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行ったお店

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120 件を表示 571

ALTER EGO

イタリアン TOKYO 百名店 2021 選出店

食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2021 選出店

ALTER EGO

神保町、九段下、竹橋/イノベーティブ、イタリアン

3.78

226

¥20,000~¥29,999

-

定休日
月曜日、日曜日

夜の点数:4.3

数ヶ月ぶりの訪問です。 つい先日、ミシュランの一つ星をミラノのお店についで、東京でも取られたので、今後は以前よりもメディアにも取り上げられるでしょうし、予約も取りづらくなるかもしれませんね。 今回も徳吉オーナーシェフがお店に立たれている際に訪問です。京都にも料理をプロデュースするお店 ERUTAN RESTAURANT BARが出来たばかりで、本当にお忙しそう。イタリアにはいつ帰っているのだろうと心配にもなります。 コースの方はスペシャリテのピザのデリバリーボックスに入った前菜から。この手のサプライズは初訪問時には良いですが、なかなか2回目以降の驚きは薄まるもの。 それでも、薄くスライスされた生ハムとチーズの旨みなど、これだけでも暫く飲めると思ってしまいます。 スタッフが以前に比べて増えており、その分、以前よりもテンポ良くコースが進みますが、若干、スープやワインを出すタイミングはズレることも。席数は少ないとは言え、サービスのタイミングなどは今後の課題かもしれませんね。 特に年明けからは現在の二部制をやめて、2階の個室も全て開放。よりゆっくりと過ごせる様にする代わりにサービス料を取るとの事で、調理のタイミングも複雑になるので、頑張って頂きたいところ。 トータルの席数は個室とカウンターを合わせると現在とあまり変わらないようなので極端に予約が取りづらくなると言うことはないと思いますが。 何度か同じ店を訪れていると、その分、感動は薄れて来るものですが、スープペアリングとワインペアリングの両方とも楽しめる事、フレッシュな食材に拘る料理やワイン自体も美味しくて、相変わらずレベルは高いなと感じました。 "Equilibrio" Pizza Delivery 鮪 生ハム (ケッパー 台湾胡椒) 白子 カリフラワー (パルミジャーノ 豆乳) クエ 発酵バター 文旦 (牡蠣 ミント) 伊勢海老 カチャトーラ (じゃがいも ローズマリー) 猪 秋刀魚 (紅玉 カカオヴィネガー) 卵かけご飯 毛蟹 九条ネギ (大山鶏 生ハム) レクチェ レンズ豆 (葡萄 スパイス) "Cannolo Siciliano" ミラノでミシュラン一つ星獲得された徳吉シェフが傳の跡地にオープンされたお店。徳吉シェフ来日中の貴重な席にお邪魔させて頂きました。 スープペアリングという新しい手法。素材の良さとそれを引き出す調理方法、素材の組み合わせが味わいを別の次元に引き上げています。どの料理もプレゼンテーションも素晴らしく、カウンターの向こうのオープンキッチンがまるで劇場の様。 更にイタリアだけに拘らない自然派ワイン中心のペアリングも彩りを添えていました。 シェフの話も興味深く、久しぶりに色々と感動することが多いお店でした。定期的に通いたいと思えるお店の一つです。 Pizza Delivery ピザ屋のデリバリーに見立てた箱に入った前菜。ポレンタとお米を使ったパリパリの生地。エディブルフラワーやハーブのトッピングも美しい。 鮪 生ハム (ケッパー 台湾胡椒) 程よく漬けた漬け鮪に非常に薄くスライスされた生ハム。脂と旨みの相乗効果。台湾胡椒を使ったスープの風味が料理にもワインにも深みを与える。 ニョッコフリットに生ハムを乗っけて頂く。やっぱりこの食べ方好きです。店内にあったスライサーは0.02mmまで薄くカットできるとのこと。貴重なスライサーでカットした生ハムは本当に美味しいです。 夏野菜 ケンサキイカ 帆立 (イカ アニス) ハーブがたっぷりと盛られた下には烏賊と帆立が隠れています。ハーブや花は広島の梶谷農園のものだそう。赤いハーブの花は初めて見ました。 烏賊の風味がほんのりするスープは主役ではなく、引き立て役として、良い仕事をしている。アニスの風味はリースリングともよく合います。 Gyotaku (サオール) ミラノでも提供しているというGyotakuと名付けられた一品。徳吉シェフ自ら目の前でスタンプを押し、皿に魚の頭の部分を描いていきます。 鰯の身はふっくらとして、柔らかく、コクもある味付けも素晴らしい。 合わせるスープはサオールという料理をベースにしたもの。ローストオニオンの様な風味と酸味を感じます。 トマト水 雲丹 賀茂茄子 (ズッキーニ オリーブ) 目の前で焼いた賀茂茄子をシェフが捌きます。食感も良いパスタは乾麺の様にも生麺の様にも感じます。雲丹の甘みも加わり贅沢なパスタです。 スープはオリーブらしい風味もちゃんと感じられました。 エゾ鹿 鮎 葡萄 (椎茸 山椒) 鹿肉の陰から鹿の顔が覗くシュールな一皿。笑 葡萄は鹿肉と合うのは判っていたけど、鮎のペーストを添えるのは斬新。 卵かけご飯 花咲蟹 (焼きトウモロコシ) イタリア人には不評らしいリゾット風卵かけ御飯。固めに炊いたご飯に白身、黄身、チーズの順に混ぜていきます。トッピングは花咲蟹の身と和牛の生ハム。 スープは甘い焼きトウモロコシの香りが。 ボネ 苺 (カカオヴィネガー ミント) Cannolo Siciliano 目の前でリコッタチーズを詰めて仕上げてくれます。 フレッシュハーブでいれたハーブティーも美味しかったです。

2019/12訪問

2回

実伶

日本料理 WEST 百名店 2021 選出店

食べログ 日本料理 WEST 百名店 2021 選出店

実伶

丸太町(京都市営)、烏丸御池、二条城前/日本料理

3.86

138

¥20,000~¥29,999

-

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.2

数ヶ月ぶりの実伶さん。 今年は初の訪問。最近は京都に入ると先ず伺うルーティーンになっています。 18時に伺うと既に何組かお客さんが入っていて、いつもより奥側のカウンター席に。 先ずはビールを頂きながら、メニューを眺め、食材が被らない様に頭の中で組み立てていきます。 旬の春らしい食材に加えて、以前に頂いた定番ものもあり、食べたいものが多すぎて、なかなか選ぶのが悩ましい。 色々と今回も頂きましたが、まさにどれも美味しく、驚きの連続。目の前でアスパラを薄く包丁でスライスしていく様子も凄いし、舌だけで無く、香りや、目の前のパフォーマンスでも楽しい。 ドリンクはワインと日本酒も頂いたが、自然派寄りのものも提供されていて驚いた。 日本酒は合いそうなものを色々とグラスで出して頂いたが、どれも有名銘柄だが、バランスよく、それぞれの料理にも合い、飲むペースも自然と早まってしまう。 ある程度、お腹はいっぱいになっているのだが、まだまだ、食べたいものもあり、ついつい頼みたくなってしまうが、我慢してデザートを頂き、店を離れる。 また数ヶ月以内には訪れたいと思う。 突出し 飛龍頭 苺白和え 新玉葱すり流し ほたるいか串 ふぐ白子 生麩ブルーチーズ 自家製京あげ 蛤アスパラしゃぶしゃぶ 甘鯛唐揚 丸唐麺 釜御飯 かき生姜 ぷりん  数ヶ月ぶりに訪問です。 少し前にメッセージを送って予約しました。 早い時間から開いているのも嬉しいですが、実際にフレキシブルに使える。前回もそうですが、数組が17時くらいから利用していて、19時前には帰られており、こういうお店で、色んな使い方が出来るのは面白い。 今回も席に着いて、先ずはビールを頂きながら、しばらくメニューを眺めます。 季節の贅沢な素材を使ったものが並び、同じ素材でも色々な調理法で異なる料理が多いので、ある程度被らない様に組み合わせを頭の中で考えます。 とりあえず気になるメニューをいくつか頼み、ある程度、頂きながら、他に気になるものを追加で頼んでいきます。 一品ずつは量も調整して出して頂けるので、本当にエンドレスに色々と食べたくなる。 どの料理も一工夫が見られて、素材の味わいを引き立てているのは流石。 今回、初めて頂いた丸唐麺は出汁が本当に美味しく、シンプルながらもかなり贅沢な味わい。 そのあとに頂いたコッペ蟹が丸ごと入った御飯も蟹の旨みに加えて、卵の風味や食感も良い感じ。一気に食べてしまいました。 ドリンクは日本酒も堪能。 ちょっと温燗も飲みたいなと話していると、大将がIWAも面白いと提案。実際に頂いてみると、元々、冷酒だとドライで味わいが強いイメージでしたが、香りも良く、優しい味わいで、もうこれだけずっと飲んでいたいと思える感じ。 値段は優しく無いですが、贅沢に頂きました。 また違う季節に定期的に訪れたいと思います。 先付け 海老芋すり流し 銀杏コロッケ 焼くもこ 柿なます 焼ふぐ 和栗天ぷら 小柱玉葱かきあげ カキフライ 甘鯛かぶら蒸 丸唐麺 (まるからめん) こっぺかに釜御飯 ぷりん 京都の地下鉄の丸太町駅からも程近い竹屋町通沿いの料理屋さん。 こちらの前はよく通っていましたし、以前から来たかったのですが、ようやく伺いました。 今回はInstagramからのメッセージで数週間前に予約。 意外とスムーズに予約が出来ました。 予約した時間に伺うと比較的、早い時間ではありますが、カウンターは半分ほど埋まっています。 更にもうほぼ食事が終わった方もいて、素早く食事を済ませて帰る方もいる様です。 奥には個室もある様ですが、席数の割にはスタッフも多め、皆さん、効率よく動かれていて、客への対応も素晴らしい。 カウンター前に座って、目の前のメニューに目を通します。アラカルトのメニューは所狭しと料理名が並び、まさに圧巻です。ゆっくりと順番に追っていかないと頭にも入りませんが、気になるメニューが多くて、どれから頼むか迷ってしまう、嬉しい悩み。 まずは生ビールを頂きながら、前菜をいくつか頼みます。 旬の季節を感じる素材を使ったメニューが並び、定番のアレンジをされたものも多い。 店員さんと話しながら、選んでいき、タイミングを見ながら、揚げ物や〆を追加で頂きますが、食べ進んでいくと、更に気になるメニューが増えて、エンドレスに頼みたくなる。 量も調整しながら出して頂けるし、テンポ良く出てくる事もあり、アラカルトながら、コース仕立ての様に好きなものを頂けるのは、かなり有り難い。 料理のクオリティも丁寧に仕上げられており、日本料理ながら、洋のニュアンスも取り込み、素材の組み合わせも含めて、唸りたくなるくらい素晴らしいし、センスの良さも感じられる。 食べていないメニューもまだまだ多くあり、毎日でも通いたくなる。 ドリンクはワインのグラスは提供しているものが限られているが、下手な一般的な安いワインを出しているのでは無く、きちんと料理との相性を考えて選ばれている感じ。 その他はオススメの日本酒を色々頂いたが、ハズレは無いもののもう少し尖ったものもあっても面白いかなと思われた。ただリーズナブルに良いものをという感じにも取れ、印象は良い。 人気のお店ではあるが、回転も良いのか、早めに予約すれば大丈夫そうなので、また違う季節に伺いたい。 和栗すり流し 実伶風ポテトサラダ ひしがに 生麩ブルーチーズ 天然うなぎ 子持鮎 鱧すき焼き 銀杏コロッケ 和牛フィレカツ 釜御飯 さんま新生姜 和栗わらび餅

