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店名 |
華園(かえん)
|
---|---|
ジャンル | 中華料理、ラーメン、居酒屋 |
予約・ お問い合わせ |
0256-35-0197 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
東三条駅より徒歩5分 東三条駅から361m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
なし |
席数 |
35席 |
---|---|
個室 |
無 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 道路を隔てて向かいのドラッグコダマの駐車場に専用の駐車スペースあり |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、カクテルあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 全面的に可能 |
ドレスコード | 超カジュアル |
公式アカウント | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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初秋のある日、三条燕インターを降りた途端に大粒の雨がばらばらと落ち、埃臭いアスファルトをまだらに染める。
駐車場に入った黒鼬は、眼球の動きだけで物陰に敵の気配がないことを確認してから、小走りに「華園」を目指す。続いて相棒の白鼬も店へ滑り込んだ。
黒鼬は濡れた黒髪を「第四銀行」のネーム入りタオルで鬱陶しそうに拭いながら
「あたい、カレーラーメンと生ビールと餃子。コイツには姉妹ラーメンを頂戴な。」
白鼬はふん、と鼻から息をもらし、呆れたように
「アンタ、運転だけさせて自分はビールとはいい身分じゃないか」
黒鼬は、生ビールを一気に飲み干し、お通しとは思えない量のチンジャオロースをつつきながら
「うるせえ、こんなトコロまで来て収穫なしじゃ、酒も飲みたくなるってもんだわよ。 おっちゃん、ハイボール頂戴! 」
黒鼬と白鼬は、破壊工作員のコードネーム「もとなぢ」こと毒島ビンボーが、新潟県沿岸部に潜伏しているという情報をつかみ、半島某国の目を警戒しながら海岸線300キロをしらみつぶしに走破し、結局なんの手がかりも得られずにサイタマ某所へ戻ろうとしていたところだった。
地獄のように冷えた、氷だらけのトリスハイボールを呷りながらカレーラーメンを啜る黒鼬。当地の名物だというカレーラーメンは、「カレーとラーメンを足して足しっぱなしにしたような味」で、それ以上でもそれ以下でもない。麺はフニャフニャと頼りなく、黒鼬が3日前にベッドで「役立たずめ!」と蹴り飛ばした男を思い出させた。
「だいたいカレーラーメンって何なんだよ、インドなのか中国なのかはっきりしやがれ!」
黒鼬が吐き捨てるように呟くと、実直そうな店主がびくり、と震え上がった。店の品書きには「インドカレー」の文字があった。確かに、カレー汁そのものは至って懐かしい味わいであるのだが、スパイスのどこかに本格を感じさせる部分がないわけでも、ない。
ケッ、色々とつまんないこと思い出しちまったわね、とひとりごちながら、大ぶりな餃子に齧りつく。こちらは皮がしっかりと厚く、悪くない。
いっぽう、白鼬の姉妹ラーメンはモヤシと挽肉のあんかけが載った、横浜あたりで「サンマーメン」と呼ばれるそれに近い代物であった。
なぜ姉妹なのか。白鼬と黒鼬は姉妹でも双子でもない。並び称されている理由はない。あったとしても忘れてしまった。覚えていたとしてもこの二人が黙って抱えている理由など、これからも話すつもりは、ない。
店を出ると空は明るくなっていた。雨上がりの湿気は、どこからか稲の青臭い香りを運んでくる。
帰路、キムラ屋酒店で「こしのはくせつ 無濾過 山田錦 吟醸瓶火入れ」を購入し車に乗り込もうとした瞬間、鋭敏な黒鼬の鼻が、硝煙の匂いを嗅ぎ取った。
「奴が、近くにいる。」
・・・・・・・・・・・つづく (かどうかは、分からない)