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かわいいお店でかわいい料理
師走も折り返しを過ぎ、本当に忙しい日が続いている。たまには落ち着いて食事をしたいと思い、なじみの割烹何軒かに電話を入れたが、どこも満員のよう。そこで急遽食べログで心斎橋周辺を探して見つけたのがこちらのお店。どこに惹かれたかって言うと、かわいい女将が入ると言うところ。お値段も手頃なので、3500円のコースを予約して、6時半ごろお店に伺った。
この時点でお店はもう満員状態。8人から10人座れるテーブル席も、カウンターも先客でいっぱい。よく入れたなと思いつつ、唯一空いていたカウンターに案内される。
頼んだコースは、全10品のさくら10品コースという、ストレートな名前のもの。小皿で色々な料理が頂けるとのこと。日本酒は獺祭をお願いする。
日本酒は早く出されたが、満員のためかなかなか最初の料理が出てこない。15分してやっと先付け三種が供された。
先付は、牡蠣と信田巻き餡掛け、鴨ロース、鱧のマリネ。牡蠣は何故かアヒージョのような風味を感じる。信田巻きは出汁で煮含められており、牡蠣と信田巻きを軽めの出汁餡でまとめたもの。鴨ロースは、中がルージュに仕上げた含め煮。鱧のマリネは唐辛子が効かせてある。いずれも酒に合う。
向付は、鰆焼き霜、鮪の造り。そして、ここで鱈白子ポン酢も供される。造りは普通に美味しい。そして鱈の白子は、若干小ぶりでまったり感がやや少なめではあるが、季節ものであり、美味しく頂けた。
ここで日本酒がなくなってしまったため、次に八海山を一合注文した。
続く焼き物は、鮭の粕漬け焼き。ポーションは小皿に合わせてか、かなり小ぶり。でも口に入れると鮭の旨味と粕の香り高い風味が広がり、なかなか旨い。酒にとてもよく合う。
頃合いを見計らって、海老と冬瓜の炊き合わせが供された。頭もついていて、かなりワイルドな一品。頭のツノの部分を持って頭の殻を剥き、ミソから頂く。濃厚な旨味か広がる。いったん冬瓜の方に箸を向ける。こちらはほの柔らかな風味の出汁が中まで染み込んでおり、優しい味わい。そして海老の胴の部分の殻を剥き、身にかぶりつく。甘み のある芳醇な味わい。
続いて椎茸と海老のタタキのステーキ。椎茸の傘の裏に、叩いた海老の身を詰めて焼いたもの。椎茸が海老の出汁を吸い込み、椎茸の旨味が海老の身に移り、椎茸と海老が一つになって品良く力強い味わいを醸し出している。
次が鶏胸肉と人参のぶつ切り煮。見た感じではドミグラスソースで鳥を煮込んだようだが、そうではなく、胸肉を焼いた後、ぶつ切りにし、人参とともに、醤油、味醂、酒などで煮込み、そこに橙か何かの柑橘類の果汁でアクセントがつけられている。鶏も人参も素朴な味わい。でも柑橘系の香りで少し華やかな風味に仕上げてある。
最後に、鯛の小鍋が供される。鯛で取った出汁に白菜、ネギ、椎茸、水菜など、野菜を先に入れ、野菜の甘みが出汁に出たところで、刺身でも食べられる鯛を入れる。さっと火が通ったところで鉢に取り、柚子胡椒、生姜、胡麻ペーストなど、好みの薬味を入れて頂く。あっさりと優しい味わい。日本酒をチビチビやりながら、熱いのをふうふういいながら頂くと、寒い冬なのに身体の中から温まる。
野菜や鯛を食べた後には、刻み海苔、三つ葉、霰が添えられたご飯が用意される。これを鍋に入れ、雑炊を作る。熱々のところを鉢によそい、柚子胡椒を少し溶かして頂く。幸せが広がる。ああ旨いな、としみじみ感じる。食べ終わる頃にはちょうど満腹になった。
飛び切りの素材を使用しているのではないが、でも、どれも値打ちのある実直な料理を提供されている。背筋を伸ばして研ぎ澄まされた料理を味わうのではなく、ほっこり落ち着いて食事や酒を味わうところだと感じた。また、内装は清潔だし、料理も小皿で提供されるので、デートなどで利用するのもいい。また、機会を見つけて訪れたい。
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moiutya
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店名 |
掲載保留
季節料理のお店 さくら
|
---|---|
ジャンル | 日本料理、海鮮、居酒屋 |
住所 | |
交通手段 |
心斎橋駅5分、長堀橋駅から7分 長堀橋駅から437m |