2024/02訪問

3回

馳走 啐啄一十

2024年Silver受賞店

The Tabelog Award 2024 Silver 受賞店

日本料理 WEST 百名店 2023 選出店

食べログ 日本料理 WEST 百名店 2023 選出店

馳走 啐啄一十

中電前、市役所前、袋町/日本料理

4.50

257

¥20,000~¥29,999

-

定休日
日曜日、祝日

夜の点数:4.2

半年と少しの期間を空けての訪問です。 前回訪問時は色々と驚かされる事も多かったですが、今回は色々と心の準備もしながらの訪問でした。 その為か、入店して直ぐに気づくのは、出汁の良い香りが店内に既に拡っている事。湿度や気温の違いもあると思いますが、これは気分も最初から上がります。 出汁は料理によって使う昆布も変えており、やはり拘りも感じますし、面白い。一品目から、出汁が素材を引き立てている事がよくわかりますし、それぞれの旬の素材も適切な下処理、調理がされて良さを最大に引き出されている事がよく解る。 全体的にコースの流れは変わりませんが、素材としては、若干、寒い時期の方が面白さはあるのかなと感じましたが、何度か訪れてそれぞれの季節の良さを感じてみたい。 お店によると5月から始まる潤菜はかなりオススメの様で、既に予約はほとんど埋まっているとのこと。来年は狙って訪れてみたい。 ドリンクは今回も日本酒を色々と合わせて出して頂きました。大将も変態だというくらい日本酒の知識を持つスタッフが拘って選んだものを二品に一杯くらいのタイミングで頂きましたが、出汁の強さをしっかりと受け止める感じで、食事とのペアリングをちゃんと考えられている。 日本酒単独では未だに淡麗辛口が一番だと思い込んでいる人も多いが、現在の楽しみ方ではやはり生酛造りなど、旨みや酸味があるものが良いと思う。 〆の煎茶まで、今回も楽しませて頂いた。 これだけの有名店、人気店でありながら、クオリティも高く、予約も比較的取りやすいのは奇跡的。また、タイミングを見ながら、訪れたい。 ただやはり、広島県内の客層の悪さは前回同様に感じられたのは残念。ここだけでは無く、県外から広島の有名店に訪れる方は気にし過ぎない様に注意して欲しい。 鮑 朝採れ白筍 羅臼昆布 鯛の子 京湯葉 平貝 雲丹 地中海の塩 甘鯛 利尻昆布 おこぜ 熟成2日 鯛 熟成2日 甲烏賊 熟成5日 白甘鯛 熟成1週間 桜鱒 おじや 紅瞳のどぐろ キャベツ 沼本ビーフ サーロイン 出汁しゃぶ 真昆布 鯛飯 筍 玉子 煎茶 一煎目 41度 お茶菓子 煎茶 二煎目 30度 広島市内の繁華街から少し離れた中央通りと平和大通りの交差点から一本入った富士見町にある日本料理店。 この周辺はこちらのお店の影響か隠れ家的なお店が増えていますが、人によっては馳走通りと呼んでいるらしい。 色々と噂は聞いていたものの、広島市内のお店としてはというか、全国的にもまさにトップクラスの料理店だと今回、改めて認識しました。 今回、普通にネットからの予約。 数日前に女将から携帯のショートメールでご挨拶と質問が。何故か県内か、県外からかの訪問か、聞かれるので不思議に思っていましたが、食事の中盤頃には、その答えが自ずと理解できました。 店内は現在はカウンターのみの利用で、目の前で大将が仕上げていく感じで、臨場感がある。 コースが始まる前にも大将や女将などとも色々と話が出来、その考え方には一部の人には抵抗もあるかもしれないくらい、繊細過ぎる程に拘りも強いが、自信の表れともいえるほど豪快さもあり、個人的には親近感も持った。 料理は日本中の信頼の出来る生産者から一番良いものを仕入れており、そのクオリティは素晴らしい。 見た事も無いくらい大きく肉厚の鯵を一番最初に見せられて驚きからコースが始まり、一品ずつ提供されるお造りも新鮮なものから、適度に寝かせたものも含め、どれも味わいも食感も驚かされた。 ぽん酢も美味しく、全て飲み干したくなるくらい。 肉にも拘りの高森和牛が使われ、適度にサシが入っている。焼いたものも味わいが素晴らしいが、しゃぶしゃぶも火が入り過ぎない様に銅鍋には氷から入れられて、低い温度で仕上げられていく。 器には出汁に浸かった状態で提供されるが、蓋を取った際の見た目にも適度に火が入った半生の状態で美しい。 出汁の味わいも素晴らしく、全て飲み干したくなるし、これで饂飩を頂きたいと思うほど。意外とそういう客は多いそうです。 出汁は使う昆布にも拘りがあり、2種類をコースの前半と後半で使い分け。水に関しても拘りを語っておられた。これがきちんと良い仕事をしているのが、どの皿を頂いてもはっきりと感じられる。 その後は〆の土鍋ご飯ですが、硬めに炊かれたものにイクラを混ぜて提供されますが、これがまた適度にイクラにも火が入って食感が楽しい。 最初から最後まで隙が無い、素晴らしいコースでした。 更にこの料理を支えるのが、合わせて出して頂いた日本酒の数々。こちらのスタッフの一人が唎酒師の資格を持っており、かなりの知識を持っておられる。大将曰く、変態との事。 自ら仕込んだお酒やアレンジを加えて提供されるものもあり、ここでしか経験の出来ない日本酒の世界を堪能出来た。 最後になるが、ここまで素晴らしいお店ではあるが、広島の客層の品の無さ、幼稚さを嫌になる程、感じさせられ、何故、最初の質問をされるのか実感させられた。 なかなか他の広島の高級店でも感じる事が無かった印象だが、年齢層の高い、成金の客が多いお店では、よくある光景なのかもしれない。 お店側も余程の事がないと注意はしないようだが、グループ客は最初から断るなど、改善はしていって欲しい。 客層以外は良いお店だと思うので、また機会を見つけて通っていきたいお店です。 雲丹 茄子 鯵 本ミル貝 お椀 甘鯛 お造り 虎魚 ミズイカ 金目鯛 鰆 鯵 煎茶 二煎 高森和牛 31ヶ月 無経産 焼魚 真魚鰹 和牛 サーロイン しゃぶしゃぶ 白胡麻プリン

2024/04訪問

2回

restaurant ecoutieres

七ツ屋、北鉄金沢、金沢/フレンチ

3.06

6

¥20,000~¥29,999

¥20,000~¥29,999

定休日
-

夜の点数:4.2

昼の点数:4.2

昨年11月以来、数ヶ月を空けての訪問です。 これまではディナーでの訪問でしたが、今回は初めてのランチタイムでの訪問。とは言え、コース内容や価格設定は変わりません。 いつも通り、駅前から歩いて向かいますが、駅からは数分の道のり。天気予報よりも早く雨が降って来ましたが、マダムが心配されてお店の前の道路沿いまで出て、傘を持って待っておられて、こういう気遣いが相変わらず素晴らしいお店だと思います。 一月の震災をうけて、御本人もお店や自宅も被害を受けておられますが、シェフは早くから二月末までの営業をストップして、被害が大きく、支援が遅れている奥能登、特に珠洲方面の支援を現地で行い、その行動力、発信力にも頭が下がります。金沢周辺だけで無く、全国のシェフも賛同され、協力されたり、メディアでも報じられて、影響力は大きかったと思います。 その際のお話も色々と伺えましたし、環境の素晴らしさに惚れ込み、ご本人も珠洲の方に移り住みたいと話されているほど。笑 今回のコースもかなり気合が入っていて、品数も多いし、食材も驚く様なものが続く。でもやっぱり、こういう料理を作っていると集中出来る事もあると思いますが、充実していて楽しいとも話されていました。連日お疲れの中、活き活きと料理を仕上げられて、更にコースが終わった後もずっと立たれたまま、夕方まで話に付き合って頂き、楽しい時間を過ごせました。 料理もワインも金沢ではトップクラスなのは、相変わらず、こういう雰囲気も含めて、ファンが多いお店なのだと思います。前のお店に続き、今回、こちらのお店でもゴエミヨに掲載されました。今後、認知も人気も上がってくると思いますが、また定期的に伺いたいと思います。 Soupe 一献 長野 ホワイトアスパラ Amuse-Bouche 出会い 人参 雲丹 新湊 ホタルイカ 金沢 鯵 七尾 浅利 フランス 仔羊 おわら 最中 フォアグラ Hors d'oeuver 始まり 金沢港 加能蟹 Noto 能登への思い 七尾 水蛸 Reconstruction 復興 岩手 石黒農場 ホロホロ鳥 Toyamagolfe 富山湾 岩瀬 ボタン海老 Montagne 山の幸 フランス アスパラ モリユ茸 白山 熊 Cadeau de la mer 海からの恵み 岩瀬 アラ 七尾 梅貝 Bouch'ees 休息 デコポン Plat prinipal 渾身 岩手 小鹿 Grand Dessert 饗宴 林檎 苺 Mignardise 小さなお菓子 Cafe au The コーヒーまたは加賀紅茶 夏以来、数ヶ月ぶりに訪問です。 涼しい季節は駅から歩いても、あっという間に感じます。 お店の入口まで来ると、今回もマダムが外まで出て来て、出迎えてくれます。何かセンサーでもあるのかな? 以前から18時半にコースはスタートでしたが、予約サイト上の時間が扉のオープン時間の18時になっていて勘違いして早く訪れる客が多かった様ですが、予約サイト上の表記は判りやすい様に変更されています。 また以前と異なる点として、息子さんがお店を離れられている様で、現在はご夫婦お二人で営業されています。 その為、席数はかなり絞っている様で、2組4名程度を限度にして、予約も早めに止めている様なので、早めに予約される事をオススメします。 シェフも出来る限り、ちゃんと美味しいものを食べに来てくれる方を大事にされたい様で、そういうお客さんに集中して料理を作りたい様です。 そういう訳でこちらのお店には出来るだけ少人数で訪れる事をオススメします。その方が料理の内容もアップするかもしれません。 今回のコース内容は解禁されたばかりの蟹も含まれる内容。最高級の大きなものは含まれませんが、その分、リーズナブルな価格設定。とは言え、他ではなかなかお目にかかれない美しい個体。こちらでは通常は市場からその日に使うものを仕入れている様ですが、市場が休みの日はお店の水槽で生かしたまま管理されている様で、目の前で生きた蟹を見せてくれます。 コースは以前と同様に品数も多く、旬の地元の素材も贅沢に使った内容。 どの皿も流石と言った感じだし、綺麗に盛られた蟹の一皿もフレンチらしさも感じられる仕上がりで、これだけでゆっくりと飲みたいとも感じられる。 目の前で蟹しゃぶを仕上げて頂いたり、おまけで蟹のブイヤベースをメインの後に作って頂いたり、少人数ならではの贅沢な時間を過ごさせて頂いた。 本当に隠れ家とも言えるお店だが、金沢では一番実力も経験もあり、新しいことにも挑戦されている素晴らしいお店だと思う。また違う季節に金沢に訪れる度に伺いたいと思えるお店です。 Soupe 一献 能登島蕪 原木なめこ Amuse-Bouche 出会い 人参 雲丹 金沢 甘海老 フォアグラ ノルウェーサーモン 蛤 おわら 最中 Hors d'oeuver 始まり 金沢港 香箱蟹 キャヴイア Traditions 父からの伝承 愛知 鰻 Saison 季節 穴水 牡蛎 Montagne 山 椎茸 兎 Cadeau de la mer 海からの恵み 金沢港 加能蟹 岩手 松茸 Bouchees 休息 ザクロ Plat prinipal 渾身 山鳩 Avent Dessert 余韻 押水 無花果 ジャスミンのプティポー Grand Dessert 感謝 カシス Mignardise 小さなお菓子 Cafe au The コーヒーまたは加賀紅茶 金沢駅西口から徒歩8分ほどの住宅街に数ヶ月前にオープンされたばかりのフレンチレストラン。 以前は同じく西口に自社ビルを持ち長く市内でも多店舗経営をされていたプレミナンスの川本シェフが自宅の一階を店舗にリニューアルし、家族で新たな挑戦を始められました。 以前のお店ではミシュランやゴエミヨにも掲載されていましたが、コロナの影響で会社は昨年、破産されていましたが、ようやく再出発という感じで、以前からの常連さんを中心に早速、話題になっている様です。 これまでの大箱の店舗とは異なり、カウンター中心で、シェフやマダムともコミュニケーションを取りながら、調理しているところも目の前で眺めながら食事が出来る劇場型のシェフズテーブルといった感じ。 キッチン奥には薪火の窯が設置されていて、火を使った調理はそちらで行われます。炭火や熾火を器用に使い分けられているのも流石という感じです。 全国的に一気に増えて来ている薪火を使ったお店ですが、金沢周辺ではまだまだ少なく貴重な感じ、更に火の使い方もなかなかです。 料理の食材や使われている器も地元の石川を中心に北陸三県の有名生産者や作家のものを贅沢に使われている点でもローカルガストロノミーとしての評価もできる。 最初から釋永岳さんやShimooさんのものなども贅沢に使われている。 料理は運ばれて来た瞬間から見た目にも美しく目を奪われるが、皿も適切な温度で香りも立ち、五感で楽しめる。 現在のおまかせコースを始められてから、「皆さん、食べるのが早くて驚いている」と話すシェフであるが、目の前で仕上げられて行く様子を見ながら待っているのだから、出て来た瞬間に料理に集中して食べ進めてしまうのは当たり前な感じもします。 皿数は比較的ありますが、居心地も良く、ずっと食べていたいとも思えるクオリティ。これまでとは違うスタイルのコースだと思いますが、最近のトレンドも抑えながら、しっかりと仕上げてくるのは経験も豊かなシェフならではだと思います。 またサービスは息子さんがソムリエとして在籍。ワインや日本酒を中心にペアリングも提供されており、きちんと格も合ったワインを提供されている。 若干、人と話すのは苦手なのかなとも感じますが、頑張っている姿は微笑ましく、サービスに関しても素晴らしい。 気になったのは、やはり、窯の側の席は若干、暑く、グラスのワインも温まってしまうので、調整は必要かもしれない。 また予約時間はディナーは18時となっているが、実際にはドアオープンが18時、ディナー開始は18時半という事なので注意が必要です。 シェフはコースが始まるとお客さんと話している暇がほとんどないとの事なので、早く来てくれる分には、ゆっくり話せて有り難いとの事でしたが。 サービスで冷たいハーブティーなども出して頂けたので、コース開始まではゆっくりと過ごせながら、あっという間に感じました。 直ぐに認知も人気も上がりそうですが、また、機会を見て別の季節に伺いたいと思います。 Soupe 一献 アボガド Amuse-Bouche 出会い 能登 サザエ 人参雲丹 白海老四十物昆布〆 おわら最中 金沢 カマス Hors d’oeuver 始まり 珠洲 岩牡蛎 Tetre大地 河北潟 川端 蓮根 Traditions 父からの伝承 愛知 鰻 Ete’ 夏 犀川 鮎 Montagne 山 鶉 Cadeau de la mer 海からの恵み 能登島 アラ 水蛸 Bouch'ees 休息 高農園 赤紫蘇 Plat prinipal 渾身 岩手 小鹿 Avent Dessert 余韻 高松 デラウェア Grand Dessert Arri’ere-gout 饗宴 黒部山羊 桃 Mignardise 小さなお菓子 Cafe au The コーヒーまたは加賀紅茶

