kappachyさんが投稿した森髙(兵庫/三宮)の口コミ詳細

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掲載保留森髙三宮(神戸市営)、神戸三宮(阪急)、三ノ宮(JR)/日本酒バー

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2014/01 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

日本酒のレッスン

レッスン9(2014年1月後半)
おそらく今回で森髙さんの再訪レビューは最後です。
すぐ前にあるバルで前呑みをしていた、ドラザキッドと私。日本酒会兼私のお誕生日会の待ち合わせ場所へと向かいます。
場所は、もうすっかりおなじみの森髙さんです。
残りのメンバーは、B級グルメ王様と高架王エグゼビア様(ニックネーム変更です・・・笑)。
何故最後かと言うと、最初に偵察をお願いしたエグゼビア様とわたしが初めて二人揃って大将と女将さんにやっと挨拶出来たからです。不思議なことに、これだけ何度も来ていて二人がこのお店で揃ったのは初めてのことだったんですよ(笑)。

ここで、酔っ払う前に皆様に義理チョコを渡し、呑み会のスタートです。

この日は、4人だったので、一番多種類の日本酒を呑んだのではないでしょうか・・
鳳凰美田「山田錦」荒押合併純米大吟醸原酒:(栃木県)
清酒鍋島純米吟醸中汲み無ろ過:(佐賀県)果実の酸味とコクのバランスが良い
東一 純米酒:前回も呑みました~
酉与右衛門よえもん純米亀の尾直汲み生原酒:(岩手県)日本酒度 +5.5 酸度 1.8 微発泡感があり、キレのある酸味
墨廼江純米吟醸BY1号生:(宮城県)日本酒度+3 酸 度1.7香りが華やか。旨味もあり
奥播磨純米吟醸芳醇超辛赤ラベル:(兵庫県)日本酒度+9.0 酸度 1.7辛口ながら後口には柔らかな甘みやコクを感じる
寫樂『ささめゆき』純愛仕込純米吟醸生:(福島県)日本酒度 +1 酸度 1.4 旨味がありキレが良い
正雪辛口純米 誉富士:(静岡県)日本酒度 +6 酸度 1.3 メロンのような果実味とシャープなキレ
十四代 本丸 秘伝 玉返し:(山形県)日本酒度 +2 これも以前呑んでますネ。
伯陽長山田錦50 純米大吟醸生原酒:(鳥取県)日本酒度+5 酸度1.7 大山山系の雪解け水が、伏流水になったものを仕込水として使用 なめらかさと華やかな香りが特徴
喜楽長純米大吟醸夢銀河:(滋賀県)日本酒度 +2.5 酸度 1.5 バランスが良い
とまあ、11種類。いや~呑みましたね~。
おでん銀鱈もろみ漬けを注文し、日本酒会は粋なアテと楽しい会話と共に。
少し遅れてきたエグゼビア様以外はすでにかなりな酔っ払い状態です(笑)。

最後に女将さん、「半年前に初めてハンチングの君(エグゼビア様のことです)に偵察に来ていただいてから、お二人が揃って来店されたのはこれが初めてなんて、信じられない・・・」とおっしゃってました。。。そりゃそうですよね、別々に何度も来店していて、そのたびにお互いのことを女将さんに話しているんですから(笑)。

こうして、一行は次のお店に移動です。さてさて、この日は一体何軒行ったのでしょう。

つづく

***********
レッスン8(2014年1月はじめ)
昼呑みと夜呑みの狭間の時間に、カフェバーなんぞで時間を潰していた八尾の酔いどれ酩酊王様とかっぱ。
次は、おそらく気に入っていただけるであろうお店を目指して、オサレなハンター坂から南下です(笑)。

カフェバーとは言え、ホワイトレディーを飲んだので、入店した時は私のほうがホロ酔い。

ところが、突き出しでポテサラとフキの煮物が出てきて、酩酊王様がへしこを注文され、そしてそれが出てくると同時に、酩酊王様の真骨頂である凄い飲みっぷりが始まったのです(笑)。
ゴングは鳴った! 決戦6対2の巻に突入~。

そこで、日本酒との決戦は今回、元ボクサーの酩酊王様ご本人と外国人アナウンサーに実況中継していただきましょう!

