食材と調理技法は秀逸です : グラデボーレ・アルバ

妻の誕生日、年に一度（当たり前か）の我が家のイベント。
選んだお店がこちら 広陵町にあるイタリアン「グラデボーレ・
アルバ」さんです。

お店はスイーツ店「ワイスバッハ」さんの対面やや南で営業
されており、１０数年前から営業されているのではないでしょうか？

以前からイタリアンのお店があることは承知をしていたのですが、
高級店の（かってな）イメージがあり、敷居が高く思っておりました。

で、妻の誕生祝いランチということで事前予約のうえ、伺いました。
お店の北側に駐車場（１０台分位かな？）が設けられていました。
お店入口まで小さなお庭があり、素敵なアプローチになっています。

店内に入り最初に驚いたのは高い天井と広い店内、入口正面に
設えられたピザ釜。
入口から左手と右手に分けられたフロアーにテーブル席があり、
右手は段差のあるフローアになっていました。

お店の方に左手のフロアーに案内されましたが、テーブルが
５卓置かれていたでしょうか。

事前にお願いしていたコースはプランツォB(4,800円)。
内容は本日の前菜、パスタ、メインから各一品、デザート、
ドリンク（有機ナポリ豆エスプレッソ、カフェラテ、コーヒー）
というものです。

他にもランチメニューはピッツァランチ（2,500円）、プランツォ
A1,A2(各2,400円)、プランツォＣ（お二人で6,600円）、
シェフのおまかせ（6,200円）というもの。各々の内容は写真で
ご確認ください（手を抜いちゃった）

ここで、前菜等を選ぶことになるのですが、その種類の多さに
驚くことになりました。特に前菜はバラエティーに富んでおり、
メニュー表の文字が小さめだったこともあり、少し迷いました。

お願いをしたのが、前菜は私は色々食したかったので
前菜の盛り合わせ、妻は牡蠣のグリルポレンタ添え、
パスタはカルボナーラ、鱈の白子と九条ネギのパスタ、
メインは鮮魚の料理、茶美豚肩ロース長時間トマト煮込み
というもの。

待つこと暫し、前菜がやってきました。
前菜の盛り合わせは白磁のプレートに５品の前菜が並んで
いました。太いアスパラに生ハムが添えられたもの、
小振りの牡蠣グラタン、ローストしたバケットが添えられた
具だくさんスープ、etc..

王道の前菜ですが、どの品々も驚くほどの美味しさ。
しっかりとした技巧で丁寧に調理されたことが伝わってきます。
これからのお料理への期待が高まりました。

妻の食した牡蠣グラタンはポレンタ（トウモロコシを用いたもの）
の上に大振りの牡蠣グラタンが３つ載せられたもの。
メインではと思ってしまうほどボリューミーな前菜でした。

ここで、フロアーのスタッフのキャラが全開しました。
用いられている食材を説明いただけるのですが、特に
前菜の盛り合わせにあったスープの食材を口上を述べる
ように話されていたことです。

最初は用いられている食材が多くて驚いたのですが
そのうちスタッフの話口が面白くて内容が入ってこないのです。
ユニークですが誠実な説明に感心させられました。

続いてはパスタ。
カルボナーラも、今風のスッキリとした味わい、妻の食した
パスタにはソテーされたでっかい鱈の白子がトッピングされて
いました。お味も九条ネギの香りでさっぱり。

メインは豚と鮮魚です。
鮮魚？食材が何だったか失念しましたが、豚さん、魚さんの
下には炒められたチコリーが惹かれえていました。
普段あまり食したことがない食材でもあり、新鮮な思いで
いただくことができました。

その間パンとオリーブオイルも供され、各お料理のソースも
余すことなくいただきました。

正直見た目はそれ程ゴージャスな感じではないのですが、
素材の良さ、調理技法は本当に素晴らしいと感じました。

最後にいただいたデザートも手が加えられたイチゴとバニラ。
新鮮なイチゴの甘みも感じることができ、バニラアイスも
自家製であることがわかる美味しさ。

本当にレベルの高いお料理をいただくことができました。

一つ要望があるとすれば少し寒かったかな～。
伺ったのは２月下旬だったのですが、天井が高く広い店内
であることから暖房があまり効いていなかったように思います。

レベルの高いお料理をいただき、他の前菜、パスタ、メイン
も食してみたくなりましたね。

ご馳走様でした～。