながら、定番の叉焼なども振る舞われる。 ドリンクは前回同様に合うものをペアリングで提案して頂き、ほぼ全ての料理にビール、ワイン、日本酒などを幅広く少しずつ頂いた。 また、今回は前回よりも注意深く音楽のペアリングも堪能させて頂いた。ネットで検索しながらであるが、掛かったタイミングも含めて、一部間違いもあるかもしれない。クラシックから、昭和歌謡、60年代のポップなども含めて幅広い選曲は年配の客層にもウケが良い様。土曜日だからかSaturdayに纏わる曲も幾つかあったが、意識して曜日ごとに変えているとしたら、かなり大変な作業だろう。トータルでは40曲ほど使われている様。 エビスビール 冷や汁 鮎一夜干し ベイ・シティ・ローラーズ Saturday Night 紹興酒 水割り もち豚 叉焼 井上陽水 自然に飾られて デンマークワイン 明石の蛸 ディル ヨーグルト ビートルズ オクトパス・ガーデン 田酒 お造り 黒メバル 肝醤油 大滝詠一 君は天然色 八仙 お椀 賀茂茄子 Charlotte de Rothschild Summer: When Summer Comes 豊盃 焼物 イサキ 唐墨 ビリー・ジョエル Piano Man (Live at Yankee Stadium, Bronx, NY - June 1990) 山本厚太郎 & ウィークエンド 岬めぐり ロワール シュナンブラン 玉蜀黍 葛豆腐 チーズ シーナ・イーストン Morning Train (Nine to Five) シードル 焚き合わせ うすい豆 オクラ 車海老 小蕪 吉幾三 酒よ ご飯 青天の霹靂 しらす黄身ご飯 鮪漬け へしこ茶漬け ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 & サー・ゲオルク・ショルティ "Pomp and Circumstance,", Op. 39: March, No. 1 in D 米米CLUB 君がいるだけで 冷麺 高橋真梨子 五番街のマリーへ 珈琲 パイナップル マンゴー パッションフルーツ ライチ 松田 聖子 SWEET MEMORIES 京都の平安神宮も程近い岡崎にオープン、間も無く二周年を迎える研野さん。 因みに苗字の様なお名前ですが、下のお名前が研野さんです。 以前から伺いたいと思っておりInstagramもチェックしていましたが、飛ぶ鳥を落とす勢いというか、あっという間にあらゆる評価で高い評価を得て、人気有名店の仲間入り。 近年の実績 「RED U-35 」2022 RED EGG(グランプリ) 「ミシュランガイド京都・大阪2023」1つ星獲得 「ゴ・エ・ミヨ2022」3トック獲得 ヒトサラ「Best Chef &Restaurant 2021-2022」 予約は取りづらい状況が続いていますが、更に奥様の出産予定もあり、4月、5月は二部制は取り止め、一回転のみの営業という事で予約は更に困難となっている様です。 話題のお店という事もあり、地元のお客さんよりも遠方からの客が大半。飲食関係の方もいらっしゃる様です。この日は一部のお客さんを除いては初訪問の様で、皆さん品も良いし、お酒もよく飲まれる。 お店の前に早めに着くと暖簾も出ておらず灯りも消えたまま。暫くするとお店の前で待たれている方もチラホラ。全8席程度ですが、狭い歩道で待つのは迷惑にもなるので止めましょう。5分前に灯りがつき、扉が開くので、それに合わせてお店の前へ。入店順にカウンター奥から席につきます。席数の割には若いスタッフが多く、流石の貫禄です。入って直ぐに店主の研野さんからもご挨拶。 お店は日本料理のカテゴリーではありますが、授賞経歴から見ても、もっとモダンな雰囲気も取り入れているのかなとも思いましたが、京都らしい中華料理のエッセンスも多く感じられますが、日本料理としてのベースの部分のクオリティも素晴らしい。 〆も自家製の卵麺を出されたり、純粋な日本料理というよりはトータルとして上品な香港や上海でも頂ける様な中華懐石の様な感じもありますが、京都の町中華のニュアンスも取り入れた研野さんのモダンな京料理の表現なのかもしれません。 ドリンクは客層的なものもあると思いますが、ビールや日本酒を中心に提供されています。 飲む方も多そうなので、普通にペアリングを提案されても良い気がします。若いスタッフはそこまでお酒には詳しく無さそうでしたが、研野さんにお願いして料理に合うものを組み立てて出して頂きました。 日本酒は基本的に御出身の青森のものを提供されていますが、超辛口に偏り過ぎてしまう客を気遣う様に甘みや酸味も適度にあったり華やかなものもあり好感が持てるラインナップ。何も言わなくても、グラスで日本酒を出してくれるのも素晴らしい。 ビールも比較的、味わいの強いものを提供されている感じです。 他にも予め水で割って一晩置いた熟成紹興酒なども提供されており、ノンジャンルですが、料理と合わせた際の精度は高くセンスは良い。ワインはどういうものがあるかは判りませんでしたが、グラスでも一杯出して頂けました。将来的には熟成した古いワインや少し酸化のニュアンスのあるもの、旨みの強い自然派ワインなども一部取り入れると更に評価も上がるのではと感じました。 さりげなく出して頂いていた水は食後まで口にしなかったのですが、一口飲んで不思議な旨みがあり驚きました。どこのものか忘れてしまいましたが京都市内の井戸水だそう。 予約が取りづらい状況は続きそうですが、夏以降にでもまた伺いたいと思います。