酩酊王様
十四代 本丸
言わずもがな(笑)
おぬし、フルティーなお酒の代表格だすな
ジャブからの右ストレートッ!((o(*゚▽゚*)o))      
外国人アナウンサー
(1 down, and 5 to go…) (1人ダウン、あと5人)

酩酊
田酒
おぬしもメジャーなお酒
香りがフルティーで優しいんだすな
女子でも相手にしとったらエエんちゃうかな(笑)
おぬしには、接近して右フーーーーック!
外国人アナウンサー
(2 down, and 4 to go!)

酩酊
鷹勇 超辛口
日本酒度が10度
キリリとした中にふくよかな米の旨味がありますな(*^_^*)
おぬしには、右アッパーからの連打ぁーーーーー!
外国人アナウンサー
(3 down, and 3 to go!)

酩酊
東一 純米酒
おぬしは香りが素晴らしく後から来る旨味がええ感じだすな(*^_^*)
ならばっ、 右ボディブローからの右アッパーカーーーット!
外国人アナウンサー
(4 down, but still 2 to go!!)(4人ダウン!でもまだ後2人!)

酩酊
帰山 古酒
おぬしは日本酒度−12度。甘口な酒やが〜
酸度が+3
古酒ならではのまろ味もあり旨味酸味がバランスええだすなヽ(*´∀`)ノ
ロープ・ア・ドープからのカンガルーパーンチッ! 
外国人アナウンサー
(5 down, and only 1 remains!!!)(5人ダウン、残るは一人!!!)

酩酊
徳次郎 純米酒
こちらも飲みやすいお酒でバランスがよく旨味がふくよかなお酒だすな(*^_^*)
仕上げはこれじゃ、コークスクリューパーンチッ!
外国人アナウンサー
(ALL DOWN!!! ALL DOWWWWN!!!)

カンカンカンカーーン!

酩酊
と、、、まぁ、日本酒を堪能させていただきやした(笑)
いや〜酔いましたな(笑)


とのことです(笑)
後日、大将が「あの声量のある方、頼み方がいかにも日本酒好きって感じやった。酔いっぷりも豪快やったわ」と私に。
そして、二人ともここでほとんど記憶がなくなり、いつのまにかハンター坂に戻り、私のいつもの習性で、酩酊王様が大の苦手なオサレなバー、北野スキャンダルに行ったようですね(笑)。

そこで、はじめ人間ギャートルズのエンディングテーマやつらの足音のバラードを口ずさみながら、暗いバーの空間でインコ化されたのは言うまでもないことです(笑)。

***************
レッスン7(11月後半)
行き当たりばったりで辿りついたバーで元町のダルタニアンさんの誘い出しに失敗し、二人真夜中にふらふらと、先日も立ち寄ったこちらの森髙さんへと訪問です。

元々こちらのお店、元町のダルタニアンさんに私が偵察に行って頂いたお店なのに、私はまだ一度も元町のダルタニアンさんと一緒に来ていないんですよね。お互いに別の連れと結構な回数来ているのに、不思議なことです。それを一番不思議がっているのは、別々に私たちに何度も会っている大将と女将さんかもしれませんね(笑)

この日も、女将さんに「あれ?ハンチングの君(きみ)(このお店での元町のダルタニアンさんの通り名です)は?」と聞かれてしまいました(笑)「さっき呼びだしたんですけど来れないらしいですよ~」というと女将さん、「変なの~」(笑)。「じゃあ、次は一緒に伺いますネ」と返事し、カウンターに。

この日は、すでにほろ酔い。なので薄ら覚えている記憶の中から書きますネ(笑)

大将が「これ呑んでみて」とこの日強く推していたのは菊姫にごり酒。醗酵完了直前の甘みの強い醪を、そのまま練りひいた風雅の酒、とのことです。このにごり酒でカンパ~イ!実に呑みやすく、旨味があるので、何杯でも呑めそうです。

次は、飛露喜純米初しぼりかすみ酒義侠 五百万石純米原酒 生酒
この日の飛露喜は、レッスン2で呑んだ吟醸生詰の飛露喜よりコクがあり、ふくよかで洗練されている感じがしましたね。義侠のほうは、一口頂いたのですが・・・覚えていません。ごめんなさい。

そして最後に呑んだのは
十四代吟醸酒備前雄町黒龍純米吟醸
この十四代、さっきの飛露喜と少し似てる気がします。どちらがどちらに近づいているのかはわかりませんが、こちらの方がややフルーティ?でも洗練されたお酒という感覚は同じですネ。黒龍のほうは、純米であるためか酸味(?)がはっきりしてるという感じですネ。

「素面の時に来たかった」というほど、どれも美味しかったです。

こうして、最後に小一時間ほどお酒を楽しみ、ホロ酔いのまま無事帰宅です(笑)。

この日のちょい飲み会はこれでおしまい。


***************
レッスン6(11月前半)
この日はちょい飲み会の集まり。

まずは、ちょい飲み会の前に、いつもレッスンをしていただいている大将と女将さんにお土産を、と思い立ち寄ることに。
お土産は新潟のお酒、鮎正宗。

「こんにちは~」とお店に入り、大将と女将さんにお土産をお渡しすると、とても喜んで下さいました!

