カジュアルで本格的、ついつい通いたくなる店。 : A LA CIVETTE

堺筋本町の街角に建つ一軒家レストランのこちら。
カジュアルな雰囲気で気軽に入店出来るのですが、出てくる料理は想像以上に本格的で素晴らしい…
それが、初めてこちらに来た時の印象。

それから、たまに思い出したように通っているのです。

この日は、寒い今の時期にしか食べられない旬の食材を求めてディナータイムにお邪魔させていただきました。
この日のディナーはこんな感じで…

【4種のアミューズ】
カリフラワーとキャビア、コンソメのジュレをスプーンの上に乗っけられた状態で提供。
それを一口でいただきます。
旨味が口の中いっぱいに広がり、一気にテンションが上ります。
これがディナースタートの合図、食欲も一気に上昇します。
その他、里芋とトリュフのクロケッタ、自家製叉焼ゴルゴンゾーラ、河内鴨冷製と、豪華なアミューズを堪能。

【天然寒ブリ、いぶりがっこ、みかんロースト】
え…というような組み合わせ。
しかも、みかんも焼いちゃっているし…そんなことを思いながら、一口で食べてみれば、あら不思議！
これが、ものすごくよく合うのです。
百聞は一見…いや、一食にしかず。
これは食べてみるべし！

【リポリータ】
熱々のココットに入って登場したのは、備前黒牛ホルモンとカーポロ・ネロ（黒キャベツ）のリポリータは、トスカーナの郷土料理。
仕上げにオリーブオイルを掛けていただきます。
肉の柔らかさとその味わいに感動！

【鱈白子のムニエル】
鱈白子のムニエルには、伊勢海老のビスクのソースをたっぷりと絡めていただきます。
トリュフの香りも心地よく、ワインが進む味わい。
【パスタ】
モンサンミッシェル産のムール貝と北海道産ホタテのジェノベーゼ。
バジルの香りとホタテの甘み、ムール貝の旨味が良い感じで調和。
この量が適量ナノは理解しているけれど、もっとたくさん食べたくなります。

【鰆のポワレ、シャンパーニュソース】
フワッとした食感の鰆は、口の中で心地よく解けて、その旨味の花を咲かせます。
いくらと赤蕪と一緒に食べると、さらなる旨味の深みにハマってしまうかも。

肉料理のメインは、【ラムのコンフィ】。
低温調理でじっくりと旨味を閉じ込められたラム肉は、食べてみれば想像以上に柔らかく、繊細な味わい。
赤ワインと一緒にじっくりと味わいたい逸品。

料理をしっかりと堪能したあとは、デザートとコーヒーでクールダウン。
コーヒー…もう少し飲みたい人は、甘口のワインを頂いても良いかも。

気軽にしっかりと本格的な味わいを。
来る度に惹かれるものがある店。
オススメします！

街なかにある隠れ家フレンチイタリアンなこちらのお店。
初めて行ったときに、素材の良いところをググッと引き出した料理法に感動したのが忘れられない。

緊急事態宣言中は、お酒の提供が不可だったので、ランチタイムにお邪魔させていただいたほど。

そして、めでたく緊急事態宣言も解除されて、久しぶりにディナータイムにお邪魔させていただきました。

今回は、吉野産の猪肉と鹿肉をいただくことが出来るのだとか。
楽しみです。

先ずはアミューズに３種類、【ケイジャン風チキンナゲット・ジャンボペルシェ・鴨と中華粥　豆鼓のソース】
見た目の綺麗さに目を奪われる。
しばらくじっと見つめてしまいました！
真ん中の「チキンナゲット」と名付けられた料理、パクっと一口でいただくと本当にチキンナゲットの味わいが広がります。その後、ケイジャンの旨みがそれを覆う。
技ありです。

２品目は鯖づくし。
【鯖と鳴門金時のテリーヌ・鯖のマリネと根セロリのピュレ】
この鯖は、リンゴ酢で作ったもの。
爽やかな酸味が鯖の旨味を引き立たせます。
鳴門金時と鯖の組み合わせも面白い。

