四季亭さんの朝ごはん : 四季亭

（コメント欄クローズ中nおレビューです）

四季亭さんでは、朝ごはんも、お部屋で。
（一般客室のかたは、お食事どころで、だそうです）

朝食は、落ち着いた色彩の、やや質素な内容です。
奈良ならではの茶粥、吉野の素麺もお出しされているのが
土地柄をかんじます。

1番印象的だったのは、茶粥、でした。

1泊2名で9万円ほどするお宿なので、
朝食、もう少しゴージャスでもいいかなっていうのが正直な感想。

<コメント欄クローズ中のレビューです>

奈良公園の一の鳥居横にあるお宿、四季亭さん。
最後に発行された赤い御本でもお星さまをとられていたり
一休.comでも一休plusの宿になっていたりと、プレミアム感あふれる宿に思える一方、
内容についてはあまり知られていない気がします。

（HP,食べログ、Tripadvisor,個人ブログなどみてみても、そんなによくはわからない）

今回、ちょっとしたお祝い事があって、奈良方面で・・となったときに
いろいろ悩んだ挙句、こちらにお邪魔することになりました。

決め手は、
①お部屋食OKのプランがあること、
②設備がしっかりしていること、　　　　　の2点。

泊まってみての感想は・・
・大人の宿
・滋味深いお料理
・丁寧な接客を心掛けていることがひしひしと伝わる　　　お宿でした。

詳細は、長くなりますので、後ろのほうにまとめておきます。
実際に宿泊をご検討されている方はどうぞご覧ください。


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全体の満足度　　　★★★★☆
のんびり度　　　　★★★★★
夕食満足度　　　　★★★☆☆
朝食満足度　　　　★★★☆☆
アメニティ満足度　★★★★☆
お部屋満足度　　　★★★★★
接客満足度　　　　★★★★★
お風呂満足度　　　★★★★☆
再訪度　　　　　　★★★☆☆

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夕食のお献立

◆先付　・・赤膚焼花菱小・・
　　南京豆腐　クコの実

◆前菜　・・赤膚焼東大寺平瓦・・
　　寒椿、生湯葉、いか印籠焼き　博多チーズ
　　人参家主貞良　サンマ寿司　市田柿白扇揚げ

◆煮物椀・・輪島下り藤・・　
　　カニみそ豆腐、大和真菜　粟麩　清水仕立て

◆おつくり　・・赤膚焼高台小・・　
　　寒ブリ、トロ、タイ

◆お凌ぎ　・・赤膚焼平茶碗・・
　　春日うどんの初雪おろし

◆口替　・・赤膚焼き濃茶筒・・
　　招福餅　海老芋饅頭、エビ、黒豆、木の芽、あられ

◆預け鉢　・・赤膚焼き鉄鉢・・
　　風呂吹き大根　あんきも（ぶりに差し替え）、赤こんにゃく

◆台のもの　・・赤膚焼菊皿・・
　　大和牛照り焼き

◆止め椀　・・赤膚焼若草山・・
　　タラ白子湯引き

◆食事

◆デザート　　メロン、他フルーツ


◆冷酒　1合　　800円　＋サービス
◆ビール　×１　800円　＋サービス
◆ワインG×１　　800円　＋サービス

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宿泊をご検討されている方へ

◆ロケーション◆　近鉄奈良駅から歩いて15分くらいです。
　　　　　　　　　奈良公園一の鳥居のすぐ横。
　　　　　　　　　お散歩が楽しいエリアなので、お天気さえ許せば、徒歩でのアクセスがおすすめ。
　　　　　　　　　※送迎はありません

◆チェックイン前に‥◆　フロント横のお茶室で、お抹茶を立ててくださいます。
　　　　　　　　　　　　立礼式ですし、かしこまった感じではないので、作法に不安なかたでも
　　　　　　　　　　　　問題はありません。ただ、茶道になじみがないお子さんなどをお連れだと
　　　　　　　　　　　　居心地悪く感じるかもしれません。
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　お茶は一保堂さんの、お菓子は奈良のとらやさんのもの、でした。
　　　　　　　　　　　　
　
◆チェックイン◆　　お部屋にて。担当の仲居さんが行ってくださいます。