カウンターに座ると今日の突き出しが。切干大根とホウレン草と鯛(だったかな)の味噌漬けです。

最初に大将がわたしのために選んでくださったお酒は、喜多の華 貴醸酒という福島県の日本酒です。写真を見ていただければわかると思うのですが、まるで赤ワインのような色をしていますね。貴醸酒というのは、お酒でお酒を仕込む製法で作られた日本酒。見た目通り、貴腐ワインのような甘みがあり、平安時代からある日本酒ということです。この甘みの秘密は貴腐ワインと甘み成分が同じだからということ。ちょうどこの赤ワインのような日本酒は、八尾の酩酊王様のよいどれレビューで、見たばかり(同じものかどうかは不明)。その不思議な色に興味深々だったので、タイムリーな大将のチョイスに感動!

そうこうしているうちに、ちょい飲み会のメンバーの一人から連絡があり、合流していただきました。

この方、こちらのお店は初めて。元町のダルタニアンさんと私のレビューに興味を持っていただいていたようですね。こういうことがあると酒飲みレビュアー冥利に尽きます。(ちなみに元町のダルタニアン様はこちらのお店では「ハンチングの君(きみ)」と呼ばれています。初めてこちらのお店に行かれる方がおられたら、「ハンチングの君(きみ)」もしくは「ラーメン頭の女子」の知り合いだと言ってみて下さい。あっという間に、大将や美人の女将さんと打ち解けられること請け合いです)。

堀の井 吟ぎんが 純米大吟醸を注文され、わたしの2杯目は鳳凰美田無濾過本生純米吟醸 愛山を大将が選んでくださいました。

鳳凰美田無濾過本生純米吟醸 愛山:綺麗な味わいのフルーティーな栃木県のお酒です。パイナップル(?)を思わせる風味がありますネ。
堀の井 吟ぎんが 純米大吟醸:少しいただきました。甘い香りがし(吟醸香というのかな?)、キレよくさらっとした呑み口の岩手県のお酒。

ここで大将がわたしの持ってきた鮎正宗をグラスに入れてくれました。家で呑んだものより、より日本酒らしいしっかりした味ですが口当たりが柔らかな感じですネ。大将と女将さんのお口に合ったのでしょうか・・・。

来られた方は、駆けつけ三杯的な速度で、日本酒を呑んでおられたので、わたしもつられて飲み干します。ああ、ちょい飲み会はまだ始まっていないというのに、こんなペースで大丈夫でしょうか・・・。

2杯目は先ほどの鳳凰美田とはまた別の鳳凰美田 純米吟醸 亀ノ尾 しずく絞り 斗瓶取り 無濾過生新酒(だと思います)を注文され、わたしの3杯目は冩樂(しゃらく)純米吟醸 備前雄町

鳳凰美田 純米吟醸 亀ノ尾 しずく絞り 斗瓶取り 無濾過生新酒(だと思います):これも少し頂きました。味はあまり覚えてないのですが、香りは洋梨やメロンのような感じの栃木県のお酒です。
冩樂(しゃらく)純米吟醸 備前雄町:果実のような香りがほんのり、お米の香りも強めです。岡山県産のお米を使用した福島県のお酒です。冩樂はレッスンを始めてからこれで3種類頂きましたが、どれも全然違う味がしますネ。驚きです。

そうこうしているうちに、あっという間に元町のダルタニアン様との待ち合わせの時間が迫ってきました。お会いするのは初めてなので、なんだかドキドキしてきました。これくらいお酒が入っていたほうがかえっていいのかもしれませんね。そして、待ち合わせ場所へとお店を後にしたのです。

