無料会員登録/ログイン
閉じる
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
逢うことは適わじ ポークビンダルー
その日、私はポークビンダルーなるものをどうしても食べたかった。
レシピサイトで刺激され、数日前に富澤商店まで行って、
「ペルシュロン熟成赤ワインビネガー」まで買ってきたところでようやく気付いたのだ。
そもそもポークビンダルーなるものを食べたことがなかった、と。
すでに豚バラブロックを買いに行く脳内シミュレーションを開始していた私は
ここで思いとどまり、まずは敵を知るーーポークビンダルーを食べるーーことへ
偉大なる戦略的転進を決断したのであった。
だがしかし、ポークビンダルーを常設しているカレー屋は少ない。
よくよく考えると、現今のスパイスカレーブームの中心を走る店はほぼ日替わり週替わりメニューが中心で、
レギュラーになるのは圧倒的にチキンかキーマという按配だ。
ポークビンダルーは元から伏兵として訓練されてきたのを知らず、
何度か日替わりメニューに見かけてきてもついぞ注文してこなかった己を呪った。
常設メニューが圧倒的に少ないという意味では現今のスパイスカレー店は
人気のラーメン店よりもさらに不定形な何かということになるのだろう。
さて、ポークビンダルー問題である。
ツイッター、インスタ、フェイスブックを駆使し、ようやく日替わりメニューに
ポークビンダルーを登場させている店を見つけた。次点候補はなく、貴重な一択である。
当日の昼前に出発する前にもフェイスブックでポークビンダルーが日替わりになっているのを確認した。しかしーーー
無情にもそこにあるはずのポークビンダルーの上には売り切れの文言が貼ってあった。
嗚呼…南無三…
ご臨終の覆い打ちを見てどっと崩れ落ちた。
例えば、海を見たことがない少女が海を見る間際に重病にかかりたどり着けなかった心境だろうか。
とにかく、この日は待ち望んでいたポークビンダルーという海をついぞ見ることができなかったのである。
ひよこ豆入りキーマははっきりしたキーマの主張をひよこ豆が優しく受け止め、
チキンカレーはほろほろの手羽元が香ばしかった。
付け合わせのアチャール類もこれら主役の脇を固めるのに十分な働きをしていた。
付け合わせに追加したライタは強力な主役二種で疲れた舌に程よく酸味を与えてくれた。
ビンダルーの酸味は如何ばかりであったのだろうか。知る由もない。
いつの日かポークビンダルーに臥薪嘗胆することを固く心に誓ったのである。
(でなければ豚肉買いに行けない…)
I shall return!!
口コミが参考になったらフォローしよう
熊助
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
熊助さんの他のお店の口コミ
浜浪(湊、御陵前、東湊 / ちゃんぽん、食堂)
裏難波 路地裏酒場 とんぼ(難波(南海)、近鉄日本橋、日本橋 / 居酒屋、焼き鳥、鳥料理)
レストラン・マルマン(梅田、大阪、大阪梅田(阪急) / 洋食、コロッケ、ビストロ)
GFC香港スタイル飲茶レストラン(二色浜、鶴原 / 飲茶・点心、中華料理、担々麺)
ロッダグループ(ドーム前千代崎、ドーム前、九条(阪神) / スリランカ料理、カレー、アジア・エスニック)
焼鳥食堂(扇町、天満、南森町 / 焼き鳥、居酒屋、鳥料理)
店舗情報の編集
閉じる
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
移転
アララギ
|
---|---|
受賞・選出歴 |
カレー 百名店 2020 選出店
食べログ カレー WEST 百名店 2020 選出店 |
ジャンル | カレー、アジア・エスニック、バー |
住所 | |
交通手段 |
大阪市営地下鉄松屋町駅より徒歩2分 松屋町駅から132m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
30席 (カウンター6席、テーブル席4名掛け2卓、座敷4名掛け1卓、2名掛け3卓) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人~50人可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 付近にコインパーキング有り |
空間・設備 | カウンター席あり、座敷あり、ライブ・生演奏あり |
ドリンク | 焼酎あり、ワインあり、カクテルあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
公式アカウント | |
オープン日 |
2010年10月22日 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
ついにリベンジを果たす瞬間がやってきた。
アララギ、二回目の訪問である。
ポークビンダルーの味を舌に刻み込んでおこうと思い、
ポークビンダルー1種、+100円でルー増しの注文である。
そしてやってきたポークビンダルーは、
食べた瞬間に若干の酸味を感じるものの、
そのあとにやってくるフルーティーな余韻が特徴的である。
見られた限りの主なスパイスは、クミン、クローブ、マスタードシードが中心となっており、
奇を衒った構成ではないものの、
上記の酸味とフルーティー感の対比が心地よく、
私の中では新たなカレーバリエーションの発見となったのである。
ちなみに、酸味だけでいうとそこまで強くなく感じたのは、
前回付け合わせに頼んだライタ(ヨーグルト)のほうが酸味のコントラストが強かったからである。
ポルトガルとインドの文化が重層的に絡み合うイメージを感じられる、
ポークビンダルーというのはそういう料理なのである。