らーめん砦 万津店 : らーめん砦 万津店

「井手ちゃんぽん本店」を出て、更に西へと向かう。
以前、佐世保に行った時に営業時間を過ぎて食べれなかった「らーめん砦」へ。
食べれずにずっと心残りになっていたお店。(^^

場所は、国道384号線が佐世保川に突き当たるちょっと手前の右側で、「佐世保朝市」の向かい側。
お店は、住居兼用と思われる2階建ての建物の1階。
オレンジのテントに「貝白湯専門店」と書かれた姿は前回来た時と変わらない。

開店30分前に着いて、駐車場は無いだろうなぁ、とコインパーキングを探して駐め、お店前まで行くと2人並んでいた。
名簿に書いて待つ事に。
幸い雨は止んでいたので助かった。

人気のお店なのに、案外と並んでいないなぁと思っていたら、散歩中らしきアベックの外国人が舗道を歩いて来る。
私が住んでいる町では滅多に見掛けないので、おぉ、流石に基地の街やなぁ、と思ったら、ごく自然に名簿に名前を書いていた。(^^
えっ？ラーメン食べるんだ？(^^
その後も、これも外国人の青年が一直線にやって来て、こちらも迷う事なく名前を書く。(^^
どちらも慣れた感じで、何度も来た事があるのだろう。
更に、黒の上下の制服と海兵隊員の様な白黒の帽子を被るキリッとした女子高生らしき5人組もやって来た。(^^
でも、近所に住んでいるらしい、人慣れした一匹の野良猫が足元にじゃれつくと、「可愛いぃ！」と叫ぶ声は、やはり普通の女子高生。(^^;
この自衛隊ぽい制服やセーラー服を着た学生さん(男女とも)は、市内のあちこちで見掛けたが、佐世保では多い制服なのかな？

名簿順なので列を作る事はなく、皆さんそれぞれ思い思いの場所で待機。

開店時間の11時30分キッカリにお店の人が出てきて暖簾が掛けられる。
結局15人程並んだ事に。

名前を呼ばれて、店内へ。

入って正面奥が厨房で、その前と左壁側にカウンター。右に4人掛けテーブルが１つ。
男性2人と女性1人で営業。
奥のカウンターの角に着席すると、先程のアベックさんも一緒に並んで座る。(^^
メニューは卓上と左側の壁に。
色々と創作的なメニューも多いけど、初めてなのでスタンダードとされていた「砦」850円をオーダー。
隣のアベックさんが見ていたメニューをチラッと見たら、なんと英語表記のメニューだった！
外国のお客さん用にとちゃんと用意されているとは・・流石基地の町。 (^^

店内の雰囲気は以前食べた早岐の「MARU龍」と似ている気がする。

3分くらいで「砦」らーめんの到着。
どんぶりは、手作りされた物なのかちょっと特殊な形だけど、大きさとしては少し小さめ。
具は、貝の身・ベーコン・ねぎ・カイワレ・焦しネギ。
スープは、牛乳を少し薄めた様な白っぽい物で、透明感は無いけど濁り等は見られず、割とサラッとした様に見える。

一口啜ってみると、看板通りの貝の香り。
ガンガン前に出る様な押しは無く、ふんわりと包み込まれるように響く。
全体に柔らかな味付けで、貝以外は突出するものは無く、裏でサポートに徹している感じ。
その分抑揚は穏やかで、もう少し塩っ気や胡椒が効いていても良い気がした。
貝の旨み自体は良く出ているけど、考えて見れば私自身それほど貝は好んで食べない。(^^;
勿論嫌いと言う事は無いけど・・。
なので、旨いスープの筈なのに個人的にはグッと来る物は少なめに感じてしまった。(^^;
麺は、細麺のやや縮れの入った物。
口当たりは"つ"。表面から中心まで高めの圧を持った物で、クツっとした歯切れ。
麺自体の味は良かったけど、スープとの相性を考えるともう少し柔めでも良かったかな。
逆に、この麺だともう少し濃度と粘度があるスープが合ったかもしれない。
貝はホタテともう一つ別の種類のも入っていた。
貝自体の味は良くて、歯応えも良かったけど、貝で取られたスープだとしても、敢えて貝を入れなくても良いかなぁ、と言った気もする。
薄いピンク色に塗られたキャンバスの上に桜の花を描いた絵の様に、綺麗なのだがパッと見のインパクトが弱いような印象。
微妙な色合いの変化を楽しむ、と言うのも有りかもしれないけど、折角の旨いスープの印象が薄れてしまう気がする。
思い切って貝を外して、他の具材にした方が良いのじゃと感じた。
焦しネギやカイワレも同様で、あまり味には貢献(スープを引き立てる)していないように感じる。