2024/03訪問

3回

Restaurant Koke

烏丸御池、丸太町(京都市営)、二条城前/イノベーティブ

3.78

89

¥20,000~¥29,999

¥15,000~¥19,999

定休日
月曜日

夜の点数:4.3

昼の点数:4.1

今回は3ヶ月をおいての訪問です。 前回はディナーでしたが、今回はランチでの利用で、ショートコースですが、内容的にも充実しているし、満足度も高いと思います。 京都市内でもピークよりは落ち着いたものの外国人観光客は多くなっている印象ですが、こちらでも最近は半数は外国人の様。 ミシュラン掲載店は特に外国人が増えている様。隣の席の外国人の方と少し話ましたが、RED u-35の賞を獲得されているシェフにも注目されている様で、他の国内のREDでグランプリを獲ったお店にも伺う予定との事でした。 今年はこちらの中村シェフもSilverまで残っており、来年の決勝、グランプリ発表も楽しみです。 ドリンクは前もってペアリングをお願いしましたが、前回同様にノンアルコールも含めたミックスで。マダムがかなり真剣に作り上げており、素材も味わいも面白く仕上がっている。ワインと同時に頂くとワインがどうしてもフレーバーの強さで負けてしまう感じはありますが、アルコールのボリューム感がない分、どうしても味わいは強く仕上げないと料理とのペアリングは難しいので、これは仕方ないかなと思います。 逆にワインはそれだけ繊細な味わいのバランスで出来上がっているし、それでペアリングを行っているというのは、凄い事なんだなと改めて思います。 こちらのソムリエの大山さんには今回も幅広いラインナップでワインを出して頂き、どれも高いレベルでペアリングが成立していたと思います。 料理内容に関してですが、以前と似た素材を使っている部分もありますが、それぞれは仕立てが違ったり、別の素材を組み合わせたり、味わいとしても進化しているなと感じさせます。たった数ヶ月をおいての訪問ですが、一気にイメージが変わった部分も多くありました。 今後の進化にも期待し、また、定期的に伺いたいと思います。 Water 水 Snack スナック Abalon あわび Tapas タパス Smoked beetroot 燻製ビーツ Redbanded grouper アカハタ Pigeon 鳩 Sweets 小さなデザート Chestnut 栗 前回から約半年を空けての訪問です。 今回はディナーでの訪問。京都の街は少し前に比べると、学生や外国人などの観光客も落ち着いているが、こちらのお店は明らかに客も増えており、その半数は外国人。世界的にも認知が上がって来ているのは嬉しいところ。 最近、こちらのお店では自家製ノンアルコールドリンクのペアリングにも力を入れていて、Instagramでも情報を発信されている。 https://instagram.com/nona_koke_drink 担当されているのはMarutaなどでも職務経験のあるマダム。訪問前から相談して、ワインとのミックスペアリングにしようかとも話していましたが、折角なので、ハーフサイズでのワインとノンアルコールとのダブルペアリングでという事に。 全ての皿に2脚ずつのグラスとボトルが並ぶのは圧巻です。 全てのドリンクが自家製で、素材の組み合わせもよく考えられている。またよくノンアルコールやティーペアリングで失敗しがちなボリューム感の欠如で完全に料理の味わいに負けてしまったり、余韻が短く、後味が残りづらいという点もしっかり対策されていて、かなり勉強や研究もされているのがよくわかる。 元の素材は発酵なども取り入れており、アルコール発酵が起きない様に注意もされているが、素材の風味や香りがちゃんと活きる様に工夫もされているし、季節の素材を色々と発酵させて保存させたりもしている様子。 今後も進化発展も楽しみです。 どのドリンクも上手く甘み、酸味などバランスを取っており、味わいに厚みを持たせているのは流石。実際に料理に合わせるとそれぞれ単体では感じにくい風味を感じられたのは面白いと思いました。 今回ダブルペアリングにした分、逆にワインが単調な味わいに感じられ、ノンアルコールの方が風味やボリューム感も強く、そちらに負けてしまった感じが出てしまったのは残念ながらも面白いと思いました。ワインはそれぞれ単体でも料理とシンプルに合わせると、どれも素晴らしいものではあるのですが。それでも後半はワインもノンアルコールに負けてはいませんでした。 料理は全体の流れや構成はこれまでと大きく変わらず、ソースや味わいなどもオープン以来のスペシャリテらしいものが続きながらも変化や進化もしている感じ。この時期は素材的にも難しいところはあるが、上手くまとめられている。 料理もワインもノンアルコールもと贅沢かつ我儘に堪能させて頂きましたが、次回以降も楽しむべき要素が増えてしまい大変ですが、また違う季節にのんびりと伺いたいと思います。 Water 水 Snack スナック Spot prawn 牡丹海老 Mozuku もずく Tapas タパス ROOT BEER ルートビア Smoked beetroot 燻製ビーツ Longtooth grouper クエ Duck 七谷鴨 Arroz caldoso おじや Hops ホップ Hibiscus ハイビスカス Sweet treats 茶菓子 前回訪問から2ヶ月ちょっと空けての訪問。 前回は週末のランチでしたが、今回はディナーでの訪問です。 これまでは庭の紅葉が綺麗な時季の訪問でしたが、葉が落ちた冬らしい樹々のライトアップされた感じも印象的です。 入り口に近づくと今回もこちらがドアを開ける前にマダムが扉を開けて出迎えて頂きました。 早めに伺ったつもりでしたが、他のお客さん達は既に席に付かれています。波はある様ですが、ディナーの時間帯も京都市内や外国からを含めた観光客も戻ってきている感じ。 大きめの幅広のカウンターはそれでもゆったりとして居心地がいい。 料理は一部のものは被るものの仕立てや印象が異なり、新鮮。ペアリングされるワインの味わいの影響もあるのかもしれないが既視感がある料理はほぼ無く、面白さや驚きも感じられる。 薪火を使ったお店は全国的にも、京都でも増えているが、さりげなく薪の香りを付けたり、バランスよく使われている感じ。 ドリンクは今回もワインペアリングでお願いした。クラシック寄りのものも一部あるが、クリーンナチュラルが中心でうまく組み立てているのは流石だと感じられる。料理の味わいの方向性に合ったものをワインのフレーバーも見ながら合わせており、ワイン単体でも面白いと感じるものがいくつかあった。 あっという間の2時間半でコースは終了したが、この日は比較的、早い方らしい。テンポよく他の客も食べ終わっていたけれど、バー営業もすれば良いのにと思える雰囲気の良い空間。 またゆっくりと別の季節に伺いたいと思います。 約1年ぶりにKOKEさんへの訪問。 烏丸御池からすぐの裏通りの井戸を中心とした施設内にあり、庭の紅葉もこの時期は綺麗。 昨年より少し紅葉は遅れている様ですが、夜はライトアップもされていて、より綺麗に見えます。 今回はランチでの訪問です。 夜に比べると短いコースですが、エッセンスは十分に感じられる内容だと思います。 前回、訪問した際にも料理もワインペアリングも素晴らしいと感じましたが、完成度が高い分、コースの流れや内容的に変化は少ないかなと感じていましたが、それを覆す、料理。 全体的なイメージは変わらないものの、ひとつひとつは初めての感じ。和の要素もありながら、味付け的にはスペイン料理っぽい。 ワインペアリングもおまかせでお願いしましたが、自然派ワイン中心のペアリング。前回の様にオーストラリアやカリフォルニアのものは入って来ませんでしたが、一般的にも受け入れられやすく面白いと感じるラインナップ。国際的なワインリストの評価でもアジア1位を得ており、今後も楽しみ。 スタッフが減って、若干、大変そうではありましたが、以前よりもサービスは安定感を感じました。 トータルでも今回伺った京都のお店の中でも満足度は非常に高い。 次回は是非、ディナーで伺いフルのポテンシャルを再確認したい。 京都で4月にオープンされたばかりのお店。 最近、どこのお店に行っても噂に上がるのは此方のお店でした。グルメなお客さんだけでなく、飲食店の方からもオススメされたり。 オープンから一年経たずにミシュランで星を取られたことも最近は話題ですが、実際に訪れてみると、そんなことはどうでも良いと思えるくらいに魅力の多いお店でした。 シェフとソムリエは神戸の有名店カセント出身。東京の薪火料理で有名なマルタを経て独立されました。 お店はIDOという名称の建物の中。京都らしい細い通りの奥にライトアップされた庭木が先ずは目を惹きます。 大きなお店ではありませんが、カウンター越しのオープンキッチンとテーブル席。比較的ゆったりと距離感を保った席も好印象。 適度な距離感を保った客への接し方も最初から最後まで居心地の良さを感じました。 洗練された丁寧に調理された料理はどれも美味しいですが、ワインもクラシックからモダンなクリーンナチュラルな自然派まで幅広く扱われており、ワインもかなりツボ。星付きの名店でここまでペアリングでもハマるお店は日本では滅多になく、本当に毎月でも伺いたいと感じるお店です。

2023/12訪問

5回

サエキ飯店

2024年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2024 Bronze 受賞店

中国料理 TOKYO 百名店 2023 選出店

食べログ 中国料理 TOKYO 百名店 2023 選出店

サエキ飯店

目黒、恵比寿/中華料理

4.15

138

¥15,000~¥19,999

-

定休日
水曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.2

2ヶ月半ぶりの外出は、3ヶ月ぶりのサエキ飯店さんでした。 自宅から一歩も出なくても仕事も生活も出来るのは、以前から何度も試していましたが、ここまで長期になるのは初めてでした。それでも社会貢献も出来るし、経済を回す事も可能だし、暫くは今の生活は続けていくかもしれません。 元々、4月、5月は休みを取られて海外に行かれる予定でしたが、結局、休みは取れない状況に。。 料理の内容は若干変化がありましたが、丁寧な仕事で素材の良さを引き出されていました。 一品目から蛙を出される冒険もされていましたが、日本では中華でも、あまり使わないハードルの高い素材ですが、普通は鶏の手羽の様に感じる素材ですが、火の通し方が上手く、白身魚や河豚の様にも感じます。脚だけでは無く、肩も使ってるのもあまり見かけないと思いました。 相変わらずの人気店で、お客さんも入っていますが、常連さんも増えてるせいか、余裕も出てきたのか、サービスのタイミングや愛想などは以前よりも格段に良くなったのではと感じました。 2ヶ月ぶりの訪問でした。 最近は以前にも増して予約が難しい。 それでも常に3割程度は新規の方が訪れる機会は作られてるようです。 どうしても予約が取れないお店に行く事がステータスになってる方もいたり、自分が食べたいものだけ食べたいという様な変わった方も一部にはいる様ですが、何度か訪れてる方は全てを理解して美味しいものに対して情熱を持ってる方が多そうですね。 まずは珍しく香港のクラフトビールから。 結構、ちゃんと造っていて美味しい。上海とか香港とかは世界的にも外国人が多い都市なので、クラフトビールもクオリティ高いですよね。 ワインは色々並べて貰って、それでもやっぱりムツヴァネが良いと思い、顔が描かれたラベルが印象的なDOREMIを選択。 香りも味わい結構しっかり。タンニンもあり酸も控えめなので、幅広くペアリング出来ると思います。コルクのデザインもなかなか凝っています。 ・前菜 鴨肉、鶏レバー、豚耳 どれも相変わらずの美味しさ。臭みは全くない甘みと旨味が押し寄せる鶏レバーは流石。素材の良さ、新鮮さ、丁寧な仕事が前菜の一口目からよくわかる。 ・前菜の揚げ物 優しい大根餅の味わいも相変わらず。 ・鳩の紹興酒漬け 鳩の肉と紹興酒の味わいの相乗効果で素晴らしい旨みよ美味しさ。解剖図を見てる様な鳩の頭は、小さな脳みその美味しさに感動しました。 ・烏賊のスパイス煮 イカの美味しさに感動。 こういう出汁にするとイカの臭みが出そうだけど、全くない。 イカの火の通り具合も絶妙で柔らかい。 味はしっかりだけどじゃが芋とパクチーのお陰で意外と軽く食べられる。臭みは素材が新鮮なら出ないとの事でした。 クミンが効いているので、人によってはカレーの様に感じるかも知れませんが、個人的には出汁の旨さ甘味が印象的でした。 ・スープ スープで一息ついて。 シンプルですが優しい味わいに驚かされます。 ・大山鶏 じっくり油を掛けながら火を入れた大山鶏。 脂が落ちてパリッとした皮にふっくらとした身が凄く美味しい。優しい鶏肉の旨みはそのままで、まるで北京ダックの様な皮の感じは新鮮。 ・小松菜の菜花と筍の煮物 春らしい苦味と旨味が良い感じです。 ・牡蠣 表面が艶々に輝き、ふっくらとして、見るからに美味しそうな牡蠣。ハタとかの魚料理によく使うソースですが、牡蠣とも相性は抜群。御飯にのっけて頂くのもありですね。 ・担々麺 以前に頂いた時から、麺が変わっていました。スープの美味しさと山椒の効きは相変わらず。 麺は刀削麺を意識したと言い、長さは刀削麺より長いけど、似た様な食感。生麺の良い感じが出ており、麺の中央が少し厚く、端の部分が薄くヒダの様になってる面白い形状。いつか自分でも再現してみたい。 ・上湯麺 今回は2種類、両方とも頂きました。 細麺の卵麺の食感がとても良いです。乾麺ではなく、生麺の様。食べ慣れない方はゴムの様な食感に好き嫌いが別れるそう。スープも相変わらず優しい味わいですが旨味もしっかりで美味しいです。 ・デザート。 いつものアイスだけで無く、フルーツも付いてちょっと贅沢。 食後に遅くまで色々と話す機会もありましたが、どんな想いでお店をやられてるのか感じられる機会になりました。 どのお客さんが以前に何を食べているのかも、きちんと記録し、把握もしている様で、新しい料理や旬のものも入れながら、繰り返しでも食べたいと思えるものも入れる工夫もされているそう。 二度と同じものは出さないとか、高級食材ばかり使う様なお店では無く、本当に美味しいものが食べたいというお客さんに気軽に何度も長く来て頂ける様なお店を目指しているのがよく分かり、人気が出過ぎてしまうと難しいところはありますが、今後も頑張って欲しいと思いました。 昨年春にオープンして以来、常に話題のお店。夏には予約困難店となっていましたが、ようやく数ヶ月ぶりの訪問です。 以前に比べても知名度も上がったし、予約の方も相変わらず取るのが大変。。 今回は初のテーブル席で、また違った雰囲気です。そんなに大きなテーブルではありませんが、カウンターよりもゆったりかもしれません。 でも、カウンターだと目の前の調理の様子が見られるので、初めてだとカウンターの方が良いかもしれませんね。 ということで、新年早々、貴重な席で、クオリティの高い丁寧で優しい料理と自然派ワインを堪能しました。 ワインは以前に伺った際にも特にジョージアに拘っている訳ではないとの話でしたが、イタリアやフランスの自然派ワインも少しずつラインアップが増えている様子。 ただ有名なものや高級なものでは無く、きちんと優しい中華料理の味わいにも合うものを選ばれているのには好感が持てます。 予約が取れないことで、特に美味しいものが本当に食べたくて来ているのか疑問を感じる客も増えていると思いますし、ワインもあまり飲まない方も多そうなのは残念ですが、やっぱり評価され過ぎるというのもお店としては大変なのでしょうね。 料理に関しては相変わらず丁寧で基本に忠実に作られた優しい味わいの広東らしい感じの料理だと思います。とりわけここが凄いとかモダンな要素も無いので、その分、本当に真面目に料理されているのが強く感じられます。今後、予約が取りづらいことへの対策と、料理にもう少し遊び心が入ってきたりしたら、ミシュランの星も取りそうかななどと思います。 またタイミングよく予約が取れたら、伺いたいと思います。 念願のサエキ飯店さんへ。 特に拘ってるわけでは無いらしいけど、広東料理とジョージアワインのお店です。 4月にオープンされてから、話題のお店で、既に予約困難店に。完全にお一人で営業されているので、なかなか大変だし、現在の予約が取れないお店という状況も不本意なところもありそうな感じもします。 9月の予約は開始から一時間ほどで埋まってしまった様で、今回は本当に貴重な機会。 ただ、そういう事は関係なく、本当に優しい味わいで料理は美味しいし、最近は中華と自然派ワインのお店は増えていますが、ジョージアのオレンジワインとの組み合わせもなかなか素晴らしいと感じました。 10月は、ほぼお休みを取られるそうなので、次は11月以降か。。また、機会があれば、予約取ってみようと思います。 以前はアラカルトも提供していた様ですが、最近は一人8000円のおまかせコースのみの提供です。 コースはまずは、蒸し鶏の紹興酒漬けから。印象的な食感のコントラストと味わいが素晴らしく、一気に期待が高まります。 そして、見た目にも美しい、豚耳と豚足の煮こごりと、鶏レバーのソースと続きます。 揚げ物は3種類。腐乳煮付けた豚肉、大根餅などを五香粉と塩で頂きます。 つぶ貝の麻辣煮込みは、食べにくいけど、火の通り方も絶妙でスープも美味しいです。 続くスープも優しい味わい。烏賊の炒め物はワタの旨味も感じる濃厚な味わいです。 目の前では、鳩に油を掛けながら火を通していく姿が。 現れた二羽の鳩は輝く美しさ。頂くと若干クセのある部分もありますが、大変美味しいです。 ハタの蒸し物も中華ではよくある料理ですが、これもセンスを感じる良いバランス。 どの料理もワインを飲みながらでも、やっぱりご飯も欲しくなる味わいですね。 〆は担々麺。爽やかな山椒の香りと味わい。かなりフレッシュな感じがしたので、生のものを使っているのでしょうか?結構、食べ始めはしびれを強く感じたので、辛いのが苦手な人にはキツかった様です。ただ、時間が経つと旨味が前面に出てくるので、スープも全て飲み干しました。 最後は紹興酒のアイスで終了。 紹興酒感もありますが、トータルでは昔懐かしいコーヒーアイスクリームの様な風味も感じました。 ワインはジョージアのものが中心ですが、最近は拘らずにイタリアのものなども入れている様です。 比較的、綺麗なジョージアワインが多く、ジョージアのペットナットも初めて頂きました。 なかなか予約は取れないと思いますが、このスタイルのお店はまだまだ貴重ですし、ぜひ、また伺いたいと思います。

