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(おでん)こんにゃく、煮玉子
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(おでん)ポテ玉
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(おでん)大根
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(おでん)茄子
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(おでん)チンゲン菜
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(おでん)豆腐
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(おでん)じゃがバター
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突き出し三種盛り
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お刺身
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滋味深く美味しい野菜スープ♪(^_^)
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お店外観
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大阪府堺市にある完全予約制のおでん会席の名店です。
あの「吉兆」の創始者で文化功労者の故湯木貞一(ゆきていいち)氏も通ったほどの素晴らしい味のお店であり、実際にこちらでおでんをいただいてみれば、それも納得できます。
また、関西を中心とした読売テレビの人気番組「たかじんのそこまで言って委員会」の司会者であり、多くの方々に惜しまれながら2014年(平成26年)1月3日に64歳でお亡くなりになられたやしきたかじんさんも、こちらのおでん店によく来られていたようです。
営業は、夜の6,300円コース1本のみ。
完全予約制のため、近くに来たからと言ってフラッと寄っても、席はありません。
私は、恥ずかしながら、おでん会席をいただいた経験がなく、今回が初体験の未開拓の分野です。
したがって、フレンチや日本料理のように、私の脳内に確立した評価基準がインプットされているわけではなく、あくまでも純粋な料理の美味しさとしての評価ですので、その点ご留意の上、肩肘張らずに軽いエッセイのような感じで、以下お読みください。
私が、お店でおでんをいただく機会と言えば、よくテレビの刑事ドラマで出てくるように「おやっさん、気分直しに一杯やっていきましょうよ♪」みたいな感じで、友人と居酒屋で飲む際に、ちょこっとつまむ程度のものという認識でした。
でも、おでん自体はとっても大好きです♪
普段は、コンビニのセブンイレブンやローソンのおでんに大変お世話になっています(^_^)
おでんって、家庭料理のイメージが強いですが、天ぷらと同様に、実際に家庭で作ってプロと同じはもちろん、プロに近い同じ味すら出すのって非常に難しいんです。
市販のおでんの素って、お店のおでんの味と全然違うんですよね~。
だからと言って、鰹と昆布だけでも、お店と同じ味にはならないんです。う~ん、難しい。
ところで、皆様は、何の具がお好きですか?
焼きちくわ、ちくわぶ、煮玉子、大根、昆布、厚揚げ、はんぺんなど、人によって様々でしょうね。
ちなみに、私は、大根、焼きちくわ、こんにゃくあたりが好きです(^o^)
仲間で、おでんの好きな具を言い合ったら、盛り上がりそうですね(^_^)
お店は、高齢のご夫婦お二人で切り盛りされていらっしゃいます。
大変失礼ながら、お歳を考えると、立ち仕事は相当足腰に衝撃が来るはずなので、その真摯な姿勢には、頭が下がります。
こちらのおでんで驚くべきは、その料理の味の多彩さと深さ。
普通おでんをお店でいただく場合、同じ鍋で一緒に煮た具を順を追って提供するスタイルであり、具による味の違いはあるものの、ベースの汁が同じである以上、基本的には同じ味です。
しかし、こちらのは違います。驚くべきことに、具が盛られた一皿ごとに味が異なるんです。
そのため、食べていて飽きが来ないんです。