◆ラウンジ◆　　湯上りのビール（ウーロン茶、ジュール）を提供してくれます。
　　　　　　　　場所は、お食事のレストランなのですが、ラウンジとしても使用されています。　　　　　　　　　　　　　　

◆お部屋◆　　大きく分けて2タイプ。①一般客室、②特別室、です。
　　　　　　　今回は特別室を利用。どちらの特別室がよい、というような選択はできずお宿お任せになります。

　　　　　　　特別室ですと、お部屋のお風呂はすべてヒノキぶろ、になります。
　　　　　　　・お風呂のブラインドにカビが多かったので、改善していただきたい。
　　　　　　　・エアコンつけても、お部屋が広いので、寒いです。　　
　　　　　　　・ドライヤが壁掛けタイプで、パワーが弱めです。
　　　　　　　・化粧品系アメニティーのクオリティがいまひとつにおもいました。
　　　　　　　　　（化粧水と乳液は備え付けあり。へちま系）
　　　　　　　
　
◆お食事処◆　　一般客室→夕食・朝食ともにレストラン
　　　　　　　　特別室→　夕食・朝食ともにお部屋。　

　　　　　　　以前は一般客室でもお食事はお部屋食だったようですが、今は特別室のみがお部屋食対応です。　　　

◆夕食◆　　5時半、6時、6時半、7時、の４つから、開始時間を選べました。

　　　　　　内容ですが、ちょっと変わったお料理が多いです。
　　　　　　一番特徴的なのは、器。
　　　　　　奈良の焼き物・赤膚焼きを多用していて、「大和路会席」という名前の通り、
　　　　　　奈良愛がつたわってくるチョイス＋メニュー構成です。

　　　　　　お料理も器も派手さはなく、じわっと響いてくる感じ。
　　　　　　華やかなお料理が好みの方には、物足りなく感じると思います。
　　　　　　ボリュームは思った以上にあって、最後のほうはちょっと多いな・・と思うくらいでした。
　　　　　　（ちなみに、よく食べる連れでも、今回完食は結構大変だったようです）

　　　　　　ただ、構成上、もう少し工夫があれば・・と思った部分がありました。
　　　　　　例えば、ぜんざい。全部で7つのお料理が東大寺の瓦をもした器にもりつけられていましたが
　　　　　　7つのうち３つがとても甘いお料理。すこし割合的にどうかな・・・。

　　　　　　それと、全体のお料理が、皿数でいうと10品（デザートを除いて）なのですが
　　　　　　3品が汁物だったので、それだけでおなかが膨らんでしまいました。

　　　　　　ちなみに今回特に印象的だったのは
　　　　　　①おつくりのなかの「タイ」（クオリティが高い）
　　　　　　②招福餅（茶壷様の器に海老芋饅頭がスープとともに入っている）
　　　　　　⓷大和牛の照り焼き（レアに仕上げてあるのですが、ソフトで食感と風味がよい）


◆お飲み物◆　日本酒で1合円800円位～。
　　　　　　　良心的な価格付けだと思います。
　　　　　　　
　　　　　　　この日は①貴仙寿　800円、②ビール　800円、⓷赤グラスワイン　800円
　　　　　　　④日本酒四季亭1200円をいただきました。


◆朝食◆　夕食に比べて、かなり質素に思いました。
　　　　　1泊9万円近いお宿ですと、朝食がもう少し豪華だといいなと思います。
　　　　　ちなみに、お酒が飲みたくなる朝食ではありませんでした。
　　　　　
◆接客◆　とてもよいと思います。
　
◆おふろ◆　温泉ではありませんが、大浴場があります。
　　　　　　タオルの備え付けもありますので、お部屋から持っていく必要はありません。
　　　　　　お部屋のお風呂ではシャンプー類は資生堂のものでしたが、
　　　　　　大浴場ではMIKIMOTOのものでした。
　　　　　　露天風呂はありません。


◆その他◆　・ｗｉ－ｆｉはちゃんとつながりました。
　　　　　　・周囲にはコンビニなどはありません。
　　　　　　・浴衣と、浴衣生地の作務衣があります。
　　　　　　・お部屋に金庫がないですし、大浴場に鍵付きのロッカーもないので、貴重品は帳場に預けることに。
　　　　　　　　　ちょっと不便だとおもいます。
　　　　　　・お部屋・大浴場のお風呂の出入り口にタオル地のバスマットがありません。