営業時間 |
|
予算 |
¥6,000~¥7,999 |
予算(口コミ集計) |
¥5,000~¥5,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 |
席数 |
15席 (カウンター7席) |
---|---|
最大予約可能人数 |
着席時 15人 |
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり |
コース | 飲み放題 |
---|---|
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり、日本酒にこだわる、焼酎にこだわる |
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、テイクアウト |
公式アカウント | |
オープン日 |
2019年7月18日 |
備考 | |
お店のPR |
旬の美味しいものを少しずつ沢山の種類が愉しめる、日本料理をカジュアルにした和食屋さん
味は本格。価格は気軽に。 |
初投稿者 |
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職場の同期が何か旨いものを食べたいとメールがあった。どんな店がいいと聞いたところ、かわいい感じのする割烹みたいなところがいい、とのこと。そこで選んだのが、以前訪れたことのあるこちらのお店。心斎橋の南グランド会館という雰囲気のあるビルの一階にあるかわいらしい雰囲気の割烹。急遽予約を入れ、コースをお願いして、午後6時半に来店した。
カウンターに案内され、同期も私も日本酒が好きなので、最初から日本酒を注文する。選んだのは獺祭。程なくして、獺祭と先付が運ばれてくる。
先付は、秋刀魚のけんちん焼きいくら添え、秋茄子の肉み 味噌のせ、蓮根饅頭の3品。まずは乾杯する。なんだかんだ言っても、やはり獺祭は美味しい。秋刀魚のけんちん焼きや秋茄子肉味噌は、酒によく合う。また蓮根饅頭は、むっちりとした饅頭に出汁の効いた餡が絡み、旨い。
向付は鰆の焼き霜と鮪、別皿で赤海老の造り。鮪は中トロで程よい脂の乗り加減。鰆は旨味がじわっと広がる。赤海老は、濃厚でワイルドな味わい。
椀物は、鱧と松茸と舞茸。蓋を開けると、松茸の香りが立ち昇り、続いて出汁のふくよかな香りが追いかけてくる。よく見ると松茸はさほど沢山入ってないが、代わりに舞茸がたっぷり入っている。まずは一口。やはり松茸の香りが広がり、次いで舞茸の旨味が広がる。鱧を頂く。出汁と茸の旨味に負けない旨味を感じる。出汁は少し濃いものの、美味しく頂けた。
次は焼物。鱧の梅肉焼きと付け合わせに葉生姜の変わり揚げ。骨切りした鱧に梅肉を白醤油や日本酒等に適量入れたものを塗って焼いたもの。葉生姜の変わり揚げは、生姜の茎の部分に霰をまぶして揚げたもの。鱧は香ばしく、梅の風味が淡白だけど力強い旨さを引き立てている。葉生姜は、霰の香ばしさに負けない辛みが爽やか。初めて食べたが、インパクトを感じる一品だと思う。
続いて、白菜のつくねの包み焼きが供される。白菜で鳥つくねを包んで蒸し焼きにしたもの。ロールキャベツのような創作和食。薬味の茗荷を添えて頂くと美味しく頂けた。
油物は、季節の創作天ぷら3種。小芋、信太巻き、獅子唐の3品。いずれも抹茶塩、海老塩、岩塩なとから好きな塩で頂く。揚げたてアツアツね小芋の美味しいこと。信太巻きの天ぷらも日本酒に合い、美味しく頂けた。
最後、〆の飯物はひつまぶし風鯛飯。鯛飯とともに出汁、薬味か用意される。大将の説明によると、まず最初は鯛飯そのものを味わい、次はに出汁をかけていただき、最後に薬味を入れて味わって欲しいとのこと。その順番で頂くと、鯛のふくよかな旨味、香り高い出汁との出会い、そして薬味も加えた調和の味わいを感じることができた。
前回訪問の時にも感じたが、とびきりの素材を使っていることはないけど、どれも優しいほっとする味わいのお料理ばかり。設えも可愛く、優しい気持ちになる。
また、給仕頂いた女性の方が、とても美しくて柔らかな雰囲気をお持ちで、この店の改装内観やお料理と本当に合っている。この方に会いにこちらのお店を訪問するだけでも、すごく値打ちがあると感じる。もちろん料理も旨いので、また力強いうちに訪れて、優しい料理と美しい方を楽しみたい、