つづく

***************
レッスン5(10月前半)
1カ月ぶりの訪問。

この日のお突き出しは、唐辛子の煮びたしとイカとしそ風味の青さ海苔

1杯目は、くどき上手 純米大吟醸 雄町44・・艶やかでなめらかな舌触りとフルーティーな香りがするちょっと色っぽいお酒です。とろっとした感触が呑みやすいですね。ひやおろしと同じような位置づけとなるお酒のようです。人間に例えれば「甘い優しさで心を虜にする大人の男性」といったところ。

2杯目は寫樂 純米吟醸 なごしざけ・・これもひやおろしのような位置づけで、「なごしざけ」とは夏を越したお酒という意味。
丸みがありながらすっきりした味わいがします。上品な米の香り。レッスン1でのんだ寫樂と比較すれば、より上品な香りと、丸みを感じる味。これも人間に例えれば「気品ある物腰の鯔背な男」ですね(笑)

ということで、大将と女将さんと少しお話をし、この日は珍しく、これで帰宅。
そして、このあと悪夢の3週間の缶詰め地獄に突入したのです。


***************
レッスン4(9月前半)

この日はラッキーなことに、本当に珍しい貴重なお酒を2種類です。

突き出しはつる紫の煮びたし(?)とうの花。おまけで白魚のしおからを出してくれました。

1杯目:醸し人九平次の超ひやおろし・・・醸し人九平次の「しぼりたて」というのはレッスン1で呑んだのですが、こちらは「超ひやおろし」です。これはごく全国でもごく限られたお店にしか入荷されていないそうです。ラッキー!「しぼりたて」と比べると、しっかり深みのある日本酒らしい味がします。私のような日本酒音痴にはもったいないお酒なのだと思います。美味しいのだろうといことしかわからない自分の日本酒音痴ぶりが嘆かわしい・・・

ここでこの日注文したおつまみ、銀鱈もろみ漬け が焼きあがったようです。ちょっと焦げてるけど味はめちゃくちゃ美味しいんです!

2杯目:獺祭の遠心分離・・・獺祭も「純米大吟醸 磨き三割九分」をレッスン1で呑んだのですが、遠心分離はなかなか手に入りにくい貴重な一本で、これも全国で限られたお店しか確保できない一本のようです。こちらは、もう、日本酒とか、ワインとかのジャンルを超えた素晴らしい香りと味わい。前回のレッスンで頂いた久保田を上回る味でした。人間にたとえるなら、多才な技と深みを兼ね備えた白皙の美青年、といった感じでしょうか。

常連さんたちと和気あいあいとおしゃべりも楽しみ、お店を後に。大将が、「この間のひと夏の恋は苦手な味だったのに、ボトルが可愛いのでついつい勧めてしまい悪かったなぁと思っていたんです」なんて言ってくださったんですが、とんでもない!せっかくいいお酒なのに味がわからない私のほうが修行が足りないのに・・・。もっとレッスンに来なければ・・・大将によれば、この調子なら日本酒の素晴らしさがわかる日も近い、ということなので、自分でも楽しみです。

こうして、またまた東門へと向かったのでした。

つづく

***************
レッスン3(8月前半)

ずっと気になっていたラーメンサラダを食べてみよう、と伺いました。

この日大将が勧めてくださったお酒は愛宕の松 ひと夏の恋 純米吟醸酒 生詰という宮城県の夏限定のお酒。
これはボトルが見るからに女性という感じで、私の前に置いてみたかったから、という理由のようです。確かにワインボトルのような瓶で、赤いハートマークがついています。なんだかそんなイメージを持っていただいて・・・光栄です・・・。「味はまだ無理かも」と言いながら、大将が1/2杯をついでくれます。一口・・・大将のおっしゃる通りです。ワインのような見た目ですが、味はしっかり日本酒。爽やかなのですが、わたしはもしかしてこの日本酒の酸味が苦手なのだろうか・・・と自分なりに分析し、いつか、そのおいしさがわかる日が来るのかな~と思いながらちびちび飲んでいるとラーメンサラダの登場です。

このラーメンサラダ。北海道ではよく食べられている一品らしく、野菜の上にサッポロラーメンが乗っていて、これに胡麻ドレッシングがまぶしてある病みつき系の一品。冷麺でも、ラーメンでもなく、かといってサラダでもない・・・。でも美味しいんです。