2020/06訪問

4回

イナカーザ

イタリアン EAST 百名店 2023 選出店

食べログ イタリアン EAST 百名店 2023 選出店

イナカーザ

神奈川、京急東神奈川、東神奈川/イタリアン

3.76

84

¥15,000~¥19,999

¥10,000~¥14,999

定休日
-

夜の点数:4.2

昼の点数:4.1

隠れ家で頂く、常に進化を続けるモダンイタリアン

2024/04訪問

23回

日本料理 研野

日本料理 WEST 百名店 2023 選出店

食べログ 日本料理 WEST 百名店 2023 選出店

日本料理 研野

神宮丸太町、東山、三条京阪/日本料理

4.01

147

¥20,000~¥29,999

-

定休日
月曜日、火曜日、日曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.1

今年初訪問です。 移転の予定がある様で、あと何回、現在のお店に伺えるかなと思っていましたが、準備に時間が掛かっている様で、来年以降に延ばした様です。 場所は今のお店よりも北のエリアになる様です。 さて、今回のコースですが、より青森愛も感じられるし、意図的に一部、石川の食材を使ったりもされていますが、また全体的にレベルアップされている事を感じられる内容でした。 いつもより食事に集中したせいか、いつもより時間もあっという間で、驚きました。 ドリンクは一杯目からおまかせで。 寒い日が続いていた事もありますが、一杯目から男山を熱燗で。意外と辛口過ぎず、甘みも酸味も感じられ美味しい。 一品目に出されたたっぷり食材の青森の郷土食らしい、けの汁も身体が温まるし、これまでのコースの流れとも異なりますが、面白いし、この熱燗ともよく合いました。 ほぼ一品ずつにグラスで日本酒を色々と合わせて出して頂き、よく飲んだし、どのお酒も美味しかったです。 けの汁 大根、牛蒡、椎茸、人参、蕗、蕨、高野豆腐、昆布 造り 明石鯛 鰆 焼豚 芹 加賀蓮根 白子御飯 お椀 新海苔 淡路 烏賊 ちぢみほうれん草 牛肉 自家製ウスターソース 鰯 塩焼き 青天の霹靂 焼豚丼 自家製唐墨丼 鮪黄身丼 鶏、豚、牛、金華ハム出汁 麺 苺 ソルベ ホワイトチョコ葛餅 数ヶ月ぶりの訪問です。 相変わらず、予約は深夜の争奪戦ですが、他の有名店に比べると頑張れば伺える感じなので、有り難い。 時期的なものもあり、コース内容はいつもより若干豪華だし、流れも少し異なります。 先ず贅沢にコッペ蟹の焼売。香りも素晴らしいですが、甲羅を外すと蟹肉も卵もたっぷりと使われていて、旨みが凄い。いつもの紹興酒ともよく合います。 いつもなら焼豚が提供されるタイミングで焼き河豚が出されます。食感的には鶏肉っぽいが、コース後半では更にフライドチキンに見立てた唐揚げも出されていて、こういう遊び心は流石です。 BGMも年末のスペシャルバージョンで、土鍋の蓋を開けるパフォーマンスもいつもと違う曲で、いつもとはまた異なる雰囲気を堪能できました。 また来年も定期的に伺えたらと思います。 甘鯛 かぶら蒸 八寸 カマス カワハギ こっぺがに 焼売 河豚 明石鯛 車海老 鱈白子 すり流し 鰹出汁 フライドチキン風 河豚 唐揚げ 青菜お浸し 焼豚 土鍋御飯 中華麺 鯛出汁 リコッタアイスクリーム 苺葛餅 今回も約3か月を空けての訪問です。 いつも予約枠リリース直後に一瞬で埋まってしまうので貴重な席。 今回は初めて早い枠の17時から訪問させて頂きました。 日にも寄るかもしれませんが、少しずつ地元の常連さんが多くなってきている様に感じます。 9月はまだ暑かったですが、結構、秋らしい食材も取り入れられていて、よくこの内容で1ヶ月続けられるなというのが、正直、驚きです。 それだけ内容もしっかりとしていて、流石という感じ。 結構、これまでは料理に食材、お酒、ミュージックと情報量が多すぎて、意識も分散してしまうし、集中して全ての情報を得ながらとなると疲れてしまう感じもありました。 今回は色々なものをスルーしながら、目の前の食事に集中。その分、食材など細かい情報は抜け落ちていますが、純粋に味わいを楽しめたと思います。 気楽に雰囲気でBGMは感じながらというのが良さそうですね。 また頑張って予約してみたいと思います。 茄子 揚げ浸し 大葉ご飯 叉焼 銀杏 芋 カマス セロリ 南蛮漬け お造り 真鯛 お椀 甘鯛 松茸 無花果 柿 揚げ物 鰆 なめこ 菊花 土鍋御飯 叉焼丼 へしこ茶漬け 稲庭うどん フルーツ 葡萄 ベビーキウイ すはま 約3ヶ月ぶりの訪問でした。 4月、5月はお子様の誕生もあり、一日一回転のみでした。6月からは2回転に戻されていますが、相変わらず人気で予約はなかなか難しい。 たまにキャンセルはある様なので、こまめにチェックするしか無いだろう。 この日はほぼ何度か訪れたことのあるお客さんばかり。会話の雰囲気を見ていても、以前からの常連さんばかりで、落ち着いた感じ。 少しスタッフも増えていて、全体的にも安定感が増している感じに見える。都内の某人気有名ラーメン店の店主がお店を閉じて、こちらに修行に入る予定とネットでも話題になっていたが、その方も最近からお店に入っておられる様。 コースの流れは大きく変わらず、旬のものを取り入れながら、定番の叉焼なども振る舞われる。 ドリンクは前回同様に合うものをペアリングで提案して頂き、ほぼ全ての料理にビール、ワイン、日本酒などを幅広く少しずつ頂いた。 また、今回は前回よりも注意深く音楽のペアリングも堪能させて頂いた。ネットで検索しながらであるが、掛かったタイミングも含めて、一部間違いもあるかもしれない。クラシックから、昭和歌謡、60年代のポップなども含めて幅広い選曲は年配の客層にもウケが良い様。土曜日だからかSaturdayに纏わる曲も幾つかあったが、意識して曜日ごとに変えているとしたら、かなり大変な作業だろう。トータルでは40曲ほど使われている様。 エビスビール 冷や汁 鮎一夜干し ベイ・シティ・ローラーズ Saturday Night 紹興酒 水割り もち豚 叉焼 井上陽水 自然に飾られて デンマークワイン 明石の蛸 ディル ヨーグルト ビートルズ オクトパス・ガーデン 田酒 お造り 黒メバル 肝醤油 大滝詠一 君は天然色 八仙 お椀 賀茂茄子 Charlotte de Rothschild Summer: When Summer Comes 豊盃 焼物 イサキ 唐墨 ビリー・ジョエル Piano Man (Live at Yankee Stadium, Bronx, NY - June 1990) 山本厚太郎 & ウィークエンド 岬めぐり ロワール シュナンブラン 玉蜀黍 葛豆腐 チーズ シーナ・イーストン Morning Train (Nine to Five) シードル 焚き合わせ うすい豆 オクラ 車海老 小蕪 吉幾三 酒よ ご飯 青天の霹靂 しらす黄身ご飯 鮪漬け へしこ茶漬け ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 & サー・ゲオルク・ショルティ "Pomp and Circumstance,", Op. 39: March, No. 1 in D 米米CLUB 君がいるだけで 冷麺 高橋真梨子 五番街のマリーへ 珈琲 パイナップル マンゴー パッションフルーツ ライチ 松田 聖子 SWEET MEMORIES 京都の平安神宮も程近い岡崎にオープン、間も無く二周年を迎える研野さん。 因みに苗字の様なお名前ですが、下のお名前が研野さんです。 以前から伺いたいと思っておりInstagramもチェックしていましたが、飛ぶ鳥を落とす勢いというか、あっという間にあらゆる評価で高い評価を得て、人気有名店の仲間入り。 近年の実績 「RED U-35 」2022 RED EGG(グランプリ) 「ミシュランガイド京都・大阪2023」1つ星獲得 「ゴ・エ・ミヨ2022」3トック獲得 ヒトサラ「Best Chef &Restaurant 2021-2022」 予約は取りづらい状況が続いていますが、更に奥様の出産予定もあり、4月、5月は二部制は取り止め、一回転のみの営業という事で予約は更に困難となっている様です。 話題のお店という事もあり、地元のお客さんよりも遠方からの客が大半。飲食関係の方もいらっしゃる様です。この日は一部のお客さんを除いては初訪問の様で、皆さん品も良いし、お酒もよく飲まれる。 お店の前に早めに着くと暖簾も出ておらず灯りも消えたまま。暫くするとお店の前で待たれている方もチラホラ。全8席程度ですが、狭い歩道で待つのは迷惑にもなるので止めましょう。5分前に灯りがつき、扉が開くので、それに合わせてお店の前へ。入店順にカウンター奥から席につきます。席数の割には若いスタッフが多く、流石の貫禄です。入って直ぐに店主の研野さんからもご挨拶。 お店は日本料理のカテゴリーではありますが、授賞経歴から見ても、もっとモダンな雰囲気も取り入れているのかなとも思いましたが、京都らしい中華料理のエッセンスも多く感じられますが、日本料理としてのベースの部分のクオリティも素晴らしい。 〆も自家製の卵麺を出されたり、純粋な日本料理というよりはトータルとして上品な香港や上海でも頂ける様な中華懐石の様な感じもありますが、京都の町中華のニュアンスも取り入れた研野さんのモダンな京料理の表現なのかもしれません。 ドリンクは客層的なものもあると思いますが、ビールや日本酒を中心に提供されています。 飲む方も多そうなので、普通にペアリングを提案されても良い気がします。若いスタッフはそこまでお酒には詳しく無さそうでしたが、研野さんにお願いして料理に合うものを組み立てて出して頂きました。 日本酒は基本的に御出身の青森のものを提供されていますが、超辛口に偏り過ぎてしまう客を気遣う様に甘みや酸味も適度にあったり華やかなものもあり好感が持てるラインナップ。何も言わなくても、グラスで日本酒を出してくれるのも素晴らしい。 ビールも比較的、味わいの強いものを提供されている感じです。 他にも予め水で割って一晩置いた熟成紹興酒なども提供されており、ノンジャンルですが、料理と合わせた際の精度は高くセンスは良い。ワインはどういうものがあるかは判りませんでしたが、グラスでも一杯出して頂けました。将来的には熟成した古いワインや少し酸化のニュアンスのあるもの、旨みの強い自然派ワインなども一部取り入れると更に評価も上がるのではと感じました。 さりげなく出して頂いていた水は食後まで口にしなかったのですが、一口飲んで不思議な旨みがあり驚きました。どこのものか忘れてしまいましたが京都市内の井戸水だそう。 予約が取りづらい状況は続きそうですが、夏以降にでもまた伺いたいと思います。

2024/02訪問

5回

レフェルヴェソンス

2024年Silver受賞店

The Tabelog Award 2024 Silver 受賞店

フレンチ TOKYO 百名店 2023 選出店

食べログ フレンチ TOKYO 百名店 2023 選出店

レフェルヴェソンス

表参道、乃木坂、広尾/フレンチ

4.47

1448

¥50,000~¥59,999

¥50,000~¥59,999

定休日
月曜日、日曜日

夜の点数:4.1

ジュラの有名ワイン生産者、ピエール・オヴェルノワ、エマニュエル・ウイヨンを迎えての業界向けのワイン会に特別に参加させて頂きました。 料理は通常のコースを簡略化したようなメニューの流れでしたが、十分にレフェルヴェソンスの料理を堪能することができました。ワインとのペアリングも少しは考えられてるのかと思いましたが、敢えていつもの料理にされたようです。それでも、何故かうまく寄り添うような味わいになっていたと思います。 因みにワインの素晴らしさは語る必要はありません。