鶏ガラをベースとし、これに鰹、昆布、いりこや野菜類を加え、これらの味が複雑に絡み合った出汁に、それぞれの具が合う合う♪
きっと、御主人が長年の経験に裏打ちされた研究により、一皿一皿、その具に合った絶妙なる配合を行っているに違いありません。
きっと、開店前の仕込みの時間に早く来て、どうすれば客を唸らせるような旨いおでんを出せるのか、毎日毎日試しては失敗し、数え切れないほどの試行錯誤の末、今の味にたどりついたのでしょう。
それぞれの食材の旨味が余すことなく引き出され、具の美味しさと出汁の美味しさが一体となり、五臓六腑に染み渡りました。
まるで、日本料理で言えば、京都の「未在」のような最高峰のお店に来てしまったかのような心境です。
コンビニのおでんも普段使いには悪くはないけれど、はっきり言って、比較するのが御主人に対して本当に申し訳ないくらいのまるで次元の違う美味しさです。
また、ご夫婦のお人柄の素晴らしさもこのお店の魅力です。
御主人は、大変物腰が柔らかいと同時に、絶妙のタイミングでおもしろいことを言うので、いつも客に笑顔が絶えません。
そのため、失礼な言い方で恐縮ですが、一見ノリで適当なことを言っているようにも見えます。
しかし、良く観察していると、実際は、絶えず客の表情に気を配り、客の考えを敏感に察知して相当客に気を使って行動しているのが見て取れ、失言をして客に不愉快な思いをさせることは決してありません。
そして、トイレから客が帰ると、奥様が必ずおしぼりをサッと出してきて、手渡してくれます。
そのため、気持ち良く時間を過ごせます♪
なお、このお店を訪問するにあたっての注意点が1点あります。
こちらのお店のお料理は、はっきり言って非常に量が多いです。
つゆやおでんに添えられた料理までかなり美味しいので、ついつい飲んだり食べたりしがちになりますが、いい気になっていると満腹でお腹がはち切れそうになり、完食できませんので、その点ご留意ください。
事実、私は、豆腐のおでんの所でギブアップし、完食できませんでした(泣)。
不味いならともかく、美味しいのがわかっていながら、御主人が丹精込めて一生懸命作ってくれたおでんを残すのは、本当に心苦しかったです(^_^;)
今回いただいたのは、以下のようなメニューです。
【2014年(平成26年)1月のある日のおでん会席メニュー(6,300円)】
①(突き出し三種盛り)「油揚げと青菜の酢味噌和え、数の子など」
②(お刺身)「鯛やたこなど」
③(汁 物)「ヤングコーン、人参、赤ピーマン、れんこんなどが入った野菜スープ」
④(おでん)「こんにゃく、煮卵」
⑤(おでん)「ポテ玉(卵とじゃがいものオリジナルおでん)」
⑥(おでん)「大根」油揚げ、お肉、かいわれ添え
⑦(おでん)「茄子(なす)」湯葉添え
⑧(おでん)「チンゲン菜」
⑨(おでん)「豆腐」
⑩(おでん)「じゃがバター」
1品目の「突き出し三種盛り」は、丁寧に作られているのがうかがえ、美味しくて、この後の料理に対する期待値が強烈にUPしました。
2品目の「お刺身」は、薬味のねぎともみじおろしで美味しくいただきました。
3品目の「野菜スープ」は、丁寧に煮込まれたスープに野菜の旨味がしみ込んで、大変滋味深いお味。心がほっこりしました(^_^)
4品目からは、メインのおでんが続きます。
具は、「こんにゃく」、「煮玉子」、「大根」などのメジャーなものから、「茄子」、「チンゲン菜」などの野菜系の少なくとも東京ではあまり見かけないものまで様々。
一皿ごとに味が違い、美味しくいただけました。
私は、好きな具の「大根」が一番気に入りました。絶品のお出汁が深くしみ込んだ大根は、こたえられない美味しさでした。
「ポテ玉」は、炒めたタマネギとニンジンのをみじん切りに、ジャガイモとキクラゲを加えてバターで炒め、最後に卵を流し込んで固めてあります。
独特の食感で、ここでしか味わえない貴重な体験でした。
ただ、前に書いたとおり、添えられた油揚げやつゆなどをそのまま食べたり飲んだりしていると、結構な量になり、あっと言う間に満腹になります。
そのため、こちらを訪問する時は、かなり空腹にして訪問されることをお勧めいたします。
締めの「じゃがバター」は、煮込んだじゃがいもの上に、サイコロ状に細かく刻んだバターがちりばめてあります。
何か、子供の時に、夏祭りの屋台で食べたような懐かしい味で、昭和のレトロな雰囲気が感じられます。
この内容で6,300円なら、きっと多くの方々にご満足いただけるものと思います。
ぜひまた訪問したいです♪
御主人には、体を大切にして、いつまでもお元気で、一日も長くお店を続けてくださりますようただただ願うばかりです。