ここで女将さんが戻ってこられ、「あ~こんにちは~」。ひと夏の恋の瓶を見て、「あら、これはまだ・・・」と言って、次のお酒を探してくれています。そして目の前に置いてくださったのが久保田 萬寿 純米大吟醸 という新潟県のお酒。綺麗な味わいだけどまろやかな味と芳醇な香り。これは美味しい!人間に例えるなら、優しさで人を包み込む懐の深い男性という感じ。これはかなり気に入ったかもしれません。

しばらくは仕事に追われて来れなくなりそうですが、それが終われば、必ず戻ってきますよ。

次は何かお土産を持っていきましょ。

つづく


***************
レッスン2(7月後半)

初訪問から2週間後のこの日。中華料理を食べるも、アゲアゲ気分とはならず、大好きなここ森髙さんで一杯だけ日本酒を呑むことに・・・。

この日大将が勧めてくださった一杯は福島県の飛露喜 吟醸生詰。この青ラベルの一本は毎年桜が散った後から出荷される季節限定酒だそうで、夏のお酒のようですね。さっぱりとした甘味と適度な旨味のあるキレのある味。ワイングラスで楽しみました。人間に例えるなら、爽やかな色香(いろか)をまとった、高潔の士でしょうか。

1杯頂いただけで、先ほどまでのどんよりとした気分が不思議なことになんだか晴れ晴れしてきました。そしてこの気分のまま、東門のほうへと向かうべく、お店を後にしたのでした。こんな使い方ができるなんて、本当に素敵なお店ですね。

つづく

***************
レッスン1(7月前半)

ことの始まりは、マイレビュアーさんたちから、日本酒飲めないなんて人生損してる、と言われたこと・・・。

それから密かに日本酒を練習しようと思い、こっそりと色々な日本酒が揃っているお店を調べていたのです。
ただ困ったことが・・・全く日本酒のことが分からないので、何を基準に判断すればいいのかがわからない。

その上、いろいろなお店を調べていくうちに、「日本酒の嫌いな人はお断り」などと書いているお店なども・・・日本酒のお店は敷居が高いようです。それでもこちらの森髙さんは、そんな恐ろしげな要素がなさそう・・・でも誰かマイレビュアーさんがレビューしてくれたら色々聞けるのに・・・神戸在住で・・・日本酒が好きで・・・高架下なんかで粋に角打ちが決められるような人・・・・

一人だけいました。マイレビュアーさんの元町のダルタニアン様(ちなみにこれは私が勝手にそう名付けて呼んでいるだけです)。そこで、おもいきってこの方に「森髙さんに行ってください」とお願いしてみました。すると、なんと快諾してくださるではないですか!そして厚かましくも「できたらわたしが呑めそうなお酒もついでに探って頂けたら・・・なんて思っております」、などと無茶ぶりまで・・・。

そして数日後、お忙しい中本当に行って下さり、いろいろと教えていただいた上に「日本酒が苦手なので呑みやすいものをと、大将に気軽に聞くとお勧めを出してくれますよ」と心強いアドバイスまで・・・


この心強いアドバイスを胸に、さっそく日本酒のレッスン1です(笑)。
この日はお昼に素晴らしいイタリアンを大阪で堪能し、夕方は少し早目に三宮に戻りました。勇気を出してこの日本酒のお店に向かうつもりで・・・。そして席が空いているかを確認する電話も・・。

とあるビルの2階。階段を上がると、「森髙」と書いた大きな暖簾が扉に掛かっています。扉を開けるとそこは日本酒好きな人たちが集う聖地のごとく、日本酒のラベルが壁にいっぱい。

「こんにちは~」とカウンターに座ると、「いらっしゃいませ、お電話の方ですか」と穏やかな感じの大将と美人の女将さん。
大将が「今日はご紹介か何かですか」と初めて来たいかにも日本酒とは無縁そうな雰囲気だった私にストレートな質問をされるので、ここに来るにいたった経緯をお話しすると、「あ~!伺っておりますよ。先日来られた方から」と、ほぼなにも日本酒については私から説明するまでもなく、マイレビュアーさんから事情を聞いてちゃんと準備していて下さったかのように迷うこともなく瓶をクーラーから!もう完全におまかせです(笑)

せっかくなので、肴セット5種:1000円も注文してみました。
大将は、「では今日は半杯ずつ、4種類を味わってみてください」。

最初に出てきたのは山口県の獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分:これは美味しい!繊細で香り高い白ワインのような味わい。かすかにメロンのような香りも。大将によると、山田錦を39%まで精米ししているから、全く雑味はなくマイルドに仕上がっているとのこと。
人間に例えるなら、キリッと細面の美青年。ワイングラスで出してくださったので、よけいに呑みやすかったかもしれません。