2018/04訪問

1回

アビス

移転アビス

外苑前、表参道、乃木坂/フレンチ

4.03

172

-

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.1

魚介類だけを使った隠れ家フレンチ

2016/11訪問

1回

MOKO

丸太町(京都市営)、烏丸御池、二条城前/フレンチ

3.57

12

¥15,000~¥19,999

¥6,000~¥7,999

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.2

昼の点数:3.9

地下鉄丸太町駅からも歩いてすぐの古い町家を改築されて昨年オープンされたMOKOさん。 オープンから間もない昨年の夏前にランチで伺っていましたが、久しぶりに今回はディナーで訪問です。 年末にお店の前を通ったところ、以前にジャンジョルジュに居られたソムリエの方が気づいて、前まで出て来られて、少し立ち話をしていた事もあり、その後の変化や進化が気になっていました。 こちらのお店自体、間もなくオープンから一年を迎えますが、少しずつ認知度も上がってきていて、更に4月に出版されるミシュランガイドの先行発表で、掲載される予定である事が既にアナウンス。 まだ星の数などは判りませんが今後が楽しみ。 また、早速、目ざとい外国人の予約が増えてきているとの事で、ミシュランの正式発表後は予約も取りづらくなるかもしれません。 今回のディナーはランチに比べても品数は多いですが、以前からの進化も充分に感じられる内容。一週間ほど自前で熟成させた魚を使った料理も旨みが増していて素晴らしいですが、合わせる素材の組み合わせなども流石のセンスを感じさせる。 更にソムリエが加わった事で、以前よりもナチュラルワイン主体のペアリングとなり、料理の味わいを引き立てている。基本、クラシックなクリーンナチュラル系なので、自然派のクセが苦手な方でも充分に楽しめるセレクションだと思う。 夜遅くまで色々と話も伺えて、今後の進化も楽しみだし、また別の季節に伺いたい。 アミューズ ブリオッシュ、烏賊 Amuse 大分産天然鰤、人参 Oita Wild Amberjack, Carrot 北海道産帆立、カリフラワー Hokkaido Scallop, Cauliflower 三重産平目、ロマネスコ Mie Flounder, Romanesco 京都大原産鹿肉、キャベツ Kyoto Ohara Deer, Cabbage 熊本産黒毛和牛、菊芋 Kumamoto Black Wagyu, Jerusalem Artichoke "Mythese"チーズセレクション 'Mythese' Cheese Selection 林檎、ヴァニラアイスクリーム Apple, Vanilla Ice Cream ヴァローナグアナラチョコレート、オレンジ Valrhona Guanaja Chocolate, Orange コーヒーもしくはティー Coffee or Tea 京都地下鉄の丸太町駅からも程近い路地裏にオープンされたばかりのお店。 古い町家を改装されて、かなり贅沢でモダンなスペースを造り上げておられます。 店内に一歩入ると、意外と広いスペースと多くの席があるのに驚きます。 まだ認知が低いこともあり、予約はまだ落ち着いており、カウンターメインの営業の様ですが、将来的には逆に敢えて、カウンターは使わずに、テーブル席中心でのサービスにするのも、意外と雰囲気は良い気がする。 ただカウンター席に座って驚くのは、大きな一枚板を使われていること。かなり長い板なので、継ぎ目を探してみてが見つからない。どうやら元は8メートルもあるチェリーの板で、逆にこれを削ったり、端は棚など別の用途にも使われている様。 またキッチン脇にはドライエイジング専用の冷蔵庫が置かれている。熟成肉専門店ならわかるが、こういうレストランで見かけたのは初めて。上には肉、下には魚が綺麗に吊るされている。今後、ジビエなども提供したいとの事で、その季節が楽しみです。 全体的にすごくお金が使われていることが判るが、どうやらシェフの奥様の実家の会社がバックアップされている様。 シェフは元々、ロンドンなどでジャンジョルジュ系列のお店での経験が長い様子。この春に京都にジャンジョルジュの国内二店舗目が営業を開始しているが、そちらの準備などにも関わって居られた様子。そちらのオープンが遅れている間に独立し、こちらのオープン準備を進めていた様。サービス担当の女性も最近まで、ジャンジョルジュの開店に携わっていた様です。 この女性も海外が長いのか、シェフもそうですが、お二人とも綺麗な英語を話されていて、外国人客が多い京都ではかなりの強みになるだろう。 料理はランチコースだと、かなり皿数も限定されていますが、それでも海外出身シェフならではの料理を堪能できます。最近は海外のモダンな有名店で修行した日本人シェフも多いですが、酸味やハーブの使い方は外国人シェフの方が抜群に上手く、センスを感じることが多いです。 全体的に熟成もかけながら、うまく素材を活かした料理になっていると思います。予約が安定してくると更に進化が期待出来そうです。 最初に出されるパンは香りが良く、驚いたが、二階にベーカリースペースがあり、天然酵母を使った自家製との事。長時間発酵をされているので、サワードウに近い優しい酸味も感じられ、食事にもよく合う感じ。バターもフワッとしたホイップバターっぽい。 ドリンクは厳密にペアリングコースを提供されていないが、グラスでも色々と提供されており、泡、白、赤を料理に合わせて出して頂いた。現状、フランスのクラシック寄りのものが多い感じだし、ちゃんとしたソムリエが居られれないので、今後の課題だろう。 近くのKOKEさんとも仲良くされている様だし、モダンな料理にも合う、自然派ワインもうまく取り入れていくと面白いお店になりそうだと感じた。 蔵の中や個室なども食後に見させて頂いたが、かなりの拘りを感じられ、今後の展開も色々考えている様で、更なる進化が楽しみです。 また別の季節に訪れてみたいと思います。 明石産鯵のグリル、きゅうりの焦がしヴィネグレットと昆布オイル マリネした大原産トマト、トマトウォーターゼリー、湯葉、カモミールとレモンのオイル 和歌山産鰹、ズッキーニ、ソースヴィエルジュ オーストラリア産ラムロインと肉の白味噌煮込み、賀茂茄子、黒ニンニクと黒オリーブペースト “Miythese”チーズセレクション グアナラチョコレートのガナッシュ、ヘーゼルナッツとチョコレートのアイスクリーム コーヒーもしくはティー

2024/03訪問

3回

cenci

イタリアン WEST 百名店 2023 選出店

食べログ イタリアン WEST 百名店 2023 選出店

cenci

神宮丸太町、東山、三条京阪/イタリアン、イノベーティブ

3.95

345

¥20,000~¥29,999

¥8,000~¥9,999

定休日
月曜日、火曜日

夜の点数:4.1

昼の点数:4.0

年末以来、数ヶ月ぶりの訪問です。 前回はディナーでの利用でしたが、久しぶりにランチでの訪問です。 平日、ランチでの利用でしたが、平日はショートコースの利用が多い様子。更には意外とお一人での利用も多い感じ。 ショートコースとフルコースは周囲を見ていると、流れも中身も大きく異なっており、ほとんど同じ料理はありませんでした。頂いた後の印象も異なると思うので、出来れば両方を一度は経験されることをオススメします。 昨年は海外シェフとのコラボも多く、アジアのニュアンスが強く感じられる雰囲気の料理がコース全体に多かったですが、今回は和の雰囲気とアジアをイタリアンをベースにバランスよく取り入れてきていると感じました。昨年は外苑前のĂn Điさんともコラボをされていましたが、その時に教えてもらった食材なども使われているとの事でした。 ワインは今回もペアリングで。 以前よりも定番のイタリアの自然派ワインが多い様ですが、中には酸化のニュアンスを取り入れたマニアックなものもあり、中々面白い。 また、久しぶり貴重なボー・ペイサージュも頂けました。 また、予約が取れれば、定期的伺いたいと思います。 カリフラワー 蕎麦 鰯 すじ青のり ペルシュウ 海老芋 菜の花 伝助穴子 大根 レモン 蓮根 紅ズワイガニ セロリ タマリンド 百合根 北寄貝 豆乳 香茸 パクチー ほうれん草 菊芋 キヌア 馬告 根セロリ 九条葱 猪 金柑 完熟山椒 シークワーサー キウイ フェンネル キャベツ 牡蠣 アーモンド タリオリーニ そら豆 七谷鴨 胡麻 リゾット アマゾンカカオ 苺 トンカ豆 林檎 シナモン クローブ ちょうど半年ぶりの訪問です。 今回もディナーでの利用ですが、初めてテーブル席へ。 意外と少人数での利用も多い様子。 相変わらずスタッフも多く、新しいスタッフも入っている様に見えます。 ドリンクのオーダーをして、温かいウエルカムハーブティを頂きます。身体が温まる様にカモミール 、ジンジャー、エルダーフラワーが使われており、食前にも最適。 いつもの様にシェフが席まで来てご挨拶して頂き、コースが始まります。 コースは相変わらず、旬の素材を贅沢に使い、それぞれの味わいを上手く活かしている感じ。貴重なペルシュウもしっかりと頂け、コースの流れも大きくは変わりませんが、一皿ごとの満足度は以前よりも上がっている。 というのも、以前は和のニュアンスをバランスよく取り入れたイタリア料理という感じでしたが、最近はインドのお店とのコラボの影響が強く出てきており、スパイスやハーブがふんだんに使われていて、肉料理まではどの皿もアジアのニュアンスが強い印象。それも半年前よりも使われ方が上手くなっています。海外のお客さんが増えている事もあると思いますが、日本人だけで無く、世界的にも評価が上がる様に感じます。 それを支えるペアリングもワインはイタリアのものだけで無く、カリフォルニアなどニューワールドのものも良いものはバランスよく取り入れており、今後も日本ワインをはじめ面白いものは積極的に使っていって欲しい。 イベントなども積極的に行われている為、通常営業の予約は難しくなってきていますが、また定期的に伺いたいと思います。 聖護院蕪 柿 もろこ ペルシュウ 安納芋 グラニースミス 大根 鰆 白味噌 白菜 天然きのこ クエ ハラペーニョ レモングラス 九条葱 海老芋 雲子 クミン 根セロリ 椎茸 豆腐 洋梨 ほうれん草 大豆 蝦夷鹿 ラズベリー パクチー 梨 柿 クローブ 小蕪 桜海老 黄柚子 フェットチーネ ポロ葱 北寄貝 リゾット 栗 黒糖 小豆 アマゾンカカオ みかん シナモン 約半年ぶりの訪問でした。 前回はランチでの訪問でしたが、今回はディナーでの利用です。 早い時間から店内は、テーブル席もカウンターもほぼ満席で賑わっています。18時からの利用がこの日は多かった様です。 連日、予約は埋まっている様で、以前よりもスタッフも増えている様にも感じ、その分、賑やかさも忙しさも増して感じます。 席に着くと、シェフが挨拶に来られます。この辺の対応は相変わらず完璧。 料理は貴重なペルシュウから。 極薄の生ハムの食感は絶品ですが、添えられたヤングコーンも驚いた。旨みや甘みもあり、これがペルシュウの旨みとも良く合いますし、更に髭の部分に酸味が加えられていて、初めてヤングコーンの髭が美味しいと感じられました。こういうセンスは流石だなと思います。 そのあとの料理もアジアンっぽいニュアンスがあったり、季節柄もあると思いますが、適度に酸味が加えられているものが多く、最近のコラボの影響もあるのかなと感じられました。 ドリンクはペアリングをお願いしました。 以前は日本ワインやニューワールドのものなどを含めたペアリングでしたが、今回はほぼヴィナイオータ祭りという感じ。マグナムボトルや見たことのないものも含めて貴重なワインが次々と。 近所にあったら、本当に通い尽くしたいと思えるお店です。 ペルシュウ 茄子 黒米 桜海老 木の芽 胡瓜 長芋 太刀魚 ディル グリーンアスパラ 烏賊 ホワイトアスパラ 胡麻 アーモンド トマト 芽生姜 七谷鴨 パクチー パッションフルーツ 紅芋酢 ヨーグルト ライム 北寄貝 バジル マリーゴールド フェットチーネ 賀茂茄子 雲丹 カルナローリ 酢橘 甘夏 レモン フェンネル アマゾンカカオ 放牧乳 苺 カシス 京都で以前から人気のイタリアン。 平安神宮のすぐ近くで、駅からは遠いものの周辺はツアーの観光客らしい方達が団体で歩いていたりもします。 周辺の他の観光客向けのお店とは異なり、外には目立つ看板もなく、前を通っただけでは何のお店かはわからないかもしれません。 入店すると先ずはハーブティーをウエルカムドリンクとして出して頂きます。京都の冬は寒いので有り難いですね。更にシェフからもご挨拶。 意外と奥は広い店内で、中央は掘り下げたフロアになっており、海外のお店の様な贅沢な造り。ただ全体的にカジュアルさもあるバランスの良さも感じる。 今回はドリンクは料理に合わせてペアリングをお願いしました。ランチのショートコースとはいえ、料理の品数もクオリティも充分、満足度が高い。 ワインも貴重なものも含めて、グラスで提供されており、素晴らしい。ランチだとワインを飲む方は他のお店でも少ない印象だが、こちらはスタッフがセラーにも度々、入られていたので、飲む客も多い様子。 貴重なボーペイサージュを含めて日本ワインも力を入れておられる様ですし、日本では珍しくカリフォルニアのクリーンナチュラルワインもペアリングに入れているのも好感が持てる。 料理はペルシュウをはじめ、貴重な食材を使い、和の要素、雰囲気も取り入れた感じの少しカジュアルなイタリアンという雰囲気。 どの料理も運ばれてきた瞬間から香りがたっており、食べる前から期待が高まる。 ランチでも総じて満足度が高く、次回は是非、夜に伺いたいと思いました。