2024/02訪問

5回

aru

フレンチ EAST 百名店 2023 選出店

食べログ フレンチ EAST 百名店 2023 選出店

aru

駅前大通、駅前、新川/フレンチ

3.95

69

¥15,000~¥19,999

¥10,000~¥14,999

定休日
日曜日

昼の点数:4.1

約3ヶ月ぶりに豊橋駅前のaruさんへ。 季節ごとに変わる料理ですが、今回はこれまでよりも、より地元の野菜の味わいを感じられる内容で、更に和のニュアンスが多く入ってきている様に感じました。 現状は前菜も動物性のものが使われていますが、この方向性であれば、思い切って肉や魚を全く使わないヴィーガンコース一本に一度振り切ってみても面白い様に感じます。 今回はメインの和牛もサスティナブルを意識した経産牛になっていましたし、名古屋周辺の客層的には難しいと思いますが、都内や関西、更に海外のお客さんを増やす為には、野菜をもっと前面に押し出していくと面白くなるのではと感じます。 東三河の畑から 青首大根 ミニトマト 金時人参 スナップエンドウ 蕪 フェンネル 平目 春菊と芽キャベツ イチローファームさんの玉レタス スフィーダさんのチーマディラーパ 鰆 北河さんのスナップエンドウとにこまる 東三河の季節のお野菜 経産和牛(源氏) ゆめのか檸檬 久しぶりに約半年ぶりに伺いました。 ちょうど約一年前にも伺っており、素材が被っているかもとの事でしたが、その時折の旬の素材を活かした料理はまた違った印象で新鮮。 皿の温度感、運ばれて来た瞬間から立ち上がる香り、調理法や火入れの工夫により素材の風味や食感を引き出す技、全てが素晴らしいと改めて感じます。 ペアリングは今回は日本ワインに加えて、フランスのものや日本酒も加えた感じ。 味わいに厚みもありながら、優しい雰囲気のものが多く、こちらの料理の方向性にも合っている。 色々な季節にこちらには伺っているが、また直ぐにでも伺いたいと思えるお店はなかなか少ない。 予約が取りやすい内に、また伺いたいと思います。 東三河の畑から 秋の玉蜀黍 落花生 和栗 次郎柿 蕪 墨鳥賊 備中蓮根 鈴木製茶さんの椎茸 渡り蟹 八名丸と秋の胡瓜 紅葉鯛 スフィーダさんの新米とマコモ茸 東三河の季節のお野菜 本州鹿 キウイ ごとう製茶さんの豊橋紅茶 もう少し早いタイミングで伺いたかったのですが、前回の訪問から3か月以上空けての訪問でした。 入り口の階段を上がると3月に発表された今年のゴエミヨのエンブレムが並び、3つ目が輝いていました。 料理の方は、まだ春らしい素材やメニュー構成かなと思っていましたが、意外と初夏や夏らしい素材も入ってきており、シェフも今年は1か月くらい早いと仰っていました。 それでも、やっぱり、どの皿を頂いても旬の野菜のクオリティ、三河の農産物の底力みたいなものを感じますが、やっぱり、シェフの野菜の扱いの上手さには、毎回、驚かされます。 人参のタルトはまるで後味が雲丹の様に感じますし、個人的にはトマトが苦手なのですが、世界一好きとも思える様なミニトマト。普通はチーズを詰める事が多い花ズッキーニには野菜もたっぷり。 その味わいを更に上質なものにしているのが、奥様が選ぶ日本ワイン中心のペアリング。今回は見ていると、全てのテーブルでペアリングを選択されていて、ペアリングの認知度が上がっているのは嬉しい限りです。 日本ワインが好きなお客さんも増えている様ですし、ここ数年、色々と寝かせているワインも増えている様なので、また何か企画などもあると面白そうです。 また、季節が変わった頃にでも伺いたいと思います。 東三河の畑から 春人参 あやめ雪 胡瓜 アンデスレッド 花ズッキーニ 白蕪とルッコラ 彩誉 Rivermond Farmさんの完熟ミニトマト 真羽太 北河さんのグリーンアスパラガス 東三河の季節のお野菜 恵鴨 文旦 鈴木製茶さんの茶畑から 甘夏 今回は年末年始を避けて、約3ヵ月ぶりの訪問となりました。 東三河の食材、特に野菜を贅沢に使った料理が人気ですが、ここ最近は異常に寒かったり、雪も降った為、そのクオリティやコース内容にも心配しましたが、杞憂に終わった様です。 色々とお話しを伺っていると、やはり路地物は全滅に近い様ですが、ハウスものは特に影響ない様です。 生産者のもとにも出掛けられて、通常では出回らない様なまだ青いウエタトマトなど、どれもフレッシュながら、素材の組み合わせや味わい、食感、風味も印象的な料理が続きます。今回は近郊のマダムの実家産の野菜なども使われ、優しい雰囲気の味わいが印象的でした。 野菜だけで無く、魚や肉の火入れや扱いも絶妙な感じ。どうしても年末年始の時期はどこのお店も素材が似てきますが、こちらではどの皿も新鮮な印象を受け、新しい発見がある気がします。 ドリンクは今回もペアリングをお願いしましたが、いつもの日本ワイン中心のペアリングに多分初めて日本酒が入ってきました。海苔の風味や全体的に旨みの強い一品だったので効果的に使われていたと感じました。 