2杯目は福島県の寫楽 純米酒 羽州誉:柑橘類を思わせるさわやかでふくよかな味。これもなかなか。羽州誉という希少な酒米を使っているそうです。人間に例えるなら、口説き上手の鯔背な男。こちらはフクロウの青の切子グラスで。

3杯目は愛知県の醸し人九平次 超しぼりたて:もう、これはボトルからして、ワインです。南国のフルーツのようなアロマで、私のイメージの中にある日本酒とはかけ離れた限りなくワインな味わい。フランスなどにも輸出されていて、これをライスワインとして置いているフレンチのお店もあるそうです。人間に例えるなら、洒落っ気のある高貴な紳士。こちらもワイングラスで。

4杯目は山形県の十四代 本丸秘伝玉返し:お花のような香りのする綺麗な味わい。人間に例えるなら、水も滴るイイ男でしょうか。こちらはフクロウの赤の切子グラスで。


この4種類はいずれも入手困難なレアなお酒だったようで、おそらく日本酒好きの方々から、日本酒が苦手だと言っている輩がこんな貴重な日本酒を次々と4つも呑みやがって、とブーイングが聞こえてきそうですね(笑)。申し訳ございません。。。

このように、人生で初めて、酒の肴をつまみながら、日本酒を心から美味しいと思って楽しむことが出来ました。
これも全て、突然の依頼にも気にとめず忙しい中、行きやすい環境を作ってくださった心優しいダルタニアン様のおかげです。
美人の女将さんも私が経緯を聞いて「素敵な紳士ですね」とおっしゃってましたよ。本当にありがとうございました。

そろそろお暇しようとすると大将が、「最後に日本酒らしいお酒を試飲してみませんか」と、なんともう一杯勧めてくれるではないですか。その名前は福島県の奈良萬 純米酒こちらはほんの一口でしたが、ちょっとバナナみたいな香りのある辛口の日本酒。アルコールの量は変わらないのかもしれませんが、途端にクラクラと目が回りそうに・・・まだ初心者には早かったみたいです(笑)。
女将さんが「まだ早いかも・・・」とわたしの表情を見てフォローしてくださったので、「そうみたいです・・・」と気軽にいうことができました(笑)。

「ごちそうさま」と帰り際に大将が、「まだまだいっぱい試してほしいお酒があるから、バーに呑みに行く前にちょくちょく寄ってください」と言ってくださいました。まだ酔っ払っていない冴えた舌のうちに、日本酒の美味しさを覚えれば・・・ということらしいです。
こんな風に言われたら、絶対頻繁にレッスンに通ってしまいますよネ(笑)

日本酒が呑みづらいと思っている人には、完璧なお店です。いえ、たぶん本当は、日本酒の通の人が通うような素晴らしい日本酒のお店が、初心者にも門戸を開いてくださった、と言ったほうがいいかもしれません。

そして最後に、元町のダルタニアン様はじめ、高架下のグレゴリーペック様、アンパンマン様、沙悟浄様、マグニート様、ポー様、そしてコロンボ様など、いろいろとアドバイス頂き、大変感謝いたしております。

  • エントランス

  • お酒たち:焼酎などもあり。

  • 日本酒のラベル

  • 日本酒のメニュー

  • メニュー

  • 本日のメニュー

  • 獺祭:繊細で香り高い白ワインのような味わい。

  • お突き出し

  • 寫楽:柑橘類を思わせるさわやかでふくよかな味

  • 肴セット5種:1000円

  • 醸し人九平次:南国のフルーツのようなアロマ。

  • 醸し人九平次のグラス

  • 十四代:お花のような香り

  • 奈良萬:試飲させていただいた、日本酒らしいお酒。ちょっとまだ早いかな?