2024/02訪問

4回

デュ・ヴァン・ハッシシ

フレンチ EAST 百名店 2023 選出店

食べログ フレンチ EAST 百名店 2023 選出店

デュ・ヴァン・ハッシシ

石川町、日本大通り、関内/フレンチ、イタリアン

3.68

154

¥15,000~¥19,999

¥8,000~¥9,999

定休日
日曜日

夜の点数:4.1

昼の点数:4.0

まだまだランチで楽しめます

2023/08訪問

13回

おみ乃 椿

京橋、宝町、銀座一丁目/焼き鳥

3.78

47

¥20,000~¥29,999

-

定休日
-サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.0

昼の点数:4.0

東京駅からも徒歩圏内。地下鉄京橋駅の出口の目の前なので、これからの雨の時期や暑い季節でも重宝しそう。 いつの間にかランチ営業を始められたという事で、伺える内に行っておこうという事で、久しぶりに数ヶ月ぶりに訪問です。 押上や神谷町のお店はスタッフに任せて、相変わらず親方はこちらで焼かれています。なので、本来のおみ乃の焼鳥を味わうなら、こちらのお店に伺うのがベストだと思われます。 押上の本店は以前から旅行客や外国人の利用が多いですが、こちらも最近はSNSなどで知ったのか、外国人の利用が増えている様。本店と間違えて予約しているケースもある様ですが、逆にラッキーなのかもしれません。ただ、スタッフは片言の英語でコミュニケーションをとっており、うまく伝わっていない点も多いと思います。またマナーやルールが解っていない外国人も多そうで、若干、雰囲気を悪くしているのは残念。コントロールの仕方は検討した方が良いかもしれません。 さて、コースの方ですが、伺う度に旬の素材を使った新しい料理が入ってくるのは流石というか、素晴らしい。 焼き鳥の方も、若干、仕立てが変わっているものもあるが、やはり、その火入れは凄いというか、完璧。火が入りすぎると硬くなりやすい肉だと思うが、ジューシーで食べ応えがある。 今回、追加では希少なハツモトとフリソデを頂いた。特徴的な食感や味わいは貴重な体験。 追加はしなくても今回はコース自体もしっかりボリュームがあり、〆のご飯の前に若干、お腹はいっぱい。お酒の飲む量が多いと食べ切るのは大変だったかもしれない。 この日もランチでも、ほぼ満席。少しずつ予約は取りづらくなってきているが、また、定期的に伺いたい。 旬菜サラダ 笹身 菜の花 春キャベツ うるい アスパラガス 比内地鶏 モモ肉 抱き身 鬼おろし 伊達鶏 レバー 砂肝 厚揚げ豆腐 ソリレス 新じゃがいも すり流し 薬研軟骨 スナップエンドウ レバーペースト トマトピクルス 丸ハツ レバー 蓮根 はさみ揚げ アスパラガス 京しろ菜 土佐和え 高原比内地鶏 胸肉 抱き身 手羽先 天豆 茄子 ハツ元 追加 つくね 塩 高原比内地鶏 振袖 追加 親子 そぼろ 丼 ハーフ&ハーフ 林檎ミルクアイス おみ乃さんの新店舗に数ヶ月ぶりの訪問です。 16時半と早い時間のスタートでも、ちゃんと席が埋まるのが凄い。 この場所とこの時間帯を選んで営業されているのには、それなりに訳がある様だし、客層的にも狙い通りと言える感じ。 グランドオープンから数ヶ月経つが、オープン当初と比較して大将がきちんと全体を見ながらも、オペレーションとして安定してきており、細かい流れまで、スタッフが理解して、動いている様に見える。それでも足りない部分は大将が客を見ながら、串を焼きながらも即座に対応しており、さすがと言える。 カウンター席は最大7名まで対応できるとの事だが、通常は5から6席で営業されており、それくらいがクオリティを維持するにも最適の様子。 焼き加減は流石という感じで、押上本店の弟子が焼いたモノを頂いた際に感じる安定感の無さや危うさは全く無い。 モノによってはじっくり焼く必要もあり、時間は掛かるが、食べる側としてはそれほどストレスは感じなかった。この日は前回よりもお腹がいっぱいになる感じがあり、頼まなかったが、追加分もスタッフがその日の在庫を把握して一斉に確認する様になっていて、以前よりもスムーズに。〆のご飯も同様。 元々、親子丼もそぼろ丼も人気で、両方食べたいという客が多かった様だが、最近は両方を一度に頂けるハーフアンドハーフを始めた様で、この日は全員がこれを頼まれていた。 ドリンクは日本酒はグラスで色々と頂けるが、オープン当初に用意したものは殆どが売り切れており、今後もラインナップをどう充実させていくかが課題だろう。ワインも同様に高級銘柄に頼らず、面白いものがグラスでも揃う様になってくると、色々な楽しみ方も増えるし、コースとしても流れも含めて、充実してくる様に思う。 また、タイミングを見ながら、定期的に伺いたいと思います。 茶碗蒸し 百合根 きのこ 捏 砂肝 銀杏 高原比内地鶏 鳥刺し レバー 砂肝 腿肉 南瓜 すり流し 白玉 食道 ぽん酢和え レバーペースト 薬研軟骨 合鴨 伊達鶏 飛龍頭 菜花 お浸し 赤茄子 春巻き 丸ハツ 椎茸 レバー 捏 親子 そぼろ ハーフアンドハーフ 安納芋 アイス 人気のおみ乃さんの新店舗。 京橋、宝町駅からも程近く、東京駅からも徒歩圏内の小さな雑居ビルの地下に出店されました。 場所は初めてだとわかりづらく、一階にカフェが入るビルの脇の細い路地を入り、脇の通用口の様な扉を開けて、エレベーターか階段で地下一階へ。ここに焼鳥店が入っているのは場違いな感じだし、店構えも高級感のある感じで不思議な感じですが、以前もこちらには焼鳥店が入っていた様です。 先月のオープンから間もないですが、既に予約困難になりそうな予感。オープン当初は関係者など招待客を中心に営業され、11月中はomakaseで予約リリースされた直後に予約が埋まっている状況で、貴重な席。 現在、16時半からと、19時半からの二回転されていますが、カウンター席は7席あるところに、まだ慣れないところもあり、各回4席程度の営業と更に絞っており、更に贅沢な雰囲気です。 また親方はこちらで焼かれており、高いクオリティーの焼鳥を堪能させて頂きました。こちらのお店のスタッフも2名から3名に最近、増やされた様で、そろそろ全開で営業される準備も整って来ている感じです。 押上や神谷町のお店ともコンセプトや雰囲気は異なっており、料理はおまかせコースのみ。こちらでも伊達鶏を中心に使っており、串は十数本程度で、一品料理がバランスよく間に入り、〆に親子丼、そぼろ丼、卵かけご飯が選べる感じ。 料理も空間も品もある雰囲気で、大人のための焼き鳥店に進化されています。 特徴的なのは焼き台が透き通っていて、炭火で焼いている手元が正面に見られるところ。煙を上から吸っていることもあって、実現出来たとのこと。 その分、親方は煙全て浴びて大変でしょうが。笑 ドリンクは有名銘柄の日本酒を多く用意。料理にも合わせやすい純米大吟醸がほとんどです。 ワインはグラスで提供されている種類は少ないですが、焼鳥や料理にも合いやすいもの。ボトルでは更に多く用意されていて、地下二階は倉庫兼、セラーにもなっており、色々と用意されているらしい。 この雰囲気なら客層的にもペアリングやグラスワインを充実されても良いと思いますし、料理も更に充実させていく様なので、今後の進化も楽しみです。 茶碗蒸し きのこ餡 胸肉 抱き身 大根おろし 新銀杏 南瓜すり流し 砂肝 かしわ もも肉 タレ レバーペースト やげんなんこつ 茄子 飛竜頭 レバー 丹波 本しめじ 手羽 蓮根 餅米 丸ハツ せせり ししとう うづら玉子 つくね 厚揚げ 食道 追加 赤 追加 親子丼 そぼろ丼 安納芋アイスクリーム

2024/05訪問

3回

KAJI KYOTO

掲載保留KAJI KYOTO

烏丸、四条(京都市営)、烏丸御池/創作料理

3.10

8

¥20,000~¥29,999

¥10,000~¥14,999

定休日
月曜日、日曜日

夜の点数:4.0

ハワイの人気店オーナーのカジオカ氏がこの春、京都にオープンしたこちらのお店。 四条烏丸からも程近い古い京町家らしい雰囲気の造り。敢えて古い木材と新しい木材の組み合わせがそのまま見える様な内壁や柱はまだ建築中の様にも見え面白い。 薪火の窯がメインのキッチンを挟んで入り口側と奥側にカウンター席が配置され、全ての席から調理の様子が見られる。 スタッフは多めで調理は皆、外国人っぽい方が担当。 サービススタッフは日本人ですが、どなたも英語を話され、シェフとのコミュニケーションも問題なくこなされている。 実際に調理を担当するシェフはペルーにルーツを持つ日系人のKeone氏。明るく、話すのが好きそうで、色々と料理の説明もしてくれる。日本国内で活躍する外国人シェフなどとも繋がりがあり、横浜のSmoke DoorのTylerシェフも知っているとの事だった。 料理は日本の素材も使いながら、モダンアメリカ料理やペルー料理のニュアンスをバランス良く入れて仕上げている。スパイスや酸味の使い方は流石。 品数の割にはテンポよく料理は提供され、あっという間に終わった感じ。ただ一つ一つの料理は海外で頂く様な味のバランスで、クオリティも高く、満足度も高い。 自家製のサワードウは焼きたてで、若干、酸味は日本人向けに抑えられているが、水分を逃さず、外側はカリッと仕上げ、拘りを感じさせる出来。 酵母から育てて、生地も一晩寝かせて発酵させている。 ワインはペアリングをお願いした。料理に合わせて、カリフォルニアやアメリカのものが多い構成かなと想像したが、世界中のクリーンナチュラルを中心にした構成。どうやら京都市内、岡崎のethelvineさんから仕入れている様で納得。 更にノンアルコールペアリングも用意されており、内容を見るとティーベースのものが多い印象。ひとつだけ、トマトを使った皿に合わせてトマトとココナッツウォーターを使ったものを追加で頂いてみたが、なかなか面白く仕上がっていた。次回はフルでノンアルコールペアリングを頂いてみるのも面白そう。 また別の季節に伺ってみたい。 caviar / brioche / maple キャビア/ブリオッシュ/メープル hirame / aji amarillo / passionfruit 鮃/アヒアマリロソース/パッションフルーツ ashiaka shrimp / peruvian potato 足赤海老/インカのめざめ asparagus / yuzu / egg / radish アスパラガス/柚子/卵/ラディッシュ sourdough / chicken skin サワードウブレッド/ 鶏皮 beet / panca pepper / tomato ビーツ/パンカペッパー/トマト kinmedai / burnt lemon / zucchini / asari clams 金目鯛/レモン/ズッキーニ /アサリ sustainable Wagyu / sweet potato / huacatay 和牛熟/さつまいも/ワカタイ grape / white chocolate / whey 葡萄/ホワイトチョコレート/ホエー pineapple / akamiso / cream パイナップル/赤味噌/クリーム