最後は旬の柑橘なども贅沢に使った感じ。デザートだけで無く、お茶にも使われており、これがまた素晴らしかったです。 また少し時間をあけて季節が変わる頃に伺いたいと思います。 3か月ぶりに豊橋駅前のaruさんへ。 季節が変わって使う素材も夏から大きく変わりましたが、どの皿も新しい驚きを感じさせる味わい。香りや風味も非常によくて、運ばれてきた瞬間からその素晴らしさがわかります。 地元の素材の良さもあると思いますが、その良さを引き出す技術やセンス、丁寧な調理には脱帽です。 まず、最初に運ばれてきた澄んだスープは玉蜀黍の甘みや風味を引き出したもの。実の部分は使っていないのにこの美味しさは凄いです。 鴨の澄んだ出汁も驚くほど、綺麗で旨みのあるスープ。そこに合わされたきのこやフランも美味しい。 次郎柿には柚子胡椒が使われて、甘さを引き立てている。 ホクホクとした新鮮なマコモダケを焼いた際の食感も新しい。 秋茄子はまるでローストした林檎や梨の様な甘みや食感。 伊勢海老や九絵も贅沢だけれど、今年産まれた仔猪の肉は繊細で食感、風味もよく、火入れも絶妙。 これらに合わせられた日本ワイン中心のペアリングも素晴らしい。貴重なヴィンテージも含めて、自ら熟成させて、毎日、状態を見ながらでないと、難しい自然派の日本ワインをいいタイミングで出すことは出来ないと思われる。このポテンシャルを引き出すセンスも改めて素晴らしいと思う。 味来 クインニーナ/バターナッツ南瓜 次郎柿 あいち鴨 三浦さんのマコモ茸 イチローファームの秋茄子 虎河豚 スフィーダの八名丸 伊勢海老 小松菜 九絵 仔猪 キウイ 黒無花果 和栗 2か月ぶりに豊橋駅前のaruさんへ。 入り口の階段脇にゴエミヨ2022のプレートが加わっていました。 メニューは前回訪問時から全て入れ替わっており、夏野菜が贅沢に使われています。 どの料理も素材のポテンシャルを引き出し、素材本来の味わいを活かした感じに仕上げています。更に素材同士の相乗効果やソースやオイルなどできちんと味わいをまとめているセンスもとびきり。 特に素材の温度を調整し、香りが皿が目の前に置かれた瞬間から立ち上がってくる感じは食べる前から期待を高めてくれる。 料理の盛り付けや色合いも美しいですが、使われる器も料理を引き立てますよう有名作家のものも素晴らしいですが、地元の作家さんにお願いしてカスタマイズして作ってもらっているものもストーリー性があり世界観を作り上げています。 ドリンクは今回もペアリングでお願いしました。量が選べるので、あまり飲めない方も是非、試してもらいたい。 日本ワイン中心のペアリングは珍しいものや貴重なものも出して頂き、有り難い。また、日本ワインはメリハリが無かったり、バランスが悪いものが多く、ペアリングとしては難しいものも多いが、こちらはセレクション的にもバランスが良いものを選び、料理との相乗効果が上手く引き出されている。 次回はまた涼しくなった頃にでも伺ってみたい。 豊橋駅からほど近い場所にあるフレンチレストラン。 地元の素材、愛知県内でも特に東三河の旬の素材を活かした料理を提供されています。 以前から気になっていたお店のひとつで、コロナ禍の中、SNSで追いながら、訪問するタイミングを計っていました。 駅からは5分ほど、新幹線のホームからも10分程度で伺えるので、地方でも比較的、伺いやすいと思います。 平日のランチもおまかせコース一本なので、今回はランチで通常のおまかせコースとワインもおまかせでペアリングでお願いしました。通常は6杯のところ、この日はペアリングする料理が7皿の為、うち2杯は半量に調整して頂いています。ワインの量も最初から選べるので、沢山飲めない方も安心です。 こちらでは日本ワインを中心に提供されており、一杯目のスパークリングと途中の一杯を除いて、ほぼ日本ワインのペアリングでした。飲んだことがあるものもいくつかありましたが、貴重なものも。更にセラーにはもっと貴重なワインがあるのも覗けて、そのうち提供されるのも楽しみ。 コースは春人参を使った冷製のスープから。 もう一口目から虜になる人参の甘さを活かした味わい。 その後もトマトが非常においしいと感じたり、自然な素材の美味しさを上手く活かした調理と味付け。素材を知っているだけではなく、センスも無いとこういう風にまとまった味わいには仕上げられないと感じます。 ただ地元の物を使っていると謳って有り難がらせたり、下手な調理をして、素材を活かし切っていないお店が多い中で、レベルが明らかに違います。 魚や鴨も火の入り具合も絶妙でした。 ソースも必ず目の前で皿にかけるプレゼンテーションも徹底している。 お店の空か造りも凄く上手く、雰囲気が良いだけでなく、ナチュラルな感じもバランスがいい。 テーブルの間隔も非常に広く、こういう時期でも他の客が全く気になりません。 少し遠いですが、新幹線なら1時間程度ですし、また定期的に伺いたいお店が増えました。