  • レッスン2(7月後半):今日の一杯は飛露喜 吟醸生詰

  • レッスン2のお突き出し:茄子の煮物とかぼちゃの煮物

  • レッスン3:今日は「ひと夏の恋」から・・・大将がボトルが可愛いからという理由でこれに・・・

  • レッスン3のお突き出し:茄子の煮物とニラともやし

  • レッスン3:次は美人の女将さんが選んでくれた久保田 萬寿 純米大吟醸 。クリアだけどまろやかな呑みやすい味

  • 気になっていたラーメンサラダ。北海道では良く食べられているそうです。

  • ラーメンサラダアップ:麺はサッポロラーメン。これに胡麻ドレッシングがまぶしてあってちょっと病みつき系。

  • レッスン4の1杯目:醸し人九平次の超ひやおろし

  • レッスン4突き出し:つる紫とうの花

  • レッスン4おまけの突き出し:白魚のしおから

  • レッスン4の2杯目:獺祭の遠心分離

  • レッスン4のおつまみ:銀鱈もろみ漬け:ちょっと焦げてるけど、味は抜群。

  • レッスン5の1杯目:くどき上手 純米大吟醸 雄町44艶やかでなめらか。フルーティーな香り

  • レッスン5のメニュー

  • レッスン5の2杯目:寫樂 純米吟醸 なごしざけ  夏を越したお酒。

  • レッスン5の突き出し:唐辛子の煮びたしとイカとしそ風味の青さ海苔

  • レッスン6:いつもお世話になっているので、お土産を。純米酒鮎正宗

  • レッスン6の突き出し:切干大根とホウレン草と鯛(だったかな)の味噌漬け

  • レッスン6:喜多の華 貴醸酒(酒で酒を仕込んだお酒)

  • レッスン6:堀の井 吟ぎんが 純米大吟醸 と鳳凰美田生詰(限定品)

  • レッスン6:鳳凰美田 純米吟醸 亀ノ尾 しずく絞り 斗瓶取り 無濾過生新酒(だと思います)

  • レッスン6:冩樂(しゃらく)純米吟醸 備前雄町

  • レッスン7:菊姫にごり酒(醗酵完了直前の甘みの強い醪(もろみ)を、そのまま練りひいた風雅の酒)&飛露喜純米 初しぼり かすみ酒

  • レッスン7:ちょい飲み男子さんとかんぱ~い!

  • レッスン7:突き出し

  • レッスン7:義侠 五百万石純米原酒 生酒&十四代 吟醸酒 備前雄町&黒龍 純米吟醸

  • レッスン8:ポテサラとフキの煮物

  • レッスン8:へしこ

  • レッスン8:八尾の酔いどれ酩酊王様とかんぱ~い!

  • レッスン8:十四代 本丸

  • レッスン8:東一 純米酒 すでに酔ってますネ~ぶれぶれ~(笑) 

  • レッスン8:田酒    あらっ、一瞬酔いが覚めたのか・・・(笑)

  • レッスン8:帰山 古酒

  • レッスン8:鷹勇 超辛口 やっぱり酔ってますネ~

  • レッスン8:徳次郎 純米酒

  • レッスン9:4人でかんぱ~い!

  • レッスン9:鳳凰美田「山田錦」荒押合併 純米大吟醸原酒(栃木県)

  • レッスン9:清酒 鍋島 純米吟醸中汲み無ろ過(佐賀県)果実の酸味とコクのバランスが良い

  • レッスン9:突き出し

  • レッスン9:東一 純米酒

  • レッスン9:酉与右衛門よえもん 純米 岩手・亀の尾 直汲み生原酒(岩手県)日本酒度 +5.5 酸度 1.8 微発泡感があり、キレのある酸味

  • レッスン9

  • レッスン9:墨廼江 純米吟醸BY1号 生(宮城県)香りが華やか。旨味もあり日本酒度:+3 酸 度:1.7

  • レッスン9:奥播磨 純米吟醸 芳醇超辛 赤ラベル(兵庫県)日本酒度 +9.0・酸度 1.7辛口ながら後口には柔らかな甘みやコクを感じる

  • レッスン9:おでん

  • レッスン9:寫樂『ささめゆき』 純愛仕込 純米吟醸生(福島県)日本酒度 +1 酸度 1.4 旨味がありキレが良い

  • レッスン9:正雪 辛口純米 誉富士(静岡県)日本酒度 +6 酸度 1.3 メロンのような果実味とシャープなキレ

  • レッスン9:十四代 本丸 秘伝 玉返し(山形県)日本酒度 +2

  • レッスン9:伯陽長 山田錦50 純米大吟醸生原酒(鳥取県)日本酒度+5 酸度1.7 大山山系の雪解け水が、伏流水になったものを仕込水として使用 なめらかさと華やかな香りが特徴

  • レッスン9:喜楽長 純米大吟醸 夢銀河(滋賀県)日本酒度 +2.5 酸度 1.5 バランスが良い

2014/04/30 更新

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