2023/09訪問

1回

Libertemps

馬車道、日本大通り、関内/フレンチ、日本料理

3.57

19

¥10,000~¥14,999

¥5,000~¥5,999

定休日
日曜日

夜の点数:4.0

昼の点数:4.0

かなり久しぶりにディナーでの訪問です。 とは言え、昼の利用でも、ディナーメニューの選択が出来るので、特にコースの流れは大きく変わりませんが。 今回は特に旬の素材が多く使われていた様に感じますし、素材の組み合わせも面白いし、よく考えられている。敢えてメニューにはソースの詳細は書かれていませんが、きちんと素材を引き立てている。 ドリンクは今回もワインや日本酒からオススメのものをペアリング的に出して頂きました。 比較的、風味が豊かなクラシックワインが多く、料理とも合いますが、もっと攻めても面白いかと思います。横浜の客層は保守的な方が多いので、料理もワインも客に合わせているのかもしれませんが、客を育てていっても欲しいと感じました。 Menu Libertemps - 先付八寸 ・ナッツと酒粕チーズのタルト ・ブータン・ブラン ・南瓜豆腐 ・しめ鯖と芽キャベツ昆布〆土佐酢ジュレ ・天豆と味玉子 - 前菜 北海道産本鱒のミキュイ 山菜 - スープ フランス産グリンピースのポタージュ - 魚料理 平目のポワレ - メイン料理 マグレ鴨のロースト - 〆の米料理 ホタルイカの土鍋ご飯 - 甘味 青リンゴのソルベ - お茶菓子 フィナンシェ フランボワーズ羊羹 - 食後のお飲み物 珈琲 or紅茶 思いがけず、前回訪問から少し時間が空いてしまい、約3ヶ月ぶりの訪問です。 前回はランチタイムにディナーコースを頂きましたが、今回は通常のランチコースを頂きます。ランチはフレンチ色の強いコースです。 …の予定でしたが、前菜を夜の先付けに置き換えたコースに。 まさにフレンチと和の融合した感じのコースに仕上がっています。 最近、日本酒ペアリングの会などもされた影響もあってか、酒粕も料理に使われており、和のニュアンスや旨みをうまく使われている。 季節のその日次第の素材で内容は常に変わりますが、シェフのセンスと経験からか、どれも完成度が高く、素材の良さを引き出している。 ドリンクは今回もグラスで色々と頂きます。ペアリングスタイルで、合いそうなものをワインや日本酒から提案頂きます。 その時に開いているものから、選んでいるだけに見えながら、実はご夫婦で事前に色々と検証しながら、何が一番合うか確認されているとの事で、比較的、クラシックなワインが多い割にはペアリングも外れないのには納得。 ちょっと贅沢なワインも出して頂きながら、この価格帯で収まるというのもリーズナブル過ぎて、毎回驚かされます。 常連さんも付いてきていますし、コースの値段も1、2割上げても十分に納得出来る様にも感じます。 また、タイミングを見ながら伺いたいと思います。 ほぼ1ヶ月ぶり。今回も平日のランチでの訪問です。 通常はランチのコースは、ほぼ完全にフレンチという内容になりますが、前もって予約時にお願いすれば、昼でも夜のコースを頂けます。 内容的には八寸から始まる和の要素も強い内容で、〆には旬の素材を使った炊き込みご飯も。 土鍋で固めに炊かれているので、風味も食感も良い。 ドリンクはペアリングっぽい感じで一品毎にワインや日本酒などを堪能させて頂きました。 料理自体もワインでも日本酒でもよく合う感じなので、どちらを合わせるか迷いますが、温燗など温度も色々と調整して頂けるので、日本酒を合わせるのも面白い。 料理内容や素材も予約時にお願いすれば、用意できるものであれば対応してくださるとの事。 また、タイミングを見ながら伺いたいと思います。 Menu Libertemps 先付八寸 ・いくら スクランブルエッグ ・真蛸 隼人瓜 ・さつま芋 きんとん ・穴子 八幡巻き ・なめ茸 鬼おろし 白海老 前菜 北國甘海老とバターナッツのムース コンソメジュレ お椀 スープ・ド・ポワソン お魚料理 ギンバトウのムニエル お肉料理 鹿肉のロースト 胡椒ソース 〆の炊き込み飯 栗ご飯 甘味・お茶菓子 ・抹茶のソルベ ・カヌレ トンカ豆風味 ・カシス羊羹 食後のお飲み物 珈琲 or ほうじ茶 約2ヶ月ぶりに訪問です。 前回はディナーでの訪問でしたが、今回はランチでの利用です。 オープンから数ヶ月経ち、認知度も上がり、複数回訪れている常連客も増えており、現在もランチのウォークインは受け入れていますが、当日でも一応連絡してから伺うのが良さそうです。 コースでもアラカルトでも利用可能ですが、コースは内容の割にはリーズナブルですし、おまかせ出来るので、コース利用がオススメです。 まだ手探り感はありますが、客層をコントロールする上でも絶妙な価格帯に設定されていますが、ワインを飲む客を増やすなら、もう一つ上の価格帯のコースを増やし、下のコースは常連さん向けの隠しコースにしても良いのかもと感じました。 それくらい色々と飲んでも最近伺ったお店の中ではかなりリーズナブルに感じました。 お昼は夜に比べて少し雰囲気がかわって、和の要素は少なく、ほぼフレンチビストロっぽい感じ。手の込んだ料理も多く、高級フレンチで出される様なものも。 夜は大抵、シェフお一人での営業ですが、昼は奥様もお店に出られている事が多い様です。 ドリンクは日本酒もワインも提供されますが、横浜の客層的に年配の方が多く日本酒メインに頂く方も多そう。ただ日本酒バーでも居酒屋でも無いので、本当に拘りのあるワインと日本酒だけにドリンクは絞って、ワインも日本酒もワンランク上の自然派よりのものだけを出された方がお酒を求めて伺う客も増える気がします。 またその内、ふらっと訪れたいと思います。 Menu Libertemps 前菜 パテドカンパーニュ スープ マッシュルームのポタージュ 魚料理 穴子と牛蒡の八幡巻き 赤ワインソース 肉料理 仔ウサギ ブランケット 甘味・お茶菓子 酒粕バスクチーズケーキ 食後の温かいお飲み物 珈琲 or ほうじ茶 横浜の関内から海岸通り方向へ、北仲通り沿いの少し飲食店が集まる一角に先日オープンされたばかりのフレンチレストラン。 シェフは以前は池尻大橋のcalmeにいらした植松さん。奥様と二人でこちらのお店を始められました。 お二人とも、元々、横浜周辺のお店と関わりがあったりする様で、横浜には縁がある様。 料理のスタイルですが、calmeの頃とは異なり、日本料理とフレンチが融合した様な雰囲気。モダンな要素もありながら、少し古い懐かしい昔のフレンチの様にも感じる部分も。どうやら奥様は日本料理のお店に居られた様で、その要素が料理に入っている様。最初の八寸の盛り付けなども日本料理っぽい雰囲気。 味わいも優しいものが多いですが、これが旨みの強い自然派ワインや日本酒と合う感じ。日本酒は常温でも燗酒でも提供され、料理に合わせて出していただけます。 この日はペアリングの形式で一皿ずつにワインや日本酒を出して頂きました。厳密に決まったペアリングではないと思いますが、グラスワインも色々、用意されている様です。 まだオープンから間もないですが、コース内容もドリンクもよく準備されています。 通常は平日夜はご主人一人でのオペレーションで忙しそうな場合に奥様が入られる様ですが、お二人とも飲食店の経験が長いことから、もう何年もやられているお店の様に安定感もある。 まだ客層的には以前からの知り合いや関係者が多い様ですが、客入りも安定してくると、ワインもより拘りを持ったものが増えて来そうだし、また面白いお店になりそう。 横浜の富裕層の方々などのウケも良さそうな感じなので、すぐにランチもディナーも人気が出そうだと思います。 ランチは火〜木曜日のみ、3500、5500円のコースを用意されており、ウォークインも可能との事なので、その内、ふらっと伺ってみたいと思います。 Menu Libertemps 先付八寸 ・南瓜豆腐と縞海老 ・アメリカンチェリーの白和え タルト ・鮎のシュークリーム ・豚ロースの西京味噌ハム ・牡蠣のコンフィ 前菜 ・鯵のタルタル 翡翠なす 昆布シュレ寄せ スープ ・とうもろこしの冷製ポタージュ 魚料理 ・津本式究極血抜き 真鯛の蒸し物 ブールブランソース 肉料理 ・ハンガリー産マグレ鴨のロティ 実山椒のソース  締めのご飯 ・鮎の炊き込みご飯 ・香のもの 甘味・お茶菓子 ・ゴールデンパインのソルベ ・抹茶とホワイトチョコのスコーン ・フランボワーズ羊羹 食後のお飲み物 ・珈琲 or ほうじ茶

2024/03訪問

5回

jibunchi

野町、金沢、北鉄金沢/イタリアン

3.59

19

¥10,000~¥14,999

-

定休日
日曜日サイトの性質上、店舗情報の正確性は保証されません

夜の点数:4.0

今回は短いスパンで約1ヶ月ぶりに訪問です。 一部のメニューは被ったりもしますが、旬の素材をシェフ自ら採取してきた素材が贅沢に使われていて、どの料理も美味しい。 そして今回は以前から毎回頼もうか迷いながら、なかなかチャレンジ出来なかったTボーンを頂きました。この日はたまたまいつもより少なめのカットが入っているとの事で、ハードルは下がりますが、それでも約800g。 目の前に運ばれてくると、それなりのサイズ感です。 ただ、しっかりとした肉質の割に、比較的、軽く頂け、一気に食べられる。Tボーンならではのサーロインとヒレの食べ比べも出来、食感や味わいの違いをハッキリと感じられて楽しい。 全て頂いても意外と身体は軽く、少人数で伺った場合でもオーダーされる事をオススメします。 その後、更にパスタやデザートもしっかりと頂きました。 ティラミスは初めてでしたが、これはなかなかのクオリティです。 オマケで胡桃を使った自家製のリキュールを出してくれましたが、アルコール度数をあまり感じない、飲みやすさ。熟成もあり、まるでチョコレートの様な風味も面白い。 ドリンクは今回もワインを合わせて出して頂きました。直ぐにワインボトルの壁が出来、一皿ごとにほぼ二種類ずつ提案されました。これも色々なワインが楽しめて、ペアリングの検証も出来て、なかなか楽しい。 この日もほぼ店内は満席でしたが、シェフとソムリエの二人で全てを回して、ちゃんと店内の状況を把握して料理やワインを提供されている姿は相変わらず圧巻。 また、タイミングを見ながら伺いたいと思います。 人参 ブッラータ クレソン ホタルイカ 菜の花 ケール オレンジ 大豆フムス 能登牡蠣 オムレツ 鹿肉 里芋 Tボーン 炭火焼き キタッラ 槍烏賊 春菊 唐墨 ティラミス 数ヶ月ぶりに訪問です。 あまり観光客には知られていないのかもしれませんが、連日、地元の方々で満席の日が続きます。 更に地震で被災し、なかなか営業再開が難しい中島町のvilla della paceさんのスタッフが総動員で間借り営業し、数回、こちらで出張paceとして、ほぼ普段通りのpaceの料理やワインを提供された事もあって、今後、全国的にも認知も上がりそうです。 今回は通常のjibunchiさんに訪問。 なかなかスタッフの確保が難しい様で、以前の様にシェフとサービスの二名体制ですが、やはりこの二人は凄い。 時間差スタートとは言え、この席数の調理とサービスを熟していく。そして合間に客とも会話するし、予約の電話まで取っている。さすがに営業中の電話は止めて上げて欲しい。 料理はシェフ自らが採ってきた食材を中心のおまかせ前菜から始まり、肉やパスタを追加するお馴染みの流れ。 今回こそはTボーンを頂こうと思いましたが、実際、なかなか勇気が必要。という事で、今回は豚と最近、一部で人気らしい鶏バターを頂くことに。 豚も味がしっかりとして、ある程度、火が入っているにも関わらず、食感も丁度よく、食べ応えもある。低温調理とは異なる炭火の良さだろうか。 鶏バターは一度、揚げたものを更にオーブンで焼いている感じ。バターの風味としっかりとしたフライドチキンの感じが人気が出るのも判る気がする。 ワインはいつもの様に合わせて出してもらうが、嬉しそうにソムリエさんが、目の前にワインボトルの壁を作っていく。そこから合いそうなものを2種類ずつダブルでペアリングしたり、日本酒なども挟みながら、面白い体験が出来たと思う。 またpaceさんの営業のおこぼれなども頂き、贅沢なディナーになりました。 数ヶ月ぶりの訪問です。 来る度に新しい発見もあり、シェフが自ら採ってきた旬の食材を贅沢に色々頂けるのも嬉しい食材を活かした料理が人気のイタリアン。 伺う度にスタッフも増えていて、皆さん、常に忙しく動いているので、人気も認知も上がっているのがよく判る。 21時まではコース。以降はおつまみ程度のバータイムになるが、比較的、遅めの予約が多く、滞在時間も長い客が多く、この日はバー営業は無かった様。二軒目として使いたい場合は注意が必要かもしれない。 更にこの日は900g以上のTボーンを頼まれている客が多く、窯では火が高く上がっていて、なかなか見応えのある風景。なかなかのボリュームだけれど、次回は一度試してみたい。 いつもは料理に一杯ずつ程度、合わせて出して頂くワインだが、この日は皿が進むに連れ、並ぶグラスもボトルも増えていく。果たして何の会なのだろうという不思議な光景で、多分、10杯程度飲んでいる。 ワインは自然派に加えて、若干、クラシックなものも季節柄か増やしている感じ。 また季節が変わった頃にでも伺いたい。 約4か月を空けての訪問です。 中央通り沿いで、飲み屋の多い繁華街などとも少し離れているにも関わらず、連日満席の人気店です。 再訪して、あらためて、こちらのお店の素晴らしさを感じました。 早い時間帯は基本、前菜4品のおまかせコース。シェフの実家の畑などでシェフ自らが採取してきた素材なども取り入れた季節も感じられる内容。 素材の素晴らしさだけでなく、その調理法や風味、食感も他ではなかなか感じられない拘りを一皿毎に感じられる。 そこに肉やパスタをメニューから追加で頼んでいく。 肉はオススメとの事で、能登豚をお願いした。 これがなかなか素晴らしい。店内で直火で焼かれているが、最近よくレストランで見かけるピンク色の豚とは異なり、表面はしっかりと焼かれているものの、中は適度な火入れで、味わいも濃く、仔牛とも間違いそうな雰囲気。肉自体も美味しいのだろうがシェフの技術や拘りを感じさせる。 それにしてもこの席数の調理を1人で賄っているのは、やっぱり凄い。 サービス面でもドリンクを提供しながら、客席の状況をそれぞれ把握しているスタッフの動きも改めて凄いと感じ、やっぱり、近所だったら通い詰めたいと思わせる雰囲気。 この日もワインを料理に合わせて色々と出して頂いた。厳密なペアリングは提供していないが、かなり多くのボトルをグラスで提供していて、中には金沢などの地方都市ではあまり見かけない珍しいものも。 金沢ではまだまだ自然派ワインを楽しむ方も少ないけれど、デフォルトで自然派ワインを飲む感じのお店になる様に今後も進化を続けていって欲しい。 金沢市内、片町の交差点などからも徒歩圏内の中央通り沿いのこちら。 イタリアンがベースだと思いますが、しっかりとした肉料理も頂ける事で人気のお店。 昨年は近所に系列店の焼き菓子とカフェのお店、isotopeさんをオープンし、日中だけの営業ですが、そちらも人気な様です。 今回は早い時間帯に予約して伺いました。 前半はおまかせ前菜4皿3000円が勝手に出てきて、それにパスタや肉を追加して、組み合わせていく感じ。 前菜もかなりクオリティは高く、手も混んでいる。 普通のイタリアンとしても、ワインバーとしても充分に満足できる感じ。 これをある程度、席数もあるのに、シェフ一人で調理されているのが凄い。更に季節の素材の多くがシェフ自ら採ってきたものというのも凄い。 シェフの実家の畑からのハーブや野菜、自ら山に入って猪や山菜なども。どれも風味も良く美味しい。 また近くのmagazzino38さんの出来立てのブッラータを前菜に使われていて、これが凄く美味しかったです。 これらに、女性のソムリエの方と相談しながら、イタリア中心の自然派ワインをグラスで合わせて出してもらいます。特に珍しい物はありませんが、どれも料理によく合いました。ワインにも詳しいし、接客も心地良い。そして各席の状況を常に見ていて、プロフェッショナルだなと久しぶりに感じるサービスでした。 追加で肉、パスタも頂きましたが、これもクオリティが高い。赤身のランプ肉ですが、食感も良かったです。 パスタの追加オーダーは肉まで食べて、お腹の具合を見ながら選べるし、メニューによっては量の調整も出来るそう。という事で、ニョッキを少な目で。 ニョッキはレモンクリームソース。酸味もよく効いていて、他のパスタの種類にも合いそう。麺だけ追加したくなるくらい。 最後にはプリンとハーブティーを頂きましたが、固めに作られていて、カラメルも苦めで美味しかったです。 また伺いたいと思います。

