オーソドックスでシンプルでスタンダードな油そばが良い感じ♪ : かとむら

松本市の市場方面での仕事の際のランチで利用したお店が、
「油そば麺屋かとむら　市場本店」さん
でした。
こちらは店名にもある通りの油そばの専門店になります。直営店が松本・安曇野・伊那にこの本店を含めて４店舗。ＦＣが塩尻・東京・埼玉・兵庫・台湾に５店舗あるそうです。
お店の場所は松本市の市場の所謂『総合団地』って言われるエリア内にありました。詳細は周りが企業の事務所ばかりがある所なので説明し難い場所なんですよねぇ。
お店の前に車を止めて店内に入店した時間は１１時３９分。
入店後、まずは入口から少しだけ奥の右側に設置してあったタッチパネル式の券売機での食券購入から始まります。
タッチパネル式の券売機と券売機とは反対側の壁に掲示されていたメニューが見ながら何をいただくか検討。こちらのメニューは油そば、特製油そば、油そば定食、麻辣油そば、冷やし油そば、冷やし麻辣油そばが有るようです。麺は並盛（１玉）、中盛（１．５玉）、Ｗ盛（２玉）、鬼盛（３玉）、メガ盛（５玉）が選べました。オプショントッピングは温卵、辛し高菜、もやしが有り、デフォルトの具材の解し叉焼、メンマ、ネギ、刻み海苔をオプションで盛り増しにする事も出来、その他にネギチャーシュー丼（普通・小）、ライス（普通・半）、おつまみメンマ、おつまみ叉焼も有りました。
この中からどれにするか暫し検討した結果、初来店だったので、まずは最もベーシックでシンプルな油そばにしようと思って、
「油そば　Ｗ盛　２玉」￥９８０
をチョイスです。
と言う感じにオプショントッピングの追加や標準トッピングの盛り増し何も無しにしてみました。
食券購入後、その食券をカウンターに置きつつ、そのキッチン前のＬ字型カウンター席の一つに通され着丼です。
こちらのお店の席数はキッチン前のＬ字型カウンター席１２席、四人テーブル１台、小上がりに四人座卓１台が有りました。
この時点での先客はペア客１組のみでしたが、この後に次々と多くのお客さんが訪れておられました。
で、油そばは着席後６分で着丼です。
では、届いたばかりの丼の中を俯瞰で眺めてみましょう。
デフォルトの具材は解し叉焼１盛り、メンマ１５本、刻み海苔１盛り、刻んだネギ１盛りと言ったところ。また、これらの具材の下で、麺の上には魚粉が麺の上の半分くらいに振りかけてありました。
麺は中細縮れ麺なのかな。
それと丼の底には醤油ダレと油が混ざり合った混ぜダレが少し貯まっていましたね。
じゃ、まずはこの油そばの全体を混ぜ合わせる前に麺・タレ・具材を各々個別にそのまま味わってみましょう。
まずは麺から。
少し柔らかめにクチュ～ッとしていて、麺の中心で芯１本分のクッとした微妙な硬さが感じられる噛み心地でした。
加水率はそれなりで、鹹水は少し効いている方なのかな？
この油そばの全体を混ぜ合わせる前の麺の表面はネットリとした感じで舌触りと喉越しはあまり良くなかったかな。これは全体を混ぜ合わせて混ぜダレが麺に絡むときっと変わるんでしょうねぇ。
麺の味としては塩気も甘味も小麦粉っぽさもない麺でした。
続いて具材達。
解し叉焼は見た目は鰹フレークみたいです。
甘辛い味付けは少し濃いめで、お肉の旨味はそれなりでした。
メンマは柔らかながらもコリコリした食感があります。
味付けは少しだけ濃いめで、メンマらしい良い意味での苦味は味付けが濃いめだった事もあり少し感じ難かったですね。
刻み海苔は海苔の風味がとても高くて良かったです。
刻んだネギはピリ辛さが少し高くて弱い苦味も感じられました。
魚粉は魚節らしい旨味と風味は低めな方だったと思います。
最後に混ぜダレ。
醤油な感じの中に油の感じと甘味がホンの少しだけ感じられる混ぜダレでしたね。
と言う感じに麺・タレ・具材を各々個別に味わったので、そろそろこれらを混ぜ合わせてみましょう。
カウンターに貼ってあった「油そばの美味しい食べ方」によると
【その１】
酢と辣油をそれぞれ１～２周回しかける。
【その２】
丼の底にある麺ダレと麺をよくかき混ぜて絡める。
【その３】
出来るだけ熱い内に一口いただく。
辛みが欲しい時にはどろ唐辛子を一つまみ。
味が少し濃いと思う人は酢を足す。
って感じだそうです。
それじゃ、とりあえずお酢と辣油をまずは１周ずつ回しかけてみましょう。
続いて天地返しでこの油そばの全体をよ～くかき混ぜます。混ぜ混ぜ混ぜ混ぜ混ぜ・・・。ヨシッ、これで良いかな。
うん、味付けは凄く濃いって感じではないですね。タレの甘しょっぱさも程好いし、油のしつこさも丁度良い感じです。ただ、お酢と辣油がほぼ感じられない。これではデフォルトの味付けとあまり変わっていないような気がするなぁ。
って事で、お酢と辣油をもう１周だけ足してみましょう。これでお酢と辣油は２周回しかけたって事になりますね。
うんうん、これでお酢と辣油も程好く感じられるようになりました。お酢の酸味はほぼ感じられなかったですがタレのマロヤカさは上がりましたね。辣油のピリ辛さもこれくらいが丁度良いです。この酢・辣油は２周かけるのが私的には最もバランスが良いかぁと思えました。
でも、タレとは違って具材の存在感は最初から最後まで薄かったですねぇ。麺とタレの中に一体化している感じでした。
それと「油そばの美味しい食べ方」の中に書いてあったどろ唐辛子もチョット試してみました。
カウンターに置いてあったどろ唐辛子を一つまみと言うか一匙入れてよくかき混ぜます。う～ん、一匙程度ではそんなに辛さは上がらいですねぇ。じゃ、もう一匙追加。これでやっと辛さを少し感じられるようになり、微妙な唐辛子の風味も感じられるようになりましたね。でも、正直私的にはこのどろ唐辛子は別にいらなかったかもなぁと思いました。まあ、使っても使わなくてもどちらでも良いと言える調味料でしたね。
そんな感じにこの油そばの一杯全て完食です。
この感じなら本当は麺を食べ終わった後にご飯を追い飯的に投入しても良かったかもしれないなぁと後で後悔。でも、麺をＷ盛にしていたのでお腹がふくれてそんな余裕はもう無かったんだよですよねぇ。まあ、出来れば小皿程度で良いのでご飯はデフォルトで付いていても良かったかなぁと思ったりして。