【吉野産仔猪のブータンブランと鳶色舞茸のコンソメ仕立て】
舞茸の香りと味わいがコンソメの旨みを引き立てる。
コンソメの旨みがもの凄いです！
是非前半は、柑橘を絞らずに純粋にコンソメの旨みを楽しんで。
そして後半、ほんの少し柑橘を絞ると、ぐっと味わいが変化します。
それもまた楽しい。

【シャラン鴨の自家製サルシッチャと焼き葱のキタッラ】
キタッラとは断面が四角いロングパスタ。
平打のような食感を持ちながら、スパゲッティのようなソースの絡み方をもする。
すするというよりも、パスタを噛み締めて味わいを楽しむ感じ。
サルシッチャを一緒に味わうと、このパスタが食事パスタであると同時にワインのお供としてもかなり優れていることがわかります。

【アルプスサーモンのポワレ　塩レモンのベアルネーズ】
アルプスサーモン…海のない県長野で収穫されるサーモン。
私たちがよく食べるサーモンよりも、脂がきめ細かく繊細なイメージ。
サーモン独特の臭みもなく、様々なソースとよく合うと思います。
少ししっかりした白ワインと合わせてみても面白いかも。

【吉野産　鹿肉のロティ　ソース・グランブヌール】
癖がない旨みの吉野産鹿肉に、ベリーとペッパー、栗のソースを合わせる。
散りばめられたレンコンもいいアクセントになって食べ飽きない。
ピノ・ノワールの赤ワインと合わせると幸せという言葉しか出てこないかも。

デザートも個性的なものが２品。
【栗のクロケットとラム酒のババロア　栗と蜂蜜のチュイル】
栗のクロケット…いわゆるコロッケのデザート。
アイスクリームとチョコレートだけではなく、こういうのが食べられるのが嬉しい。

【焼き茄子のジェラートとチョコレートのテリーヌ】
とはいえ、アイスクリームとチョコレートも食べたい気持ちになっているのは否めない。
そんな希望を叶えてくれるように出てきた２品目のデザート。
それにしても、秋茄子ってジェラートにもなるのですね。
なかなか技アリの逸品です。


通常営業に戻った、堺筋本町の隠れ家『A LA CIVETTE』。
やっぱりワインと一緒に味わうのが最高です。
食欲の秋、美味しい素材が満タンの秋。
是非味わいに行ってくださいね！

オフィス街の中の一軒家レストラン。
堺筋本町にある「A LA CIVETTE」が思い切ったリニューアルをしたようだ。

これまで、アラカルトを中心で提供していたのを、ランチ・ディナーともにコース料理を中心のスタイルにリニューアルしたのだとか。

「コース料理だと、予約して接待とか、ちょっと特別な日にしか…」

そう思っていたのですが、意外とそんなこともなく、ランチタイムに男性おひとりさまがフラッと立ち寄る姿も少なくないのだとか…。
実際に、そんなお客さんの姿を見かけたのです、お邪魔させていただいた時に。

そんな魅力的なランチコースの内容とは…

メニューは、ランチコースA（3,850円）、ランチコースB（5,500円）、ランチコースC（7,700円）の３つから選ぶことが出来るようです。
その中から、比較的気軽に味わえる『ランチコースA』をお願いしました。

【自家製シャルキュトリーとデリカッセンの前菜盛合せ】
以前お邪魔させていただいたときにも、「めっちゃ美味しい！」って思ったシャルキュトリー。
その味わいは健在です。
ランチタイムとは言えど、ワインが飲みたくなります……
が、ノンアルコールワインでしばしの我慢。

ホワイトロースハム、猪カンパーニュ、若鶏バロティーヌ。
それぞれの味わいをしっかりと堪能させていただきます。

【前菜】
テットドフロマージュのコトレッタ。
カツレツというよりも、コロッケのような感じ。
でも、中にはタップリの豚肉が入っていて、存分に旨味を楽しむことが出来ます。