2024/03訪問

5回

DIRETTO

イタリアン WEST 百名店 2023 選出店

食べログ イタリアン WEST 百名店 2023 選出店

DIRETTO

中電前、市役所前、袋町/イタリアン

3.79

59

¥20,000~¥29,999

¥20,000~¥29,999

定休日
-

夜の点数:4.0

昼の点数:4.0

広島の隠れ家イタリアンに半年以上ぶりに伺いました。 前回はランチでの訪問でしたが、今回はディナーで。 暑い日が続いており、街も人は少ない印象。 それでも駅周辺は外国人や若者などの観光客も目立ちます。 こちらの周辺は隠れ家っぽいお店も多く、通りは人も疎。 更に前回も貸し切りでしたが、今回も貸し切りで贅沢な時間を過ごさせて頂きました。 店内に入るとカウンター正面の竃の薪火が点けられていて、準備が進んでおり、火を見ながら、これから始まるコースの期待が高まります。 ワインはグラスで色々と頂けますが、今回もペアリングで。全部で7杯との事です。普段はフルのペアリングでお願いするところですが、今回は少なめの量でお願いしました。その為、前回よりはリーズナブルな支払いとなっていましたが、ワインに関しては充分な満足感もありました。 料理はそろそろ夏らしいメニューも終了。素材も特に今年はなかなか難しいと思いますが、きちんと纏っており、どの料理も素材の旨みが引きたっている。そこに薪の香りが良いアクセントを出している。 今回、特に驚いたのは鰻のフリット。 一度、焼いてから揚げているそうですが、ふっくらとしていながら、プリっとした食感。言われないと鰻とは気づかないと思います。 ペルシュウもいつもながら素晴らしい。温燗にした日本酒とペアリングも素晴らしく、センスを感じさせる。 また別の季節にゆっくりと伺いたいと思います。 広島の平和大通りから一本入った通り沿いの隠れ家イタリアンのDIRETTOさん。広島駅からは少し離れていますが、バスの富士見町からだと直ぐです。 こちらは広島では珍しい薪火を使って仕上げる料理を提供されています。最近は都内周辺や関西などでもジャンルを問わず薪火のお店が増えてきていますが、地方ではまだまだ貴重だと思います。 地図を頼りにお店に向かいますが、目立つ看板も無く、ちょっとお洒落な外観の建物が現れるので、多分、ここかなという感じで、恐る恐る扉を開けて、入店。意外とゆったりとした広い店内で幅広のカウンター。その奥には薪火が燃えており、カウンター越しでも暖かさを感じます。 平日のランチでの訪問でしたが、コロナなどによるキャンセルの影響も多少はある様ですが、比較的、予約は取りやすい感じで、この日は貸し切りの贅沢な時間を過ごせました。 それなりに人気はもっと出てもおかしく無いお店だと思いますが、敢えて目立たない様な造りにしたせいか、地元での認知度は上がってきていない様です。帰り際に教えて頂きましたが、外壁に目立たない様にコッソリとお店のロゴは入っている様です。余程、気にして見ないと気付かないし、解読も出来ないくらいの文字ですが。 料理は最初から鮑を使ったスープなど味わいや食感も含めて期待が高まる内容。多田さんのペルシュウを切り立てで頂けるのも素晴らしい。前菜だけでも引き込まれます。 広島ではよく雲丹とほうれん草の組合わせを使う様ですが、根付きのものは珍しい。ホクホクとした根の美味しさはなかなかのもの。葉物野菜やハーブなどの根が美味しいのを知っていて敢えて使うのは、なかなか美味しいものが好きじゃないと出来ないし、店主のセンスの良さを感じさせます。 特にイタリアなど海外での修行経験は無いようですが、きっと研究熱心で拘りも強いのでしょう。スタイルは全然違うものの、なんとなく岐阜のベルエキップさんを思い出しました。 パスタはその場で作るトルテリーニのスープ仕立てやレモンパスタも非常にクオリティが高く驚きました。素朴でシンプルなものですが風味も食感も良い。 メインの鴨も火の入り方も抜群。薪火の良さを存分に感じられる。 更に〆のごはんはカレーですが、変にカレーの風味が強いものではなく、魚介やスパイス、ハーブの香りが良い作り。クミンなどの風味の強いものを使うと流れをぶち壊す感じで、〆にカレーを出すお店のセンスを疑ってしまいますが、こちらのはセンスが良い。まるでブイヤベースの様な雰囲気でした。オレンジワインを合わせる感じも良い。 ワインはイタリアの自然派ワインを中心にしたペアリングも全体的に良い感じでした。こちらも広島では何軒目?というくらい不思議なコース中盤でスパークリングを合わせて出されていました。何故か広島では流行りなのか、ただの偶然なのか。 またグラスはジャンシスのプロデュースのものを使ったりもしており、情報収集も結構されていそう。飲食店でこのグラスを使われているのは初めて見ました。 ちょっとしたキッカケで予約が取りづらくなりそうな予感はありますが、また、その内、伺ってみたいと思います。

2023/09訪問

2回

中土

2024年Bronze受賞店

The Tabelog Award 2024 Bronze 受賞店

フレンチ WEST 百名店 2023 選出店

食べログ フレンチ WEST 百名店 2023 選出店

中土

八丁堀、胡町、立町/フレンチ

4.08

102

¥15,000~¥19,999

¥10,000~¥14,999

定休日
-

夜の点数:4.0

広島の繁華街、広電の八丁堀駅からも程近い、えびす通り商店街に入って直ぐの小さなビル内にあるお店。 若干、派手目の外装のビルですが、中に入ると年季の入った雰囲気。エレベーターを上がると、元々、スナックかクラブだったのかなという感じの内装のカウンター中心の店内が目に入ります。 小さなお店ですが、スタッフは多め。シェフの他に男性3名、女性1人。 おまかせコースなので、一斉スタートなのかと思っていましたが、どうやら開始時間はバラバラ。通常は年配のお客さんが多いのか、18時スタートで揃うことが多い様ですが、この日はほぼバラバラだった様です。 小さなお店ですが、店主のこだわりなのか、趣味もあるのか、減圧調理や分子料理など、新しい調理法や機材を使って、海外のモダンなお店の様な料理に加えて、日本酒メインのペアリングを提供されています。 かなり品数のあるコースですが、どの料理も日本酒とのペアリングを意識しているのがわかる味わい。ペアリングもミックス、ワインのみ、日本酒のみと選べる様ですが、合わせられたワインも比較的、日本酒に近い味わいのバランスの構成のものが多く、クリーンナチュラルが多い印象。熟成が早いという理由のせいか、最初のシャンパンはミニボトルを使用されているのは若干違和感があるが値段が上がっているので仕方ないのかもしれない。 敢えてシャンパンを使わずペットナットを使っても良いと思うが、場所柄、多少の高級感は求められるのだろうか。 素材は広島周辺のものも多く使われているが、普段はあまり目にすることのないナマズや鹿の舌などが印象的だった。 少し気になったのは複数の皿で泡状のソースを使っていたが、なんとなく既視感が重なるので、一部は別の形でエスプーマなどに変えるか、もっとシンプルにしても良い気がした。マッシュルームは発酵したものとフレッシュなものを合わせるなど面白さはあるのだが、発酵マッシュルームに関してはラルジャンの影響か最近はよく見かけるようになってきたので、もう一工夫が無いと驚きは少ない。 安定感は全体を通してあるのだが、新しい試みを取り入れている割には驚きが少なく感じられ、満足感が若干欠ける様に感じられたのは少し残念。 もう少し独創性のある料理、クセのある日本酒やナチュラルワインをもっと取り入れていくと、もっと進化しそうと感じられた。

2023/01訪問

1回

AKAI

2024年Silver受賞店

The Tabelog Award 2024 Silver 受賞店

AKAI

広電宮島口、宮島口、広電阿品/イノベーティブ

4.38

167

¥15,000~¥19,999

¥15,000~¥19,999

定休日
-

夜の点数:3.9

昼の点数:4.1

半年以上を空けて、久しぶりの訪問です。 今回もランチでの訪問です。 夜は周辺は街灯も無く真っ暗で、心細いと思うし、迷いやすいと思うので、初めて伺う方はランチでの訪問がオススメです。 とは言え、何のサインも無いので、地図を見ながら進むしか無いのですが。 今回は久しぶりに宮島口から歩きましたが、タクシーを使うなら、予め予約したり、アプリで呼んでおかないと宮島口駅前からタクシーを捕まえるのは非常に困難です。 広島から向かうなら一つ手間の阿品駅前にはタクシー会社もあり常駐されているので、阿品で電車を降りて向かうのが良い様です。 お店の予約は波がある様ですが、人気店の割には直前でも予約は取りやすい様です。日によって、ランチがいっぱいだったり、逆にディナーがいっぱいだったりという事もありますが。 コースの流れ以前と同様。 旬の素材を使いながら、まずは米料理から始まり、前菜が続いた後、肉を途中に挟んで、魚、その後、肉、〆の料理と続きます。 ドリンクは今回もペアリングでお願いしましたが、こちらも途中で赤ワインが入って、白に戻ったりするので、違和感を覚える方も多い様です。 今回は見ていると、ペアリングを選択されている方は少ない様でした。 季節的に春から初夏は広島は食材的に難しいのかもしれませんが、こちらでもそう感じます。 実際に6月は通常の営業はお休みして、スタイルを変えて、惣菜屋さんとなるようです。 その間に今後のコース内容やスタイルも模索されるのだと思います。 7月以降、どういうコース内容で再開されるのか、今から進化が楽しみです。 山菜 煮えばな 平貝 山菜 黄身酢和 牡蠣 柑橘ジュレ 豚 肩ロース 玄米麹 甘鯛 原木椎茸 がんもどき 猪 ハンバーグ ご飯 グリーンアスパラガス 黄身醤油漬け レモン アイスクリーム 約半年ぶりに広島の宮島に程近い場所にあるAKAIさんへ。 前回は寒い時期の夜に訪問しましたが、今回は昼間に。 夜は周囲には何も無く真っ暗で、看板も無いので、不安になりながら向かいましたが、今回は一度行った場所だし、周囲も明るいので安心。とはいえ、真夏の炎天下に駅から歩くのはきつく、宮島口の駅前からはタクシーで向かいます。最近は駅前にタクシーがいない事が多いので、Uberで地元のタクシーを呼ぶのがリーズナブルだし便利な様です。大抵は数分で来てくれます。 お店に着くと前回同様に直ぐにスタッフの方が表まで出てきてくれます。 今回もおまかせコースにアルコールのペアリングを付けて頂きました。 前回の年始のコースに比べて、素材の良さを感じられ、相変わらず和の要素は強いが、AKAIさんらしい料理。 今回、驚いたのは鮎をおろして、ほぼ生で洗いにして出していて、小骨も気にならないし、厚みのある身も食感が良かったこと。 鮎は焼いたりコンフィにするお店が多いが、骨の処理と苦味をどうするか難しい食材。特にワインと合わせるなら苦味や生臭さはどうしても気になるが、こちらではそれらを全く感じず、上手く鮎の旨みを引き出している。 ペアリングもワインと合わせても面白かったかもしれない。 年末年始のコースは日本酒も多いペアリングでしたが、今回は一部のものに限られる感じ。お米と生に近い魚には日本酒を合わせている。比較的、味わいも強く、最近の造りではあるので、食事に合わせやすいものを選ばれている印象。 ワインも味わいはクラシックだが、自然に近い造りのものが多く、和食にも合わせやすいものが多い様に感じられた。 ただやはりクラシックなセオリー通りに近いペアリングとなっており、驚きはすくない。ソムリエが入るか、何らかのコンサルティングが入ると、より一段、良いお店になる気がする。 なかなか来れないお店ですが、また違う季節に訪れたいと思います。 広島駅から電車で30分ほど、郊外の宮島、厳島神社の玄関口の宮島口駅から更に徒歩で10分ほどの距離にあるお店。 少し高台の裏道の奥にある古民家をリノベーションされた雰囲気のある佇まい。 ただ、実際に歩いて向かってみると、ネット上の地図の通り、踏切を越えて、車一台が通れるくらいの細い道に入っていくのだが、あまりにも真っ暗で、そこに道があるのかもよくわからない。18時45分からの一斉スタートであるが、この時期は既に辺りは暗く、初めての訪問であれば、昼の訪問をお勧めしたい。 街や大通りからもそれ程、離れてはいないが、山奥に入った様な静けさと暗さは、よくこの場所を見つけたなという感じで、街灯も無く、更にお店の看板なども無い事から、正しいルートで向かい、実際にお店の前に着いても本当に合っているのか、どこからお店に入るのかもよくわからず不安になる事だろう。 お店の入り口は敢えてなのか、勝手口や茶室の入り口の様な狭くて低い造り。 実際に中に入ると古民家らしい雰囲気などは残しながら、カウンター中心の贅沢な造り。 敢えてなのか、店員さんは客側の方には入らず、荷物や上着なども預からず、客自らが管理して席の側に置く感じ。 客が全員揃うとドリンクやペアリングの確認をして、コースが始まるが、季節柄か、年始だからか、日本酒のペアリングが非常に多い設定であったが、お店側からも日本酒が多く入るけれど良いですか?との確認もあった。 なので、普段のコースの感じとは若干異なるのかもしれず、面白さはあるが、不思議な感じも若干、感じられた。 この辺は別の季節に再訪してみないと判断は難しいが、和のニュアンスが全面に出ており、都内周辺などでもよく見られる日本料理とクラッシックな洋食の部分が調和した料理に感じられた。貴重な食材はふんだんに使っているが、目立つ高級食材は使用しておらず、一般的な年配の客層が多いお店の様だが、そういう層には解りやすい内容だと感じられた。 また、料理に相当な自信があるのか、白い皿を敢えて使っているのは、最近の高級店の多くが有名な窯の作品を使っている中で好感が持てる。 ドリンクは日本酒とクリーンナチュラルなワインが半々くらいで、かなり日本酒比率が高いペアリング。質が高いものばかりだし、決してペアリングも下手では無いが、流れや特別感などで不思議に感じるものも多くあると感じられた。 料理は最初に〆の様な温かい米を使った料理から始まるのは面白さもあるが、季節的に次に冷菜が来るのはコントラストが激しく感じられた。 更に広島では流行りなのか、こちらだけでは無いが、ペアリングでコースの中盤にスパークリングワインを入れるのは、あまり納得感も無く、流れ的にも疑問に感じた。 コース中盤で魚料理の前に肉料理が出たり、合わせて赤ワインが出たりもするので、一部の年配のお客さんは戸惑っている様にも感じられた。 店主はかなり自身にも客にも素材にも真剣に向き合っている様に最初の挨拶から感じられたが、目の前で火入れする様子を見ても、何度も焼きの工程を繰り返して、仕上げる感じは、なかなかの真面目さも強く感じられ、トータルとして好感を持った。 丁寧に仕上げている事もあるのか、トータルで十品のコースであるが、店主自らが淹れるコーヒーを飲み終わるまで、ほぼ三時間の所要時間。 飲む事を考えると大半の客が電車で伺うことになると思うが、夜は30分おきにしか電車は走っておらず、タイミングを逃すと大変なので、ゆっくりとした余韻の時間を楽しみたい気持ちはあるが、オーベルジュでは無いので、終了時間はもう少し気を遣われるか、敢えて辺鄙な場所を選んだのだから、駅まで送迎するくらいはしても良いのではと感じられた。 なかなか人気も上がってきており、今後は予約も困難にはなるだろうが、別の季節に今度は明るい時間に訪れて、お店の周囲の雰囲気もまた感じてみたい。

2024/04訪問

3回

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