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〔大阪〕180年守り抜いてきた暖簾。浪花のちらし寿司は、さすが文句なしの美味！
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魚介類は、海老、鯛、穴子の3種類。鯛の旨みがよく味わえる
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包みを開け、蓋を取り去ると、見事なちらし寿司が姿を見せる
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穴子はコーヒーに例えるなら、イタリアンロースト。
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松屋町の寿司「たこ竹」
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たこ竹さんの寿司袋
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たこ竹さんの包み紙。雰囲気あります
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さあ、いよいよご対面…
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松屋町の大阪寿司「たこ竹」。1831（天保2）年から続く店でしたが、2019年にあえなく廃業。本当に残念
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よい子
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
移転
たこ竹（たこたけ）
|
|---|---|
| ジャンル | 寿司、郷土料理 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
松屋町駅・1番出口から、徒歩2分 松屋町駅から163m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
|
| 支払い方法 |
カード可 （VISA） |
| サービス料・ チャージ |
チャージ料なし |
席・設備
| 席数 |
12席 （テーブル席4×3） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 駐車場 |
無 |
メニュー
| 料理 | 魚料理にこだわる |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
|
|---|---|
| オープン日 |
1831年 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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[大阪市]
2012/1/14（土）
松屋町（まっちゃまち）の商店街にある、老舗の大阪すし店。
松屋町は、人形販売のお店が軒を並べることで知られる界隈。
季節柄、商店街には雛人形があれこれと並び、なかなかに風情のある通りである。
「たこ竹」は、天保2年（1831）の創業。180年にわたり、暖簾を守っていることになる。
さすがに歴史を感じる店構えと内装だが、客席の清潔感は十分保たれている。
4人掛けのテーブルが3つ。造作としてカウンターはあるものの、そこに客席は配置されていない。
カウンターの上には、色良く煮含められた大振りの椎茸が、タッパーに入って並んでいた。
魚より、むしろ椎茸がものを言う大阪寿司といったところだろうか。
きっと、丁寧な仕事をされているに違いない。期待が高まる。
持ち帰りの「上ちらし」2400円を注文（箱代100円込み）。
席に座り、出来上がりを待つ。
すぐ前が幹線道路なので、車の行き交う音が間断なく聞こえてくる。
赤信号でそれが止むと、急にすっと、店内の静けさが浮き彫りになる。
カウンターの中、黙々と仕事を進める大将。
待つこと6～7分、女将さんから声がかかり、上ちらしの出来上がりだ。
素朴であたたかい接客は好印象。
帰り際、奥の調理台と流しが石で出来ているのを見て驚く。
相当に年季が入っているものと見た。ただの店でないことは、一目で分かる。
早速ホテルへ持って帰り、いただく。
包みを開け、蓋を取り去ると、見事なちらし寿司が姿を見せる。
魚介類は、海老、鯛、穴子の3種類。
酢締めされた鯛は雀すしでも使うものであろう。
酢は弱めで、鯛そのものの旨みがよく味わえる。
穴子はコーヒーに例えるなら、イタリアンロースト。
香ばしく、強めに焼き目が付けられている。
たれの甘さは全くない。香りで食べさせる感じだ。
天然色のでんぶが彩りを添える。
食感のきくらげ、紅たで。
山椒の鋭い香りにも、驚かされる。
乗せられた具をどければ、中からは錦糸卵が。
ごくわずかな甘さの錦糸卵、太さがあって見た目が独特。
寿司飯は褐色がかっている。使っている酢の色かとも思ったが、酸味はごく控えめ…
先ほど見た椎茸の出汁などで、風味を付けているのかもしれない（推測）。
[その他のメニュー]
この店で言う「大阪すし」は、箱すし＋巻き寿司のセット。
他のレビュアさんが写真投稿されている箱すしも、芸術的な美しさなので、
次の機会にぜひ注文したい。
ほか、多くの方が絶賛されている赤海老・関あじ・鯖それぞれの棒すし、
雀すし（鯛）も是非いただきたい一品だ。
あじ＋穴子、穴子＋海老の詰め合わせもあるようだ。
江戸前寿司ばかりが、上等の寿司ではない…
大阪が誇る食文化の真髄を、見せ付けられた感がある。
どうか少しでも長く、この味が守られますように。