じゃぁ何が良いの？と聞かれたら・・・う〜ん・・良く判らない。(^^;
一緒に入っていたベーコンは旨かったし、スープとも良く馴染んでいて味の変化をつけてくれていたので、これだけでも良いかなぁ。
それの方が、よりスープが引き立つ様な気がする。
ま、個人的な好みを言っているので、全却下されるだろうけど。(^^;;

隣に座っていたアベックさん、麺はどうやって食べるのだろう？と見ていたら(ちら見です)、レンゲに一旦麺を乗せていたので、おっ？そのまま食べるのかな？と思ったら、ちゃんとそこから啜っていた。(^^
まぁ、あまり音を立てない大人しい啜り方だったけど。(^^
私は、何も考えずにズズッ、ズズズ、ズズーっと啜っていたのだが、もう少し遠慮して啜った方が良かったかな、と後から反省。(^^;


調べてみたら、前回佐世保に来たのは8年半前だった。(^^;
あれからもうそんなに経つのか・・・と(遠い目)。
そんなに永くこのお店の事を忘れずにいたのか、と、ちょっと自分に関心した。(^^

次に佐世保に来るのは何時になるか判らないけど、来たら又寄ってみよう。(^^


(以下はおまけ。特にオチは有りません、日記です。(^^; )

「井手ちゃんぽん本店」を出て西に向かうものの、雨はずっと降り続いている。
その為、普段より暗くなるのが早い。
そのまま佐世保まで行っても良かったけど、何十年ぶりかで通る道・夜・雨、しかもメガネを持って来ていなかった・・。
昼間だと問題無いけど、流石にこの条件でメガネ無しは厳しいかな。
雨も次第に強くなってきたし、急いで行った所でお店が開いている筈も無いので、途中の「道の駅山内」で一泊。
ここも小さな道の駅だったけど、寝るだけなので問題なし。(^^

で、翌朝。
雨は小降りになっていたけど、降り続いている。
じっとしていても仕方がないので、まだ暗いけど出発する事に。
でも、このまま佐世保まで行っても、当然お店は開いていないからどこかで時間潰しをと考えて、途中で曲がって西海橋へと行ってみる。
急潮と渦潮で知られる針尾の瀬戸に掛かる橋で、昔何度も釣りに行った場所。

少しずつ空は白み始めて来たけど、厚い雲には切れ目が見えない。
その内に雨は小粒から霧雨に変わってきた。
走行には支障ないけど、周りの景色が良く見えない。(^^;

で、1時間弱程掛けてゆっくりとやって来て到着。
夜は明けて明るくなっていたので、久しぶりにあの海が見れるかと走りながら橋の上からチラ見すると、まるで雲海の様になっていてその下の海が見えない。(^^;
風でもあれば霧は晴れてくるかもしれないけど、それもないし・・う〜ん、これは・・・しばらく状況は変わりそうに無いなぁ・・。

このまま待っていても仕方がないので、それなら大島に行ってみようか・・。
日本中のあちこちに在る「大島」だが、行くのは長崎県西海市の大島。
私が若い頃には未だ橋は掛かっていなかったので、行ってみたいと思っていたものの行った事が無かった島だけど、今は橋が掛かっているようなので、折角ここまで来たのだからと行ってみる事に。

本土と寺島を結ぶ「大島大橋」、寺島と大島を結ぶ「寺島大橋」を通って(この橋の名前、逆にした方が良いのじゃ・・)大島へとやって来たのだけど、やはりここも霧に覆われて海が良く見えない。(^^;
それならと、更に西に向かって崎戸島の北緯33度線展望台に向かってみるが、どこまで行っても霧は晴れそうにない。
長崎県全体が雲に覆われているイメージが浮かんで来る。
多分、展望台に行っても何も見えないだろうなぁ・・・。
なので、諦めて途中で引き返した。(^^;

西海橋まで戻って、横の公園で暫く休憩していたが、それでもまだ時間が余っている。(^^;
視界が良ければあちこち観てまわるのだけど、それも出来ない状況。(^^
全くタイミングの悪い時に来たもんだ。(^^

しょうがないので、時間潰しに道の駅でも行ってみるか。
なんか、あちこちの道の駅に行っている気がするけど・・。(^^;
一旦佐世保市内を通り過ぎて国道204号線を北上し、途中で左折して(曲がり損ねてずっと先に行ってからUターンして戻ってきた　(^^;)行った所が「させぼっくす99」といった変わった名前の道の駅。
場所は、西九州自動車道路の相浦中里ICのすぐ横。
お店はすでに営業されていて、レモンステーキ・自衛隊カレー・あごだしちゃんぽん・海軍ソフトなど色々と気になるメニューが目につくけど、次が有るのでグッと我慢。(^^;
結局1時間ほどそこで時間を潰して、市内に戻る。
ナビで確認していた交差点を曲がって行くと、記憶に残っていた風景が見えて来た・・。

と言う事で、冒頭に戻ります。(^^