【パスタ】
海老と揚げ茄子のトラパネーゼ。
生パスタはモッチモチの食感で、かなり美味しい。
海老とバジル、茄子とトマトの相性がたまらない。

【メイン】
備前黒牛赤身肉のロースト　カフェ・ド・パリ風　。
肉の旨味が凝縮した赤身が美味しい。
ランプ肉と言えば、どうしても固くなりがちだと思いますが、柔らかく仕上げられています。
自家製のフォカッチャと一緒にいただけば、さらに幸せな気持ちになれますよ！

サクッとした食感が心地よいデザート。
最後まで手抜きなしの美味しさでした。

サクッと寄って楽しむもよし、
取引先とのランチでも、強い味方になってくれると思います。
街なかの一軒家レストランで、ちょっといい感じのランチ。
知っておいて損はないと思います。

雰囲気は高級で、料理は美味しくリーズナブル。
ここは、そんな感じのレストランでした。

店内は2層で、グループやカップルはもちろん、
ゆったりとしたカウンター席もあるので、おひとりさまで楽しむにも違和感ないと思います。
席に座り、まずは飲み物のメニューを確認してみると・・・。
グラスワインの種類がすごく多い。
価格も手頃なので、いろんなワインを楽しむことができそうですよ。


そんなワインと一緒に楽しみたいのが、スペシャルなサラダ。
サラダっていうよりも、シャルキュトリーの盛り合わせみたいな感じですね。
これは、シャルキュトリーとポーチドエッグのサラダ・リヨネーズ。

肉がたっぷり入っていて、これだけでワインが2杯は飲めてしまうかも^^;
中には、豚タン、砂ずりコンフィ、自家製ベーコンがたっぷりなのです。
これが、たったの900円って言うからやめられない。

他にも、いろんな料理があってどれもリーズナブル。
メニューはこんな感じですよ。

いろいろあって迷います。
これは、とても1回で網羅するのは無理だなぁ・・・。
そんな訳で、気になる料理をお願いします。

これは、イタリア産ポルチーニ茸のラグー　
自家製麺手打ちタリアテッレ秋トリュフの香り

秋トリュフ・・・あれ、トリュフはどこに？

「お待たせしました、トリュフをかけていきますね」

そう言って、たっぷりとかけてくださいます。

凄くいい香り。
ここまでしっかりとトリュフの香りがしてきて、思わずニンマリ(^^)
もちろん、一緒にフォカッチャもいただきます。

フォカッチャ、ソースに絡めて食べるのも美味しいんですよね。

魚料理のメインは、オマール海老を。

これは、オマール海老のロティ　スパイス風味のアメリケーヌソースです。
このアメリケーヌソースがかなり美味しい。
できれば一人で全部食べてしまいたいけれど、そんなことしたら・・・
（はい、友達を減らすことになってしまいますね^^;）


そして、肉料理のメインは、ジビエ。

奈良県産の仔猪のロースト　サルサヴェルデをいただきます。
横に添えてあるのは、サツマイモのドフィノアグラタン といって、
さつまいもを薄切りにしたものを何層にも重ね、グラタンにしたものだそうです。

猪でも、仔猪の柔らかさは格別。
ジビエなので、いつでもあるとは限らないと思いますが、ぜひ食べていただきたいです。

そして、デザートにいただいたのは、
ジュレ オ カフェ～コーヒージュレとエスプレッソパルフェ～。
コーヒーゼリーなのですが、美味さと香りが格別。
いろんな工夫、されてますよ。

すべての料理を食べ合わったあとも、
次回は何を食べようかとまたメニューを見てしまいます。
とはいえ、このメニューに今度も出会えるかは運次第。
そのときにある、極上の素材で組んでいくのだとか。

まさに、一期一会の極上グルメ。

次に来たときには何が食べられるのか・・・
そんなワクワク感を抱えながら、ぜひまたお邪魔させていただきたいと思います。