2024/01訪問

7回

ラ ジュネス

代官山、中目黒、恵比寿/フレンチ、バー、ケーキ

3.56

78

¥10,000~¥14,999

¥3,000~¥3,999

定休日
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昼の点数:4.1

スタッフ全員がエンターテイナー

2016/06訪問

1回

レフェルヴェソンス

2024年Silver受賞店

The Tabelog Award 2024 Silver 受賞店

フレンチ TOKYO 百名店 2023 選出店

食べログ フレンチ TOKYO 百名店 2023 選出店

レフェルヴェソンス

表参道、乃木坂、広尾/フレンチ

4.49

1442

¥50,000~¥59,999

¥50,000~¥59,999

定休日
月曜日、日曜日

夜の点数:4.1

ジュラの有名ワイン生産者、ピエール・オヴェルノワ、エマニュエル・ウイヨンを迎えての業界向けのワイン会に特別に参加させて頂きました。 料理は通常のコースを簡略化したようなメニューの流れでしたが、十分にレフェルヴェソンスの料理を堪能することができました。ワインとのペアリングも少しは考えられてるのかと思いましたが、敢えていつもの料理にされたようです。それでも、何故かうまく寄り添うような味わいになっていたと思います。 因みにワインの素晴らしさは語る必要はありません。

2018/04訪問

1回

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